JP3444286B2 - スイッチの開閉状態検出装置および電子機器 - Google Patents

スイッチの開閉状態検出装置および電子機器

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JP3444286B2
JP3444286B2 JP2000569413A JP2000569413A JP3444286B2 JP 3444286 B2 JP3444286 B2 JP 3444286B2 JP 2000569413 A JP2000569413 A JP 2000569413A JP 2000569413 A JP2000569413 A JP 2000569413A JP 3444286 B2 JP3444286 B2 JP 3444286B2
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    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/001Electromechanical switches for setting or display

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(技術分野) 本発明は、スイッチの開閉状態検出装置および電子機器
に係り、特にスイッチの開閉状態を低消費電力かつ高精
度に検出することが可能なスイッチの開閉状態検出装
置、およびこの装置を用いた電子機器に関する。
【0002】(背景技術) 一般的な電子機器にあっては、各種の操作をスイッチに
より行うようになっているが、特に、低消費電力が要求
される電子機器にあっては、スイッチの開閉状態を常時
検出しないで、間欠的に検出するようにして、検出回路
で消費される電力を極力抑える工夫が凝らされている。
【0003】このような電子機器に用いられるスイッチ
の開閉状態を検出する構成について、図17を参照して
説明する。この図に示されるように、開閉状態を検出す
べきスイッチSWの一端は、高電位側の基準レベルVdd
に接地される一方、その他端は検出回路900に接続さ
れている。ここで、検出回路900は、nチャネル電界
効果型トランジスタ910とラッチ回路930とから構
成されており、トランジスタ910のドレインは、スイ
ッチSWの他端に接続される一方、そのソースは、負側
の電源電圧Vssに接続されている。また、トランジスタ
910のゲートには、サンプリングパルスSPが供給され
ている。
【0004】ラッチ回路930は、スイッチSWの他端
に接続された信号線Aの電圧レベルを、サンプリングパ
ルスSPの立ち下がりによりラッチして、スイッチSWの
開閉状態を示す信号Outとして出力するものである。
【0005】このような検出回路900では、サンプリ
ングパルスSPが「H」レベルの期間にのみトランジスタ
910がオンして、そのオン抵抗によって信号線Aが電
源電圧Vssにプルダウンされる。このため、信号線Aの
電圧レベルは、サンプリングパルスSPの「H」レベル期
間において、スイッチSWが開いていれば電源電圧Vss
を維持し、一方スイッチSWが閉じていれば接地レベル
に遷移する。したがって、検出回路900は、ラッチ回
路930が信号線Aの電圧レベルをサンプリングパルス
SPの立ち下がりによりラッチすることによって、スイッ
チSWの開閉状態に応じた信号Outを出力することが可
能となる。そして、この信号Outに基づいて当該スイッ
チの指示に対応した処理が、後段回路(図示省略)によ
って実行されることとなる。
【0006】このような検出回路900によれば、トラ
ンジスタ910のドレイン/ソース間に常時電流が流れ
ることがないので、検出回路900において消費される
電力を低く抑えることができる。
【0007】ところで、適用される電子機器によって
は、電源電圧Vssが一定ではなく、ある程度の幅をもっ
て変動する場合がある。例えば、電子機器に発電機構お
よび蓄電機構を備えたものにあっては、発電機構により
発電した電力を蓄電機構に蓄電する。そして、電子機器
は、蓄電機構に蓄電された電力を電源とするため、蓄電
状態により電源電圧Vssが変動することになる。
【0008】ここで、一般的なトランジスタにあって
は、ソース/ドレイン間の電圧が低いほど、そのオン抵
抗が大きくなる。すなわち端的に言えば、電圧に対する
抵抗値の特性が非直線的である、という性質をトランジ
スタは有する。一方、高抵抗で信号線Aをプルダウンす
ると、その電圧レベルが不定となりやすい。このため、
ソース/ドレイン間の電圧が低くても(すなわち、電源
電圧Vssと接地レベルとの差が小さくても)、信号線A
の電圧レベルを安定化させるため、トランジスタ910
にはオン抵抗の小さいタイプを用いなければならない。
【0009】しかしながら、オン抵抗の小さいトランジ
スタによって信号線Aをプルダウンする構成では、検出
回路900の消費電力が必然的に増大する。このため、
本来の目的である低消費電力を図ることに対して背反す
るだけでなく、スイッチの開閉状態を検出することが可
能な電源電圧の範囲がトランジスタの特性により限定さ
れてしまう、という問題があった。
【0010】この問題は、スイッチSWの開閉状態を高
精度に検出するため、サンプリングレートを高めた場合
に顕著となる。この理由は次の通りである。すなわち、
信号線Aのラインには、トランジスタ910や、実装の
引き出しのためのパッド、配線等による寄生容量が存在
する。ここで、スイッチSWが開状態の場合において、
この寄生容量に何らかの理由により電荷が蓄電されてい
るときに、サンプリングパルスSPが「H」レベルとなる
と、信号線Aのレベルは、寄生容量とプルダウン抵抗と
による時定数に応じて時間的に変化することになる。こ
のため、信号線Aは、所定の期間だけプルダウンした後
でないと、スイッチSWが開状態である「L」レベルの
状態に確定しない。したがって、サンプリングレートを
高めるためには、信号線Aのレベルが確定するまでの時
間を十分にとるべく、サンプリングパルスSPのパルス幅
をある程度確保しなければならない。このことは、トラ
ンジスタ910におけるオン時間の長期化を意味するこ
とにほかならないからである。
【0011】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、スイッチの開閉状態
を検出することが可能な電源電圧範囲の拡大と、スイッ
チの開閉状態の検出精度向上とを両立することが可能な
スイッチの開閉状態検出装置、およびこの装置を用いた
電子機器を提供することにある。
【0012】(発明の開示) 本発明の第1の態様は、一端が接地線または電源に接続
されたスイッチと、スイッチの他端と電源または接地線
との間に接続された抵抗と、電源の電圧レベルと接地線
の接地レベルとの差である電源電圧に基づいて抵抗の値
を制御する制御ユニットと、を備え、スイッチの他端に
おける電圧レベルに対応するスイッチの開閉状態に相当
する信号を出力することを特徴としている。
【0013】さらに本発明の第1の態様は、スイッチの
他端における電圧レベルを判別して、スイッチの開閉状
態に相当する信号を出力する判別ユニットを備えたこと
を特徴としている。
