JPH06176532A - テ−プリ−ル並びにこのテ−プリ−ルを装着した磁気テ−プカ−トリッジ - Google Patents
テ−プリ−ル並びにこのテ−プリ−ルを装着した磁気テ−プカ−トリッジInfo
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- JPH06176532A JPH06176532A JP35097192A JP35097192A JPH06176532A JP H06176532 A JPH06176532 A JP H06176532A JP 35097192 A JP35097192 A JP 35097192A JP 35097192 A JP35097192 A JP 35097192A JP H06176532 A JPH06176532 A JP H06176532A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テ−プリ−ルの上下いずれか一方のフランジ
の内面にテ−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に
伸びる空気流出用凹溝を設けて、このテ−プリ−ルに高
速で巻回されるテ−プの巻き乱れを防止し、このテ−プ
リ−ルを磁気テ−プカ−トリッジの本体内に装着して、
磁気テ−プの巻き乱れがなく、巻き姿が良好で信頼性に
優れた磁気テ−プカ−トリッジを得る。 【構成】 テ−プリ−ルの上下いずれか一方のフランジ
の内面にテ−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に
伸びる空気流出用凹溝を設けたテ−プリ−ル、およびこ
のテ−プリ−ルを磁気テ−プカ−トリッジの本体内に装
着し、各テ−プリ−ル間に磁気テ−プを巻回させた磁気
テ−プカ−トリッジ
の内面にテ−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に
伸びる空気流出用凹溝を設けて、このテ−プリ−ルに高
速で巻回されるテ−プの巻き乱れを防止し、このテ−プ
リ−ルを磁気テ−プカ−トリッジの本体内に装着して、
磁気テ−プの巻き乱れがなく、巻き姿が良好で信頼性に
優れた磁気テ−プカ−トリッジを得る。 【構成】 テ−プリ−ルの上下いずれか一方のフランジ
の内面にテ−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に
伸びる空気流出用凹溝を設けたテ−プリ−ル、およびこ
のテ−プリ−ルを磁気テ−プカ−トリッジの本体内に装
着し、各テ−プリ−ル間に磁気テ−プを巻回させた磁気
テ−プカ−トリッジ
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテ−プを巻回するテ−
プリ−ル並びにこのテ−プリ−ルを装着した磁気テ−プ
カ−トリッジに関し、さらに詳しくは、テ−プの巻き乱
れがなくて巻き姿が良好なテ−プリ−ルと、このテ−プ
リ−ルに磁気テ−プを巻回させて本体内に装着した磁気
テ−プの巻き姿が良好で巻き乱れのない信頼性に優れた
磁気テ−プカ−トリッジに関する。
プリ−ル並びにこのテ−プリ−ルを装着した磁気テ−プ
カ−トリッジに関し、さらに詳しくは、テ−プの巻き乱
れがなくて巻き姿が良好なテ−プリ−ルと、このテ−プ
リ−ルに磁気テ−プを巻回させて本体内に装着した磁気
テ−プの巻き姿が良好で巻き乱れのない信頼性に優れた
磁気テ−プカ−トリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテ−プレコ−ダ)やDA
T(デジタルオ−ディオテ−プレコ−ダ)などの磁気記
録再生装置において、磁気テ−プを巻き取るときの巻き
乱れは、磁気テ−プのエッジ変形を引き起こし、磁気テ
−プに記録されたデ−タの信頼性を著しく低下させる原
因となる。このため、磁気テ−プ巻き取り時の巻き乱れ
を防止する方法として、図9に示すように磁気テ−プカ
−トリッジ10a内に磁気テ−プ規制ガイド機構13を
設けたり(特開昭51−938号)、また図10に示す
ように磁気テ−プカ−トリッジ10b内に磁気テ−プ8
bを巻芯方向に加圧する帯状の案内機構14を設けたり
(特開昭51−22420号)して、磁気テ−プ8aお
よび8bの巻き取り時の走行を規制することが行われて
いる。
T(デジタルオ−ディオテ−プレコ−ダ)などの磁気記
録再生装置において、磁気テ−プを巻き取るときの巻き
乱れは、磁気テ−プのエッジ変形を引き起こし、磁気テ
−プに記録されたデ−タの信頼性を著しく低下させる原
因となる。このため、磁気テ−プ巻き取り時の巻き乱れ
を防止する方法として、図9に示すように磁気テ−プカ
−トリッジ10a内に磁気テ−プ規制ガイド機構13を
設けたり(特開昭51−938号)、また図10に示す
ように磁気テ−プカ−トリッジ10b内に磁気テ−プ8
bを巻芯方向に加圧する帯状の案内機構14を設けたり
(特開昭51−22420号)して、磁気テ−プ8aお
よび8bの巻き取り時の走行を規制することが行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の方法では、磁気テ−プ規制ガイド機構13や磁気テ−
プ案内機構14を、磁気テ−プ8aまたは8bの裏面あ
るいは両エッジ部に接触させて走行規制を行っているた
め、磁気テ−プ8a,8bの送り速度が高速になると、
規制ガイド機構13や案内機構14と接触する部分で磁
気テ−プ8a,8bに損傷を与えるという問題があり、
