JP3440797B2 - Gps受信機 - Google Patents

Gps受信機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーナビケーショ
ン等のGPS応用機器に組み込むGPS受信機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、GPSを利用したカーナビゲー
ションシステム等のGPS応用機器には、図7に示すよ
うにGPS衛星からの信号を受信し、位置や時刻を算出
するGPS受信機ボード1が組み込まれており、例え
ば、カーナビゲーションシステムのようなGPS応用機
器では、応用機器として必要な電子回路を備えた機器本
体側ボード2とGPS受信機ボード1側の回路とはRS
232C等のシリアル手順によりコマンドやデータの授
受を行う構成となっている。
【0003】通常GPS受信機ボード1上の回路は図8
に示すようにアンテナ接続端子12にアンテナケーブル
14を介して接続されたGPSアンテナ13で捉えた信
号を受信してダウンコンバート及びAD変換を行うRF
部2と、AD変換後の信号に対してCDMA復調を行う
とともにPRN符号の位相差等の衛星信号の遅延を検出
するコリレータ部3と、CDMA復調により得られた衛
星からのデータ(航法メッセージ)と、PRN符号等の
位相差から自己の位置・時間を算出する演算処理部たる
マイコンシステム部4とから構成される。マイコンシス
テム部4は、上記の算出等の演算処理を行うCPU5
と、動作プログラムを格納したROM6と、データの一
時格納やワークエリアの確保などのためのRAM7と、
バックアップ電源によりデータを保持するバックアップ
RAM8や、RS232の通信処理のためのインターフ
ェース(図示せず)等から構成される。
【0004】一方機器本体ボード2側の回路は、GPS
受信機ボード1側の回路との間でRS232Cによりコ
マンド、データの授受等を行うとともに、GPS受信機
ボード1側回路の動作動作用メイン電源Vaと、上記バ
ックアップRAM8をバックアップするためにバックア
ップ電源Vbを供給することができるように信号線9、
電源線10、11で接続されており、機器本体ボード2
はGPS受信機ボード1とともに筐体に組み込まれる。
【0005】バックアップ電源は一般的には機器本体ボ
ード2に図7に示すように半田付けされているリチウム
電池BAから供給されるようになっている。またカーナ
ビゲーションシステムの場合には自動車に搭載している
カーバッテリーから直接的に供給されるものもあるが、
いずれの場合にもユーザーが勝手にバックアップ電源を
外部からは外すことができないようになっており、応用
機器のメイン電源をオフしてもGPS受信機ボード1上
のバックアップRAM8へのバックアップ電源供給はオ
フされない。
【0006】GPS受信機は、GPS衛星から受信され
る全GPS衛星の情報、つまりアルマナックを最低1
2.5分間受信を継続して全衛星の情報を取得する処理
を行い、この情報に基づいてどの衛星がいつどの方向か
ら現れるかを予測し、この予測される衛星に対して受信
準備に入り当該衛星から送信される当該衛星の軌道情報
が受信されるとこの衛星軌道情報(以下エフェメリスと
称する)に基づいて測位計算を行い、自分の測位を行
う。また測位計算を行いながらアルマナックを受信する
たびに常にデータを更新するようになっている。ところ
で電源投入の度にアナマナックによる全衛星の情報を取
得するための処理を行うと、最低12.5分間GPS応
用機器の動作が待機状態となるため、最初の電源投入時
に上記のバックアップRAM8にアルマナックのデータ
を記憶し、以後記憶したデータを更新しながら記憶保持
し、電源投入の度にアルマナックの受信処理を行わない
ようにしてある。
【0007】またGPS受信機1は、長期間使用しなか
った場合、バックアップRAM8内に記憶されているア
ルマナックのデータが古すぎて衛星の軌道の予測ができ
ない場合には、電源投入時にバックアップRAM8内の
アルマナックを消去して所謂コールドスタートを行うよ
うになっている。更に何らかの原因でバックアップRA
M8に異常が発生した場合に対応するために、通常応用
機器の機器本体ボード2側の回路からRS232C経由
でコマンドを発行してバックアップRAM8の記憶内
容、つまりアルマナックを消去して初期化を図ることが
できるようにもなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バックアッ
プRAM8上のデータ異常によりGPS受信機のマイコ
ンシステム部4のCPU5が暴走して機器本体ボード2
側からのコマンドを受け付けない状態に陥ると、全く復
帰させることができなくなるという問題があった。
【0009】一方、GPS応用機器は、ユーザーが誤っ
てリセットするの防ぐためにはリセットスイッチは設け
