JP3445183B2 - データ中継装置および多重通信システム - Google Patents

データ中継装置および多重通信システム

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JP3445183B2
JP3445183B2 JP03945199A JP3945199A JP3445183B2 JP 3445183 B2 JP3445183 B2 JP 3445183B2 JP 03945199 A JP03945199 A JP 03945199A JP 3945199 A JP3945199 A JP 3945199A JP 3445183 B2 JP3445183 B2 JP 3445183B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ中継装置およ
び多重通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特にコンピュータ技術の進歩を背
景として情報通信の高度化が進んでおり、例えば自動車
においても、搭載される電装品等を制御する制御部の間
でやり取りされる情報量は急速に増大している。そこで
情報を伝達するワイヤーハーネスの数を低減すべく多重
通信システムが採用されつつある。多重通信システム
は、共通の多重通信線に、データの送受信を行う制御用
ECU等の通信ノードが接続されたもので、通信ノード
間で多重通信線を介してデータ通信を行う。データはデ
ータ本体とともにデータの種類の情報等を含み構成され
ており、受信した通信ノードがデータの内容を理解でき
るようになっている。制御の種類が多岐にわたる上記自
動車等の場合には、データ通信を効率よく行うために、
要求される通信速度の相違等に応じて、多重通信線とこ
れに接続されるノードとよりなる複数の通信系に分け、
属する通信系が異なるノード間の通信は、データ中継装
置を介して行うようにしたものがある。
【0003】図25はかかる複数の通信系を有する多重
通信システムの構成を示すもので、多重通信システムの
データ中継装置8は、各通信系51,52,53の多重
通信線61,62,63ごとに設けられた受信バッファ
811,812,813および送信バッファ821,8
22,823、データコントローラ83を備え、送信元
の通信ノード71,72,73の属する通信系51〜5
3とは別の通信系51〜53へ中継するデータがある
と、例えば、第1の多重通信線61に接続された通信ノ
ード71から、第2の多重通信線62に接続された通信
ノード72を送信先として送信されたデータは、データ
中継装置8において、先ず、第1多重通信線用の受信バ
ッファ811が受け、データコントローラ83が、受信
バッファ811の内容からそのデータを第2多重通信線
62に送信しなければならないという情報を得、そして
受信バッファ811のデータを第2多重通信線用の送信
バッファ822に選択的に転送する。送信バッファ82
2に転送されたデータは所定のタイミングで第2多重通
信線62に送信される(第1従来例)。また、図26に
示すように、データ中継装置には、第1多重通信線用の
受信バッファ811a,811b、第2多重通信線用の
受信バッファ812a,812b、第3多重通信線用の
受信バッファ813a,813b、第1多重通信線用の
送信バッファ821a,821b、第2多重通信線用の
送信バッファ822a,822b、第3多重通信線用の
送信バッファ823a,823bをそれぞれ複数直列に
並べ、FIFO(First In First Ou
t)型で使用するようにしたものがある。この構成のデ
ータ中継装置8Aでは、最も早い時期に受信されたデー
タが最後段の送信バッファ821b〜823bに留まっ
たままでも、さらに多くのデータを送信待ちの状態で保
持することができる(第2従来例)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送信バ
ッファにデータが留まったままであっても、それとは無
関係にデータ中継装置には転送すべきデータが送信され
てくる。したがって受信バッファがすでに書き込まれた
状態でデータを受信した場合、その新たに受信したデー
タによって受信バッファが上書きされ、先のデータが消
失することになる。この場合、同じ種類のデータによっ
て上書きされるのであれば最新のデータに置きかわるだ
けなので問題ないが、種類の異なるデータの場合、1種
類のデータが完全に消失してしまうことになるので問題
である。第2従来例の構成では、第1従来例よりも受信
バッファ、送信バッファの数が多い分、余裕があるが、
送信先の多重通信線の混雑等のために送信バッファにて
上記多重通信線への送信が延滞すると、結局、データが
消失してしまうことになり、データ通信の信頼性を損ね
る。また、第2従来例の構成において、直列に並べる受
信バッファまたは送信バッファの数を相当数増やすこと
ができればよいが、構成が複雑化し、コストアップを招
く。
【0005】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
データ通信の信頼性が十分で、しかも構成の簡単なデー
タ中継装置および多重通信システムを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、データ中継装置に、受信したデータを送信する前に
一時保持するバッファを、中継されるデータの種類ごと
に設け、受信したデータの中継先の多重通信線を選択し
受信データを転送するデータコントローラには、受信デ
ータの種類を識別し、その種類に対応するバッファを受
信したデータの書き込み先として指定するバッファ指定
手段と、所定の時間間隔で立ち上がり、順次、上記バッ
ファ内の送信するデータの有無を確認するバッファ確認
手段とを具備せしめ、該バッファ確認手段を、立ち上が
るごとに上記バッファの確認順序を順繰りにずらしてい
くように設定する
【0007】データの種類ごとにバッファを設けること
で、バッファは、同じ種類の最新のデータによってのみ
上書きされ、受信データにより送信待ちの他の種類のデ
ータを消失してしまうことを防止することができる。ま
た、バッファは中継されるデータの種類の数だけ設けれ
ばよいから、構成簡単である。
【0008】
【0009】そして、バッファ内のデータの有無を順
次、確認していくことで、バッファ群の中から、送信す
べきデータの存在を確実に知ることができる。
【0010】
【0011】さらに、バッファの確認順序を順繰りにず
らしていくことで、確認順序が固定しないので、データ
の中継に要する時間をバッファ間で平均化することがで
きる。
【0012】請求項記載の発明では、データの種類の
情報を含むデータを伝送する多重通信線の間に介設され
て複数の種類のデータを中継するデータ中継装置であっ
て、受信したデータの中継先の多重通信線を選択し受信
データを転送するデータコントローラを有するデータ中
継装置において、各多重通信線ごとに、送信すべきデー
タの種類の情報が送信順に並べられた送信データリスト
を具備せしめ、上記データコントローラには、受信した
データの種類の情報を送信データリストに追記するリス
ト更新手段を具備せしめる。
