JP3441658B2 - 導波路型イメージセンサ及び導波路型イメージセンサの位置調整方法 - Google Patents

導波路型イメージセンサ及び導波路型イメージセンサの位置調整方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードコピー等の
一次元読取光学系に利用されるイメージセンサに係り、
特にポリマー導波路アレイを用いたイメージセンサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、イメージスキャナ等の画
像読取装置の需要の増加とともに、画像情報を電気信号
に変換する一次元イメージセンサの小型化と高性能化が
要望されている。従来から用いられている一次元イメー
ジセンサは、光学系としてセルフォックレンズアレイを
用いた密着型、ミラーおよびレンズを用いた縮小光学
型、光学系を使用しない完全密着型などがあるが、近
年、例えば特開平7−301730に開示されているよ
うに、ポリマー導波路を光学系に用いるものが提案され
ている。
【0003】図6は、ポリマー導波路を光学系に用いた
従来の導波路型イメージセンサの上面図、図7はその断
面図である。図6に於いて、光電変換素子1は、所要の
回路パターンを形成した絶縁基板2上に載置され、エポ
キシ樹脂等の接着強度の高い接着剤にて固定される。こ
の光電変換素子1と絶縁基板2上の回路パターンとの間
は、ワイヤーボンディング3により電気的に導通接続さ
れる。通常絶縁基板2には、光電変換素子1の線膨張係
数になるべく近い材料(例えばセラミックスなど)が用
いられる。
【0004】一方、ポリマー導波路アレイ5は、図7に
示すように、上部クラッド6と下部クラッド7との間に
導波路コア8を図6に示す如くW1からWnの複数本
(例えば、読取幅216mm、分解能8line/mm
なら1728本)形成されている。各導波路コア間は原
稿面側のピッチPwin(分解能8line/mmなら
0.125mm)を、光電変換素子1の画素ピッチPs
(一例として0.014mm)まで縮小する如くW1か
らWnまで形成される。従って光電変換素子と接合され
る面側の各導波路コア間のピッチPwoutは、Pwo
ut=Ps、すなわち導波路コアのピッチと画素ピッチ
とは同一、となっている。
【0005】絶縁基板2に固定された光電変換素子1の
受光面とポリマー導波路アレイ5は、例えば光学用接着
剤等で光学的に接合され、光源9と共に図示しないホル
ダーに載置されて一次元イメージセンサを構成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く構成された
導波路型イメージセンサに於いて、前記光電変換素子の
画素と導波路コアとの相対位置がずれた場合、隣接する
画素に光が流出し、MTFの低下による読取り画質の劣
化が生じる。この問題を解決する手段として、図8に示
す様に画素1つの受光面サイズSaより導波路コアサイ
ズWaを小さくする方法がある。この方法であれば、画
素サイズの範囲内の相対位置ズレであれば読取り画質へ
の影響は発生しない。
【0007】一方、光電変換素子とポリマー導波路アレ
イとの接合時における位置合せは、導波路コアの始端及
び終端の各1本にレーザー光等の調整用光を入射し、光
電変換素子の相対する規定の画素の電気的出力が最大と
なる位置で光学用接着剤等で接合する方法が考えられ
る。
【0008】しかしながら、導波路コア(例えばW1)
が相対する画素(例えばS1)の中心位置Wa1にな
く、隣接する画素にかかる直前の位置、例えば図8のW
a2にあっても電気的出力は最大となる為、この位置で
接合された場合には画素と導波路コアとの相対位置ズレ
に対するマージンがほとんど得られず、環境温度の変化
等で僅かに相対位置がずれて、図8のWa3の位置にな
った場合、隣接する画素S2に光が流出し、MTFの低
下による読取り画質の劣化が生じるという問題があっ
た。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、容易でしかも正確に導波路
アレイと光電変換素子の相対位置を合わせることが可能
な導波路型イメージセンサを提供するとともに当該導波
路型イメージセンサを用いる導波路アレイと光電変換素
子の位置調整方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る導波路型イメージセンサは、均一の
ピッチで配置された複数の画素を備え、入射光を電気信
号に変換する光電変換素子と、原稿面からの反射光を前
記光電変換素子に導く複数の導波路コアからなる導波路
アレイと、を備える導波路型イメージセンサであって、
前記導波路コアの前記光電変換素子と対向する面におい
て、イメージセンサ端部に位置する第1の導波路コアと
該第1の導波路コアに隣接する導波路コアとの間の間隔
を前記光電変換素子の画素ピッチの1.5倍とする共
に、それ以外の各導波路コアの間隔を前記光電変換素子
の画素ピッチと等しくし、前記第1の導波路コアを前記
光電変換素子の互いに隣接する2つの画素に跨って配置
したことを特徴とするものである。
【0011】又、本発明は、均一のピッチで配置された
複数の画素を備え、入射光を電気信号に変換する光電変
換素子と、原稿面からの反射光を前記光電変換素子に導
く複数の導波路コアからなる導波路アレイと、を備える
導波路型イメージセンサであって、前記導波路コアの前
記光電変換素子と対向する面において、イメージセンサ
端部に位置する第1の導波路コアと該第1の導波路コア
に隣接する導波路コアとの間の間隔を前記光電変換素子
の画素ピッチの1.5倍とする共に、それ以外の各導波
路コアの間隔を前記光電変換素子の画素ピッチと等しく
し、前記第1の導波路コアを前記光電変換素子の互いに
隣接する2つの画素に跨って配置したことを特徴とする
導波路型イメージセンサにおいて、前記第1の導波路コ
アに調整用光を入射し、前記互いに隣接する2つの画素
による当該調整用光の検出信号が互いに等しくなるよう
に前記導波路アレイと前記光電変換素子との位置を調整
することを特徴とする導波路型イメージセンサの位置調
整方法である。
【0012】上記構成において、広いピッチで配置され
た導波路コアを対向する画素2個の中央に位置せしめる
ことによって、他の全ての導波路コアと光電変換素子の
画素とを完全に一対一に位置決めすることができる。ま
た、調整用光源から光を導波路の始端1本に入射し、光
電変換素子の第一画素目と第二画素目の出力が等しくな
るように光電変換素子と導波路の相対位置を調整する事
により、3画素目以降はCCD画素のほぼ中心に導波路
位置を合わせる事が出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る導波路型イ
メージセンサの一実施例を図面を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明に係る導波路型イメージセ
ンサに於けるポリマー導波路アレイと、光電変換素子の
接合構造の一実施例を示した概略断面図である。
【0015】同図に於いて光電変換素子1は、所要の回
路パターンを形成した絶縁基板2上に載置され、エポキ
シ樹脂等の接着剤にて固定される。この光電変換素子1
と絶縁基板2上の回路パターンとの間は、ワイヤーボン
ディング3により電気的に導通接続され光電変換モジュ
ール4が形成される。
【0016】ポリマー導波路アレイ5は、W1からWn
の複数本(n本)の導波路コア8から形成されている。
導波路コア8の第一本目コアW1はその光電変換素子と
接合される面側に於いて、第二本目コアW2間のピッチ
Pw0を第二本目以降のコアピッチPwoutより1.
