JP3444571B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚外用剤に係り、
さらに詳しくは、美白効果に優れ、かつ肌荒れを改善
し、くすみ改善効果に優れた皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚のしみなどの発生機序については不
明な点もあるが、一般には、ホルモンの以上や日光から
の紫外線の刺激糖が原因となってメラニン色素が形成さ
れ、これが皮膚内に異常沈着するものと考えられてい
る。このようなしみやあざの治療法として、メラニンの
生成を抑制する物質(例えばビタミンC剤など)を大量
に経口投与する方法、グルタチオン等を注射する方法、
あるいはL−アスコルビン酸、システイン等を軟膏、ク
リーム、ローション等の形態にして局所に塗布する等の
方法がとられている。また、皮膚美白効果を目的として
ハイドロキノンの配糖体を含む皮膚外用剤が特開昭60
−56912号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のものの多くは美白作用を有するものの、それ自体、肌
荒れ改善効果をもたないため、肌のくすみを改善する効
果としては満足のいくものではなかった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、優れた美白効果を有す
るとともに、肌荒れ防止、改善効果を有し、くすみ改善
効果に優れた皮膚外用剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明者らは上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ハイドロキノ
ンの特定の配糖体とともに特定の低分子ベタインを配合
することにより、美白効果に優れるばかりでなく、肌荒
れ改善効果およびくすみ改善効果に優れた皮膚外用剤が
得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】 すなわち本発明によれば、下記一般式
(I)
【0007】
【化3】 (式中、Rは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
ウロン酸残基またはそれらのメチル化物を表す)で表さ
れるハイドロキノンの配糖体と、下記一般式(II)
【化4】 (式中、R 1 、R 2 およびR 3 はそれぞれ独立に炭素数が
1〜6のアルキル基を表し;nは0または正の整数を表
し;ただしR 1 、R 2 およびR 3 の炭素数の和とnとの総
和が8以下である)で表される低分子ベタインを含有し
てなる皮膚外用剤が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の皮膚外用剤につい
て詳述する。
【0009】本発明に用いられる低分子ベタインは、分
子量100〜200程度の、第四アンモニウム塩基、ス
ルホニウム塩基、ホスホニウム塩基等の分子内塩で両性
イオンを形成するものを包含し得る。分子量を100〜
200程度のものとする理由は、分子量が200を超え
るベタインでは界面活性剤としての性質を帯び、皮膚を
荒らす傾向となり、一方、分子量100未満では親水性
が強くなり皮膚への浸透性が弱くなるからである。本発
明では、これら低分子ベタインの中でも下記一般式(I
I)
【0010】
【化5】 (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立に炭素数が
1〜6のアルキル基を表し;nは0または正の整数を表
し;ただしR1、R2およびR3の炭素数の和とnとの総
和が8以下である)で表される低分子ベタインが用いら
れる。
【0011】 上記一般式(II)において、炭素数と
nとの総和が9以上になり、窒素原子並びにこの窒素原
子に結合したアルキル基(R1、R2およびR3)および
(CH2n+1の部分の分子量が相対的に大きくなると、
上記部分の疎水性が増し、結果としてこの低分子ベタイ
の両性界面活性剤としての性質が顕在化する傾向があ
り好ましくない。
【0012】R1 、R2 およびR3 としては、炭素数1
〜6の直鎖または分岐鎖のアルキル基を広く用いること
ができる。すなわち、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペ
ンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、ヘ
キシル基、イソヘキシル基、3−メチルペンチル基、
2,2−ジメチルブチル基または2,3−ジメチルブチ
ル基等がそれぞれ例示される。これらR1 、R2 、R3
は、同一であっても異なってもよい。
【0013】 上記アルキル基の組み合わせとして、R
1、R2およびR3の炭素数を可能な限り少なくすること
