JP3442901B2 - 溶融金属めっきラインの付着量制御装置 - Google Patents

溶融金属めっきラインの付着量制御装置

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JP3442901B2
JP3442901B2 JP10728195A JP10728195A JP3442901B2 JP 3442901 B2 JP3442901 B2 JP 3442901B2 JP 10728195 A JP10728195 A JP 10728195A JP 10728195 A JP10728195 A JP 10728195A JP 3442901 B2 JP3442901 B2 JP 3442901B2
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wiping
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宏規 藤岡
和弘 佃
真 末永
伸義 岡田
耕司 梅野
寛 飯田
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行する帯鋼に対して
亜鉛やアルミニウムなどの耐蝕性金属の溶融めっきを施
す金属めっきラインにおいて、その帯鋼に付着した溶融
金属の付着量を制御する溶融金属めっきラインの付着量
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に一般的な溶融金属めっきラインの
概略、図7に帯鋼とワイピングノズルとの関係を表す概
略を示す。
【0003】一般的な溶融金属めっきラインにおいて、
図6に示すように、図示しないめっき浴には溶融亜鉛Z
が貯留されており、この溶融亜鉛Z中にはシンクロール
11と一対のサポートロール12が回転自在に設けられ
ており、溶融亜鉛Zの外方にはサポートロール12の上
方に位置して一対のワイピングノズル13が設けられて
いる。このワイピングノズル13は溶融亜鉛Z中を走行
した帯鋼Sに対してガス噴流を噴射することで、この帯
鋼Sに付着した溶融亜鉛Zを掻き落とし、その付着量
(厚み)を制御するものである。そして、このワイピン
グノズル13の上方、即ち、ワイピングノズル13に対
して帯鋼Sの走行方向下流側には一対のめっき付着量計
14が、帯鋼Sの幅方向にトラバース自在に設けられて
いる。
【0004】従って、走行する帯鋼Sは溶融亜鉛Z中に
入って亜鉛めっきが施され、シンクロール11に巻き付
いて走行方向が反転し、一対のサポートロール12によ
って幅方向のそりが矯正され、溶融亜鉛Zから上方に排
出される。そして、亜鉛めっきが施された帯鋼Sに対し
て一対のワイピングノズル13からガス噴流が噴射され
ることで、この帯鋼Sに付着した溶融亜鉛Zが掻き落と
され、その付着量が制御される。そして、めっき付着量
計14によって帯鋼Sの亜鉛めっき付着量(めっき厚
さ)のチェックを行う。
【0005】ところで、このような溶融金属めっきライ
ンにあっては、帯鋼Sに対して溶融亜鉛Z中で一対のサ
ポートロール12により幅方向のそりを矯正しているも
のの、帯鋼Sが溶融亜鉛Zから上方に排出されたときに
はそりが回復してしまう。すると、図7に示すように、
一対のワイピングノズル13の間で帯鋼Sがそった状態
となって帯鋼Sの表面とワイピングノズル13との距離
が幅方向で異なり、ガス噴流の噴射による付着した溶融
亜鉛Zの掻き落しが均一とならず、帯鋼Sへの亜鉛めっ
ち付着量にむらが発生してしまうという問題がある。
【0006】そこで、このような問題を解決するものと
して、以下に示すような溶融金属めっきラインの付着量
制御装置がある。
【0007】図8及び図9に従来の溶融金属めっきライ
ンの付着量制御装置の概略をそれぞれ示す。
【0008】図8に示す従来の溶融金属めっきラインの
付着量制御装置において、走行する帯鋼Sの板厚方向の
両側に設けられた一対のワイピングノズル13はワイピ
ングノズル駆動装置21によって移動自在に支持され、
帯鋼Sに対してその距離を変更することができるように
なっている。また、このワイピングノズル13には帯鋼
Sとの距離を計測するギャップセンサ22が装着されて
いる。そして、ワイピングノズル駆動装置21及びギャ
ップセンサ22にはワイピングノズル駆動制御回路23
が接続されている。一方、めっき付着量計14にはワイ
ピングノズル13と帯鋼Sとの間の適正な目標距離を設
定するワイピングノズルギャップ目標値設定回路24が
接続されており、このワイピングノズルギャップ目標値
設定回路24はワイピングノズル駆動制御回路23に接
続されている。
【0009】従って、走行する帯鋼Sに対して一対のワ
イピングノズル13からガス噴流が噴射されることで、
この帯鋼Sに付着した溶融亜鉛Zが掻き落とされ、その
付着量が制御される。このとき、ギャップセンサ22は
帯鋼Sとの距離を測定し、その測定結果をワイピングノ
ズル駆動制御回路23に出力する。同時に、めっき付着
計14は帯鋼Sの亜鉛めっき付着量を測定し、測定結果
をワイピングノズルギャップ目標値設定回路24に出力
し、このワイピングノズル目標値設定回路24はその目
標値を演算し、演算結果をワイピングノズル位置決め制
御回路23に出力する。すると、ワイピングノズル駆動
制御回路23はこの目標値に基づいてワイピングノズル
駆動装置21を駆動し、ワイピングノズル13を移動し
て帯鋼Sとの間の距離を変更する。帯鋼Sは位置が適正
に変更された一対のワイピングノズル13によって亜鉛
めっきの付着量が制御される。
【0010】また、図9に示すように、ワイピングノズ
ル13に対して帯鋼Sの走行方向下流側には、この帯鋼
Sの板厚方向の両側に板幅方向に並んで一対の電磁石2
5a,25b,25cが配設されている。各一対の電磁
石25a,25b,25cにはこの一対の電磁石25
a,25b,25cと帯鋼Sとの距離を測定するギャッ
プセンサ26a,26b,26cが取付けられている。
そして、各電磁石25a,25b,25cと各ギャップ
センサ26a,26b,26cは電磁石駆動制御装置2
7に接続されている。
【0011】従って、走行する帯鋼Sに対して一対のワ
イピングノズル13からガス噴流が噴射されることで、
この帯鋼Sに付着した溶融亜鉛Zが掻き落とされ、その
付着量が制御される。このとき、各ギャップセンサ26
a,26b,26cは帯鋼Sとの距離を測定し、その測
