JPH03163318A - 回転機の音響診断手法 - Google Patents

回転機の音響診断手法

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JPH03163318A
JPH03163318A JP30218189A JP30218189A JPH03163318A JP H03163318 A JPH03163318 A JP H03163318A JP 30218189 A JP30218189 A JP 30218189A JP 30218189 A JP30218189 A JP 30218189A JP H03163318 A JPH03163318 A JP H03163318A
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寿光 五味田
Takashi Ishino
孝 石野
Takeo Konno
猛夫 今野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転機の音響信号を検出した回転機の異常診
断を行う手法に関する。
〔従来の技術〕
従来、(特開昭59 − 63529号、エレクトロニ
クス昭和55年12月号)モータや歯車等の回転機の音
響診断手法は回転機を暗騒音の少ない無普室や防音室に
持込んだり、暗騒音の影響が無視できることを確認して
から,騒音計で音響レベルを測定し、音響レベルの大小
で診断したり、狭帯域周波数分析器で音響を分析して特
定の周波数のレベルの大きさで診断していた。また、騒
音で診断できない時は機械から発生する騒音に対応した
振動を振動ピックアップで検出し、振動レベルの大きさ
,または特定の周波数の振動レベルの大きさで診断して
いた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術の音による音響診断技術は回転機を無響室
とが防音室に持ち込まなければならないため、量産ライ
ンでの全数検査することができなかった. 振動信号で回転機の診断を行う場合は特に定常振動を扱
ったものであり、定常回転に達するまでの過渡時の信号
で異常を判定する必要がある場合には判定時間が短いと
いう問題が発生したり、振動ピックアップを複数個付け
なければ回転機全体の異常診断ができない等の問題があ
った。
本発明の目的は回転機の音不良を音響信号を使って、暗
騒音の大きな現場で診断できる手蹟を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達或するために(i)回転機を駆動する電源
の周波数を商用電源と異なった周波数を使い,音響診断
する。(例:商用電源(50760Hz)の約半分の2
4Hz電源を使う)  (ii)回転機を駆動する電源
は断続的に印加する。(市)音響レベルの測定するタイ
ミングは回転機へ印加する電源から得られる同期信号(
例:ゼロクロス信号)と同期して測定する。( iv 
)音¥!I検出器は2つのマイクロホンを使用する。等
のことを行うことにより達或される。
〔作用〕
(i)回転機を駆動する電源周波数を商用電源より低く
することにより、回転機の加速途中の回転数を実現す維
持することができる為に異常音響診断の感度アップが図
れる。
(n)回転機を駆動する電源は断続的に印加し、電源印
加時に回転機の音響レベルの測定を行い、電源切断時に
暗騒音の測定を行い、それぞれの値の差を取って、診断
レベルとすることにより暗騒音の補正を行う。(in)
音響レベルの測定するタイミングは回転機へ印加する電
源から得られる同期信号と同期して離散的に測定するこ
とにより,S / N比(ここで、Sは音響信号、Nは
暗騒音信号である)を向上することができる。( iv
 )音響検出器は2つのマイクロホンを使用することに
より、一方のマイクロホンの信号を反転し,もう一方の
マイクロホン信号と加算することにより,暗騒音或分を
キャンセルすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第l
図は本発明のブロック図を表したものであり、1は被測
定対象物である回転機、2は回転機1を駆動する周波数
可変可能な電源、3は回転機■への電源をON/OFF
するスイッチ回路、4は回転機1から発生する音響を検
出する音響検出器,5は音響検出器4からの出力信号の
特定の周波数戊分を分析するフィルタ、6はフィルタ5
で取り出した信号を直流レベルに変換する2乗検波平均
回路、7は2乗検波平均回路6の出力をデジタルに変換
するA/D変換器、8はスイッチ回路3、A/D変換器
7を制御し、音響データを測定したり,測定した結果よ
り異常の有無を診断するためのマイコンである。また、
9は回転機上へ供給される電源の電圧がゼロになるとき
に信号発生するゼロクロス検知回路である。
電源2は周波数を例えば商用電源の約半分の24Hz、
IOOVに設定しておき、スイッチ回路3を通して回転
機1に供給される。50Hz,100V仕様で設計され
た回転機に2 4. H z ,100Vを印加するの
で、大電流が流れ,回転機内の磁束は飽和するので回転
機↓の回転子や固定子は強い加振方で加振され、回転子
や固定子の固有振動数で大きな振動や音響を発生する。
その音響を音響検出器4で検出し,電気信号に変換する
,その電気信号は回転子や固定子の固有振動数の周波数
に予め設定されたフィルタ5を通過し、特徴的な音響戊
分のみを抽出する。フィルタ5を通過した音響信号は2
乗検波平均回路6により直流レベルに変換され.A/D
変換器7でデジタルに変換されマイコン8に音響データ
として取り込まれる。
第2図にそのタイムチャートを示す。回転機1に印加す
る電源は第2図に示すように断続的に印加し、電圧を印
加している区間に音響測定を行い、電圧を切っている区
間に暗騒音を測定するようになっている。回転機↓の音
響は24Hz,100Vという定常よりも低い周波数で
騒動されるために大電流が流れ回転機内の磁束が飽和す
るため、磁束の変化時に強く加振されるのでちょうどゼ
ロクロス信号に同期して異常音が発生する。その異常音
の戊分を抽出し、ゼロクロス信号のタイミングでA/D
変換すると音響の異音成分を効率良く測定できる。また
、電源を断続的に印加し、電圧を切っている区間に暗騒
音を測定し,音響信号のデータより暗騒音或分データを
差し引く処理を行うので暗騒音の補正が可能である24
Hz駆動の場合は音響測定区間及び暗騒音測定区間の時
間は約83msである。
スイッチ回路は第4図に示す交流スイッチング素子を使
えば容易に電源を断続することができる。
また、ゼロクロス信号は第5図に示すような回路で実現
できる。
さらに、音響検出器4を第3図に示すように、2つのマ
イクロホンと演算素子を組合せた方式にすると暗騒音の
影響を少なくすることができる。
以下,その原理について説明する。
マイクロホンAとマイクロホンBを距離Dだけずらしセ
ットする。この距離Dは目的の周波数の波長の1/2に
なるように設定する。
前方から来た目的の音はマイクロホンAにより電気信号
に変換され,波形(i)の実線のようになる。また、マ
イクロホンBにより電気信号に変換され、波形(i)の
点線のようになる。このポイントではマイクロホンが半
波長ずれているので、逆位相になっている。ところが、
マイクロホンBの出力は反転回路12を通るのでC点,
D点では同位相となり、加算器で加えられ波形(V)の
ように強調される。
マイクロホンの周りから来る暗騒音はマイクロホンAで
は波形(ii)の実線のように・出力され,マイクロホ
ンBでは同波形の点線のように出力される。暗騒音はA
点,B点では同位相出あるが、マイクロホンBの出力は
反転されるのでC点,D点では逆位相となり,加算器で
加えられ波形(■)のようにf / 2 = 3 4 
0 / 2 0 0 0 / 2 = 8 5 own
.マイクロホンAとマイクロホンBの距fiDは診断す
る音響の周波数が600Hzから2000Hzとする。
実験の結果では、600Hzから2000Hzで約10
dBのキャンセル効果が得られた。
本実施例によれば、比較的暗騒音の大きな量産ライン上
でも回転機の音響診断を行うことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、回転機の電源を商用電原とは異なる周
波数の電源を使い電磁加振力を大きくしているので音響
診断の感度アップが図れる.また、電源を断続的に印加
し、回転機の音響測定と暗騒音測定を行い、暗騒音を補
正しているので.S/N比が向上できる。また.音響レ
ベル測定は回転機へ印加する電源から得られるゼロクロ
ス信号でタイミングを取って離散的に行っているので音
響測定を効率良く行える。更に,2つのマイクロホンを
使い、暗騒音をキャンセルするような波形演算を行って
いるので、暗騒音の大きな場所でも、回転機の音響診断
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
音響測定のタイムチャート図,第3図は2つのマイクロ
ホンによる暗騒音キャンセルの原理図、第4図は交流ス
イッチング素子を使ったスイッチ回路図、第5図はゼロ
クロス検知回路図を示す。 l・・・回転機、2・・・電源、3・・・スイッチ回路
、4・・・音響検出器、5・・・フィルタ、6・・・2
乗検波平均回路、7・・・A/D変換器、8・・・マイ
コン、9・・ゼクロス検知回路、10.11・・・マイ
クロホン,12・・・反転回路、工3・・・加算器,1
4・・交流スツチング素子、15・・・フォトカプラ,
16・・・トンジスタ、17・・・抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被測定機械である回転機器、該回転機に電源を供給
    する周波数可変可能な電源装置、該電源をON−OFF
    するスイッチ回路、前記回転機から発生する音響を検出
    する音響検出器、該音響検出器の信号をある特定の周波
    数で分析するフィルタ、該フィルタの出力信号を直流に
    変換するための2乗検波平均化回路、該2乗検波平均化
    回路で平均化された信号をデジタルに変換するA/D変
    換器、前記スイッチ回路、A/D変換器を制御するマイ
    クロコンピュータよりなる回転機の音響診断装置におい
    て、回転機の駆動電源周波数を回転機の音響診断が最も
    感度良くできる周波数電源を印加して行うことを特徴と
    した回転機の音響診断手法。 2、特許請求の範囲第1項において、回転機の駆動方法
    は、電源を断続的に印加して、音響を測定することを特
    徴とした回転機の音響診断手法。 3、特許請求の範囲第1項において、音響のレベルを測
    定するタイミングは、回転機に印加する電源から得られ
    る同期信号でもつて測定することを特徴とする回転機の
    音響診断手法。 4、特許請求の範囲第1項において、音響検出器は2つ
    のマイクロホンからなり、そのマイクロホンは前後にあ
    る距離だけ離れており、前記マイクロホンの片方の信号
    は信号反転回路を通り、もう一方のマイクロホンの信号
    と加算器により加算され、該加算器の出力をある特定の
    周波数で分析するフィルタを通して診断することを特徴
    とする回転機の音響診断手法。
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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222150A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 Necプラットフォームズ株式会社 電動部品監視装置及び電動部品監視方法
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