【0013】すべてのバッファについてデータの有無を
確認しなくとも、バッファに書き込まれた送信すべきデ
ータの種類が送信データリストから知られるので、デー
タの中継を速やかに行うことができる。
【0014】請求項記載の発明では、上記リスト更新
手段を、上記送信データリスト内の並び順が受信した順
番となるように、受信したデータの種類の情報を送信デ
ータリストに追記するように設定する。
【0015】各多重通信線への送信順番が受信した順番
となるので、すべての受信データを延滞することなく確
実に送信することができる。
【0016】請求項記載の発明では、上記データは、
上記多重通信線上での衝突調停用にデータの種類ごとに
設定された優先度の情報を含み、かつ、上記リスト更新
手段を、受信したデータの優先度を識別し上記送信デー
タリスト内の並び順が優先度の順番となるように、受信
したデータの種類の情報を送信データリストに追記する
ように設定する。
【0017】各多重通信線への送信順番が優先度順とな
るので、優先度の高い重要なデータの送信遅れを防止す
ることができる。
【0018】請求項記載の発明では、中継するデータ
の種類に対してデータの優先度を対応せしめる優先度テ
ーブルを具備せしめ、上記リスト更新手段を、優先度テ
ーブルに基づいて受信したデータの優先度を識別し上記
送信データリスト内の並び順が優先度の順番となるよう
に、受信したデータの種類の情報を送信データリストに
書き込むように設定する。
【0019】各多重通信線への送信順番が優先度順とな
るので、優先度の高い重要なデータの送信遅れを防止す
ることができる。
【0020】請求項記載の発明では、上記各請求項記
載のデータ中継装置と、データを送受信する通信ノード
が上記多重通信線に接続された複数の通信系とで、中継
データの消失によってデータ通信の信頼性を損なわない
多重通信システムを構築することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明の
第1実施形態になるデータ中継装置および多重通信シス
テムを示す。多重通信システムは、複数(図例では3)
の通信系11,12,13とデータ中継装置4とにより
構成される。各通信系11〜13は、多重通信線21,
22,23に通信ノード31,32,33が接続された
もので、通信ノード31〜33間で所定のプロトコルに
てデータを送受信するようになっている。通信ノード3
1〜33は各通信系11〜13に少なくともひとつ属し
ている。
【0022】上記データのフレーム構造の一例を図2に
示す。これは自動車のBEAN(Body Elect
ronics Area Network)プロトコル
におけるフレーム構造である。なお、以下の説明におい
てデータ通信は、このBEANプロトコルに従うものと
して説明する。SOF(Start Of Fram
e)はフレームの開始を表し1bitが割り当てられ
る。PRI(Priority)はフレームの優先度を
表す領域で、4bitが割り当てられる。「1」の方が
「0」よりも優先度が高い。データ中継装置4、通信ノ
ード31〜33は、各通信系11〜13において、多重
通信線21〜23上でデータ同士の衝突が起きた場合に
優先度の高いデータが優先し他のデータは送信が中止さ
れる。ML(Message Length)は、続く
メッセージ部分の長さを表す領域で、メッセージ部分を
構成するDID、MIDは、後述するようにそれぞれ1
byteであり、DATAは可変長であるから、DAT
Aのbyte数+2となる。
【0023】メッセージ部分の最初はDID(Dest
ination ID)であり、これはフレームの宛て
先ノードIDを表す領域である。MID(Messag
eID)はメッセージIDを表す領域で、8bitが割
り当てられる。MIDは、データの種類ごとに付与さ
れ、後述するDATAの内容が表すデータの種類を特定
する。通信でやりとりされるデータの種類にはエンジン
回転数等があり、それぞれに例えば図3に示すようにM
IDが付与される。図の例で説明すると、MID=08
hである通信データのDATAはエンジン回転数を表
し、MID=A5hである通信データのDATAは車速
を表し、MID=DDhである通信データのDATAは
パワーウィンドウスイッチの状態を表す。DATAはデ
ータ本体の領域で1〜11byteが割り当てられる。
【0024】DATAの後にはCRC(Cyclic
Redundancy Characters)、EO
M(End Of Message)、RSP(Res
ponce)が続く。CRCは通信エラーチェック用の
領域で、8bitが割り当てられる。CRCは、通信ノ
ードが上記PRIからDATAまでの内容を所定の数式
に代入してビット演算した結果を書き込み、受信した通
信ノードが受信データと比較することで、通信エラーを
チェックする。EOMは所定のビット列でメッセージの
終了を表し8bitが割り当てられる。RSPはデータ
を受信した通信ノードがレスポンスを書き込む領域で、
2bitが割り当てられる。RSPには受信した通信ノ
ードがフレームの内容を正常に解釈できたか否かの結果
が書き込まれ、これよりデータを送信した通信ノードが
再送信の必要があるか否かを判定する。データの最後尾
はEOF(End Of Frame)で、所定のビッ
ト列によりフレームの終わりを表し、6bitが割り当
てられる。
【0025】各多重通信線21〜23は、データ中継装
置4と接続され、データ中継装置4が、通信ノード31
〜33から送信されたデータを別の通信系11〜13に
属する通信ノード31〜33へと中継するようになって
いる。
【0026】データ中継装置4は、多重通信線21〜2
3とのインターフェースをなす通信用ICや、制御用の
マイクロコンピュータ等で構成されたもので、図ではそ
の機能ブロックで表してあり、受信バッファ411,4
12,413、送信バッファ421,422,423、
バッファ群43、データコントローラ44、転送先テー
ブル45等からなる。
【0027】受信バッファ411〜413、送信バッフ
ァ421〜423は各多重通信線21〜23に対応して
設けてある。受信バッファ411〜413は多重通信線
21〜23から送信されたデータを受け、送信バッファ
421〜423は送信しようとするデータが書き込まれ
る。受信バッファ411〜413および送信バッファ4
21〜423は上記通信用ICにより構成される。な
お、データ通信機能をマイクロコンピュータを構成する
CPU上で実行されるソフトウェアとして組み込んでも
よく、この場合、受信バッファ411〜413、送信バ
ッファ421〜423はマイクロコンピュータを構成す
るRAM上に割り当てる。
【0028】バッファ群43は複数のバッファ431よ
りなり、各バッファ431は、詳細は後述するように受
信バッファ411〜413が受けたデータを送信バッフ
ァ421〜423に転送する前に一時保持するようにな
っている。バッファ431は中継されるデータの種類の
数だけあり、上記MIDで特定されるデータの種類と、
バッファ431とが1対1に対応している。例えば転送
されるデータが5種類であればバッファ431を5つ用
意し、各バッファ431に、これに書き込むデータのM
IDを対応させる。例えば、図4に示すように、通し番
