JP3439905B2 - 電池ケース缶加工装置 - Google Patents

電池ケース缶加工装置

Info

Publication number
JP3439905B2
JP3439905B2 JP05592496A JP5592496A JP3439905B2 JP 3439905 B2 JP3439905 B2 JP 3439905B2 JP 05592496 A JP05592496 A JP 05592496A JP 5592496 A JP5592496 A JP 5592496A JP 3439905 B2 JP3439905 B2 JP 3439905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery case
case
groove
peripheral surface
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05592496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09245750A (ja
Inventor
一朗 安岡
守 飯田
菊雄 妹尾
隆文 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP05592496A priority Critical patent/JP3439905B2/ja
Priority to EP97301553A priority patent/EP0795915B1/en
Priority to DE69700674T priority patent/DE69700674T2/de
Priority to US08/815,298 priority patent/US6125677A/en
Publication of JPH09245750A publication Critical patent/JPH09245750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3439905B2 publication Critical patent/JP3439905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M6/00Primary cells; Manufacture thereof
    • H01M6/005Devices for making primary cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/24Alkaline accumulators
    • H01M10/28Construction or manufacture
    • H01M10/287Small-sized flat cells or batteries for portable equipment
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
    • H01M50/102Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure
    • H01M50/107Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure having curved cross-section, e.g. round or elliptic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
    • H01M50/102Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure
    • H01M50/103Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure prismatic or rectangular
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有底筒状であっ
て、その筒心に対し直交方向の横断面形状が偏平な長円
形となった電池ケース缶の開口部近傍の内周面に、これ
の開口部を封止する封口板を載置させて支持するための
環状支持部を膨出形成する加工装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、AV機器或いはパソコン等の各種
電子機器のポータブル化やコードレス化が急激に進んで
おり、これらの駆動用電源として、高エネルギー密度で
負荷特性の優れた密閉型電池が要望されている。従来、
小型で薄型の携帯用電子機器の駆動電源としては、機器
電源部への装填が容易である理由から、横断面が偏平な
長方形となった角形電池ケース缶を用いた角形電池が主
に用いられていた。この角形電池は、正負の極板を積層
してなる極板群を角形電池ケース缶内に収納し、開口部
をレーザー封口した構成になっている。
【0003】一方、近年では、電圧およびエネルギー密
度が高く、貯蔵寿命が長いなどの多くの特長を有するリ
チウム電池が脚光をあびている。しかし、小型で薄型の
携帯用電子機器の駆動電源用としての偏平な形状のリチ
ウム電池は、上記の角形電池ケース缶を用いて作ること
には無理がある。すなわち、リチウム電池では極板群が
正,負極板を渦巻き状に巻回して形成されることから、
この極板群を横断面形状が角形の電池ケース缶に収納す
ると、各々の断面形状の不一致から極板群が変形し易
く、また、充放電を繰り返したときに漏電を起こすおそ
れがあるからである。
【0004】そこで、有底筒状であって、その筒心に対
し直交方向の横断面形状が偏平な長円形となった長円形
電池ケース缶を用いた長円形電池が提案されている。こ
の長円形電池は、角形電池と比較して、電池ケース缶の
加工が容易であり、電池ケース缶に収納した渦巻き型極
板群の形状の変形を防止できることから信頼性が高く、
容積当たりの電池容量も大きい等の種々の特長を有して