られておらず、またGPS受信機はOEM等によりGP
S応用機器メーカに納品され、応用機器の筐体内に組み
込まれるため、GPS受信機にはリセットスイッチを設
けられていない。そしてカーナビゲーションシステムで
は筐体がダッシュボード等に組み込まれており、筐体を
分解してバックアップ電源を取り外したすることは実質
的にはユーザーで行うことができないようになってい
る。
【0010】従って、上記のような暴走がきると、元
の状態に戻すにはユーザーにとっては不可能な上に、修
理する工場においても筐体を開けてバックアップ電源を
切るために面倒な分解作業が必要であるという問題があ
った。更にGPS受信機には上述のように暴走時のリセ
ット手段がないため、バックアップRAM以外の電気的
に書き換え自在な不揮発性メモリを用いてアルマナック
を記憶保持する場合にも、不揮発性メモリを取り出して
強制的にクリアするような処理を行う必要があり同様な
問題があった。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、CPUの暴走時に暴走の
原因となった、アルマナックを記憶保持するためのメモ
リの記憶内容を容易に初期化することができ、しかも誤
って操作される恐れがないGPS受信機を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、GPSアンテナを接続するアン
テナ接続端子と、GPSアンテナで捉えたGPS衛星か
らの信号を受信してダウンコンバータ及びAD変換を行
うRF部と、AD変換後の信号の復調や衛星信号の遅延
を検出するコリレータ部と、コリレータ部の出力に基づ
いて測位計算を行うCPUを含めた演算処理部とを備
え、演算処理部にはGPS衛星から送られてくる全GP
S衛星の情報であるアルマナックを記憶するとともに、
受信のたびに記憶内容が更新される不揮発性で電気的に
書き換え可能なメモリを備えているGPS受信機におい
て、上記アンテナ接続端子が短絡されたことを検知する
短絡検知部を具備し、該短絡検知部の検知出力があると
上記メモリの記憶内容を初期化することを特徴とするも
のである。
【0013】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記メモリがGPS受信機外のバックアアップ電
源によりバックアップされたRAMからなることを特徴
とするものである。請求項3の発明では、請求項1又は
2の発明において、上記メモリの記憶内容の初期化を、
メイン電源の立ち上がり時のみに行うことを特徴とす
る。
【0014】請求項4の発明では、請求項1又は2の発
明において、上記短絡検知部の検知出力を定期的にチェ
ックしてチェック時に検知出力があると上記メモリの記
憶内容の初期化を行うことを特徴とするものである。請
求項5の発明では、請求項1又は2の発明において、上
記短絡検知部の検知出力があると上記演算処理部のCP
Uをリセットし、該CPUがリセット後において上記短
絡検知部の検知出力を取り込んで上記メモリの記憶内容
の初期化を行うことを特徴とするものである。
【0015】請求項6の発明では、請求項1乃至5の何
れか1項の発明において、上記アンテナ接続端子の短絡
操作が所定パターンで行われた時に上記短絡検知部の検
知出力が発生することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態により説
明する。 (実施形態1)図1は本実施形態のGPS受信機ボード
1上の回路構成を示し、図2は本実施形態のGPS受信
機ボード1を機器本体ボード2と共に組み込んだカーナ
ビゲーションの筐体20を示している。
【0017】本実施形態のGPS受信機は、アンテナ接
続端子12の短絡を検知する短絡検知部15をGPS受
信機ボード1上に組み込み、この短絡検知部15の検知
信号を演算処理部たるマイコンシステム部4内のCPU
5のI/Oポートに接続してある点で従来のGPS受信
機とはハドーウェア上異なるもので、その他の構成は図
8に示す従来例と同じであり、バックアップRAM8は
機器本体ボード2上に半田付けされたリチウム電池BA
からバックアップ電源が供給され、メイン電源は機器本
体ボード2側の電源とともに外部のカーバッテリーから
供給され、カーナビゲーションシステムの筐体20に設
けた電源スイッチ(図示せず)によりオンオフされるよ
うになっている。
【0018】尚図1において、図7,図8の従来例と同
じ構成要素には同じ番号、記号を付し説明を省略する。
アンテナ接続端子12は図2に示すように中継ケーブル
14aを介して機器の筐体20に設けたアンテナ接続コ
ネクタ部16に接続され、このアンテナ接続コネクタ部
16にGPSアンテナ13を接続しているアンテナケー
ブル14をコネクタ17で接続するようになっている。
【0019】短絡検知部15はアンテナ接続コネクタ部
16の短絡、つまりこれに接続されるアンテナ接続端子
