JP3152893B2 - 読み取り装置 - Google Patents

読み取り装置

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JP3152893B2
JP3152893B2 JP18840797A JP18840797A JP3152893B2 JP 3152893 B2 JP3152893 B2 JP 3152893B2 JP 18840797 A JP18840797 A JP 18840797A JP 18840797 A JP18840797 A JP 18840797A JP 3152893 B2 JP3152893 B2 JP 3152893B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ、デジ
タルPPC、イメージスキャナ等に用いられる読み取り
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記読み取り装置において、CCDなど
の受光素子群を使用した場合には、凸レンズで集光して
いるので、受光素子群の端では、読み取り精度が低下
し、MTFに劣っていた。
【0003】そこで、原稿面を湾曲させることで、受光
素子群の端での読み取り精度の低下を防ぐ技術が提案さ
れている(特開平6−319018号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この提
案によれば、固い表紙をもつ雑誌や本など原稿面を湾曲
させることができない場合には、充分に読み取ることが
できないという問題点がある。
【0005】また、原稿を湾曲させると、原稿面が浮い
た状態になり、そのために受光素子群と凸レンズとの関
係で正確に焦光させることができないという問題点もあ
る。
【0006】そこで、本発明者は上記事情に鑑みて鋭意
研究に努めた結果、従来の読み取り装置においては、受
光素子群がベアチップであっても、パッケージされたも
のであっても、水平基板上に固定した構成であることに
対して、湾曲させた基板上に受光素子群を設けること
で、受光素子群も湾曲させ、これによって受光素子群の
端での読み取り精度が高くなり、MTFが向上すること
を知見した。
【0007】したがって、本発明者は上記知見に鑑みて
完成されたものであり、その目的は高い読み取り精度、
高いMTFを達成した読み取り装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の読み取り装置
は、全長30〜40mmの長尺状のCCDにて構成した
受光素子群が設けられたプリント基板上に、受光素子群
を包囲したエンジニアリングプラスチックからなる筐体
を固定し、この筐体に取着した凸レンズを通して上記受
光素子群に集光せしめるようにした装置構成において、
上記筐体の成形時に設けた湾曲面に対し押し当て、凸レ
ンズに向けて凹状に湾曲せしめたプリント基板の両端を
ネジで固定し、このようなプリント基板上に設けた受光
素子群も凸レンズに向けて凹状にして、受光素子群の中
央部と端部との光軸にそう差xを150〜200μmに
成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の読み取り装置を搭
載したイメージスキャナの概略断面図、図2は本発明の
読み取り装置における受光素子群(長手方向)を示す正
面概略図、図3は従来の読み取り装置の同様な正面概略
図である。また、図4は本発明の読み取り装置の要部平
面図である。
【0010】図1のイメージスキャナ1において、2は
読み取り装置、3はたとえばガラスフィラを含有するポ
リカーボネート、ABSなどのエンジニアリングプラス
チックからなる筺体、4、5、6はミラー、7は原稿、
8は読み取りラインである。
【0011】このイメージスキャナ1によれば、原稿7
の読み取りライン8からの像光が入射されると、ミラー
4、ミラー5およびミラー6に順次反射され、その反射
光が読み取り装置2に投射される。
【0012】図2および図4の読み取り装置2におい
て、9はプリント基板、10はプリント基板9上に搭載
した筺体であり、たとえばガラスフィラを含有するポリ
カーボネートやABSなどのエンジニアリングプラスチ
ックからなる。11は筺体10に配設した凸レンズ、1
2はプリント基板9上に設けたCCDなどの長尺状の受
光素子群である。この受光素子群12はその長手方向に
おいて、凸レンズ11の光軸に対して、対称的になるよ
うに配設されている。
【0013】本発明の読み取り装置2では、図3の従来
の読み取り装置13と比べ、プリント基板9を凸レンズ
11に向けて凹状に湾曲させている。すなわち、従来の
読み取り装置13においては、筺体14とプリント基板
15との当接面が平坦になっているのに対して、本発明
の読み取り装置2においては、筺体10とプリント基板
9との当接面を凸レンズ11に向けて凹状に湾曲させ
(この湾曲度合いは凸レンズ11の光軸に対して対称的
である)、これに伴って受光素子群12はその長手方向
において、凸レンズ11の光軸に対して、対称的に湾曲
される。
【0014】このようにプリント基板9を凸レンズ11
側に湾曲させるには、筺体14の成形時に湾曲面を設け
て、この筺体14の湾曲面に対してプリント基板9を押
し当て、プリント基板9の両端をネジで固定すればよ
い。
【0015】かくして上記構成の読み取り装置2によれ
ば、ミラー6からの反射光が入射されるに当たって、凸
レンズ11を通して像光が集光され、受光素子群12上
に結像されると、光電変換によって電気的な画像読み取
り信号が得られるが、受光素子群12を湾曲させている
ので、その受光素子群の端における読み取り精度を高
め、MTFが向上できた。
【0016】
【実施例】前記受光素子群12として全長36.5mm
のソニー製CCD(ILX523AH2)を用いて、A
4サイズ(読み取りライン8の読み取り幅:216m
m)の原稿7を読み取るために、解像度300dpiの
イメージスキャナを作製した。そして、この受光素子群
12を上述のとおりに湾曲させて、図5に示すように中
央部Aと端部Bとの光軸にそう差xを幾とおりにも変
え、そして、3〔line p/mm〕、すなわち1m
m当たりに黒と白のラインのペアが3個存在する原稿7
を読ませてMTFを測定したところ、図6に示すような
結果が得られた。図6の結果から明らかなとおり、x値
が大きくなると高いMTFが得られることがわかる。
【0017】また、本発明の読み取り装置2において、
x値を150μm、80μmの2とおりに設定して、そ
れぞれの像高に対するMTFを測定したところ、図7に
示すような結果が得られた。なお、この像高とは読み取
り位置を示し、原稿読み取り部の中央部を0%とし、両
端部を±100%としている。
【0018】そして、同図中、iはx値が150μmで
ある場合、iiはx値が80μmである場合であり、ま
た、iiiは従来のものである。図7の結果から本発明に
おいて高いMTFが得られたことがわかる。
【0019】図8は非点収差図であり、横軸での受光素
子位置1350ビットは、CCDの中央部に相当し、光
軸に対応し、受光素子位置2700ビットは、CCDの
読み取り端部に相当する。そして、この2700ビット
での焦点が0.2mmにあることから、この図から湾曲
の度合いを示すx値は0.2mm辺りがよいことがわか
る。
【0020】また、本例によれば、x値は210μm以
下にするとよく、この数値が210μmを越えると、焦
点がずれ、高いMTFが期待できなくなり、さらにCC
Dにクラックが生じやすくなる。
【0021】以上のとおり、受光素子群12として全長
36.5mmのCCDを用いた場合には、x値を210
μm以下にするとよいが、受光素子群12の反りの程度
については、その全長、凸レンズ11の曲率、受光素子
群12と凸レンズ11との間隔などによって決められる
ものであって、たとえば受光素子群12の全長が30〜
40mmである場合には、x値を150〜200μmに
するとよい。
【0022】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の読み取り装置に
よれば、受光素子群を凸レンズに向けて凹状に湾曲させ
たことで、受光素子群の端での読み取り精度が高くな
り、MTFが向上し、高信頼性かつ高精度の読み取り装
置が提供できた。
【0023】また、本発明によれば、固い表紙をもつ雑
誌や本などの原稿面を湾曲させないでも、画質にムラが
生じないように高精度な読み取りができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の読み取り装置を搭載したイメージスキ
ャナの概略断面図である。
【図2】本発明の読み取り装置の正面概略図である。
【図3】従来の読み取り装置の正面概略図である。
【図4】本発明の読み取り装置の要部平面図である。
【図5】受光素子群の湾曲を示す断面図である。
【図6】受光素子群の湾曲度合いxに対するMTFを示
す線図である。
【図7】受光素子群の像高に対するMTFを示す線図で
ある。
【図8】受光素子群の素子位置に対する凸レンズの焦点
を示す非点収差図である。
【符号の説明】
1 イメージスキャナ 2 読み取り装置 3 筺体 4、5、6 ミラー 7 原稿 8 読み取りライン 9 プリント基板 10 筺体 11 凸レンズ 12 受光素子群
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−80273(JP,A) 特開 平6−319018(JP,A) 実開 昭58−172261(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全長30〜40mmの長尺状のCCDにて
    構成した受光素子群が設けられたプリント基板上に、該
    受光素子群を包囲したエンジニアリングプラスチックか
    らなる筐体を固定し、この筐体に取着した凸レンズを通
    して上記受光素子群に集光せしめるようにした読み取り
    装置であって、前記筐体の成形時に設けた湾曲面に対し
    押し当て、凸レンズに向けて凹状に湾曲せしめたプリン
    ト基板の両端をネジで固定し、当該プリント基板上に設
    けた受光素子群も凸レンズに向けて凹状にして、受光素
    子群の中央部と端部との光軸にそう差xを150〜20
    0μmに成したことを特徴とする読み取り装置。
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