おり、特に、小型で薄型の携帯用電子機器の駆動電源用
としての需要が急激に増加することが予想される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電池では、
電池ケース缶の開口部に絶縁ガスケットを介在して封口
板を挿入したのちに、電池ケース缶の開口縁部を内方に
折り曲げて封口することが一般的に行われている。その
ため、電池ケース缶の開口部近傍の内周面には、封口板
を載置させて支持するための環状支持部が形成されてお
り、この環状支持部は、電池ケース缶における開口部近
傍の外周面に開口に沿った環状溝を凹設することによっ
て、環状溝の反対側に膨出する部分により形成してい
る。この環状支持部は、円筒形電池や角形電池において
は量産に適した良好な加工法が既に確立されているが、
長円形電池については量産に適した有効な加工法が未だ
に提案されていない。
【0006】例えば、円筒形電池では図5および図6に
示すような加工法により環状支持部を形成している。図
5および図6における各(a)は一部破断した側面図
で、各(b)は各々の(a)におけるA−A線およびB
−B線断面図を示す。図5に示すように、有底円筒形の
金属製電池ケース缶1は、その底部分がケース保持部2
に嵌入され、且つその開口部にケース支持部3の突出部
3aを嵌入させて開口面に段部3bが押し付けられ、ケ
ース保持部2とケース支持部3とにより両側から加圧し
て挟み付けて固定されているとともに、共に回転自在に
支持されたケース保持部2とケース支持部3とにより筒
心回りに回転可能に保持される。
【0007】そして、円筒形電池ケース缶1は、ケース
保持部2に回転駆動源から回転力が伝達されることによ
り、一定速度で強制的に回転される。この状態におい
て、図5に示すように、回転自在に支持されて電池ケー
ス缶1の外面における開口部近傍の所定箇所に対向され
た溝形成ローラ4が、図6に示すように、電池ケース缶
1に向かって移動されて、その外面に一定圧力で押し付
けられることにより、電池ケース缶1の外周面に環状溝
7が凹設されて、電池ケース缶1の内周面には環状溝7
の反対側の膨出部分により環状支持部8が形成される。
【0008】また、角形電池では、特開平6−4495
1号公報などに提案されているように、有底角筒状の金
属製電池ケース缶の開口部近傍箇所を拡口して、それに
より形成される段部からなる環状支持部に封口板を載置
させて支持している。
【0009】上述の長円形電池ケース缶への環状支持部
の形成に際しては、図7に示すような加工法が考えられ
る。すなわち、長円形電池ケース缶10を、図5および
図6に示したものと略同様のケース保持部とケース支持
部とにより、筒心方向の両側から挟み付けて保持しなが
ら図7(a)の矢印方向に回転させ、この長円形電池ケ
ース缶10の外周面における所定箇所に、溝形成ローラ
11を押し付ける。図7には、長円形電池ケース缶10
を(a)に示す位置を基準として、30°、45°、6
0°および90°回転した状態を(b)〜(e)にそれ
ぞれ示している。溝形成ローラ11は、エアーシリンダ
などの加圧装置(図示せず)により長円形電池ケース1
0に常に一定圧力で押し付けられており、その溝形成ロ
ーラ11のローラ軸12の回転支点に作用する一定の加
圧力Fは、作図を簡略化するために、溝形成ローラ11
の半径と一致する長さで、且つ溝形成ローラ11の中心
と長円形電池ケース缶1の中心とを結ぶ方向にベクトル
図で示してある。
【0010】したがって、溝形成ローラ11は、図7
(a)〜(e)から明らかなように、常に所定位置で回
転される長円形電池ケース缶10の外周面に転動しなが
ら押し付けられて、その外周面の形状に追従して90°
回転されたときに電池ケース缶10に向かって距離Dだ
け前進される。以後、溝形成ローラ11は、電池ケース
缶10が90°回転するごとに電池ケース10に対して
距離Dの範囲内で進退するよう往復動される。このよう
に、溝形成ローラ11は、電池ケース缶11に対して比
較的大きな距離Dの範囲内で往復移動され、しかも、一
定速度で回転する電池ケース缶10に対して、電池ケー
ス缶10の回転角度、つまり電池ケース缶10の外周面
の接触箇所に応じて移動速度も相当大きく変動する。さ
らに、溝形成ローラ11のローラ軸12の回転支点に作
用する加圧力Fに対して、電池ケース缶10による反力
によって加圧力Fの直交方向に作用する力の成分Xは、
電池ケース缶10の回転角度に応じて大きく変化すると
ともに、その回転角度が90°を過ぎるごとに向きが反
転する。
【0011】そのため、生産性向上を目的として電池ケ
ース缶10を高速回転させた場合には、この電池ケース
缶10に対する溝形成ローラ11の追従性が極めて悪く
なり、溝形成ローラ11が瞬間的に電池ケース缶10か
ら離間して両者が衝突を繰り返し、それに起因して振動
が発生するので、環状溝つまり環状支持部を精度良く加
工することができない。したがって、図7に示す加工法
は長円形電池の量産用としては到底利用できない。もし
も、長円形電池ケース缶10に封口板載置用の環状支持
部を高精度に、且つ高い生産性で加工出来るならば、上
述のような優れた種々の特長を有する長円形電池を量産
できる筈である。
【0012】そこで、本発明は、長円形電池ケース缶へ
の封口板載置用の環状支持部を高精度に且つ高い生産性
で形成することのできる加工装置を提供することを目的
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電池ケース缶加工装置は、有底筒状
で、且つ筒心に対し直交方向の横断面が偏平な長円形状
となった電池ケース缶における開口部近傍の外周面に、
開口に沿った環状溝を凹設することによって、前記電池
ケース缶の内周面に、前記環状溝の反対側の膨出部分に
より封口板を載置させて支持するための環状支持部を設
ける加工装置において、前記電池ケース缶をその筒心回
りに回転自在に保持するケース缶支持機構と、前記ケー
ス缶支持機構に一方向への回転力を付与するケース缶回
転機構と、回転する前記電池ケース缶の外周面に押し付
けられることによって前記環状溝を形成することのでき