が、上記一般式(II)で表される低分子ベタインの両
性界面活性剤としての性質を可能な限り減ずることがで
きる傾向にあるという点において好ましい。すなわち、
上記一般式(II)中、R1、R2およびR3がすべてメ
チル基で、nが0であるトリメチルグリシンが最も好適
に用いられる。また、上記一般式(II)中、R1、R2
およびR3がすべてメチル基で、nが2であるγ−ブチ
ロベタインも好適に用いられる。本発明に用いられる
分子ベタインは、皮膚外用剤中に含まれる他の保湿剤の
べたつきを抑えるだけでなく、それ自体に保湿効果、肌
荒れ改善効果がある。
【0014】 上記低分子ベタインは、本発明皮膚外用
剤中0.01〜30重量%の割合で配合されるのが好ま
しく、より好ましくは0.1〜10重量%、特に好まし
くは1〜10重量%である。0.01重量%未満では、
皮膚外用剤中に含まれ得る他の保湿剤(例えばムコ多糖
類など)のべたつきを抑制しきれず、一方、30重量%
を超えて配合しても本発明の効果の増大は期待できず、
粉っぽい使用感になり、肌へのなじみも悪くなる。
【0015】本発明に用いられるハイドロキノンの配糖
体は上記一般式(I)で表される。式中、Rは五炭糖残
基、六炭糖残基、アミノ糖残基、ウロン酸残基またはそ
れらのメチル化物を表す。
【0016】Rが五炭糖残基の好適な例としては、Rが
L−アラビノース、D−アラビノース、D−キシロー
ス、D−リボース、L−キシロース、L−リキソース、
D−リブロース等が例示される。
【0017】Rが六炭糖残基の好適な例としては、Rが
D−グルコース、D−ガラクトース、L−ガラクトー
ス、D−マンノース、D−タロース、D−フルクトー
ス、L−ソルボース、D−タガトース、D−ブシコース
等が例示される。
【0018】Rがアミノ糖残基の好適な例としては、R
がD−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、
アミノウロン酸、ムラミン酸等が例示される。
【0019】Rがウロン酸残基の好適当な例としては、
RがD−グルクロン酸、D−ガラクツロン酸、D−マン
ヌロン酸、L−イズロン酸、L−グルロン酸等が例示さ
れる。
【0020】これらの中でも、美白効果、入手のしやす
さ、安定性、安全性等の面からRがD−グルコースで、
これがハイドロキノンにβ−結合したもの、すなわちハ
イドロキノン−D−グルコース(一般名:アルブチン)
が最も好ましい。
【0021】上記一般式(I)で表されるハイドロキノ
ンの配糖体は、本発明皮膚外用剤中0.1〜30重量%
の割合で配合されるのが好ましく、より好ましくは1〜
20重量%である。0.1重量%未満では、本発明の効
果を十分に発揮させることができず、一方、30重量%
を超えて配合しても配合量の増加に見合った効果の増大
は期待できない。
【0022】 本発明の皮膚外用剤においては、特定の
低分子ベタインとハイドロキノンの配糖体を併用するこ
とにより、それらの低分子ベタインとハイドロキノンの
配糖体をそれぞれ単独で配合した場合に比べて、美白効
果とともに肌荒れ改善効果が格段に向上し、極めて優れ
たくすみ改善効果が得られる。
【0023】なお、本発明の皮膚外用剤は化粧料、医薬
品、医薬部外品等、外皮に適用されるものをすべて含み
得る。
【0024】したがってその剤形も、水溶液系、可溶化
系(例えば化粧水など)、乳化系(例えば乳液、クリー
ムなど)、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、水−油2
層系、水−油−粉末3層系等、幅広い形態を取り得る。
【0025】本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分の
他に、通常、化粧料や医薬品等の皮膚外用剤に用いられ
る他の成分も適宜、添加し得る。例えば、二酸化チタ
ン、マイカ、タルク等の粉末成分;月見草油、アボガド
油、ミンク油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、トウモ
ロコシ油、ナタネ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、カカオ
油、ヤシ油、コメヌカ油、オリーブ油、ラノリン、スク
ワレン等の天然動植物油脂類;流動パラフィン、スクワ
ラン、ワセリン等の炭化水素類;パラフィンワックス、
鯨ロウ、ミツロウ、キャンデリラワックス、カルナウバ
ロウ等のワックス類;セタノール、ステアリルアルコー
ル等の高級アルコール類;ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オ
レイン酸、リノレン酸、リノール酸、オキシステアリン
酸等の高級脂肪酸類;イソプロピルミリスチン酸、イソ
プロピルパルミチン酸、イソプロピルステアリン酸、2
エチルヘキサン酸グリセロール等のエステル類;ジエチ
レングリコールモノプロピルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンペンタエリトリトールエーテ
ル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、リノール酸
エチル等の極性オイル、その他シリコーン油;パラアミ
ノ安息香酸、ホモメチル−7N−アセチルアラントイラ
ニレート、ブチルメトキシベンゾイルメタン、ジ−パラ
メトキシケイ皮酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセ
リル、アミルサリシレート、オクチルシンナメート、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の紫外線吸収
剤;ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシレト
ール、マルチトール等の保湿剤;メチルセルロース、ア
ラビアガム、ポリビニルアルコール、モンモリロナイ
ト、ラポナイト等の増粘剤;エタノール、1,3−ブチ
レングリコール等の有機溶剤;ブチルヒドロキシトルエ
ン、トコフェロール、フィチン酸等の酸化防止剤;安息
香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸ア
ルキルエステル(エチルパラベン、ブチルパラベン
等)、ヘキサクロロフェン等の抗菌・防腐剤;アシルサ
ルコシン酸(例えばラウロイルメチルサルコシンナトリ
ウム)、グルタチオン、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、
乳酸等の有機酸;ビタミンAおよびその誘導体;ビタミ
ンB6 塩酸塩、ビタミンB6 トリパルミテート、ビタミ
ンB6 ジオクタノエート、ビタミンB2 およびその誘導
体、ビタミンB12、ビタミンB15およびその誘導体等の
ビタミンB類;アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エ
ステル(塩)、アスコルビン酸リン酸エステル(塩)、
アスコルビン酸ジパルミテート等のビタミンC類;α−
トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロ
ール、ビタミンE−アセテ−ト、ビタミンE−ニコチネ
ート等のビタミンE類;ビタミンD類、ビタミンH、パ
ントテン酸、パントテチン等のビタミン類;ニコチン酸
アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラ
ントイン、グリチルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸
およびその誘導体、ヒノキチオール、ムシジン、ビサボ
ロール、ユーカリプトール、チモールイノシトール、サ
ポニン類(ニンジンサポニン、ヘチマサポニン、ムクロ
ジサポニン等)、パントテルエチルエーテル、エチニル
エストラジオール、トラネキサム酸、セファランジン、
プラセンタエキス等の各種薬剤;ギシギシ、クララ、コ
ウホネ、オレンジ、セージ、ノコギリ草、ゼニアオイ、
センキュウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バー
チ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニ
カ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サ
ワラ等の有機溶媒、アルコール、多価アルコール、水、
水性アルコール等で抽出した天然エキス;色素;モノラ
ウリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソレビタン、ト
リオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエ
チレンソルビタン、ポリエチレングリコールモノオレー
ト、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリコ
ールジエステル、ラウロイルジエタノールアマイド、脂
肪酸イソプロパノールアマイド、マルチトールヒドロキ
シ脂肪族エーテル、アルキル化多糖、アルキルグルコシ
ド、シュガーエステル等の非イオン界面活性剤;ステア
リルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザル
コニウム、ラウリルアミンオキシド等のカチオン界面活
性剤;パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノー
ルアミン、ロート油、リニアドデシルベンゼン硫酸、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸、アシルメチ
ルタウリン等のアニオン界面活性剤;香料;精製水等を
配合することができる。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれによってなんら限定されるもの
ではない。なお、配合量はすべて重量%を表す。
【0027】実施例に先立ち、本発明で用いた試験法、
評価法を説明する。
【0028】[累積等による美白効果試験]色黒、し
み、そばかす等に悩む被験者1群を20名とし、表1〜
3に示す処方の実施例品、比較例品をそれぞれ朝晩、3
ヵ月間、毎日顔面に塗布し、3ヵ月目にその美白効果を
調べた。判定は以下の基準に従い、被験者本人の効果実
感として評価した。 (判定基準) 著効: 色素沈着がほとんど目立たなくなったように感
じられた 有効: 非常にうすくなったように感じられた やや有効: ややうすくなったように感じられた 無効: 変化は感じられなかった (評価) ◎: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が80%以上 ○: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が50〜80%未満 △: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が30〜50%未満 ×: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が30%未満。
【0029】[くすみ改善効果試験]肌のくすみに悩む
被験者1群を20名とし、表1、2に示す実施例品、比
較例品をそれぞれ朝晩、3ヵ月間、毎日顔面に塗布し、
3ヵ月目にそのくすみ改善効果を調べた。判定は以下の
基準に従い、被験者本人の効果実感として評価した。 (判定基準) 著効: くすみがほとんど感じられなくなった 有効: くすみかなり感じられなくなった やや有効: くすみがやや感じられなくなった 無効: 変化なし (評価) ◎: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が80%以上 ○: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が50〜80%未満 △: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が30〜50%未満 ×: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が30%未満。
【0030】実施例1、比較例1〜3(化粧水) 下記表1に示す処方の化粧水を常法にて調製した。これ
を用いて上記試験方法により美白効果、くすみ改善効果
を評価した。
【0031】
【表1】 表1より明らかなように、比較例に比べ本実施例の化粧
水は美白効果に優れるとともに、極めて優れたくすみ改
善効果が得られることがわかる。
【0032】実施例2、比較例4〜6(クリーム) 下記表2に示す処方のクリームを常法にて調製した。こ
れを用いて上記試験方法により美白効果、くすみ改善効
果を評価した。
【0033】
【表2】 表2より明らかなように、比較例に比べ本実施例のクリ
ーム美白効果に優れるとともに、極めて優れたくすみ改
善効果が得られることがわかる。
【0034】実施例3〜9(乳液) 下記表3に示す処方の乳液を調製した。具体的には、7
0℃の水相に70℃で加熱溶融した油相を加え、予備乳
化を行い、さらにホモキミサーで均一乳化した。これを
30℃に冷却して乳液を得た。これを用いて上記試験方
法により美白効果、くすみ改善効果を評価した。結果を
表3に示す。
【0035】
【表3】 実施例10(クリーム) (配合成分) (重量%) 油相 スクワラン 10.0 ステアリン酸 2.0 ワセリン 2.0 セタノール 1.0 ラノリンアルコール 2.0 流動パラフィン 8.0 防腐剤 0.2 香料 0.05 水相 カルボキシビニルポリマー 0.2 コンドロイチン硫酸ソーダ 1.0 γ−ブチロベタイン 1.0 ハイドロキノン−β−D−キシロース 10.0 水酸化カリウム 0.06 精製水 残 部製法 70℃の水相に70℃で加熱溶融した油相を加え、予備
乳化を行い、さらにホモミキサーで均一乳化した、これ
を30℃に冷却して乳液を得た。
【0036】 実施例11(マスク) (配合成分) (重量%) ジプロピレングリコール相 ジプロピレングリコール 3.0 メチルセルロース 0.05 防腐剤 0.2 水相 カルボキシビニルポリマー 0.5 γ−ブチロベタイン 0.5 ハイドロキノン−β−D−グルコサミン 1.0 水酸化カリウム 0.15 精製水 残 部製法 防腐剤をジプロピレングリコールに加熱融解した後、メ
チルセルロースを添加して、ジプロピレングリコール相
を調製し、これに、一部の精製水に溶解したカルボキシ
ビニルポリマーと、他部の精製水に溶解したγ−ブチロ
ベタインおよび水酸化カリウムを添加して、所望するマ
