JP3438015B2 - スピーカの導電ダンパ - Google Patents
スピーカの導電ダンパInfo
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- JP3438015B2 JP3438015B2 JP21893097A JP21893097A JP3438015B2 JP 3438015 B2 JP3438015 B2 JP 3438015B2 JP 21893097 A JP21893097 A JP 21893097A JP 21893097 A JP21893097 A JP 21893097A JP 3438015 B2 JP3438015 B2 JP 3438015B2
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- Japan
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- damper
- tinsel
- speaker
- conductive damper
- tinsel wire
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスピーカの導電ダン
パに関する。
パに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカでは、図3に示すよう
に、綿布等からなるダンパ基材2の上に、その同心円状
のコルゲーション2aに沿って錦糸線3を直線的に(す
なわち、コルゲーション2aの半径方向に直線的に)ぬ
いこんだ導電ダンパ1があった。そして、ボイスコイル
4のコイルボビン4aにはコイル部(図示しない)のリ
ード線に接続される銅箔部4bが貼着されており、この
銅箔部4bと錦糸線3の内端部3aとを半田付けして導
通させている。錦糸線3の外端部3bはスピーカの入力
端子(図示しない)に接続されている。
に、綿布等からなるダンパ基材2の上に、その同心円状
のコルゲーション2aに沿って錦糸線3を直線的に(す
なわち、コルゲーション2aの半径方向に直線的に)ぬ
いこんだ導電ダンパ1があった。そして、ボイスコイル
4のコイルボビン4aにはコイル部(図示しない)のリ
ード線に接続される銅箔部4bが貼着されており、この
銅箔部4bと錦糸線3の内端部3aとを半田付けして導
通させている。錦糸線3の外端部3bはスピーカの入力
端子(図示しない)に接続されている。
【0003】図3に示す導電ダンパ1は、例えば図4に
示すようなスピーカユニット10に使用され、ボイスコ
イル4は振動板5に結合され、導電ダンパ1はフレーム
に固定される。
示すようなスピーカユニット10に使用され、ボイスコ
イル4は振動板5に結合され、導電ダンパ1はフレーム
に固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の導電ダンパ1は、スピーカが大入力で長時間
作動したときに、振幅による屈曲やつっぱりで錦糸線3
が疑似断線(複数本の導体からなる錦糸線の一部が断線
した状態であり、錦糸線のフェールセーフにより完全に
は断線していないがプツプツ音がする。)してしまい、
動作停止してしまうことがある。
うな構成の導電ダンパ1は、スピーカが大入力で長時間
作動したときに、振幅による屈曲やつっぱりで錦糸線3
が疑似断線(複数本の導体からなる錦糸線の一部が断線
した状態であり、錦糸線のフェールセーフにより完全に
は断線していないがプツプツ音がする。)してしまい、
動作停止してしまうことがある。
【0005】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
した新規構造を有するスピーカの導電ダンパを提供する
ことにある。
した新規構造を有するスピーカの導電ダンパを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスピーカの
導電ダンパは、請求項1に記載の通り、同心円状のコル
ゲーションを有するダンパ基材に錦糸線をコルゲーショ
ンに沿って且つコルゲーションの半径方向に対して平面
波状に装着すると共に、錦糸線はダンパ基材の同心円状
のコルゲーションの一部分にその半径方向に対して平面
波状に装着し、かつ残りの部分にその半径方向に対して
直線的に装着したことを特徴とする。
導電ダンパは、請求項1に記載の通り、同心円状のコル
ゲーションを有するダンパ基材に錦糸線をコルゲーショ
ンに沿って且つコルゲーションの半径方向に対して平面
波状に装着すると共に、錦糸線はダンパ基材の同心円状
のコルゲーションの一部分にその半径方向に対して平面
波状に装着し、かつ残りの部分にその半径方向に対して
直線的に装着したことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係るスピーカの導電ダンパ
は、請求項2に記載の通り、請求項1記載の導電ダンパ
において、錦糸線が複数の錦糸線を平網状に編組した平
網錦糸線であることを特徴とする。
は、請求項2に記載の通り、請求項1記載の導電ダンパ
において、錦糸線が複数の錦糸線を平網状に編組した平
網錦糸線であることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るスピーカの導
電ダンパの一実施例を示す平面図である。図1におい
て、導電ダンパ1は、綿布等からなるダンパ基材2の上
に、その同心円状のコルゲーション2aに沿って錦糸線
3をコルゲーション2aの全体にわたってその半径方向
に対して平面から見て波状に縫い込み等により装着して
いる。この錦糸線3は複数の錦糸線を平網状に編組した
ものを使用する。その他の構造は図3及び図4の従来例
と同様である。
電ダンパの一実施例を示す平面図である。図1におい
て、導電ダンパ1は、綿布等からなるダンパ基材2の上
に、その同心円状のコルゲーション2aに沿って錦糸線
3をコルゲーション2aの全体にわたってその半径方向
に対して平面から見て波状に縫い込み等により装着して
いる。この錦糸線3は複数の錦糸線を平網状に編組した
ものを使用する。その他の構造は図3及び図4の従来例
と同様である。
【0011】これにより、錦糸線3は、その有効長が従
来に比して長くなり、スピーカへの大入力による大振幅
時にもつっぱりにくくなり、錦糸線3にかかるストレス
が減るため疑似断線しにくくなり、従来品よりも大入力
での連続作動が可能となる。
来に比して長くなり、スピーカへの大入力による大振幅
時にもつっぱりにくくなり、錦糸線3にかかるストレス
が減るため疑似断線しにくくなり、従来品よりも大入力
での連続作動が可能となる。
【0012】
【実施例】次に、図2は本発明に係るスピーカの導電ダ
ンパの他の実施例を示す平面図である。図2では、錦糸
線3はダンパ基材2の同心円状コルゲーション2aの一
部分、例えば一番ストレスのかかる内周部のみ、にその
半径方向に対して平面波状にぬいこむと共に、残りの部
分にその半径方向に対して直線的に縫い込み等により装
着している。この錦糸線3は複数の錦糸線を平網状に編
組したものを使用する。その他の構造は図3及び図4の
従来例と同様である。
ンパの他の実施例を示す平面図である。図2では、錦糸
線3はダンパ基材2の同心円状コルゲーション2aの一
部分、例えば一番ストレスのかかる内周部のみ、にその
半径方向に対して平面波状にぬいこむと共に、残りの部
分にその半径方向に対して直線的に縫い込み等により装
着している。この錦糸線3は複数の錦糸線を平網状に編
組したものを使用する。その他の構造は図3及び図4の
従来例と同様である。
【0013】これにより、錦糸線3は、一番ストレスの
かかる内周部のみが平面波状に装着したのでスピーカへ
の大入力による大振幅時にもつっぱりにくくなりストレ
スが減るため疑似断線しにくくなると共に、有効長も図
1のものに比して長くなることがなくあまりコストに影
響を与えないで済む。
かかる内周部のみが平面波状に装着したのでスピーカへ
の大入力による大振幅時にもつっぱりにくくなりストレ
スが減るため疑似断線しにくくなると共に、有効長も図
1のものに比して長くなることがなくあまりコストに影
響を与えないで済む。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るスピーカの導電ダンパによ
れば、従来品よりも、錦糸線が疑似断線しにくくなり、
大入力での連続作動が可能となる。
れば、従来品よりも、錦糸線が疑似断線しにくくなり、
大入力での連続作動が可能となる。
【図1】本発明に係るスピーカの導電ダンパの一実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図2】本発明に係るスピーカの導電ダンパの他の実施
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図3】従来のスピーカの導電ダンパの一例を示し、
(A)は斜視図、(B)は平面図である。
(A)は斜視図、(B)は平面図である。
【図4】導電ダンパを使用したスピーカユニットの断面
図である。
図である。
1 導電ダンパ
2 ダンパ基材
2a コルゲーション
3 錦糸線
3a 内端部
3b 外端部
4 ボイスコイル
4a コイルボビン
4b 銅箔部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04R 9/02 103
H04R 1/06 310
H04R 9/04 103
Claims (2)
- 【請求項1】 同心円状のコルゲーションを有するダン
パ基材に錦糸線を上記コルゲーションに沿って且つ上記
コルゲーションの半径方向に対して平面波状に装着する
と共に、 上記錦糸線は上記ダンパ基材の同心円状の上記コルゲー
ションの一部分にその半径方向に対して平面波状に装着
し、かつ残りの部分にその半径方向に対して直線的に装
着した ことを特徴とするスピーカの導電ダンパ。 - 【請求項2】 請求項1記載の導電ダンパにおいて、前
記錦糸線が複数の錦糸線を平網状に編組した平網錦糸線
であることを特徴とするスピーカの導電ダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21893097A JP3438015B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | スピーカの導電ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21893097A JP3438015B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | スピーカの導電ダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1155792A JPH1155792A (ja) | 1999-02-26 |
JP3438015B2 true JP3438015B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=16727558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21893097A Expired - Fee Related JP3438015B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | スピーカの導電ダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3438015B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9363593B2 (en) | 2014-05-01 | 2016-06-07 | Bose Corporation | Transducer suspension elements with built-in tinsel wire |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008004293A1 (fr) * | 2006-07-06 | 2008-01-10 | Pioneer Corporation | Dispositif de haut-parleur |
GB202115322D0 (en) * | 2021-10-25 | 2021-12-08 | Pss Belgium Nv | Loudspeaker |
CN114095839B (zh) * | 2021-11-29 | 2023-08-15 | 深圳摩罗志远科技有限公司 | 一种定心支片及其制备方法 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP21893097A patent/JP3438015B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9363593B2 (en) | 2014-05-01 | 2016-06-07 | Bose Corporation | Transducer suspension elements with built-in tinsel wire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1155792A (ja) | 1999-02-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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