12の短絡を検知するためのもので、検知時には検知信
号を発生し、この検知信号をCPU5のI/Oポートに
入力するようになっている。而して何等かの原因でマイ
コンシステム部4のバックアップRAM8の記憶内容、
つまりアルマナックのデータ内容が異常になって、マイ
コンシステム部4のCPU5が暴走し、機器本体側から
のコマンドにても復帰できないような状態に入った場
合、修理を持ち込まれた工場では従来のように筐体を開
けてリチウム電池BAを取り外すような作業を行なわ
ず、GPSアンテナ13のアンテナケーブル14をアン
テナ接続コネクタ部16から外し、例えばアンテナ接続
コネクタ部16を通じてアンテナ接続端子12を短絡す
るための短絡ケーブル19をコネクタ18を用いてアン
テナ接続コネクタ部16に接続すれば、以下のようにバ
ックアップRAM8の記憶内容を初期化することができ
るのである。
【0020】つまり上記のようにアンテナ接続端子12
を短絡した状態で、メイン電源を投入すると、図3のフ
ローチャートで示すようにGPS受信機側では予めプロ
グラムされているスタート時の処理を行うようになって
いる。この処理はメイン電源が投入されると、システム
の初期化前に、CPU5はまず短絡検知部15の検知信
号が接続されるI/Oポートをチェクして一定時間I/
Oポートが”L”(検知信号が”L”の場合)の状態に
あれば、バックアップRAM8の記憶内容の初期化(全
メモリクリア)を行なう。
【0021】ここで一旦メイン電源を切り、アンテナ接
続コネクタ部16から短絡ケーブル19を外し、GPS
アンテナ13のアンテナケーブル14を接続すれば、以
後正常な動作が可能な状態になる。従ってGPSアンテ
ナ13のアンテナケーブル14の接続後、メイン電源を
投入すると、CPU5はI/Oポートが”H”であるた
め、システム初期化処理の後定常の処理動作を行う。こ
の場合バックアップRAM8の記憶内容が初期化されて
いるため、全衛星の情報たるアルマナックを取り込みバ
ックアップRAM8に記憶するための動作を行った後、
通常の測位動作に入ることになる。
【0022】尚本実施形態では短絡ケーブル19を用い
てアンテナ接続コネクタ部16を短絡しているが、その
他の方法で短絡するようにしても良い。 (実施形態2)上記実施形態1ではメイン電源の投入時
に短絡の有無を検出するようにしていたが、本実施形態
では、図4に示すように短絡検知部15の検知信号をC
PU5のリセット端子に接続するとともにラッチ回路2
1の入力端に接続して検知信号によりCPU5を一旦リ
セットしこのリセット後にCPU5がラッチ回路21の
出力をチェックしラッチ出力が”L”、つまり検知信号
があればCPU5が図5に示すフローチャートによる処
理を行うようになっている。尚その他の構成は実施形態
1と同じであるから、図1の構成要素と同じものには同
じ番号を付し説明は省略する。また本実施形態は図2に
示すようなカーナビゲーションシステムに用いられるも
のとする。
【0023】次に本実施形態の動作を図5のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず本実施形態では、メイン
電源を投入している動作状態において、アンテナ接続コ
ネクタ部16を通じてアンテナ接続端子12を実施形態
1の場合と同様に短絡すると、短絡検知部15がこの短
絡を検知して”L”の検知信号を出力する。この”L”
の検知信号はラッチ回路21でラッチされるとともに、
CPU5のリセット端子に入力する。CPU5は検知信
号によりリセットされて再スタートするが、予め設定さ
れているプログラムに沿って実施形態1の場合と同様に
システム初期化の前に、ラッチ回路21のラッチ出力が
接続されているI/Oポートをチェックし、I/Oポー
トの入力が一定期間”L”状態であれば、検知信号があ
ったものとして、バックアップRAM8の記憶内容を初
期化することになる。この初期化が終了後、一旦メイン
電源をオフするとともに、アンテナ短絡を解除してGP
Sアンテナ13を接続し、再度メイン電源を投入すれ
ば、メイン電源のオフ時にラッチ回路21がラッチ内容
がクリアされ、且つアンテナ接続端子12の短絡が解除
されているため、CPU5は定常処理の動作に入ること
になる。
【0024】尚ラッチ回路21が入力変化時にラッチす
るようなものを用い、上記のように検知信号があると、
バックアップRAM8の初期化を行うとともにラッチ回
路21のリセット端子にCPU5の別のI/Oポートか
らリセット信号を与えるようにし、以後アンテナ接続端
子12の短絡状態が継続していてもラッチ回路21のラ
ッチ出力が”H”に維持され、一旦メイン電源を切って
ラッチ回路21のラッチ出力をクリアする必要ことなく
アンテナ接続端子12の短絡状態を解除するのみで、た
だちにCPU5がシステム初期化後定常の処理動作に入
るようにすることもできる。
【0025】(実施形態3)上記実施形態1,2の短絡
検知部15は単に短絡があったことを検知すると、検知
信号を出力するようになっているが、本実施形態の短絡
検知部15は図6に示すようにパターン判断部15a
と、パターン判断部15aの判断信号に基づいて検知信
号を出力する出力部15bを備えており、パターン判断
部15aはアンテナ接続端子12の短絡が一定時間内に
予め定めた所定回数断続された場合に短絡操作が為され
たと判断して判断出力を発生し、出力部15bは判断出
力を受けて検知信号を出力するようになっている。つま
りアンテナ接続端子12を所定のパターンで短絡操作し
なければ短絡検知出力が発生しないようになっており、
何等かの原因でアンテナ接続端子12が短絡状態になっ
た場合や、悪戯等による短絡時に、バックアップRAM
8の記憶内容が初期化されるのを防いでいる。
【0026】本実施形態の短絡検知部15は上記の何れ
の実施形態においても使用することができるもので、こ
こではGPS受信機全体の回路構成の図示及び説明は省
略する。尚上記実施形態1ではメイン電源投入時にCP
U5が短絡検知部15の検知信号を接続しているI/O
ポートの状態をチェックするようにしているが、動作中
において、定期的にI/Oポートをチェックするタスク
を、RS232Cの通信処理や測位計算等の処理のタス
クよりも優先順位を高く設定しておけば、動作状態にお
いてアンテナ接続端子12の短絡の有無をCPU5がチ
ェックしてバックアップRAM8の記憶内容を初期化す
ることが可能となる。
【0027】また短絡検知部15の検知信号の有無を定
期的に監視する監視部を設けて、監視部の監視情報に基
づいてCPU5をリセットするような構成を用いて定期
的なチェックを行うようにしても良い。上記各実施形態
ではバックアップRAM8の記憶内容を初期化する動作
はCPU5の制御の下で行っているが、短絡検知部15
の検知出力が有ると、CPU5を介さずにバックアップ
RAM8直接的にアクセスして記憶内容を初期化するよ
うなハードウェアを設けても良い。
【0028】何れにしても、GPS受信機に必ず設けら
れるアンテナ接続端子12を短絡することによりGPS
受信機内のバックアップRAM8の記憶内容を初期化す
る方法であれば良く、特に実施形態に限定されるもので
はない。また特にバックアップ電源を必要としないフラ
シュメモリを含むEEPROM等を用いてアルマナック
を記憶保持するGPS受信機の場合にも本発明を用いる
ことができるのは勿論である。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、GPSアンテナを接
続するアンテナ接続端子と、GPSアンテナで捉えたG
PS衛星からの信号を受信してダウンコンバータ及びA
D変換を行うRF部と、AD変換後の信号の復調や衛星
信号の遅延を検出するコリレータ部と、コリレータ部の
出力に基づいて測位計算を行うCPUを含めた演算処理
部とを備え、演算処理部にはGPS衛星から送られてく
る全GPS衛星の情報であるアルマナックを記憶すると
ともに、受信のたびに記憶内容が更新される不揮発性で
電気的に書き換え可能なメモリを備えているGPS受信
機において、上記アンテナ接続端子が短絡されたことを
検知する短絡検知部を具備し、該短絡検知部の検知出力
があると上記メモリの記憶内容を初期化するものであっ
て、必ずGPS受信機に設けられ、外部から容易に短絡
操作ができるアンテナ接続端子を用いて上記メモリの記
憶内容の初期化のための操作が行えるため、上記メモリ
の記憶内容が異常になり、演算処理部のCPUが暴走し
て復帰不可能な状態になっても、従来のようにGPS受
信機を内蔵したGPS応用機器の筐体を開けてバックア
ップ電源を切断するような手間をかけずに容易に上記メ
モリの記憶内容の初期化ができ、しかも悪戯や誤って操
作される恐れがない為、不用意に上記メモリの記憶内容
が初期化されることもないという効果があり、しかもG
PS受信機側でメモリの記憶内容の初期化する機能を持
たせることができるため、応用機器側の回路構成等に設
計変更等を伴うことがなく、そのためGPS受信機をO
EMとして応用機器メーカに納品するような場合に特に
有効である。
【0030】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記メモリがGPS受信機外のバックアアップ電源
によりバックアップされたRAMからなるので、バック
アアップ電源によりバックアップされたRAMを用いる
GPS受信機に適用できる。請求項3の発明は、請求項
1又は2の発明において、請求項1又は2の発明におい
て、上記メモリの記憶内容の初期化を、メイン電源の立
ち上がり時のみに行うので、悪戯などによる不用意なメ
モリの記憶内容の初期化を防止することができる。
【0031】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、上記短絡検知部の検知出力を定期的にチェッ
