JP3440143B2 - 梱包機 - Google Patents
梱包機Info
- Publication number
- JP3440143B2 JP3440143B2 JP19426794A JP19426794A JP3440143B2 JP 3440143 B2 JP3440143 B2 JP 3440143B2 JP 19426794 A JP19426794 A JP 19426794A JP 19426794 A JP19426794 A JP 19426794A JP 3440143 B2 JP3440143 B2 JP 3440143B2
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- JP
- Japan
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- reel drum
- band
- brake
- brake arm
- outer peripheral
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リールドラムに巻かれ
たバンドを引き出し、引き出したバンドを梱包に用いる
ようにし、バンドを必要以上に引き出さないようリール
ドラムを回転不能に拘束するブレーキ装置を備えた梱包
機に関する。
たバンドを引き出し、引き出したバンドを梱包に用いる
ようにし、バンドを必要以上に引き出さないようリール
ドラムを回転不能に拘束するブレーキ装置を備えた梱包
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の梱包機としては、例えば、図7お
よび図8にそれぞれ示すようなものがある。すなわち、
前者は、ブレーキ本体1にリールドラム2が枢軸3によ
り回転可能に支持され、ブレーキ本体1にブレーキアー
ム4が拘束位置と拘束解除位置とに揺動可能に支持さ
れ、ブレーキアーム4の先端部に、リールドラム2から
引き出されたバンドを梱包する側に案内するためのバン
ド案内部5が設けられ、ブレーキ本体1にはブレーキベ
ルト6の基端部が連結され、ブレーキベルト6は枢軸3
に巻き掛けられて、ブレーキベルト6の先端部がブレー
キアーム4の先端部と基端部との中間部に連結され、バ
ンド引き出し力が弱いと付勢力でブレーキアーム4が拘
束位置に揺動し、ブレーキベルト6が引き締まって枢軸
3に圧接し、バンドが不要に引き出されず、バンド引き
出し力が強まると、付勢力に抗してブレーキアーム4が
拘束解除位置に揺動し、ブレーキベルト6が緩んで枢軸
3に圧接しないようになり、必要長さのバンドが引き出
されるようにしたものである。
よび図8にそれぞれ示すようなものがある。すなわち、
前者は、ブレーキ本体1にリールドラム2が枢軸3によ
り回転可能に支持され、ブレーキ本体1にブレーキアー
ム4が拘束位置と拘束解除位置とに揺動可能に支持さ
れ、ブレーキアーム4の先端部に、リールドラム2から
引き出されたバンドを梱包する側に案内するためのバン
ド案内部5が設けられ、ブレーキ本体1にはブレーキベ
ルト6の基端部が連結され、ブレーキベルト6は枢軸3
に巻き掛けられて、ブレーキベルト6の先端部がブレー
キアーム4の先端部と基端部との中間部に連結され、バ
ンド引き出し力が弱いと付勢力でブレーキアーム4が拘
束位置に揺動し、ブレーキベルト6が引き締まって枢軸
3に圧接し、バンドが不要に引き出されず、バンド引き
出し力が強まると、付勢力に抗してブレーキアーム4が
拘束解除位置に揺動し、ブレーキベルト6が緩んで枢軸
3に圧接しないようになり、必要長さのバンドが引き出
されるようにしたものである。
【0003】後者は、ブレーキ本体1にブレーキアーム
7が拘束位置と拘束解除位置とに揺動可能に支持され、
バンド引き出し力が強まってブレーキアーム7が付勢力
に抗して拘束解除位置に揺動すると、ブレーキアーム7
の先端部と基端部との中間部に設けたブレーキシュー8
がリールドラム2から離間して、リールドラム2が回転
可能になり、バンド引き出し力が弱まってブレーキアー
ム7が付勢力により拘束位置に揺動すると、ブレーキシ
ュー8がリールドラム2に圧接して、リールドラム2が
回転不能に拘束され、不必要なバンドが引き出されない
ようにしたものである。
