JP3442530B2 - エスカレータ - Google Patents

エスカレータ

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JP3442530B2
JP3442530B2 JP09817595A JP9817595A JP3442530B2 JP 3442530 B2 JP3442530 B2 JP 3442530B2 JP 09817595 A JP09817595 A JP 09817595A JP 9817595 A JP9817595 A JP 9817595A JP 3442530 B2 JP3442530 B2 JP 3442530B2
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広敏 金
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、エスカレータに関す
る。特に、エスカレータの踏段中央部に沈下装置を備え
たエスカレータに関する。 【0002】 【従来の技術】エスカレータの利用者は、走行中の各踏
段の上面である踏板に足を乗せなければならない。エス
カーレータは、周知の通り、複数の踏段が次々に移動し
ていく構成を有しているため、利用者がこの踏段の上に
足を乗せることにより、自動的に利用者を階上にもしく
は階下に移動させるのである。 【0003】図6には、このエスカレータを構成する踏
段の外観図が示されている。図6に示されている踏段
は、階と階との中間位置における踏段の様子を示したも
のであり、各踏段は所定量だけ高さが異なる位置におい
て互いに接しており、この位置を保ったまま階上もしく
は階下に移動していく。また、図6に示されているよう
な状態においては、利用者は踏段の上面である踏板の位
置に足を乗せている。 【0004】図7には、1個の踏段の構造を説明する説
明図が示されている。図7に示されているように、各踏
段は、下部に踏段を支え、かつ移動させるローラ7が配
置されている。また、上面には、人が足を乗せるための
踏板1が形成されている。 【0005】図8には、踏段がレール6の上に置かれて
いる様子を示す説明図が示されている。図8に示されて
いるように、各踏段のローラ7は、レール6にガイドさ
れて、その上を転動するように構成されている。このよ
うな構成によって、各踏段はこのレール6に沿って順次
移動していくことになる。 【0006】図9には、複数の踏段がレール6上を順次
移動する場合の様子を示す説明図が示されている。図9
に示されているように、各踏段のローラ7は、レール6
の上を転動することにより、各踏段は常に一定速度でレ
ール6上を移動している。さらに、図9より理解される
ように、階と階との中間位置においては各隣接する踏段
のローラ7の高さが異なるため、各踏段の踏板1の高さ
も一定量だけ異なったものとなっているが、例えば階上
の降り口付近においてはレール6は水平となるため、各
踏段のローラ7の高さも同時となり、踏板1の高さも同
一となる。なお、図9においては階上へ向う上りのエス
カレータの場合が示されているものとして説明したが、
下りのエスカレータでも全く同様である。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従来のエスカレータ
は、以上のように構成されているため、利用者がエスカ
レータに乗る乗り場付近及びエスカレータから降りる降
り口付近においては各踏段の踏板位置はその高さが同一
となっている。そのため、エスカレータの乗り場付近に
おいて、踏段と踏段との間、すなわち2つの踏段の両方
に足を乗せてしまってもエスカレータの利用者はそのこ
とには気付き難い。しかし、エスカレータがしばらく進
行すると、それぞれの踏段の踏板位置の高さは徐々に異
なってくるため、利用者は、2つの踏段にまたがって足
を乗せてしまったことに気付き、いずれかの踏段の踏板
位置の方に足を移動させなければならない。 【0008】そのため、エスカレータの利用者はエスカ
レータに乗った直後ではなく、しばらく進行してから後
で足の位置を補正する必要が生じるなど不利・不便が生
じていた。 【0009】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、エスカレータの乗り場付近において利用者が踏板
上に足を乗せた場合に、瞬時に2つの踏段の両方に足を
乗せてしまったことを報知することが可能なエスカレー
タを提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】発明は、上記課題を解
決するために、複数の移動する踏段を備えたエスカレー
タにおいて、前記踏段は、踏段の上面部分である踏板に
利用者が乗った場合に、前記踏板の一定領域部分が沈下
する踏板沈下手段、を備えており、前記踏板沈下手段
は、前記踏板の一定領域部分を形成する沈降板と、前記
沈降板を支える弾性部材であって、前記沈降板上に利用
者が乗った場合に圧縮することによって前記沈降板を沈
降させる弾性部材と、上部に前記沈降板が取り付けら
れ、下部に車輪が取り付けられており、前記沈降板を支
える支柱と、前記踏段の移動軌跡に沿って配置されてい
る案内レール部材と、を含み、前記車輪は、前記案内レ
ール部材上を転動し、前記案内レール部材に沿って移動
し、さらに、前記案内レール部材は、エスカレータの降
り口付近以外においては、その高さが低く設置されてお
り、前記沈降板に利用者が乗っている場合には、前記沈
降板は沈降し、エスカレータの降り口付近においては、
その高さが高く設置されており、前記沈降板に利用者が
乗っている場合でも、前記車輪及び前記支柱を押し上げ
ることによって前記沈降板の上面の高さを前記踏板の前
記沈降板以外の領域部分の高さにまで復帰させることを
特徴とするエスカレータである。 【0011】 【0012】 【作用】本発明における支柱及びこの支柱に取り付けら
れている車輪は、案内レール部材上を転動し、エスカレ
ータの降り口付近において、案内レール部材がその高さ
を高くすることにより沈降板を踏板本来の高さにまで復
元させる。 【0013】 【0014】 【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。 【0015】図1には、本発明の好適な実施例に係るエ
スカレータの踏段の外観図が示されている。図1に示さ
れているように、各踏段の踏板1には、沈降板1aが備
えられており、利用者がその上に足を置くことにより、
この沈降板1aが所定量dだけ沈降する。このように、
本実施例においては人が踏板1の上に足を乗せることに
より、沈降板1aが沈降することにより利用者は容易に
足が正しい位置に乗っているか否かを判断することが可
能である。 【0016】図2には、踏板1と沈降板1aとの関係を
説明する説明図が示されている。この図は、従来のエス
カレータが示されている図6に対応するものである。図
2に示されているように、各踏段の上面である踏板1
は、周囲の一定範囲を除いて、沈降板1aを形成してい
る。上述したように、この沈降板1aは、人が足を乗せ
ることにより踏段の中に沈み込む構造を有しているが、
踏板1の周囲部分は、踏段と一体に固定されており、従
来のエスカレータと同様にその高さは変化しない。 【0017】図3には、図1におけるIII−III´
における断面図が示されている。図3に示されているよ
うに、沈降板1aは、沈降板1aを支えるスプリング2
が取り付けられている。このスプリング2は、踏板1と
沈降板1aとを連結しているものである。沈降板1aに
は、さらに主軸3が取り付けられている。この主軸3の
一方端は図3に示されているように沈降板1aに取り付
けられているが、他方端にはローラ4が設けられてい
る。また、本実施例に係るエスカレータにおいては、こ
のローラ4と嵌合してガイドするレール5が設けられて
いる。通常の動作時においては沈降板1aは、スプリン
グ2によって押し上げられ、踏板1の他の部分と同一の
高さに保持されている。この状態においては、図3に示
されているようにローラ4はレール5とは接しておらず
宙吊りの状態となっている。 【0018】本実施例に係るエスカレータが運転中に、
エスカレータの利用者が踏板1aに乗ると、その利用者
の体重の重みによって踏板1aは前記dの分だけ沈下す
る。この沈下した状態が図4に示されている。図4に
は、図3と同様に図1におけるIII−III´におけ
る断面図が示されている。図4に示されているように、
利用者が踏板1aの上に乗ることにより、スプリング2
が縮み、それに伴い、主軸3が降下し、その結果ローラ
4がレール5と接触する。ローラ4はレール5と接触す
ることにより回転を始める。 【0019】このようにして、本実施例に係るエスカレ
ータにおいては、利用者が沈降板1aの上に乗ることに
より、沈降板1aが所定量沈降し、利用者は正しい位置
に足が乗っているか否かを瞬時に判断することが可能と
なる。そのため、エスカレータの乗り場付近を通り過ぎ
てからしばらくした後に足を正しい位置に直すなどの極
めて煩雑な動作をする必要がなくなる。 【0020】また、このレール5は、エスカレータの降
り口付近ではその高さが、他の部分と比べて相対的に上
記所定量dの分だけ高く設置されている。このように、
折り口付近においてレール5が近く設置されていること
によって、利用者が乗った踏段がエスカレータの降り口
付近に近付くとローラ4及び主軸3を介して沈降板1a
が踏板1と同一の高さに強制的に復元されるのである。 【0021】すなわち、図5に示されているように、エ
スカレータの降り口付近においては各隣接する踏段の踏
板1の高さがほぼ同一となるが、合せて沈降板1aの高
さも(利用者が乗っているにも拘らず)同一の高さとな
るため、利用者がエスカレータを降りる際の障害となる
ことはない。 【0022】以上述べたように、本実施例によればエス
カレータの利用者がエスカレータの踏板1に足を乗せる
ことにより、沈降板1aが所定量沈下するため、利用者
は足の位置が適切か否かを瞬時に判断することが可能と
なり、迅速に正しい位置に足を移動させることが可能で
ある。 【0023】さらに、本実施例によればエスカレータの
折り口の近傍においてはレール5が高くなることにより
沈降板1aの高さは本来の踏板1と同一の高さにまで強
制的に復元されるため、利用者がエスカレータから降り
る際の足の動きの障害となることはなく、円滑なエスカ
レータの乗り降りが可能となる。 【0024】 【発明の効果】以上述べたように、第1の本発明によれ
ば、踏板の一定領域部分が利用者が乗ることにより沈降
するため、利用者は踏板の正しい中央部分に足が乗って
いるか否かを瞬時に判断することが可能となる。その結
果、踏板中央に乗ることが容易なエスカレータが提供さ
れ、エスカレータの円滑な乗り降りが可能となる。 【0025】第2の本発明によれば、エスカレータの降
り口付近において一度沈降していた沈降板が再び踏板本
来の高さまで復元されるため、エスカレータから降りる
際の足の動きを邪魔することがなく、円滑なエスカレー
タの乗り降りが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の好適な実施例における沈降板が沈下
する様子を示す説明図である。 【図2】 図1の沈降板が沈下していない場合の踏段の
全体を表す説明図である。 【図3】 図1のIII−III´における断面図であ
って、利用者が乗っていない状態を表す説明図である。 【図4】 図1のIII−III´における断面図であ
って、利用者が乗っている状態を表す説明図である。 【図5】 本実施例に係るエスカレータが運転されてい
る状態を表す断面図である。 【図6】 従来のエスカレータに用いられる踏段の全体
を表す説明図である。 【図7】 従来の踏段を説明する斜視図である。 【図8】 図7に示されている踏段の正面を表す正面図
である。 【図9】 従来のエスカレータの運転状態を表す断面図
である。 【符号の説明】 1 踏板、1a 沈降板、2 スプリング、3 主軸、
4 ローラ、5 レール、6 レール、7 ローラ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の移動する踏段を備えたエスカレー
    タにおいて、 前記踏段は、踏段の上面部分である踏板に利用者が乗っ
    た場合に、前記踏板の一定領域部分が沈下する踏板沈下
    手段、を備え 前記踏板沈下手段は、 前記踏板の一定領域部分を形成する沈降板と、 前記沈降板を支える弾性部材であって、前記沈降板上に
    利用者が乗った場合に圧縮することによって前記沈降板
    を沈降させる弾性部材と、 上部に前記沈降板が取り付けられ、下部に車輪が取り付
    けられており、前記沈降板を支える支柱と、 前記踏段の移動軌跡に沿って配置されている案内レール
    部材と、 を含み、 前記車輪は、前記案内レール部材上を転動し、前記案内
    レール部材に沿って移動し、 さらに、前記案内レール部材は、 エスカレータの降り口付近以外においては、その高さが
    低く設置されており、前記沈降板に利用者が乗っている
    場合には、前記沈降板は沈降し、 エスカレータの降り口付近においては、その高さが高く
    設置されており、前記沈降板に利用者が乗っている場合
    でも、前記車輪及び前記支柱を押し上げることによって
    前記沈降板の上面の高さを前記踏板の前記沈降板以外の
    領域部分の高さにまで復帰させる ことを特徴とするエス
    カレータ。
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