号1のバッファ431はMID=01hのデータの書き
込み用とし、通し番号2のバッファ431はMID=5
Fhのデータの書き込み用とし、通し番号3のバッファ
431はMID=92hのデータの書き込み用とし、通
し番号4のバッファ431はMID=C8hのデータの
書き込み用とし、通し番号5のバッファ431はMID
=EBhのデータの書き込み用とする。なお、以下の説
明において、適宜、通し番号n(n:自然数)のバッフ
ァ431をバッファnと記す。バッファ群43のデータ
領域は上記マイクロコンピュータを構成するRAM上に
割り当てられる。
【0029】データコントローラ44は、受信データの
中継先の多重通信線21〜23を選択し、中継先の多重
通信線21〜23用の送信バッファ421〜423に転
送するもので、所定間隔で立ち上がり、受信バッファ4
11〜413からバッファ431へのデータ転送を制御
するとともに、バッファ431から送信バッファ421
〜423へのデータ転送を制御する。データコントロー
ラ44はマイクロコンピュータを構成するCPU上で実
行されるソフトウェア上で実現される。データコントロ
ーラ44、受信バッファ411〜413および送信バッ
ファ421〜423は、データコントローラ44のデー
タ転送処理と、受信バッファ411〜413の受信作動
および送信バッファ421〜423の送信作動とを交互
に繰り返すように設定されている。
【0030】転送先テーブル45は、受信データのMI
Dと中継先の多重通信線用の送信バッファ421〜42
3とを対応せしめるもので、MIDと多重通信線21〜
23とを指定すると、そのMIDの受信データをその多
重通信線21〜23用の送信バッファ421〜423に
転送すべきか否かの情報が読みだせるようになってい
る。転送先テーブル45の内容は上記マイクロコンピュ
ータを構成するROM上に予めデータコントローラ44
の制御プログラムとともに書き込まれる。図5は転送先
テーブル45の一例を示すもので、読みだした情報が
「1」であれば、その多重通信線用の送信バッファに転
送すべきことを、「0」であれば、その多重通信線用の
送信バッファに転送しないことを示す。図例では、MI
D=01hであるデータVは第2多重通信線用の送信バ
ッファ422にのみ転送し、MID=5Fhであるデー
タWは第3多重通信線用の送信バッファ423にのみ転
送し、MID=92hであるデータXは第1多重通信線
用の送信バッファ421にのみ転送し、MID=C8h
であるデータYは第1多重通信線用の送信バッファ42
1および第2多重通信線用の送信バッファ422に転送
し、MID=EBhであるデータZは第2多重通信線用
の送信バッファ422および第3多重通信線用の送信バ
ッファ423に転送すべきことを表している。
【0031】また、データコントローラ44には、受信
バッファ411〜413からバッファ群43へのデータ
転送処理時に実行されるバッファ指定手段441が設け
てあり、受信バッファ411〜413のデータのMID
を識別し、そのMIDに対応するバッファ431を受信
バッファ411〜413のデータの転送先として指定す
る。かくして受信データはそのMIDに対応してMID
別にバッファ431に書き込まれる。
【0032】また、データコントローラ44には、バッ
ファ群43から送信バッファ421〜423へのデータ
転送処理時に実行されるバッファ確認手段442が設け
てあり、順次、バッファ431内の送信するデータの有
無を確認する。
【0033】図6、図7、図8、図9に、バッファ確認
手段442の作動を含む、バッファ群43から送信バッ
ファ421〜423へのデータ転送処理を示すフローチ
ャートを示す。ステップS100では開始バッファ#=
1とし、終了バッファ#=Nとする。ここで、Nはバッ
ファ群43を構成するバッファ431の数である。ステ
ップS101ではn=開始バッファ#(=1)とする。
ステップS102ではバッファnにデータが書き込まれ
ているか否かを確認する。書き込まれている場合はステ
ップS105に進む(図7)。ステップS105ではバ
ッファnのデータに転送先フラグが設定されているか否
かを確認する。転送先フラグは多重通信線21〜23ご
とに設定され、「1」が設定されていれば、バッファn
のデータをその多重通信線21〜23に転送すべきこと
を表す。
【0034】転送先フラグが設定されていなければステ
ップS106,S107を実行し転送先フラグを設定す
る。ステップS106ではバッファnのデータのMID
を確認し、ステップS107では上記データ転送先テー
ブル45を参照してバッファnのデータの転送先を取得
してバッファnのデータに転送先フラグを設定する。す
なわち、第1多重通信線用の送信バッファ421に転送
すべきであれば転送先フラグf1を「1」とし、第2多
重通信線用の送信バッファ422に転送すべきであれば
転送先フラグf2を「1」とし、第3多重通信線用の送
信バッファ423に転送すべきであれば転送先フラグf
3を「1」とする。
【0035】転送先フラグを設定すると、ステップS1
08(図8)に進む。ステップS108では転送先フラ
グf1を確認し、「1」であればステップS109に進
む。ステップS109では第1多重通信線用の送信バッ
ファ421が空か否かを確認する。送信バッファ421
が空であればステップS110に進みバッファnのデー
タを送信バッファ421に転送する。そして続くステッ
プS111でバッファnの転送先フラグf1を「0」と
し、ステップS112に進む。
【0036】ステップS112では転送先フラグf2が
「1」か否かを確認する。「1」であればステップS1
13に進む。ステップS113では第2多重通信線用の
送信バッファ422が空か否かを確認する。送信バッフ
ァ422が空であればステップS114に進み、バッフ
ァnのデータを第2送信バッファ422に転送する。そ
して続くステップS115でバッファnの転送先フラグ
f2を「0」とし、ステップS116に進む。
【0037】ステップS116では転送先フラグf3が
「1」か否かを確認する。「1」であればステップS1
17に進む。ステップS117では第3多重通信線用の
送信バッファ423が空か否かを確認する。送信バッフ
ァ423が空であればステップS118に進み、バッフ
ァnのデータを送信バッファ423に転送する。そして
続くステップS119でバッファnの転送先フラグf3
を「0」とし、ステップS120に進む(図9)。
【0038】ステップS120では転送先フラグf1=
0かつf2=0かつf3=0であるか否かを判定する。
肯定されれば転送すべき送信バッファ421〜423へ
のデータ転送が完了しているということであり、ステッ
プS121でバッファnのデータを削除し、ステップS
103に進む(図6)。
【0039】そしてステップS103においてnが終了
バッファ#か否かを判定し、n≠終了バッファ#であれ
ばステップS104にてnを1ステップ、インクリメン
トし、ステップS102に戻り、次の通し番号のバッフ
ァnについてステップS102,S108〜S121が
実行される。このように、バッファ431は通し番号順
に、送信するデータの有無が確認され、データが保持さ
れているときはそのデータを所定の送信バッファ421
〜423に転送する。そして最後のバッファNについて