7が拘束位置と拘束解除位置とに揺動可能に支持され、
バンド引き出し力が強まってブレーキアーム7が付勢力
に抗して拘束解除位置に揺動すると、ブレーキアーム7
の先端部と基端部との中間部に設けたブレーキシュー8
がリールドラム2から離間して、リールドラム2が回転
可能になり、バンド引き出し力が弱まってブレーキアー
ム7が付勢力により拘束位置に揺動すると、ブレーキシ
ュー8がリールドラム2に圧接して、リールドラム2が
回転不能に拘束され、不必要なバンドが引き出されない
ようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の梱包機では、前者においては、部品点数が多
く、構成が複雑で、コストが嵩み、後者においては、構
成が簡単ではあるが、十分なブレーキ力が発生しにくい
構成であるという問題点があった。本発明は、このよう
な従来の問題点に着目してなされたもので、構成が簡単
で、コストを低減することができ、十分なブレーキ力を
発生することができるようにした梱包機を提供すること
を目的としている。
うな従来の梱包機では、前者においては、部品点数が多
く、構成が複雑で、コストが嵩み、後者においては、構
成が簡単ではあるが、十分なブレーキ力が発生しにくい
構成であるという問題点があった。本発明は、このよう
な従来の問題点に着目してなされたもので、構成が簡単
で、コストを低減することができ、十分なブレーキ力を
発生することができるようにした梱包機を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 リールドラム(30)に巻かれたバンドを引き出
し、引き出したバンドを梱包に用いるようにし、バンド
を必要以上に引き出さないようリールドラム(30)を
回転不能に拘束するブレーキ装置を備えた梱包機におい
て、ブレーキライニング(40)と、ブレーキアーム
(50)とを備え、前記ブレーキライニング(40)
は、前記リールドラム(30)の外周縁部に沿って延設
され、前記ブレーキアーム(50)は、拘束位置と拘束
解除位置とに揺動可能にブレーキ装置(20)の本体
(21)に支持され、前記拘束位置へ揺動する方向へ付
勢され、さらに、前記ブレーキアーム(50)の揺動中
心である基端部は、リールドラム(30)の中心軸の近
傍側に配される一方、前記ブレーキアーム(50)の先
端部は、リールドラム(30)の外周縁部の近傍から該
外周縁部の外方へ延びるように配され、前記ブレーキア
ーム(50)の先端部にはバンド案内部(52)が設け
られ、前記ブレーキアーム(50)の基端部と先端部と
の間の中間部には押圧部(55)が設けられ、前記バン
ド案内部(52)は、リールドラム(30)から引き出
されたバンドを案内するように形成され、前記押圧部
(55)は、前記バンド案内部(52)にかかるバンド
引き出し力が弱まって、ブレーキアーム(50)が付勢
力により前記拘束位置に揺動した際に、リールドラム
(30)の径方向に対して斜めの方向からリールドラム
(30)の外周縁部に近づくことでブレーキライニング
(40)を介してリールドラム(30)の外周縁部を押
圧してリールドラム(30)を回転不能に拘束し、か
つ、バンド引き出し力が強まってブレーキアーム(5
0)が付勢力に抗して前記拘束解除位置に揺動した際
に、リールドラム(30)の径方向に対して斜めの方向
へリールドラム(30)の外周縁部から遠ざかることで
ブレーキライニング(40)から離間してリールドラム
(30)を拘束解除するように形成されていることを特
徴とする梱包機。
めの本発明の要旨とするところは、 1 リールドラム(30)に巻かれたバンドを引き出
し、引き出したバンドを梱包に用いるようにし、バンド
を必要以上に引き出さないようリールドラム(30)を
回転不能に拘束するブレーキ装置を備えた梱包機におい
て、ブレーキライニング(40)と、ブレーキアーム
(50)とを備え、前記ブレーキライニング(40)
は、前記リールドラム(30)の外周縁部に沿って延設
され、前記ブレーキアーム(50)は、拘束位置と拘束
解除位置とに揺動可能にブレーキ装置(20)の本体
(21)に支持され、前記拘束位置へ揺動する方向へ付
勢され、さらに、前記ブレーキアーム(50)の揺動中
心である基端部は、リールドラム(30)の中心軸の近
