JP3439735B2 - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP3439735B2
JP3439735B2 JP2000359303A JP2000359303A JP3439735B2 JP 3439735 B2 JP3439735 B2 JP 3439735B2 JP 2000359303 A JP2000359303 A JP 2000359303A JP 2000359303 A JP2000359303 A JP 2000359303A JP 3439735 B2 JP3439735 B2 JP 3439735B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はモータ制御装置に
関し、特に空気調和機の圧縮機などに用いられ、複数相
のコイルを備えたモータをロータ位置センサレスで駆動
するモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの駆動方法において、いわゆる1
80度通電駆動方法は、モータロータ位置センサを用い
ることなくモータを制御・駆動するセンサレス駆動にお
ける、モータコイル電流波形に通電休止期間を設けない
ものであり、モータ駆動電圧とモータコイル電流の位相
差を制御するものである。本願出願人による特願200
0−044279号には、モータコイル電流の変動によ
る位相差情報検出精度の低下を抑制する効果的な方法と
して、モータ回転検出器などのセンサを設けなくても、
正弦波駆動をはじめとする180度通電駆動が可能とな
り、モータ効率の向上,低騒音および低振動を実現でき
る。
【0003】図8はこの技術におけるモータコイル電流
サンプリングの様子を示す図である。図8において、モ
ータ駆動電圧を基準とする2箇所の位相期間において、
両位相期間におけるサンプリングタイミングが対称とな
るような所定のサンプリングタイミングsp0〜sp5
で、所定回数モータコイル電流をサンプリングし、各位
相期間でのモータコイル電流値I0〜I5を積算し(S
0,S1)、それぞれの値の比(S0/S1)を計算し
てこれを位相差情報とするものであり、この位相差情報
が所定の値になるように制御する。
【0004】2箇所の位相期間で対称となるタイミング
でADサンプリングを行なっているため、図8に示すよ
うに電圧と電流の位相差が0度のときには、位相差情報
としてはS0=S1となるのでS0/S1=1と計算さ
れる。位相差0度で制御するには位相差情報を1になる
ように制御すればよい。
【0005】一方、通常AD(Analog・Digital)変換
器のサンプリングタイミングは任意に設定できるが、モ
ータ制御以外にも使用することがあり、必ずしもモータ
回転数に同期したタイミングでサンプリングできる、つ
まりモータ制御用に占有できるとは限らない。さらに、
最近の制御用マイクロコンピュータあるいはDSP(Di
gital Signal Processor)のAD変換器は、次のように
構成されているものが見られる。
【0006】図9はキャリア同期型AD変換器の動作を
説明するための波形図である。図9に示すように、PW
M(Pulse Width Modulation)の基本周期であるキャリ
ア周期tpwmに同期した三角波電圧を作成し、これと
モータコイル電流信号とを比較し、その交点でPWMタ
イマのカウント値を読取り、これをAD変換値とする。
このようにPWMキャリア周期に同期してサンプリング
が行なわれ、AD変換器の分解能はPWMタイマのカウ
ント値によって決定される。以下の説明では、このよう
なPWMキャリア周期に同期してサンプリングが行なわ
れる構成のAD変換器をキャリア同期型AD変換器と称
する。
【0007】これはAD変換器を簡易的な処理で行なう
もので、これによりデバイスの低価格化が可能となり、
その分処理性能などを向上させることができ、処理自体
の高性能化が図れる。このような構成はモータ制御用に
特化した低価格ながら高性能なマイクロコンピュータあ
るいはDSPで多く見られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した特願2000
−044279号の位相差検出方法を、キャリア同期型
AD変換器や処理的にサンプリングタイミングをモータ
回転数に同期させるように設定することができないAD
変換器など、モータ回転数を非同期のAD変換器で構成
すると、2箇所の位相期間のそれぞれの電流サンプリン
グタイミングが対称とならないため、正確な位相差情報
が得られないという不具合が生じる。
【0009】以下、キャリア同期型AD変換器について
の課題について説明する。前記不具合の理由は、キャリ
ア同期型AD変換器のPWMキャリア周期とモータ回転
数が必ずしも同期型しないためである。
【0010】図10はキャリア同期型AD変換器による
位相差検出の欠点を説明するための図である。図10に
示すように、電圧と電流の位相差が0度の場合、本来の
サンプリングタイミングでの電流値(I0…)で求めた
積算値(S0,S1)は同値であるが、キャリア同期型
AD変換器のサンプリングタイミングすなわちPWMキ
ャリア周期リセットタイミングでサンプリングした電流
値(I0′…)の積算値(S0′,S1′)は同値とな
らない。したがって、正確な位相差情報を得ることがで
きず、モータ駆動を正確に行なうことができないため、
最適な通電タイミングでのモータ駆動が行なえなくな
り、モータ効率が低下してしまい、最悪の場合にはモー
タ駆動が不可能になるといった致命的な欠陥が発生す
る。
【0011】このように、キャリア同期型AD変換器
は、PWMキャリア周期に同期してAD変換されるの
で、PWMキャリアの影響を受けずにAD変換できる点
で優れた構成であるが、特願2000−044279号
の位相差制御でモータ駆動する際には、上記した不具合
があり実現が困難である。
【0012】なお、処理的にサンプリングタイミングを
モータ回転数に同期させるように設定することができな
いAD変換器の場合も上記同様の不具合が発生するのは
いうまでもない。
【0013】それゆえに、この発明の主たる目的は、低
層音,低振動,高効率である正弦波通電をはじめとする
180度通電によるモータ駆動を、より多くの制御デバ
イスおよびアプリケーションで可能にし、低コスト化,
高性能化を実現できるモータ制御装置を提供することで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、モータ駆動
電圧を基準とした複数の位相期間中のモータコイル電流
検出値を積算し、各位相期間での積算値の比を算出して
位相差情報を導出し、該位相差情報を所定の値に制御し
てモータを駆動するモータ制御装置であって、サンプリ
ングタイミングがモータの回転数に対して非同期に設定
され、モータコイルの電流をサンプリングして前記モー
タコイル電流検出値を出力するAD変換手段と、AD変
換手段から出力されるモータコイル電流検出値をモータ
回転数に同期したサンプリングすべき所定のタイミング
でのモータコイル電流検出値に補正演算するモータ電流
補正演算手段を備えたことを特徴とする。
【0015】他の発明は、モータ駆動電圧を基準とした
複数の位相期間中のモータコイル電流検出値を積算し、
各位相期間での積算値の比を算出して位相差情報を導出
し、該位相差情報を所定の値に制御してモータを駆動す
るモータ制御装置であって、サンプリングタイミングが
モータの回転数に対して非同期に設定され、モータコイ
ルの電流をサンプリングしてモータコイル電流検出値を
出力するAD変換手段と、位相差情報算出時にAD変換
手段によるサンプリングタイミングとモータ回転数に同
期したサンプリングすべき所定タイミングとのずれによ
る検出誤差を補正演算する積算値補正演算手段を備えた
ことを特徴とする。これにより、補正演算処理を一括し
て行えるので、その他の余った時間にできる処理が多く
なり、装置全体の処理効率が向上する。
【0016】また、補正演算は、本来のサンプリングす
べきモータ回転数に同期した所定のサンプリングタイミ
ング前後のAD変換手段によるサンプリングタイミング
でのモータコイル電流検出値から、近似演算して求める
ことを特徴とする。
【0017】また、近似演算は、線形近似であることを
特徴とする。さらに、他の発明は、モータ駆動電圧を基
準とした複数の位相期間中のモータコイル電流検出値を
積算し、各位相期間での積算値の比を算出して、位相差
情報を導出し、該位相差情報を所定の値に制御してモー
タを駆動するモータ制御装置であって、サンプリングタ
イミングはモータの回転数に対して非同期に設定され、
モータコイルの電流をサンプリングして前記モータコイ
ル電流検出値を出力するAD変換手段と、モータコイル
電流検出値の積算回数を複数の位相期間全体のサンプリ
ングポイント数を2で割った整数値とし、一方の位相期
間でのモータコイル電流検出値の積算を位相期間開始直
後の時間的に古いサンプリングポイントから行ない、も
う一方の位相期間でのモータコイル電流検出値の積算を
位相期間終了直前の時間的に新しいサンプリングポイン
トで行なう電流検出値積算手段を備えたことを特徴とす
る。
【0018】さらに、AD変換手段は、モータ駆動電圧
を出力するPWM発生器のキャリア周期に同期してAD
サンプリングを行なうキャリア同期型AD変換器である
ことを特徴とする。
【0019】さらに、モータ駆動電圧を基準とした複数
の位相期間中のモータコイル電流検出値を積算し、各位
相期間での積算値の比を算出して位相差情報を導出し、
該位相差情報を所定の値に制御してモータを駆動するモ
ータ制御装置であって、モータ駆動電圧を出力するPW
M発生器のキャリア周期に同期してモータコイル電流を
サンプリングしてモータコイル電流検出値を出力するキ
ャリア同期型AD変換手段を備え、キャリア同期型AD
変換手段によるサンプリングタイミングと本来サンプリ
ングすべき所定タイミングとが一致するようにキャリア
周期を変更することを特徴とする。
【0020】このような構成により、低層音,低振動,
高効率である正弦波通電をはじめとする180度通電に
よるモータ駆動を正確に高精度に行ない、さらにこれら
を簡単な回路および処理で低コストで行なうことが実現
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施形態
の構成を示すブロック図である。図1において、モータ
1はインバータ回路2によって駆動され、インバータ回
路2には、AC電源4がコンバータ回路3によって直流
に変換されて直流電源が供給される。モータ1のモータ
コイル端子U,V,Wの各相の中で特定相(図1の場合
はU相)に流れるモータコイル電流を検出するために電
流センサ5が設けられる。この電流センサ5で検出され
たモータコイル電流はモータ電流検出アンプ6に与えら
れ、所定量の増幅およびオフセット値が加算されてモー
タコイル電流信号がマイクロコンピュータ7に与えられ
る。
【0022】マイクロコンピュータ7は位相差検出部8
と目標位相差情報格納部9と加算器10とPI演算部1
1と回転数設定部12と正弦波データテーブル13と正
弦波データ作成部14とPWM作成部15とキャリア同
期型AD変換器16とモータ電流補正演算部17とを含
み、各処理をソフト的に行なう。キャリア同期型AD変
換器16はモータ電流信号をAD変換してモータコイル
電流検出値を出力し、モータ回転数に非同期でサンプリ
ングを行なう。なお、以下の説明においては、この種の
AD変換器としてPWMキャリア周期ごとにサンプリン
グを行なう構成のキャリア同期型AD変換器を例にとっ
て説明する。
【0023】モータ電流補正演算部17はキャリア同期
型AD変換器16から出力されたモータコイル電流検出
値を所定のタイミングでの検出値に補正演算する。すな
わち、位相差検出部8は2ヶ所のモータ駆動電圧を位相
期間ごとに各モータコイル電流検出値を積算してモータ
コイル電流信号面積とし、両モータコイル電流信号面積
の面積比を位相差情報として検出する。目標位相差情報
格納部9は目標とする位相差情報を格納し、加算器10
はその目標位相差情報と位相差検出部8から出力された
位相差情報との誤差データを算出し、その算出結果をP
I演算部11に与える。PI演算部11は、算出された
誤差データに対して比例誤差データ(P)および積分誤
差データ(I)を算出し、PI制御信号をデューテイ基
準値としてPWM作成部15に出力する。
【0024】回転数設定部12はモータ1の回転数指令
を設定し、正弦波データテーブル13は所定のデータ個
数で構成された正弦波データを出力する。正弦波データ
作成部14は回転数設定部12で設定された回転数指令
と、時間経過に従って正弦波データテーブル13からモ
ータコイル端子U,V,Wの各相に対応した正弦波デー
タを読出してPWM作成部15に出力するとともに、U
相の正弦波データからU相のモータ駆動電圧位相情報を
算出して位相差検出部8とモータ電流補正演算部17と
に与える。PWM作成部15は正弦波データとデューテ
ィ基準値とから各相ごとにインバータ回路2の各駆動素
子にモータ駆動電圧であるPWM波形信号を出力する。
【0025】なお、電流センサ5はコイルとホール素子
で構成されたいわゆる電流センサあるいはカレントトラ
ンスでもよい。また、1相だけでなく各相のモータコイ
ル電流を検出するとさらに高精度となる。さらに、正弦
波データの作成は正弦波データテーブル13をもとに作
成せずに演算によって作成しても構わない。
【0026】なお、図1に示すモータ1の駆動波形は、
正弦波とした場合の構成を示しているが、正弦波にする
ことで滑らかなモータコイル電流の供給が可能となるた
め、振動,騒音を少なくできる。しかしながら、これに
限らず、モータロータの磁束分布に合わせたモータコイ
ル電流が得られるような駆動波形を通電すれば、より高
効率な駆動が可能となる。
【0027】2ヶ所のモータ駆動電圧を位相期間で検出
された2つのモータコイル電流信号面積は位相差検出部
8で面積比が計算され、この結果が位相差情報とされ
る。加算器10によってこの位相差情報と目標位相差情
報との誤差量が求められ、PI演算部11でPI演算さ
れ、その出力であるデューティ基準値と別途回転指令か
ら求まる正弦波データとからPWM作成部15がその都
度の出力デューティを計算し、インバータ回路2を介し
てモータコイルに印加することによってモータ1が駆動
される。
【0028】すなわち、モータ駆動電圧(出力デューテ
ィ)に対するモータコイル電流位相差を一定に制御する
ための位相差制御フィードバックループによって、駆動
電圧の大きさ(PWMデューティのデューティ幅)が決
定され、モータ1を所望の回転数で回転させるために、
所望の周波数で出力される正弦波データによって回転数
が決定されるものであり、これによって所望の位相差,
所望の回転数でモータ1が駆動・制御される。
【0029】次に、回転数の設定およびPWM出力につ
いて説明する。この発明による位相差制御方式は、逆起
電圧パルスなどを検出して速度制御を行なう方式とは異
なり、モータの回転数はモータコイルに通電するPWM
波からなる正弦波電圧の周波数で決定される、いわゆる
強制励磁駆動である。
【0030】正弦波データテーブル13には、連続的に
アナログ値を出力すると正弦波波形が出力されるデータ
列が格納されており、このデータ列の参照アドレスがP
WMキャリア周期ごとに所定数ずつ更新される。この所
定数が大きければ高回転数となる。つまり、モータ回転
数は、モータ1の構造的なものを除外すると、PWMキ
ャリア周波数と正弦波データテーブル13の参照データ
との更新間隔で決まる。また、たとえばコイル相数が3
相であれば、それぞれの相のデータは、電気角で120
度ずつずらした正弦波データを参照すればよい。なお、
その都度正弦波演算を行なって正弦波データを作成して
もよい。
【0031】因みに、前記参照アドレスはモータ駆動電
圧の位相情報そのものである。これら求まった各相ごと
の正弦波データと、位相差制御によって算出されたデュ
ーティ基準値とが乗算され、いわゆるPWM波形発生器
などPWM作成部15に入力されてPWM波形信号が出
力される。このPWM波形発生器の概要は、たとえばP
WMキャリア周期で三角波を発生し、この三角波の波高
値と前記乗算された値とを比較し、比較結果に基づいて
High/Low出力する。
【0032】続いて、キャリア周期にかかわらずサンプ
リングタイミングを設定できるタイプのAD変換器を用
いた場合、つまり従来の位相差情報の検出方法について
説明する。
【0033】前述の図8に示したように、モータ電圧位
相における第1の位相期間のモータ電圧位相θ0を0〜
90度,第2の位相期間θ1を90〜180度としてい
る。また、各サンプリングタイミングがすべてtsとい
う等間隔の位相間隔でn回(図8の場合3回ずつ、計6
回)サンプリングするように設定している。そして、位
相差情報は、θ0でのモータコイル電流信号面積をS0
としてI0+I1+I2を積算し、θ1でのモータコイ
ル電流信号面積をS1としてI3+I4+I5を積算
し、2つのモータコイル電流信号面積の比(S0/S
1)を算出する。図8の場合、位相差情報は1である。
【0034】このように、各位相期間におけるサンプリ
ングタイミングを、モータ電圧位相90度を中心として
対称となる位相にできるので、目標位相差の設定などの
制御設計が容易になる。
【0035】ここで、重要なのは、電流サンプリングの
タイミングは常に同じタイミングで行なうことである。
その都度タイミングが異なっていれば検出される位相差
情報も変動してしまい、制御は不可能となってしまうか
らである。
【0036】一方、この発明の構成であるキャリア同期
型AD変換器16を用いた場合は、常に同じタイミング
で、また2箇所の位相期間で対称になることはほとんど
ない。これは、通常PWMキャリアが6kHzなど一定
周波数に設定されているのに対して、モータ回転数は目
的によって変更させているためであり、またモータ回転
数が一定であったとしてもPWMキャリア周期と同期し
ていることはほとんどないためである。
【0037】前述の図10で説明したように、各位相期
間で対称となる所定のサンプリングタイミング(sp
0,sp1,sp2…)に対して、キャリア同期型AD
変換器16のサンプリングタイミングは、(sp0′,
sp1′,sp2′…)とは対称にはならず、また次の
位相期間とも異なったタイミングとなってしまう。この
ため、正確な位相差情報の検出が不可能であり、モータ
駆動に不具合を及ぼす。
【0038】この発明はこの不具合の発生をなくすため
に、モータ電流補正演算部17でキャリア同期型AD変
換器16によるサンプリングタイミングと上記所定のサ
ンプリングタイミングとの差によるモータコイル電流検
出値の差を補正し、正確な位相差情報を得てモータ回転
を安定化するものである。
【0039】補正演算の方法としては、キャリア同期サ
ンプリングタイミングとそのときのモータコイル電流検
出値、そしてキャリア同期サンプリングタイミングと所
定サンプリングタイミングの時間差(位相差)の各値か
ら、所定サンプリングタイミングでのモータコイル電流
検出値を検出するものであり、簡単に言えばキャリア同
期サンプリングタイミングでのモータコイル電流検出値
をもとに、本来(所定サンプリングタイミング)のモー
タコイル電流検出値に近似演算する。
【0040】まず、補正演算にあたって必要となる定数
としては、所定サンプリングタイミング、キャリア同期
サンプリングタイミング、両サンプリングタイミングの
時間差が挙げられる。
【0041】モータ回転数は制御側で設定しており、所
定サンプリングタイミングは回転数に比例している駆動
電圧位相期間をサンプリング回転数で割った値なので、
回転数がわかれば計算できる。また、キャリア同期サン
プリングタイミングはPWMキャリア周期そのものであ
るし、キャリア同期サンプリングタイミングとモータ駆
動電圧位相との関係も、前述のとおり電圧の位相をPW
Mキャリアごとに行なっているので、これから容易に計
算できる。
【0042】したがって、両サンプリングタイミングの
関係(時間差,位相差)も容易に計算可能である。この
ように必要な定数はすべて制御装置内でわかっている値
となる。
【0043】近似演算の方法としては、正弦波駆動の場
合、モータコイル電流としても正弦波状の波形をしてい
るので三角関数を用いるのが効果的であるが、別途多項
式を用いてもよい。
【0044】そして、これら近似式にキャリア同期サン
プリングタイミングとそのときのモータコイル電流検出
値を代入し、サンプリングタイミングを変数とする式を
作成し、これに所定サンプリングタイミングを代入して
本来のモータコイル電流検出値を計算する。
【0045】ここで、近似演算の一例として、線形近似
式による方法を説明する。線形近似は簡単な処理で求め
られるし、正弦波電流などモータコイル電流波形に急激
な変化がない場合には精度的にも十分な方法である。
【0046】図2はモータ駆動電圧位相とモータコイル
電流を示す図である。図2において、位相差を0度とし
ており、モータ駆動電圧位相のθ0,θ1をそれぞれの
位相期間とし、両位相期間のモータコイル電流検出値の
積算値の比を位相差情報とする。
【0047】まず、所定のサンプリングタイミングでサ
ンプリングできるとすれば、サンプリングタイミングは
(sp0〜sp5)であり、モータコイル電流波形を正
弦波とすれば、それぞれのモータコイル電流検出値積算
値(S0,S1)はS0=S1で位相差情報は1とな
る。
【0048】図1のブロック図に示されているキャリア
同期型AD変換器16を用いた場合のサンプリングタイ
ミングは(sp0′〜sp8′)となり、各モータコイ
ル電流検出値積算値(S0′,S1′)もS0′≠S
1′で正確な位相差情報が得られない。このため、検出
されたモータコイル電流検出値(I0′,I8′)を補
正して所定のサンプリングタイミングにおけるモータコ
イル電流検出値(I0〜I5)を導出することとなる。
【0049】一例として、sp2でのモータコイル電流
検出値I2の導出について説明する。電流検出値I2を
導出するためには、実際にAD変換されたsp3′,s
p4′でのモータコイル電流検出値I3′,I4′と、
サンプリングタイミングsp3′とsp2との時間差t
2−3′を使用する。
【0050】sp3′のタイミングを位相期間開始から
の時間で表わせば、tpwm×3+tpwm0である。
このtpwmはPWMキャリア周期そのものであり、t
pwm0はPWMキャリアごとに設定,出力をしている
モータ駆動電圧の位相情報をそのまま使用すれば導出で
きる。たとえば、sp−1′での位相設定が355°
(−5°)でsp0′での位相設定が5°とすると、t
pwm0=tpwm/2である。また、sp2のタイミ
ングを位相期間開始からの時間で表わせば、モータ駆動
電圧位相0〜180度を5等分した値tsに2を掛けた
値ts×2で導出できる。なお、前述のように回転数は
制御装置内で設定している値である。したがって、時間
差t2−3′は(ts×2)−(tpwm×3+tpw
m0)となる。
【0051】これらから、sp2でのモータコイル電流
検出値I2は下記の式で導出できる。
【0052】I2=(I4′−I3′)×((ts×
2)−(tpwm×3+tpwm0))/tpwm+I
3′ 上式において、tpwm,tsはキャリア周期が一定で
モータ回転数が一定の状況では定数となるので、tpw
m0導出のためにモータ駆動電圧位相が0度となるタイ
ミングをモータ駆動の設定時に確認しておけば、本来の
モータコイル電流検出値I2を簡単に求めることができ
る。
【0053】このようにして、各モータコイル電流検出
値I0〜I5を線形近似をはじめとする補正演算によっ
て求め、その後は前述した従来方法と同様に積算,比を
算出することで、キャリア同期型AD変換器16を使用
しても正確な位相差情報を求めることができ、安定なモ
ータ駆動が可能になる。
【0054】図3はこの発明の第2の実施形態の要部を
示すブロック図である。前述の第1の実施形態での補正
演算は各モータコイル電流検出値ごとに行なうようにし
たが、この図3に示した実施形態は、位相差検出部8a
内に積算値補正演算部18を設け、キャリア同期型AD
変換器16の出力を補正する。積算値補正演算部18は
補正値検出部19で検出された各補正値を記憶する記憶
部20を含む。そして、積算値補正演算部18は、モー
タコイル電流検出値の積算時に一括して補正演算を行な
う。これにより、積算時に一度だけ補正演算すればよい
ので、制御構成がほぼ簡潔にでき、積算時以外のときに
はたとえば製品としてのシステム的な処理を継続して行
なうことができるので、処理効率が向上する。
【0055】図4はこの発明の第3の実施形態の構成を
示すブロック図である。この図4に示した実施形態は、
モータ駆動電圧の所定の位相期間における、キャリア同
期サンプリングタイミング、すなわちPWM周期が多い
ときに特に有効であり、具体的にはモータ回転数が低い
とき、あるいはPWMキャリア周波数が高いときに有効
な方法である。この図4では、位相差検出部8bでのモ
ータコイル電流検出値積算方法に特徴がある。
【0056】図5は、図4の実施形態におけるモータコ
イル電流波形およびサンプリングタイミング図を示す。
図5に示すモータ電圧位相期間θ(=θ0+θ1)にお
いてADサンプリングはキャリア同期サンプリングタイ
ミングsp0′〜spn′で行なわれている。なお、図
5では全サンプリング回数n+1は奇数としている。こ
こで、キャリア同期サンプリングタイミングsp0′〜
spn′でのモータコイル電流検出値I0′〜In′に
おいて、積算回数を(n+1)/2の整数値Nintと
して余りは無視する。そして、積算値S0′は時間的に
古いほうからI0′,I1′…,Nint回積算し、積
算値S1′は時間的に新しい方からIn′,In−
1′,…,Nint回積算する。そして、各積算値S
0′とS1′の比を計算してこれを位相差情報とする。
【0057】したがって、全サンプリング回数(n+
1)が奇数の場合には、位相期間中のサンプリングsp
0′〜spn′のうち、真中のサンプリングspc′が
キャンセルされることとなる。
【0058】この実施形態は、モータ回転数が低い、あ
るいはPWMキャリア周波数が高く、位相期間中におけ
るサンプリング回数が十分多い場合にはサンプリングタ
イミングが変動することにより位相差情報への誤差が少
なくなることに注目したものである。
【0059】該位相差情報への誤差は、モータ駆動電圧
の所定位相期間θとPWMキャリア周期tpwmで決ま
り、θを180度とし、tpwmを1度相当分(n+1
=180)とすれば、誤差は1度以内に抑えられるとい
うことである。
【0060】なお、サンプリング総数n+1が奇数の場
合には、上記のように真中のサンプリングsp′をキャ
ンセルすることで、位相差情報誤差は最小限に抑えるこ
とができる。これは端部をキャンセルすることによる所
定位相期間の実質的な縮小をなくすためである。
【0061】このように、この実施形態によれば、キャ
リア同期型AD変換器16を使用しても、従来の位相差
検出方法と同等の処理規模で位相差情報を算出すること
ができる。
【0062】上述の説明では、AD変換器としてキャリ
ア同期型AD変換器16を用いるようにしたが、これに
限定されることはなく、モータ制御以外の処理のために
モータ回転数に同期してサンプリングできない、モータ
回転数非同期サンプリングで使用しているAD変換器を
用いた場合でも、サンプリング時刻さえわかっていれば
この発明を実現できることはいうまでもない。
【0063】図6は、この発明の第4の実施形態の構成
を示すブロック図である。この実施形態は、回転数に応
じてPWMキャリア周波数を変更していくことを特徴と
するものであり、PWM作成部15aに回転数情報が入
力され、PWM作成部15aでは以下に説明するよう
に、回転数情報に応じてPWMキャリア周波数を変更す
る。キャリア同期型AD変換器16を使用する欠点は、
モータ駆動電圧位相(回転数に比例)とPWMキャリア
周波数(サンプリングタイミング)とが同期していない
ため、サンプリングタイミングが変動してしまい正確な
位相差情報が得られない。
【0064】そこで、図6に示した実施形態のように、
モータ駆動電圧位相(回転数に比例)とPWMキャリア
周波数(サンプリングタイミング)とが同期するよう
に、モータ回転数に応じてPWMキャリア周波数を変更
していけば、正確な位相差情報が得られる。
【0065】なお、位相期間においてのサンプリングタ
イミングを一定位相に保つために、PWM周波数変更時
にはモータ駆動電圧位相0度にPWMキャリア周波数の
タイミングを合わせる操作が行なわれる。これは、モー
タ回転数変更時に伴うPWMキャリア周波数変更時の最
初にモータ駆動電圧位相0度と同時にPWMタイマのリ
セットを行なうだけであるので、簡単に行なうことがで
きる。
【0066】このモータ回転数変更時に伴うPWMキャ
リア周波数の変更は、たとえばモータ1回転中にモータ
駆動電圧波形を2周期繰返すとすれば、3000rpm
(50Hz)の回転数のときには1周期分の時間は0.
01sec(100Hz)となり、全位相期間0〜18
0度期間は0.005secとなる。サンプリングタイ
ミングを両位相期間で対称になるようにするには、全位
相期間である0〜180度期間を全サンプリング回数−
1で割ればよく、たとえば全サンプリング回数を6回と
すれば、PWMキャリア周期は0.005sec/(6
−1)=0.001secとなる。PWMキャリア周波
数としては1kHzである。
【0067】なお、このPWMキャリア周波数はサンプ
リング回数に比例した値であればよく、上記の例の場合
であれば1kHzの整数倍としてもよい。そして、サン
プリング回数に合ったタイミングでのサンプリング値あ
るいは両位相期間で対称となるタイミングでのサンプリ
ング値のみを有効とすればよい。
【0068】なお、通常PWMキャリア周波数の変更
は、PWMタイマレジスタの設定だけであるため、容易
に変更することができる。
【0069】図7は、図6に示した実施形態でのモータ
コイル電流波形とサンプリングタイミング図である。次
に、図7を参照して、回転数に応じてPWMキャリア周
波数を変更したときのサンプリングタイミングについて
説明する。図7(a)に示すようにモータ回転数低速時
のPWMキャリア周期tpwm0を図7(b)に示すモ
ータ回転数高速時にtpwm1に変更することでサンプ
リングタイミングは同期しており、これにより正確な位
相差情報を検出できることがわかる。また、図7(c)
は、PWMキャリア周期tpwm2のように所定サンプ
リングタイミングの整数倍(ここでは2倍)とした例も
示す。
【0070】なお、モータコイル電流検出は必ずしも等
間隔タイミングで行なう必要はなく、位相期間θ0,θ
1で対称となるタイミングでサンプリングすればよく、
図7(c)に示す2倍サンプリングの例で、θ0では最
初から3回のモータコイル電流検出値を、θ1では最後
から3回のモータコイル電流検出値を用いて位相差情報
の検出を行なってもよい。
【0071】なお、この発明はモータ回転数の変更が少
ない状況あるいは回転数の変更を段階的に行なうような
状況において特に有効なものとなる。
【0072】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0073】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、キャ
リア同期型AD変換器をはじめとするモータ回転数非同
期サンプリングのAD変換器を用いたモータ制御装置に
おいても正確な位相差情報を得ることができるので、正
弦波駆動をはじめとする180度通電駆動の低層音,低
振動,高効率が実現できる。
【0074】また、制御デバイスの選定範囲が広がり、
さらに処理内容の自由度が広がり、適用範囲が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 この発明の第1の実施形態におけるモータコ
イル電流波形およびサンプリングタイミング図である。
【図3】 この発明の第2の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 この発明の第3の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 この発明の第3の実施形態におけるモータコ
イル電流波形およびサンプリングタイミング図である。
【図6】 この発明の第4の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】 この発明の第4の実施形態におけるモータコ
イル電流波形およびサンプリングタイミング図である。
【図8】 従来の位相差制御における位相差検出の方法
を示すモータコイル電流波形およびサンプリングタイミ
ング図である。
【図9】 従来のキャリア同期型AD変換器の動作を説
明するための波形図である。
【図10】 従来のキャリア同期型AD変換器による位
相差検出の欠点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 モータ、2 インバータ回路、3 コンバータ回
路、4 AC電源、5電流センサ、6 モータ電流検出
アンプ、7 マイクロコンピュータ、8,8a,8b
位相差検出部、9 目標位相差情報格納部、10 加算
器、11 PI演算部、12 回転数設定部、13 正
弦波データテーブル、14 正弦波データ作成部、1
5,15a PWM作成部、16 キャリア同期型AD
変換器、17 モータ電流補正演算部、18 積算値補
正演算部、19 補正値検出部、20 記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/18 H02P 6/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動電圧を基準とした複数の位相
    期間中のモータコイル電流検出値を積算し、各位相期間
    での積算値の比を算出して位相差情報を導出し、該位相
    差情報を所定の値に制御してモータを駆動するモータ制
    御装置であって、 サンプリングタイミングが前記モータの回転数に対して
    非同期に設定され、前記モータコイルの電流をサンプリ
    ングして前記モータコイル電流検出値を出力するAD変
    換手段、および前記AD変換手段から出力されるモータ
    コイル電流検出値をモータ回転数に同期したサンプリン
    グすべき所定のタイミングでのモータコイル電流検出値
    に補正演算するモータ電流補正演算手段を備えたことを
    特徴とする、モータ制御装置。
  2. 【請求項2】 モータ駆動電圧を基準とした複数の位相
    期間中のモータコイル電流検出値を積算し、各位相期間
    での積算値の比を算出して位相差情報を導出し、該位相
    差情報を所定の値に制御してモータを駆動するモータ制
    御装置であって、 サンプリングタイミングがモータの回転数に対して非同
    期に設定され、モータコイルの電流をサンプリングして
    前記モータコイル電流検出値を出力するAD変換手段、
    および前記位相差情報算出時に前記AD変換手段による
    サンプリングタイミングとモータ回転数に同期したサン
    プリングすべき所定タイミングとのずれによる検出誤差
    を補正演算する積算値補正演算手段を備えたことを特徴
    とする、モータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記補正演算は、本来のサンプリングす
    べきモータ回転数に同期した所定のサンプリングタイミ
    ング前後の前記AD変換手段によるサンプリングタイミ
    ングでのモータコイル電流検出値から、近似演算して求
    めることを特徴とする、請求項1または2に記載のモー
    タ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記近似演算は、線形近似であることを
    特徴とする、請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 モータ駆動電圧を基準とした複数の位相
    期間中のモータコイル電流検出値を積算し、各位相期間
    での積算値の比を算出して、位相差情報を導出し、該位
    相差情報を所定の値に制御してモータを駆動するモータ
    制御装置であって、 サンプリングタイミングはモータの回転数に対して非同
    期に設定され、モータコイルの電流をサンプリングして
    前記モータコイル電流検出値を出力するAD変換手段、
    および前記モータコイル電流検出値の積算回数を複数の
    位相期間全体のサンプリングポイント数を2で割った整
    数値とし、一方の位相期間でのモータコイル電流検出値
    の積算を位相期間開始直後の時間的に古いサンプリング
    ポイントから行ない、もう一方の位相期間でのモータコ
    イル電流検出値の積算を位相期間終了直前の時間的に新
    しいサンプリングポイントで行なう電流検出値積算手段
    を備えたことを特徴とする、モータ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記AD変換手段は、モータ駆動電圧を
    出力するPWM発生器のキャリア周期に同期してADサ
    ンプリングを行なうキャリア同期型AD変換器であるこ
    とを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載のモ
    ータ制御装置。
  7. 【請求項7】 モータ駆動電圧を基準とした複数の位相
    期間中のモータコイル電流検出値を積算し、各位相期間
    での積算値の比を算出して位相差情報を導出し、該位相
    差情報を所定の値に制御してモータを駆動するモータ制
    御装置であって、 モータ駆動電圧を出力するPWM発生器のキャリア周期
    に同期してモータコイル電流をサンプリングしてモータ
    コイル電流検出値を出力するキャリア同期型AD変換手
    段を備え、 前記キャリア同期型AD変換手段によるサンプリングタ
    イミングと本来サンプリングすべき所定タイミングとが
    一致するようにキャリア周期を変更することを特徴とす
    る、モータ制御装置。
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