JP3443132B2 - 回転圧縮機用電動機のロ−タ部エアギャップ偏りの検出方法とその偏りの検出方法を用いたロ−タ部エアギャップ偏りの改善方法 - Google Patents

回転圧縮機用電動機のロ−タ部エアギャップ偏りの検出方法とその偏りの検出方法を用いたロ−タ部エアギャップ偏りの改善方法

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JP3443132B2 JP09388593A JP9388593A JP3443132B2 JP 3443132 B2 JP3443132 B2 JP 3443132B2 JP 09388593 A JP09388593 A JP 09388593A JP 9388593 A JP9388593 A JP 9388593A JP 3443132 B2 JP3443132 B2 JP 3443132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回転圧縮機の組立精度
向上方法に係り,特に,回転圧縮機用電動機のロ−タ部
におけるエアギャップの偏り発生を防止することができ
る回転圧縮機用電動機のロ−タ部エアギャップ偏りの検
出方法と,この検出結果を用いたロ−タ部エアギャップ
偏りの改善方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転圧縮機には,例えば図14に示すよ
うに,単相2極電動機によって一体化されて駆動される
ものがある。図14は回転圧縮機RCの縦断正面図であ
る。同図において,1は電動機部,2は圧縮機部であ
る。3は電動機部1の主巻線3Aを設けたステ−タ,4
はロ−タであって,電動機部1はケ−シング5に固定さ
れている。また,圧縮機部2においてはシリンダ6がケ
−シング5にタック溶接で固定されている。ステ−タ3
とロ−タ4との間にはロ−タ部エアギャップGが存在し
ている。被圧縮ガス例えば冷媒は,ケ−シング5の下部
側面に設けたサクション7から吸入されて圧縮され,エ
ンドキャップ8に設けられた吐出孔9から吐出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うな回転圧縮機の構造によると,電動機部1に電流を供
給すると,ステ−タ3とロ−タ4の間には,主巻線3A
を流れる電流による影響力が支配的な図15の矢印Sに
記すような吸引力が発生する。図15は図14のIII−I
II’線における断面図で,図14と同一要素部品は同一
の符号を使用している。なお,図15に示す矢印Sの長
さはロ−タ部エアギャップが一様な場合における吸引力
の強さに比例していて吸引力最大の方向は主巻線の方向
を向いている。この吸引力Sは対象的で平衡している
が,ステ−タ3とロ−タ4の間に存在するロ−タ部エア
ギャップGの偏りによって不平衡状態に変化する。即
ち,ロ−タ部エアギャップGが偏っている場合は,ギャ
ップの小なる方向の吸引力が大きくなる。ロ−タ4が偏
心または傾斜してロ−タ部エアギャップGに偏りが発生
した場合,組立て工程の中間までは偏り状況は判定でき
るが,その後工程,例えば,エンドキャップ8を装着し
た後の工程では,ロ−タ4の偏り状況を確認することが
できない。しかし,この後工程においてロ−タ部エアギ
ャップGに偏りを発生する恐れがある。このロ−タ部エ
アギャップGに偏りを生じると圧縮機の機能低下を来し
て製品不良をもたらすという問題があった。本発明は従
来のものの上記課題(問題点)を解決するようにした回
転圧縮機用電動機のロ−タ部エアギャップ偏りの検出方
法とその偏りの検出方法を用いたロ−タ部エアギャップ
偏りの改善方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく回転圧縮
機用単相2極電動機のロ−タ部エアギャップ偏りの検出
方法においては,上記課題を解決するために,電動機の
主巻線による最大吸引方向と,この最大吸引方向に対し
て90度の位相角方向にそれぞれ振動検出用センサを装
着し,振動検出用センサによって得られる電動機起動時
における回転開始前のロック状態時に発生する振動の強
さと方向によって,上記電動機のロ−タ部エアギャップ
偏りの量と方向を判定するようにした。また,回転圧縮
機用電動機のロ−タ部エアギャップ偏りの改善方法にお
いては,上述したロ−タ部エアギャップ偏りの量と方向
判定結果に基づいてシリンダのタック溶接における所定
溶接位置の溶接タイミングを調節することによってロ−
タ部エアギャップ偏りの発生を防止するようにした。
【0005】
【作用】本発明に基づく回転圧縮機用電動機のロ−タ部
エアギャップ偏りの検出方法においては,上述のような
方法によって行うようにしたので,電動機の起動時にお
ける回転開始前に発生する振動の方向にロ−タ部の最小
ロ−タ部エアギャップがあり,振動の強さがロ−タ部エ
アギャップ偏りに関係することから,ロ−タ部エアギャ
ップの偏り量と方向が判定できる。また,先に判定した
ロ−タ部エアギャップの偏り量と方向に従い,組立て工
程におけるロ−タ部エアギャップ偏りの発生傾向に対応
して,タック溶接における所定溶接点の溶接タイミング
を調節すると,最初に溶接した反対方向にギャップが狭
くなり,その量はずらすタイミングに影響される。従っ
て,ロ−タ部エアギャップ偏りの発生を抑えて不良製品
の発生を防止することができる。
【0006】
【実施例】本発明に基づく回転圧縮機用電動機のロ−タ
部エアギャップ偏りの検出方法と偏りの検出方法を用い
たロ−タ部エアギャップ偏りの改善方法について図1な
いし図13を参照して詳細に説明する。図2に本発明を
適用する回転圧縮機の実施例を示している。図2は電動
機を内蔵した回転圧縮機RCの縦断正面図で,1は電動
機部,2は圧縮機部である。3は電動機部1の主巻線3
Aを設けたステ−タ,4はロ−タであって,電動機部1
はケ−シング5に固定されている。また,圧縮機部2に
おいてはシリンダ6がケ−シング5にタック溶接で固定
されている。ステ−タ3とロ−タ4との間にはロ−タ部
エアギャップGが存在している。被圧縮ガス,例えば冷
媒はケ−シング5の下部側面に設けたサクション7から
吸入されて圧縮され,エンドキャップ8に設けられた吐
出孔9から吐出される。図3は,図2に示す回転圧縮機
RCに対して本発明に基づく振動検出用センサを装着し
た状況を示す図で,同図(A)は図2に示す回転圧縮機
RCの一部を切欠いて示した正面図,同図(B)は図3
(A)のI−I’線における断面図である。図3(B)に
おいて,10Mは試験すべき回転圧縮機RCのケ−シン
グ5外側の適切位置にマグネット等によって装着したケ
−シング5に発生する振動の強さを検出する第1の振動
検出用センサ,例えば,加速度センサ(以下センサと称
す)10Nは第1のセンサに対して90度ずらして装着
した第2のセンサである。図3において,その他の符号
は図2と共通に使用している。即ち,第1のセンサ10
Mは従来の技術で図15によって説明した主巻線3Aに
よって発生する吸引力Sの最大方向に装着し,第2のセ
ンサ10Nは第1のセンサ10Mに対して90度回転さ
せた位置に装着する。
【0007】次に,図1によって上記2個のセンサ10
M,10Nによる測定回路を説明する。第1のセンサ1
0Mの出力回路は所定性能を備えた第1の増幅回路11
Mに接続し,第1の増幅回路11Mの出力回路は第1の
バンドパスフィルタ12M2と第2のバンドパスフィル
タ12M4に入力している。ステ−タ3とロ−タ4間に
発生する吸引力Sは磁束密度の2乗に比例すると考えら
れるので,吸引力Sによる振動周波数は電源周波数の2
倍が基本周波数となる。従って,吸引力Sにより発生す
る振動の主要成分を検出するために,第1のバンドパス
フィルタ12M2の中心周波数は電源周波数例えば60
Hzの場合は2倍周波数である120Hz,第2のバン
ドパスフィルタ12M4中心周波数は電源周波数の4倍
周波数である240Hzに設定する。使用バンドパスフ
ィルタの特性は,電源周波数と電動機部の構造等に対応
して,最大の振動成分が検出できるように適切に設定す
れば良い。第1のバンドパスフィルタ12M2の出力は
最大信号レベルをホ−ルドする第1のホ−ルド回路13
2に接続し,第2のバンドパスフィルタ12M4の出力
は第2のホ−ルド回路13M4にそれぞれ接続してい
る。第1のホ−ルド回路13M2と第2のホ−ルド回路
13M4の出力は第1のスイッチ回路14Mを経由して
第1のA/D変換回路15Mに接続し,第1のA/D変
換回路15Mの出力はLED,または液晶等によって構
成された第1のディジタル表示器16Mに接続してい
る。従って,第1のセンサ10Mによって検出された回
転圧縮機ケ−シング5に発生している振動の電源周波数
の2倍周波数成分の最大値または4倍周波数成分の最大
値のいずれか,または,両者のうちの最大値を第1のデ
ィジタル表示器16Mによって知ることができる。
【0008】また,同様に,第2のセンサ10Nの出力
回路は所定性能を備えた第2の増幅回路11Nに接続
し,第2の増幅回路11Nの出力回路は回転圧縮機用電
動機に供給される電源周波数の2倍周波数の第3のバン
ドパスフィルタ12N2と4倍周波数の第4のバンドパ
スフィルタ12N4に入力している。第3のバンドパス
フィルタ12N2と第4のバンドパスフィルタ12N4
れぞれの出力は最大信号レベルをホ−ルドする第3のホ
−ルド回路13N2と第4のホ−ルド回路13N4にそれ
ぞれ接続している。第3のホ−ルド回路13N2と第4
のホ−ルド回路13N4の出力は第2のスイッチ回路1
4Nを経由して第2のA/D変換回路15Nに接続し,
第2のA/D変換回路15Nの出力はLEDまたは液晶
等によって構成された第2のディジタル表示器16Nに
接続している。従って,第2のセンサ10Nによって検
出された回転圧縮機ケ−シング5に発生している振動即
ち,電源周波数の2倍周波数成分の最大値また4倍周波
数成分の最大値のいずれか,または,両者のうちの最大
値を第2のディジタル表示器16Nによって知ることが
できる。
【0009】第1の増幅回路11Mおよび第2の増幅回
路11Nの出力はまた,第3のA/D変換回路21を経
由して波形記録回路22に,電動機部1起動時における
ロック状態中の信号波形を記録する。波形記録回路22
の出力は第1のD/A変換回路23を経由してCRT,
または,液晶等によって構成された第1の画像表示器2
4に接続している。波形記録回路22の出力はまた,周
波数分析回路25に入力している。周波数分析回路25
の出力は第2のD/A変換回路26を経由してCRT,
または,液晶等によって構成された第2の画像表示器2
7に接続している。図1に示した機能回路の構成は本発
明を実現するために必要な主要回路例を記したものであ
って,この回路が作動するための,手動操作回路や,全
体の働きを制御する総合制御機能回路等の図示は省略し
ている。上述した回路構成は,被試験体である回転圧縮
機の条件や,判定用デ−タの表示条件等に対応し,また
本発明の技術思想を実現できれば,適切に改定しても良
いことは当然である。従って,上述した波形記録回路2
2や周波数分析回路25等は専用機能回路ではなく,コ
ンピュ−タによるソフト処理等によって行うようにして
も良く,スイッチ回路,A/D変換回路,D/A変換回
路等も,各機能回路の実構成内容に対応して上述以外の
構成手段によって適宜使用すれば良い。
【0010】次に上述の回路構成における働きを説明す
る。電動機部1に交流電源,例えば60Hzの交流電源
から電力を供給すると,ステ−タ3はロ−タ4に対して
トルクと図15のSに示したように吸引力を発生する。
圧縮機部2の起動トルクよりも電動機部1の発生するト
ルクが小さい間は,電動機部1は回転を始めず,ロ−タ
4はロックされて通電交流の周波数に対応する振動数の
振動を発生する。従って,ロ−タ4に対する反作用によ
ってケ−シング5が振動し,第1のセンサ10Mと第2
のセンサ10Nによって上述した振動の加速度成分が振
動信号として検出される。第1のセンサ10Mによって
検出された振動信号は第1の増幅回路11Mによって,
この振動振幅の最大値が飽和しない予め設定された適切
な振幅まで増幅され,電源周波数の2倍周波数,即ち,
電源周波数が60Hzの場合は120Hz成分が第1の
バンドパスフィルタ12M2によって分離され,その最
大値が第1のホ−ルド回路13M2にホ−ルドされる。
即ち,第1のホ−ルド回路13M2には,電動機部1に
電力が供給されてから現在までに発生した振動加速度の
最大値が常にホ−ルドされる。同様に第2のホ−ルド回
路13M4には第1のセンサ10Mによって検出され
た,振動信号の電源周波数の4倍周波数,即ち,電源周
波数が60Hzの場合は,電動機部1に電力が供給され
てから発生した,240Hz成分の振動加速度の現在ま
での最大値が常にホ−ルドされる。第1のスイッチ回路
14Mの機能によって第1のホ−ルド回路13M2のホ
−ルド値,または,第2のホ−ルド回路13M4のホ−
ルド値が自動的,または手動により選択されて,第1の
A/D変換回路15Mによってディジタル信号に変換さ
れ第1のディジタル表示器16Mに表示される。
【0011】上述した選択表示手段は,例えば,試験対
象回転圧縮機のこの試験における検出振動成分が,2倍
周波数成分と4倍周波数成分のいずれが大であるか判明
している場合は,その周波数成分を表示するように固定
するか,または,試験員が手動で選択し表示させる,ま
た,第1のホ−ルド回路13M2と第2のホ−ルド回路
13M4のホ−ルド値の大なる値を自動的に表示させる
か,または同時に並列表示させる等の適切な設定を行え
ば良い。上述の機能は,条件によっては,ディジタル値
表示ではなく,アナログ信号のままメ−タ等に表示させ
るようにしても良い。従って,例えば,上述の回路構成
では,第1のスイッチ回路14Mを各ホ−ルド回路13
2,13M4の後に設けたが,第1のスイッチ回路14
Mを各ホ−ルド回路13M2,13M4の前に設けるよう
にしても良く,または,A/D変換回路15M,15N
は除くようにする等,その試験すべき回転圧縮機の機能
特性と試験装置条件に対応して適切に設定しても良いこ
とは当然である。
【0012】また,第3のホ−ルド回路13N2には第
2のセンサ10N,即ち,第1のセンサ10Mによって
検出された振動信号とは90度位相のずれた成分であ
る,振動の源周波数の2倍周波数,即ち,電源周波数が
60Hzの場合は120Hz成分の,電動機部1に電力
が供給されてから発生した現在までの振動加速度の最大
値が常にホ−ルドされる。同様に,第4のホ−ルド回路
13N2には第2のセンサ10Nによって検出された振
動信号の電源周波数の4倍周波数,即ち,電源周波数が
60Hzの場合は240Hz成分の,電動機部1に電力
が供給されてから現在までに発生した振動加速度の最大
値が常にホ−ルドされる。従って,第2のスイッチ回路
14Nの機能によって,第3のホ−ルド回路13N2
ホ−ルド値または,第4のホ−ルド回路13N4のホ−
ルド値が第1のディジタル表示器16M同様,自動的,
または手動により選択されて,第2のA/D変換回路1
5Nによってディジタル信号に変換され第2のディジタ
ル表示器16Nに表示される。第2のディジタル表示器
16N関連機能回路も,前述した第1のディジタル表示
器16M関連機能回路と同様上述以外の構成に適切に改
定し設定しても良い。
【0013】第1の増幅回路11Mおよび第2の増幅回
路11Nの出力はまた,第3のA/D変換回路21によ
ってそれぞれディジタル信号に変換され,図示しない総
合制御機能回路等の働きによって,電動機部1が回転を
始めるまでのロック状態における,第1のセンサ10M
によって検出された信号波形と第2のセンサ10Nによ
って検出された信号波形を記録する。波形記録回路22
の記録信号は第1のD/A変換回路23によってアナロ
グ信号に戻されて第1の画像表示器24に表示される。
第1の画像表示器24は,本発明に基づく判定が実施で
きれば,第1のセンサ10Mによって検出された信号波
形または第2のセンサ10Nによって検出された信号波
形を選択して表示させるか,または並列して表示させる
か,あるいは両信号のリサ−ジュ図形を表示させるか,
さらに,リサ−ジュ図形に振動方向を表示する等のよう
に,適切に選択表示できるようにしても良いし,また特
定条件に固定させた機能としても良い。第1のセンサ1
0Mによって検出された信号波形,または,第2のセン
サ10Nによって検出された信号波形それぞれの振動信
号の立ち上がり方向を観察することによって,それぞれ
のセンサの装着位置が明確なので,電動機部1における
振動開始方向が判定でき,従って,後述するように,ロ
−タ部エアギャップGの狭い方向を判定できる。
【0014】波形記録回路22の出力は,また周波数分
析回路25に入力して第1のセンサ10Mによって検出
された信号波形および第2のセンサ10Nによって検出
された信号波形の周波数成分を検出し,第2のD/A変
換回路26によってアナログ信号に変換して第2の画像
表示器27によって表示する。従って,第1のセンサ1
0Mおよび第2のセンサ10Nによって検出された信号
波形の周波数成分に異常がないか,また,電源周波数の
2倍周波数成分と4倍周波数のいずれの振動成分が大き
いか等の判定ができる。
【0015】第1のセンサ10M,第2のセンサ10N
によって検出される振動を図4によって説明する。第1
のセンサ10M,または第2のセンサ10Nによって検
出され,第1の画像表示器24によって表示される振動
波形例を図4(A)に示す。図4(A)において,縦軸
には振動振幅を単位GaLで,振動の開始方向を+とし
て上方向に示している。横軸には時間推移を単位sec
で示している。時刻t0は電動機部1に通電を開始した
時刻であって,時刻t1は,電動機部1の発生トルクが
圧縮機部2の起動トルク以上になってロック状態を脱
し,回転を始めた時刻である。回転圧縮機RCが回転を
開始すると振動振幅は低下している。前述した第1のデ
ィジタル表示器16M,または第2のディジタル表示器
16Nには,それぞれの回路に接続されたバンドパスフ
ィルタの特性に従い,図4(A)に示す振動波形の内の
所定周波数成分の最大値が表示される。
【0016】第1のセンサ10M,または第2のセンサ
10Nによって検出され,周波数分析回路25によって
各周波数成分のレベルが検出されて,第2の画像表示器
27に表示される振動周波数分析結果例を図4(B)に
示す。図4(B)において,縦軸には,横軸に示す単位
をHzで示した各周波数成分のレベルをdB表示で示し
ている。この分析結果では,電源周波数である60Hz
の2倍である120Hzと4倍である240Hzの振幅
が他の周波数成分よりも大きく,240Hzの成分が1
20Hzの成分よりも大きい状態が示されている。
【0017】次に上述の機能によるロ−タ部エアギャッ
プGの状態判定方法を図5ないし図7によって説明す
る。図5ないし図7はいずれも,(A)図には,電動機
部1に相互に90度ずらして装着した2個のセンサ10
M,10Nの装着位置と,各センサによって検出される
図2に示した第1の画像表示器24に表示することがで
きる電動機部1がロック状態における振動の大きさを説
明する略図を示している。各(A)図において,3Aは
それぞれ主巻線,4はロ−タ,5はケ−シングを示して
いる。各センサ10M,10Nの横に描いた波形図
1,m2,m3およびn1,n2,n3はそれぞれのセンサ
が検出した,図4(A)に示した振動波形の時間軸を引
き伸ばした形状を象徴的に示している。即ち,縦軸には
振動振幅を単位GaLで示し,横軸には時間推移を単位
Secで示している。また,上述したそれぞれの振動波
形は振動を始める方向,即ち,最初に吸引力の発生する
方向を+として上向きに,振動の反対方向を−として下
向きに描いている。各(B)図には2個のセンサ10
M,10Nによって検出され,図1に示した第1の画像
表示器24に表示することができるリサ−ジュ図形を示
していて,縦軸には第1のセンサ10Mによる振動成
分,横軸には第2のセンサ10Nによる振動成分を表示
している。縦軸の下方向は(A)図に示す第1のセンサ
10Mの+向きの振動に対応し,横軸の左方向は(A)
図に示す第2のセンサ10Nの−向きの振動に対応して
いる。各(C)図には,上記(A)図または(B)図に
よって判定されるロ−タ部エアギャップ偏りの狭い方向
Gnの方向を図示している。即ち,図5,図6において
は黒く塗りつぶした三角の方向,図7は点線で示す三角
の方向がギャップが狭い方向Gnであることを示してい
る。予め,試験対象回転圧縮機の構造によって定まるロ
−タ部エアギャップの状況と振動との対応デ−タを求め
ておき,このデ−タを参照して,生産当初における第1
のセンサ10Mと第2のセンサ10Nによる検出デ−タ
を用い,上述のように適切な処理を施すことによって,
以下の実施例に記すように,ロ−タ部エアギャップGの
偏り,即ち,ロ−タ部の倒れ方向と,ロ−タ部エアギャ
ップGの最小寸法を判定することができる。
【0018】実施例1 図5に示す測定状況においては(A)図において,第1
のセンサ10Mによって検出される振動m1の大きさA
1が1000GaLよりも大きく,第2のセンサ10
Nによって検出される振動n1の大きさAn1が200G
aLよりも小さい。その検出振動のリサ−ジュ図形は図
5(B)に示すように描かれ,その結果,ロ−タ部エア
ギャップGが図5(C)に示すようにリサ−ジュ図形に
沿った方向Gnに偏って規格以上に狭く製品不良である
ことが判定できる。上述した振動の大きさの測定値は,
第1および第2のディジタル表示器16M,16Nによ
って測定でき,振動の始め方向は,第1の画像表示器2
4に振動波形の始め部分を拡大表示することによって判
定できる。また,振動の大きさと方向をリサ−ジュ図形
によって判定しても良く,振動の始め方向を,この計測
装置に設けた判定機能によって画像表示器等に表示する
ことも可能である。
【0019】実施例2 図6に示す測定状況においては(A)図において,第1
のセンサ10Mによって検出される振動m2の大きさA
2が200GaLよりも小さく,第2のセンサ10N
によって検出される振動n2の大きさAn2が1000G
aLよりも大きい。その結果,リサ−ジュ図形は図6
(B)に示すように描かれ,図5の場合と同様ロ−タ部
エアギャップGが図6(C)に示すようにリサ−ジュ図
形に沿った方向Gnに偏って規格以上に狭く製品不良で
あることが判定できる。
【0020】実施例3 図7に示す測定状況においては(A)図において,第1
のセンサ10Mによって検出される振動m3の大きさA
3が200GaLよりも小さく,第2のセンサ10N
によって検出される振動n3の大きさAn3も200Ga
Lよりも小さい。その結果リサ−ジュ図形は図7(B)
に示すように描かれ,ロ−タ部エアギャップGが図7
(C)に示すようにリサ−ジュ図形に沿った方向Gnに
偏って狭くなっているが,規格以下であって製品は合格
品であることが判定できる。
【0021】次に上述したロ−タ部エアギャップ偏りの
検出方法による判定結果を用いたロ−タ部エアギャップ
偏りの改善方法を図8ないし図13を参照して説明す
る。図8は図2に示した回転圧縮機RCの一部を切り欠
いて示した縦断正面図,図9(A)には図8のII−II’
線における断面を上向きに見た状況を示し,図9(B)
には図8のII−II’線における断面を下向きに見た状況
を示している。図9において,A,B,Cはそれぞれ回
転圧縮機RCのケ−シング5とシリンダ6とを結合する
3点のタック溶接点を示している。従って,図9
(A),図9(B)によって電動機部1の主巻線3Aと
タック溶接点A,B,Cとの位置関係例を知ることがで
きる。図9は図2と同一要素部品は同一の符号を使用し
ている。上述した,A,B,C各点の溶接を同時に行う
と,ロ−タ4の変位はないが,例えば,図10に示すよ
うに,A点の溶接を,B,C点の溶接よりも所定時間Δ
T秒早く実施すると,図11に示すようにロ−タ4はB
点,C点を結ぶ線の方向Yに変位し,変位量はΔT秒の
大きさで変化する。図10は,横軸に時間推移を,縦に
はタック溶接点A,B,Cにおける溶接タイミングを示
している。図10において,Tは溶接時間,ΔTは特定
の溶接点における溶接先行時間即ち,タイミングのずれ
時間を示している。
【0022】回転圧縮機の生産を開始し,最初の号機の
組み立てが完了した後,前述したように測定を実行し,
その測定結果に従い,図10,図11によって説明した
ような偏り改善方法によって最初に溶接すべき点と先行
時間を決定し,次に組立て作業を行う回転圧縮機のタッ
ク溶接作業を実行する。同一回転圧縮機は同一のロ−タ
部エアギャップの偏り傾向をもつので,上述の方法によ
って偏りが改善される。図12,図13によって,偏り
改善の実施例を説明する。図12,図13はいずれも,
(A)図には圧縮機に対する2個のセンサ10M,10
Nの装着位置とタック溶接点A,B,C の位置との関
係を象徴的に示していて,図2と同一要素部品は同一の
符号を使用している。各図(A)において,A,B,C
はそれぞれタック溶接点,10Mは第1のセンサ10M
の装着位置,10Nは第2のセンサ10Nの装着位置を
示している。各図(B)には第1のセンサ10Mにより
検出された振動波形,各図(C)には第2のセンサ10
Nにより検出された振動波形をそれぞれ示している。
(B)図,(C)図はそれぞれ,縦軸に振動振幅を単位
GaLで,横軸に時間推移を単位secで示している。
【0023】実施例4 図12においては,第1のセンサ10Mの検出振幅より
も第2のセンサ10Nの検出振幅が大きく,また電源投
入時の振動方向より矢印Gnの方向にロ−タ部エアギャ
ップGが偏っていることが判定できる。従って,C点の
タック溶接を第2のセンサ10Nの振動振幅に対応した
時間だけA点,B点の溶接よりも遅く行うことによって
ロ−タ部エアギャップGの偏りGnがY方向に変位して
改善できる。
【0024】実施例5 図13においては,第1のセンサ10Mの方向の検出振
幅と第2のセンサ10Nの検出振幅とが同程度に大き
く,また,電源投入時の振動方向よりロ−タエアギャプ
Gの偏り方向は,第1のセンサ10M装着位置と第2の
センサ10N装着位置の中間方向Gnであると判定でき
る。従って,第1のセンサ10Mの振動振幅と第2のセ
ンサ10Nの振動振幅とに対応した時間だけA点のタッ
ク溶接を,B点,C点の溶接よりも早く行うことによっ
てロ−タ部エアギャップGの偏りGnがY方向に変位し
て改善できる。
【0025】上述したのは本発明に基づく一実施例であ
って,測定デ−タと計測先行溶接時間との関係および,
先行すべき溶接点は,その圧縮機の構造寸法等に対応し
て予め実験的に求めれば良い。
【0026】上述の説明は本発明の技術思想を実現する
ための基本手法と構成を示したものであって,種々応用
改変することができる。例えば,上述した機能回路の構
成ではA/D変換回路,D/A変換回路等を設けている
が,前述したように,各デ−タの記録と処理および表示
機能の構成によって適切に構成するようにすれば良い。
また,ディジタル処理機能はマイクロコンピュ−タによ
って集中処理をするようにしても良いし,それぞれ個別
の機能回路によって処理するようにしても良い。また,
上述した各ディジタル表示器や画像表示器を1個の表示
機能で共通にして,切替えて使用するようにしても,並
列表示するようにしても良く,そのために適切な回路構
成にすべきことは当然である。また,上述した試験手段
は,市販の試験設備を組合わせ使用しても,専用器を構
成しても,他の試験内容を合成した試験設備として構成
しても良いことも当然である。また,振動検出用センサ
は吸引力の強さによって変化する振動の強さが測定でき
れば加速度センサ以外の適切なセンサを使用し,以降の
回路をセンサの機能に対応させても良いことも当然であ
る。上述した本発明に基づく回転圧縮機用電動機のロ−
タ部エアギャップ偏りの検出方法および/または改善方
法は,回転圧縮機用のみではなく,電動機と回転機構を
一体に構成したその他の産業機械にも適用が可能である
ことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので,次
のような優れた効果を有する。 電動機の起動時における回転開始前に発生する振動の
方向にロ−タ部の最小エアギャップがあり,振動の強さ
がロ−タ部エアギャップ偏りに関係することから,ロ−
タ部エアギャップの偏り量と方向が判定できる。 組立て工程におけるロ−タ部エアギャップ偏りの発生
傾向に対応し,先に判定したロ−タ部エアギャップの偏
り量と方向に従ってタック溶接における所定溶接点の溶
接タイミングを調節すると,最初に溶接した反対方向に
ギャップが狭くなり,その量はずらすタイミングに影響
される。従って,ロ−タ部エアギャップ偏りの発生を防
止することができる。 ロ−タ部エアギャップ偏り発生を防げるので,不良製
品の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく回転圧縮機用電動機のロ−タ部
エアギャップ偏りの検出方法と,その偏りの検出方法を
用いたロ−タ部エアギャップ偏りの改善方法を実施する
検出用試験回路例を示す概要ブロック回路図である。
【図2】本発明に基づく回転圧縮機用電動機のロ−タ部
エアギャップ偏りの検出方法と,その偏りの検出方法を
用いたロ−タ部エアギャップ偏りの改善方法を適用する
回転圧縮機例を示す縦断正面図である。
【図3】本発明に基づく振動検出用センサ装着状況を示
す説明図である。この内,同図(A)は図2に例示した
回転圧縮機の一部を切欠いて示した正面図,また,同図
(B)は2個の振動検出センサの装着位置関係を示す同
図(A)のI−I’線における断面図である。
【図4】本発明に基づいて装着した振動検出用センサに
よって検出される振動波形図である。この内,同図
(A)は振動振幅の波形図,同図(B)は振動の周波数
分析図である。
【図5】本発明に基づいて装着した振動検出用センサに
よって検出される振動情報によってロ−タ部エアギャッ
プの状況を判定する実施例1を示す説明図である。この
内,同図(A)は図2に例示した回転圧縮機に装着した
2個の振動検出センサそれぞれによって得られる振動の
波形図,同図(B)は同図(A)に示す振動のリサ−ジ
ュ図,同図(C)はこの振動情報から判定されたロ−タ
部エアギャップ状態を示す説明図である。
【図6】本発明に基づいて装着した振動検出用センサに
よって検出される振動情報によってロ−タ部エアギャッ
プの状況を判定する実施例2を示す説明図である。この
内,同図(A)は図2に例示した回転圧縮機に装着した
2個の振動検出センサそれぞれによって得られる振動の
波形図,同図(B)は同図(A)に示す振動のリサ−ジ
ュ図,同図(C)はこの振動情報から判定されたロ−タ
部エアギャップ状態を示す説明図である。
【図7】本発明に基づいて装着した振動検出用センサに
よって検出される振動情報によってロ−タ部エアギャッ
プの状況を判定する実施例3を示す説明図である。同図
(A)は図2に例示した回転圧縮機に装着した2個の振
動検出センサそれぞれによって得られる振動波形図,同
図(B)は同図(A)に示す振動のリサ−ジュ図,同図
(C)はこの振動情報から判定されたロ−タ部エアギャ
ップ状態を示す説明図である。
【図8】本発明に基づく回転圧縮機用電動機のロ−タ部
エアギャップ偏りの検出方法を用いた偏りの改善方法を
適用するタック溶接点位置を説明する図2に例示した回
転圧縮機の一部を切欠いて示した縦断正面図である。
【図9】タック溶接位置を説明する図8のタック溶接位
置II−II’線における断面図である。同図(A)は上記
断面部から上を見た状況を示す説明図,同図(B)は上
記断面部から下を見た状況を示す説明図である。
【図10】タック溶接のタイミング調節を説明するタイ
ミング例図である。
【図11】図10に示すタイミング調節によって実現で
きるロ−タ部エアギャップの偏り修正を示す説明図であ
る。
【図12】本発明に基づいて装着した振動検出用センサ
によって検出される振動情報によってロ−タ部エアギャ
ップを調節する実施例4を示す説明図である。同図
(A)はタイミング調節によって実現できるロ−タ部エ
アギャップの偏り修正を示す説明図,同図(B)は第1
の振動検出用センサによって得られた振動波形図,同図
(C)は第2の振動検出用センサによって得られた振動
波形図である。
【図13】本発明に基づいて装着した振動検出用センサ
によって検出される振動情報によってロ−タ部エアギャ
ップを調節する実施例5を示す説明図である。同図
(A)はタイミング調節によって実現できるロ−タ部エ
アギャップの偏り修正を示す説明図,同図(B)は第1
の振動検出用センサによって得られた振動波形図,同図
(C)は第2の振動検出用センサによって得られた振動
波形図である。
【図14】従来の回転圧縮機の構成を示す縦断正面図で
ある。
【図15】図14のIII−III’線における断面図で,こ
れは回転圧縮機用電動機におけるステ−タとロ−タとの
間に発生する吸引力を示すものである。
【符号の説明】
1:電動機部 2:圧縮機部 3:ステ−タ 3A:主巻線 4:ロ−タ 5:ケ−シング 6:シリンダ 10M,10N:振動検出用センサ(加速度センサ) 12M2,12M4,12N2,12N4:バンドパスフィ
ルタ 16M,16N:ディジタル表示器 22:波形記録回路 24,27:画像表示器 25:周波数分析回路 A,B,C:タック溶接点 RC:回転圧縮機 G:ロ−タ部エアギャップ Gn:ロ−タ部エアギャップ狭間隔方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 ひとみ 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−218345(JP,A) 特開 平4−82651(JP,A) 特開 平4−105539(JP,A) 特開 昭60−207013(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/16 G01B 21/00 G01B 21/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相2極電動機により駆動される回転圧
    縮機において,この電動機の主巻線によるロ−タに対す
    る最大吸引力発生方向と,この最大吸引力発生方向に対
    して90度の位相角方向にそれぞれ振動検出用センサを
    装着し,この振動検出用センサによって得られる上記電
    動機起動時における回転開始前のロック状態時に発生す
    る振動の強さと方向によって,上記電動機のロ−タ部エ
    アギャップ偏りの量と方向を判定するようにしたことを
    特徴とする回転圧縮機用電動機のロ−タ部エアギャップ
    偏りの検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の単相2極電動機のロ−タ
    部エアギャップ偏りの量と方向判定結果に基づき,当該
    回転圧縮機のシリンダのタック溶接における所定溶接点
    の溶接タイミングと,他の溶接点の溶接タイミングとの
    時間間隔を調節することによってロ−タ部エアギャップ
    偏り発生を防止するようにしたことを特徴とする回転圧
    縮機用電動機のロ−タ部エアギャップ偏りの改善方法。
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