定結果を電磁石駆動装置27に出力する。すると、この
電磁石駆動装置27は測定結果と入力される電磁石の目
標値とに基づいて電磁石25a,25b,25cを駆動
し、この電磁石25a,25b,25cが帯鋼Sを吸引
することで板幅方向にそった帯鋼Sを平坦とし、帯鋼S
とギャップセンサ26a,26b,26cとの間の距離
を一定にする。そりが矯正された帯鋼Sは一対のワイピ
ングノズル13によって亜鉛めっきの付着量が制御され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
8に示す従来の溶融金属めっきラインの付着量制御装置
は帯鋼Sの走行方向に対して一定の亜鉛めっき量が付着
するようにしたものであり、また、図9に示す従来の溶
融金属めっきラインの付着量制御装置は、帯鋼Sの板幅
方向に対して一定のめっき量が付着するようにしたもの
である。従って、両方の溶融金属めっきラインの付着量
制御装置を組み合わせて用いることで、帯鋼Sのめっき
付着量を適正に制御することができる。
【0013】ところが、2つの溶融金属めっきラインの
付着量制御装置を組み合わせて用いると、互いの装置の
制御が干渉して帯鋼Sのめっき付着量を適正に制御する
ことが困難となってしまう。即ち、図8に示す従来の溶
融金属めっきラインの付着量制御装置は、ワイピングノ
ズル13と帯鋼Sとの間の距離が一定となるように、こ
のワイピングノズル13を移動するのに対し、図9に示
す従来の溶融金属めっきラインの付着量制御装置は、電
磁石25a,25b,25cと帯鋼Sとの間の距離が一
定となるように、この帯鋼Sを移動するものである。そ
して、両者とも、ギャップセンサ22あるいは26a,
26b,26cによって帯鋼Sとの距離を測定してお
り、その測定結果によって基づいてワイピングノズル1
3あるいは帯鋼Sを移動しており、その対象物が異なっ
ている。そのため、同時に作動させると、互いにその動
作が干渉してワイピングノズル13及び帯鋼Sの定位置
が適正に確定できなかったり、ハンティングしてしまう
という問題があった。
【0014】また、従来の2つの付着量制御装置を同時
に作動させると、亜鉛めっきの付着量制御に対して、ワ
イピングノズル13の位置とガス噴出量と帯鋼Sの位置
が独立に制御されるため、その動作が干渉し、亜鉛の掻
き取り量が不均一になってしまうというという問題があ
った。
【0015】本発明はこのような問題点を解決するため
のものであって、溶融めっきの付着量を均一にして品質
の向上を図った溶融金属めっきラインの付着量制御装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するの
本発明の溶融金属めっきラインの付着量制御装置は、走
行する帯鋼の板厚方向両側に位置して該帯鋼に付着した
溶融金属の付着量を制御する一対のワイピングノズル
と、前記帯鋼の幅方向に沿って設けられて前記帯鋼との
距離を計測する複数のギャップセンサと、前記帯鋼の幅
方向に沿って設けられて前記帯鋼との距離を変更する複
数の電磁石と、前記ワイピングノズルに対して前記帯鋼
の走行方向下流側に設けられためっき付着量計と、該め
っき付着量計によって検出されためっき付着量検出信号
を処理して電磁石制御系及びワイピングノズル制御系に
分岐して出力するめっき付着量信号処理手段と、前記め
っき付着量信号処理手段から分岐して出力されためっき
付着量検出信号に基づいて電磁石帯鋼間のギャップ目標
値を演算する電磁石ギャップ目標値設定手段と、前記複
数のギャップセンサによって検出されたギャップ検出値
と該電磁石ギャップ目標値設定手段によって演算された
電磁石ギャップ目標値とを比較して電磁石駆動信号を出
力する電磁石系比較演算手段と、該電磁石系比較演算手
段の演算結果に基づいて前記複数の電磁石を駆動する電
磁石駆動制御手段と、前記めっき付着量信号処理手段か
ら分岐して出力されためっき付着量検出信号に基づいて
ワイピングノズル帯鋼間のギャップ目標値を演算するワ
イピングノズルギャップ目標値設定手段と、前記複数の
ギャップセンサによって検出されたギャップ検出値と該
ワイピングノズルギャップ目標値設定手段によって演算
されたワイピングノズルギャップ目標値とを比較してワ
イピングノズル駆動信号を出力するワイピングノズル系
比較演算手段と、該ワイピングノズル系比較演算手段の
演算結果に基づいて前記一対のワイピングノズルを駆動
制御するワイピングノズル駆動制御手段と、前記電磁石
駆動制御手段及びワイピングノズル駆動制御手段に入力
される各演算処理信号の断切を行う信号切換手段と、前
記ワイピングノズル系比較演算手段の演算結果に基づい
て該信号切換手段を制御する信号切換制御手段とを具え
たことを特徴とするものである。
【0017】また、本発明の溶融金属めっきラインの付
着量制御装置は、前記信号切換制御手段は、前記ギャッ
プセンサによって検出されたギャップ検出値と前記ワイ
ピングノズル系比較演算手段から出力されたワイピング
ノズルギャップ目標値との偏差と、予め設定された偏差
の許容値とを比較した比較結果に基づいて前記信号切換
手段を制御するものであり、前記信号切換手段は該偏差
の比較結果に基づいて前記電磁石制御系あるいはワイピ
ングノズル制御系の一方を接続して演算処理信号が前記
電磁石駆動制御手段あるいはワイピングノズル駆動制御
手段に入力可能としたことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の溶融金属めっきラインの付
着量制御装置は、走行する帯鋼の板厚方向両側に位置し
て該帯鋼に付着した溶融金属の付着量を制御する一対の
ワイピングノズルと、前記帯鋼の幅方向に沿って設けら
れて前記帯鋼との距離を計測する複数のギャップセンサ
と、前記帯鋼の幅方向に沿って設けられて前記帯鋼との
距離を変更する複数の電磁石と、前記ワイピングノズル
に対して前記帯鋼の走行方向下流側に設けられためっき
付着量計と、該めっき付着量計によって検出されためっ
き付着量検出信号を処理して電磁石制御系及びワイピン
グノズル制御系に分岐して出力するめっき付着量信号処
理手段と、前記めっき付着量信号処理手段から分岐して
出力されためっき付着量検出信号に基づいて電磁石帯鋼
間のギャップ目標値を演算する電磁石ギャップ目標値設
定手段と、該電磁石ギャップ目標値設定手段によって演
算された電磁石ギャップ目標値サンプリングして所定時
間維持する電磁石系サンプルホールド回路と、前記複数
のギャップセンサによって検出されたギャップ検出値と