のデータを転送するとデータ転送処理が終了となる。
【0040】上記データ転送処理において、送信バッフ
ァ421〜423がデータを保持しており送信待ちの状
態にあるためにステップS109,S113,S117
の少なくともいずれかが否定されると、ステップS11
0,S111、ステップS114,S115、ステップ
S118,S119はスキップし転送先フラグf1,f
2,f3のいずれかは「1」のままである。したがって
ステップS120は否定され、ステップS121はスキ
ップしバッファnのデータはそのまま保持される。すな
わち、転送先の送信バッファ421〜423が空になる
のを待つことになる。この場合、次回のデータ転送処理
において、ステップS105からステップS106,S
107をスキップしてステップS108〜S119が実
行され、転送先の送信バッファ421〜423が空にな
っていれば、前回、送信待ちのため転送できなかったデ
ータを転送する。
【0041】転送先の送信バッファ421〜423が空
になるのを待つ状態が続けば、バッファ群43から送信
バッファ421〜423への転送は行われない。その間
に、バッファ431に保持されたのと同じ種類の新しい
データが受信されると、当該バッファ431はその新し
いデータにより上書きされることになるが、バッファ4
31を、中継するデータの種類ごとに設けることで、デ
ータ種類の異なるデータにより上書きされることを回避
できるので、データ通信に支障は生じない。しかも、バ
ッファ群43を構成するバッファ431の数は、中継す
るデータの種類の数で足りるから、構成簡単である。
【0042】さらに、データコントローラ44が順次、
バッファ431のデータの有無について確認するから、
バッファ群43の中から送信バッファ421〜423に
転送し多重通信線21〜23に送信すべきデータの存在
が確実に知られる。
【0043】なお、バッファ群43は、特に速やかに中
継すべき重要なデータ種類ほど、例えば優先度(PR
I)の高いデータ種類ほど若い通し番号のバッファ43
1を割り当てることで、重要なデータを速やかに中継先
の多重通信線21〜23に送信することができる。
【0044】また、データコントローラ44は立ち上が
るごとに、バッファ群43の中から送信バッファ421
〜423へのデータ転送処理において、すべてのバッフ
ァ431について送信するデータの確認を行っている
が、先ず、例えばバッファ群43の通し番号前半のバッ
ファ431についてデータの転送処理を行い、次に立ち
上がった時に通し番号後半のバッファ431についてデ
ータの転送処理を行うように設定し、2回のデータの転
送処理でバッファ群43を一巡するようにしてもよい。
この場合、重要なデータ種類に対応するバッファ431
については、上記2回のデータの転送処理の両方にて行
うことで、重要なデータを速やかに中継先の多重通信線
21〜23に送信することができる。
【0045】(第2実施形態)図10に本発明の第2実
施形態になるデータ中継装置および多重通信システムの
構成を示す。本実施形態のデータ中継装置4Aは、第1
実施形態の構成において、別のデータコントローラに代
えたものである。第1実施形態のデータコントローラで
は、バッファ確認手段は、開始バッファ#、終了バッフ
ァ#をそれぞれ固定してバッファ1から始まり順にバッ
ファNまでデータの有無を確認しデータの転送処理を行
っているが、本実施形態のデータコントローラ44Aで
は、バッファ確認手段442Aは、立ち上がるごとに開
始バッファ#と終了バッファ#を変更し確認順序をずら
していくように設定されている。第1実施形態との相違
点を中心に説明する。
【0046】図11にデータ中継装置4Aのデータコン
トローラ44Aにおけるバッファ群43から送信バッフ
ァ421〜423へのデータ転送処理を示す。ステップ
S200において前回のデータ転送処理における開始バ
ッファ#を1、インクリメントする。続くステップS2
01では開始バッファ#がNを越えているか否かを確認
する。越えていなければ終了バッファ#を開始バッファ
#−1とする。すなわち開始バッファ#のひとつ前の通
し番号のバッファにて、バッファ431のデータの有無
の確認を含むバッファ群43から送信バッファ421〜
423への転送処理が一巡する。
【0047】続くステップS204ではnを開始バッフ
ァ#とし、ステップS205ではバッファnにデータが
書き込まれているか否かを確認し、書き込まれている場
合には図7〜図9と同じ手順によりデータの書き込まれ
たバッファnについて転送処理を行ってステップS20
6に進む。書き込まれていなければ(ステップS20
5)そのままステップS206に進む。
【0048】ステップS206ではnが終了バッファ#
か否かを確認し、nが終了バッファ#でなければ、ステ
ップS207,S208を実行した後、上記ステップS
205移行の手順が実行されて次の通し番号のバッファ
431についてデータ転送処理を続ける。ここで、ステ
ップS207,S208はnを次に確認するバッファ4
31の通し番号に更新する手順で、ステップS207で
はnを1、インクリメントする。ステップS208では
このnがN以上か否かを確認し、N未満であればステッ
プS205に戻り、ステップS207にてインクリメン
トされたnすなわち次の通し番号のバッファ431につ
いてデータの有無を確認する。このように順次、nが大
きくなりついにNになるが、この場合、ステップS20
8からステップS209に進み、nを1としステップS
205に戻る。バッファNの次に確認するのはバッファ
1だからである。このようにN個すべてのバッファ43
1についてデータ転送処理が実行される。
【0049】このデータ転送処理では、開始バッファ#
と終了バッファ#とを、検索が1巡するごとに順次ずら
していくので、MID間でデータの転送に於ける延滞の
程度が偏るということを防止することができる。例え
ば、図4、図5の例で説明すると、第2多重通信線22
に転送するデータはデータV,Y,Zの3つである。デ
ータVはバッファ1に、データYはバッファ4に、デー
タZはバッファ5に保持されるから、常にバッファ1か
らデータの有無の確認が開始される第1実施形態のデー
タコントローラ44では、バッファ1から転送されたデ
ータVにより送信バッファ422が書き込まれると、デ
ータYは書き込むことができない(ステップS113参
照)。また、送信バッファ422にデータV,Yのいず
れかが書き込まれるとデータZは書き込むことができな
い。したがってデータYはデータVに比して、データZ
はデータV,Yに比して送信バッファ422への転送が
しにくくデータがデータ中継装置4にて延滞する場合が
ある。これに対して本実施形態のデータコントローラ4
4Aでは、検索が1巡するごとにデータの有無の確認順
序を順繰りにずらしていくので、バッファ1〜バッファ
N間で、公平にデータを対応する送信バッファ421〜
423に転送することができる。また、確認順序が固定
しないので、データの中継に要する時間をバッファ間で
平均化することができる。
【0050】なお、本データ転送処理では、データ中継
装置4Aの起動時における開始バッファ#の初期値は1
〜Nのうちいずれに設定してもよい。
【0051】(第3実施形態)図12に本発明の第3実
