JP3445057B2 - 真空ホットプレスの制御方法と装置 - Google Patents

真空ホットプレスの制御方法と装置

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JP3445057B2
JP3445057B2 JP12101496A JP12101496A JP3445057B2 JP 3445057 B2 JP3445057 B2 JP 3445057B2 JP 12101496 A JP12101496 A JP 12101496A JP 12101496 A JP12101496 A JP 12101496A JP 3445057 B2 JP3445057 B2 JP 3445057B2
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JP
Japan
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vacuum
pressure
hot press
door
chamber
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Inventor
良一 田中
清司 谷澤
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株式会社名機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】積層板等のプレス成形を行う
真空ホットプレスにおける扉を、成形終了時に開放する
ときの制御方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の真空ホットプレスにおいては、成
形終了後チャンバ内の圧力が所定の設定値に到達したと
き扉を開放するようにしていた。しかしながらホットプ
レスの成形時間は1時間から2時間であり、それより長
い時間経過では、その間に大気圧が低下して前記圧力設
定値に到達しないこともあった。そのような事態を避け
るには前記圧力設定値を大気圧の変化に応じて変更する
かあるいは、真空の開放制御開始から計時開始するタイ
マを設け、十分に余裕をもった真空開放時間を設定して
バックアップしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
おいては、バックアップタイマの余裕のための無駄時間
があった。また、上記とは逆に前記圧力設定値より成形
終了時の大気圧が高くなった場合は、チャンバ内の圧力
が前記圧力設定値に到達して扉を開放する指令が出たと
き、扉には大気圧との差圧に相当する押圧力が作用し扉
の開放が困難になったり、パッキングに押圧力が加わっ
たまま扉を開放しようとするためパッキングが破損する
こともあった。さらに、大気開放用のバルブが破損した
り、ゴミが詰まって大気開放が出来なくなった場合にも
パッキングが破損したり、扉が開放出来ない状態のまま
成形サイクルが中断することがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、真空ホットプレ
スのチャンバ内の絶対真空圧を検出する真空圧検出器
と、該真空圧検出器の検出値を記憶する記憶部と、チャ
ンバ内の圧力が前記記憶された検出値に達したかどうか
を比較演算する演算部と、該演算部からの信号によって
扉を開放する出力部を設けて、プレス成形の開始時に大
気圧を検出して記憶し、プレス成形終了後チャンバ内の
圧力が前記記憶した大気圧値に達したとき扉を開放する
ようにしたのである。また、プレス成形終了後チャンバ
内の圧力が前記記憶した大気圧値に達しなかったときは
所定時間後警報を発するようにしたのである。
【0005】
【発明の実施の形態】図面に基づいて本願発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1はホットプレス1の概略を
示す部分断面を含む側面図とその制御装置のブロック図
である。固定盤2とシリンダ3は4本のステー5によっ
て締結され、シリンダ3に内装したラムにより上下する
可動盤4と共に、複数の熱板6を圧締可能に構成してい
る。方形の固定盤2とシリンダ3との間の空間はカバー
7により三方が気密に包囲されており、他の一面は開口
部を有し、該開口部の外方周囲にはパッキング8が装着
してある。扉9は該パッキング8の全面に当接して固定
盤2及びシリンダ3に囲まれたチャンバ内を気密に保持
する。扉9の下部にはシリンダ10のロッド11が固着
してあり、シリンダ10の操作によって扉9は上下に移
動して前記開口部を開閉する。
【0006】可動盤4が最降下した状態では熱板6相互
間には同一寸法の間隙があり、扉9を最上昇して該間隙
に被プレス材料を挿入し、扉9を下降して閉鎖した後、
排気口13から図示しない真空ポンプによって排気し、
固定盤2、シリンダ3、カバー7及び扉9からなるチャ
ンバ内を真空にする。
【0007】14はホットプレス1のシーケンス制御、
圧力制御、温度制御等を実行する制御装置であり、図1
においては扉9の開放に関する系のみ図示する。制御装
置14はマイクロプロセッサをベースに構成され、CP
U15とバスラインで接続された記憶部16、操作・表
示部17、入力部18および出力部19よりなる。前記
チャンバ内の真空圧を検出する真空圧検出器12からの
信号は入力部18に入力される。記憶部16は入力部1
8の検出圧力値、設定値あるいは演算処理の一時値を記
憶する。操作・表示部17はホットプレスの運転操作や
設定値を入力したり、該設定値や実測値を表示する。出
力部19は前記記憶部16、操作・表示部17あるいは
入力部18の信号に基づいてCPU15が演算処理した
結果をアクチュエータに応じた信号に変換して出力す
る。
【0008】図2は本願発明の制御方法を示す流れ図で
ある。前記の如く、熱板6相互間に被プレス材料を挿入
してプレス成形の準備を行う(ステップS1)。この状
態では扉9は開放されており、真空圧検出器12は大気
圧を検出しており、該大気圧値を記憶部16に格納する
(ステップS2)。次に扉9を閉鎖して(ステップS
3)ステップS4においてプレス成形工程を実行する。
真空圧検出器12で検出したチャンバ内の絶対真空度が
所定の設定値に達したらプレス成形工程が開始する。ま
た、真空度の該所定の設定値を保持するように電磁弁等
によって真空度を制御することも行われる。予めプログ
ラムされた温度と圧締力の制御期間を経過するとプレス
成形工程は終了しチャンバを大気と連通するための電磁
弁を励磁してチャンバ内の真空を大気に開放開始すると
同時に警報タイマの計時を開始するのである(ステップ
S5)。チャンバ内の圧力がステップS2における大気
圧値にまで上昇したかどうかの比較演算の結果(ステッ
プS6)、YESであればステップS8で扉9を開放す
るのである。ステップS6において、チャンバ内の真空
圧力が大気開放してステップS2における大気圧値にま
で上昇しなかったときは、操作・表示部17で設定され
記憶部16に格納された警報タイマ値がステップS7に
おいて所定時間まで計時到達したとき、ステップS9で
警報を発する。該警報によって大気圧開放用バルブ等の
異常が発見出来、成形サイクルが中断状態で放置される
ことが効果的に避けられるのである。なを、前記警報タ
イマの所定時間は通常の大気開放に要する時間に数十秒
の余裕時間を加算した値に設定しておく。
【0009】
【発明の効果】従来のように扉開放までの無駄時間がな
く、また大気圧の変化に基づく扉のパッキング破損が防
止出来ると共に、プレス作動の異常が検出可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のホットプレスの扉開放装置の構成を
示す説明図である。
【図2】本願発明のホットプレスの扉開放の制御方法を
示す流れ図である。
【符号の説明】
1 ホットプレス 2 固定盤 3 シリンダ 4 可動盤 5 ステー 6 熱板 7 カバー 8 パッキング 9 扉 10 シリンダ 12 真空圧検出器 13 排気口 14 制御装置 15 CPU 16 記憶部 17 操作・表示部 18 入力部 19 出力部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形の開始時に大気圧を検出して
    記憶し、プレス成形終了後チャンバ内の圧力が前記記憶
    した大気圧値に達したとき扉を開放することを特徴とす
    る真空ホットプレスの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1における真空ホットプレスの制
    御方法において、プレス成形終了後チャンバ内の圧力が
    前記記憶した大気圧値に達しなかったときは、チャンバ
    内の真空を大気に開放開始すると同時に計時開始するタ
    イマが所定時間計時後警報を発することを特徴とする真
    空ホットプレスの制御方法。
  3. 【請求項3】 真空ホットプレスのチャンバ内の絶対真
    空圧を検出する真空圧検出器と、該真空圧検出器の検出
    値を記憶する記憶部と、チャンバ内の圧力が前記記憶さ
    れた検出値に達したかどうかを比較演算する演算部と、
    該演算部からの信号によって扉を開放する出力部を有す
    ることを特徴とする真空ホットプレスの制御装置。
JP12101496A 1996-04-17 1996-04-17 真空ホットプレスの制御方法と装置 Expired - Lifetime JP3445057B2 (ja)

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