特に業務用デジタルVTR D2のように、磁気テ−プ
の巻き取り速度が最大13m/sec (100倍速シャト
ルモ−ド)にも達する場合は、これら従来の磁気テ−プ
の走行を規制する方法を用いることができない。
の方法では、磁気テ−プ規制ガイド機構13や磁気テ−
プ案内機構14を、磁気テ−プ8aまたは8bの裏面あ
るいは両エッジ部に接触させて走行規制を行っているた
め、磁気テ−プ8a,8bの送り速度が高速になると、
規制ガイド機構13や案内機構14と接触する部分で磁
気テ−プ8a,8bに損傷を与えるという問題があり、
特に業務用デジタルVTR D2のように、磁気テ−プ
の巻き取り速度が最大13m/sec (100倍速シャト
ルモ−ド)にも達する場合は、これら従来の磁気テ−プ
の走行を規制する方法を用いることができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる問題を
解消するため種々検討を行った結果なされたもので、テ
−プリ−ルの上下いずれか一方のフランジの内面にテ−
プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に伸びる空気流
出用凹溝を設けることによって、このテ−プリ−ルに高
速で巻回されるテ−プの巻き乱れを防止し、テ−プの巻
き姿を良好にしたものである。
解消するため種々検討を行った結果なされたもので、テ
−プリ−ルの上下いずれか一方のフランジの内面にテ−
プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に伸びる空気流
出用凹溝を設けることによって、このテ−プリ−ルに高
速で巻回されるテ−プの巻き乱れを防止し、テ−プの巻
き姿を良好にしたものである。
【0005】また、このように上下いずれか一方のフラ
ンジの内面にテ−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射
状に伸びるに空気流出用凹溝を設けた一対のテ−プリ−
ルを、磁気テ−プカ−トリッジの本体内に装着し、各テ
−プリ−ル間に磁気テ−プを巻回させることによって、
磁気テ−プカ−トリッジにおける磁気テ−プの巻き乱れ
を防止し、磁気テ−プの巻き姿を良好にして、磁気記録
されたデ−タの信頼性が低下したりしないようにしたも
のである。
ンジの内面にテ−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射
状に伸びるに空気流出用凹溝を設けた一対のテ−プリ−
ルを、磁気テ−プカ−トリッジの本体内に装着し、各テ
−プリ−ル間に磁気テ−プを巻回させることによって、
磁気テ−プカ−トリッジにおける磁気テ−プの巻き乱れ
を防止し、磁気テ−プの巻き姿を良好にして、磁気記録
されたデ−タの信頼性が低下したりしないようにしたも
のである。
【0006】この発明によれば、テ−プリ−ルの上下い
ずれか一方のフランジの内面にテ−プ巻芯からフランジ
外周にかけて放射状に伸びる空気流出用凹溝を設けてい
るため、テ−プが高速で巻き取られるとき、その遠心力
により空気が空気流出用凹溝を通ってテ−プ巻芯からフ
ランジ外周方向に流れる。
ずれか一方のフランジの内面にテ−プ巻芯からフランジ
外周にかけて放射状に伸びる空気流出用凹溝を設けてい
るため、テ−プが高速で巻き取られるとき、その遠心力
により空気が空気流出用凹溝を通ってテ−プ巻芯からフ
ランジ外周方向に流れる。
【0007】しかして、テ−プ巻芯からフランジ外周方
向に流れる空気の流れによりテ−プ幅方向に規制力が加
わり、たとえテ−プ間に空気が巻き込まれて空気膜が形
成されても、テ−プの巻き乱れが効果的に防止されて、
良好な巻き姿で巻回される。また、テ−プ幅方向への規
制を、空気の流れによって非接触で行っているため、高
速での巻き取り時にテ−プエッジを損傷させることもな
い。
向に流れる空気の流れによりテ−プ幅方向に規制力が加
わり、たとえテ−プ間に空気が巻き込まれて空気膜が形
成されても、テ−プの巻き乱れが効果的に防止されて、
良好な巻き姿で巻回される。また、テ−プ幅方向への規
制を、空気の流れによって非接触で行っているため、高
速での巻き取り時にテ−プエッジを損傷させることもな
い。
【0008】その結果、磁気テ−プカ−トリッジにおい
ても、磁気テ−プの高速巻き取り時に発生する磁気テ−
プの巻き乱れが防止され、磁気テ−プの巻き姿が良好で
信頼性に優れた磁気テ−プカ−トリッジが得られる。
ても、磁気テ−プの高速巻き取り時に発生する磁気テ−
プの巻き乱れが防止され、磁気テ−プの巻き姿が良好で
信頼性に優れた磁気テ−プカ−トリッジが得られる。
【0009】これに対し、空気流出用凹溝のないフラン
ジを用いた従来の磁気テ−プ用テ−プリ−ルでは、磁気
テ−プの高速巻き取り時に、磁気テ−プ間に空気が巻き
込まれて空気膜が形成され、この空気膜の厚さが磁気テ
−プの磁性層表面または裏面の表面粗さ以上になると、
磁気テ−プ間に摩擦力が働かなくなり、なんらかの原因
で発生した磁気テ−プ幅方向にかかる微小な外力によ
り、磁気テ−プ間ですべりが発生して巻き乱れが生じ
る。
ジを用いた従来の磁気テ−プ用テ−プリ−ルでは、磁気
テ−プの高速巻き取り時に、磁気テ−プ間に空気が巻き
込まれて空気膜が形成され、この空気膜の厚さが磁気テ
−プの磁性層表面または裏面の表面粗さ以上になると、
磁気テ−プ間に摩擦力が働かなくなり、なんらかの原因
で発生した磁気テ−プ幅方向にかかる微小な外力によ
り、磁気テ−プ間ですべりが発生して巻き乱れが生じ