施形態になるデータ中継装置および多重通信システムを
示す。第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0052】データ中継装置4Bは、各多重通信線21
〜23ごとに送信データリスト461,462,463
が設けてある。送信データリスト461〜463は各多
重通信線21〜23に送信するデータの種類(MID)
が送信順に書き込まれたもので、模式的には図13
(A)のごとく表せる。図は転送先テーブル45が図5
の例に従うとしたときの第2多重通信線22用の送信デ
ータリスト462である。先頭の送信順番が1位のMI
DはC8hであり、第2位のMIDは01hであること
を示している。送信データリスト461〜463の記憶
領域はデータ中継装置4Bを構成するRAM上に設定さ
れる。
【0053】データコントローラ44Bには、受信バッ
ファ411〜413からバッファ群43へのデータ転送
処理時に実行されるリスト更新手段443が設けてあ
り、受信したデータのMIDの情報を送信データリスト
461〜463に追記するようになっている。
【0054】データコントローラ4Bで実行されるデー
タ転送処理を図14、図15、図16、図17、図1
8、図19により説明する。図14〜図16は受信バッ
ファ411〜413からバッファ群43へのデータ転送
処理であり、図17〜図19はバッファ群43から送信
バッファ421〜423へのデータ転送処理である。
【0055】バッファ群43へのデータ転送処理は、ス
テップS300〜S307(図14)が第1多重通信線
21から受信したデータの転送処理であり、ステップS
308〜S315(図15)が第2多重通信線22から
受信したデータの転送処理であり、ステップS316〜
S323(図16)が第3多重通信線23から受信した
データの転送処理である。なお、ステップS300,S
301,S307,S308,S309,S315,S
316,S317,S323はバッファ指定手段441
としての手順であり、ステップS301〜S306,ス
テップS309〜S314,ステップS317〜S32
2はリスト更新手段443としての手順である。
【0056】ステップS300では第1多重通信線用の
受信バッファ411が空か否かを確認し、空でなけれ
ば、ステップS301で受信バッファ411に入ってい
る受信データのMIDを確認する。次いで、ステップS
302で上記データ転送先テーブル45に基づいて受信
データの転送先を取得する。
【0057】続くステップS303では取得された転送
先に第2多重通信線用の送信バッファ422があるか否
かを確認し、肯定されればステップS304に進む。ス
テップS304では、第2多重通信線22用の送信デー
タリスト462の末尾に、ステップS301にて確認さ
れたMIDを追記し、ステップS305に進む。ステッ
プS305では、取得された転送先に第3多重通信線2
3があるか否かを確認し、肯定されればステップS30
6に進む。ステップS306では、第3多重通信線23
用の送信データリスト463の末尾に、ステップS30
1にて確認されたMIDを追記しステップS307に進
む。なお、ステップS304,S306において送信デ
ータリスト462,463に既に同じMIDがある場合
には、MIDを追記するともに送信データリスト46
2,463に既に書かれたMIDを削除する。
【0058】ステップS307では、第1多重通信線用
の受信バッファ411のデータをバッファ群43のう
ち、MIDに対応する所定のバッファ431に転送す
る。そして第2多重通信線22から受信したデータの転
送処理(ステップS308〜S315)に移行する。な
お、ステップS300において第1多重通信線用の受信
バッファ411が空のときは、第2、第3多重通信線用
の送信データリスト462,463への追記処理(ステ
ップS301〜S306)およびデータ転送処理(ステ
ップS307)をスキップし、上記第2多重通信線22
から受信したデータの転送処理に移行する。
【0059】ステップS308では第2多重通信線用の
受信バッファ412が空か否かを確認し、空でなけれ
ば、ステップS309で受信バッファ412に入ってい
る受信データのMIDを確認する。次いで、ステップS
310で上記データ転送先テーブル45に基づいて受信
データの転送先を取得する。
【0060】続くステップS311では取得された転送
先に第1多重通信線21があるか否かを確認し、肯定さ
れればステップS312に進む。ステップS312で
は、第1多重通信線用の送信データリスト461の末尾
に、ステップS309にて確認されたMIDを追記しス
テップS313に進む。ステップS313では、取得さ
れた転送先に第3多重通信線23があるか否かを確認
し、肯定されればステップS314に進む。ステップS
314では、第3多重通信線用の送信データリスト46
3の末尾に、ステップS309にて確認されたMIDを
追記しステップS315に進む。
【0061】ステップS315では、第2多重通信線用
の受信バッファ412のデータをバッファ群43のう
ち、MIDに対応する所定のバッファ431に転送す
る。そして第3多重通信線22から受信したデータの転
送処理(ステップS316〜S323)に移行する。な
お、ステップS308において第2多重通信線用の受信
バッファ412が空のときは、第1、第3多重通信線用
の送信データリスト461,463への追記処理(ステ
ップS309〜S314)およびデータ転送処理(ステ
ップS315)をスキップし、上記第3多重通信線23
から受信したデータの転送処理に移行する。
【0062】ステップS316では第3多重通信線23
用の受信バッファ413が空か否かを確認し、空でなけ
れば、ステップS317で受信バッファ413に入って
いる受信データのMIDを確認する。次いで、ステップ
S318で上記データ転送先テーブル45に基づいて受
信データの転送先を取得する。
【0063】続くステップS319では取得された転送
先に第1多重通信線21があるか否かを確認し、肯定さ
れればステップS320に進む。ステップS320で
は、第1多重通信線用の送信データリスト461の末尾
に、ステップS317にて確認されたMIDを追記しス
テップS321に進む。ステップS321では、取得さ
れた転送先に第2多重通信線22があるか否かを確認
し、肯定されればステップS322に進む。ステップS
322では、第2多重通信線用の送信データリスト46
2の末尾に、ステップS317にて確認されたMIDを
追記しステップS323に進む。
【0064】ステップS323では、第3多重通信線用
の受信バッファ413のデータをバッファ群43のう
ち、MIDに対応する所定のバッファ431に転送し、
すべてのデータ転送処理が終了する。なお、ステップS
316において第3多重通信線用の受信バッファ413
が空のときは、第1、第2多重通信線用の送信データリ
スト461,463への追記処理(ステップS317〜
S322)およびデータ転送処理(ステップS323)
をスキップし、転送処理を終了する。
【0065】次にバッファ431から各送信バッファ4
21〜423へのデータ転送処理について説明する。ス
テップS400〜S404(図17)がバッファ431
から第1多重通信線用送信バッファ421へのデータの