る2個の溝形成ローラと、前記両溝形成ローラを同一面
において所定の間隔に配置してそれぞれ回転自在に支持
するローラ支持レバーと、前記ローラ支持レバーを揺動
可能に支持して前記電池ケース缶に対し直交方向に進退
自在に設けられ、前進して前記両溝加工用ローラを前記
電池ケース缶の開口部近傍の外周面に所定圧力で押し付
ける加圧装置とを備え、前記両溝形成ローラは、前記電
池ケース缶の回転に伴って前記電池ケース缶の外周面を
凹ませながら転動するとともに、前記ローラ支持レバー
は、前記電池ケース缶の外周面の形状に追従して前記電
池ケース缶の筒心に対し直交する平面内で揺動しながら
前記加圧装置の押圧力を受けて前記両溝形成ローラを前
記電池ケース缶の外周面にそれぞれ押し付ける構成とし
たことを特徴としている。
【0014】上記の電池ケース缶加工装置では、2個の
溝形成ローラを長円形電池ケースに共に押し付けている
から、電池ケース缶の回転に伴ってローラ支持レバーが
電池ケース缶に対し進退する移動距離は、1個の溝形成
ローラを用いる場合の移動距離よりも格段に小さくな
り、電池ケース缶を高速回転させても、両溝形成ローラ
は電池ケース缶の外周面に常に圧接された安定状態で追
従することができる。また、両溝形成ローラが電池ケー
ス缶からそれぞれ受ける反力は、互いに反対方向を向く
ことから、相互に打ち消しあってほぼ零に近い極めて小
さな力となってローラ支持レバーの回転支点に作用する
から、ローラ支持レバーの回転支点に作用する加圧力は
電池ケース缶の回転に対して急激に変化することが殆ど
なくなり、ローラ支持レバーの回転支点に無理な力が加
わらない。したがって、長円形電池ケース缶に環状溝の
形成による反対側の膨出部分による環状支持部を高精度
に且つ生産性良く加工することが可能となる。
【0015】また、上記発明において、2個の溝形成ロ
ーラの一方が、形成する環状溝の溝幅に応じた幅の鍔部
を周面に突設した溝加工用ローラであり、他方が鍔部を
有しない円形周面となった荷重受け用ローラである構成
することが好ましい。
【0016】それにより、溝加工用ローラの鍔部は長円
形電池ケース缶の外周面に対し凹ませながら転動すると
ともに、荷重受け用ローラは鍔部による溝形成が円滑に
行われるよう長円形電池ケース缶を保持する。そのた
め、長円形電池ケース缶の外周面に高品質の環状溝を能
率的に形成して、良好な環状支持部を生産性よく加工で
きる。
【0017】さらに、上記発明において、ケース缶支持
機構を、電池ケース缶を底部分から嵌入させるケース缶
保持部と、前記電池ケース缶の開口部に嵌入する突出部
と前記開口部に当接する段部とを有するケース缶支持部
とを備えるとともに、前記ケース缶保持部と前記ケース
缶支持部とにより前記電池ケース缶を保持する構成と
し、ケース缶回転機構を、単一の回転駆動源の回転を前
記ケース缶保持部と前記ケース缶支持部とに同期してそ
れぞれ伝達する構成とすることが好ましい。
【0018】それにより、長円形電池ケース缶は筒心方
向の両側に回転駆動力が付与されるので、この電池ケー
ス缶は溝形成ローラが押し付けられたときに捩じれ等の
変形の発生が防止される。
【0019】さらにまた、上記発明において、2個の溝
形成ローラを、電池ケース缶の筒心に対し直交方向にお
ける最長寸法よりも大きいピッチで、且つ前記両溝形成
ローラが接触しない範囲で前記電池ケース缶の筒心に対
し直交方向における最小寸法よりも1mm以上小さい間
隔で配置し、さらに、前記両溝形成ローラの各々のロー
ラ軸をローラ支持レバーの支点に対し二等辺三角形を形
成する位置に配置することが好ましい。
【0020】それにより、電池ケース缶および両溝形成
ローラに異常に大きな力が作用することがなく、電池ケ
ース缶が円滑に回転し、且つ両溝形成ローラが電池ケー
ス缶の外周面に無理なく追従することができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本
発明の一実施の形態に係る長円形電池ケース缶への封口
板載置用の環状支持部の加工装置を示す概略構成図、図
2は同装置の要部の側面図である。これらの図におい
て、有底筒状で、且つ筒心に対し直交方向の横断面が偏
平な長円形状となった長円形電池ケース缶10は、ケー
ス缶支持機構13により筒心方向の両側から挟み付けて
固定され、且つ筒心回りに回転自在に支持される。ケー
ス缶支持機構13は、長円形電池ケース缶10を底部分
から嵌入させて保持するケース保持部14と、電池ケー
ス缶10の開口部に嵌入する突出部17aおよび電池ケ
ース缶10の開口面に当接する段部17bを有するケー
ス支持部17とにより構成されている。
【0024】上記ケース缶支持機構13は、ケース缶回
転機構18から回転力を伝達されて電池ケース缶10を
一定速度で回転駆動する。このケース缶回転機構18
は、回転駆動源の単一のモータ19と、このモータ19
の回転を減速する減速機および減速機を介して回転が伝
達されるスプライン加工された動力伝達軸などからなる
回転伝達機構20と、スプライン軸に嵌まり合ってスプ
ライン軸方向にスライド可能なプーリなどからなり、ケ
ース缶保持部14を矢印で示す電池ケース缶10に対し
進退方向に移動させ、且つ回転伝達機構20の回転力を
ケース保持部14に付与する移動機構21と、モータ1
9の回転力を減速機を介してケース支持部17に直接的
に伝達する回転伝達機構22とから構成されている。
【0025】したがって、ケース缶回転機構18は単一
のモータ19の回転力をケース保持部14とケース支持
部17とに同期して伝達するようになっている。また、
ケース保持部14は、移動機構21によって実線位置か
ら2点鎖線まで移動されて、所定位置に供給されている
電池ケース缶10をその底部分から嵌入させ、さらに移
動して電池ケース缶10の開口部にケース支持部19の
突出部17aを挿入させた後に、電池ケース缶10の開
口面をケース支持部17の段部17bに押し付ける。そ
の後に、モータ19の回転力が両回転伝達機構20,2
2を介してそれぞれケース保持部14およびケース支持
部17に伝達され、電池ケース缶10が一定速度で回転
される。
【0026】上記の一定速度で回転される電池ケース缶