傍側に配される一方、前記ブレーキアーム(50)の先
端部は、リールドラム(30)の外周縁部の近傍から該
外周縁部の外方へ延びるように配され、前記ブレーキア
ーム(50)の先端部にはバンド案内部(52)が設け
られ、前記ブレーキアーム(50)の基端部と先端部と
の間の中間部には押圧部(55)が設けられ、前記バン
ド案内部(52)は、リールドラム(30)から引き出
されたバンドを案内するように形成され、前記押圧部
(55)は、前記バンド案内部(52)にかかるバンド
引き出し力が弱まって、ブレーキアーム(50)が付勢
力により前記拘束位置に揺動した際に、リールドラム
(30)の径方向に対して斜めの方向からリールドラム
(30)の外周縁部に近づくことでブレーキライニング
(40)を介してリールドラム(30)の外周縁部を押
圧してリールドラム(30)を回転不能に拘束し、か
つ、バンド引き出し力が強まってブレーキアーム(5
0)が付勢力に抗して前記拘束解除位置に揺動した際
に、リールドラム(30)の径方向に対して斜めの方向
へリールドラム(30)の外周縁部から遠ざかることで
ブレーキライニング(40)から離間してリールドラム
(30)を拘束解除するように形成されていることを特
徴とする梱包機。
【0006】2 前記リールドラム(30)を水平軸回
りに回転可能に支持し、前記ブレーキライニング(4
0)を前記水平軸の略上方より垂らして前記リールドラ
ム(30)の外周縁部に沿うように延ばし、前記ブレー
キアーム(50)を自重により前記拘束位置に揺動する
方向へ付勢し、前記ブレーキアーム(50)の押圧部
(55)を前記ブレーキライニング(40)の延設端部
を介して前記リールドラム(30)を押圧可能に形成し
たことを特徴とする請求項1記載の梱包機に存する。
りに回転可能に支持し、前記ブレーキライニング(4
0)を前記水平軸の略上方より垂らして前記リールドラ
ム(30)の外周縁部に沿うように延ばし、前記ブレー
キアーム(50)を自重により前記拘束位置に揺動する
方向へ付勢し、前記ブレーキアーム(50)の押圧部
(55)を前記ブレーキライニング(40)の延設端部
を介して前記リールドラム(30)を押圧可能に形成し
たことを特徴とする請求項1記載の梱包機に存する。
【0007】
【作用】バンド引き出し力がない場合や弱い場合、ブレ
ーキアーム(50)が付勢力によって拘束位置に揺動し
ており、ブレーキアーム(50)の押圧部(55)がブ
レーキライニング(40)を介してリールドラム(3
0)を押圧し、リールドラム(30)が回転不能に拘束
され、リールドラム(30)に巻かれたバンドが不必要
に引き出されない状態である。バンド引き出し力が強く
なった場合、ブレーキアーム(50)が付勢力に抗して
拘束解除位置に揺動する。それにより、ブレーキアーム
(50)の押圧部(55)がブレーキライニング(4
0)から離間し、リールドラム(30)が回転可能にな
り、必要長さのバンドがリールドラム(30)から梱包
する側へ引き出されるようになる。
ーキアーム(50)が付勢力によって拘束位置に揺動し
ており、ブレーキアーム(50)の押圧部(55)がブ
レーキライニング(40)を介してリールドラム(3
0)を押圧し、リールドラム(30)が回転不能に拘束
され、リールドラム(30)に巻かれたバンドが不必要
に引き出されない状態である。バンド引き出し力が強く
なった場合、ブレーキアーム(50)が付勢力に抗して
拘束解除位置に揺動する。それにより、ブレーキアーム
(50)の押圧部(55)がブレーキライニング(4
0)から離間し、リールドラム(30)が回転可能にな
り、必要長さのバンドがリールドラム(30)から梱包
する側へ引き出されるようになる。
【0008】前記リールドラム(30)を水平軸回りに
回転可能に支持し、前記ブレーキライニング(40)を
前記水平軸の略上方より垂らして前記リールドラム(3
0)の外周縁部に沿うように延ばし、前記ブレーキアー
ム(50)を自重により前記拘束位置に揺動する方向へ
付勢し、前記ブレーキアーム(50)の押圧部(55)
を前記ブレーキライニング(40)の延設端部を介して
前記リールドラム(30)を押圧するように形成したも
のでは、ブレーキライニング(40)をリールドラム
(30)の外周縁部に沿って延ばすに応じて、ブレーキ
ライニング(40)とリールドラム(30)の外周縁部
との接触長さが増加し、例えば、リールドラム(30)
の外周縁部の略4半分に相当する十分な長さで接触する
ことが可能となり、かつ、前記ブレーキアーム(50)
を自重により前記拘束位置に揺動する方向へ付勢してい
るため、付勢手段を特別に設けずに済み、簡単な構成に
なるとともに、十分なブレーキ力を発生することができ
る。
回転可能に支持し、前記ブレーキライニング(40)を
前記水平軸の略上方より垂らして前記リールドラム(3
0)の外周縁部に沿うように延ばし、前記ブレーキアー
ム(50)を自重により前記拘束位置に揺動する方向へ
付勢し、前記ブレーキアーム(50)の押圧部(55)
を前記ブレーキライニング(40)の延設端部を介して
前記リールドラム(30)を押圧するように形成したも
のでは、ブレーキライニング(40)をリールドラム
(30)の外周縁部に沿って延ばすに応じて、ブレーキ
ライニング(40)とリールドラム(30)の外周縁部
との接触長さが増加し、例えば、リールドラム(30)
の外周縁部の略4半分に相当する十分な長さで接触する
ことが可能となり、かつ、前記ブレーキアーム(50)
を自重により前記拘束位置に揺動する方向へ付勢してい
るため、付勢手段を特別に設けずに済み、簡単な構成に
なるとともに、十分なブレーキ力を発生することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図6は本発明の一実施例を示している。図
1〜図4に示すように、本実施例にかかる梱包機10
は、バンドを用いた半自動の梱包機であり、その上面に
被梱包物を載置するテーブル12が脚部材14により支
持されている。テーブル12の下面側にはケーシング1
3が支持されている。ケーシング13内には、バンドを
テーブル12の下方から上方へ引き出すための繰り出し
装置、被梱包物に掛け回したバンドの先端部と該先端部
に重なるバンドとを溶着するための溶着機構、梱包に用
いられたバンドを後続のバンドから切り離すための裁断
機構とが内蔵されている。
する。図1〜図6は本発明の一実施例を示している。図
1〜図4に示すように、本実施例にかかる梱包機10
は、バンドを用いた半自動の梱包機であり、その上面に
被梱包物を載置するテーブル12が脚部材14により支
持されている。テーブル12の下面側にはケーシング1
3が支持されている。ケーシング13内には、バンドを
テーブル12の下方から上方へ引き出すための繰り出し
装置、被梱包物に掛け回したバンドの先端部と該先端部
に重なるバンドとを溶着するための溶着機構、梱包に用
いられたバンドを後続のバンドから切り離すための裁断
機構とが内蔵されている。
【0010】図3に示すように、ケーシング13には、
バンド繰り出し操作、バンド引き戻し操作、バンド溶着
操作、バンド切断操作などをするための操作スッチ類1
4が装着されている。図1、図4〜図6に示すように、
テーブル12にはケーシング13を介してブレーキ装置
20が支持されている。ケーシング13にはブレーキ装
置20の本体である腕部材21が垂設され、腕部材21
の下端部には、水平軸22によりリールドラム30が回
転可能に支持されている。リールドラム30は、糸巻き
形状をしていて、バンドが巻かれる小径筒体32を筒軸
方向の両側から巻外れ防止用の大径円板34により挟設
して成る。
バンド繰り出し操作、バンド引き戻し操作、バンド溶着
操作、バンド切断操作などをするための操作スッチ類1
4が装着されている。図1、図4〜図6に示すように、
テーブル12にはケーシング13を介してブレーキ装置
20が支持されている。ケーシング13にはブレーキ装
置20の本体である腕部材21が垂設され、腕部材21
の下端部には、水平軸22によりリールドラム30が回
転可能に支持されている。リールドラム30は、糸巻き
形状をしていて、バンドが巻かれる小径筒体32を筒軸
方向の両側から巻外れ防止用の大径円板34により挟設
して成る。
【0011】腕部材21のベース板21aであって水平
軸22の上方位置には、ブレーキライニング40の基端
部が支持され、ブレーキライニング40が垂れ下がっ
て、リールドラム30の外周縁部の略4半分に沿うよう
に延ばされている。延ばされる方向は、バンドが引き出
された際のリールドラム30の回転方向と同方向であ