【0014】さらに本発明の第1の態様の判別ユニット
は、電圧レベルの判別を予め定めた所定の間隔毎に行う
ことを特徴としている。
【0015】また、本発明の第1の態様の制御ユニット
は、抵抗の値が予め定めた上限抵抗値を超過しないよう
に抵抗の値を制御することを特徴としている。
【0016】また、本発明の第1の態様の制御ユニット
は、抵抗の値が予め定めた上限抵抗値及び下限抵抗値で
規定される抵抗値範囲内となるように抵抗の値を制御す
ることを特徴としている。
【0017】また、本発明の第1の態様の抵抗は、その
抵抗値が電源電圧に基づいて変化する可変抵抗であり、
電圧をその絶対値で比較した場合に、電源電圧が予め定
めた所定の基準電圧よりも高い場合に制御ユニットによ
り設定される抵抗の値を電源電圧が所定の基準電圧より
も低い電源電圧条件下で測定したと仮定したときに得ら
れる抵抗の値を仮想抵抗値とし、制御ユニットは、電圧
をその絶対値で比較した場合に、電源電圧が所定の基準
電圧よりも低い場合に設定すべき抵抗の値を、電源電圧
条件下において仮想抵抗値よりも小さくするように制御
することを特徴としている。
【0018】さらに本発明の第1の態様の抵抗は、複数
の副抵抗により構成され、制御ユニットは、電源電圧に
基づいてスイッチの他端と電源または接地線との間に接
続すべき抵抗の数を制御することを特徴としている。
【0019】また、本発明の第1の態様の抵抗は、略同
一の抵抗値を有する複数の副抵抗により構成され、制御
ユニットは、電源電圧が基準電圧よりも低い場合に電源
電圧が基準電圧よりも高い場合に接続すべき副抵抗の数
よりも多くの副抵抗を並列に接続することを特徴として
いる。
【0020】また、本発明の第1の態様の抵抗は、相異
なる抵抗値を有する複数の副抵抗により構成され、制御
ユニットは、複数の副抵抗のうち、電源電圧に基づいて
スイッチの他端と電源または接地線との間に接続すべき
一又は複数の副抵抗を選択することを特徴としている。
【0021】また、本発明の第1の態様の制御ユニット
は、互いに相異なる複数の基準電圧が予め定められてい
ることを特徴としている。
【0022】また、本発明の第1の態様の抵抗は、トラ
ンジスタであり、スイッチの他端における電圧レベルを
判別する間隔毎にオン状態とされることを特徴としてい
る。
【0023】また、本発明の第1の態様は、一端が接地
線または電源に接続されたスイッチと、スイッチの他端
と電源または接地線との間に接続された抵抗と、電源の
電圧レベルと接地線の接地レベルとの差である電源電圧
に基づいて抵抗の値を切り替える抵抗値切替回路とを備
え、スイッチの他端における電圧レベルを判別して、ス
イッチの開閉状態に相当する信号を出力することを特徴
としている。
【0024】さらに、本発明の第1の態様は、スイッチ
の他端における電圧レベルを判別して、スイッチの開閉
状態に相当する信号を出力するラッチ回路を備えたこと
を特徴としている。
【0025】さらに本発明の第1の態様のラッチ回路
は、電圧レベルの判別を予め定めた所定の間隔毎に行う
ことを特徴としている。
【0026】また、本発明の第1の態様の抵抗は、その
抵抗値が電源電圧に基づいて変化する可変抵抗であり、
電圧をその絶対値で比較した場合に、電源電圧が予め定
めた所定の基準電圧よりも高い場合に抵抗値切替回路に
より設定される抵抗の値を電源電圧が所定の基準電圧よ
りも低い電源電圧条件下で測定したと仮定したときに得
られる抵抗の値を仮想抵抗値とし、抵抗値切替回路は、
電圧をその絶対値で比較した場合に、電源電圧が所定の
基準電圧よりも低い場合に設定すべき抵抗の値を、電源
電圧条件下において仮想抵抗値よりも小さくするように
制御することを特徴としている。
【0027】本発明の第2の態様は、電力を供給する電
源と、電源の電圧を検出する電圧検出ユニットと、一端
が接地線または電源に接続されたスイッチと、スイッチ
の他端と電源または接地線との間に接続された抵抗と、
電圧検出ユニットにより検出された電源の電圧レベルと
接地線の接地レベルとの差である電源電圧に基づいて抵
抗の値を制御する制御ユニットと、スイッチの他端にお
ける電圧レベルを判別して、スイッチの開閉状態に対応
する信号を出力する判別ユニットと、判別ユニットによ
り出力される信号にしたがって、スイッチによって指示
された処理内容を実行する処理ユニットを備えたことを
特徴としている。
【0028】さらに本発明の判別ユニットは、電圧レベ
ルの判別を予め定めた所定の間隔毎に行うことを特徴と
している。
【0029】また、本発明の第2の態様における抵抗
は、その抵抗値が電源電圧に基づいて変化する可変抵抗
であり、電圧をその絶対値で比較した場合に、電源電圧
が予め定めた所定の基準電圧よりも高い場合に制御ユニ
ットにより設定される抵抗の値を電源電圧が所定の基準
電圧よりも低い電源電圧条件下で測定したと仮定したと
きに得られる抵抗の値を仮想抵抗値とし、制御ユニット
は、電圧をその絶対値で比較した場合に、電源電圧が所
定の基準電圧よりも低い場合に設定すべき抵抗値を、電
源電圧条件下において仮想抵抗値よりも小さくするよう
に制御することを特徴としている。
【0030】また、本発明の第2の態様における処理ユ
ニットは、スイッチによって指示された各種計時処理を
実行する計時ユニットを備えたことを特徴としている。
【0031】また、本発明の第2の態様における電源
は、発電機構により発電した電力を蓄電する蓄電ユニッ
トを含み、蓄電ユニットにより蓄電された電力を供給す
ることを特徴としている。
【0032】さらに、本発明の第2の態様は、電圧検出
ユニットにより検出された電圧に応じて、蓄電ユニット
からの出力電圧を制御する電圧制御ユニットを備えるこ
とを特徴としている。
【0033】(発明を実施するための最良の形態) つぎに本発明を実施するための最良の形態について図面
を参照して説明する。 [1] 第1実施形態 [1.1] 検出回路の回路構成 図1は、本発明の第1実施形態にかかる検出回路100
の構成を示す回路図である。
【0034】図1に示されるように、開閉状態を検出す
べきスイッチSWの一端は、高電位側の基準レベルVdd
に接地され、スイッチSWの他端は検出回路100に接
続されている。ここで、検出回路100は、nチャネル
電界効果型トランジスタ110a、110bと、アンド
回路120と、ラッチ回路130とから構成されてい
る。
【0035】このうち、トランジスタ110a、110
bは、双方とも同タイプであって、性能がほぼ同一のも
のであり、各ドレインは、スイッチSWの他端にそれぞ
れ接続される一方、各ソースは、負側の電源電圧Vssに
それぞれ接続されている。
【0036】また、トランジスタ110aのゲートに
は、サンプリングパルスSPが供給され、トランジスタ1
10bのゲートは、アンド回路120の出力端に接続さ
れている。ここで、アンド回路120は、電源電圧Vss
と接地レベルたる基準レベルVddとの差がしきい値Vth以
下の場合に「H」レベルになる信号CMPと、サンプリン
グパルスSPとの論理積を出力するものである。
【0037】また、ラッチ回路130は、図17におけ
るラッチ回路930と同様に、スイッチSWの他端に接
続された信号線Aの電圧レベルを、サンプリングパルス
SPの立ち下がりによりラッチして、スイッチSWの開閉
