JP3438183B2 - シールド掘進機の排土装置 - Google Patents

シールド掘進機の排土装置

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修介 水野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘進機の
排土装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】土圧バランス型および泥土圧式シールド
掘進機や機械式のシールド掘進機では、掘削した土砂を
カッターチャンバー内に取り込み、取り込んだ土砂を引
き出し用スクリューコンベアで外部へ排出する構造が採
用されている。そのような構造において、掘削面積が小
さい場合には1本のスクリューコンベアで可能である
が、面積が広くなると複数本の引き出し用スクリューコ
ンベアを必要とした。しかし従来のシールド掘進機で
は、複数本のスクリューコンベアが独立した排土系統と
なっており、各スクリューコンベアが引き出した土砂
は、各スクリューコンベアごとに接続した排土管を通っ
て独立して坑外まで排出される構造であった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】前記した従来のシー
ルド掘進機の排土装置にあっては、次のような問題点が
ある。 <イ>各スクリューコンベアが引き出した土砂は、各ス
クリューコンベアごとに独立して坑外まで排出される構
造であるから、多数本の排土管がトンネル内に配置され
ることになる。 <ロ>そのためにシールド掘進機の内部では、セグメン
トを組み立てるエレクターの作業空間がきわめて狭いも
のとなり、作業能率が低下し、安全性にも問題があっ
た。 <ハ>シールド掘進機の後方のトンネル内部においても
多数本の排土管群が空間を占拠するために広い作業通路
を確保することができず、各種の作業の障害となってい
る。
【0004】本発明は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、シールド掘進機の内部や工
法のトンネル内において、排土系統の締める容積を最小
限として、作業や安全に支障を与えることのない、シー
ルド掘進機の排土装置を提供することを目的とする。ま
た本発明は、粘着力や付着力の高い土砂であっても固結
しにくく、運搬効率を良好に維持することができる、シ
ールド掘進機の排土装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明のシールド掘進機の排土装置は、掘
削した土砂をカッターチャンバー内に取り込み、取り込
んだ土砂を、中心軸の周囲に螺旋羽根を取り付けて構成
したスクリューコンベアで外部へ排出する構造の排土装
置において、カッターチャンバーの坑口側の隔壁には複
数の引き出し用スクリューコンベアの一端の取り込み口
を開口し、この引き出し用スクリューコンベア群の他端
隔壁よりも坑口側の一か所に集め、この合流点には1
本の合流用スクリューコンベアの一端を配置し、この合
流用スクリューコンベアの他端を坑口に向けて延長し、
各スクリューコンベアは、その合流点側は中心軸をもた
ない螺旋羽根のみによって構成した、シールド掘進機の
排土装置を特徴としたものである。
【0006】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
のシールド掘進機の排土装置の実施例について説明す
る。
【0007】<イ>引き出し用スクリューコンベアの取
り込み側。 シールド掘進機1において、掘削した土砂を取り込むカ
ッターチャンバーの坑口側には隔壁2が設けてある。こ
の隔壁2には、複数の引き出し用スクリューコンベア3
の一端の取り込み口を開口する。この引き出し用スクリ
ューコンベア3は、中心軸31の周囲に螺旋羽根32を
取り付け、これを筒体の内部で回転させる構造のスクリ
ューコンベアである。この引き出し用スクリューコンベ
ア3の取り込み口は、カッターチャンバーの一部に集中
させるのではなく、なるべく広範囲にわたって分散して
開口する。
【0008】<ロ>引き出し用スクリューコンベアの排
出側。 このような状態で分散して隔壁2の坑口側に設けた引き
出し用スクリューコンベア3群の他端は、そのまま分散
させるのではなく、一か所の合流点6において集合させ
る。この引き出しスクリューコンベア3群の合流点6
は、シールド掘進機1の内部であることが望ましいが、
特にセグメント組み立て用のエレクタ−装置4よりも隔
壁2側に配置すると最適である。そのように配置する
と、引き出し用スクリューコンベア3によって、エレク
タ−装置4の作動やセグメント組み立て作業が受ける障
害を最小限に押さえることができるからである。
【0009】<ハ>合流用スクリューコンベア。 こうして引き出し用スクリューコンベア3の他端を一か
所に集合させた合流点6には1本の合流用スクリューコ
ンベア5の一端を配置する。この合流用スクリューコン
ベア5も、中心軸51の周囲に螺旋羽根52を取り付
け、これを筒体の内部で回転させる構造のスクリューコ
ンベアである。合流用スクリューコンベア5へは、複数
本の引き出し用スクリューコンベア3から引き出されて
土砂が供給されるのであるから、その直径は引き出し用
スクリューコンベア3の直径よりも大きいものとなる。
この合流用スクリューコンベア5の他端は、坑口に向け
て延長する。そしてトンネル内を坑口まで通過させ、あ
るいは途中から他の運搬手段に引継ぎを行なうように配
置する。
【0010】<ニ>合流点の構造。 上記した引き出し用スクリューコンベア3と、合流用ス
クリューコンベア5は、合流点6側は特殊な構造とす
る。すなわち、引き出し用スクリューコンベア3も、合
流用スクリューコンベア5も、合流点6側の螺旋2、3
枚分は中心軸をもたない螺旋羽根のみによって構成す
る。中心軸を持たない部分の内部断面積は、中心軸を備
えた部分の内部断面積よりも大きくなる。
【0011】<ホ>土圧計の設置。 前記したように隔壁2には複数の引き出し用スクリュー
コンベア3の一端の取り込み口を開口するが、さらに各
取り込み口の近傍には土圧計を配置する。この土圧計の
圧力が一定値より上昇すると、土砂の引き出しが順調に
進行していないことが判明する。その場合には土圧計の
数値に応じて、その近傍に配置したスクリューコンベア
3の回転数を上昇させる。こうして複数本のスクリュー
コンベア3を使用して、広い範囲からスムーズに土砂を
引き出すことができる。
【0012】
【本発明の効果】本発明のシールド掘進機の排土装置は
以上説明したようになるから次のような効果を得ること
ができる。 <イ>複数本のスクリューコンベア3が引き出した土砂
は、1本のスクリューコンベア5に合流して坑外まで排
出される構造である。したがって1本の排土管だけがト
ンネル内に配置されることになる。 <ロ>そのためにシールド掘進機1の後方のトンネル内
部において多数本の排土管群が空間を占拠するものでは
ないために、広い作業通路を確保することができ、各種
の作業が容易であるとともに安全である。 <ハ>各スクリューコンベアは、その合流点付近では中
心軸のない、螺旋羽根のみによって構成してある。その
ために合流点付近では中心軸が存在しない分だけ急激に
内部空間が広くなる。したがって礫や土砂の噛み込みが
発生しがたく、円滑な搬出を行うことができる。 <ニ>粘着力、付着力の高い土砂を運搬する時にも、合
流点付近では中心軸が存在しないために、各螺旋羽根に
よって仕切られた個室とならいない。したがって土砂の
厚密を起こさず、螺旋羽根への付着、固結が生じず、反
対に螺旋羽根が厚密傾向の土砂をほぐす作用を行い、付
着、固結を阻止することができる。<ホ>合流点付近で
は中心軸が存在しないために、土砂が円滑に移動する。
そのために土砂による摩耗が低減して装置の寿命を長く
保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシールド掘進機の排土装置の実施例の
平面図
【図2】その正面図
【図3】スクリューコンベアの配置図
【図4】引き出しスクリューコンベアと、合流スクリュ
ーコンベアの合流点の説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 治 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 水野 修介 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播 磨重工業株式会社 愛知工場内 (72)発明者 門田 克美 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播 磨重工業株式会社 愛知工場内 (56)参考文献 特開 昭53−641(JP,A) 実開 昭61−164398(JP,U) 特公 平5−38114(JP,B2) 実公 昭61−24632(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削した土砂をカッターチャンバー内に取
    り込み、取り込んだ土砂を、中心軸の周囲に螺旋羽根を
    取り付けて構成したスクリューコンベアで外部へ排出す
    る構造の排土装置において、 カッターチャンバーの坑口側の隔壁には複数の引き出し
    用スクリューコンベアの一端の取り込み口を開口し、 この引き出し用スクリューコンベア群の他端を隔壁より
    も坑口側の一か所に集め、 この合流点には1本の合流用スクリューコンベアの一端
    を配置し、 この合流用スクリューコンベアの他端を坑口に向けて延
    長し、 各スクリューコンベアは、その合流点側は中心軸をもた
    ない螺旋羽根のみによって構成した、 シールド掘進機の排土装置
  2. 【請求項2】カッターチャンバーの坑口側の隔壁には複
    数の引き出し用スクリューコンベアの一端の取り込み口
    を開口するとともに、 各取り込み口の近傍には土圧計を配置し、 各土圧計の数値に応じて、近傍に配置された各スクリュ
    ーコンベアの回転数を決定するように構成した、 請求項1記載のシールド掘進機の排土装置。
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