JP3438075B2 - 磁気テ−プおよびこの磁気テ−プを巻回した磁気テ−プ巻回体並びにこの磁気テ−プ巻回体を装着した磁気テ−プカ−トリッジ - Google Patents
磁気テ−プおよびこの磁気テ−プを巻回した磁気テ−プ巻回体並びにこの磁気テ−プ巻回体を装着した磁気テ−プカ−トリッジInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気テ−プおよびこの
磁気テ−プを巻回した磁気テ−プ巻回体並びにこの磁気
テ−プ巻回体を装着した磁気テ−プカ−トリッジに関
し、さらに詳しくは、幅方向に厚み差を設けた磁気テ−
プと、この幅方向に厚み差を設けた磁気テ−プを巻回し
た巻き乱れがなくて巻き姿が良好な磁気テ−プ巻回体
と、この磁気テ−プ巻回体を本体内に装着した磁気テ−
プの巻き姿が良好で信頼性に優れた磁気テ−プカ−トリ
ッジに関する。
磁気テ−プを巻回した磁気テ−プ巻回体並びにこの磁気
テ−プ巻回体を装着した磁気テ−プカ−トリッジに関
し、さらに詳しくは、幅方向に厚み差を設けた磁気テ−
プと、この幅方向に厚み差を設けた磁気テ−プを巻回し
た巻き乱れがなくて巻き姿が良好な磁気テ−プ巻回体
と、この磁気テ−プ巻回体を本体内に装着した磁気テ−
プの巻き姿が良好で信頼性に優れた磁気テ−プカ−トリ
ッジに関する。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテ−プレコ−ダ)やDA
T(デジタルオ−ディオテ−プレコ−ダ)などの磁気記
録再生装置において、磁気テ−プを巻き取るときの巻き
乱れは、磁気テ−プのエッジ変形を引き起こし、磁気テ
−プに記録されたデ−タの信頼性を著しく低下させる原
因となる。
T(デジタルオ−ディオテ−プレコ−ダ)などの磁気記
録再生装置において、磁気テ−プを巻き取るときの巻き
乱れは、磁気テ−プのエッジ変形を引き起こし、磁気テ
−プに記録されたデ−タの信頼性を著しく低下させる原
因となる。
【0003】このため、磁気テ−プ巻き取り時の巻き乱
れを防止する方法として、図5に示すように磁気テ−プ
カ−トリッジ7a内に磁気テ−プ規制ガイド機構10を
設けたり(特開昭51−938号)、また図6に示すよ
うに磁気テ−プカ−トリッジ7b内に磁気テ−プ1bを
巻芯方向に加圧する帯状の案内機構11を設けたり(特
開昭51−22420号)して、磁気テ−プ1aおよび
1bの巻き取り時の走行を規制することが行われてい
る。
れを防止する方法として、図5に示すように磁気テ−プ
カ−トリッジ7a内に磁気テ−プ規制ガイド機構10を
設けたり(特開昭51−938号)、また図6に示すよ
うに磁気テ−プカ−トリッジ7b内に磁気テ−プ1bを
巻芯方向に加圧する帯状の案内機構11を設けたり(特
開昭51−22420号)して、磁気テ−プ1aおよび
1bの巻き取り時の走行を規制することが行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の方法では、磁気テ−プ規制ガイド機構10や磁気テ−
プ案内機構11を、磁気テ−プ1aまたは1bの裏面あ
るいは両エッジ部に接触させて走行規制を行っているた
め、磁気テ−プ1a,1bの送り速度が高速になると、
規制ガイド機構10や案内機構11と接触する部分で磁
気テ−プ1a,1bに損傷を与えるという問題があり、
特に業務用デジタルVTR D2のように、磁気テ−プ
の巻き取り速度が最大13m/sec (100倍速シャト
ルモ−ド)にも達する場合は、これら従来の磁気テ−プ
の走行を規制する方法を用いることができない。
の方法では、磁気テ−プ規制ガイド機構10や磁気テ−
プ案内機構11を、磁気テ−プ1aまたは1bの裏面あ
るいは両エッジ部に接触させて走行規制を行っているた
め、磁気テ−プ1a,1bの送り速度が高速になると、
規制ガイド機構10や案内機構11と接触する部分で磁
気テ−プ1a,1bに損傷を与えるという問題があり、
特に業務用デジタルVTR D2のように、磁気テ−プ
の巻き取り速度が最大13m/sec (100倍速シャト
ルモ−ド)にも達する場合は、これら従来の磁気テ−プ
の走行を規制する方法を用いることができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる問題を
解消するため種々検討を行った結果なされたもので、幅
方向に厚み差を設けた磁気テ−プを使用し、この磁気テ
−プをテ−プリ−ルの巻芯に磁気テ−プの厚みが厚い方
を上側にして巻回することによって、高速で巻回される
磁気テ−プ巻回体の磁気テ−プの巻き乱れを防止し、磁
気テ−プの巻き姿を良好にしたものである。
解消するため種々検討を行った結果なされたもので、幅
方向に厚み差を設けた磁気テ−プを使用し、この磁気テ
−プをテ−プリ−ルの巻芯に磁気テ−プの厚みが厚い方
を上側にして巻回することによって、高速で巻回される
磁気テ−プ巻回体の磁気テ−プの巻き乱れを防止し、磁
気テ−プの巻き姿を良好にしたものである。
【0006】また、このように幅方向に厚み差を設けた
磁気テ−プをテ−プリ−ルの巻芯に磁気テ−プの厚みが
厚い方を上側にして巻回した磁気テ−プ巻回体を、磁気
テ−プカ−トリッジ本体内に装着することによって、磁
気テ−プカ−トリッジにおける磁気テ−プの巻き乱れを
防止し、磁気テ−プの巻き姿を良好にして、磁気記録さ
れたデ−タの信頼性が低下したりしないようにしたもの
である。
磁気テ−プをテ−プリ−ルの巻芯に磁気テ−プの厚みが
厚い方を上側にして巻回した磁気テ−プ巻回体を、磁気
テ−プカ−トリッジ本体内に装着することによって、磁
気テ−プカ−トリッジにおける磁気テ−プの巻き乱れを
防止し、磁気テ−プの巻き姿を良好にして、磁気記録さ
れたデ−タの信頼性が低下したりしないようにしたもの
である。
【0007】以下、図面を参照しながらこの発明につい
て説明する。図1はこの発明の磁気テ−プを幅方向の拡
大断面図で表したもので、この磁気テ−プ1はベ−スフ
ィルム2上に幅方向に厚み傾斜を有する磁性層3を設け
て、幅方向に厚み差H1 −H2 を設けている。
て説明する。図1はこの発明の磁気テ−プを幅方向の拡
大断面図で表したもので、この磁気テ−プ1はベ−スフ
ィルム2上に幅方向に厚み傾斜を有する磁性層3を設け
て、幅方向に厚み差H1 −H2 を設けている。
【0008】しかして、この幅方向に厚み差H1 −H2
を設けた磁気テ−プ1を、図2に示すように厚い方を上
側にしてテ−プリ−ル4の巻芯5に巻回し、磁気テ−プ
巻回体Aを形成すると、磁気テ−プ1の厚み傾斜に沿っ
て下方寄りに磁気テ−プ1が巻き取られ、下方に向かっ
て径が小さくなる傾斜面が外周に形成されて、整然と下
側に巻き取られる。
を設けた磁気テ−プ1を、図2に示すように厚い方を上
側にしてテ−プリ−ル4の巻芯5に巻回し、磁気テ−プ
巻回体Aを形成すると、磁気テ−プ1の厚み傾斜に沿っ
て下方寄りに磁気テ−プ1が巻き取られ、下方に向かっ
て径が小さくなる傾斜面が外周に形成されて、整然と下
側に巻き取られる。
【0009】従って、幅方向に厚み差H1 −H2 を設け
た磁気テ−プ1をテ−プリ−ル4の巻芯5に巻回して得
られる磁気テ−プ巻回体Aは、磁気テ−プ1の巻き乱れ
がなく、巻き姿が良好で、常に所定の位置から磁気テ−
プ1が繰り出される。
た磁気テ−プ1をテ−プリ−ル4の巻芯5に巻回して得
られる磁気テ−プ巻回体Aは、磁気テ−プ1の巻き乱れ
がなく、巻き姿が良好で、常に所定の位置から磁気テ−
プ1が繰り出される。
【0010】ここで、磁気テ−プ1の幅方向の厚み差H
1 −H2 は、 0.005μmより小さいと、磁気テ−プ1の
厚み傾斜に沿って下方に向かって径が小さくなる傾斜面
が良好に形成されず、磁気テ−プ1を充分に整然と下側
に巻き取ることができないため、 0.005μm以上にする
のが好ましい。
1 −H2 は、 0.005μmより小さいと、磁気テ−プ1の
厚み傾斜に沿って下方に向かって径が小さくなる傾斜面
が良好に形成されず、磁気テ−プ1を充分に整然と下側
に巻き取ることができないため、 0.005μm以上にする
のが好ましい。
【0011】しかしながら、厚み差H1 −H2 を、0.01
μmより大きくすると、巻回される磁気テ−プ1の外周
面に形成される傾斜が大きくなりすぎて、磁気テ−プ1
が下に寄ろうとする力が強くなり、磁気テ−プ1の下端
側エッジにエッジダメ−ジを生じたり、磁気テ−プ1の
上端側エッジの巻きがきつくなり、片伸びを起こすこと
になる。このため、磁気テ−プ1の幅方向の厚み差H1
−H2 は 0.005〜0.01μmの範囲内にするのが好まし
い。
μmより大きくすると、巻回される磁気テ−プ1の外周
面に形成される傾斜が大きくなりすぎて、磁気テ−プ1
が下に寄ろうとする力が強くなり、磁気テ−プ1の下端
側エッジにエッジダメ−ジを生じたり、磁気テ−プ1の
上端側エッジの巻きがきつくなり、片伸びを起こすこと
になる。このため、磁気テ−プ1の幅方向の厚み差H1
−H2 は 0.005〜0.01μmの範囲内にするのが好まし
い。
【0012】磁気テ−プ巻回体Aは、このように幅方向
に厚み差H1 −H2 を設けた磁気テ−プ1をテ−プリ−
ル4の巻芯5に巻回して構成されているため、この磁気
テ−プ巻回体Aと磁気テ−プ1が巻回されていないテ−
プリ−ル4とを、図3および図4に示すように、上下の
半割ケ−ス6a,6bを蓋合わせ状にねじで結合して構
成された磁気テ−プカ−トリッジの本体ケ−ス7に、左
右対をなして装着すれば、磁気テ−プ1は常に整然と下
側に巻き取られる。
に厚み差H1 −H2 を設けた磁気テ−プ1をテ−プリ−
ル4の巻芯5に巻回して構成されているため、この磁気
テ−プ巻回体Aと磁気テ−プ1が巻回されていないテ−
プリ−ル4とを、図3および図4に示すように、上下の
半割ケ−ス6a,6bを蓋合わせ状にねじで結合して構
成された磁気テ−プカ−トリッジの本体ケ−ス7に、左
右対をなして装着すれば、磁気テ−プ1は常に整然と下
側に巻き取られる。
【0013】従って、この磁気テ−プカ−トリッジBで
は、磁気テ−プ1の巻き乱れもなく、磁気テ−プ1の巻
き姿が良好となり、常に所定の位置から磁気テ−プ1が
繰り出されて、磁気テ−プ1のエッジ折れなどが生じる
こともない。
は、磁気テ−プ1の巻き乱れもなく、磁気テ−プ1の巻
き姿が良好となり、常に所定の位置から磁気テ−プ1が
繰り出されて、磁気テ−プ1のエッジ折れなどが生じる
こともない。
【0014】図3および図4において、8は上方の半割
ケ−ス6aに設けられたビデオテ−プ巻量視認用の透明
窓であり、9は上方の半割ケ−ス6aに開閉可能に枢支
されて、本体ケ−ス7の前面を蓋する前蓋である。
ケ−ス6aに設けられたビデオテ−プ巻量視認用の透明
窓であり、9は上方の半割ケ−ス6aに開閉可能に枢支
されて、本体ケ−ス7の前面を蓋する前蓋である。
【0015】なお、図1に示す磁気テ−プ1は、ベ−ス
フィルム2上に幅方向に厚み傾斜を有する磁性層3を設
けて幅方向に厚み差を設けているが、磁性層3以外のベ
−スフィルムに厚み傾斜を形成し、このベ−スフィルム
上に均一な厚みの磁性層を形成して、磁気テ−プの幅方
向に厚み差を設けてもよい。
フィルム2上に幅方向に厚み傾斜を有する磁性層3を設
けて幅方向に厚み差を設けているが、磁性層3以外のベ
−スフィルムに厚み傾斜を形成し、このベ−スフィルム
上に均一な厚みの磁性層を形成して、磁気テ−プの幅方
向に厚み差を設けてもよい。
【0016】また、ベ−スフィルムと磁性層との間に中
間層を設ける場合、あるいは磁性層上にトップコ−ト層
を設ける場合、さらには表面に磁性層を形成したベ−ス
フィルムの裏面にバックコ−ト層を形成する場合、これ
らの中間層、トップコ−ト層およびバックコ−ト層等を
それぞれ幅方向に厚み傾斜を設けて形成し、磁気テ−プ
の幅方向の厚み差を設けてもよい。
間層を設ける場合、あるいは磁性層上にトップコ−ト層
を設ける場合、さらには表面に磁性層を形成したベ−ス
フィルムの裏面にバックコ−ト層を形成する場合、これ
らの中間層、トップコ−ト層およびバックコ−ト層等を
それぞれ幅方向に厚み傾斜を設けて形成し、磁気テ−プ
の幅方向の厚み差を設けてもよい。
【0017】このように磁性層、中間層、トップコ−ト
層およびバックコ−ト層等に幅方向の厚み傾斜を形成し
て、磁気テ−プの幅方向の厚み差を設けるときは、磁性
塗料、中間層用塗料、トップコ−ト層用塗料およびバッ
クコ−ト層用塗料を塗布した後、スム−ジング操作の調
整により幅方向に厚み傾斜を形成したり、あるいはこれ
らの塗料の供給を不均一にして塗布したり、さらにはカ
レンダ−処理の調整により幅方向に厚み傾斜を形成する
などの方法で行われる。
層およびバックコ−ト層等に幅方向の厚み傾斜を形成し
て、磁気テ−プの幅方向の厚み差を設けるときは、磁性
塗料、中間層用塗料、トップコ−ト層用塗料およびバッ
クコ−ト層用塗料を塗布した後、スム−ジング操作の調
整により幅方向に厚み傾斜を形成したり、あるいはこれ
らの塗料の供給を不均一にして塗布したり、さらにはカ
レンダ−処理の調整により幅方向に厚み傾斜を形成する
などの方法で行われる。
【0018】また、磁気テ−プの幅方向の厚み差は、磁
気テ−プにしたときに所定の厚み幅があればよく、この
ため所定の幅に裁断する前の磁気記録媒体原反にあって
は、幅方向に厚み傾斜を設ける他、幅方向中央部から幅
方向両端部に向かって厚み傾斜を設けてもよい。
気テ−プにしたときに所定の厚み幅があればよく、この
ため所定の幅に裁断する前の磁気記録媒体原反にあって
は、幅方向に厚み傾斜を設ける他、幅方向中央部から幅
方向両端部に向かって厚み傾斜を設けてもよい。
【0019】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1
α−Fe磁性粉末 600重量部
エスレックCN(積水化学工業社製、塩化ビニル−酢酸ビニ 80 〃
ル−ビニルアルコ−ル共重合体)
パンデックスT−5250(大日本インキ化学工業社製、ウ 30 〃
レタンエラストマ−)
コロネ−トL(日本ポリウレタン工業社製、三官能性低分子 10 〃
量イソシアネ−ト化合物)
メチルイソブチルケトン 400 〃
トルエン 400 〃
この組成物をボ−ルミル中で72時間混合分散して磁性
塗料を調製した。次いで、この磁性塗料を厚さ 9.8μm
のポリエステルフィルム上に、塗布、乾燥し、スム−ジ
ング処理の調整により、幅方向に厚み傾斜を有する磁性
層を形成した。
塗料を調製した。次いで、この磁性塗料を厚さ 9.8μm
のポリエステルフィルム上に、塗布、乾燥し、スム−ジ
ング処理の調整により、幅方向に厚み傾斜を有する磁性
層を形成した。
【0020】しかる後、19mm幅に裁断し、裁断時に
生じたダレを研磨処理により除去して、図1に示すよう
な厚み傾斜を有し、厚みの厚い磁気テ−プ厚が12.506μ
m、厚みの薄い磁気テ−プ厚が12.500μmで、幅方向の
厚み差H1 −H2 が 0.006μm、長さが1670mの磁
気テ−プ1をつくった。このときの磁気テ−プ1の厚み
傾斜における幅方向の厚み差H1 −H2 は、磁性層3中
に含有されるFeの量で計測した。
生じたダレを研磨処理により除去して、図1に示すよう
な厚み傾斜を有し、厚みの厚い磁気テ−プ厚が12.506μ
m、厚みの薄い磁気テ−プ厚が12.500μmで、幅方向の
厚み差H1 −H2 が 0.006μm、長さが1670mの磁
気テ−プ1をつくった。このときの磁気テ−プ1の厚み
傾斜における幅方向の厚み差H1 −H2 は、磁性層3中
に含有されるFeの量で計測した。
【0021】次いで、このようにして得られた磁気テ−
プ1を、テ−プリ−ル4の巻芯5に巻回して、図2に示
すような磁気テ−プ巻回体Aを得た。そして、得られた
磁気テ−プ巻回体Aを、磁気テ−プを巻回していないテ
−プリ−ル4とともに、図3および図4に示す磁気テ−
プカ−トリッジの本体ケ−ス7内に装着し、磁気テ−プ
カ−トリッジBを作成した。
プ1を、テ−プリ−ル4の巻芯5に巻回して、図2に示
すような磁気テ−プ巻回体Aを得た。そして、得られた
磁気テ−プ巻回体Aを、磁気テ−プを巻回していないテ
−プリ−ル4とともに、図3および図4に示す磁気テ−
プカ−トリッジの本体ケ−ス7内に装着し、磁気テ−プ
カ−トリッジBを作成した。
【0022】比較例1
実施例1において、スム−ジング処理を一定にして、厚
みが均一な磁性層を形成した以外は、実施例1と同様に
して厚みが12.500μmの磁気テ−プをつくり、磁気テ−
プを巻回した磁気テ−プ巻回体および磁気テ−プカ−ト
リッジを作成した。
みが均一な磁性層を形成した以外は、実施例1と同様に
して厚みが12.500μmの磁気テ−プをつくり、磁気テ−
プを巻回した磁気テ−プ巻回体および磁気テ−プカ−ト
リッジを作成した。
【0023】各実施例および比較例で得られた磁気テ−
プ巻回体において、磁気テ−プの巻き姿を観察した。ま
た、各実施例および比較例で得られた磁気テ−プカ−ト
リッジについて、磁気テ−プ全長を、ソニ−社製;D2
VTR DVR−18で10回走行させて、磁気テ−プ
カ−トリッジに内装した磁気テ−プのエッジ傷つきの発
生の有無を調べた。下記表1はその結果である。
プ巻回体において、磁気テ−プの巻き姿を観察した。ま
た、各実施例および比較例で得られた磁気テ−プカ−ト
リッジについて、磁気テ−プ全長を、ソニ−社製;D2
VTR DVR−18で10回走行させて、磁気テ−プ
カ−トリッジに内装した磁気テ−プのエッジ傷つきの発
生の有無を調べた。下記表1はその結果である。
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の幅方向
に厚み差を設けた磁気テ−プを巻回した磁気テ−プ巻回
体は、磁気テ−プの巻き乱れがなくて巻き姿も良好にな
り、この磁気テ−プ巻回体を装着した磁気テ−プカ−ト
リッジは、磁気テ−プの巻き乱れが効果的に防止され
て、エッジ傷もなく、良好な巻き姿で巻き取られて、信
頼性が向上されることがわかる。
に厚み差を設けた磁気テ−プを巻回した磁気テ−プ巻回
体は、磁気テ−プの巻き乱れがなくて巻き姿も良好にな
り、この磁気テ−プ巻回体を装着した磁気テ−プカ−ト
リッジは、磁気テ−プの巻き乱れが効果的に防止され
て、エッジ傷もなく、良好な巻き姿で巻き取られて、信
頼性が向上されることがわかる。
【図1】この発明の磁気テ−プの幅方向拡大断面図であ
る。
る。
【図2】この発明の磁気テ−プ巻回体の一実施例を示す
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図3】この発明の磁気テ−プ巻回体を装着した磁気テ
−プカ−トリッジの一実施例を示す斜視図である。
−プカ−トリッジの一実施例を示す斜視図である。
【図4】図3に示す磁気テ−プカ−トリッジの分解斜視
図である。
図である。
【図5】従来の磁気テ−プカ−トリッジの一例を示す内
面図である。
面図である。
【図6】従来の磁気テ−プカ−トリッジのその他の例を
示す内面図である。
示す内面図である。
【符号の説明】
1 磁気テ−プ
2 ベ−スフィルム
3 磁性層
4 テ−プリ−ル
5 巻芯
A 磁気テ−プ巻回体
B 磁気テ−プカ−トリッジ
Claims (4)
- 【請求項1】 幅方向に 0.005〜0.01μmの厚み差を設
けたことを特徴とする磁気テ−プ - 【請求項2】 ベ−スフィルム上に、幅方向に 0.005〜
0.01μmの厚み差を有する磁性層を設けて、幅方向に厚
み差を設けた磁気テ−プ - 【請求項3】 幅方向に 0.005〜0.01μmの厚み差を設
けた磁気テ−プの厚い方を上側にしてテ−プリ−ルの巻
芯に巻回した磁気テ−プ巻回体 - 【請求項4】 磁気テ−プカ−トリッジ本体内に、幅方
向に 0.005〜0.01μmの厚み差を設けた磁気テ−プの厚
い方を上側にしてテ−プリ−ルの巻芯に巻回した磁気テ
−プ巻回体を装着してなる磁気テ−プカ−トリッジ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01698693A JP3438075B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 磁気テ−プおよびこの磁気テ−プを巻回した磁気テ−プ巻回体並びにこの磁気テ−プ巻回体を装着した磁気テ−プカ−トリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01698693A JP3438075B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 磁気テ−プおよびこの磁気テ−プを巻回した磁気テ−プ巻回体並びにこの磁気テ−プ巻回体を装着した磁気テ−プカ−トリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06203370A JPH06203370A (ja) | 1994-07-22 |
JP3438075B2 true JP3438075B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=11931366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01698693A Expired - Fee Related JP3438075B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 磁気テ−プおよびこの磁気テ−プを巻回した磁気テ−プ巻回体並びにこの磁気テ−プ巻回体を装着した磁気テ−プカ−トリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3438075B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101627141B1 (ko) * | 2014-10-16 | 2016-06-03 | 두산중공업 주식회사 | 파이프 서브 어셈블리의 가용접용 지그 |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP01698693A patent/JP3438075B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06203370A (ja) | 1994-07-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030416 |
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