る。腕部材21の上端部と下端部との間の中間部には、
リールドラム30を回転不能に拘束する拘束位置とリー
ルドラム30の拘束を解除する拘束解除位置とに揺動可
能にブレーキアーム50の基端部が支持されている。ブ
レーキアーム50は、その自重により前記拘束位置に揺
動する方向へ付勢されている。
軸22の上方位置には、ブレーキライニング40の基端
部が支持され、ブレーキライニング40が垂れ下がっ
て、リールドラム30の外周縁部の略4半分に沿うよう
に延ばされている。延ばされる方向は、バンドが引き出
された際のリールドラム30の回転方向と同方向であ
る。腕部材21の上端部と下端部との間の中間部には、
リールドラム30を回転不能に拘束する拘束位置とリー
ルドラム30の拘束を解除する拘束解除位置とに揺動可
能にブレーキアーム50の基端部が支持されている。ブ
レーキアーム50は、その自重により前記拘束位置に揺
動する方向へ付勢されている。
【0012】ブレーキアーム50はロッド部材を折曲し
て成り、その先端部には、引き出されたバンドを図示省
略した繰り出し装置側に案内するためのバンド案内部5
2が設けられている。ブレーキアーム50の折曲した部
位は、前記拘束位置においてブレーキライニング40の
延設端部に当接可能な押圧部55になっている。押圧部
55は、ブレーキアーム50のバンド案内部52にかか
るバンド引き出し力が弱まってブレーキアーム50が付
勢力により前記拘束位置に揺動した際に、ブレーキライ
ニング40を介してリールドラム30を押圧し、かつ、
バンド案内部52にかかるバンド引き出し力が強まって
ブレーキアーム50が付勢力に抗して前記拘束解除位置
に揺動した際に、ブレーキライニング40から離間する
ものである。
て成り、その先端部には、引き出されたバンドを図示省
略した繰り出し装置側に案内するためのバンド案内部5
2が設けられている。ブレーキアーム50の折曲した部
位は、前記拘束位置においてブレーキライニング40の
延設端部に当接可能な押圧部55になっている。押圧部
55は、ブレーキアーム50のバンド案内部52にかか
るバンド引き出し力が弱まってブレーキアーム50が付
勢力により前記拘束位置に揺動した際に、ブレーキライ
ニング40を介してリールドラム30を押圧し、かつ、
バンド案内部52にかかるバンド引き出し力が強まって
ブレーキアーム50が付勢力に抗して前記拘束解除位置
に揺動した際に、ブレーキライニング40から離間する
ものである。
【0013】次に作用を説明する。ブレーキアーム50
のバンド案内部52にかかるバンド引き出し力がない場
合や弱い場合には、リールドラム30と繰り出し装置と
の間で引き出されたバンドが張られていない状態では、
バンド案内部52に上方向の力がかからかったり、弱か
ったりして、ブレーキアーム50がその自重によって拘
束位置に揺動している。拘束位置においては、ブレーキ
アーム50の押圧部55がブレーキライニング40の延
設端部を当接しており、ブレーキライニング40がリー
ルドラム30の大径円板34の外周縁部の4半分に圧接
しており、リールドラム30が回転しようとすると、そ
のブレーキライニング40がリールドラム30の大径円
板34に巻き付くようになり、リールドラム30が回転
不能に拘束されるため、リールドラム30に巻かれたバ
ンドが不必要に引き出されない。
のバンド案内部52にかかるバンド引き出し力がない場
合や弱い場合には、リールドラム30と繰り出し装置と
の間で引き出されたバンドが張られていない状態では、
バンド案内部52に上方向の力がかからかったり、弱か
ったりして、ブレーキアーム50がその自重によって拘
束位置に揺動している。拘束位置においては、ブレーキ
アーム50の押圧部55がブレーキライニング40の延
設端部を当接しており、ブレーキライニング40がリー
ルドラム30の大径円板34の外周縁部の4半分に圧接
しており、リールドラム30が回転しようとすると、そ
のブレーキライニング40がリールドラム30の大径円
板34に巻き付くようになり、リールドラム30が回転
不能に拘束されるため、リールドラム30に巻かれたバ
ンドが不必要に引き出されない。
【0014】繰り出し装置がバンドを引き出そうとし
て、バンドが張られた状態になり、ブレーキアーム50
のバンド案内部52かかるバンド引き出し力が強くなっ
た場合、バンド案内部52に上方向への力がかかり、ブ
レーキアーム50が付勢力に抗して拘束解除位置に揺動
する。それにより、ブレーキアーム50の押圧部55が
ブレーキライニング40から離間し、リールドラム30
が回転可能になり、必要長さのバンドがリールドラム3
0から繰り出し装置側へ引き出されるようになる。すな
わち、繰り出し装置が必要時に必要な長さだけバンドを
引き出すことができる。
て、バンドが張られた状態になり、ブレーキアーム50
のバンド案内部52かかるバンド引き出し力が強くなっ
た場合、バンド案内部52に上方向への力がかかり、ブ
レーキアーム50が付勢力に抗して拘束解除位置に揺動
する。それにより、ブレーキアーム50の押圧部55が
ブレーキライニング40から離間し、リールドラム30
が回転可能になり、必要長さのバンドがリールドラム3
0から繰り出し装置側へ引き出されるようになる。すな
わち、繰り出し装置が必要時に必要な長さだけバンドを
引き出すことができる。
【0015】なお、前記実施例においては、ブレーキア
ーム50を自重により拘束位置へ揺動する方向へ付勢し
たが、ばね部材により付勢するようにしてもよい。ま
た、ブレーキライニング40が帯状に形成したものを示
したが、ブレーキ力を大きくするために、ブレーキライ
ニング40をコ字状断面形に形成し、リールドラム30
の大径円板34の外周縁部を包囲するようにしてもよ
く、また、リールドラム30の大径円板34に、ブレー
キライニング40の幅にほぼ等しいフランジ幅のフラン
ジを設けてもよい。
ーム50を自重により拘束位置へ揺動する方向へ付勢し
たが、ばね部材により付勢するようにしてもよい。ま
た、ブレーキライニング40が帯状に形成したものを示
したが、ブレーキ力を大きくするために、ブレーキライ
ニング40をコ字状断面形に形成し、リールドラム30
の大径円板34の外周縁部を包囲するようにしてもよ
く、また、リールドラム30の大径円板34に、ブレー
キライニング40の幅にほぼ等しいフランジ幅のフラン
ジを設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明にかかる梱包機によれば、ブレー
キライニングをリールドラムの外周縁部に沿わせ、ブレ
ーキアームが拘束位置に揺動すると、その押圧部がブレ
ーキライニングを介してリールドラムの外周縁部に押圧
するようにしたので、構成が簡単で、コストを低減する
ことができるとともに、十分なブレーキ力を発生するこ
とができる。
キライニングをリールドラムの外周縁部に沿わせ、ブレ
ーキアームが拘束位置に揺動すると、その押圧部がブレ
ーキライニングを介してリールドラムの外周縁部に押圧
するようにしたので、構成が簡単で、コストを低減する
ことができるとともに、十分なブレーキ力を発生するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例を示す梱包機の部分正面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す梱包機の正面図であ
る。
る。
【図3】本発明の一実施例を示す梱包機の背面図であ
る。
る。
【図4】本発明の一実施例を示す梱包機の左側面図であ
る。
る。
【図5】本発明の一実施例を示す梱包機の右側面図であ
る。
る。
【図6】本発明の一実施例を示す梱包機の部分側面図で
ある。
ある。
【図7】従来例を示す梱包機の部分正面図である。
【図8】従来例を示す梱包機の部分正面図である。
10…梱包機
20…ブレーキ装置
21…腕部材
22…水平軸
30…リールドラム
32…小径筒体
34…大径円板
40……ブレーキライニング
50…ブレーキアーム
55…押圧部
Claims (2)
- 【請求項1】リールドラムに巻かれたバンドを引き出
し、引き出したバンドを梱包に用いるようにし、バンド
を必要以上に引き出さないようリールドラムを回転不能
に拘束するブレーキ装置を備えた梱包機において、 ブレーキライニングと、ブレーキアームとを備え、 前記ブレーキライニングは、前記リールドラムの外周縁
部に沿って延設され、 前記ブレーキアームは、拘束位置と拘束解除位置とに揺
動可能にブレーキ装置の本体に支持され、前記拘束位置
へ揺動する方向へ付勢され、 さらに、前記ブレーキアームの揺動中心である基端部
は、リールドラムの中心軸の近傍側に配される一方、前
記ブレーキアームの先端部は、リールドラムの外周縁部
の近傍から該外周縁部の外方へ延びるように配され、 前記ブレーキアームの先端部にはバンド案内部が設けら
れ、前記ブレーキアームの基端部と先端部との間の中間
部には押圧部が設けられ、 前記バンド案内部は、リールドラムから引き出されたバ
ンドを案内するように形成され、 前記押圧部は、前記バンド案内部にかかるバンド引き出
し力が弱まって、ブレーキアームが付勢力により前記拘
束位置に揺動した際に、リールドラムの径方向に対して
斜めの方向からリールドラムの外周縁部に近づくことで
ブレーキライニングを介してリールドラムの外周縁部を
押圧してリールドラムを回転不能に拘束し、かつ、バン
ド引き出し力が強まってブレーキアームが付勢力に抗し
て前記拘束解除位置に揺動した際に、リールドラムの径
方向に対して斜めの方向へリールドラムの外周縁部から
遠ざかることでブレーキライニングから離間してリール
ドラムを拘束解除するように形成されていることを特徴
とする梱包機。 - 【請求項2】前記リールドラムを水平軸回りに回転可能
に支持し、 前記ブレーキライニングを前記水平軸の略上方より垂ら
して前記リールドラムの外周縁部に沿うように延ばし、 前記ブレーキアームを自重により前記拘束位置に揺動す
る方向へ付勢し、 前記ブレーキアームの押圧部を前記ブレーキライニング
の延設端部を介して前記リールドラムを押圧可能に形成
したことを特徴とする請求項1記載の梱包機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19426794A JP3440143B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 梱包機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19426794A JP3440143B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 梱包機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858710A JPH0858710A (ja) | 1996-03-05 |
JP3440143B2 true JP3440143B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=16321788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19426794A Expired - Fee Related JP3440143B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 梱包機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3440143B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013120360A1 (zh) * | 2012-02-16 | 2013-08-22 | 广州广电运通金融电子股份有限公司 | 一种纸带输送捆扎机构 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103183260B (zh) * | 2011-12-28 | 2017-04-12 | 富泰华工业(深圳)有限公司 | 容置装置 |
-
1994
- 1994-08-18 JP JP19426794A patent/JP3440143B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013120360A1 (zh) * | 2012-02-16 | 2013-08-22 | 广州广电运通金融电子股份有限公司 | 一种纸带输送捆扎机构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0858710A (ja) | 1996-03-05 |
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