5×Pwoutだけ広く形成されている。また、導波路
コアの終端の一本Wnと直前のコアW(n−1)のコア
ピッチPwnも同様にPwoutより1.5×Pwou
tだけ広く形成されている。必ずしも両端部においてピ
ッチを変える必要はなく、どちらか一方でもかまわな
い。第二本目から終端の直前のコアW(n−1)の各導
波路のコアピッチPwoutは光電変換素子の画素ピッ
チPsと等しくなっている。
【0017】前記の様に構成されたポリマー導波路アレ
イに於いて、光電変換素子1と接合する際の位置調整の
方法につき説明する。尚、図3はポリマー導波路アレイ
5と光電変換素子1の始端部分の接合部Aを拡大した図
である。
【0018】図1に於いて、導波路の第一本目コアW1
と終端のコアWnに調整用光源(例えばレーザー光)を
入射する。そしてポリマー導波路アレイ5が、光電変換
素子1に接するまで近づけると、図2に示す様な光電変
換素子1の電気的出力が得られる。縦軸は光電変換素子
1の出力レベルを、横軸は各画素の位置に対応してい
る。画素S1と画素S2の出力レベルが等しい時、導波
路コア8と光電変換素子1の始端部分の接合部における
位置関係において、図3に示す如く導波路コアW1は、
光電変換素子1の画素S1と画素S2に均等にまたがる
様に位置する。導波路コアW1はその光電変換素子と接
合される面側に於いて、導波路コアW2間のピッチPw
0を第二本目以降のコアピッチPwoutより1.5×
Pwoutだけ広く形成されている為、導波路コアW2
以降の導波路コアは、コアW2は画素S3に、コアW3
は画素S4に、というように対向する各画素のほぼ中央
に位置する。
【0019】この状態にてポリマー導波路アレイ5と光
電変換素子1とを光学用接着剤で固着接合する。
【0020】一方、ポリマー導波路アレイ5と光電変換
素子1の相対位置が、一例として図5に示す如く矢印X
方向にずれていた場合、画素S1に入射する光量が大き
くなり光電変換素子1の電気的出力は、図4に示す如く
S1>S2となる。したがって、少しの位置ずれも容易
に検出することができ、調整を極めて簡便に行うことが
できる。
【0021】以上、ここまで挙げた実施形態における内
容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限
定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の導波路型イメ
ージセンサ及びその位置調整方法によれば、容易にかつ
正確に導波路アレイと光電変換素子の相対位置を合わせ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導波路型イメージセンサの構造を示す
図である。
【図2】本発明の導波路型イメージセンサの位置調整時
の光電変換素子出力信号を説明する図である。
【図3】本発明の導波路型イメージセンサの一部拡大図
である。
【図4】本発明の導波路型イメージセンサの位置調整時
の光電変換素子出力信号を説明する図である。
【図5】本発明の導波路型イメージセンサの位置ずれ状
態を表す一部拡大図である。
【図6】従来例の導波路型イメージセンサの構造を示す
図である。
【図7】導波路型イメージセンサの断面を示す図であ
る。
【図8】従来例の導波路型イメージセンサの位置ずれ状
態を説明する図である。
【符号の説明】 1 光電変換素子 2 絶縁基板 3 ワイヤーボンディング 4 光電変換モジュール 5 ポリマー導波路アレイ 8 導波路コア

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均一のピッチで配置された複数の画素を
    備え、入射光を電気信号に変換する光電変換素子と、 原稿面からの反射光を前記光電変換素子に導く複数の導
    波路コアからなる導波路アレイと、を備える導波路型イ
    メージセンサであって、 前記導波路コアの前記光電変換素子と対向する面におい
    て、イメージセンサ端部に位置する第1の導波路コアと
    該第1の導波路コアに隣接する導波路コアとの間の間隔
    を前記光電変換素子の画素ピッチの1.5倍とする共
    に、それ以外の各導波路コアの間隔を前記光電変換素子
    の画素ピッチと等しくし、前記第1の導波路コアを前記
    光電変換素子の互いに隣接する2つの画素に跨って配置
    したことを特徴とする導波路型イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 均一のピッチで配置された複数の画素を
    備え、入射光を電気信号に変換する光電変換素子と、原
    稿面からの反射光を前記光電変換素子に導く複数の導波
    路コアからなる導波路アレイと、を備える導波路型イメ
    ージセンサであって、前記導波路コアの前記光電変換素
    子と対向する面において、イメージセンサ端部に位置す
    第1の導波路コアと該第1の導波路コアに隣接する導
    波路コアとの間の間隔を前記光電変換素子の画素ピッチ
    の1.5倍とする共に、それ以外の各導波路コアの間隔
    を前記光電変換素子の画素ピッチと等しくし、前記第1
    の導波路コアを前記光電変換素子の互いに隣接する2つ
    の画素に跨って配置したことを特徴とする導波路型イメ
    ージセンサにおいて、前記第1の導波路コアに調整用光
    を入射し、前記互いに隣接する2つの画素による当該調
    整用光の検出信号が互いに等しくなるように前記導波路
    アレイと前記光電変換素子との位置を調整することを特
    徴とする導波路型イメージセンサの位置調整方法。
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