JP3439050B2 - 開閉蓋 - Google Patents

開閉蓋

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JP3439050B2
JP3439050B2 JP29227096A JP29227096A JP3439050B2 JP 3439050 B2 JP3439050 B2 JP 3439050B2 JP 29227096 A JP29227096 A JP 29227096A JP 29227096 A JP29227096 A JP 29227096A JP 3439050 B2 JP3439050 B2 JP 3439050B2
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一二三 黒川
耕 山本
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株式会社ダイクレ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、人が出入りする出
入口或いは各種の原料、製品、廃棄物等を投入する投入
口に設けられ、比較的重量のある開閉蓋に関する。
【0002】
【従来技術】この種の開閉蓋が設けられる箇所の一つの
例に雪国における雪対策施設として道路下に配設された
流雪溝への投雪口がある。すなわち雪国では除雪車によ
り除雪されて道路脇に堆積する雪、屋根から降されて軒
下に堆積する雪、その他道路等上の積雪を除排雪するた
めの施設として道路下に除雪溝が設けてあり、除雪溝に
は道路に沿い適宜の間隔を存して開閉蓋を備えた投雪口
が設けられている。そして除排雪時には開閉蓋を開けて
掻き集めた雪を投雪口より投入し、河川より導入した河
川水や家庭から排出される温排水を利用して流してい
る。
【0003】こうした流雪溝は通常主要道路に設置さ
れ、大型車両も通行するために蓋にはかなりな剛性が要
求され、そのために蓋の重量が大で、開閉が困難になっ
ている。特開平8−68101号には、蓋の開閉を容易
にするために蓋の開閉に連動して昇降するバランスウェ
イト付アームを設けたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のバランスウェイ
ト付アームを備えた開閉蓋では大きな力を要さず、軽快
に開閉できる利点があるが、蓋を持ち上げるときアーム
が下がり、蓋を閉じたときにはアームが水平となるよう
に蓋の枢軸とアームの枢軸を歯車伝動機構を介して連結
しているため構造が複雑となる嫌いがあり、また長期の
使用により歯車伝動機構がガタ付いたり、錆付いたりし
て軽快な動きが損なわれがちとなる。
【0005】図1に示すように、蓋1とバランスウェイ
ト2付のアーム3とを一体に連結すれば、構造が簡単で
動きもスムースとなり、長期に亘り開閉が安定して行え
るが、蓋1を開いたときバランスウェイト2が投入口4
に突出し、投入の障害となる。マンホールなど人が出入
する出入口についても同様、バランスウェイトが出入口
に突き出すと、人の出入りの障害となる。
【0006】本発明は、上記の問題を解消し、バランス
ウェイトが出入口や投入口に突き出すことのない開閉蓋
を提供することを第1の目的とし、閉じたときには、自
動的にロックして不用意に浮き上がることのない開閉蓋
を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題の解決手段】第1の目的を達成するための開閉蓋
は、バランスウェイトが蓋の開き始め或いは閉じ終わり
の開閉に最も大きな力を要する時期に蓋の動きに追随し
て蓋に作用し、蓋がある程度開いたのちは蓋の動きに追
随しないでフリー状態となるようにしたもので、枢軸を
備えるか、或いは枢軸に軸支される開閉蓋と、枢軸に軸
支されるバランスウェイト付アームとよりなり、蓋が開
き始めるときと閉じ終わるときの開閉に最も大きな力を
要するときにバランスウェイト付アームが蓋の動きに追
随して蓋に作用し、蓋と一体となって連動する一方、蓋
がある程度開いたのちはバランスウェイト付アームが蓋
の動きに追随しないで、フリー状態となるようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】図2に示すように、閉じた蓋1を持ち上げ
るときに要する力Fは、枢軸oからの距離をL、蓋1の
重心に作用する重量をW、重心までの距離をlとする
と、F=Wl/Lとなるが、蓋1が一点鎖線で示すよう
に持上げられたときに要する力F´は重心までの距離を
l´とするとF´=Wl´/Lとなり、l´<lである
からF´<Fとなる。つまり蓋1は開く角度が大きくな
る程重心までの距離が短くなり、梃子の作用により蓋の
持上げに要する力が小さくなる。
【0009】本発明の開閉蓋によれば、開き始めと閉じ
終わりの開閉に最も大きな力を要するときにバランスウ
ェイトが作用して蓋の開閉をスムースにする一方、蓋が
ある程度開いてその開閉に大きな力を要さなくなったと
きに、バランスウェイトが蓋に作用しなくなってフリー
状態となり、それ以後蓋を開けてもバランスウェイトが
追随せず、その自重により垂下状態を維持するようにな
る。
【0010】蓋が開き始めるときと閉じ終わるきにバラ
ンスウェイトが作用し、蓋がある程度開くとバランスウ
ェイトが作用しないようにするには、例えば図3に示す
ように、蓋11に枢軸12を軸支する凹形の支持金具1
3を固着し、バランスウェイト14付きのアーム15端
を支持金具内の枢軸12に軸支するとよい。図3に示す
状態では、バランスウェイト14により矢印の反時計方
向のモーメントMw(蓋11による時計方向のモーメン
トをMとすると、M>Mwで、蓋11は静止状態を続け
る)が働き、蓋11を軽く開閉することができる。蓋1
1がある程度開き、バランスウェイト14の重心を通る
矢印の作用線が図4に示すように枢軸17と一致し、鉛
直方向を向くと、バランスウェイト14はそれ以上反時
計方向に回動するようなことはなく、蓋11を更に開い
てもバランスウェイト14は追随しない。したがって図
4の実線で示す状態より、一点鎖線で示すように蓋11
を更に開いてもバランスウェイト14は図4の実線位置
に留まり、図の右側に突出することはない。
【0011】以上のように蓋11は図3に示す閉じた状
態より開こうとすれば、蓋11によるモーメントMとバ
ランスウェイトによるモーメントMwの差である(M−
Mw)以上のモーメントで蓋11を持ち上げればよく、
軽く開閉することができるが、反面何等かの衝撃を与え
ると浮き易い。道路に設置される蓋のように、その上を
車両が走行する蓋では、車両の走行により蓋が不用意に
浮くと、後輪が蓋に当ったり、後続の車両が蓋に当たっ
て蓋や車両を損傷したり、事故を起こす危険性がある。
【0012】第2の目的を達成するための開閉蓋は、こ
の問題を解消するためのもので、蓋を閉じたとき、閉じ
る動作に連動して蓋をロックするロック機構を設けると
共に、ロック機構のロックを解除する操作部材を設けた
ことを特徴とする。本発明の開閉蓋によれば、蓋を閉じ
ると、蓋が自動的にロックされ、以後蓋が不用意に開く
ことはない。蓋を開けるときには操作部材によりロック
機構のロックを解除する。
【0013】図5は、蓋のロック機構と操作部材の一例
を示すもので、出入口又は投入口21には傾斜した掛止
部材22を固定する一方、蓋23にはバネ(図示省略)
の作用により常には図の反時計方向に付勢され、ストッ
パー24にて回転止めされる爪レバー25を軸支し、爪
レバー25の降下時、掛止部材22に係合すると、図の
時計方向に押し出され、更に降下すると、掛止部材22
を外れたのち反時計方向に復動し、爪25aが掛止部材
22に掛止してロック状態となる。爪レバー25はまた
二又25bを有しており、二又25bには操作軸26が
通され、その下端には抜け止めのためナット27が取付
けられている。
【0014】ロック状態を解除するときには、操作軸上
端の取手28を掴んで持ち上げる。すると、図6に示す
ように爪レバー25が反時計方向に回動して爪25aを
掛止部材22より離脱させる。この状態で蓋23は持上
げ可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図7及び図8は、投雪口に設けら
れる開閉蓋を示すもので、ベアリングバー31aとツイ
ストバー31bよりなる溝蓋31よりなり、その上には
図示省略したカバーが取付けてあり、枢軸17には図3
に示すように溝蓋31とバランスウェイト付きのアーム
15が回転可能に軸支されている。
【0016】溝蓋31のベアリングバー間には軸受32
が固着され、操作軸26が昇降可能に通されている。そ
して軸承32と爪レバー25との間にはナット33が止
着されている。これにより操作軸25はナット33が軸
承32に当たるまで上昇可能で、取手28を掴んで持ち
上げると、爪レバー25がバネの作用に抗して反時計方
向に回動し、爪25aが掛止部材22より外れると共
に、ナット33が軸承32に係合する(図5参照)。取
手28を更に持ち上げると、バランスウェイト付きのア
ーム15が下向きに回動しながら溝蓋31が開き、溝蓋
31がある程度開いてバランスウェイト付きのアーム1
5が鉛直方向を向くと(図4参照)、溝蓋31を更に開
いてもバランスウェイト14は鉛直方向を向いたまゝ維
持され、投雪口21内に突出することはない。
【0017】溝蓋31を閉じるときには、取手28を溝
蓋31に当たるまで押下げておく。これにより爪レバー
25は図5に示す状態で掛止部材22に係合しロックす
る。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の開閉蓋によれば、開き始
めと閉じ終わりの開閉に最も大きな力を要するときに
は、バランスウェイトの作用により蓋の開閉がスムース
に行われ、蓋がある程度開いて開閉に大きな力を要しな
くなったときには、バランスウェイトが鉛直方向を向い
て開閉蓋に追随しなくなり、したがって蓋がある程度開
いたのちは、それ以上開いてもバランスウェイトが出入
口や投入口内に突出しないようにすることができる。
【0019】請求項2記載の開閉蓋によれば、蓋に凹形
の支持金具を設け、これにバランスウェイト付アームを
軸支するのみの簡単な構成で以って上記請求項1記載の
効果を挙げることができる。請求項3記載の開閉蓋によ
れば、蓋を閉じると自動的にロックされ、蓋が不用意に
浮き上がることによる事故や機器の損傷及び危険を防ぐ
ことができる。
【0020】請求項4記載の開閉蓋により蓋を閉じると
きに自動的にロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋とバランスウェイト付アームを一体に連結し
た場合の開閉蓋を示す図。
【図2】蓋を持上げるときの作用説明図。
【図3】蓋を開いたときの作用説明図。
【図4】バランスウェイトがフリー状態になったときを
示す図。
【図5】ロック機構と操作部材の拡大図。
【図6】ロックが解除されたときの状態を示す拡大図。
【図7】カバーを取外した開閉蓋の平面図。
【図8】開閉蓋の正面図。
【符号の説明】
1、11、23、31・・蓋 12・・
枢軸 13・・支持金具 14・・
バランスウェイト 15・・アーム 21・・
投入口 22・・掛止部材 24・・
ストッパー 25・・爪レバー 26・・
操作軸 27、33・・ナット 28・・
取手 31・・溝蓋 32・・
軸受 34・・投雪口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03F 5/10 E03F 5/06 B65D 88/00 - 90/66

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枢軸を備えるか、或いは枢軸に軸支される
    開閉蓋と、枢軸に軸支されるバランスウェイト付アーム
    とよりなり、蓋が開き始めるときと閉じ終わるときの開
    閉に最も大きな力を要するときにバランスウェイト付ア
    ームが蓋の動きに追随して蓋に作用し、蓋と一体となっ
    て連動する一方、蓋がある程度開いたのちはバランスウ
    ェイト付アームが蓋の動きに追随しないで、フリー状態
    となるようにしたことを特徴とする開閉蓋。
  2. 【請求項2】蓋が開き始めるときと閉じ終わるきにバラ
    ンスウェイトが作用し、蓋がある程度開くとバランスウ
    ェイトが作用しないようにするには、蓋に枢軸を軸支す
    る凹形の支持金具を固着すると共に、バランスウェイト
    付アーム端を支持金具内の枢軸に軸支する請求項1記載
    の開閉蓋。
  3. 【請求項3】蓋を閉じたとき、閉じる動作に連動して蓋
    をロックするロック機構を設けると共に、ロック機構の
    ロックを解除する操作部材を設けたことを特徴とする請
    求項1又は2のいづれかの請求項に記載の開閉蓋。
  4. 【請求項4】ロック機構は、出入口又は投入口に設けら
    れる傾斜した掛止部材と、回動可能に軸支され、回動に
    より掛止部材に係脱可能に掛止する爪を備えた爪レバー
    とよりなり、操作部材は爪を掛止部材より離脱させる方
    向に爪レバーを回動させるように作用する請求項3記載
    の開閉蓋。
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KR101210862B1 (ko) 2011-07-28 2012-12-18 주식회사 포스코 코크스 오븐
JP6188648B2 (ja) * 2014-06-03 2017-08-30 東北岡島工業株式会社 溝蓋用外れ止め装置
JP6924022B2 (ja) * 2016-12-15 2021-08-25 シャープ株式会社 洗濯機

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