JP3441316B2 - 共用アンテナ装置 - Google Patents

共用アンテナ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信分野に係り
主に衛星を利用した携帯無線通信と地上に設置した無線
基地局を介して行う携帯無線通信に供する共用アンテナ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星を用いた携帯電話の構想が各
社から提案されており、それらの周波数帯は、地上の携
帯電話から衛星へは1.6GHz帯が、衛星から地上の
携帯電話へは2.4GHz帯が割当てられている。また
1.6GHz帯では地上から衛星、衛星から地上の双方
向の通信に用いる周波数帯としても割当てられている。
さらに、地上通信には従来から800MHz帯、1.5
GHz帯、1.9GHz帯などが割当てられている。衛
星通信と地上通信の共用アンテナとしては本出願人は同
軸線と導線を用いた2線ヘリカルアンテナの上端部にお
いて給電する方法を提案している(特願平8−2697
7)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、衛星通信と
地上通信の両方に共用できるアンテナを提供し、当該ア
ンテナにより衛星通信と地上通信の両方で通信できる携
帯無線機(携帯電話)を実現することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は前述特許請求の範囲に記載された手段により達成
される。すなわち、4線ヘリカルアンテナ(円偏波アン
テナ)に並列給電し、線状アンテナまたは単線ヘリカル
アンテナ(直線偏波アンテナ)に直列給電し、前記2つ
のアンテナが相互に影響し合わないようにするため、ア
ンテナと給電点の間にコンデンサ等の容量性素子を設け
て高周波電流の流れを制御するものである。アンテナ
の配置はそれぞれの軸を略同一軸に配置し、相互干
渉を避け、指向性を良好に保つ。また、円偏波アンテナ
を1.6GHz帯で動作させ、線状アンテナを4分の1波
長のアンテナとして800〜900Mhzで動作させる
と、特に線状アンテナにおいては円偏波アンテナと連携
して良好な2分の1波長の垂直ダイポールアンテナ(図
2)としての特性を示す。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、上記の課題
を解決するため、円偏波アンテナ(4線ヘリカルアンテ
ナ)の軸下方に高周波電流を供給する給電点に容量性素
子を介して直線偏波アンテナ(線状アンテナまたは単線
ヘリカルアンテナ)を付加する。この構成により、円偏
波アンテナと直線偏波アンテナを1本の給電線(同軸
線)で給電可能となるので、携帯電話に搭載して機械的
な切換え操作を伴わずに複数の無線通信網にアクセスで
きる。
【0006】本発明による共用アンテナは、主に円偏波
アンテナ(4線ヘリカルアンテナ)11と共通の給電点
1、直線偏波アンテナ(単線ヘリカルアンテナ)21、
第1の容量性素子2、第2の容量性素子3から構成され
る。直線偏波アンテナ21は線状アンテナであってもよ
い。
【0007】まず、円偏波アンテナ11は2本の導線a
を円筒状の支持体12に沿って180度回転させながら
巻付けてあり、上端部にある交差部13において絶縁体
(図示せず)により直線的に隔てられつつ互いに向かい
合った導線a同士が電気的に接続されている。次に、支
持体12の下端部に巻終り端14が有り、2本の導線a
は巻終り端14で電気的に結合されている。上端部にあ
る交差部13で2本の導線aは前記絶縁体で隔てられる
ことにより、実質的に長さが若干異なる。このことは、
2つの周波数で共振することを意味する。さらにガンマ
整合素子bを介して励振させることにより所望の周波数
において複共振が発生し円偏波アンテナとして動作す
る。
【0008】円偏波アンテナ11の動作に影響をあまり
与えることなく、直線偏波アンテナ(単線ヘリカルアン
テナ)21を付加するため、共通の給電点1に第2の容
量性素子3を介して直線偏波アンテナ21を電気的に接
続する。直線偏波アンテナ21は円筒状の支持体22に
線状導体cを巻き付けている。ここで円偏波アンテナ1
1の動作周波数帯を1.6GHz帯(衛星通信周波数
帯)、直線偏波アンテナ21を800MHz〜900M
Hz帯(地上の携帯電話周波数帯)のλ/4(4分の1
波長)アンテナとすれば、直線偏波アンテナ21は円偏
波アンテナ11と連携して、実質的には1つのλ/2
(2分の1波長)垂直ダイポールアンテナとしての振る
舞いをする。すなわちλ/2垂直ダイポールアンテナ
(図2)としての機能を有する。
【0009】さらに、直線偏波アンテナ21が円偏波ア
ンテナ11の放射方向の反対側に配置されるので円偏波
の放射パターンの乱れを抑制することが可能となる。
【0010】共通の給電点1には同軸線31の中心導体
34が接続している。円偏波アンテナ11への給電は、
給電点1から第1の容量性素子2を介してガンマ整合素
子bに行う。導線aは同軸線31の外部導体33に結合
線4で接続する。直線偏波アンテナ21への給電は、給
電点1から第2の容量性素子3を介して行う。
【0011】上述するアンテナは携帯電話機本体に搭載
し、本体内の無線回路部から同軸線31を通じ給電点1
に送信電力を給電する。
【0012】
【実施例】実験的に動作を確認するために、図1の構成
に準拠したアンテナで、放射パターンを測定した(図
3)。
【0013】円偏波アンテナ(4線ヘリカルアンテナ)
11は直径15mm、長さ55mmのガラス円筒に幅2
mmの銅線を巻き付けたものである。直線偏波アンテナ
(単線ヘリカルアンテナ)21は直径7mm、長さ17
mmの樹脂円筒に直径0.3mmの導線を5ターンさせ
た。共通の給電点1と直線偏波アンテナ21の間には数
pFのセラミックコンデンサ(第2の容量性素子3)を
設けた。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、衛
星通信と地上通信の両方に共用できる小型の共用アンテ
ナを実現でき、衛星通信と地上通信の両方に共用できる
小型の携帯無線機を実現できる。異なる偏波と異なる周
波数で動作する共用アンテナに同時に給電することが可
能となり、アンテナ相互の干渉を抑制でき、機械的な切
換をしないので、アンテナ部、無線機本体の信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のアンテナ構成図。
【図2】 2分の1波長ダイポールアンテナの説明図。
【図3】 図1において、衛星通信周波数と地上の携帯
電話周波数帯での放射パターンの測定例。
【符号の説明】 1:共通の給電点 2:第1の容量性素子 3:第2の容量性素子 4:結合線 11:円偏波アンテナ(4線ヘリカルアンテナ) 12:支持体 13:交差部 14:巻終り端 21:直線偏波アンテナ(単線ヘリカルアンテナ) 22:支持体 a:導線 b:ガンマ整合素子 c:線状導体 31:同軸線 32:同軸線の誘電体 33:同軸線の外部導体 34:同軸線の中心導体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4線ヘリカルアンテナから成る第1のアン
    テナには高周波的に並列給電すると共に、線状アンテナ
    または単線ヘリカルアンテナから成る第2のアンテナに
    は高周波的に直列給電し、且つ前記第1及び第2のアン
    テナは共通の給電点を備える共用アンテナ装置であっ
    て、前記給電点に高周波電流を印加することで前記第1
    のアンテナより円偏波を発生させると共に、前記第1の
    アンテナと第2のアンテナによって垂直ダイポールアン
    テナとして機能させるようにしたことを特徴とする共用
    アンテナ装置。
  2. 【請求項2】前記第1のアンテナ前記第2のアンテナ
    の軸が略同一軸に配置され、且つ前記第2のアンテナ
    を前記第1のアンテナの放射方向と反対側に配置するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の共用アンテ
    ナ装置。
  3. 【請求項3】前記第1のアンテナと前記第2のアンテナ
    が各々、容量性素子を介して給電されることを特徴とす
    る特徴とする請求項1に記載の共用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】前記第1のアンテナを1.6GHz帯で動作
    させると共に、前記第2のアンテナを4分の1波長のア
    ンテナとして800〜900MHz帯で動作させることに
    より、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナによっ
    て2分の1波長の垂直ダイポールアンテナとして機能さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の共用
    アンテナ装置。
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