スクを得た。
【0037】上記実施例10、11の皮膚外用剤はいず
れも、美白効果およびくすみ改善効果に優れたものであ
った。
【0038】
【発明の効果】 以上詳述したように本発明によれば、
特定の低分子ベタインとハイドロキノンの配糖体を含有
させることにより、両者の相乗効果によって、美白効果
に優れるとともに、極めて優れたくすみ改善効果を有す
る皮膚外用剤が提供されるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 31/205 A61K 31/205 31/70 31/70 A61P 17/00 A61P 17/00 (56)参考文献 特開 平7−173043(JP,A) 特開 平6−293624(JP,A) 特開 平6−293625(JP,A) 特開 昭60−56912(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、Rは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
    ウロン酸残基またはそれらのメチル化物を表す)で表さ
    れるハイドロキノンの配糖体と、下記一般式(II) 【化2】 (式中、R 1 、R 2 およびR 3 はそれぞれ独立に炭素数が
    1〜6のアルキル基を表し;nは0または正の整数を表
    し;ただしR 1 、R 2 およびR 3 の炭素数の和とnとの総
    和が8以下である)で表される低分子ベタインを含有し
    てなる、皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 前記一般式(II)中、R1、R2および
    3がいずれもメチル基である、請求項に記載の皮膚
    外用剤。
  3. 【請求項3】 前記一般式(II)中、nが0または2
    である、請求項またはに記載の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 前記一般式(I)中、RがL−アラビノ
    ース、D−アラビノース、D−キシロース、D−リボー
    ス、L−キシロース、L−リキソース、D−リブロース
    の中のいずれか1種以上の五炭糖残基またはそれらのメ
    チル化物である、請求項1〜のいずれか1項に記載の
    皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 前記一般式(I)中、RがD−グルコー
    ス、D−ガラクトース、L−ガラクトース、D−マンノ
    ース、D−タロース、D−フルクトース、L−ソルボー
    ス、D−タガトース、D−ブシコースの中のいずれか1
    種以上の六炭糖残基またはそれらのメチル化物である、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 前記一般式(I)中、RがD−グルコサ
    ミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン
    酸、ムラミン酸の中のいずれか1種以上のアミノ糖残基
    またはそれらのメチル化物である、請求項1〜のいず
    れか1項に記載の皮膚外用剤。
  7. 【請求項7】 前記一般式(I)中、RがD−グルクロ
    ン酸、D−ガラクツロン酸、D−マンヌロン酸、L−イ
    ズロン酸、L−グルロン酸の中のいずれか1種以上のウ
    ロン酸残基またはそれらのメチル化物である、請求項1
    のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。
  8. 【請求項8】 前記一般式(I)で表されるハイドロキ
    ノンの配糖体がハイドロキノン−D−グルコースであ
    る、請求項1またはに記載の皮膚外用剤。
  9. 【請求項9】 前記一般式(II)で表される低分子ベ
    タインが皮膚外用剤全量中に0.01〜30重量%配合
    されてなる、請求項1〜のいずれか1項に記載の皮膚
    外用剤。
  10. 【請求項10】 前記一般式(II)で表される低分子
    ベタインが皮膚外用剤全量中に0.1〜10重量%配合
    されてなる、請求項1〜のいずれか1項に記載の皮膚
    外用剤。
  11. 【請求項11】 前記一般式(I)で表されるハイドロ
    キノンの配糖体が皮膚外用剤全量中に0.1〜30重量
    %配合されてなる、請求項1〜10のいずれか1項に記
    載の皮膚外用剤。
  12. 【請求項12】 前記一般式(I)で表されるハイドロ
    キノンの配糖体が皮膚外用剤全量中に1〜20重量%配
    合されてなる、請求項1〜10のいずれか1項に記載の
    皮膚外用剤。
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