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係るテ−プリ−ルおよびこ
のテ−プリ−ルを装着した磁気テ−プカ−トリッジの実
施例を示す図1ないし図8に基づいて説明する。
のテ−プリ−ルを装着した磁気テ−プカ−トリッジの実
施例を示す図1ないし図8に基づいて説明する。
【0011】図1および図2はこの発明のテ−プリ−ル
の一例を示したもので、このテ−プリ−ル1は、下フラ
ンジ2と一体成形されたテ−プ巻芯3の上端面に上フラ
ンジ4を定着して構成され、上フランジ4の内面にテ−
プ巻芯3から上フランジ4の外周近傍にかけて放射状に
伸びる5個の直線状の空気流出用凹溝5が等間隔に設け
られている。
の一例を示したもので、このテ−プリ−ル1は、下フラ
ンジ2と一体成形されたテ−プ巻芯3の上端面に上フラ
ンジ4を定着して構成され、上フランジ4の内面にテ−
プ巻芯3から上フランジ4の外周近傍にかけて放射状に
伸びる5個の直線状の空気流出用凹溝5が等間隔に設け
られている。
【0012】また、これら各空気流出用凹溝5のテ−プ
巻芯3側内端部に連通する空気流入用貫通孔6が上フラ
ンジ4に穿設されている。7はテ−プ8端をテ−プ巻芯
3に固定するためのクランクピ−スである。
巻芯3側内端部に連通する空気流入用貫通孔6が上フラ
ンジ4に穿設されている。7はテ−プ8端をテ−プ巻芯
3に固定するためのクランクピ−スである。
【0013】しかして、このようなテ−プリ−ル1に、
図2に示すようにビデオテ−プ等のテ−プ8が高速で巻
き取られるときは、その遠心力により矢印Aで示すよう
に空気流入用貫通孔6から空気が上フランジ4の内側に
入り込み、空気流出用凹溝5を通ってテ−プ巻芯3から
フランジ4外周方向に矢印Bに示すような空気の流れが
生じる。
図2に示すようにビデオテ−プ等のテ−プ8が高速で巻
き取られるときは、その遠心力により矢印Aで示すよう
に空気流入用貫通孔6から空気が上フランジ4の内側に
入り込み、空気流出用凹溝5を通ってテ−プ巻芯3から
フランジ4外周方向に矢印Bに示すような空気の流れが
生じる。
【0014】このため、テ−プ巻芯3からフランジ4外
周方向に流れる空気の流れによりテ−プ幅方向に規制力
が加わり、たとえテ−プ8間に空気が巻き込まれて空気
膜が形成されても、テ−プ8の巻き乱れが効果的に防止
されて、良好な巻き姿でテ−プ8がテ−プリ−ル1に巻
回される。また、テ−プ8の幅方向への規制が、空気の
流れによって非接触で行われるため、高速での巻き取り
時にテ−プエッジを損傷させることもない。
周方向に流れる空気の流れによりテ−プ幅方向に規制力
が加わり、たとえテ−プ8間に空気が巻き込まれて空気
膜が形成されても、テ−プ8の巻き乱れが効果的に防止
されて、良好な巻き姿でテ−プ8がテ−プリ−ル1に巻
回される。また、テ−プ8の幅方向への規制が、空気の
流れによって非接触で行われるため、高速での巻き取り
時にテ−プエッジを損傷させることもない。
【0015】テ−プリ−ル1はこのようにして構成さ
れ、このテ−プリ−ル1にビデオテ−プ8を巻回させ
て、図3に示すように上下の半割ケ−ス9a,9bを蓋
合わせ状にねじで結合して構成された磁気テ−プカ−ト
リッジの本体ケ−ス10に左右対をなして装着すれば、
磁気テ−プカ−トリッジが得られる。
れ、このテ−プリ−ル1にビデオテ−プ8を巻回させ
て、図3に示すように上下の半割ケ−ス9a,9bを蓋
合わせ状にねじで結合して構成された磁気テ−プカ−ト
リッジの本体ケ−ス10に左右対をなして装着すれば、
磁気テ−プカ−トリッジが得られる。
【0016】この磁気テ−プカ−トリッジにおいて、ビ
デオテ−プ8が高速で巻き取られるときは、回転時の遠
心力により空気流入用貫通孔6から空気が上フランジ4
の内側に入り込み、空気流出用凹溝5を通ってテ−プ巻
芯3からフランジ外周方向に空気の流れが生じる。
デオテ−プ8が高速で巻き取られるときは、回転時の遠
心力により空気流入用貫通孔6から空気が上フランジ4
の内側に入り込み、空気流出用凹溝5を通ってテ−プ巻
芯3からフランジ外周方向に空気の流れが生じる。
【0017】従って、テ−プ巻芯3からフランジ外周方
向に流れる空気の流れによりテ−プ幅方向に規制力が加
わり、たとえビデオテ−プ8間に空気が巻き込まれて空
気膜が形成されても、ビデオテ−プ8の巻き乱れが効果
的に防止されて、良好な巻き姿でビデオテ−プ8がテ−
プリ−ル1に巻回される。また、ビデオテ−プ8の幅方
向への規制が、空気の流れによって非接触で行われるた
め、高速での巻き取り時にビデオテ−プ8のエッジを損
傷させることもない。
向に流れる空気の流れによりテ−プ幅方向に規制力が加
わり、たとえビデオテ−プ8間に空気が巻き込まれて空
気膜が形成されても、ビデオテ−プ8の巻き乱れが効果
的に防止されて、良好な巻き姿でビデオテ−プ8がテ−
プリ−ル1に巻回される。また、ビデオテ−プ8の幅方
向への規制が、空気の流れによって非接触で行われるた
め、高速での巻き取り時にビデオテ−プ8のエッジを損
傷させることもない。
【0018】なお、11は上方の半割ケ−ス9aに設け
られたビデオテ−プ巻量視認用の透明窓であり、12は
上方の半割ケ−ス9aに開閉可能に枢支されて、本体ケ
−ス10の前面を蓋する前蓋である。
られたビデオテ−プ巻量視認用の透明窓であり、12は
上方の半割ケ−ス9aに開閉可能に枢支されて、本体ケ
−ス10の前面を蓋する前蓋である。
【0019】このようにこの発明のテ−プリ−ルは、磁