クしてチェック時に検知出力があると上記メモリの記憶
内容の初期化を行うので、何等かの原因でアンテナ接続
端子が一時的に短絡されるような場合にメモリの記憶内
容が初期化されるのを防ぐことができる。請求項5の発
明は、請求項1又は2の発明において、上記短絡検知部
の検知出力があると上記演算処理部のCPUをリセット
し、該CPUがリセット後において上記短絡検知部の検
知出力を取り込んで上記メモリの記憶内容の初期化を行
うので、メイン電源が投入されている動作状態に、アン
テナ接続端子を短絡する操作を行うだけでメモリの記憶
内容の初期化が行える。
【0032】請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れ
か1項の発明において、上記アンテナ接続端子の短絡操
作が所定パターンで行われた時に上記短絡検知部の検知
出力が発生するので、悪戯や、何らかの原因でアンテナ
接続端子が短絡されているような場合にメモリの記憶内
容が初期化されるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の回路構成図である。
【図2】同上を用いたカーナビゲーションシステムの概
略構成を示す斜視図である。
【図3】同上の動作説明用フローチャートである。
【図4】本発明の実施形態2の回路構成図である。
【図5】同上の動作説明用フローチャートである。
【図6】本発明の実施形態3の短絡検知部の回路構成図
である。
【図7】従来例の応用機器に用いた場合の回路構成図で
ある。
【図8】従来例の回路構成図である。
【符号の説明】
1 GPS受信機ボード 2 RF部 3 コリレータ部 4 マイコンシステム部 5 CPU 6 ROM 7 RAM 8 バックアップRAM 9 RAM 12 アンテナ接続部 14 アンテナケーブル 13 GPSアンテナ 15 短絡検知部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−14922(JP,A) 特開 平6−194438(JP,A) 特開 平9−258997(JP,A) 特開 平10−96764(JP,A) 特開 平11−51661(JP,A) 特開 平11−136823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 5/00 - 5/14 G01C 21/00 - 21/24 G01C 23/00 - 25/00 G06F 1/24 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GPSアンテナを接続するアンテナ接続端
    子と、GPSアンテナで捉えたGPS衛星からの信号を
    受信してダウンコンバータ及びAD変換を行うRF部
    と、AD変換後の信号の復調や衛星信号の遅延を検出す
    るコリレータ部と、コリレータ部の出力に基づいて測位
    計算を行うCPUを含めた演算処理部とを備え、演算処
    理部にはGPS衛星から送られてくる全GPS衛星の情
    報であるアルマナックを記憶するとともに、受信のたび
    に記憶内容が更新される不揮発性で電気的に書き換え可
    能なメモリを備えているGPS受信機において、上記ア
    ンテナ接続端子が短絡されたことを検知する短絡検知部
    を具備し、該短絡検知部の検知出力があると上記メモリ
    の記憶内容を初期化することを特徴とするGPS受信
    機。
  2. 【請求項2】上記メモリがGPS受信機外のバックアア
    ップ電源によりバックアップされたRAMからなること
    を特徴とする請求項1記載のGPS受信機。
  3. 【請求項3】上記メモリの記憶内容の初期化、メイン
    電源の立ち上がり時のみに行うことを特徴とする請求項
    1又は2記載のGPS受信機。
  4. 【請求項4】上記短絡検知部の検知出力を定期的にチェ
    ックしてチェック時に検知出力があると上記メモリの記
    憶内容の初期化を行うことを特徴とする請求項1又は2
    記載のGPS受信機。
  5. 【請求項5】上記短絡検知部の検知出力があると上記演
    算処理部のCPUをリセットし、該CPUがリセット後
    において上記短絡検知部の検知出力を取り込んで上記メ
    モリの記憶内容の初期化を行うことを特徴とする請求項
    1又は2記載のGPS受信機。
  6. 【請求項6】上記アンテナ接続端子の短絡操作が所定パ
    ターンで行われた時に上記短絡検知部の検知出力が発生
    することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載
    のGPS受信機。
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