該電磁石系サンプルホールド回路から出力された電磁石
ギャップ目標値とを比較して電磁石駆動信号を出力する
電磁石系比較演算手段と、該電磁石系比較演算手段の演
算結果に基づいて前記複数の電磁石を駆動する電磁石駆
動制御手段と、前記めっき付着量信号処理手段から分岐
して出力されためっき付着量検出信号に基づいてワイピ
ングノズル帯鋼間のギャップ目標値を演算するワイピン
グノズルギャップ目標値設定手段と、該ワイピングノズ
ルギャップ目標値設定手段によって演算されたワイピン
グノズルギャップ目標値をサンプリングして所定時間維
持するサンプルホールド回路と、前記複数のギャップセ
ンサによって検出されたギャップ検出値と該サンプルホ
ールド回路から出力されたワイピングノズルギャップ目
標値とを比較してワイピングノズル駆動信号を出力する
ワイピングノズル系比較演算手段と、該ワイピングノズ
ル系比較演算手段の演算結果に基づいて前記一対のワイ
ピングノズルを駆動制御するワイピングノズル駆動制御
手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0019】また、本発明の溶融金属めっきラインの付
着量制御装置は、前記一対のワイピングノズルは前記帯
鋼の板厚方向に対して進退自在に支持されると共に、前
記複数のギャップセンサ及び複数の電磁石は該ワイピン
グノズルと一体に設けられており、前記ワイピングノズ
ル駆動制御手段に基づいて前記一対のワイピングノズル
を前記帯鋼に対して進退させることで、該帯鋼に付着し
た溶融金属の付着量を制御することを特徴とするもので
ある。
【0020】また、本発明の溶融金属めっきラインの付
着量制御装置は、前記一対のワイピングノズルは前記帯
鋼の板厚方向に対して所定の間隔をもって固定支持され
ており、前記ワイピングノズル駆動制御手段に基づいて
前記一対のワイピングノズルから噴射される流体噴射量
を変化させることで、該帯鋼に付着した溶融金属の付着
量を制御することを特徴とするものである。
【0021】
【作用】めっき付着量計は走行する帯鋼のめっき付着量
を測定し、めっき付着量信号処理手段はその測定結果を
処理してめっき付着量検出信号を電磁石制御系及びワイ
ピングノズル制御系に分岐して出力する。電磁石ギャッ
プ目標値設定手段は分岐した一方のめっき付着量検出信
号に基づいて電磁石帯鋼間のギャップ目標値を演算し、
電磁石系比較演算手段はギャップセンサによって検出さ
れたギャップ検出値と電磁石ギャップ目標値設定手段に
よって演算された電磁石ギャップ目標値とを比較して電
磁石駆動信号を出力する。また、ワイピングノズルギャ
ップ目標値設定手段はめっき付着量信号処理手段から分
岐した他方のめっき付着量検出信号に基づいてワイピン
グノズル帯鋼間のギャップ目標値を演算し、ワイピング
ノズル系比較演算手段はギャップセンサによって検出さ
れたギャップ検出値とワイピングノズルギャップ目標値
設定手段によって演算されたワイピングノズルギャップ
目標値とを比較してワイピングノズル駆動信号を出力す
る。そして、信号切換制御手段はワイピングノズル系比
較演算手段の演算結果に基づいて信号切換手段を制御
し、この信号切換手段は電磁石駆動制御手段及びワイピ
ングノズル駆動制御手段に入力される各演算処理信号の
断切を行い、電磁石駆動制御手段は電磁石系比較演算手
段の演算結果に基づいて電磁石を駆動して帯鋼との距離
を変更し、また、ワイピングノズル駆動制御手段はワイ
ピングノズル系比較演算手段の演算結果に基づいてワイ
ピングノズルを駆動制御して帯鋼に付着した溶融金属の
付着量を制御する。
【0022】そして、信号切換制御手段は、ギャップ検
出値とワイピングノズルギャップ目標値との偏差と、予
め設定された偏差の許容値とを比較した比較結果に基づ
いて信号切換手段を制御し、この信号切換手段は各偏差
の比較結果に基づいて電磁石制御系あるいはワイピング
ノズル制御系の一方を接続して各演算処理信号を電磁石
駆動制御手段あるいはワイピングノズル駆動制御手段に
入力可能し、電磁石かあるいはワイピングノズルの一方
のみを駆動する。
【0023】電磁石ギャップ目標値設定手段及びワイピ
ングノズルギャップ目標値設定手段によってそれぞれ演
算された各電磁石ギャップ目標値及びワイピングノズル
ギャップ目標値は、電磁石系あるいはワイピングノズル
系のサンプルホールド回路を介して電磁石系比較演算手
段あるいはワイピングノズル系比較演算手段に入力され
ることとなり、電磁石系の制御信号とワイピングノズル
系の制御信号の応答性、設定周期が異なり、相互干渉が
なくなる。
【0024】一対のワイピングノズルは帯鋼の板厚方向
に対して進退自在に支持されており、ワイピングノズル
駆動制御手段に基づいてこのワイピングノズルが帯鋼に
対して進退させることで、この帯鋼に付着した溶融金属
の付着量が制御される。
【0025】一対のワイピングノズルは帯鋼の板厚方向
に対して所定の間隔をもって固定支持されており、ワイ
ピングノズル駆動制御手段に基づいてこのワイピングノ
ズルから噴射される流体噴射量を変化させることで、こ
の帯鋼に付着した溶融金属の付着量を制御される。
【0026】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0027】図1に本発明の一実施例に係る溶融金属め
っきラインの付着量制御装置の概略、図2に信号切換制
御器の制御ブロック、図3に溶融金属めっきラインの付
着量制御装置の変形例を表す概略を示す。なお、従来の
技術で説明したものと同様の機能を有する部材には同一
の符号を付して重複する説明は省略する。
【0028】本実施例の溶融金属めっきラインの付着量
制御装置において、図1に示すように、走行する帯鋼S
の板厚方向の両側には一対のワイピングノズル13がワ
イピングノズル駆動装置21によって移動自在に支持さ
れ、帯鋼Sに対してその距離を変更することができるよ
うになっている。そして、ワイピングノズル駆動装置2
1はワイピングノズル駆動制御回路23が接続されてお
り、このワイピングノズル駆動制御回路23に基づいて
制御されている。また、この一対のワイピングノズル1
3には帯鋼Sを吸引する一対の電磁石25が装着される
と共に、帯鋼Sとの距離を計測するギャップセンサ26
がそれぞれ装着されている。そして、この電磁石25は
電磁石駆動制御装置27が接続されており、この電磁石
駆動制御装置27によって駆動することができる。
【0029】一方、めっき付着量計14には、このめっ
き付着量計によって検出されためっき付着量検出信号を
処理して電磁石制御系及びワイピングノズル制御系に分
岐して出力するめっき付着量信号処理回路31が接続さ
れている。そして、このめっき付着量信号処理回路31
には、めっき付着量信号処理回路31から分岐して出力
されためっき付着量検出信号に基づいて電磁石25と帯
鋼S間のギャップ目標値を演算する電磁石ギャップ目標
値設定回路32が接続されている。更に、電磁石ギャッ
プ目標値設定回路32には、ギャップセンサ26によっ
て検出されたギャップ検出値と電磁石ギャップ目標値設
定回路32によって演算された電磁石ギャップ目標値と
を比較して電磁石駆動信号を出力する電磁石系比較演算
回路33が接続されている。
【0030】また、前述しためっき付着量信号処理手段
31には、このめっき付着量信号処理手段31から分岐
して出力されためっき付着量検出信号に基づいてワイピ
ングノズル13と帯鋼Sの間のギャップ目標値を演算す
るワイピングノズルギャップ目標値設定回路24が接続
されている。そして、このワイピングノズルギャップ目
標値設定回路24には、ギャップセンサ26から必要な
信号を処理するギャップセンサ信号処理回路34を介し
て入力されるギャップ検出値とワイピングノズルギャッ
プ目標値設定回路24によって演算されたワイピングノ
ズルギャップ目標値とを比較してワイピングノズル駆動
信号を出力するワイピングノズル系比較演算回路35が
接続されている。
【0031】そして、電磁石系比較演算回路33及びワ
イピングノズル系比較演算回路35は、信号切換スイッ
チ36を介して電磁石駆動制御回路27及びワイピング
ノズル駆動制御回路23に接続されており、この信号切
換スイッチ36は電磁石系比較演算回路33の出力処理
信号とワイピングノズル系比較演算回路35の出力処理
信号の一方のみを出力するものであり、信号切換スイッ
チ36には、ワイピングノズル系比較演算回路35の演
算結果に基づいてスイッチ切換制御する信号切換制御回
路37が接続されている。
【0032】即ち、信号切換制御回路37において、図
2に示すように、この信号切換制御回路37にはギャッ
プ検出値とワイピングノズルギャップ目標値との偏差ε
が入力され、この偏差εと予め設定された偏差の許容値
αとを比較し、ε>αであれば、信号切換スイッチ36
のSW.AをONとし、SW.BをOFFとし、ワイピ
ングノズル系比較演算回路35の出力処理信号をワイピ
ングノズル駆動制御回路23に出力可能とし、ワイピン
グノズル駆動装置21によってワイピングノズル13の
位置を制御する。一方、電磁石系比較演算回路33の出
力処理信号は電磁石駆動制御装置27には出力せず、電
磁石25の電流は維持される。このとき、カウントはn
=0のままで、ε≦αとなるようにワイピングノズル駆
動装置21によってワイピングノズル13の位置を制御
する。また、偏差εと偏差の許容値αとを比較し、ε≦
αであれば、カウントをn=n+1で精算して設定回数
m回を越えてε≦αが継続すると、信号切換スイッチ3
6のSW.AをOFFとし、SW.BをONとし、ワイ
ピングノズル系比較演算回路35の出力処理信号はワイ
ピングノズル駆動制御回路23に出力せず、ワイピング
ノズル駆動装置21を駆動させずにワイピングノズル1
3の位置を固定する。一方、電磁石系比較演算回路33
の出力処理信号を電磁石駆動制御装置27には出力可能
し、電磁石25の電流を変更してこの電磁石25によっ
て帯鋼Sの形状制御を行う。そして、ε>αとなると、
前述と同様の制御を行う。bk94i2つのフィードバ
ック系をシーケンシャルに動作させることで安定して作
動させることができる。
【0033】而して、本実施例の溶融金属めっきライン
の付着量制御装置にあっては、図1に示すように、走行
する帯鋼Sに対して一対のワイピングノズル13からガ
ス噴流が噴射されることで、この帯鋼Sに付着した溶融
亜鉛Zが掻き落とされ、その付着量が制御される。この
とき、ギャップセンサ26は帯鋼Sとの距離を測定し、
その測定結果を電磁石系比較演算回路33及びギャップ
センサ信号処理回路34を介してワイピングノズル系比
較演算回路35に出力する。一方、めっき付着計14は
帯鋼Sの亜鉛めっき付着量を測定し、測定結果をめっき
付着量信号処理回路31に出力し、このめっき付着量信
号処理回路31はめっき付着量検出信号を処理して電磁
石制御系及びワイピングノズル制御系に分岐して出力す
る。そして、電磁石ギャップ目標値設定回路32はめっ
き付着量信号処理回路31から分岐して出力された電磁
石制御系のめっき付着量検出信号に基づいて電磁石25
と帯鋼S間のギャップ目標値を演算し、電磁石系比較演
算回路33はギャップセンサ26によって検出されたギ
ャップ検出値と電磁石ギャップ目標値設定回路32によ
って演算された電磁石ギャップ目標値とを比較して電磁
石駆動信号を出力する。
【0034】また、ワイピングノズルギャップ目標値設
定回路24は前述しためっき付着量信号処理手段31か
ら分岐して出力されたワイピングノズル系のめっき付着
量検出信号に基づいてワイピングノズル13と帯鋼Sの
間のギャップ目標値を演算し、ワイピングノズル系比較
演算回路35はギャップセンサ信号処理回路34から入
力されるギャップ検出値とワイピングノズルギャップ目
標値設定回路24によって演算されたワイピングノズル
ギャップ目標値とを比較してワイピングノズル駆動信号
を出力する。
【0035】そして、信号切換制御回路37はワイピン
グノズル系比較演算回路35の演算結果に基づいてスイ
ッチ切換制御し、前述したように、ギャップ検出値とワ
イピングノズルギャップ目標値との偏差εと予め設定さ
れた偏差の許容値αとの比較により、信号切換スイッチ
36のSW.AとSW.Bとの切替えを行う。即ち、信
号切換スイッチ36のSW.AがONでSW.BがOF
Fの場合には、ワイピングノズル系比較演算回路35の
出力処理信号がワイピングノズル駆動制御回路23に出
力され、ワイピングノズル駆動装置21によってワイピ
ングノズル13の位置が制御される一方、電磁石系比較
演算回路33の出力処理信号は電磁石駆動制御装置27
に出力せず、電磁石25の電流は維持される。また、信
号切換スイッチ36のSW.AがOFFとし、SW.B
がONの場合、ワイピングノズル系比較演算回路35の
出力処理信号はワイピングノズル駆動制御回路23に出
力せず、ワイピングノズル13の位置が固定される一
方、電磁石系比較演算回路33の出力処理信号は電磁石
駆動制御装置27に出力され、電磁石25の電流を変更
してこの電磁石25によって帯鋼Sの形状制御が行われ
る。
【0036】従って、帯鋼Sは電磁石25の吸引によっ
て板幅方向のそりが矯正されて平坦となり、帯鋼Sとギ
ャップセンサ26、即ち、ワイピングノズル13との間
の距離が一定となり、このそりが矯正された帯鋼Sは位
置が適正に変更された一対のワイピングノズル13によ
って亜鉛めっきの付着量が制御される。
【0037】このように本実施例では、ギャップセンサ
26を、電磁石25の制御系とワイピングノズル13の
制御系とに併用しており、その測定結果を電磁石系比較
演算回路33とギャップセンサ信号処理回路34を介し
てワイピングノズル系比較演算回路回路35とに出力
し、且つ、めっき付着量信号処理回路31がめっき付着
量検出信号を処理して電磁石制御系とワイピングノズル
制御系に分岐して出力することで、帯鋼S及びワイピン
グノズル13を移動しており、帯鋼Sの絶対的位置がな
くても正確に制御することができる。
【0038】なお、図3に示すものは上述した実施例の
溶融金属めっきラインの付着量制御装置の変形例を表す
ものであって、前記実施例では、ワイピングノズル駆動
制御回路23に基づいてワイピングノズル13を帯鋼S
に対して進退させることで、この帯鋼Sに付着した亜鉛
めっきの付着量を制御するようにしたが、下記の変形例
では、ワイピングノズル13のガス噴出量制御装置41
に基づいてワイピングノズル13から噴射されるガス噴
射量を変化させることで、この帯鋼Sに付着した亜鉛め
っきの付着量を制御している。
【0039】従って、図3に示すように、信号切換制御
回路37がワイピングノズル系比較演算回路35の演算
結果に基づいてスイッチ切換制御し、偏差εとこの偏差
の許容値αとの比較により、信号切換スイッチ36のS
W.AがONでSW.BがOFFの場合には、ワイピン
グノズル系比較演算回路35の出力処理信号がワイピン
グノズルのガス噴出量制御装置41に出力され、このワ
イピングノズルのガス噴出量制御装置41によってワイ
ピングノズル13から噴射されるガス噴射量を変化させ
る一方、電磁石系比較演算回路33の出力処理信号は電
磁石駆動制御装置27に出力せず、電磁石25の電流は
維持される。また、信号切換スイッチ36のSW.Aが
OFFとし、SW.BがONの場合、ワイピングノズル
系比較演算回路35の出力処理信号はワイピングノズル
のガス噴出量制御装置41に出力せず、ワイピングノズ
ル13からのがガス噴出量は維持される一方、電磁石系
比較演算回路33の出力処理信号は電磁石駆動制御装置
27に出力され、電磁石25の電流を変更してこの電磁
石25によって帯鋼Sの形状制御が行われる。
【0040】このように本実施例では、帯鋼Sは電磁石
25の吸引によって板幅方向のそりが矯正されて平坦と
なり、帯鋼Sとギャップセンサ26、即ち、ワイピング
ノズル13との間の距離が一定となり、このそりが矯正
された帯鋼Sはガス噴出量が適正に変更された一対のワ
イピングノズル13によって亜鉛めっきの付着量が制御
される。
【0041】図4に本発明の他の実施例に係る溶融金属
めっきラインの付着量制御装置の概略、図5溶融金属め
っきラインの付着量制御装置の変形例を表す概略を示
す。なお、前述の実施例で説明したものと同様の機能を
有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略
する。
【0042】図4に示すように、走行する帯鋼Sの両側
には一対のワイピングノズル13がワイピングノズル駆
動装置21によって移動自在に支持され、ワイピングノ
ズル駆動制御回路23に基づいて制御されている。そし
て、この一対のワイピングノズル13には帯鋼Sとの距
離を計測するギャップセンサ22が装着されている。ま
た、帯鋼Sの両側であってワイピングノズル13の下流
側には帯鋼Sを吸引する一対の電磁石25が装着される
と共に、この一対の電磁石25の一方には帯鋼Sとの距
離を計測するギャップセンサ26が装着されている。そ
して、この電磁石25は電磁石駆動制御装置27によっ
て駆動することができる。
【0043】一方、めっき付着量計14にはめっき付着
量検出信号を処理して電磁石制御系及びワイピングノズ
ル制御系に分岐して出力するめっき付着量信号処理回路
31が接続されている。そして、このめっき付着量信号
処理回路31には分岐しためっき付着量検出信号に基づ
いて電磁石25と帯鋼S間のギャップ目標値を演算する
電磁石ギャップ目標値設定回路32が接続されている。
更に、電磁石ギャップ目標値設定回路32には、入力さ
れた信号をサンプリングして保持し、この保持された信
号を処理するまで維持する電磁石系サンプルホールド回
路51が接続されている。そして、このサンプルホール
ド回路51には、ギャップセンサ26によって検出され
たギャップ検出値と電磁石ギャップ目標値設定回路32
によって演算された電磁石ギャップ目標値とを比較して
電磁石駆動信号を出力する電磁石系比較演算回路33が
接続されており、この電磁石系比較演算回路33は電磁
石駆動制御回路27に接続されている。
【0044】また、前述しためっき付着量信号処理手段
31には分岐しためっき付着量検出信号に基づいてワイ
ピングノズル13と帯鋼Sの間のギャップ目標値を演算
するワイピングノズルギャップ目標値設定回路24が接
続されている。そして、このワイピングノズルギャップ
目標値設定回路24には入力された信号をサンプリング
して保持し、この保持された信号を処理するまで維持す
るワイピングノズル系サンプルホールド回路52が接続
されている。そして、このサンプルホールド回路52に
は、ギャップセンサ26からギャップセンサ信号処理回
路34を介して入力されるギャップ検出値とワイピング
ノズルギャップ目標値設定回路24によって演算された
ワイピングノズルギャップ目標値とを比較してワイピン
グノズル駆動信号を出力するワイピングノズル系比較演
算回路35が接続されており、このワイピングノズル系
比較演算回路35はワイピングノズル駆動制御回路23
に接続されている。
【0045】而して、本実施例の溶融金属めっきライン
の付着量制御装置にあっては、走行する帯鋼Sに対して
一対のワイピングノズル13からガス噴流が噴射される
ことで、この帯鋼Sに付着した溶融亜鉛Zが掻き落とさ
れ、その付着量が制御される。このとき、ギャップセン
サ22はワイピングノズル13と帯鋼Sとの距離を測定
し、その測定結果をギャップセンサ信号処理回路34を
介してワイピングノズル系比較演算回路35に出力する
一方、ギャップセンサ26は電磁石25と帯鋼Sとの距
離を測定し、その測定結果を電磁石系比較演算回路33
に出力する。めっき付着計14は帯鋼Sの亜鉛めっき付
着量を測定し、測定結果をめっき付着量信号処理回路3
1に出力し、このめっき付着量信号処理回路31はめっ
き付着量検出信号を処理して電磁石制御系及びワイピン
グノズル制御系に分岐して出力する。電磁石ギャップ目
標値設定回路32は分岐した電磁石制御系のめっき付着
量検出信号に基づいて電磁石25と帯鋼S間のギャップ
目標値を演算し、電磁石系サンプルホールド回路52は
入力された信号をサンプリングして保持し、この保持さ
れた信号を処理するまで維持する。電磁石系比較演算回
路33はギャップセンサ26によって検出されたギャッ
プ検出値と電磁石系サンプルホールド回路52から出力
された電磁石ギャップ目標値とを比較して電磁石駆動信
号を出力する。
【0046】また、ワイピングノズルギャップ目標値設
定回路24は前述しためっき付着量信号処理手段31か
ら分岐したワイピングノズル系のめっき付着量検出信号
に基づいてワイピングノズル13と帯鋼Sの間のギャッ
プ目標値を演算し、ワイピングノズル系サンプルホール
ド回路52は入力された信号をサンプリングして保持
し、この保持された信号を処理するまで維持する。ワイ
ピングノズル系比較演算回路35はギャップセンサ信号
処理回路34から入力されるギャップ検出値とワイピン
グ系サンプルホールド回路52から出力されたワイピン
グノズルギャップ目標値とを比較してワイピングノズル
駆動信号を出力する。
【0047】そして、ワイピングノズル系比較演算回路
35の出力処理信号がワイピングノズル駆動制御回路2
3に出力され、ワイピングノズル駆動装置21によって
ワイピングノズル13の位置が制御される一方、電磁石
系比較演算回路33の出力処理信号は電磁石駆動制御装
置27に出力され、電磁石25の電流を変更してこの電
磁石25によって帯鋼Sの形状制御が行われる。従っ
て、帯鋼Sは電磁石25の吸引によって板幅方向のそり
が矯正されて平坦となり、帯鋼Sとギャップセンサ2
2、即ち、ワイピングノズル13との間の距離が一定と
なり、このそりが矯正された帯鋼Sは位置が適正に変更
された一対のワイピングノズル13によって亜鉛めっき
の付着量が制御される。
【0048】このように本実施例では、ワイピングノズ
ル13の制御系のギャップセンサ22と電磁石25の制
御系のギャップセンサ26とをそれぞれ設け、その測定
結果を各サンプルホールド回路51,52を介して電磁
石系比較演算回路33及びギャップセンサ信号処理回路
34を介してワイピングノズル系比較演算回路回路35
とに出力したので、ワイピングノズル系の信号を1桁以
上応答性、設定周期を長くすることで、電磁石25によ
る形状制御系の方が優となり、ギャップセンサ22,2
6同士の干渉が抑制され、安定して制御することができ
る。
【0049】なお、図5に示すものは上述した実施例の
溶融金属めっきラインの付着量制御装置の変形例を表す
ものであって、前記実施例では、ワイピングノズル駆動
制御回路23に基づいてワイピングノズル13を帯鋼S
に対して進退させることで、この帯鋼Sに付着した亜鉛
めっきの付着量を制御するようにしたが、下記の変形例
では、ワイピングノズル13のガス噴出量制御装置41
に基づいてワイピングノズル13から噴射されるガス噴
射量を変化させることで、この帯鋼Sに付着した亜鉛め
っきの付着量を制御している。
【0050】従って、図5に示すように、めっき付着量
信号処理回路31は電磁石制御系及びワイピングノズル
制御系に分岐して出力し、電磁石ギャップ目標値設定回
路32は分岐した電磁石制御系のめっき付着量検出信号
に基づいて電磁石25と帯鋼S間のギャップ目標値を演
算し、電磁石系サンプルホールド回路52は入力された
信号をサンプリングして保持し、この保持された信号を
処理するまで維持する。そして、電磁石系比較演算回路
33はギャップセンサ26によって検出されたギャップ
検出値と電磁石系サンプルホールド回路52から出力さ
れた電磁石ギャップ目標値とを比較して電磁石駆動信号
を出力し、電磁石駆動制御装置27は電磁石25の電流
を制御してこの電磁石25によって帯鋼Sの形状制御を
行う。一方、ワイピングノズルギャップ目標値設定回路
24は分岐したワイピングノズル系のめっき付着量検出
信号に基づいてワイピングノズル13と帯鋼Sの間のギ
ャップ目標値を演算し、ワイピングノズル系サンプルホ
ールド回路52は入力された信号をサンプリングして保
持し、この保持された信号を処理するまで維持する。そ
して、ワイピングノズル系比較演算回路35はギャップ
センサ信号処理回路34から入力されるギャップ検出値
とワイピング系サンプルホールド回路52から出力され
たワイピングノズルギャップ目標値とを比較してワイピ
ングノズル駆動信号を出力し、ワイピングノズルのガス
噴出量制御装置41はワイピングノズル13から噴射さ
れるガス噴射量を制御する。
【0051】このように本実施例では、帯鋼Sは電磁石
25の吸引によって板幅方向のそりが矯正されて平坦と
なり、帯鋼Sとギャップセンサ22、即ち、ワイピング
ノズル13との間の距離が一定となり、このそりが矯正
された帯鋼Sはガス噴出量が適正に変更された一対のワ
イピングノズル13によって亜鉛めっきの付着量が制御
される。
【0052】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の溶融金属めっきラインの付着量制御装置に
よれば、めっき付着量信号処理手段がめっき付着量計が
測定した帯鋼のめっき付着量検出信号を電磁石制御系及
びワイピングノズル制御系に分岐し、電磁石ギャップ目
標値設定手段は分岐した一方のめっき付着量検出信号に
基づいて電磁石帯鋼間のギャップ目標値を演算して電磁
石系比較演算手段がギャップセンサのギャップ検出値と
この電磁石ギャップ目標値とを比較して電磁石駆動信号
を出力する一方、ワイピングノズルギャップ目標値設定
手段はめっき付着量信号処理手段から分岐した他方のめ
っき付着量検出信号に基づいてワイピングノズル帯鋼間
のギャップ目標値を演算してワイピングノズル系比較演
算手段がギャップセンサのギャップ検出値とこのワイピ
ングノズルギャップ目標値とを比較してワイピングノズ
ル駆動信号を出力し、信号切換制御手段はワイピングノ
ズル系比較演算手段の演算結果に基づいて信号切換手段
を制御し、この信号切換手段が電磁石駆動制御手段及び
ワイピングノズル駆動制御手段に入力される各演算処理
信号の断切を行い、電磁石駆動制御手段が電磁石系比較
演算手段の演算結果に基づいて電磁石を駆動して帯鋼と
の距離を変更し、また、ワイピングノズル駆動制御手段
がワイピングノズル系比較演算手段の演算結果に基づい
てワイピングノズルを駆動制御して帯鋼に付着した溶融
金属の付着量を制御するようにしたので、互いの制御及
び動作を干渉させずに、帯鋼のそりを矯正してワイピン
グノズルにより溶融金属の付着量を制御することとな
り、溶融めっきの付着量を均一にして品質の向上を図る
ことができる。
【0053】また、本発明の溶融金属めっきラインの付
着量制御装置によれば、信号切換制御手段が、ギャップ
センサによって検出されたギャップ検出値とワイピング
ノズル系比較演算手段から出力されたワイピングノズル
ギャップ目標値との偏差と、予め設定された偏差の許容
値とを比較した比較結果に基づいて信号切換手段を制御
するものであり、信号切換手段はこの偏差の比較結果に
基づいて電磁石制御系あるいはワイピングノズル制御系
の一方を接続して演算処理信号が電磁石駆動制御手段あ
るいはワイピングノズル駆動制御手段に入力可能とした
ので、電磁石系の制御信号とワイピングノズル系の制御
信号とが干渉せずに安定した制御を行うことができる。
【0054】また、本発明の溶融金属めっきラインの付
着量制御装置によれば、電磁石ギャップ目標値設定手段
及びワイピングノズルギャップ目標値設定手段によって
それぞれ演算された各電磁石ギャップ目標値及びワイピ
ングノズルギャップ目標値は、電磁石系あるいはワイピ
ングノズル系のサンプルホールド回路を介して電磁石系
比較演算手段あるいはワイピングノズル系比較演算手段
に入力されるようにしたので、電磁石系の制御信号とワ
イピングノズル系の制御信号を区別して応答性、設定周
期が異ならせることで、相互干渉をなくし、安定した制
御を行うことができる。
【0055】また、本発明の溶融金属めっきラインの付
着量制御装置によれば、一対のワイピングノズルは帯鋼
の板厚方向に対して進退自在に支持されると共にギャッ
プセンサ及び電磁石はこのワイピングノズルと一体に設
けられ、ワイピングノズル駆動制御手段に基づいてワイ
ピングノズルを帯鋼に対して進退させることで、この帯
鋼に付着した溶融金属の付着量を制御するようにしたの
で、ワイピングノズルを移動するだけで溶融金属の付着
量制御が可能となり、装置を簡素化することができる。
【0056】また、本発明の溶融金属めっきラインの付
着量制御装置によれば、一対のワイピングノズルは帯鋼
の板厚方向に対して所定の間隔をもって固定支持され、
ワイピングノズル駆動制御手段に基づいてワイピングノ
ズルから噴射される流体噴射量を変化させることで、こ
の帯鋼に付着した溶融金属の付着量を制御するようにし
たので、ワイピングノズルからの流体噴射量を変化する
だけで溶融金属の付着量制御が可能となり、装置を簡素
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る溶融金属めっきライン
の付着量制御装置の概略図である。
【図2】信号切換制御器の制御ブロック図である。
【図3】溶融金属めっきラインの付着量制御装置の変形
例を表す概略図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る溶融金属めっきライ
ンの付着量制御装置の概略図である。
【図5】溶融金属めっきラインの付着量制御装置の変形
例を表す概略図である。
【図6】一般的な溶融金属めっきラインの概略図であ
る。
【図7】帯鋼とワイピングノズルとの関係を表す概略図
である。
【図8】従来の溶融金属めっきラインの付着量制御装置
の概略図である。
【図9】従来の溶融金属めっきラインの付着量制御装置
の概略図である。
【符号の説明】
S 帯鋼 13 ワイピングノズル 14 めっき付着量計 21 ワイピングノズル駆動装置 23 ワイピングノズル駆動制御回路 24 ワイピングノズルギャップ目標値設定回路 25 電磁石 22,26 ギャップセンサ 27 電磁石駆動制御装置 31 付着量信号処理回路 32 電磁石ギャップ目標値設定回路 33 電磁石系比較演算回路 34 ギャップセンサ信号処理回路 35 ワイピングノズル系比較演算回路 36 信号切換スイッチ 37 信号切換制御回路37 41 ワイピングノズルのガス噴射量制御回路 51 電磁石系サンプルホールド回路 52 ワイピングノズル系サンプルホールド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤岡 宏規 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 佃 和弘 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 末永 真 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新 日本製鐵株 式会社 八幡製鐵所内 (72)発明者 岡田 伸義 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新 日本製鐵株 式会社 八幡製鐵所内 (72)発明者 梅野 耕司 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新 日本製鐵株 式会社 八幡製鐵所内 (72)発明者 飯田 寛 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新 日本製鐵株 式会社 八幡製鐵所内 (56)参考文献 特開 平3−253549(JP,A) 特開 昭58−3959(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する帯鋼の板厚方向両側に位置して
    該帯鋼に付着した溶融金属の付着量を制御する一対のワ
    イピングノズルと、前記帯鋼の幅方向に沿って設けられ
    て前記帯鋼との距離を計測する複数のギャップセンサ
    と、前記帯鋼の幅方向に沿って設けられて前記帯鋼との
    距離を変更する複数の電磁石と、前記ワイピングノズル
    に対して前記帯鋼の走行方向下流側に設けられためっき
    付着量計と、該めっき付着量計によって検出されためっ