10の外周面に押し付けられることによって環状溝を形
成するための2個の溝形成ローラ23,24が設けられ
ている。一方の溝形成ローラ23は、電池ケース缶10
の外周面に形成すべき環状溝の溝幅に応じた幅の鍔部2
7が周面に突設された溝加工用であり、他方の溝形成ロ
ーラ14は、鍔部27を有しない円形周面となった荷重
受け用である。この両溝形成ローラ23,24は二股形
状となったローラ支持レバー28にそれぞれ回転自在に
取り付けられている。なお、両溝形成ローラ23,24
として共に溝加工用を用いてもよい。
【0027】この両溝形成ローラ23,24は、図2に
示すように、各々のローラ軸23a,24aがローラ支
持レバー28の支軸31の中心に対し2点鎖線で示す二
等辺三角形を形成する位置に配置されてローラ支持レバ
ー28に取り付けられている。さらに、両溝形成ローラ
23,24は、電池ケース缶10の筒心に対し直交方向
の最長寸法Lよりも大きいピッチPで、且つ両溝形成ロ
ーラ23,24が接触しない範囲内において電池ケース
缶10の筒心に対し直交方向における最小寸法Sよりも
1mm以上小さい、好ましくは2mm以上小さい間隔R
で配置されている。ローラ支持レバー28は、エアーシ
リンダのような定圧加圧装置29に連結部材30を介在
して支軸31を支点に揺動自在に取り付けられている。
【0028】また、上記の加工装置によって長円形電池
ケース缶10の外周面に環状溝を、且つ内周面に環状支
持部を形成するに際しては、図1に示すように、補強板
32を電池ケース缶10に開口部から嵌入して環状支持
部を形成すべき箇所に対し底部寄りに近接した部位に位
置決めして固定される。この補強板32は、電池用ケー
ス缶10の内周面に対応する外形を有する一枚物の板状
体に、正負の両リード線37,38をそれぞれ挿通させ
る2個のリード線引出し孔33,34が形成されてい
る。
【0029】したがって、この加工装置により環状溝お
よび環状支持部を形成して製造される長円形電池は、図
3に示すような構造となる。すなわち、同図(a)は長
円形電池の平面図、(b)は一部破断した正面図、
(c)は側面図をそれぞれ示し、この長円形電池は、電
池ケース缶10の内周面における極板群41の上方であ
って環状支持部40に近接した下方位置に補強板32が
嵌め込み固定された構造になる。環状支持部40は、電
池ケース缶10の外周面に上記加工装置により環状溝5
0を形成することにより、環状溝50の反対側に膨出す
る部分により形成される。
【0030】次に、上記加工装置により長円形電池ケー
ス缶10に環状支持部40を形成する場合の両溝形成ロ
ーラ23,24の変位およびローラ支持レバー28の支
軸31に作用する力の大きさおよび方向について、図4
を参照しながら説明する。図4では、説明を簡略化して
理解を容易にするために、図1および図2とは若干異な
る構成を示している。すなわち、図4には、両溝形成ロ
ーラ23,24として共に鍔部27を有しない同一形状
の平ローラを示してあり、また、電池ケース缶10に押
し付けられる両溝形成ローラ23,24には加圧力のみ
が作用して摩擦力が働かず、さらに、電池ケース缶10
が両溝形成ローラ23,24の押圧により変形しないと
仮定して図示してある。
【0031】図4は、長円形電池ケース缶10が(a)
に示す位置を基準として、30°、45°、60°、9
0°120°、135°、150°および180°回転
した状態を(b)〜(i)にそれぞれ示してあり、18
0°から360°まで回転が進んでいく時の状態は、
(a)〜(i)に示した0°から180°までの場合と
同一になるので、図示を省略している。また、両溝形成
ローラ23,24は、定圧加圧装置29によりローラ支
持レバー28を介して長円形電池ケース10に常に一定
圧力で押し付けられており、ローラ支持レバー28の支
軸31の中心に作用する一定の加圧力Fをベクトル図で
示してある。また、各溝形成ローラ23,24が電池ケ
ース缶10からそれぞれ受ける反力は、各々の破線矢印
で示すように、電池ケース缶10の筒心から各々の接点
を通る方向を向いており、この各溝形成ローラ23,2
4にそれぞれ作用する反力の合成が上記加圧力Fと釣り
合っているので、各溝形成ローラ23,24にそれぞれ
作用する反力を加圧力Fに重ね合わせてベクトル図に示
してある。
【0032】上記加工装置では、図2に示したように配
置した2個の溝形成ローラ23,24を用いて環状溝5
0を形成しており、両溝形成ローラ23,24は、図4
(a)〜(i)に示すように、電池ケース缶10の矢印
方向への一定速度での回転に伴って、その外周面を凹ま
せながら転動するとともに、ローラ支持レバー28は、
電池ケース缶10の外周面の形状に追従して電池ケース
缶10の筒心に対し直交平面内で揺動しながら、定圧加
圧装置29の加圧力を受けて両溝形成ローラ23,24
を電池ケース10の外周面に一定圧力でそれぞれ押し付
ける。
【0033】ここで、上記加工装置は2個の溝形成ロー
ラ23,24を共に電池ケース缶10の外周面に押し付
けていることから、図4と図7との比較から明らかなよ
うに、電池ケース缶10の回転に伴うローラ支持レバー
28の支軸31の進退方向(図4のY方向)への移動距
離dは図7の1個の溝形成ローラ4を用いた場合の移動
距離Dよりも格段に小さくなっている。それにより、電
池ケース缶10を高速回転させても、両溝形成ローラ2
3,24は電池ケース缶10の外周面に常に圧接された
安定状態で追従することができる。
【0034】また、両溝形成ローラ23,24が電池ケ
ース缶10からそれぞれ受ける反力(図4のX方向の力
の成分)は、互いに反対方向を向くことから、相互に打
ち消しあってほぼ零に近い極めて小さな力となってロー
ラ支持レバー28の回転支点(支軸31の中心)に作用
する。すなわち、両溝形成ローラ23,24が受ける反
力によってそれぞれ発生する回転モーメントが釣り合っ
て略零になるから、ローラ支持レバー28の回転支点に
作用する加圧力は電池ケース缶10の回転に対して急激
に変化することが殆どなくなり、ローラ支持レバー28
の回転支点に無理な力が加わらない。この点からも両溝