気テ−プカ−トリッジに装着して使用されるほか、種々
の磁気テ−プや磁気テ−プ以外のテ−プを巻回するテ−
プリ−ルに広く適用でき、磁気テ−プ巻回用としては、
さらに、2インチビデオテ−プ、1インチビデオテ−
プ、オ−ディオオ−プンリ−ルテ−プ、オ−ディオディ
ジタルマスタリングテ−プ、コンピュ−タテ−プ等のオ
−プンリ−ル方式や、VHS、Beta、8mmビデ
オ、Hi8、Uマチック、BETACAM、BETAC
AM−SP、D1、D2等のカ−トリッジタイプのもの
などに適用できる。
気テ−プカ−トリッジに装着して使用されるほか、種々
の磁気テ−プや磁気テ−プ以外のテ−プを巻回するテ−
プリ−ルに広く適用でき、磁気テ−プ巻回用としては、
さらに、2インチビデオテ−プ、1インチビデオテ−
プ、オ−ディオオ−プンリ−ルテ−プ、オ−ディオディ
ジタルマスタリングテ−プ、コンピュ−タテ−プ等のオ
−プンリ−ル方式や、VHS、Beta、8mmビデ
オ、Hi8、Uマチック、BETACAM、BETAC
AM−SP、D1、D2等のカ−トリッジタイプのもの
などに適用できる。
【0020】以上の図1および図2に示すテ−プリ−ル
1は、特に、上フランジ4の内面にテ−プ巻芯3からフ
ランジ外周にかけて放射状に伸びる直線状の空気流出用
凹溝5を設けるとともに、この空気流出用凹溝5に連通
する空気流入用貫通孔6を上フランジ4に穿設している
ため、テ−プ8が高速で巻き取られるとき、その遠心力
により空気流入用貫通孔6から空気がフランジ内に入り
込み、空気流出用凹溝5を通ってテ−プ巻芯3からフラ
ンジ外周方向に空気の流れが生じやすい。
1は、特に、上フランジ4の内面にテ−プ巻芯3からフ
ランジ外周にかけて放射状に伸びる直線状の空気流出用
凹溝5を設けるとともに、この空気流出用凹溝5に連通
する空気流入用貫通孔6を上フランジ4に穿設している
ため、テ−プ8が高速で巻き取られるとき、その遠心力
により空気流入用貫通孔6から空気がフランジ内に入り
込み、空気流出用凹溝5を通ってテ−プ巻芯3からフラ
ンジ外周方向に空気の流れが生じやすい。
【0021】その結果、テ−プ巻芯3からフランジ外周
方向に一段と良好に流れる空気の流れによりテ−プ幅方
向に充分な規制力が加わり、テ−プの巻き乱れがより効
果的に防止されて、一段と良好な巻き姿で巻回され、磁
気テ−プカ−トリッジにあっては、磁気テ−プの高速巻
き取り時に発生する磁気テ−プの巻き乱れが一段と効果
的に防止されて、磁気テ−プの巻き姿が良好で一段と信
頼性に優れた磁気テ−プカ−トリッジが得られる。
方向に一段と良好に流れる空気の流れによりテ−プ幅方
向に充分な規制力が加わり、テ−プの巻き乱れがより効
果的に防止されて、一段と良好な巻き姿で巻回され、磁
気テ−プカ−トリッジにあっては、磁気テ−プの高速巻
き取り時に発生する磁気テ−プの巻き乱れが一段と効果
的に防止されて、磁気テ−プの巻き姿が良好で一段と信
頼性に優れた磁気テ−プカ−トリッジが得られる。
【0022】しかして、図1および図2に示すテ−プリ
−ル1のように、上フランジ4の内面に空気流出用凹溝
5とともに空気流出用凹溝5に連通する空気流入用貫通
孔6を穿設しておくのが好ましいが、空気流入用貫通孔
6は必ずしも必要でなく、図4および図5に示すよう
に、下フランジ2に直線状の空気流出用凹溝5aや5b
が設けられていても、これら空気流出用凹溝5aや5b
を通ってテ−プ巻芯3からフランジ外周方向に空気が流
れ、テ−プの巻き乱れが防止されて、良好な巻き姿で巻
き取られる。
−ル1のように、上フランジ4の内面に空気流出用凹溝
5とともに空気流出用凹溝5に連通する空気流入用貫通
孔6を穿設しておくのが好ましいが、空気流入用貫通孔
6は必ずしも必要でなく、図4および図5に示すよう
に、下フランジ2に直線状の空気流出用凹溝5aや5b
が設けられていても、これら空気流出用凹溝5aや5b
を通ってテ−プ巻芯3からフランジ外周方向に空気が流
れ、テ−プの巻き乱れが防止されて、良好な巻き姿で巻
き取られる。
【0023】そして、磁気テ−プカ−トリッジにあって
は、磁気テ−プの高速巻き取り時に発生する磁気テ−プ
の巻き乱れが防止されて、磁気テ−プの巻き姿が良好で
信頼性に優れた磁気テ−プカ−トリッジが得られる。従
って、空気流入用貫通孔を設けなくても良好な結果が得
られ、また空気流出用凹溝は上下いずれのフランジに設
けてもよい。
は、磁気テ−プの高速巻き取り時に発生する磁気テ−プ
の巻き乱れが防止されて、磁気テ−プの巻き姿が良好で
信頼性に優れた磁気テ−プカ−トリッジが得られる。従
って、空気流入用貫通孔を設けなくても良好な結果が得
られ、また空気流出用凹溝は上下いずれのフランジに設
けてもよい。
【0024】なお、図4に示すテ−プリ−ル1aは、空
気流入用貫通孔を設けず、下フランジ2の内面に5個の
直線状の空気流出用凹溝5aを凹設した以外は、図1お
よび図2に示すテ−プリ−ル1と同様にして構成され、
図5に示すテ−プリ−ル1bは、空気流入用貫通孔を設
けず、下フランジ2の内面に対をなす突条51,51を
突設して5対の直線状の空気流出用凹溝5bを形成した
以外は、図1および図2に示すテ−プリ−ル1と同様に
して構成されている。
気流入用貫通孔を設けず、下フランジ2の内面に5個の
直線状の空気流出用凹溝5aを凹設した以外は、図1お
よび図2に示すテ−プリ−ル1と同様にして構成され、
図5に示すテ−プリ−ル1bは、空気流入用貫通孔を設
けず、下フランジ2の内面に対をなす突条51,51を
突設して5対の直線状の空気流出用凹溝5bを形成した