    き付着量検出信号を処理して電磁石制御系及びワイピン
    グノズル制御系に分岐して出力するめっき付着量信号処
    理手段と、前記めっき付着量信号処理手段から分岐して
    出力されためっき付着量検出信号に基づいて電磁石帯鋼
    間のギャップ目標値を演算する電磁石ギャップ目標値設
    定手段と、前記複数のギャップセンサによって検出され
    たギャップ検出値と該電磁石ギャップ目標値設定手段に
    よって演算された電磁石ギャップ目標値とを比較して電
    磁石駆動信号を出力する電磁石系比較演算手段と、該電
    磁石系比較演算手段の演算結果に基づいて前記複数の電
    磁石を駆動する電磁石駆動制御手段と、前記めっき付着
    量信号処理手段から分岐して出力されためっき付着量検
    出信号に基づいてワイピングノズル帯鋼間のギャップ目
    標値を演算するワイピングノズルギャップ目標値設定手
    段と、前記複数のギャップセンサによって検出されたギ
    ャップ検出値と該ワイピングノズルギャップ目標値設定
    手段によって演算されたワイピングノズルギャップ目標
    値とを比較してワイピングノズル駆動信号を出力するワ
    イピングノズル系比較演算手段と、該ワイピングノズル
    系比較演算手段の演算結果に基づいて前記一対のワイピ
    ングノズルを駆動制御するワイピングノズル駆動制御手
    段と、前記電磁石駆動制御手段及びワイピングノズル駆
    動制御手段に入力される各演算処理信号の断切を行う信
    号切換手段と、前記ワイピングノズル系比較演算手段の
    演算結果に基づいて該信号切換手段を制御する信号切換
    制御手段とを具えたことを特徴とする溶融金属めっきラ
    インの付着量制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の溶融金属めっきラインの
    付着量制御装置において、前記信号切換制御手段は、前
    記ギャップセンサによって検出されたギャップ検出値と
    前記ワイピングノズル系比較演算手段から出力されたワ
    イピングノズルギャップ目標値との偏差と、予め設定さ
    れた偏差の許容値とを比較した比較結果に基づいて前記
    信号切換手段を制御するものであり、前記信号切換手段
    は該偏差の比較結果に基づいて前記電磁石制御系あるい
    はワイピングノズル制御系の一方を接続して演算処理信
    号が前記電磁石駆動制御手段あるいはワイピングノズル
    駆動制御手段に入力可能としたことを特徴とする溶融金
    属めっきラインの付着量制御装置。
  3. 【請求項3】 走行する帯鋼の板厚方向両側に位置して
    該帯鋼に付着した溶融金属の付着量を制御する一対のワ
    イピングノズルと、前記帯鋼の幅方向に沿って設けられ
    て前記帯鋼との距離を計測する複数のギャップセンサ
    と、前記帯鋼の幅方向に沿って設けられて前記帯鋼との
    距離を変更する複数の電磁石と、前記ワイピングノズル
    に対して前記帯鋼の走行方向下流側に設けられためっき
    付着量計と、該めっき付着量計によって検出されためっ
    き付着量検出信号を処理して電磁石制御系及びワイピン
    グノズル制御系に分岐して出力するめっき付着量信号処
    理手段と、前記めっき付着量信号処理手段から分岐して
    出力されためっき付着量検出信号に基づいて電磁石帯鋼
    間のギャップ目標値を演算する電磁石ギャップ目標値設
    定手段と、該電磁石ギャップ目標値設定手段によって演
    算された電磁石ギャップ目標値サンプリングして所定時
    間維持する電磁石系サンプルホールド回路と、前記複数
    のギャップセンサによって検出されたギャップ検出値と
    該電磁石系サンプルホールド回路から出力された電磁石
    ギャップ目標値とを比較して電磁石駆動信号を出力する
    電磁石系比較演算手段と、該電磁石系比較演算手段の演
    算結果に基づいて前記複数の電磁石を駆動する電磁石駆
    動制御手段と、前記めっき付着量信号処理手段から分岐
    して出力されためっき付着量検出信号に基づいてワイピ
    ングノズル帯鋼間のギャップ目標値を演算するワイピン
    グノズルギャップ目標値設定手段と、該ワイピングノズ
    ルギャップ目標値設定手段によって演算されたワイピン
    グノズルギャップ目標値をサンプリングして所定時間維
    持するサンプルホールド回路と、前記複数のギャップセ
    ンサによって検出されたギャップ検出値と該サンプルホ
    ールド回路から出力されたワイピングノズルギャップ目
    標値とを比較してワイピングノズル駆動信号を出力する
    ワイピングノズル系比較演算手段と、該ワイピングノズ
    ル系比較演算手段の演算結果に基づいて前記一対のワイ
    ピングノズルを駆動制御するワイピングノズル駆動制御
    手段とを具えたことを特徴とする溶融金属めっきライン
    の付着量制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1及び2記載の溶融金属めっきラ
    インの付着量制御装置において、前記一対のワイピング
    ノズルは前記帯鋼の板厚方向に対して進退自在に支持さ
    れると共に、前記複数のギャップセンサ及び複数の電磁
    石は該ワイピングノズルと一体に設けられており、前記
    ワイピングノズル駆動制御手段に基づいて前記一対のワ
    イピングノズルを前記帯鋼に対して進退させることで、
    該帯鋼に付着した溶融金属の付着量を制御することを特
    徴とする溶融金属めっきラインの付着量制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1及び2記載の溶融金属めっきラ
    インの付着量制御装置において、前記一対のワイピング
    ノズルは前記帯鋼の板厚方向に対して所定の間隔をもっ
    て固定支持されており、前記ワイピングノズル駆動制御
    手段に基づいて前記一対のワイピングノズルから噴射さ
    れる流体噴射量を変化させることで、該帯鋼に付着した
    溶融金属の付着量を制御することを特徴とする溶融金属
    めっきラインの付着量制御装置。
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