形成ローラ23,24による電池ケース缶10の形状に
対する追従性が一層向上し、環状溝50の加工精度およ
び生産性がさらに向上する。
【0035】さらにまた、両溝形成ローラ23,24が
電池ケース缶10からそれぞれ受ける反力の向きは電池
ケース缶10の回転角度に拘わらず反転しない。したが
って、電池ケース缶10を高速回転させながら環状溝5
0および環状支持部40を高品質に形成することが可能
となる。
【0036】また、環状支持部40の形成に先立って、
補強板32を上述のように電池ケース缶10に嵌合して
固定しておくので、溝形成ローラ23,24が電池ケー
ス缶10の直線部分に押し付けられる過程では、電池ケ
ース缶10の平坦面部分における溝形成ローラ23,2
4が圧接する箇所の下方近傍箇所を補強板32が内方か
ら凹まないように支えるので、形成される環状溝50
は、所定の形成箇所からずれることなく、且つ所定の溝
幅を有する所期の形状となる。これに対し、補強板32
が無い場合、電池ケース缶10の直線部分においては内
方からの支持力が不十分であるためにスムーズに環状溝
50を形成できず、環状溝は、正規の形成箇所から底部
方向にずれて、なだらかなに垂れ下がった形状となって
しまい、電解液の漏液を招くなどのトラブル発生の原因
となる。なお、この補強板32としては、従来において
もガス発生時の電池ケース缶の膨れを防止する目的で用
いられていたが、この従来の補強板は、三分割したもの
であって、環状溝50を円滑に形成するための補助機能
が無いものであった。
【0037】両溝加工ローラ23,24の間隔Rを大き
くして電池ケース缶10の最小寸法Sに近づけ過ぎる
と、特に、図4(a),(e),(i)の加工過程にお
いて、両溝形成ローラ23,24と電池ケース缶10と
の各々の接点の延長線が交差してなす角が非常にシャー
プな鋭角となるため、電池ケース缶10および両溝形成
ローラ23,24に異常に大きな力が作用して好ましく
ない現象が起こるおそれがあるので、両溝形成ローラ2
3,24のピッチPを大きく設定し過ぎないようにする
必要がある。したがって、両溝形成ローラ23,24の
間隔Rは、上述のように、両溝形成ローラ23,24が
接触しない範囲内において、電池ケース缶10の最小寸
法Sよりも1mm以上小さく、好ましくは2mm以上小
さく設定する。
【0038】また、上記実施の形態では、ケース缶支持
機構のケース缶保持部14とケース缶支持部17とに単
一のモータ19の回転力を同期して伝達している。それ
により、ケース缶保持部14とケース缶支持部17の何
れか一方に回転力を伝達した場合における電池ケース缶
10の捩じれの発生などの不都合の発生を防止できると
ともに、環状溝50の加工精度が向上し、さらに、両溝
形成ローラ23,24の寿命の短縮も防止できる。
【0039】また、上記加工装置により環状支持部40
を加工されて製造された長円形電池は、図3(a)〜
(c)に示すように、長円形電池ケース缶10における
環状支持部40に近接した底部寄りの箇所に補強板32
が嵌め込まれ、且つ溶接により固定されている。そのた
め、両溝形成ローラ23,24による環状溝40の加工
時に補強板32で電池ケース缶10を内部から支えるこ
とができるから、所定箇所に所定形状の環状溝50を確
実に形成できる。それにより、変形した環状支持部40
の形成に伴う電解液の漏液や内部に収納されている極板
群41の変形などの悪影響を防止できる。なお、この長
円形電池は、補強板32のリード引出し孔33を挿通し
た正側リード線37を封口板42に溶接により接続し、
他のリード引出し孔34を挿通した負側リード線38を
補助板32に溶接により接続し、封口板42を環状支持
部40上に載置させて支持したのちに、電池ケース缶1
0の開口縁部をかしめ加工により内方に折り曲げて製作
される。上記のかしめ加工時には、環状溝50を支持部
材を嵌合させて電池ケース缶10を保持して行われる。
【0040】
【実施例】次に、本発明の加工装置を用いて長円形電池
ケース缶10の外周面への環状溝50の形成工程を実施
した一例について、その概略を説明する。被加工物であ
る長円形電池ケース缶10は、板圧が0.4mmのステ
ンレス鋼板またはニッケルメッキ鋼板を用いて、筒心に
対し直交方向の最大寸法(横幅)Lが40mm、最小寸
法(厚さ)Sが8mm、深さが49mmの形状に製作し
た。補強板32は厚さが1.6mmのステンレス板に2
個のリード線引出し孔33,34を穿孔して形成した。
そして、長円形電池ケース缶10内に、正極と負極をセ
パレータを間に介在して偏平な渦巻き状に巻回した極板
群41を収納した後、上記補強板32を電池ケース缶1
0の所定箇所に挿入して溶接により固定した。
【0041】続いて、上記の加工装置より電池ケース缶
10の外周面に環状溝50を形成して内周面に環状支持
部40を設けた。この加工装置の両溝形成ローラ23,
24としては、図1および図2に示したように、一方を
鍔部27付きの溝加工用のものを用い、他方を鍔部27
を備えない荷重受け用のものを用いた。また、両溝形成
ローラ23,24は材質としてSKD材またはSKH材
を用い、これに表面硬化のための熱処理を施し、さらに
TiNのコーティングを施したものを使用した。
【0042】そして、モータ19の回転力を1/22の
減速機を経由してケース缶保持部14およびケース缶支
持部17に同期して伝達し、電池ケース缶10を80r
pmの回転速度で回転駆動した。定圧加圧装置29とし
てエアーシリンダを用い、300kgfの一定の加圧力
で両溝形成ローラ23,24を電池ケース缶10に押し
付けた。この場合、環状溝50の加工に要した正味時間
は約4秒であり、環状溝50の反対側に膨出した環状支
持部40は、特に不都合な変形のない形状に形成でき
た。すなわち、本発明の加工装置を用いることにより、
長円形電池ケース缶10に高品質の環状溝40による環
状支持部40を極めて生産性良く加工することができ
た。
【0043】本発明は上記実施の形態、実施例に示す
外、種々の態様に構成することができる。例えば、上記
実施の形態においては、両溝形成ローラ23、24を備
えたローラ支持レバー28を1つ備えた構成となってい