状態を示す信号Outとして出力するものである。
【0038】[1.2] 検出回路の動作 次に、検出回路100の動作について、図1および図2
を参照して説明する。ここで、図2は、電源電圧Vssと
信号線Aをプルダウンする抵抗値との関係を示す図であ
る。なお、この図2において、横軸として電源電圧Vss
としているが、電源電圧Vssは実際には負電源であるの
で、厳密に言えば、横軸は、電源電圧Vssと基準レベルV
ddとの差(=|Vdd−Vss|)ということになる、ある
いは、右方向が負軸ということになる。
【0039】さて、この電圧差がしきい値Ythよりも大
きい場合、信号CMPは「L」レベルになるので、サンプ
リングパルスSPが「H」レベルの期間ではトランジスタ
110aのみがオンして、信号線Aをプルダウンする。
したがって、この場合に限っていえば、従来の検出回路
900との相違点はない。
【0040】さらに、電源の放電が進行して、電源電圧
Vssと基準レベルVddとの差がしきい値Vth以下になる
と、信号CMPが「H」レベルとなるので、アンド回路1
20が開き、アンド回路120の出力は「H」レベルと
なる。
【0041】ここで、しきい値Vthは、トランジスタ1
10aのオン抵抗において信号線Aの電圧レベルが確実
に定まる範囲の上限値Mよりも手前の値に相当する電圧
レベルに設定される。
【0042】アンド回路120が開いた状態において、
サンプリングパルスSPが「H」レベルの期間では、トラ
ンジスタ110a、110bの両者がオンして、オン抵
抗の並列接続によって信号線Aをプルダウンすることに
なる。このため、信号線Aをプルダウンする抵抗値は、
図2においてで示されるように、トランジスタ110
aのみがオンする場合と比べると約半分となるので、信
号線Aの電圧レベルが確実にプルダウンされることとな
る。
【0043】より一般的には、抵抗値が電源電圧に基づ
いて変化するトランジスタが用いられる。このトランジ
スタにおいて、電圧をその絶対値で比較した場合に、電
源電圧(|Vdd−Vss|)が予め定めた所定の基準電圧
(=Vth)よりも高い場合に検出回路100(=制御ユ
ニットに相当)により設定される抵抗の値を、電源電圧
が所定の基準電圧よりも低い電源電圧条件下で測定した
と仮定したときに得られる仮想抵抗値(図2における
の曲線を低電圧側に延長した破線部分に相当)とする。
検出回路100は、電圧をその絶対値で比較した場合
に、電源電圧が所定の基準電圧よりも低いという電源電
圧条件下において仮想抵抗値よりも設定すべき抵抗の値
を小さくするように制御する。すなわち、図2における
の曲線で示すような値に抵抗の値が制御されることに
より、信号線Aの電圧レベルが確実にプルダウンされる
こととなる。この点については、各基準電圧(後述のV
th1、Vth2等)単位でみれば、後述する第3変形例の場
合のように、複数の基準電圧を有する場合も同様であ
る。
【0044】[1.3] 第1実施形態の効果 このように、本第1実施形態にかかる検出回路100に
よれば、電源電圧Vss と基準レベルVddとの差がしきい
値Vthよりも大きい場合には、サンプリングパルスSPの
「H」レベル期間においてトランジスタ110aのみが
オンして、消費電力が低く抑えられる。一方、差がしき
い値Vth以下の場合には、トランジスタ110a、11
0bの両者がオンして、信号線Aの電圧レベルの安定化
が図られるので、電源電圧Vssがある程度の幅をもって
変動する場合においても、低消費電力化と検出精度向上
とを両立させることが可能となる。
【0045】換言すれば、信号線Aの電圧レベルが安定
となる電源電圧Vssの範囲は、1つのトランジスタのみ
により信号線Aをプルダウンする従来の構成にあっては
しきい値Vth以上の領域に限定されてしまうが、実施形
態にかかる検出回路100によれば、しきい値Vth以下
の領域まで拡大することが可能となるものである。
【0046】[1.4] 第1実施形態の変形例 なお、本発明は、上述した実施形態にかかる検出回路1
00に限られず、種々の応用・変形が可能である。
【0047】[1.4.1] 第1変形例 例えば、実施形態にかかる検出回路100にあっては、
電源電圧を負電源とするタイプとして説明したが、図3
に示されるように、トランジスタ110a、110bを
pチャネル型として、電源電圧を正電源とするタイプに
も適用可能である。
【0048】[1.4.2] 第2変形例 また、トランジスタ110a、110bを実施形態のよ
うに同タイプとせずに、例えば、オン抵抗が比較的大き
いものをトランジスタ110aとし、比較的小さいもの
をトランジスタ110bとして、電源電圧が高い場合に
はトランジスタ110aのみオンさせ、一方低い場合に
はトランジスタ110bのみをオンさせるようにして、
電源電圧に応じてトランジスタを択一的にオンさせる構
成が考えられる。
【0049】[1.4.3] 第3変形例 さらに、トランジスタを2つだけではなく、3つ以上並
列に配設して、電源電圧が低くなるにつれて、オンさせ
るトランジスタの数を段階的に増加させる構成も考えら
れる。
【0050】[1.4.3.1] 第3変形例の具体的
構成 より具体的に、図4にトランジスタを3つ並列に配設し
た場合の検出回路100Aの構成を示す回路図を示す。
図4に示されるように、開閉状態を検出すべきスイッチ
SWの一端は、高電位側の基準レベルVddに接地され、
スイッチSWの他端は検出回路100に接続されてい
る。
【0051】ここで、検出回路100Aは、nチャネル
電界効果型トランジスタ110a、110b、110c
と、アンド回路120、120Aと、ラッチ回路130
とから構成されている。このうち、トランジスタ110
a、110b、110cは、全て同タイプであって性能
がほぼ同一のものであり、各ドレインは、スイッチSW
の他端にそれぞれ接続される一方、各ソースは、負側の
電源電圧Vssにそれぞれ接続されている。
【0052】また、トランジスタ110aのゲートに
は、サンプリングパルスSPが供給され、トランジスタ1
10bのゲートは、アンド回路120の出力端に接続さ
れ、トランジスタ110cのゲートは、アンド回路12
0Aの出力端に接続されている。ここで、アンド回路1
20は、図示しない電圧検出回路等から供給され、電源
電圧Vssと接地レベルたる基準レベルVddとの差がしきい
値Vth1以下の場合に「H」レベルになる信号CMP1と、サ
ンプリングパルスSPとの論理積を出力するものである。
また、アンド回路120Aは、図示しない電圧検出回路
等から供給され、電源電圧Vssと接地レベルたる基準レ
ベルVddとの差がしきい値Vth2(<Vth1)以下の場合に
「H」レベルになる信号CMP2と、サンプリングパルスSP
との論理積を出力するものである。
【0053】さらに、ラッチ回路130は、図17にお
けるラッチ回路930と同様に、スイッチSWの他端に
接続された信号線Aの電圧レベルをサンプリングパルス
SPの立ち下がりによりラッチし、スイッチSWの開閉状
態を示す信号Outを出力するものである。
【0054】[1.4.3.2] 第3変形例の検出回
路の動作 次に、検出回路100Aの動作について、図4および図
5を参照して説明する。ここで、図5は、図2と同様
に、電源電圧Vssと信号線Aをプルダウンする抵抗値と
の関係を示す図である。
【0055】さて、この電圧差がしきい値Vth1よりも大
きい場合、信号CMP1は「L」レベル、信号CMP2は「L」
レベルになるので、サンプリングパルスSPが「H」レベ
ルの期間ではトランジスタ110aのみがオンして、信
号線Aをプルダウンする。したがって、この場合に限っ
ていえば、従来の検出回路900との相違点はない。
【0056】さらに、電源の放電が進行して、電源電圧
Vssと基準レベルVddとの差がしきい値Vth1以下になる
と、信号CMP1が「H」レベルとなるので、アンド回路1
20が開き、アンド回路120の出力は「H」レベルと
なる。また、信号CMP2は相変わらず「L」レベルのまま
となるので、アンド回路120Aは閉じたままであり、
アンド回路120Aの出力は「L」レベルのままとな
る。
【0057】ここで、しきい値Vth1は、トランジスタ1
10aのオン抵抗において信号線Aの電圧レベルが確実
に定まる範囲の上限値Mよりも手前の値に相当する電圧
レベルに設定される。
【0058】アンド回路120が開いた状態において、
サンプリングパルスSPが「H」レベルの期間では、トラ
ンジスタ110a、110bの両者がオンして、オン抵
抗の並列接続によって信号線Aをプルダウンすることに
なる。このため、信号線Aをプルダウンする抵抗値は、
図5においてで示されるように、トランジスタ110
aのみがオンする場合と比べると約半分となるので、信
号線Aの電圧レベルが確実にプルダウンされることとな
る。
【0059】さらにまた、電源の放電が進行して、電源
電圧Vssと基準レベルVddとの差がしきい値Vth2以下にな
ると、信号CMP1及び信号CMP2が「H」レベルとなるの
で、アンド回路120及びアンド回路120Aが開き、
アンド回路120及びアンド回路120Aの出力は
「H」レベルとなる。
【0060】ここで、しきい値Vth2は、トランジスタ1
10a及びトランジスタ110bの並列オン抵抗におい
て信号線Aの電圧レベルが確実に定まる範囲の上限値M
よりも手前の値に相当する電圧レベルに設定される。
【0061】アンド回路120及びアンド回路120A
が開いた状態において、サンプリングパルスSPが「H」
レベルの期間では、トランジスタ110a、110b、
110cの全てがオンして、オン抵抗の並列接続によっ
て信号線Aをプルダウンすることになる。このため、信
号線Aをプルダウンする抵抗値は、図5においてで示
されるように、トランジスタ110aのみがオンする場
合と比べると約1/3となるので、信号線Aの電圧レベ
ルが確実にプルダウンされることとなる。
【0062】[1.4.4] 第4変形例 くわえて、スイッチSWの一端から電源電圧までの接続
形態を、電源電圧に応じて制御する構成としても良い。
例えば、電源電圧が高ければ、抵抗を直列接続とする一
方、電源電圧が低ければ、抵抗を並列接続とする構成も
考えられる。
【0063】[1.4.5] 第5変形例 以上の説明においては、しきい値となる電圧は、トラン
ジスタのオン抵抗あるいは複数のトランジスタの並列オ
ン抵抗において信号線Aの電圧レベルが確実に定まる範
囲の上限値Mよりも手前の値に相当する電圧レベルに設
定していたが、スイッチSWオン時の消費電力を低減す
べく各トランジスタを流れる電流が必要以上に大きくな
らないように、図6に示すように、信号線Aの電圧レベ
ルが確実に定まる範囲であって、スイッチSWオン時の
電流量が所定の電流量となる下限値M' よりも手前の値
に相当する電圧レベルに設定するように構成することも
可能である。
【0064】[1.4.6] 第6変形例 上記第1実施形態及び各変形例においては、スイッチS
Wの状態をサンプリングパルスSPに対応する所定間隔毎
に検出していたが、常時スイッチSWの状態を検出する
ように構成することも可能である。より具体的には、図
1におけるアンド回路120及びラッチ回路130を省
略し、トランジスタ110aのゲートに所定の電圧を印
加して常時オン状態とし、信号CMPを直接トランジスタ
110bのゲートに入力し、信号線Aの電圧レベルが直
接スイッチSWの開閉状態を示す信号Outとして出力さ
れるようにすればよい。
【0065】[1.5] 電子機器 次に、第1実施形態にかかる検出回路100を、実際の
電子機器に適用した例について説明する。
【0066】図7は、電子機器の一例としての電子時計
の構成を示すブロック図である。この電子時計について
概説すると、発電機構410により発電した電力を電源
回路430において充電し、充電された電力を各部に供
給するものであって、通常の時刻表示機能のほかに1/
10秒クロノグラフ機能を備え、スイッチSWの開閉に
よってクロノグラフ機能における計時動作のスタート/
ストップを指示するものである。
【0067】[1.5.1] 電子時計の構成 以下、電子時計の各部について説明する。 [1.5.1.1] 発電機構 まず、発電機構410の詳細について、図8を参照して
説明する。図8に示されるように、発電機構410は、
2極磁化されたディスク状のロータ411と、出力コイ
ル412が巻回されたステータ413とを備えている。
この構成において、電子時計を装着した人が腕を振る
と、回転錐414が旋回運動し、当該運動が輪列機構4
15によってロータ411を回転させ、この回転によっ
て出力コイル412に起電力が発生して、交流出力が取
り出されるようになっている。
【0068】図7に示したように、発電機構410によ
り発電された交流出力は、整流ダイオードDにより直流
化されて、後述する電源回路430のコンデンサC1に充
電されるようになっている。このため、コンデンサC1の
電圧は、発電機構410の出力電圧から整流ダイオード
Dの順方向電圧を減じたものとなる。
【0069】[1.5.1.2] リミッタ回路 リミッタ回路420は、このコンデンサC1の過充電を防
止するものであり、詳細には、充電により上昇したコン
デンサC1の電圧が定格値以上になると、通電状態となっ
て、充電電流をバイパスさせるものである。
【0070】[1.5.1.3] 電源回路 電源回路430は、詳細については後述するが、コン
デンサC1を含む複数のコンデンサと複数のスイッチとを
備え、発電機構410により発電された電力をコンデン
サC1に充電するとともに、コンデンサC1の出力電圧を段
階的に昇圧して電源電圧Vssとして各部に供給するもの
である。
【0071】[1.5.1.4] 電圧検出回路 電圧検出回路440は、電源電圧Vss(電源電圧Vssと基
準レベルVddとの差)を検出し、第1に、それがしきい
値Vth以下の場合に「H」レベルとなる信号CMPを出力
し、第2に、検出した電源電圧Vssを昇圧制御回路45
0に通知するものである。
【0072】ここで、電圧検出回路440の具体的構成
について説明する。図9に電圧検出回路440の主要部
の概要構成ブロック図を示す。電圧検出回路440は、
電圧検出タイミングを含む所定期間において「H」レベ
ルとなるイネーブル信号ENABLEが入力端子に入力される
インバータ440Aと、ソース端子に基準レベルVddが
印加され、ゲート端子にインバータ440Aの出力端子
が接続されたpチャネルMOSトランジスタ440B
と、pチャネルMOSトランジスタ440Bのドレイン
端子に一端が接続された第1分圧抵抗PR1と、一端に
第1分圧抵抗RR1が接続され、他端に電源電圧Vssが
印加された第2分圧抵抗RR2と、基準電圧を発生する
基準電圧発生回路440Cと、反転入力端子が第1分圧
抵抗と第2分圧抵抗RR2との接続点に接続され、非反
転入力端子が基準電圧発生回路440Cに接続され、制
御端子にイネーブル信号ENABLEが入力され、比較結果を
比較結果データRESULTとして出力するコンパレータ44
0Dと、電圧検出タイミングに先だって「H」レベルと
なる電圧検出タイミング信号DETECTがクロック端子Cに
入力され、比較結果データRESULTがデータ端子Dに入力
され、反転出力端子XQから信号CMPを出力するラッチ
回路440Eと、を備えて構成されている。
【0073】図9において、括弧内の数値は、より具体
的な数値例であり、基準レベルVdd=0.0[V]、電
源電圧Vss=−1.2[V]した場合には、第1分圧抵
抗RR1=100[kΩ]、第2分圧抵抗RR2=20
[kΩ]、基準電圧発生回路440Cの基準電圧=−
1.0[V]となる。
【0074】次に電圧検出回路440の電圧検出動作を
図10及び図11を参照して説明する。イネーブル信号
ENABLEは、2[sec]毎に所定期間「H」レベルとな
る。そして、イネーブル信号ENABLEが「H」レベルの期
間中は、インバータ440Aは「L」レベルの出力信号
を出力し、pチャネルMOSトランジスタ440Bは、
オン状態となる。同様にコンパレータ440Dも動作状
態となる。これと並行して、電源電圧Vssは第1分圧抵
抗RR1及び第2分圧抵抗RR2により分圧され、比較
対象電圧として、コンパレータ440Dの反転入力端子
に入力される。
【0075】この結果、コンパレータ440Dは、基準
電圧発生回路440Cにより発生された基準電圧と比較
対象電圧を比較し、その比較結果を比較結果データRESU
LTとしてラッチ回路440Eのデータ端子Dに出力す
る。
【0076】この場合において、基準電圧発生回路44
0Cにより発生された基準電圧よりも比較対象電圧が低
い場合には、図10の時刻t1に示すように、比較結果
データRESULT=“H”レベルとなり、時刻t2におい
て、電圧検出タイミング信号DETECTが立ち下がると、比
較結果データRESULTがラッチ回路440Eに取り込まれ
る。
【0077】しかしながら、この場合においては、反転
出力端子XQは既に「L」レベルであるので、反転出力
端子XQから出力される信号CMPは何ら変化しないこと
となる。
【0078】逆に基準電圧発生回路440Cにより発生
された基準電圧よりも比較対象電圧が高い場合には、図
10の時刻t3に示すように、イネーブル信号ENABLEが
「H」レベルの期間中、比較結果データRESULT=“L”
レベルとなり、時刻t4において、電圧検出タイミング
信号DETECTが立ち下がると、比較結果データRESULTがラ
ッチ回路440Eに取り込まれる。この場合において
は、反転出力端子XQから出力される信号CMPは「L」
レベルから「H」レベルに遷移することとなる。
【0079】これらの判別を行うに際し、検出回路10
0のラッチ回路130に入力されるサンプリング信号S
Pの入力タイミングと電圧検出タイミング信号DETECTの
入力タイミングは、図11の時刻t1及び時刻t2に示
すように、異なるように設定されている必要がある。こ
れは、サンプリングパルスSPの入力タイミングと電圧検
出タイミング信号DETECTの入力タイミングが一致してい
ると、検出結果が不定となるためである。
【0080】なお、図11において、信号φ128は、
1/10秒クロノグラフを実現する際に用いられる1/
128秒周期の基準信号であり、サンプリングパルスSP
及びイネーブル信号ENABLEは、信号φ128に同期して
いる。
【0081】[1.5.1.5] 昇圧制御回路 昇圧制御回路450は、電源回路430の各スイッチに
対し、電圧検出回路440によって検出された電源電圧
Vssに応じて、開閉を制御する制御信号をそれぞれ供給
して、電源回路430の昇圧を制御するものである。
【0082】[1.5.1.6] スイッチ スイッチSWは、その開閉によってクロノグラフ機能の
スタート/ストップを指示するものであり、その一端は
接地される一方、その他端は検出回路100に接続され
ている。ここで、検出回路100は、上記実施形態にか
かるものであり、スイッチSWの開閉状態を検出して、
その状態を示す信号Outを出力するものである。時計回
路460は、通常の時刻表示機能のほか、信号Outに応
じてクロノグラフ機能を実行するものである。なお、こ
のほかに図示しない発振回路が、昇圧制御回路450に
あっては昇圧/充電の切替信号を、検出回路100にあ
ってはサンプリングパルスSPを、時計回路460にあっ
ては時刻表示やクロノグラフの基準信号を、それぞれ供
給する構成となっている。
【0083】[1.5.2] 電源回路の詳細 ここで、電源回路430の詳細構成について図12を参
照して説明する。図12に示されるように、電源回路4
30は、コンデンサC1〜C4およびスイッチS1〜S7からな
り、発電機構410により発電された電力コンデンサC1
に充電するとともに、スイッチS1〜S7によってコンデン
サC1の出力電圧Vss'を段階的に昇圧した電源電圧Vssを
各部に供給する構成となっている。ここで、スイッチS1
〜S7は、実際には、トランスミッションゲートやトラン
ジスタなどから構成されることとなる。
【0084】[1.5.2.1] 電源回路の具体的動
作 このような構成による電源回路430の動作について、
各部の動作可能な電圧範囲が0.9〜1.8Vである場合であ
って、コンデンサC1がフル充電された後、発電機構41
0による発電が行われなくなった場合を想定して説明す
ることとする。この場合、電源回路430は、当初、コ
ンデンサC1、C2が同電位になるように動作する。詳細に
は、昇圧制御回路450によって、スイッチS3、S4のみ
がオンとなる一方、他のスイッチについてはオフとなる
ように制御される。この結果、電源回路430は、図1
3(a)に示される回路と等価になるので、コンデンサ
C1の出力電圧Vss'がそのまま電源電圧Vssとして出力さ
れることになる。
【0085】次に、コンデンサC1の放電が進行して、電
源電圧Vssが図14に示される時間t1において1.2Vに至
ると、電源回路430は、コンデンサC1の出力電圧Vss'
を1.5倍に昇圧する動作を行う。
【0086】詳細には、電圧検出回路440によって電
源電圧Vssが1.2Vに至ったこととが検出されると、こ
の検出結果の通知を受けた昇圧制御回路450によっ
て、まず、スイッチS1、S3、S6がオンとなる一方、他の
スイッチについてはオフとなるように制御される。この
結果、電源回路430は図13(b)の左欄に示される
回路と等価になるので、コンデンサC3、C4がコンデンサ
C1による出力電圧Vss'の0.5倍の電圧でそれぞれ充電さ
れる。
【0087】この後、昇圧制御回路450によって、ス
イッチS2、S4、S5、S7がオンとなる一方、他のスイッチ
についてはオフとなるように制御される。この結果、電
源回路430は図13(b)の右欄に示される回路と等
価になり、コンデンサC2が、コンデンサC1とそれの0.5
倍の電圧で充電されたコンデンサC3(C4)との直列接続
により充電される結果、コンデンサC1による出力電圧Vs
s'の1.5倍の電圧が電源電圧Vssとして出力されることに
なる。
【0088】さらに、コンデンサC1の放電が進行して、
電源電圧Vssが図14に示される時間t2において1.2Vに
至ると、電源回路430は、コンデンサC1の出力電圧Vs
s'を2倍に昇圧する動作を行う。
【0089】詳細には、電圧検出回路440によって電
源電圧Vssが再び1.2Vに至ったことが検出されると、こ
の検出結果の通知を受けた昇圧制御回路450によっ
て、まず、スイッチS1、S3、S5、S7がオンとなる一方、
他のスイッチについてはオフとなるように制御される。
この結果、電源回路430は図13(c)の左欄に示さ
れる回路と等価になるので、コンデンサC3、C4がコンデ
ンサC1による出力電圧Vss'の1倍の電圧でそれぞれ充電
される。
【0090】この後、昇圧制御回路450によって、ス
イッチS2、S4、S5、S7がオンとなる一方、他のスイッチ
についてはオフとなるように制御される。この結果、電
源回路430は図13(c)の右欄に示される回路と等
価になり、コンデンサC2が、コンデンサC1とそれの1倍
の電圧で充電されたコンデンサC3(C4)との直列接続に
より充電される結果、コンデンサC1による出力電圧Vss'
の2倍の電圧が電源電圧Vssとして出力されることにな
る。そして、コンデンサC1の放電がさらに進行して、電
源電圧Vssが図14に示される時間t3において1.2Vに至
ると、電源回路430は、コンデンサC1の出力電圧Vss'
を3倍に昇圧する動作を行う。
【0091】詳細には、電圧検出回路440によって電
源電圧Vssが再々度1.2Vに至ったことが検出されると、
この検出結果の通知を受けた昇圧制御回路450によっ
て、まず、スイッチS1、S3、S5、S7がオンとなる一方、
他のスイッチについてはオフとなるように制御される。
この結果、電源回路430は図13(d)の左欄に示さ
れる回路と等価になるので、コンデンサC3、C4がコンデ
ンサC1による出力電圧Vss'の1倍の電圧でそれぞれ充電
される。
【0092】この後、昇圧制御回路450によって、ス
イッチS2、S4、S6がオンとなり、他のスイッチについて
はオフとなるように制御される。この結果、電源回路4
30は図13(d)の右欄に示される回路と等価にな
り、コンデンサC2が、コンデンサC1とそれと同じ電圧で
充電されたコンデンサC3と同じくコンデンサC4との三者
直列接続により充電される結果、コンデンサC1による出
力電圧Vss'の3倍の電圧が電源電圧Vssとして出力される
ことになる。
【0093】なお、ここでの動作説明は、発電機構41
0による発電が行われなくなった場合を想定して説明し
たが、逆に、発電機構410による発電が行われる場合
であって、発電による電力が回路各部で消費される電力
を上回る場合には、コンデンサC1が充電されるため、そ
の出力電圧Vss'は上昇することになる。
【0094】ここで、発電によりコンデンサC1の出力電
圧Vss'が上昇し、これにより電源電圧Vssが1.8Vに至る
と、昇圧の倍数を段階的に下げる動作が実行される。例
えば、現時点において昇圧の倍数がそれぞれ3、2、1.5
倍である場合に電源電圧Vssが1.8Vに至ると、昇圧の倍
数がそれぞれ2、1.5、1倍となるように、昇圧制御回路
450は、電源回路430を制御することとなる。
【0095】このように、電源回路430においては、
電源電圧Vssが1.2Vに低下すると昇圧の倍数を1段階上
げる動作が行われる一方、電源電圧Vssが1.8Vに上昇す
ると昇圧の倍数を1段階下げる動作が行われる結果、発
電された電力を充電するコンデンサC1の出力電圧Vss'が
動作可能電圧の範囲外である0.3〜0.9Vであっても、電
源電圧Vssが動作可能電圧の範囲内である0.9〜1.8Vに維
持されるので、充電された電力を有効に活用するととも
に、動作可能時間を例えば図14における時間t4まで延
長することが可能となる。
【0096】[1.5.3] 電子時計の効果 また、この電子時計によれば、クロノグラフ機能のスタ
ート/ストップをスイッチSWの開閉により指示すると
ともに、このスイッチの開閉状態を検出回路100によ
って検出しているので、低消費電力化と検出精度向上と
を両立することが可能である。
【0097】しかも、この電位時計にあっては、電源回
路430の昇圧と、検出回路100でのトランジスタの
切り換えとに必要となる電源電圧Vssの検出を、共通の
電圧検出回路440によって実行しているので、回路構
成の簡略化も図られている。特に、しきい値Vthを1.2V
となるように、検出回路100内部のトランジスタ11
0a、110b(さらに加えてトランジスタ110c)
を選択・設計すれば、昇圧の判断基準となる電圧レベル
の1.2Vと同じとなって、判断すべき電圧レベルを増加さ
せなくて済むので、回路構成の簡略化をなお一層押し進
めることが可能となる。
【0098】[1.5.4] 電子時計の変形例 なお、上記電子時計にあっては発電機構により発電され
た電力を充電する主体をコンデンサC1としたが、電力を
蓄電することが可能な二次電池であれば十分である。ま
た、発電機構としては、図5に示されるもののほか、太
陽電池や、熱発電素子、圧電発電素子など、あらゆる型
式のものが適用可能である。
【0099】また、上記実施形態にかかる検出回路10
0が適用される電子機器としては、上記電子時計のほ
か、液晶テレビや、ビデオテープレコーダ、ノート型パ
ーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal D
igital Assistant:個人情報端末)、電卓などが例とし
て挙げられる。
【0100】[2] 第2実施形態 次に第2実施形態の検出回路について説明する。 [2.1] 検出回路の回路構成 図15は、本発明の第2実施形態にかかる検出回路10
0Bの構成を示す回路図である。図15に示されるよう
に、開閉状態を検出すべきスイッチSWの一端は、高電
位側の基準レベルVddに接地され、スイッチSWの他端
は検出回路100Bに接続されている。
【0101】ここで、検出回路100Bは、nチャネル
電界効果型トランジスタ140a、140bと、2入力
のアンド回路150A、150Cと、3入力のアンド回
路150Bと、オア回路160A、160Bと、ラッチ
回路170とから構成されている。このうち、トランジ
スタ140aはトランジスタ140bと比較して大きな
イピーダンス(抵抗値)を有しており、各ドレインは、
スイッチSWの他端にそれぞれ接続される一方、各ソー
スは、負側の電源電圧Vssにそれぞれ接続されている。
【0102】また、アンド回路150Aは、信号CMP1の
反転信号と、サンプリングパルスSPとの論理積を出力す
るものである。ここで、信号CMP1は、電圧検出回路等か
ら供給され、電源電圧Vssと接地レベルたる基準レベルV
ddとの差がしきい値Vth1未満の場合に「H」レベルにな
る信号である。
【0103】さらに、アンド回路150Bは、信号CMP
1、信号CMP2の反転信号及びサンプリングパルスSPの3
つの信号の論理積を出力するものである。ここで、信号
CMP2は、電圧検出回路等から供給され、電源電圧Vssと
接地レベルたる基準レベルVddとの差がしきい値Vth2
(<Vth1)未満の場合に「H」レベルになる信号であ
る。さらにまた、アンド回路150Cは、信号CMP2と、
サンプリングパルスSPとの論理積を出力するものであ
る。
【0104】また、オア回路160Aは、アンド回路1
50Aの出力信号とアンド回路150Cの出力信号の論
理和を出力するものである。さらにオア回路160B
は、アンド回路150Bの出力信号とアンド回路150
Cの出力信号の論理和を出力するものである。また、ラ
ッチ回路170は、図17におけるラッチ回路930と
同様に、スイッチSWの他端に接続された信号線Aの電
圧レベルを、サンプリングパルスSPの立ち下がりにより
ラッチして、スイッチSWの開閉状態を示す信号Outと
して出力するものである。
【0105】[2.2] 検出回路の動作 次に、検出回路100Bの動作について、図16を参照
して説明する。電源電圧Vssと基準レベルVddとの差(=
|Vdd−Vss|)がしきい値Vth以上である場合には、
信号CMP1、CMP2は「L」レベルになるので、サンプリン
グパルスSPが「H」レベルの期間では、アンド回路15
0Aの出力は「H」、アンド回路150Bの出力は
「L」、アンド回路150Cの出力は「L」となる。こ
の結果、オア回路160Aの出力は「H」、オア回路1
60Bの出力は「L」となり、サンプリングパルスSPが
「H」レベルの期間では、トランジスタ140bと比較
して大きなインピーダンス(抵抗値)を有するトランジ
スタ140aのみがオンして、信号線Aをプルダウンす
る。
【0106】さらに、電源の放電が進行して、電源電圧
Vssと基準レベルVddとの差がしきい値Vth1未満、かつ、
しきい値Vth2以上になると、信号CMP2は「L」レベル、
信号CMP1は「H」レベルになるので、サンプリングパル
スSPが「H」レベルの期間では、アンド回路150Aの
出力は「L」、アンド回路150Bの出力は「H」、ア
ンド回路150Cの出力は「L」となる。
【0107】この結果、オア回路160Aの出力は
「L」、オア回路160Bの出力は「H」となり、サン
プリングパルスSPが「H」レベルの期間では、トランジ
スタ140bのみがオンして、信号線Aをプルダウンす
る。
【0108】さらに、電源の放電が進行して、電源電圧
Vssと基準レベルVddとの差がしきい値Vth2未満になる
と、信号CMP1、CMP2は「H」レベルになるので、サンプ
リングパルスSPが「H」レベルの期間では、アンド回路
150Aの出力は「L」、アンド回路150Bの出力は
「L」、アンド回路150Cの出力は「H」となる。
【0109】この結果、オア回路160Aの出力は
「H」、オア回路160Bの出力は「H」となり、サン
プリングパルスSPが「H」レベルの期間では、トランジ
スタ140a及びトランジスタ140bがオンして、信
号線Aをプルダウンする。このように、信号線Aをプル
ダウンする抵抗値は、電源電圧の低下に伴って徐々に下
げられるので、信号線Aの電圧レベルが確実にプルダウ
ンされることとなる。
【0110】[2.3] 第2実施形態の効果 このように、本第2実施形態にかかる検出回路100B
によれば、電源電圧Vssと基準レベルVddとの差がしきい
値Vth1よりも大きい場合には、サンプリングパルスSPの
「H」レベル期間においてより抵抗値の大きなトランジ
スタ140aのみがオンして、消費電力が低く抑えら
れ、差がしきい値Vth1 以下であり、かつ、しきい値Vth
2よりも大きい場合には、抵抗値のより小さなトランジ
スタ140bのみがオンして消費電力を抑制しつつ、確
実にプルダウンし、さらに差がしきい値Vth2未満となっ
た場合には、トランジスタ140a、140bの両者が
オンして、信号線Aの電圧レベルの安定化が図られるの
で、電源電圧Vssがある程度の幅をもって変動する場合
においても、低消費電力化と検出精度向上とを両立する
ことが可能となる。
【0111】[3] 実施形態の効果 以上説明したように本実施形態によれば、電源の電圧レ
ベルに応じて、制御回路によって、開閉状態を検出すべ
きスイッチの一端と電源または接地線との間に接続され
た抵抗の値を制御するので、動作電圧の範囲を広げるこ
とを可能とし、低消費電力化と検出精度向上との両立を
図ることが可能となる。
【0112】この場合において、検出精度の向上として
は、 (1) スイッチのオン/オフを誤検出しにくい。 (2) スイッチのオン時間あるいはオフ時間をより正
確に認識することができる。 (3) スイッチの遷移状態、オン状態からオフ状態へ
の遷移及びオフ状態からオン状態への遷移をスイッチの
操作時点から短時間で把握することができる。 等が挙げられる。 [図面の簡単な説明] 図1は、本発明の第1実施形態にかかるスイッチ開閉状
態を検出する検出回路の構成を示す回路図である。図2
は、第1実施形態の検出回路の動作を説明するための図
である。図3は、第1実施形態の検出回路の第1変形例
の構成を示す回路図である。図4は、第1実施形態の検
出回路の第3変形例の構成を示す回路図である。図5
は、第1実施形態の検出回路の第3変形例の動作を説明
するための図である。図6は、第1実施形態の検出回路
の第5変形例の説明図である。図7は、第1実施形態の
検出回路を適用した電子機器の一例としての電子時計の
構成を示すブロック図である。図8は、図7の電子時計
における発電機構の構成を示す斜視図である。図9は、
図7の電子時計における電圧検出回路の主要部の構成を
示すブロック図である。図10は、電圧検出回路の動作
を説明するための図である。図11は、サンプリングパ
ルスと電圧検出タイミングとの間の関係を説明するため
の図である。図12は、図7の電子時計における電源回
路の構成を示す回路図である。図13は、図12の電源
回路における充電・昇圧時の等価回路を示す簡略図であ
る。図14は、図12の電源回路における充電・昇圧の
動作を説明するための図である。図15は、本発明の第
2実施形態にかかるスイッチ開閉状態を検出する検出回
路の構成を示す回路図である。図16は、第2実施形態
の検出回路の動作を説明するための図である。図17
は、従来技術によるスイッチ開閉状態検出回路の構成を
示す回路図である。

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が接地線または電源に接続されたス
    イッチと、 前記スイッチの他端と電源または接地線との間に接続さ
    れた抵抗と、 前記電源の電圧レベルと前記接地線の接地レベルとの差
    である電源電圧に基づいて前記抵抗の値を制御する制御
    手段と、を備え、 前記スイッチの他端における電圧レベルに対応する前記
    スイッチの開閉状態に相当する信号を出力することを特
    徴とするスイッチの開閉状態検出装置。
  2. 【請求項2】 請求の範囲第1項記載のスイッチの開閉
    状態検出装置において、 前記スイッチの他端における電圧レベルを判別して、前
    記スイッチの開閉状態に相当する信号を出力する判別手
    段を備えたことを特徴とするスイッチの開閉状態検出装
    置。
  3. 【請求項3】 請求の範囲第2項記載のスイッチの開閉
    状態検出装置において、 前記判別手段は、前記電圧レベルの判別を予め定めた所
    定の間隔毎に行うことを特徴とするスイッチの開閉状態
    検出装置。
  4. 【請求項4】 請求の範囲第2項記載のスイッチの開閉
    状態検出装置において、 前記制御手段は、前記抵抗の値が予め定めた上限抵抗値
    を超過しないように前記抵抗の値を制御することを特徴
    とするスイッチの開閉状態検出装置。
  5. 【請求項5】 請求の範囲第2項記載のスイッチの開閉
    状態検出装置において、 前記制御手段は、前記抵抗の値が予め定めた上限抵抗値
    及び下限抵抗値で規定される抵抗値範囲内となるように
    前記抵抗の値を制御することを特徴とするスイッチの開
    閉状態検出装置。
  6. 【請求項6】 請求の範囲第2項記載のスイッチの開閉
    状態検出装置において、 前記抵抗は、その抵抗値が前記電源電圧に基づいて変化
    する可変抵抗であり、 電圧をその絶対値で比較した場合に、前記電源電圧が予
    め定めた所定の基準電圧よりも高い場合に前記制御手段
    により設定される前記抵抗の値を前記電源電圧が前記所
    定の基準電圧よりも低い電源電圧条件下で測定したと仮
    定したときに得られる前記抵抗の値を仮想抵抗値とし、 前記制御手段は、電圧をその絶対値で比較した場合に、
    前記電源電圧が前記所定の基準電圧よりも低い場合に設
    定すべき前記抵抗の値を、前記電源電圧条件下において
    前記仮想抵抗値よりも小さくするように制御することを
    特徴とするスイッチの開閉状態検出装置。
  7. 【請求項7】 請求の範囲第6項記載のスイッチの開閉
    状態検出装置において、 前記抵抗は、複数の副抵抗により構成され、 前記制御手段は、前記電源電圧に基づいて前記スイッチ
    の他端と電源または接地線との間に接続すべき抵抗の数
    を制御することを特徴とするスイッチの開閉状態検出装
    置。
  8. 【請求項8】 請求の範囲第6項記載のスイッチの開閉
    状態検出装置において、 前記抵抗は、略同一の抵抗値を有する複数の副抵抗によ
    り構成され、 前記制御手段は、前記電源電圧が前記基準電圧よりも低
    い場合に前記電源電圧が前記基準電圧よりも高い場合に
    接続すべき前記副抵抗の数よりも多くの前記副抵抗を並
    列に接続することを特徴とするスイッチの開閉状態検出
    装置。
  9. 【請求項9】 請求の範囲第6項記載のスイッチの開閉
    状態検出装置において、 前記抵抗は、相異なる抵抗値を有する複数の副抵抗によ
    り構成され、 前記制御手段は、前記複数の副抵抗のうち、前記電源電
    圧に基づいて前記スイッチの他端と電源または接地線と
    の間に接続すべき一又は複数の前記副抵抗を選択するこ
    とを特徴とするスイッチの開閉状態検出装置。
  10. 【請求項10】 請求の範囲第6項記載のスイッチの開
    閉状態検出装置において、 前記制御手段は、互いに相異なる複数の前記基準電圧が
    予め定められていることを特徴とするスイッチの開閉状
    態検出装置。
  11. 【請求項11】 一端が接地線または電源に接続された
    スイッチと、 前記スイッチの他端と電源または接地線との間に接続さ
    れた抵抗と、 前記電源の電圧レベルと前記接地線の接地レベルとの差
    である電源電圧に基づいて前記抵抗の値を切り替える抵
    抗値切替回路と、を備え、 前記スイッチの他端における電圧レベルに対応する前記
    スイッチの開閉状態に相当する信号を出力することを特
    徴とするスイッチの開閉状態検出装置。
  12. 【請求項12】 請求の範囲第11項記載のスイッチの
    開閉状態検出装置において、 前記スイッチの他端における電圧レベルを判別して、前
    記スイッチの開閉状態に相当する信号を出力するラッチ
    回路を備えたことを特徴とするスイッチの開閉状態検出
    装置。
  13. 【請求項13】 請求の範囲第12項記載のスイッチの
    開閉状態検出装置において、 前記ラッチ回路は、前記電圧レベルの判別を予め定めた
    所定の間隔毎に行うことを特徴とするスイッチの開閉状
    態検出装置。
  14. 【請求項14】 請求の範囲第12項記載のスイッチの
    開閉状態検出装置において、 前記抵抗は、その抵抗値が前記電源電圧に基づいて変化
    する可変抵抗であり、 電圧をその絶対値で比較した場合に、前記電源電圧が予
    め定めた所定の基準電圧よりも高い場合に前記抵抗値切
    替回路により設定される前記抵抗の値を前記電源電圧が
    前記所定の基準電圧よりも低い電源電圧条件下で測定し
    たと仮定したときに得られる前記抵抗の値を仮想抵抗値
    とし、 前記抵抗値切替回路は、電圧をその絶対値で比較した場
    合に、前記電源電圧が前記所定の基準電圧よりも低い場
    合に設定すべき前記抵抗の値を、前記電源電圧条件下に
    おいて前記仮想抵抗値よりも小さくするように制御する
    ことを特徴とするスイッチの開閉状態検出装置。
  15. 【請求項15】 電力を供給する電源と、 前記電源の電圧を検出する電圧検出手段と、 一端が接地線または電源に接続されたスイッチと、 前記スイッチの他端と電源または接地線との間に接続さ
    れた抵抗と、 前記電圧検出手段により検出された前記電源の電圧レベ
    ルと前記接地線の接地レベルとの差である電源電圧に基
    づいて前記抵抗の値を制御する制御手段と 前記スイッチの他端における電圧レベルを判別して、前
    記スイッチの開閉状態に対応する信号を出力する判別手
    段と、 前記判別手段により出力される信号にしたがって、前記
    スイッチによって指示された処理内容を実行する処理手
    段と を備えたことを特徴とする電子機器。
  16. 【請求項16】 請求の範囲第15項記載の電子機器に
    おいて、 前記判別手段は、前記電圧レベルの判別を予め定めた所
    定の間隔毎に行うことを特徴とする電子機器。
  17. 【請求項17】 請求の範囲第15項記載の電子機器に
    おいて、 前記抵抗は、その抵抗値が前記電源電圧に基づいて変化
    する可変抵抗であり、 電圧をその絶対値で比較した場合に、前記電源電圧が予
    め定めた所定の基準電圧よりも高い場合に前記制御手段
    により設定される前記抵抗の値を前記電源電圧が前記所
    定の基準電圧よりも低い電源電圧条件下で測定したと仮
    定したときに得られる前記抵抗の値を仮想抵抗値とし、 前記制御手段は、電圧をその絶対値で比較した場合に、
    前記電源電圧が前記所定の基準電圧よりも低い場合に設
    定すべき前記抵抗の値を、前記電源電圧条件下において
    前記仮想抵抗値よりも小さくするように制御することを
    特徴とする電子機器。
  18. 【請求項18】 請求の範囲第15項記載の電子機器に
    おいて、 前記処理手段は、前記スイッチによって指示された各種
    計時処理を実行する計時手段を備えたことを特徴とする
    電子機器。
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