転送処理であり、ステップS405〜S409(図1
8)が第2多重通信線用送信バッファ422へのデータ
の転送処理であり、ステップS410〜S414(図1
9)が第3多重通信線用送信バッファ423へのデータ
の転送処理である。ステップS400では、第1多重通
信線用の送信バッファ421が空か否かを確認し、空で
あればステップS401に進み第1多重通信線用の送信
データリスト461が空か否かを確認する。送信データ
リスト461が空でない、すなわちバッファ431から
送信バッファ421に転送すべきデータがあれば、ステ
ップS402に進んで上記送信データリスト461の先
頭のMIDを取得する。続く、ステップS403ではバ
ッファ群43のうち取得したMIDに対応したバッファ
431のデータを第1多重通信線用の送信バッファ42
1に転送する。次いで、送信データリスト461の先頭
の情報すなわちステップS403で転送したデータのM
IDを削除し、以下の低順位の情報を繰り上げ、ステッ
プS405に進む。このように送信データリスト461
に書き込まれた順に、送信バッファ421が空き次第、
バッファ431からデータが送信バッファ421に転送
され、そこで第1多重通信線21への送信待ちの状態と
なる。なお、ステップS400において送信バッファ4
21にデータが既に書き込まれている場合、ステップS
401において送信データリスト461が空で転送すべ
きデータがない場合には、ステップS405(図18)
に進む。
【0066】ステップS405〜S409(図18)で
は、第2多重通信線用の送信バッファ422、これに転
送するデータを保持しているバッファ431、送信デー
タリスト462についてステップS400〜S404と
同様の手順が行われる。すなわち、第2多重通信線用の
送信バッファ422が空で(ステップS405)、第2
多重通信線用の送信データリスト462に書き込みがあ
れば(ステップS406)、送信データリスト462の
先頭のMIDを読み(ステップS407)、当該MID
に対応するバッファ431からデータを送信バッファ4
22に転送する(ステップS408)。そして送信デー
タリスト462の先頭のデータのMID、すなわちこの
転送の済んだデータのMIDを削除し以下の低順位の情
報を繰り上げる(ステップS409)。
【0067】続くステップS410〜S414(図1
9)についても第3多重通信線用の送信バッファ42
3、これに転送するデータを保持しているバッファ43
1、送信データリスト463についてステップS400
〜S404と同様の手順が行われる。第3多重通信線用
の送信バッファ423が空で(ステップS410)、第
3多重通信線用の送信データリスト463に書き込みが
あれば(ステップS411)、送信データリスト463
の先頭のMIDを読み(ステップS412)、当該MI
Dに対応するバッファからデータを送信バッファ423
に転送する(ステップS413)。そして送信データリ
スト463の先頭のデータのMID、すなわちこの転送
の済んだデータのMIDを削除し以下の低順位の情報を
繰り上げる(ステップS414)。
【0068】データコントローラ44Bのデータ転送処
理は上記のごとく設定されており、各送信データリスト
461〜463は、対応する多重通信線21〜23へ送
信すべきデータのMIDが更新されていく。送信データ
リスト461〜463内の順番は受信された順である。
例えば図13(A)のごとく書き込まれた送信データリ
スト462は、バッファ群431から送信順番第1位の
C8hのデータが送信バッファ422に転送され、さら
に第2多重通信線22に送信されると、送信順番第1位
のC8hが削除されて送信順番第2位の01hが繰り上
がり、図13の(B)となる。その後、MID=EBh
のデータが受信されると、送信データリスト462の送
信順番第2位にEBhが新たに書き込まれる。かくして
各多重通信線21〜23のそれぞれにおいて、バッファ
431の通し番号等にかかわらず、中継すべきデータが
受信された順に送信バッファ421〜423において送
信待ちの状態になる。すべてのバッファ431について
データの有無を確認しなくとも、バッファ431に書き
込まれた送信すべきデータの種類が送信データリスト4
61〜463から知られるので、データの中継を速やか
に行うことができる。また、各多重通信線21〜23へ
の送信順番が受信した順番となるので、すべての受信デ
ータを延滞することなく確実に送信することができる。
【0069】(第4実施形態)図20に本発明の第4実
施形態になるデータ中継装置および多重通信システムを
示す。上記各実施形態との相違点を中心に説明する。本
実施形態のデータ中継装置4Cは第3実施形態の構成に
おいて、送信データリスト、データコントローラの一部
を変更した別の送信データリスト461A,462A,
463A、データコントローラ44Cに代えたものであ
る。送信データリスト461A〜463AはMIDに加
え別の情報が書き込まれるようになっており、また、デ
ータコントローラ44Cは、第3実施形態のリスト更新
手段に代えて、送信データリスト461A〜463Aの
順番を受信順ではない別の順番にならべるリスト更新手
段443Aを備えている。
【0070】送信データリスト461A〜463Aは図
21の(A)に示すように、MIDに加えてそのMID
の優先度が書き込まれる。図例では、優先度は最小値0
000bから最大値1111bまでの値をとる。
【0071】データコントローラ44Cは基本的に図1
4〜図19のデータ転送処理と同じ処理を実行するよう
に設定されている。相違点であるリスト更新手段443
Aとしての手順は、ステップS301では受信バッファ
411のデータのMIDを確認するとともに優先度を確
認し、ステップS309では受信バッファ412のデー
タのMIDを確認するとともに優先度を確認し、ステッ
プS317では受信バッファ413のデータのMIDを
確認するとともに優先度を確認する。そして、ステップ
S304,S306,S312,S314,S320,
S322においてMIDとともに優先度を追記するが、
ここで、上記確認された優先度を、送信データリスト4
61A〜463Aに既に書き込まれた優先度と比較し、
優先度の高い順番になるように並べ替える。例えば図2
1により説明すると、送信データリスト462Aに最
初、図21(A)のごとく書き込まれており、MID=
EBhのデータが受信されたとする。そしてこのデータ
の優先度は1000bとする。MID=EBhのデータ
の優先度(1000b)は、MID=C8hのデータの
優先度(1101b)よりも低く、MID=01hのデ
ータの優先度(0011b)よりも高いから、送信順番
第2位に追記され、MID=01hが繰り下がり、送信
データリスト462Aは図21(B)のように変更され
る。なお、受信されたMID=EBhのデータの優先度
が(0000b)の場合は、MID=EBhは末尾に追
記され、図21(C)のように変更される。
【0072】このように優先度の順に送信データリスト
461A〜463Aが更新されていくので、優先度の高
いデータは速やかに所定の多重通信線21〜23に中継
され、データ中継装置4Cで延滞することが回避され
る。
【0073】(第5実施形態)図22に本発明の第5実
施形態になるデータ中継装置および多重通信システムを
示す。上記各実施形態との相違点を中心に説明する。本
実施形態のデータ中継装置4Dは第4実施形態の構成に
おいて、転送先テーブル、データコントローラの一部を
変更した別の転送先テーブル45A、データコントロー
ラ44Dに代えたものである。優先度テーブルたる転送
先テーブル45Aは、図23に示すようにMIDごと
に、転送先フラグとともに優先度の情報が記憶されたも
ので、各MIDに転送先フラグと優先度とが対応してい
る。この優先度はデータに含まれる優先度(図2参照)
とは別に予め設定される。また、データコントローラ4
4Dは、第4実施形態のリスト更新手段に代えて、送信
データリスト461A〜463Aのリスト情報を別の順
番にならべるリスト更新手段443Bを備えている。
【0074】データコントローラ44Dは基本的に図1
4〜図19のデータ転送処理と同じ処理を実行するよう
に設定されている。相違点であるリスト更新手段443
Bとしての手順は、ステップS302,S310,S3
18であり、どの送信データリスト461A〜463A
に書き込むかの情報とともに優先度の情報を確認する。
そして、ステップS304,S306,S312,S3
14,S320,S322においてMIDおよび優先度
を追記するが、ここで、上記確認された優先度を、送信
データリスト461A〜463Aに既に書き込まれた優
先度と比較し、優先度の高い順番になるように並べ替え
る。
【0075】本実施形態では、BEANプロトコルの優
先度(PRI)とは関係なく中継データ間で優先して転
送すべきデータほど、より早く送信バッファ421〜4
23に転送することができる。例えば、2つのデータの
中継先がともに同じ2つの多重通信線22,23である
場合であって、第2多重通信線22へのデータ中継は一
方のデータが他方のデータよりも優先すべきであり第3
多重通信線23へのデータ中継は他方のデータが一方の
データよりも優先すべきであるときに、転送先テーブル
45Aにおいて、送信バッファ422への転送について
は、一方のデータの優先度を他方のデータの優先度より
も高く設定しておき、送信バッファ423への転送につ
いては、他方のデータの優先度を一方のデータの優先度
よりも高く設定しておくことで、第2多重通信線22へ
は一方のデータの方が、第3多重通信線23へは他方の
データの方が、早く中継される。
【0076】(第6実施形態)図24に本発明の第6実
施形態になるデータ中継装置および多重通信システムを
示す。上記各実施形態との相違点を中心に説明する。本
実施形態のデータ中継装置4Eは第3実施形態の構成に
おいて、データコントローラの一部を変更した別のデー
タコントローラ44Eに代えたものである。データコン
トローラ44Eは基本的に第3実施形態のデータコント
ローラ44Bと同じものであるが、優先度再設定手段4
44を備えている。
【0077】データコントローラ44Eは基本的に図1
4〜図19のデータ転送処理と同じ処理を実行するよう
に設定されている。相違点である優先度再設定手段44
4としての手順は、ステップS403,S408,S4
13において、バッファ群43から送信バッファ421
〜423への転送処理を行う際、データの優先度を最上
位(1111b)に再設定した後、対応する送信バッフ
ァ421〜423へ転送することである。送信バッファ
421〜423にはデータが、優先度が最上位に再設定
された状態で送信待ちとなる。これにより、次の効果を
奏する。すなわち、上記各実施形態では、中継先の多重
通信線21〜23が混雑しているために送信バッファ4
21〜423に送信待ちの状態で中継が遅れる場合があ
る。本実施形態では、送信バッファ421〜423のデ
ータは優先度が最上位となっているので、中継先の多重
通信線21〜23により形成される通信系11〜13に
属する通信ノード31〜33から送信されるデータより
も優先度が高い。したがって送信バッファ421〜42
3に転送されたデータは、その後、速やかに中継先の多
重通信線21〜23に送信される。
【0078】なお、本実施形態では、再設定後の優先度
は(1111b)としているが、中継先の各通信系11
〜13内で最上位になっておればよく、例えば第2多重
通信系12に属する通信ノード32が送信するデータの
うち最も高い優先度が(0011b)である場合には、
第2多重通信線22に転送するデータの優先度は(01
00b)以上に設定すればよい。
【0079】また、データコントローラ44Eは、優先
度の再設定を受信バッファ411〜413からバッファ
群43に転送する際に行うようにしてもよい。
【0080】なお、上記各実施形態ではバッファ431
はデータの種類ごとに1つづつ設けられているが、1つ
のデータ種類に対して複数のバッファを割り当て、これ
ら複数のバッファをスタック型にて使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のデータ中継装置および多重通信
システムの構成図である。
【図2】本発明の第1のデータ中継装置および多重通信
システムの通信データのフレーム構造を示す図である。
【図3】本発明の第1のデータ中継装置および多重通信
システムの通信データの種類とそのMIDの対応関係を
示す図である。
【図4】本発明の第1のデータ中継装置のバッファの模
式図である。
【図5】本発明の第1のデータ中継装置の転送先テーブ
ルにおけるデータとその転送先の対応関係を示す図であ
る。
【図6】本発明の第1のデータ中継装置のデータコント
ローラにおいて実行される制御を示す第1のフローチャ
ートである。
【図7】本発明の第1のデータ中継装置のデータコント
ローラにおいて実行される制御を示す第2のフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第1のデータ中継装置のデータコント
ローラにおいて実行される制御を示す第3のフローチャ
ートである。
【図9】本発明の第1のデータ中継装置のデータコント
ローラにおいて実行される制御を示す第4のフローチャ
ートである。
【図10】本発明の第2のデータ中継装置および多重通
信システムの構成図である。
【図11】本発明の第2のデータ中継装置のデータコン
トローラにおいて実行される制御を示すフローチャート
である。
【図12】本発明の第3のデータ中継装置および多重通
信システムの構成図である。
【図13】(A),(B),(C)はそれぞれ本発明の
第3のデータ中継装置の送信データリストにおける送信
順番とデータ種類の対応関係を示す図である。
【図14】本発明の第3のデータ中継装置のデータコン
トローラにおいて実行される制御を示す第1のフローチ
ャートである。
【図15】本発明の第3のデータ中継装置のデータコン
トローラにおいて実行される制御を示す第2のフローチ
ャートである。
【図16】本発明の第3のデータ中継装置のデータコン
トローラにおいて実行される制御を示す第3のフローチ
ャートである。
【図17】本発明の第3のデータ中継装置のデータコン
トローラにおいて実行される制御を示す第4のフローチ
ャートである。
【図18】本発明の第3のデータ中継装置のデータコン
トローラにおいて実行される制御を示す第5のフローチ
ャートである。
【図19】本発明の第3のデータ中継装置のデータコン