るが、電池ケース缶10の筒心に対する対称位置にもう
1つのローラ支持レバー28を備え、2つのローラ支持
レバー28を用いて溝加工を行うように構成すると、溝
加工時間を短縮でき、又ケース缶支持機構13に働く力
のバランスをとることができて加工精度を向上させるこ
とができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の電池ケース缶加工
装置によれば、2個の溝形成ローラを長円形電池ケース
に共に押し付けて環状溝を形成し、その環状溝の反対側
に膨出する部分により環状支持部を設けるので、電池ケ
ース缶の回転に伴うローラ支持レバーの移動距離が格段
に小さくなり、両溝形成ローラが電池ケース缶からそれ
ぞれ受ける反力は相互に打ち消しあうので、ローラ支持
レバーの回転支点に作用する加圧力は電池ケース缶の回
転に対して急激に変化することがなく、ローラ支持レバ
ーの回転支点に無理な力が加わらない。したがって、高
速回転させた長円形電池ケース缶の外周面に2個の溝形
成ローラが常に圧接した安定状態で追従することがで
き、長円形電池ケース缶に環状支持部を高精度に且つ生
産性良く加工することが可能となり、優れた種々の特長
を有する長円形電池の量産が可能になる。
【0045】また、2個の溝形成ローラのうちの一方
が、形成する環状溝の溝幅に応じた幅の鍔部を周面に突
設した溝加工用ローラであり、他方が鍔部を有しない円
形周面となった荷重受け用ローラであるように構成すれ
ば、長円形電池ケース缶の外周面に高品質の環状溝を能
率的に形成して、良好な環状支持部を生産性よく加工で
きる。さらに、長円形電池ケース缶の筒心方向の両側に
単一の回転駆動源の回転力を同期して伝達すれば、電池
ケース缶に捩じれ等の変形が発生するのを防止できる。
さらにまた、2個の溝形成ローラを、電池ケース缶の筒
心に対し直交方向における最長寸法よりも大きいピッチ
で、且つ両溝形成ローラが接触しない範囲で電池ケース
缶の筒心に対し直交方向における最小寸法よりも1mm
以上小さい間隔で配置すれば、電池ケース缶および両溝
形成ローラに異常に大きな力が作用することがなく、電
池ケース缶が円滑に回転し、且つ両溝形成ローラが電池
ケース缶の外周面に無理なく追従することができる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る長円形電池ケース
缶への封口板載置用の環状支持部の加工装置を示す概略
構成図。
【図2】同上装置の要部の側面図。
【図3】本発明の一実施の形態に係る長円形電池の構造
を示し、(a)は平面図、(b)は一部破断した正面図
側面図を示す
【図4】(a)〜(i)は同上装置における電池ケース
缶が180°回転するまでの過程の一部を順に示したも
ので、2個の溝形成ローラの変位およびローラ支持レバ
ーに作用する力の説明図。
【図5】従来の円筒形電池ケース缶の外周面に環状溝を
形成する加工装置を示し、(a)は溝加工前の状態の一
部破断した側面図、(b)は(a)のA−A線断面図。
【図6】同上の加工装置による溝加工状態を示し、
(a)は一部破断した側面図、(b)は(a)のB−B
線断面図。
【図7】従来の長円形電池ケース缶への封口板載置用の
環状支持部の加工装置による溝形成ローラの変位および
ローラ支持レバーに作用する力の説明図。
【符号の説明】
10 長円形電池ケース缶 13 ローラ支持機構 14 ケース缶保持部 17 ケース缶支持部 17a ケース缶支持部の突出部 17b ケース缶支持部の段部 18 ケース缶回転機構 19 モータ(回転駆動源) 20 回転伝達機構 23 溝加工用溝形成ローラ 24 荷重受け用溝形成ローラ 23a、24a ローラ軸 27 鍔部 28 ローラ支持レバー 29 加圧装置 32 補強板 33,34 リード線引出し孔 40 環状支持部 42 封口板 50 環状溝
フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−96748(JP,A) 特開 平4−294828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状で、且つ筒心に対し直交方向の
    横断面が偏平な長円形状となった電池ケース缶における
    開口部近傍の外周面に、開口に沿った環状溝を凹設する
    ことによって、前記電池ケース缶の内周面に、前記環状
    溝の反対側の膨出部分により封口板を載置させて支持す
    るための環状支持部を設ける加工装置において、 前記電池ケース缶をその筒心回りに回転自在に保持する
    ケース缶支持機構と、 前記ケース缶支持機構に一方向への回転力を付与するケ
    ース缶回転機構と、 回転する前記電池ケース缶の外周面に押し付けられるこ
    とによって前記環状溝を形成することのできる2個の溝
    形成ローラと、 前記両溝形成ローラを同一面において所定の間隔に配置
    してそれぞれ回転自在に支持するローラ支持レバーと、 前記ローラ支持レバーを揺動可能に支持して前記電池ケ
    ース缶に対し直交方向に進退自在に設けられ、前進して
    前記両溝加工用ローラを前記電池ケース缶の開口部近傍
    の外周面に所定圧力で押し付ける加圧装置とを備え、 前記両溝形成ローラは、前記電池ケース缶の回転に伴っ
    て前記電池ケース缶の外周面を凹ませながら転動すると
    ともに、前記ローラ支持レバーは、前記電池ケース缶の
    外周面の形状に追従して前記電池ケース缶の筒心に対し
    直交する平面内で揺動しながら前記加圧装置の押圧力を
    受けて前記両溝形成ローラを前記電池ケース缶の外周面
    にそれぞれ押し付ける構成としたことを特徴とする電池
    ケース缶加工装置。
  2. 【請求項2】 2個の溝形成ローラの一方が、形成する
    環状溝の溝幅に応じた幅の鍔部を周面に突設した溝加工
    ローラであり、他方が鍔部を有しない円形周面となっ
    た荷重受け用ローラである請求項1に記載の電池ケース
    缶加工装置。
  3. 【請求項3】 2個の溝形成ローラが共に、形成する環