以外は、図1および図2に示すテ−プリ−ル1と同様に
して構成されている。
【0025】図6ないし図8は、この発明のテ−プリ−
ルのその他の例を示したもので、図6に示すテ−プリ−
ル1cは、空気流入用貫通孔を設けず、下フランジ2の
内面に5個のスパイラル状の空気流出用凹溝5cを凹設
した以外は、図1および図2に示すテ−プリ−ル1と同
様にして構成され、図7に示すテ−プリ−ル1dは、空
気流入用貫通孔を設けず、下フランジ2の内面に対をな
す突条52,52を突設して5対のスパイラル状の空気
流出用凹溝5dを形成した以外は、図1および図2に示
すテ−プリ−ル1と同様にして構成されている。
ルのその他の例を示したもので、図6に示すテ−プリ−
ル1cは、空気流入用貫通孔を設けず、下フランジ2の
内面に5個のスパイラル状の空気流出用凹溝5cを凹設
した以外は、図1および図2に示すテ−プリ−ル1と同
様にして構成され、図7に示すテ−プリ−ル1dは、空
気流入用貫通孔を設けず、下フランジ2の内面に対をな
す突条52,52を突設して5対のスパイラル状の空気
流出用凹溝5dを形成した以外は、図1および図2に示
すテ−プリ−ル1と同様にして構成されている。
【0026】さらに、図8に示すテ−プリ−ル1eは、
上フランジ4の内面に5個のスパイラル状の空気流出用
凹溝5eを凹設し、これら空気流出用凹溝5eに連通す
る空気流入用貫通孔6aを上フランジ4に穿設した以外
は、図1および図2に示すテ−プリ−ル1と同様にして
構成されている。
上フランジ4の内面に5個のスパイラル状の空気流出用
凹溝5eを凹設し、これら空気流出用凹溝5eに連通す
る空気流入用貫通孔6aを上フランジ4に穿設した以外
は、図1および図2に示すテ−プリ−ル1と同様にして
構成されている。
【0027】これら図6ないし図8に示すように、上下
いずれかのフランジに形成される空気流出用凹溝は、ス
パイラル状であってもよく、図6および図7のように空
気流出用凹溝5cや5dを設けたり、図8のように空気
流出用凹溝5eとともに空気流出用凹溝5eと連通する
空気流入用貫通孔6aを設けると、図1ないし図5に示
す直線状の空気流出用凹溝を設けた場合と、同じ効果が
発揮される。
いずれかのフランジに形成される空気流出用凹溝は、ス
パイラル状であってもよく、図6および図7のように空
気流出用凹溝5cや5dを設けたり、図8のように空気
流出用凹溝5eとともに空気流出用凹溝5eと連通する
空気流入用貫通孔6aを設けると、図1ないし図5に示
す直線状の空気流出用凹溝を設けた場合と、同じ効果が
発揮される。
【0028】しかしながら、これら図6ないし図8に示
すテ−プリ−ル1c、1d,1eを使用する場合は、ス
パイラルの巻き方向が、テ−プ巻き取り時のテ−プリ−
ルの回転方向で、テ−プ巻き芯部からフランジ外周部へ
の空気流出方向となるようにする必要がある。
すテ−プリ−ル1c、1d,1eを使用する場合は、ス
パイラルの巻き方向が、テ−プ巻き取り時のテ−プリ−
ルの回転方向で、テ−プ巻き芯部からフランジ外周部へ
の空気流出方向となるようにする必要がある。
【0029】なお、以上図1ないし図8で示したテ−プ
リ−ルでは、いずれも上下いずれかのフランジの内面
に、テ−プ巻芯からフランジの外周近傍にかけて放射状
に伸びる5個の空気流出用凹溝を等間隔で設けている
が、これらの空気流出用凹溝の数や配置は特に限定され
ず、偶数個の空気流出用凹溝を対称に設けてもよく、ま
た適数個の空気流出用凹溝を等間隔にせず不規則に配置
してもよい。
リ−ルでは、いずれも上下いずれかのフランジの内面
に、テ−プ巻芯からフランジの外周近傍にかけて放射状
に伸びる5個の空気流出用凹溝を等間隔で設けている
が、これらの空気流出用凹溝の数や配置は特に限定され
ず、偶数個の空気流出用凹溝を対称に設けてもよく、ま
た適数個の空気流出用凹溝を等間隔にせず不規則に配置
してもよい。
【0030】さらに、これらの空気流出用凹溝は少なく
とも1個以上設ければその効果が発揮され、適宜増減で
きる。また、これらの空気流出用凹溝は、上下フランジ
の外周近傍からさらに延長して上下フランジの外周端縁
まで設けてもよい。
とも1個以上設ければその効果が発揮され、適宜増減で
きる。また、これらの空気流出用凹溝は、上下フランジ
の外周近傍からさらに延長して上下フランジの外周端縁
まで設けてもよい。
【0031】さらに、各空気流出用凹溝に連通する空気
流入用貫通孔を設ける場合は、テ−プ巻芯側内端部のみ
に限らず、1個の空気流出用凹溝に対して2個以上の空
気流入用貫通孔を設けて、それらを連通させてもよい。
流入用貫通孔を設ける場合は、テ−プ巻芯側内端部のみ
に限らず、1個の空気流出用凹溝に対して2個以上の空
気流入用貫通孔を設けて、それらを連通させてもよい。
【0032】以下、この発明のテ−プリ−ルを装着した
磁気テ−プカ−トリッジの試験例について説明する。 試験例1 α−Fe磁性粉末 600重量部 エスレックCN(積水化学工業社製、塩化ビニル−酢酸ビニ 80 〃 ル−ビニルアルコ−ル共重合体) パンデックスT−5250(大日本インキ化学工業社製、ウ 30 〃 レタンエラストマ−) コロネ−トL(日本ポリウレタン工業社製、三官能性低分子 10 〃 量イソシアネ−ト化合物) メチルイソブチルケトン 400 〃 トルエン 400 〃 この組成物をボ−ルミル中で72時間混合分散して磁性
塗料を調製した。次いで、この磁性塗料を厚さ 9.8μm
のポリエステルフイルム上に、塗布、乾燥して厚さが1
3μmの磁性層を形成し、19mm幅に裁断して、長さ
1670mのビデオテ−プをつくった。
磁気テ−プカ−トリッジの試験例について説明する。 試験例1 α−Fe磁性粉末 600重量部 エスレックCN(積水化学工業社製、塩化ビニル−酢酸ビニ 80 〃 ル−ビニルアルコ−ル共重合体) パンデックスT−5250(大日本インキ化学工業社製、ウ 30 〃 レタンエラストマ−) コロネ−トL(日本ポリウレタン工業社製、三官能性低分子 10 〃 量イソシアネ−ト化合物) メチルイソブチルケトン 400 〃 トルエン 400 〃 この組成物をボ−ルミル中で72時間混合分散して磁性
塗料を調製した。次いで、この磁性塗料を厚さ 9.8μm
のポリエステルフイルム上に、塗布、乾燥して厚さが1
3μmの磁性層を形成し、19mm幅に裁断して、長さ
1670mのビデオテ−プをつくった。
【0033】次いで、このようにして得られたビデオテ
−プ8を、図1および図2に示すテ−プリ−ル1に巻回
し、このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル
1を、図3に示すビデオ用磁気テ−プカ−トリッジの本
体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プカ−ト
リッジを作成した。
−プ8を、図1および図2に示すテ−プリ−ル1に巻回
し、このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル
1を、図3に示すビデオ用磁気テ−プカ−トリッジの本
体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プカ−ト
リッジを作成した。
【0034】試験例2 試験例1と同様にしてビデオテ−プをつくり、このビデ
オテ−プ8を、図4に示すテ−プリ−ル1aに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1a
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
オテ−プ8を、図4に示すテ−プリ−ル1aに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1a
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
【0035】試験例3 試験例1と同様にしてビデオテ−プをつくり、このビデ
オテ−プ8を、図5に示すテ−プリ−ル1bに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1b
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
オテ−プ8を、図5に示すテ−プリ−ル1bに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1b
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
【0036】試験例4 試験例1と同様にしてビデオテ−プをつくり、このビデ
オテ−プ8を、図6に示すテ−プリ−ル1cに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1c
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
オテ−プ8を、図6に示すテ−プリ−ル1cに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1c
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
【0037】試験例5 試験例1と同様にしてビデオテ−プをつくり、このビデ
オテ−プ8を、図7に示すテ−プリ−ル1dに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1d
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
オテ−プ8を、図7に示すテ−プリ−ル1dに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1d
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
【0038】試験例6 試験例1と同様にしてビデオテ−プをつくり、このビデ
オテ−プ8を、図8に示すテ−プリ−ル1eに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1e
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
オテ−プ8を、図8に示すテ−プリ−ル1eに巻回し、
このビデオテ−プ8を巻回した一対のテ−プリ−ル1e
を、図3に示すのと同じビデオ用磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス10内に装着して、ビデオ用磁気テ−プ
カ−トリッジを作成した。
【0039】試験例7 試験例1と同様にしてビデオテ−プをつくり、このビデ
オテ−プを、従来の上フランジに空気流出用凹溝および
空気流入用貫通孔が形成されていないテ−プリ−ルに巻
回した以外は、試験例1と同様にしてビデオテ−プ用磁
気テ−プカ−トリッジを作成した。
オテ−プを、従来の上フランジに空気流出用凹溝および
空気流入用貫通孔が形成されていないテ−プリ−ルに巻
回した以外は、試験例1と同様にしてビデオテ−プ用磁
気テ−プカ−トリッジを作成した。
【0040】各試験例で得られたビデオテ−プ用磁気テ
−プカ−トリッジを、ソニ−社製;デジタルVTR D
2(DVR−18)に装填し、シャトルモ−ドで1〜1
00倍速(テ−プ巻き取り速度:0.13〜13m/sec )
まで速度を変化させてシャトルサ−チ走行を行った。そ
して、各種巻き取り速度で走行後、各磁気テ−プカ−ト
リッジ内の巻き取り側テ−プリ−ルを取り出し、上フラ
ンジ4を取り外したのち、テ−プ巻芯3から約10mm
はなれた部分のビデオテ−プ8上エッジの半径方向の断
面形状における中心線平均粗さ(Ra)を、表面粗さ計
(東京精密社製;サ−フコム1000A)で測定し、ビ
デオテ−プの巻き乱れを調べた。
−プカ−トリッジを、ソニ−社製;デジタルVTR D
2(DVR−18)に装填し、シャトルモ−ドで1〜1
00倍速(テ−プ巻き取り速度:0.13〜13m/sec )
まで速度を変化させてシャトルサ−チ走行を行った。そ
して、各種巻き取り速度で走行後、各磁気テ−プカ−ト
リッジ内の巻き取り側テ−プリ−ルを取り出し、上フラ
ンジ4を取り外したのち、テ−プ巻芯3から約10mm
はなれた部分のビデオテ−プ8上エッジの半径方向の断
面形状における中心線平均粗さ(Ra)を、表面粗さ計
(東京精密社製;サ−フコム1000A)で測定し、ビ
デオテ−プの巻き乱れを調べた。
【0041】ビデオテ−プの巻き乱れ度は、テ−プ巻き
取り速度0.13m/sec で走行後のエッジ半径方向断面の
中心線平均粗さ(Ra)を基準として、各テ−プ巻き取
り速度で走行後のエッジ半径方向断面の中心線平均粗さ
(Ra)の最大値との相対比を求めて評価し、各試験例
におけるビデオテ−プの巻き乱れ度の指標とした。下記
表1はその結果である。
取り速度0.13m/sec で走行後のエッジ半径方向断面の
中心線平均粗さ(Ra)を基準として、各テ−プ巻き取
り速度で走行後のエッジ半径方向断面の中心線平均粗さ
(Ra)の最大値との相対比を求めて評価し、各試験例
におけるビデオテ−プの巻き乱れ度の指標とした。下記
表1はその結果である。
【0042】
【0043】上記表1から明らかなように、試験例7で
得られたビデオテ−プ用磁気テ−プカ−トリッジは巻き
乱れ度が3以上であるのに対し、この発明で得られたビ
デオテ−プ用磁気テ−プカ−トリッジ(試験例1〜6)
は、いずれも巻き乱れ度が1〜2と試験例7に比して小
さく、ビデオテ−プの巻き乱れが効果的に防止されてい
る。
得られたビデオテ−プ用磁気テ−プカ−トリッジは巻き
乱れ度が3以上であるのに対し、この発明で得られたビ
デオテ−プ用磁気テ−プカ−トリッジ(試験例1〜6)
は、いずれも巻き乱れ度が1〜2と試験例7に比して小
さく、ビデオテ−プの巻き乱れが効果的に防止されてい
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のテ−プ
リ−ルによれば、テ−プ巻き取り時のテ−プの巻き乱れ
を充分に防止して、良好な巻き姿でテ−プを巻き取るこ
とができ、このテ−プリ−ルを装着したこの発明の磁気
テ−プカ−トリッジは、磁気テ−プの巻き乱れが効果的
に防止されて、磁気テ−プが良好な巻き姿で巻き取ら
れ、信頼性が向上されることがわかる。
リ−ルによれば、テ−プ巻き取り時のテ−プの巻き乱れ
を充分に防止して、良好な巻き姿でテ−プを巻き取るこ
とができ、このテ−プリ−ルを装着したこの発明の磁気
テ−プカ−トリッジは、磁気テ−プの巻き乱れが効果的
に防止されて、磁気テ−プが良好な巻き姿で巻き取ら
れ、信頼性が向上されることがわかる。
【図1】この発明のテ−プリ−ルの一実施例を示す一部
切欠拡大斜視図である。
切欠拡大斜視図である。
【図2】図1に示すテ−プリ−ルの断面図である。
【図3】この発明のテ−プリ−ルを装着したビデオ用磁
気テ−プカ−トリッジの一実施例を示す斜視図である。
気テ−プカ−トリッジの一実施例を示す斜視図である。
【図4】この発明のテ−プリ−ルの他の実施例を示す一
部切欠拡大斜視図である。
部切欠拡大斜視図である。
【図5】この発明のテ−プリ−ルの他の実施例を示す一
部切欠拡大斜視図である。
部切欠拡大斜視図である。
【図6】この発明のテ−プリ−ルの他の実施例を示す一
部切欠拡大斜視図である。
部切欠拡大斜視図である。
【図7】この発明のテ−プリ−ルの他の実施例を示す一
部切欠拡大斜視図である。
部切欠拡大斜視図である。
【図8】この発明のテ−プリ−ルの他の実施例を示す一
部切欠拡大斜視図である。
部切欠拡大斜視図である。
【図9】従来の磁気テ−プカ−トリッジの一例を示す内
面図である。
面図である。
【図10】従来の磁気テ−プカ−トリッジの他の例を示
す内面図である。
す内面図である。
1,1a,1b,1c,1d,1e テ−プリ−ル 2 下フランジ 3 テ−プ巻芯 4 上フランジ 5,5a,5b,5c,5d,5e 空気流出用凹溝 51,52 突条 6,6a 空気流入用貫通孔 8 テ−プ(ビデオテ−プ) 10 本体ケ−ス
Claims (12)
- 【請求項1】 テ−プリ−ルの上下いずれか一方のフラ
ンジの内面にテ−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射
状に伸びる空気流出用凹溝を設けたことを特徴とするテ
−プリ−ル - 【請求項2】 空気流出用凹溝が、フランジの内面にテ
−プ巻芯からフランジ外周にかけて凹設した直線状の凹
溝である請求項1記載のテ−プリ−ル - 【請求項3】 空気流出用凹溝が、フランジの内面にテ
−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に伸びる突条
を並設して形成した直線状の凹溝である請求項1記載の
テ−プリ−ル - 【請求項4】 空気流出用凹溝が、フランジの内面にテ
−プ巻芯からフランジ外周にかけて凹設したスパイラル
状の凹溝である請求項1記載のテ−プリ−ル - 【請求項5】 空気流出用凹溝が、フランジの内面にテ
−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に伸びる突条
を並設して形成したスパイラル状の凹溝である請求項1
記載のテ−プリ−ル - 【請求項6】 テ−プリ−ルのフランジに、さらに空気
流出用凹溝に連通する空気流入用貫通孔を穿設した請求
項1ないし5記載のテ−プリ−ル - 【請求項7】 磁気テ−プカ−トリッジの本体内に、テ
−プリ−ルの上下いずれか一方のフランジの内面にテ−
プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に伸びる空気流
出用凹溝を設けた一対のテ−プリ−ルを装着し、各テ−
プリ−ル間に磁気テ−プを巻回させてなる磁気テ−プカ
−トリッジ - 【請求項8】 空気流出用凹溝が、フランジの内面にテ
−プ巻芯からフランジ外周にかけて凹設した直線状の凹
溝である請求項7記載の磁気テ−プカ−トリッジ - 【請求項9】 空気流出用凹溝が、フランジの内面にテ
−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に伸びる突条
を並設して形成した直線状の凹溝である請求項7記載の
磁気テ−プカ−トリッジ - 【請求項10】 空気流出用凹溝が、フランジの内面に
テ−プ巻芯からフランジ外周にかけて凹設したスパイラ
ル状の凹溝である請求項7記載の磁気テ−プカ−トリッ
ジ - 【請求項11】 空気流出用凹溝が、フランジの内面に
テ−プ巻芯からフランジ外周にかけて放射状に伸びる突
条を並設して形成したスパイラル状の凹溝である請求項
7記載の磁気テ−プカ−トリッジ - 【請求項12】 テ−プリ−ルのフランジに、さらに空
気流出用凹溝に連通する空気流入用貫通孔を穿設した請
求項7ないし11記載の磁気テ−プカ−トリッジ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35097192A JPH06176532A (ja) | 1992-12-05 | 1992-12-05 | テ−プリ−ル並びにこのテ−プリ−ルを装着した磁気テ−プカ−トリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35097192A JPH06176532A (ja) | 1992-12-05 | 1992-12-05 | テ−プリ−ル並びにこのテ−プリ−ルを装着した磁気テ−プカ−トリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06176532A true JPH06176532A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18414165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35097192A Withdrawn JPH06176532A (ja) | 1992-12-05 | 1992-12-05 | テ−プリ−ル並びにこのテ−プリ−ルを装着した磁気テ−プカ−トリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06176532A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0451292A1 (en) * | 1989-10-30 | 1991-10-16 | Tonen Sekiyukagaku K.K. | Pressure-sensitive adhesive tape |
US7533848B2 (en) | 2004-08-03 | 2009-05-19 | Hitachi Maxell, Ltd. | Tape reel and magnetic tape cartridge |
-
1992
- 1992-12-05 JP JP35097192A patent/JPH06176532A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0451292A1 (en) * | 1989-10-30 | 1991-10-16 | Tonen Sekiyukagaku K.K. | Pressure-sensitive adhesive tape |
EP0451292B1 (en) * | 1989-10-30 | 1995-07-12 | Tonen Sekiyukagaku K.K. | Pressure-sensitive adhesive tape |
US7533848B2 (en) | 2004-08-03 | 2009-05-19 | Hitachi Maxell, Ltd. | Tape reel and magnetic tape cartridge |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |