JP3445792B1 - サンダルの自動製造販売機 - Google Patents

サンダルの自動製造販売機

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JP3445792B1 JP2002299538A JP2002299538A JP3445792B1 JP 3445792 B1 JP3445792 B1 JP 3445792B1 JP 2002299538 A JP2002299538 A JP 2002299538A JP 2002299538 A JP2002299538 A JP 2002299538A JP 3445792 B1 JP3445792 B1 JP 3445792B1
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    • A43B3/102—Slippers, e.g. flip-flops or thong sandals leaving the heel of the foot bare 
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Abstract

【要約】 【目的】 海水浴場やプールなどでサンダルを必要とす
るユーザーに、ユーザーが希望するサイズ、タイプ、又
はカラーのサンダルをその場で直ちに製造し販売するこ
とができる、サンダルの自動製造販売装置を提供する。 【構成】 複数のサンダル用ソールを複数のサイズ別に
収容したソール収容部と、複数のサンダル用アッパーを
複数のサイズ別に収容したアッパー収容部と、ユーザー
が希望するソール及びアッパーのサイズを選択するため
のサイズ選択部と、ユーザーが希望するサンダルの製造
販売のための対価を入金するための対価入金部と、ユー
ザーが希望したアッパーをユーザーが希望したソールに
取り付けるための取り付け機構部と、前記取り付け機構
部により前記のアッパーがソールに取り付けられて成る
サンダルをユーザーが取り出せる取り出し口に排出する
ためのサンダル排出部と、を含み、これらが筐体に収容
されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、海辺やプールの近
くに設置して海水浴客などが気軽にその場で好みのサン
ダルを手に入れることができるサンダルの自動製造販売
機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ボーリング場においては、箱
型の自動貸靴機が設置されている。この自動貸靴機は、
例えば、ドリンクの自動販売機のような箱タイプの筐体
の中に複数のサイズ別の靴収納区画が設けられ、それら
の各靴収納区画毎にそれぞれ各サイズ別の靴を複数個収
納しておき、ユーザーが表示パネル兼用のタッチパネル
で靴のサイズを指定してコイン投入口からコインを投入
すると、その指定されたサイズの靴が収納されている靴
収納区画に対応する靴収納ドラムが選択され、その靴収
納ドラムが駆動手段により回転されて前記靴収納区画か
ら希望するサイズの靴が取り出されて靴取り出し口へ滑
り落される、というものである（例えば、特許文献
１）。
【０００３】また、従来より、ユーザーにインターネッ
ト上に公開されている履物販売者サイトにアクセスさせ
て、ユーザーが画面を見ながら靴などの履物の種類（婦
人靴、紳士靴、子供靴など）、サイズ、基本タイプ、
色、ヒール、アッパー、アクセサリー等の形態を指定し
てあたかもオーダーメードのように発注すると、販売者
がそれを受注して製造し宅配便などで配達する、という
サービスが知られている（例えば、特許文献２）。
【特許文献１】特許第２９７８１０２号公報
【特許文献２】特開２００２−６３４２８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
靴自動貸機はボーリング場などにおいて靴を貸すだけ
で、希望するユーザーにその場で直ちに希望の靴を製造
し販売するというものではない。また、前記のインター
ネット上の靴販売者サイトで靴を受注するサービスは、
単に従来のオーダーメード的な履物の発注をインターネ
ット経由で行なうようにしたというだけで、希望するユ
ーザーにその場で直ちに希望する履物を製造して販売す
るというものではない。
【０００５】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたものであって、海水浴場やプールなどの
現場でサンダルを必要とするユーザーに、ユーザーが希
望するサイズ、タイプ、又はカラーのサンダルをその場
で直ちに製造し販売することができる、サンダルの自動
製造販売装置を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような従来技術の課
題を解決するための本発明によるサンダルの自動製造販
売機は、複数のサンダル用ソールを複数のサイズ別に収
容したソール収容部と、前記ソール収容部に収容された
複数のソールの中から所定のサイズのソールを取り出す
ためのソール取り出し部と、複数のサンダル用アッパー
を複数のサイズ別に収容したアッパー収容部と、前記ア
ッパー収容部に収容された複数のアッパーの中から所定
のサイズのアッパーを取り出すためのアッパー取り出し
部と、ユーザーが希望するソール及びアッパーのサイズ
を選択するためのサイズ選択部と、ユーザーが希望する
サンダルの製造販売のための対価を入金するための対価
入金部と、前記サイズ選択部又は前記対価入金部からの
信号に基づいて、前記ソール収容部及び前記アッパー収
容部からそれぞれユーザーが選択したサイズのソール及
びアッパーを取り出すように、前記ソール取り出し部及
び前記アッパー取り出し部を制御するための制御手段
と、前記制御手段又は前記対価入金部からの信号に基づ
いて、前記の取り出されたアッパーを前記の取り出され
たソールに取り付けるための取り付け機構部と、前記取
り付け機構部により前記のアッパーがソールに取り付け
られて成るサンダルをユーザーが取り出せる取り出し口
に排出するためのサンダル排出部と、を含み、前記ソー
ル収容部、前記アッパー収容部、前記ソール取り出し
部、前記アッパー取り出し部、前記取り付け機構部、及
び前記サンダル排出部が一つの筐体に収容されて成るこ
とを特徴とするものである。
【０００７】また、本発明のサンダルの自動製造販売機
は、複数のサンダル用ソールを複数のサイズ別に収容し
たソール収容部と、前記ソール収容部に収容された複数
のソールの中から所定のサイズのソールを取り出すため
のソール取り出し部と、複数のサンダル用アッパーを複
数のサイズ別に且つ複数のタイプ別に収容したアッパー
収容部と、前記アッパー収容部に収容された複数のアッ
パーの中から所定のサイズ及びタイプのアッパーを取り
出すためのアッパー取り出し部と、ユーザーが希望する
ソールのサイズ及びアッパーのサイズ及びタイプを選択
するためのサイズタイプ選択部と、ユーザーが希望する
サンダルの製造販売のための対価を入金するための対価
入金部と、前記サイズタイプ選択部又は前記対価入金部
からの信号に基づいて、前記ソール収容部からユーザー
が選択したサイズのソールを取り出すと共に前記アッパ
ー収容部からユーザーが選択したサイズ及びタイプのア
ッパーを取り出すように、前記ソール取り出し部及び前
記アッパー取り出し部を制御するための制御手段と、前
記制御手段又は前記対価入金部からの信号に基づいて前
記の取り出されたアッパーを前記の取り出されたソール
に取り付けるための取り付け機構部と、前記取り付け機
構部により前記のアッパーがソールに取り付けられて成
るサンダルをユーザーが取り出せる取り出し口に排出す
るためのサンダル排出部と、を含み、前記ソール収容
部、前記アッパー収容部、前記ソール取り出し部、前記
アッパー取り出し部、前記取り付け機構部、及び前記サ
ンダル排出部が一つの筐体に収容されて成ることを特徴
とするものである。
【０００８】また、本発明のサンダルの自動製造販売機
は、複数のサンダル用ソールを複数のサイズ別に且つ複
数のカラー別に収容したソール収容部と、前記ソール収
容部に収容された複数のソールの中から所定のサイズ及
びカラーのソールを取り出すためのソール取り出し部
と、複数のサンダル用アッパーを複数のサイズ別に且つ
複数のカラー別に収容したアッパー収容部と、前記アッ
パー収容部に収容された複数のアッパーの中から所定の
サイズ及びカラーのアッパーを取り出すためのアッパー
取り出し部と、ユーザーが希望するソール及びアッパー
のサイズとカラーとを選択するためのサイズカラー選択
部と、ユーザーが希望するサンダルの製造販売のための
対価を入金するための対価入金部と、前記サイズカラー
選択部又は前記対価入金部からの信号に基づいて、前記
ソール収容部及び前記アッパー収容部からユーザーが選
択したサイズ及びカラーのソール及びアッパーをそれぞ
れ取り出すように、前記ソール取り出し部及び前記アッ
パー取り出し部を制御するための制御手段と、前記制御
手段又は前記対価入金部からの信号に基づいて前記の取
り出されたアッパーを前記の取り出されたソールに取り
付けるための取り付け機構部と、前記取り付け機構部に
より前記のアッパーがソールに取り付けられて成るサン
ダルをユーザーが取り出せる取り出し口に排出するため
のサンダル排出部と、を含み、前記ソール収容部、前記
アッパー収容部、前記ソール取り出し部、前記アッパー
取り出し部、前記取り付け機構部、及び前記サンダル排
出部が一つの筐体に収容されて成ることを特徴とするも
のである。
【０００９】また、本発明のサンダルの自動製造販売機
は、複数のサイズのサンダル用ソールを形成するための
帯状体を収容している帯状体収容部と、複数のサイズ別
に複数のサンダル用アッパーを収容したアッパー収容部
と、前記アッパー収容部に収容された複数のアッパーの
中から所定のサイズのアッパーを取り出すためのアッパ
ー取り出し部と、ユーザーが希望するソールのサイズを
選択するためのソールサイズ選択部と、ユーザーが希望
するアッパーのサイズを選択するためのアッパーサイズ
選択部と、ユーザーが希望するサンダルの製造販売のた
めの対価を入金するための対価入金部と、前記ソールサ
イズ選択部又は前記対価入金部からの信号に基づいて前
記帯状体収容部からの帯状体を前記ユーザーが選択した
ソールのサイズの形状に切り抜くための切り抜き部と、
前記アッパーサイズ選択部又は前記対価入金部からの信
号に基づいて、前記アッパー収容部からユーザーが選択
したサイズのアッパーを取り出すように、前記アッパー
取り出し部を制御するための制御手段と、前記切抜き
部、前記制御手段、又は前記対価入金部からの信号に基
づいて、前記アッパー収容部から取り出されたアッパー
を前記切り抜き部で切り抜かれたソールに取り付けるた
めの取り付け機構部と、前記取り付け機構部により前記
のアッパーがソールに取り付けられて成るサンダルをユ
ーザーが取り出せる取り出し口に排出するためのサンダ
ル排出部と、を含み、前記帯状体収容部、前記アッパー
収容部、前記アッパー取り出し部、前記切り抜き部、前
記取り付け機構部、及び前記サンダル排出部が一つの筐
体に収容されて成ることを特徴とするものである。
【００１０】また、本発明のサンダルの自動製造販売機
は、複数のサイズ及びタイプのサンダル用ソールを形成
するための帯状体を収容している帯状体収容部と、複数
のサンダル用アッパーを複数のサイズ別に且つ複数のタ
イプ別に収容したアッパー収容部と、前記アッパー収容
部に収容された複数のアッパーの中から所定のサイズ及
びタイプのアッパーを取り出すためのアッパー取り出し
部と、ユーザーが希望するソールのサイズ及びアッパー
のサイズ及びタイプを選択するためのサイズタイプ選択
部と、ユーザーが希望するサンダルの製造販売のための
対価を入金するための対価入金部と、前記サイズタイプ
選択部又は前記対価入金部からの信号に基づいて前記帯
状体収容部からの帯状体を前記ユーザーが選択したソー
ルのサイズの形状に切り抜くための切り抜き部と、前記
サイズタイプ選択部又は前記対価入金部からの信号に基
づいて、前記アッパー収容部からユーザーが選択したサ
イズ及びタイプのアッパーを取り出すように、前記アッ
パー取り出し部を制御するための制御手段と、前記切抜
き部、前記制御手段、又は前記対価入金部からの信号に
基づいて、前記アッパー収容部から取り出されたアッパ
ーを前記切り抜き部で切り抜かれたソールに取り付ける
ための取り付け機構部と、前記取り付け機構部により前
記のアッパーがソールに取り付けられて成るサンダルを
ユーザーが取り出せる取り出し口に排出するためのサン
ダル排出部と、を含み、前記帯状体収容部、前記アッパ
ー収容部、前記アッパー取り出し部、前記切り抜き部、
前記取り付け機構部、及び前記サンダル排出部が一つの
筐体に収容されて成ることを特徴とするものである。
【００１１】また、本発明のサンダルの自動製造販売機
においては、ユーザーが希望するソールのカラーを選択
するためのソールカラー選択部と、ユーザーが希望する
アッパーのカラーを選択するためのアッパーカラー選択
部と、前記ソールカラー選択部からの信号に基づいて、
前記ソール収容部から選択的に取り出されたソールに対
して、ユーザーが選択したカラーに着色する（例えばそ
のカラーの塗料を吹き付け又は塗布する）ためのソール
着色部と、前記アッパーカラー選択部からの信号に基づ
いて、前記アッパー収容部から選択的に取り出されたア
ッパーに対して、ユーザーが選択したカラーに着色する
（例えば、そのカラーの塗料を吹き付け又は塗布する）
ためのアッパー着色部と、を備えるのがよい。
【００１２】また、本発明においては、さらに、ユーザ
ーが希望するソールの印刷画像を選択し又は外部から取
り込むためのソール画像形成部と、前記ソール画像形成
部からの信号に基づいて、前記ソール収容部から選択的
に取り出されたソールに対して、ユーザーが選択した画
像を印刷するためのソール印刷部と、を備えるのがよ
い。
【００１３】また、本発明のサンダルの自動製造販売機
においては、ユーザーが希望するソールのカラーを選択
するためのソールカラー選択部と、ユーザーが希望する
アッパーのカラーを選択するためのアッパーカラー選択
部と、前記ソールカラー選択部からの信号に基づいて、
前記ソール収容部から選択的に取り出されたソール又は
前記切り抜き部により前記帯状体が切り抜かれて得られ
たソールに対して、ユーザーが選択したカラーに着色す
る（例えば、そのカラーの塗料を吹き付け又は塗布す
る）ためのソール着色部と、前記アッパーカラー選択部
からの信号に基づいて、前記アッパー収容部から選択的
に取り出されたアッパーに対して、ユーザーが選択した
カラーに着色する（例えば、そのカラーの塗料を吹き付
け又は塗布する）ためのアッパー着色部と、を備えるの
がよい。
【００１４】また、本発明のサンダルの自動製造販売機
においては、前記ソールとアッパーが前記取り付け機構
部で結合されて成るサンダルが前記サンダル排出部によ
り排出される前に、前記サンダルを袋や箱などの容器に
入れるための袋詰部を備えるのがよい。
【００１５】さらに、本発明のサンダルの自動製造販売
機においては、前記筐体には、ユーザーがソールのカラ
ー、アッパーのカラー、又はアッパーのタイプを選択す
るための見本となる画像を表示するための表示部が備え
られているのがよい。
【００１６】
【発明の実施の形態】（実施形態１） 図１は本実施形
態１によるサンダルの自動製造販売機の電気的構成を示
す概略ブロック図である。図１において、１は筐体の表
面に取り付けられた注文開始ボタンであってユーザーが
本実施形態１を使用して好みのサンダルを注文するとき
に最初に押すための注文開始ボタン、２はユーザーが希
望のサンダルのタイプ（アッパーのタイプ）を選択入力
するためのタイプ選択入力部、３はユーザーが希望のサ
ンダルのソールの色を選択入力するためのソールカラー
選択入力部、４はユーザーが希望のサンダルのアッパー
の色を選択入力するためのアッパーカラー選択入力部、
５はユーザーが希望のサンダルのサイズを選択入力する
ためのサイズ選択入力部、６はユーザーが希望のサンダ
ルの購入代金を入金するための対価入金部、である。
【００１７】また、図１において、７はユーザーにサン
ダルのソール又はアッパーのタイプ、色、サイズなどを
選択させるための画面やサンダルの対価を表示するため
の画面表示部、８は複数の色及びサイズ別にそれぞれ複
数のソールを収容しておくためのソール収容部（例えば
ソール収容部を複数の収納区画に分けて、色及びサイズ
別に分けられた複数のソールをそれぞれの収納区画に分
けて収納できるようにしたもの）、９は前記ソール収容
部８からユーザーが選択した色及びサイズのソールを取
り出すためのソール取り出し部（例えば前記複数の収納
区画のいずれかに移動してその中に入っている一つのソ
ールを取り出すためのピックアップ機構により構成され
る）、１０は複数の色、タイプ、及びサイズ別にそれぞ
れ複数のアッパーを収容しておくためのアッパー収容部
（例えばアッパー収容部を複数の収納区画に分けて、
色、タイプ、及びサイズ別に分けられた複数のアッパー
をそれぞれの収納区画に収納できるようにしたもの）、
１１は前記アッパー収容部１０からユーザーが選択した
色、タイプ、及びサイズのアッパーを取り出すためのア
ッパー取り出し部（例えば前記複数の収納区画のいずれ
かに移動してその中に入っている一つのアッパーを取り
出すためのピックアップ機構により構成される）、であ
る。
【００１８】また、図１において、１２は前記ソール取
り出し部９により取り出されたソールと前記アッパー取
り出し部１１により取り出されたアッパーとを互いに結
合・接合させる（例えばソールに予め形成された複数の
穴の中にアッパーの脚部（下端突部）を押し込んで固定
させる）ための取り付け機構部、１３は前記取り付け機
構部１２でソールとアッパーが結合されてサンダルが製
造された後にそのサンダルをビニール袋などの容器に封
入するための袋詰部、１４は前記袋詰部１３でビニール
袋などの容器に封入されたサンダルをユーザーが手を入
れて取り出すことができるサンダル排出口まで移動させ
るためのサンダル排出部、である。
【００１９】また、図１において、１５は、前記の注文
開始ボタン１、タイプ選択入力部２、ソールカラー選択
入力部３、アッパーカラー選択入力部４、サイズ選択入
力部５、及び対価入金部６からの入力を受けて、前記画
面表示部７に所定の画像及び文字を表示させると共に、
前記のソール取り出し部９、アッパー取り出し部１１、
取り付け機構部１２、及びサンダル排出部１４を制御す
るためのマイクロコンピュータなどで構成される制御
部、である。また、図１において破線はソール、アッパ
ー、及びサンダルの流れを示している。
【００２０】次に、図２は本実施形態１によるサンダル
自動製造販売機の外観構成を示す正面図である。本実施
形態１では、図１の各ブロック１−１５は全て、図２に
示す筐体２１に内蔵されているか又はその一部が前記筐
体２１の外表面に露出するように収容されている。
【００２１】図２において、２１は筐体、２２は前記筐
体２１の正面上方に備えられた液晶ディスプレイ、２３
は前記筐体２１の正面中央左側に備えられた注文開始ボ
タン、２４は前記筐体２１の正面中央に放射状に配置さ
れた４つのカーソルキー、２５は前記筐体２１の正面中
央（前記放射状に配置された４つのカーソルキー２４の
中央の位置）に備えられた選択キー、２６はコイン投入
口２６ａ及び紙幣投入口２６ｂより構成される対価入金
部、２７はユーザーからの注文に応じて製造されたサン
ダルが排出されるサンダル排出口（ユーザーが蓋を開け
てサンダルを取り出せるように構成されている）、であ
る。
【００２２】次に、本実施形態１の動作を図３及び図４
を参照して説明する。まず、ユーザーが図２の注文開始
ボタン１を押すと、前記制御部１５が、図３（ａ）に示
すような「ユーザーにサンダルのアッパーのタイプの選
択入力を促す画面」を前記液晶ディスプレイ２２（図２
参照）に表示させる。図３（ａ）の例では、図示左側の
横ベルト型のアッパー３１と図示右側の鼻緒型のアッパ
ー３２との２つのタイプのアッパーの画像を表示して、
ユーザーにいずれかのタイプを選択するように促してい
る。ユーザーは、前記カーソルキー２４と選択キー２５
（図２参照）を操作して、いずれかのアッパーに対応す
る画面上の選択ボタン３１ａ及び３２ｂのいずれか一方
を選択する。ここでは、ユーザーが鼻緒型のアッパー３
２に対応するボタン３２ｂを選択したと仮定して以下に
説明を続ける。
【００２３】ユーザーが図３（ａ）の画面にしたがって
鼻緒型のアッパー３２に対応するボタン３２ｂを選択し
入力したときは、前記制御部１５は、図３（ｂ）に示す
ような「ユーザーにソールの色の選択入力を促す画面」
を前記液晶ディスプレイ２２に表示させる。図３（ｂ）
の例では、図示のように、ソール及びアッパーから成る
サンダルの画像３３と、計１０種類の色にそれぞれ対応
する計１０個の選択ボタン３４とが、画面上に表示され
ている。ユーザーが前記カーソルキー２４を操作して前
記の計１０個のボタン３４のいずれかの色を反転させる
と、前記画像３３の中のソールの画像３３ａが、その反
転されたボタン３４に対応する色に着色されるようにな
っている。したがって、ユーザーは、その着色されたソ
ールの画像３３ａを見ながら、ソールについて好みの色
を選択することができる。ここでは、ユーザーがソール
の色について例えばピンクを選択したと仮定して以下に
説明を続ける。
【００２４】ユーザーが図３（ｂ）の画面にしたがって
ソールの色として例えばピンクを選択し入力したとき
は、前記制御部１５は、図３（ｃ）に示すような「ユー
ザーにアッパー（この場合は鼻緒型のアッパー）の色の
選択入力を促す画面」を前記液晶ディスプレイ２２に表
示させる。図３（ｃ）の例では、図示のように、ソール
及びアッパーから成るサンダルの画像３３と、計１０種
類の色にそれぞれ対応する計１０個の選択ボタン３５と
が、画面上に表示されている。ユーザーが前記カーソル
キー２４を操作して前記の計１０個のボタン３５のいず
れかの色を反転させると、前記画像３３の中のアッパー
の画像３３ｂが、その反転されたボタン３５に対応する
色に着色されるようになっている。したがって、ユーザ
ーは、その着色されたアッパーの画像を見ながら、アッ
パーについて好みの色を選択することができる。ここで
は、ユーザーがアッパーの色について例えば水色を選択
したと仮定して以下に説明を続ける。
【００２５】ユーザーが図３（ｃ）の画面にしたがって
アッパーの色として例えば水色を選択し入力したとき
は、前記制御部１５は、図４（ａ）に示すような「ユー
ザーにサンダルのサイズの選択入力を促す画面」を前記
液晶ディスプレイ２２に表示させる。図４（ａ）の例で
は、図示のように、ソール及びアッパーから成るサンダ
ルの画像３３と、Ｓ，Ｍ，Ｌ，ＬＬの計４種類のサイズ
にそれぞれ対応する計４個の選択ボタン３６とが、表示
されている。ユーザーは、前記カーソルキー２４及び選
択キー２５を操作して前記の計４つのサイズのいずれか
を選択する。ここでは、ユーザーが例えばＳのサイズを
選択したと仮定して以下に説明を続ける。なお、本実施
形態１では、前記のＳ，Ｍ，Ｌ，ＬＬなどサイズ表記に
代えて、例えばジュニア、レディ、メンズなどのサイズ
表記を使用するようにしてもよい。
【００２６】ユーザーが図４（ａ）の画面にしたがって
例えばＳのサイズを選択し入力したときは、前記制御部
１５は、ユーザーがそれまでに選択したアッパーのタイ
プ、ソールの色、アッパーの色、及びサイズによるサン
ダルの価格を算出し、図４（ｂ）に示すような「ユーザ
ーに前記価格を紙幣又はコインで支払うよう促す画面」
を前記液晶ディスプレイ２２に表示させる。
【００２７】次に、ユーザーが、この画面に表示された
価格に対応する紙幣又はコインを前記対価入金部２６
（図２参照）に入金すると、そのことを示す信号が前記
対価入金部２６から前記制御部１５に入力される。前記
制御部１５は、前記ソール取り出し部９及びアッパー取
り出し部１１を制御して、前記ソール収容部８及び前記
アッパー収容部９からそれぞれ前記ユーザーが選択した
色・サイズのソール及び前記ユーザーが選択したタイプ
・色・サイズのアッパーを取り出させる。この取り出す
ための機構としては、様々な機構が利用できるが、例え
ば従来の倉庫内などで利用される物品のピックアップ機
構などを利用して行なうことができる。
【００２８】次に、前記制御部１５は、前記の取り出さ
れたアッパー（ウレタン樹脂、ＥＶＡ樹脂、塩化ビニル
系樹脂、ＴＲ系（合成ラバー）樹脂などの発泡体又は非
発泡体などの素材で形成されている）を前記の取り出さ
れたソール（ウレタン樹脂、ＥＶＡ樹脂、塩化ビニル系
樹脂、ＴＲ系（合成ラバー）樹脂などの発泡体又は非発
泡体などの素材で形成されている）に取り付けるよう
に、前記取り付け機構部１２を制御する。
【００２９】前記取り付け機構部１２は、例えば、図５
に示すような鼻緒型のアッパー４１をソール４５に取り
付けるものである。図５に示すように、前記アッパー４
１は、一つの軸部４２と二つの翼部４３により構成され
ている。前記軸部４２の下端には、前記軸部４２の下端
がソール４５の穴４５ａに嵌め込まれた後の抜け止めを
防止するための突起部４２ａが一体に形成されている。
また、前記二つの翼部４３の下端には、それぞれ、前記
翼部４３の下端がソール４５の穴４５ｂに嵌め込まれた
後の抜け止めを防止するための突起部４３ａが一体に形
成されている。
【００３０】前記取り付け機構部１２は、前記アッパー
４１の前記軸部４２の下端の突起部４２ａと前記二つの
翼部４３の下端の突起部４３ａとをそれぞれソール４５
の穴４５ａと二つの穴４５ｂとに嵌め込むことにより、
前記アッパー４１を前記ソール４５に取り付けるように
している。なお、図示していないが、前記ソール４５の
裏面には、前記各下端の突起部４２ａ，４３ａを前記各
穴４５ａ，４５ｂの中に嵌め込んだとき、前記各下端の
突起部４２ａ，４３ａがソール４５の裏面から突出しな
いようにするための嵌め込み用凹部が形成されている。
【００３１】なお、図５においては、鼻緒型のアッパー
４１をソール４５に取り付ける場合について述べたが、
横ベルト型のアッパー（図３（ａ）の符号３１参照）を
ソールに取り付ける場合についても、これとほぼ同様の
動作が可能である。すなわち、図６（ａ）の例では、横
ベルト型のアッパー４６の両端にそれぞれ２つの突起部
４６ａが形成されている。これらの突起部４６ａは、図
６（ｂ）の側面図に示すように、前記アッパー４６の両
端の側面にアッパー４６と一体に形成されている突起部
である。また、これらの突起部４６ａは、アッパー４６
の符号４６ｂ（図６（ｂ））で示す部分がソール４７の
穴４７ｂに挿入された後のアッパー４６の抜け止めを防
止するためのものである。この図６の例では、前記アッ
パー４６の突起部４６ａ及び符号４６ｂ（図６（ｂ））
で示す部分をソール４７の両側部の突部４７ａに形成さ
れている二つの穴４７ｂにそれぞれ嵌め込む（図６
（ａ）の破線の矢印参照）ことにより、前記アッパー４
６を前記ソール４７に取り付けるようにしている。
【００３２】また、本実施形態１では、前記取り付け機
構部１２を他の構成とすることも可能である。例えば、
前記取り付け機構部１２を、鼻緒型のアッパー４１の各
下端の突起部４２ａ，４３ａをソール４５の穴４５ａ，
４５ｂに嵌め込む機構と、この嵌め込み後に前記ソール
４５の裏面と底用ソール５０の上面５０ａとに接着剤を
塗布して互いを接合する機構とから構成するようにして
もよい（図７参照）。この場合は、前記取り付け機構部
１２は、まず鼻緒型のアッパー４１の各下端の突起部４
２ａ，４３ａをソール４５の穴４５ａ，４５ｂに嵌め込
み、その後、前記ソール４５の裏面と底用ソール５０の
上面５０ａとに接着剤を塗布して互いを貼り合わせ接合
するようにする。そして、この状態のまま所定時間が経
過して前記接着剤が固化することにより、前記アッパー
４１の前記ソール４５及び底用ソール５０への取り付け
が終了する。
【００３３】なお、この場合は、前記ソール収容部８
は、前記ソール４５及び底用ソール５０を「一組のソー
ル」としてサイズ及び色別に分けて収容するようにして
いる。また、前記ソール取り出し部９は、ユーザーが選
択したサイズ及び色のソール４５及び底用ソール５０を
「一組のソール」として前記ソール収容部８から取り出
すようにしている。
【００３４】また、前述の図５の場合は、鼻緒型のアッ
パー４１の各下端の突起部４２ａ，４３ａが前記ソール
４５の各穴４５ａ，４５ｂに嵌め込まれるだけなので、
鼻緒型のアッパー４１の各下端の突起部４２ａ，４３ａ
が前記ソール４５の下面から露出していた。これに対し
て、図７の場合は、鼻緒型のアッパー４１の各下端の突
起部４２ａ，４３ａが前記ソール４５の各穴４５ａ，４
５ｂに嵌め込まれた後に前記底用ソール５０が前記ソー
ル４５の下面に接合されるので、鼻緒型のアッパー４１
の各下端の突起部４２ａ，４３ａが前記ソール４５の下
面から露出することが無くなる。
【００３５】（実施形態２） 次に、本発明の実施形態
２によるサンダルの自動製造販売機の構成を図８を参照
して説明する。図８において、図１と共通する部分には
同一の符号を付している。本実施形態２においては、ソ
ール収容部８には複数個のソールがサイズ別に収容され
ているだけで、色別には分けられていない。すなわち、
ソール収容部８に収容されている各ソールは全て着色さ
れる前の原料のままの色に保たれている（又は白色に着
色されている）。また、アッパー収容部１０において
も、複数個のソールがタイプ別及びサイズ別に収容され
ているだけで、色別には分けられていない。すなわち、
アッパー収容部１０に収容されている各アッパーは全て
着色される前の原料の色のままに保たれている（又は白
色に着色されている）。
【００３６】また、本実施形態２においては、前記ソー
ル取り出し部９は、前記ソール収容部８からユーザーの
希望するサイズのソールを取り出した後、制御部１５の
制御により、ソール着色部１６の方に搬送する。ソール
着色部１６は、制御部１５の制御により、前記ソール取
り出し部９からのソールを、ユーザーが選択したソール
の好みの色（図３（ｂ）参照）に着色する。すなわち、
前記ソール着色部１６は、予め図３（ｂ）に示すような
計１０種類の色の塗料を備えており、前記制御部１５か
らの信号に基づいて、前記搬送されて来たソールの上面
（又は上面及び側面）に前記ユーザーが選択して色の塗
料をスプレーなどで吹き付け塗布し、その後、ファンを
回転させて前記塗料を短時間内に乾燥させるようにす
る。
【００３７】また、本実施形態２においては、前記アッ
パー取り出し部１１は、前記アッパー収容部１０からユ
ーザーの希望するタイプ及びサイズのアッパーを取り出
した後、制御部１５の制御により、アッパー着色部１７
の方に搬送する。アッパー着色部１７は、制御部１５の
制御により、前記アッパー取り出し部１１からのアッパ
ーを、ユーザーが選択したアッパーの好みの色（図３
（ｃ）参照）に着色する。すなわち、前記アッパー着色
部１７は、予め図３（ｃ）に示すような計１０種類の色
の塗料を備えており、前記制御部１５からの信号に基づ
いて、前記搬送されて来たアッパーの全面に前記ユーザ
ーが選択して色の塗料をスプレーなどで吹き付け塗布
し、その後、ファン（図示せず）を回転させて前記塗料
を短時間内に乾燥させるようにする。
【００３８】前記ソール着色部１６で着色されたソール
と前記アッパー着色部１７で着色されたアッパーとは、
制御部１５の制御により、前記取り付け機構部１２に搬
送され、そこで組み立てられてサンダルに仕上げられ
る。以上の構成及び動作を除く本実施形態２の構成及び
動作は、実施形態１と同様であるので、説明を省略す
る。
【００３９】（実施形態３） 次に、本発明の実施形態
３を図９を参照して説明する。図９において、図１と共
通する部分には同一の符号を付している。本実施形態３
においては、前記実施形態１のソール収容部８（図１参
照）に代えて、帯状体収容部１８が備えられている。こ
の帯状体収容部１８では、ソール用の素材（例えば、ウ
レタン樹脂やＥＶＡ樹脂などの素材）から成る所定の厚
さ及び幅寸法を有する帯状体がロール状に巻かれたもの
（図１０（ａ）の符号５１参照）が、例えば１０種類の
色別に、それぞれ収容されている。
【００４０】また、本実施形態３においては、前記実施
形態１のソール取り出し部９（図１参照）に代えて、帯
状体切り抜き部１９（図９参照）が備えられている。こ
の帯状体切り抜き部１９は、前記制御部１５からの信号
に基づいて、前記帯状体収容部１８に収容されている計
１０種類の色別の帯状体の中の前記ユーザーが選択した
ソールの色（図３（ｂ）参照）と同じ色のロール状帯状
体５１の先端部分５１ａを所定長さだけ引き出して、さ
らに、前記ユーザーが選択したサイズ（図４（ａ）参
照）のソールの形状に対応する抜き型（図示せず）を選
択・使用して、前記引き出した帯状体を型抜き（切り抜
き）して、所望のサイズの形状のソール５２を得るもの
である。すなわち、前記帯状体切り抜き部１９は、予
め、Ｓ，Ｍ，Ｌ，ＬＬの計４種類のサイズのソールの形
状にそれぞれ対応した計４種類の抜き型を備えており、
前記制御部１５からの信号に基づいて、前記帯状体収容
部１８から所定長さだけ引き出した前記帯状体５１の先
端部分５１ａを、前記ユーザーが選択したサイズのソー
ルの形状に対応した抜き型により型抜きする（切り抜
く）ものである。
【００４１】次に、この帯状体切り抜き部１９によるサ
ンダルの製造工程の一例を図１０を参照して具体的に説
明する。まず、図１０（ａ）に示すように、帯状体５１
の先端部分５１ａにユーザーが選択したサイズのソール
の形状を示す線５１ｂを仮想的に形成（位置決め）し、
それを基準として３つの穴５１ｃを抜き型で切り抜く。
次に、図１０（ｂ）に示すように、前記３つの穴５１ｃ
に、鼻緒５２の軸部及び翼部の先端突起部（図５の符号
４２ａ，４３ａ参照）を嵌め込む（挿入する）。次に、
図１０（ｃ）に示すように、前記のソールの外形状を示
す前記仮想線５１ｂを抜き型で切り抜く（図１０（ｃ）
の切り抜き線５１ｃ参照）。これにより、アッパーがソ
ールに取り付けられたサンダル５３が形成される。
【００４２】さらに、図１０（ｃ）に示すように、前記
先端部分５１ａを、切断線５１ｄで切断して、前記サン
ダル５３を含む長方形部分だけを前記ロール状帯状体５
１から分離させる。そして、図１０（ｄ）に示すような
前記切断線５１ｄで切断された帯状体の先端部分５１ａ
（サンダル５３を含むもの）を、前記袋詰部１３（図９
参照）によりビニール袋などの容器に封入して、これを
サンダル排出部１４によりサンダル排出口２７（図２参
照）に移動させる。
【００４３】ユーザーは、図１０（ｄ）に示すような
「サンダル５３を含む帯状体の先端部分５１ａ」（袋な
どの容器に封入されている）をサンダル排出口２７から
取り出し、さらに、前記先端部分５１ａからサンダル５
３の部分だけを取り出してサンダルとして使用する（前
記先端部分５１ａの残りの部分は廃棄する）。以上の構
成及び動作を除く本実施形態３の構成及び動作は、実施
形態１と同様であるので、説明を省略する。
【００４４】なお、以上の各実施形態では、対価入金部
６としてコイン投入口２６ａ及び紙幣投入口２６ｂを例
示したが、本発明はこれに限らず、例えば、ＩＣカード
や携帯型情報端末に蓄積された電子マネー情報をサンダ
ル自動製造販売機に搭載した読み取り機で接触又は非接
触で読み取らせてサンダルの代金を入金するようにして
もよいし、携帯電話などの携帯情報端末と通信回線を使
用してユーザーの銀行口座からサンダルの代金を決済す
るようにしてもよい。
【００４５】また、本発明においては、図３（ａ）に示
す「ソールの色をユーザーに選択入力させるよう促す画
面」に代えて、「ソールの上面に印刷することを希望す
る画像（キャラクターや絵柄）をユーザーに選択入力さ
せるよう促す画面」（すなわち、液晶ディスプレイ２２
に複数の画像（キャラクターや絵柄）の候補を表示させ
て、ユーザーにどれを希望するか選択入力させるための
画面）を表示させるようにしてもよい。そして、本発明
では、図８（実施形態２）のソール着色部１６によりソ
ールに着色することに代えて、前記「ソールの上面に印
刷することを希望する画像（キャラクターや絵柄）をユ
ーザーに選択入力させるよう促す画面」でユーザーが選
択入力した画像（キャラクターや絵柄）を印刷するため
の印刷機によりソールの上面に前記画像を印刷するよう
にしてもよい。また、本発明では、さらに、ユーザーが
自分や友人の顔画像などの任意の画像をサンダルの自動
製造販売機に読み込ませて、この読み込んだ画像を前記
印刷機によりソール上面に印刷させて、ユーザーがオリ
ジナルのサンダルを製造できるようにしてもよい。
【００４６】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のサンダ
ルの自動製造販売機によれば、ユーザーが希望するサイ
ズ、タイプ又は色のアッパーを、ユーザーが希望するサ
イズ又は色のソールに取り付けるようにして、ユーザー
が希望するサンダルをその場で直ちにユーザーに提供で
きるようになる。すなわち、本発明では、海水浴場やプ
ールなどでサンダルを必要とするユーザーに、ユーザー
が希望するサイズ、タイプ、又はカラーのサンダルをそ
の場で直ちに製造し販売することができるようになる。
【００４７】また、本発明において、ユーザーからの入
金により直ちに、サンダル自動製造販売機の内部でソー
ル又はアッパーをユーザーが希望する色に着色するよう
にすれば、ソール又はアッパーを複数の色別にそれぞれ
複数個ずつ保管する必要が無くなるため、ソール又はア
ッパーのサンダル自動製造販売機の内部に保管する在庫
量を少なくすることができ、サンダルの製造販売コスト
を低減できるようになる。
【００４８】また、本発明において、ユーザーが選択し
た画像（キャラクターや絵柄）又はユーザーがサンダル
自動製造販売機に読み取らせた独自の画像（キャラクタ
ーや絵柄）をユーザーが選択したサイズのソールに印刷
するようにすれば、ソールを複数のキャラクター又は絵
柄別にそれぞれ複数個ずつ保管する必要が無くなるた
め、ソールのサンダル自動製造販売機の内部に保管する
在庫量を少なくすることができ、サンダルの製造販売コ
ストを低減できるようにすることができる。また、特
に、ユーザーがサンダル自動製造販売機に読み取らせた
独自の画像（キャラクターや絵柄や写真など）をソール
に印刷するときは、ユーザーは自分のオリジナルのサン
ダルを製造して取得することができるようになる。
【００４９】また、本発明において、ソールを切り抜く
素材となる帯状体をサンダル自動製造販売機の内部に収
容しておき、ユーザーからの入金により直ちにサンダル
自動製造販売機の内部で前記帯状体をユーザーが希望す
るサイズの形状のソールに切り抜くようにすれば、多数
のソールをサンダル自動製造販売機の内部に保管する必
要がなくなるので、ソールのサンダル自動製造販売機の
内部に保管する在庫量を少なくすることができ、サンダ
ルの製造販売コストを低減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施形態１によるサンダルの自動製
造販売機の構成を示す概略ブロック図。
【図２】 本実施形態１の外観図。
【図３】 本実施形態１の動作を説明するための図。
【図４】 本実施形態１の動作を説明するための図。
【図５】 本実施形態１の動作の一例を説明するための
図。
【図６】 本実施形態１の動作の他の例を説明するため
の図。
【図７】 本実施形態１の動作のさらに他の例を説明す
るための図。
【図８】 本発明の実施形態２によるサンダルの自動製
造販売機の構成を示す概略ブロック図。
【図９】 本発明の実施形態３によるサンダルの自動製
造販売機の構成を示す概略ブロック図。
【図１０】 本発明の実施形態３の動作を説明するため
の図。
【符号の説明】
１ 注文開始ボタン ２ タイプ選択入力部 ３ ソールカラー選択入力部 ４ アッパーカラー選択入力部 ５ サイズ選択入力部 ６ 対価入金部 ７ 画面表示部 ８ ソール収容部 ９ ソール取り出し部 １０ アッパー収容部 １１ アッパー取り出し部 １２ 取り付け機構部 １３ 袋詰め部 １４ サンダル排出部 １５ 制御部 １６ ソール着色部 １７ アッパー着色部 １８ 帯状体収容部 １９ 帯状体切り抜き部 ２１ 筐体 ２２ 液晶ディスプレイ ２４ カーソルキー ２５ 選択キー ２６ａ コイン投入口 ２６ 対価入金部 ２６ｂ 紙幣投入口 ２７ サンダル排出口 ３１，３２，４１，４６ アッパー ３１ａ，３２ｂ，３４，３５，３６ ボタン ３３，３３ａ，３３ｂ 画像 ４２ａ，４３ａ，４６ａ 下端突起部 ４２ 軸部 ４３ 翼部 ４５，４７，５２ ソール ４５ａ，４５ｂ，４７ｂ， 穴 ４６ａ 突起部 ５０ａ 上面 ５０ 底用ソール ５１ 帯状体 ５３ サンダル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G07F 9/10 G06F 17/60 310 G07F 9/00 G07F 17/40 G07F 17/00 A43B 9/00 A43B 10/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数のサンダル用ソールを複数のサイズ
    別に収容したソール収容部と、 前記ソール収容部に収容された複数のソールの中から所
    定のサイズのソールを取り出すためのソール取り出し部
    と、 複数のサンダル用アッパーを複数のサイズ別に収容した
    アッパー収容部と、 前記アッパー収容部に収容された複数のアッパーの中か
    ら所定のサイズのアッパーを取り出すためのアッパー取
    り出し部と、 ユーザーが希望するソール及びアッパーのサイズを選択
    するためのサイズ選択部と、 ユーザーが希望するサンダルの製造販売のための対価を
    入金するための対価入金部と、 前記サイズ選択部又は前記対価入金部からの信号に基づ
    いて、前記ソール収容部及び前記アッパー収容部からそ
    れぞれユーザーが選択したサイズのソール及びアッパー
    を取り出すように、前記ソール取り出し部及び前記アッ
    パー取り出し部を制御するための制御手段と、 前記制御手段又は前記対価入金部からの信号に基づい
    て、前記の取り出されたアッパーを前記の取り出された
    ソールに取り付けるための取り付け機構部と、 前記取り付け機構部により前記のアッパーがソールに取
    り付けられて成るサンダルをユーザーが取り出せる取り
    出し口に排出するためのサンダル排出部と、 を含み、前記ソール収容部、前記アッパー収容部、前記
    ソール取り出し部、前記アッパー取り出し部、前記取り
    付け機構部、及び前記サンダル排出部が一つの筐体に収
    容されて成ることを特徴とするサンダルの自動製造販売
    機。
  2. 【請求項２】 複数のサンダル用ソールを複数のサイズ
    別に収容したソール収容部と、 前記ソール収容部に収容された複数のソールの中から所
    定のサイズのソールを取り出すためのソール取り出し部
    と、 複数のサンダル用アッパーを複数のサイズ別に且つ複数
    のタイプ別に収容したアッパー収容部と、 前記アッパー収容部に収容された複数のアッパーの中か
    ら所定のサイズ及びタイプのアッパーを取り出すための
    アッパー取り出し部と、 ユーザーが希望するソールのサイズ及びアッパーのサイ
    ズ及びタイプを選択するためのサイズタイプ選択部と、 ユーザーが希望するサンダルの製造販売のための対価を
    入金するための対価入金部と、 前記サイズタイプ選択部又は前記対価入金部からの信号
    に基づいて、前記ソール収容部からユーザーが選択した
    サイズのソールを取り出すと共に前記アッパー収容部か
    らユーザーが選択したサイズ及びタイプのアッパーを取
    り出すように、前記ソール取り出し部及び前記アッパー
    取り出し部を制御するための制御手段と、 前記制御手段又は前記対価入金部からの信号に基づいて
    前記の取り出されたアッパーを前記の取り出されたソー
    ルに取り付けるための取り付け機構部と、 前記取り付け機構部により前記のアッパーがソールに取
    り付けられて成るサンダルをユーザーが取り出せる取り
    出し口に排出するためのサンダル排出部と、 を含み、前記ソール収容部、前記アッパー収容部、前記
    ソール取り出し部、前記アッパー取り出し部、前記取り
    付け機構部、及び前記サンダル排出部が一つの筐体に収
    容されて成ることを特徴とするサンダルの自動製造販売
    機。
  3. 【請求項３】 複数のサンダル用ソールを複数のサイズ
    別に且つ複数のカラー別に収容したソール収容部と、 前記ソール収容部に収容された複数のソールの中から所
    定のサイズ及びカラーのソールを取り出すためのソール
    取り出し部と、 複数のサンダル用アッパーを複数のサイズ別に且つ複数
    のカラー別に収容したアッパー収容部と、 前記アッパー収容部に収容された複数のアッパーの中か
    ら所定のサイズ及びカラーのアッパーを取り出すための
    アッパー取り出し部と、 ユーザーが希望するソール及びアッパーのサイズとカラ
    ーとを選択するためのサイズカラー選択部と、 ユーザーが希望するサンダルの製造販売のための対価を
    入金するための対価入金部と、 前記サイズカラー選択部又は前記対価入金部からの信号
    に基づいて、前記ソール収容部及び前記アッパー収容部
    からユーザーが選択したサイズ及びカラーのソール及び
    アッパーをそれぞれ取り出すように、前記ソール取り出
    し部及び前記アッパー取り出し部を制御するための制御
    手段と、 前記制御手段又は前記対価入金部からの信号に基づいて
    前記の取り出されたアッパーを前記の取り出されたソー
    ルに取り付けるための取り付け機構部と、 前記取り付け機構部により前記のアッパーがソールに取
    り付けられて成るサンダルをユーザーが取り出せる取り
    出し口に排出するためのサンダル排出部と、 を含み、前記ソール収容部、前記アッパー収容部、前記
    ソール取り出し部、前記アッパー取り出し部、前記取り
    付け機構部、及び前記サンダル排出部が一つの筐体に収
    容されて成ることを特徴とするサンダルの自動製造販売
    機。
  4. 【請求項４】 複数のサイズのサンダル用ソールを形成
    するための帯状体を収容している帯状体収容部と、 複数のサイズ別に複数のサンダル用アッパーを収容した
    アッパー収容部と、 前記アッパー収容部に収容された複数のアッパーの中か
    ら所定のサイズのアッパーを取り出すためのアッパー取
    り出し部と、 ユーザーが希望するソールのサイズを選択するためのソ
    ールサイズ選択部と、 ユーザーが希望するアッパーのサイズを選択するための
    アッパーサイズ選択部と、 ユーザーが希望するサンダルの製造販売のための対価を
    入金するための対価入金部と、 前記ソールサイズ選択部又は前記対価入金部からの信号
    に基づいて前記帯状体収容部からの帯状体を前記ユーザ
    ーが選択したソールのサイズの形状に切り抜くための切
    り抜き部と、 前記アッパーサイズ選択部又は前記対価入金部からの信
    号に基づいて、前記アッパー収容部からユーザーが選択
    したサイズのアッパーを取り出すように、前記アッパー
    取り出し部を制御するための制御手段と、 前記切り抜き部、前記制御手段、又は前記対価入金部か
    らの信号に基づいて、前記アッパー収容部から取り出さ
    れたアッパーを前記切り抜き部で切り抜かれたソールに
    取り付けるための取り付け機構部と、 前記取り付け機構部により前記のアッパーがソールに取
    り付けられて成るサンダルをユーザーが取り出せる取り
    出し口に排出するためのサンダル排出部と、を含み、前
    記帯状体収容部、前記アッパー収容部、前記アッパー取
    り出し部、前記切り抜き部、前記取り付け機構部、及び
    前記サンダル排出部が一つの筐体に収容されて成ること
    を特徴とするサンダルの自動製造販売機。
  5. 【請求項５】 複数のサイズのサンダル用ソールを形成
    するための帯状体を収容している帯状体収容部と、 複数のサンダル用アッパーを複数のサイズ別に且つ複数
    のタイプ別に収容したアッパー収容部と、 前記アッパー収容部に収容された複数のアッパーの中か
    ら所定のサイズ及びタイプのアッパーを取り出すための
    アッパー取り出し部と、 ユーザーが希望するソールのサイズ及びアッパーのサイ
    ズ及びタイプを選択するためのサイズタイプ選択部と、 ユーザーが希望するサンダルの製造販売のための対価を
    入金するための対価入金部と、 前記サイズタイプ選択部又は前記対価入金部からの信号
    に基づいて前記帯状体収容部からの帯状体を前記ユーザ
    ーが選択したソールのサイズの形状に切り抜くための切
    り抜き部と、 前記サイズタイプ選択部又は前記対価入金部からの信号
    に基づいて、前記アッパー収容部からユーザーが選択し
    たサイズ及びタイプのアッパーを取り出すように、前記
    アッパー取り出し部を制御するための制御手段と、 前記切抜き部、前記制御手段、又は前記対価入金部から
    の信号に基づいて、前記アッパー収容部から取り出され
    たアッパーを前記切り抜き部で切り抜かれたソールに取
    り付けるための取り付け機構部と、 前記取り付け機構部により前記のアッパーがソールに取
    り付けられて成るサンダルをユーザーが取り出せる取り
    出し口に排出するためのサンダル排出部と、を含み、前
    記帯状体収容部、前記アッパー収容部、前記アッパー取
    り出し部、前記切り抜き部、前記取り付け機構部、及び
    前記サンダル排出部が一つの筐体に収容されて成ること
    を特徴とするサンダルの自動製造販売機。
  6. 【請求項６】 請求項１又は２において、さらに、 ユーザーが希望するソールのカラーを選択するためのソ
    ールカラー選択部と、 ユーザーが希望するアッパーのカラーを選択するための
    アッパーカラー選択部と、 前記ソールカラー選択部からの信号に基づいて、前記ソ
    ール収容部から選択的に取り出されたソールをユーザー
    が選択したカラーに着色するためのソール着色部と、 前記アッパーカラー選択部からの信号に基づいて、前記
    アッパー収容部から選択的に取り出されたアッパーをユ
    ーザーが選択したカラーに着色するためのアッパー着色
    部と、を備えたことを特徴とするサンダルの自動製造販
    売機。
  7. 【請求項７】 請求項１，２又は３において、さらに、 ユーザーが希望するソールの印刷画像を選択し又は外部
    から取り込むためのソール画像形成部と、 前記ソール画像形成部からの信号に基づいて、前記ソー
    ル収容部から選択的に取り出されたソールに対して、ユ
    ーザーが選択した画像を印刷するためのソール印刷部
    と、を備えたことを特徴とするサンダルの自動製造販売
    機。
  8. 【請求項８】 請求項４又は５において、さらに、 ユーザーが希望するソールのカラーを選択するためのソ
    ールカラー選択部と、 ユーザーが希望するアッパーのカラーを選択するための
    アッパーカラー選択部と、 前記ソールカラー選択部からの信号に基づいて、前記ソ
    ール収容部から選択的に取り出されたソール又は前記切
    り抜き部により前記帯状体が切り抜かれて得られたソー
    ルを、ユーザーが選択したカラーに着色するためのソー
    ル着色部と、 前記アッパーカラー選択部からの信号に基づいて、前記
    アッパー収容部から選択的に取り出されたアッパーを、
    ユーザーが選択したカラーに着色するためのアッパー着
    色部と、を備えたことを特徴とするサンダルの自動製造
    販売機。
  9. 【請求項９】 請求項１から８までのいずれかにおい
    て、さらに、 前記取り付け機構部により前記アッパーが前記ソールに
    取り付けられて成るサンダルが前記サンダル排出部によ
    り排出される前に、前記サンダルを袋や箱などの容器に
    入れるための袋詰部を備えたことを特徴とするサンダル
    の自動製造販売機。
  10. 【請求項１０】 請求項１から９までのいずれかにおい
    て、さらに、 前記筐体には、ユーザーがソールのカラー、アッパーの
    カラー、又はアッパーのタイプを選択するための見本と
    なる画像を表示するための表示部が備えられている、こ
    とを特徴とするサンダルの自動製造販売機。
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