    状溝の溝幅に応じた幅の鍔部を周面に突設した溝加工用
    ローラである請求項1に記載の電池ケース缶加工装置。
  4. 【請求項4】 ケース缶支持機構を、電池ケース缶を底
    部分から嵌入させるケース缶保持部と、前記電池ケース
    缶の開口部に嵌入する突出部と前記開口部に当接する段
    部とを有するケース缶支持部とを備えるとともに、前記
    ケース缶保持部と前記ケース缶支持部とにより前記電池
    ケース缶を保持する構成とし、 ケース缶回転機構を、単一の回転駆動源の回転を前記ケ
    ース缶保持部と前記ケース缶支持部とに同期してそれぞ
    れ伝達する構成とした請求項1〜3のいずれかに記載の
    電池ケース缶加工装置。
  5. 【請求項5】 2個の溝形成ローラを、電池ケース缶の
    筒心に対し直交方向における最長寸法よりも大きいピッ
    チで、且つ前記両溝形成ローラが接触しない範囲で前記
    電池ケース缶の筒心に対し直交方向における最小寸法よ
    りも1mm以上小さい間隔で配置し、 さらに、前記両溝形成ローラの各々のローラ軸をローラ
    支持レバーの支点に対し二等辺三角形を形成する位置に
    配置した請求項1〜4のいずれかに記載の電池ケース缶
    加工装置。
JP05592496A 1996-03-13 1996-03-13 電池ケース缶加工装置 Expired - Fee Related JP3439905B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05592496A JP3439905B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 電池ケース缶加工装置
EP97301553A EP0795915B1 (en) 1996-03-13 1997-03-06 Flat elliptical battery case can having an annular groove to support a sealing plate, a method and an apparatus for manufacture of the same
DE69700674T DE69700674T2 (de) 1996-03-13 1997-03-06 Flachelliptisches Batteriegehäuse mit einer ringförmigen, nach innen vorspringenden Vertiefung, die eine Dichtungsplatte trägt, sowie Verfahren und Vorrichtung zu seiner Herstellung
US08/815,298 US6125677A (en) 1996-03-13 1997-03-11 Apparatus for processing battery case can, a battery, and a manufacturing method of battery

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05592496A JP3439905B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 電池ケース缶加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09245750A JPH09245750A (ja) 1997-09-19
JP3439905B2 true JP3439905B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=13012661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05592496A Expired - Fee Related JP3439905B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 電池ケース缶加工装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6125677A (ja)
EP (1) EP0795915B1 (ja)
JP (1) JP3439905B2 (ja)
DE (1) DE69700674T2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6248472B1 (en) 1998-12-11 2001-06-19 Eveready Battery Company, Inc. Electrochemical cell formed with can having walls extending radially inward
US7044727B2 (en) 2004-08-31 2006-05-16 Frito-Lay North America, Inc. Sheeting apparatus having non-contacting roller end
KR100599732B1 (ko) * 2004-09-21 2006-07-12 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
JP5007048B2 (ja) 2005-06-16 2012-08-22 パナソニック株式会社 円筒形電池の製造方法及び円筒形電池の溝入れ加工装置
TWI398978B (zh) * 2010-06-25 2013-06-11 Simplo Technology Co Ltd 電池外殼的製造方法
US9573175B2 (en) 2013-12-18 2017-02-21 United Technologies Corporation Deep rolling tool for blade fatigue life enhancement
US9421602B2 (en) * 2013-12-18 2016-08-23 United Technologies Corporation Machine for deep rolling tool positioning
US9566638B2 (en) 2013-12-18 2017-02-14 United Technologies Corporation Deep rolling tool with force adjustment
CN106111765B (zh) * 2016-08-24 2019-11-12 泉州市双塔汽车零件有限公司 一种机油尺管滚槽机

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US654257A (en) * 1898-07-23 1900-07-24 Canister Mfg Company Can-heading machine.
US867472A (en) * 1903-02-16 1907-10-01 Max Ams Machine Co Can-heading machine.
US4389867A (en) * 1981-04-17 1983-06-28 Ashland Oil, Inc. Tool for restoring roundness to metal tubing
US4437327A (en) * 1982-01-05 1984-03-20 General Electric Company Method and apparatus for circumferentially grooving thin-walled cylindrical metal objects
JPS59123162A (ja) * 1982-12-29 1984-07-16 Toshiba Battery Co Ltd 円筒形電池の製造法
JPS59139550A (ja) * 1983-01-10 1984-08-10 Toshiba Battery Co Ltd 円筒形電池の製造方法
US4655064A (en) * 1985-12-02 1987-04-07 Hoseco, Inc. Rotary crimping tool
JP2725395B2 (ja) * 1989-08-16 1998-03-11 日立電子エンジニアリング株式会社 缶部材のグルービング装置
US5372897A (en) * 1992-07-24 1994-12-13 Toshiba Battery Co., Ltd. Rectangular nickel-metal hydride secondary cell
JP3109913B2 (ja) * 1992-07-24 2000-11-20 東芝電池株式会社 角形ニッケル水素電池
JP3968790B2 (ja) * 1995-08-21 2007-08-29 宇部興産株式会社 円筒形電池の製造方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0795915A3 (en) 1998-09-30
JPH09245750A (ja) 1997-09-19
US6125677A (en) 2000-10-03
EP0795915A2 (en) 1997-09-17
DE69700674D1 (de) 1999-12-02
DE69700674T2 (de) 2000-04-06
EP0795915B1 (en) 1999-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3439905B2 (ja) 電池ケース缶加工装置
EP1887641B1 (en) Method and device for applying electrode mix paste
JP4119612B2 (ja) 角形電池缶およびその製造方法
US20090151863A1 (en) Method for manufacturing cylindrical battery and groove-forming processing device of cylindrical battery
CN103891024B (zh) 具备螺旋电极体的电池及其制造方法
EP3540831B1 (en) Welding device and processing apparatus for secondary battery current collector
JP2001357840A (ja) 電池用電極シートの加工方法および加工装置
CN102792481A (zh) 电池的制造方法以及电池
JP3757541B2 (ja) 電池ケース缶の加工装置および加工方法と電池
WO2023221076A1 (zh) 缩颈翻边滚轮、缩颈翻边机构和电池制造设备
JPH10255730A (ja) 円筒形電池のビーディング方法および装置
JP2000317533A (ja) 触媒コンバータ容器及びその製造方法
EP4306232A1 (en) Multi-roller system, and device and method for forming battery can
WO2023221077A1 (zh) 缩颈方法、缩颈装置及电池制造设备
JP2001313008A (ja) 電池缶およびその製造方法並びに電池
JP2002164046A (ja) 電池用電極シート裁断装置
JP2000243371A (ja) 電池パック用接続端子
CN221080181U (zh) 二次电池、电池组及电子设备
JPH08174114A (ja) 円筒形電池缶の成形法
CN113228366B (zh) 电池及用电装置
JPH11111328A (ja) 捲回型電極の製造方法および製造装置
JPH0831393A (ja) 円筒形電池の封口方法
WO1999030377A1 (en) Battery casing made of clad metallic sheet
JP2006100213A (ja) 角形電池の製造方法
JP2004220940A (ja) 円筒型電池のビード形成装置及びビード形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees