JP3441669B2 - 切替コック - Google Patents
切替コックInfo
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Description
蛇口(吐水管)に取り付けられて吐水流路と浄水器の給
水ホースに連通する分岐流路とに切替えるための切替コ
ックに関するものである。
この種の切替コックは、コック本体を真鍮鍛造品とし、
切替部にボールバルブを使用していたから、コスト高
で、重量が重い上に、ボールバルブによる切替レバーの
切替操作が重かった。
に、切替レバーの切替作動の軽い切替コックを提供する
ことを目的とする。
に、この発明は、水栓本体の下流に設けられ、吐水流路
と分岐流路に切替えるための切替コックであって、左右
方向に中心軸を有するよう横置きに設けられ、周面にお
ける上側に流入口を、下側に第1の流出口を有するとと
もに、左右の開口のうち一方の開口を分岐流路の出口を
構成する第2の流出口とする筒状の合成樹脂製コック本
体と、横長で、吐水流路と分岐流路を仕切る傾斜した仕
切壁を有し、一端に切替レバーを有する状態で他端側か
らコック本体内に挿入され、コック本体の前記中心軸の
まわりに180°回転するよう設けられる合成樹脂製の
弁体とを備え、この弁体の他端部における外周面から径
方向外側へ突出する円周角が90°の突起片から成る扇
型外突起片が、切替レバーの操作に伴い、コック本体の
内周面に沿いながら、コック本体の内周面から径方向内
側へ突出する円周角が90°の突起片から成る扇型内突
起片の上端面および 下端面の間を移動することによって
コック本体の前記中心軸のまわりの180°の回転が行
なわれ、更に、この弁体は、前記仕切壁の一方の壁面側
に、切替レバーを吐水側に操作させたときに前記流入口
および第1の流出口を連通させる吐水流路を形成する第
1の連通部を有する一方、前記仕切壁の他方の壁面側
に、切替レバーを分岐側に操作させたときに前記流入口
および第2の流出口を連通させる分岐流路を形成する第
2の連通部を有し、前記コック本体は、周面における上
側に流入口を有するとともに、この流入口の周囲から立
設する大径の切替コック取付部を有し、この切替コック
取付部内にアダプタが挿入され、ナットの内周ネジを切
替コック取付部の外周ネジに螺着してアダプタをこの切
替コック取付部に固定し、アダプタに設けられた内ネジ
が吐水管の吐水用開口の外端面に設けられたネジに螺着
されていることを特徴とする。
いて説明する。なお、この発明はそれによって限定され
るものではない。
吐水流路Sと分岐流路Pに切替えてどちらか一方の流路
を湯水混合水栓本体や単水栓本体に連結された吐水管6
の流路Fに連通させるものである。
ック本体2と合成樹脂製の弁体4と整流器5で構成され
る。前記コック本体2は、左右方向に中心軸Xを有する
よう横置きに設けられている。更に、前記コック本体2
は、周面Mにおける上側に流入口11を有するととも
に、この流入口11の周囲から立設する大径の切替コッ
ク取付部材12を有する。また、前記弁体4は、横長
で、一端に切替レバー3を有する状態で他端側からコッ
ク本体2内に挿入され、前記中心軸Xのまわりに180
°回転するよう設けられている。なお、前記切替レバー
3は弁体4の一端部20に一体に設けられている。ま
た、図1、図2、図5(A)および図6(A)は切替レ
バー3を分岐側に操作させたときの状態を示し、図5
(B)および図6(B)は切替レバー3を吐水側に操作
させたときの状態を示す。
カバーで、吐水用開口8を有し、この外端面にネジmが
設けられている。7は、断熱カバー6Aに設けた前記ネ
ジmに螺合する内ネジnを備えた上方開口7aを有する
ハット状の泡沫アダプタで、9はこの泡沫アダプタ7に
内嵌するパッキンである。このパッキン9は、上小径部
9aと下大径部9bからなり、これらを貫通する貫通穴
9cを有し、パッキン9を小径部9aを介して泡沫アダ
プタ7に内嵌させてある。
けは例えば以下の手順で行われる。すなわち、前記切替
コック取付部材12の内面に形成された段部12aに、
貫通穴9cに連通する穴10aを有する減圧板10を切
替コック取付部材12の上方開口12aから挿入・設置
した後、上方開口12a内にパッキン9を嵌め込むこと
で泡沫アダプタ7を切替コック取付部材12上に設置
し、ナット13の内周ネジgを切替コック取付部材12
の外周ネジkに螺着して泡沫アダプタ7を切替コック取
付部材12に固定し、この状態でネジm,n同士を螺着
して取り付けは完了する。
する。前記コック本体2は、上述したように周面Mにお
ける上側に流入口11を有するとともに、周面Mにおけ
る下側に第1の流出口14を有する。また、前記コック
本体2の左右の開口15,16のうち一方の開口15を
分岐流路Pの出口を構成する第2の流出口としている。
路Pを仕切る傾斜した仕切壁17を有する。更に、この
仕切壁17の一方の壁面A側に、切替レバー3を吐水側
に操作させたときに前記流入口11および第1の流出口
14を連通させる吐水流路Sを形成する第1の連通部1
8を有する。
方の壁面B側に、切替レバー3を分岐側に操作させたと
きに前記流入口11および第2の流出口15を連通させ
る分岐流路Pを形成する第2の連通部19を有する。な
お、仕切壁17の傾斜角θは45°である。つまり、例
えば、切替レバー3を分岐側に操作させた場合、図5
(A)に示すように、壁面Aおよび中心軸X間の傾斜角
θ、壁面Bおよび中心軸X間の傾斜角θのどちらも45
°である。
を持ち、横長であるが、左右に開口25,24を有す
る。前記開口24は一端部20側に設けた開口で、合成
樹脂製のキャップ23の螺着により閉塞されている。2
3aはOリングである。また、前記開口25は第2の流
出口15に連通する。そして、仕切壁17を境にして一
端部20側に吐水流路Sを形成するための吐水空間21
が形成され、他端部26側に分岐流路Pを形成するため
の分岐空間22が形成されている。
場合に形成される前記第2の連通部19について説明す
る。図2、図3に示すように、弁体4は、仕切壁17の
他方の壁面B側に前記開口25に連通する開口50を有
する。この開口50とコック本体2の第1の流出口14
は、図5(A)に示すように、仕切壁17の壁面B側に
開口50が位置するとともに、仕切壁17の壁面A側に
第1の流出口14が位置する状態で遮断されており、コ
ック本体2に形成された前記流入口11から下流の、弁
体4に形成された開口50および弁体4に形成された前
記開口25を通りコック本体2に形成された前記開口1
5に至る第2の連通部19を形成する。
A側に、例えば図2、図3に示すように、開口52,5
3を有する。そして、切替レバー3を分岐側から180
°回転させて吐水状態にした場合、開口52,53は上
下反転するから、コック本体2に形成された前記流入口
11から下流の、弁体4に形成された開口53および弁
体4に形成された前記開口52を通りコック本体2に形
成された前記第1の流出口14に至る第1の連通部18
を形成する。
中心軸Xのまわりに180°回転するが、この回転角に
規制するため、コック本体2の内周面2cに切替レバー
3の回転を規制する扇型内突起片31〔図3(A)、図
3(B)参照〕を設けるとともに、対応する弁体4の外
周面に扇型外突起片30〔図3(A)、図3(C)参
照〕を設けている。そして、切替レバー3の操作に伴
い、扇型外突起片30がコック本体2の内周面2cに沿
いながら、扇型内突起片31の上端面31aおよび下端
面31b間を移動できるように構成されている。
他端部26における外周面から径方向外側へ突出する円
周角が90°の突起片30である。また、扇型内突起片
31は、コック本体2の内周面から径方向内側へ突出す
る円周角が90°の突起片である。そして、図4におけ
る実線で示す切替レバー3を中心軸Xのまわりに上方向
に180°回転させるべく、図3(B)に示すように、
切替レバー3側から見て左側に扇型内突起片31が設け
られている。
溝33が設けられており、この溝33にOリング34が
設けられている。また、弁体4の一端部20側にも全周
にわたり溝35が設けられており、この溝35にOリン
グ36が設けられている。
で、この先端は、コック本体2の前記第2の流出口15
にOリング41を介して螺着されている。また、整流器
5はコック本体2に設けた第1の流出口14の直下に設
置されている。
ときは、仕切壁17によって第1の流出口14への流路
が遮断され、第2の連通部19によって流入口11およ
び第2の流出口15が連通され、分岐流路Pを形成でき
る。これにより、浄水器に給水できる。
きは、仕切壁17によって第2の流出口15への流路が
遮断され、第1の連通部18によって前記流入口11お
よび第1の流出口14が連通され、吐水流路Sを形成で
きる。これにより、整流器5を介して吐水できる。
樹脂製としたので、コスト安で、重量を軽くできる。ま
た、吐水流路Sと分岐流路Pを仕切る傾斜した仕切壁1
7を設けた特有の構成を採用したので、切替レバーの切
替作動を軽くできる。
ば、コック本体と弁体を合成樹脂製としたので、コック
本体を真鍮鍛造品とし、切替部にボールバルブを使用し
ていた従来品に比して、コスト安で、重量の軽い切替コ
ックを提供できる。併せて、吐水流路と分岐流路を仕切
る傾斜した仕切壁を設けた特有の構成を採用したので、
切替レバーの切替作動を軽くできる。
岐側に操作させたときの状態を示す全体構成説明図であ
る。
を分岐側に操作させたときのコック本体と弁体の位置関
係を説明するための図である。 (B),(C)は、上記実施形態における切替レバーの
回転規制状態を説明するための図で、(B)は図3
(A)のB−B線矢視図、(C)は、図3(A)のC−
C線矢視図である。
説明するための図である。
を分岐側に操作させた状態を示す構成説明図である。 (B)は、上記実施形態において、切替レバーを吐水側
に操作させた状態を示す構成説明図である。
である。 (B)は、図5(B)におけるII−II線矢視図であ
る。
レバー、4…合成樹脂製の弁体、11…流入口、14…
第1の流出口、15…第2の流出口、17…仕切壁、1
8…第1の連通部、19…第2の連通部、20…一端
部、26…他端部、A…一方の壁面、B…他方の壁面、
S…吐水流路、P…分岐流路、X…中心軸、M…周面。
Claims (3)
- 【請求項1】 水栓本体の下流に設けられ、吐水流路と
分岐流路に切替えるための切替コックであって、左右方
向に中心軸を有するよう横置きに設けられ、周面におけ
る上側に流入口を、下側に第1の流出口を有するととも
に、左右の開口のうち一方の開口を分岐流路の出口を構
成する第2の流出口とする筒状の合成樹脂製コック本体
と、横長で、吐水流路と分岐流路を仕切る傾斜した仕切
壁を有し、一端に切替レバーを有する状態で他端側から
コック本体内に挿入され、コック本体の前記中心軸のま
わりに180°回転するよう設けられる合成樹脂製の弁
体とを備え、この弁体の他端部における外周面から径方
向外側へ突出する円周角が90°の突起片から成る扇型
外突起片が、切替レバーの操作に伴い、コック本体の内
周面に沿いながら、コック本体の内周面から径方向内側
へ突出する円周角が90°の突起片から成る扇型内突起
片の上端面および下端面の間を移動することによってコ
ック本体の前記中心軸のまわりの180°の回転が行な
われ、更に、この弁体は、前記仕切壁の一方の壁面側
に、切替レバーを吐水側に操作させたときに前記流入口
および第1の流出口を連通させる吐水流路を形成する第
1の連通部を有する一方、前記仕切壁の他方の壁面側
に、切替レバーを分岐側に操作させたときに前記流入口
および第2の流出口を連通させる分岐流路を形成する第
2の連通部を有し、前記コック本体は、周面における上
側に流入口を有するとともに、この流入口の周囲から立
設する大径の切替コック取付部を有し、この切替コック
取付部内にアダプタが挿入され、ナットの内周ネジを切
替コック取付部の外周ネジに螺着してアダプタをこの切
替コック取付部に固定し、アダプタに設けられた内ネジ
が吐水管の吐水用開口の外端面に設けられたネジに螺着
されていることを特徴とする切替コック。 - 【請求項2】 前記水栓本体に連結された吐水管に前記
コック本体の前記流入口を介して取り付けられるととも
に、前記コック本体の前記第2の流出口を介して浄水
器、食器洗い器、湯沸かし器等の給水ホースに接続され
る請求項1に記載の切替コック。 - 【請求項3】 前記コック本体の前記第2の流出口を介
してシャワー栓の給水ホースに接続される請求項1に記
載の切替コック。
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP06676199A Expired - Fee Related JP3441669B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 切替コック |
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JP4532997B2 (ja) * | 2004-06-02 | 2010-08-25 | 株式会社三栄水栓製作所 | 吐出切換装置 |
KR102064180B1 (ko) * | 2017-04-24 | 2020-01-09 | 웅진코웨이 주식회사 | 물배출장치 |
-
1999
- 1999-03-12 JP JP06676199A patent/JP3441669B2/ja not_active Expired - Fee Related
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