トローラにおいて実行される制御を示す第6のフローチ
ャートである。
【図20】本発明の第4のデータ中継装置および多重通
信システムの構成図である。
【図21】(A),(B),(C)はそれぞれ本発明の
第4のデータ中継装置の送信データリストにおける送信
順番とデータ種類および優先度の対応関係を示す図であ
る。
【図22】本発明の第5のデータ中継装置および多重通
信システムの構成図である。
【図23】本発明の第5のデータ中継装置の転送先テー
ブルにおけるデータとその転送先ならびに優先度の対応
関係を示す図である。
【図24】本発明の第6のデータ中継装置および多重通
信システムの構成図である。
【図25】従来のデータ中継装置および多重通信システ
ムの代表例の構成図である。
【図26】従来のデータ中継装置および多重通信システ
ムの別の代表例の構成図である。
【符号の説明】
11,12,13 通信系 21,22,23 多重通信線 31,32,33 通信ノード 4,4A,4B,4C,4D,4E データ中継装置 411,412,413 受信バッファ 421,422,423 送信バッファ 43 バッファ群 431 バッファ 44,44A,44B,44C,44D,44E デー
タコントローラ 441 バッファ指定手段 442,442A バッファ確認手段 443,443A,443B リスト更新手段 45,45A 転送先テーブル 45A 転送先テーブル(優先度テーブル) 461,462,463,461A,462A,463
A 送信データリスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 育生 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式 会社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 佐藤 善久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (72)発明者 若松 俊宏 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (72)発明者 岸上 友久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (72)発明者 酒井 和憲 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 神谷 昌史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 本田 洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 久米 真人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 柳生 幹人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−16448(JP,A) 特開 昭59−212053(JP,A) 特開 昭62−122357(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28,12/44 - 12/46 H04L 13/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの種類の情報を含むデータを伝送
    する多重通信線の間に介設されて複数の種類のデータを
    中継するデータ中継装置であって、受信したデータの中
    継先の多重通信線を選択し受信データを転送するデータ
    コントローラを有するデータ中継装置において、受信デ
    ータを中継先の多重通信線に送信する前に一時保持する
    バッファを、中継されるデータの種類ごとに設け、上記
    データコントローラには、受信したデータの種類を識別
    し、その種類に対応するバッファを受信したデータの書
    き込み先として指定するバッファ指定手段と、所定の時
    間間隔で立ち上がり、順次、上記バッファ内の送信する
    データの有無を確認するバッファ確認手段とを具備せし
    、該バッファ確認手段を、立ち上がるごとに上記バッ
    ファの確認順序を順繰りにずらしていくように設定し
    ことを特徴とするデータ中継装置。
  2. 【請求項2】 データの種類の情報を含むデータを伝送
    する多重通信線の間に介設されて複数の種類のデータを
    中継するデータ中継装置であって、受信したデータの中
    継先の多重通信線を選択し受信データを転送するデータ
    コントローラを有するデータ中継装置において、上記各
    多重通信線ごとに、送信すべきデータの種類の情報が送
    信順に並べられた送信データリストを具備せしめ、か
    つ、受信データを中継先の多重通信線に送信する前に一
    時保持するバッファを、中継されるデータの種類ごとに
    設け、上記データコントローラには、受信したデータの
    種類を識別し、その種類に対応するバッファを受信した
    データの書き込み先として指定するバッファ指定手段
    と、受信したデータの種類の情報を送信データリストに
    追記するリスト更新手段とを具備せしめたデータ中継装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ中継装置におい
    て、上記リスト更新手段を、上記送信データリスト内の
    並び順が受信した順番となるように、受信したデータの
    種類の情報を送信データリストに追記するように設定し
    たデータ中継装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のデータ中継装置におい
    て、上記データは、上記多重通信線上での衝突調停用に
    データの種類ごとに設定された優先度の情報を含み、か
    つ、上記リスト更新手段を、受信したデータの優先度を
    識別し上記送信 データリスト内の並び順が優先度の順番
    となるように、受信したデータの種類の情報を送信デー
    タリストに追記するように設定したデータ中継装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のデータ中継装置におい
    て、中継するデータの種類に対してデータの優先度を対
    応せしめる優先度テーブルを具備せしめ、上記リスト更
    新手段を、優先度テーブルに基づいて受信したデータの
    優先度を識別し上記送信データリスト内の並び順が優先
    度の順番となるように、受信したデータの種類の情報を
    送信データリストに追記するように設定したデータ中継
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載のデータ
    中継装置と、データを送受信する通信ノードが上記多重
    通信線に接続された複数の通信系とを具備することを特
    徴とする多重通信システム。
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