JP3437838B2 - バックライト - Google Patents

バックライト

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JP3437838B2
JP3437838B2 JP2001039074A JP2001039074A JP3437838B2 JP 3437838 B2 JP3437838 B2 JP 3437838B2 JP 2001039074 A JP2001039074 A JP 2001039074A JP 2001039074 A JP2001039074 A JP 2001039074A JP 3437838 B2 JP3437838 B2 JP 3437838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バックライトに
係り、特に、導光板の端面に沿って放電管を配置して成
るサイドライト方式のバックライトに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネル等の非自己発光型の透過
型表示パネルにおいては、その背面側にバックライトを
設け、該バックライトからの光を、上記透過型表示パネ
ルの背面から照射することによって表示を行っている。
図9は、サイドライト方式と一般に呼ばれているバック
ライト70の一例を示す概略断面図であり、光源としての
放電管72と、透明な導光板74とを備えている。また図示
は省略するが、上記導光板74の表面には光拡散板が接合
されると共に、裏面には光反射板が接合されている。
【0003】上記放電管72は、透光性を備えたガラス管
より成る一本の細長い発光管部76と、該発光管部76の両
端部76a,76bに、上記発光管部76と略直交状態で接続
される一対の封止管部78とを備えており、上記発光管部
76は、導光板74の一端面に沿って配置されていると共
に、上記一対の封止管部78は、上記発光管部76が配置さ
れた一端面と直交する端面に沿って配置されている。上
記封止管部78は、直管状の管体部80と、該管体部80の両
端開口を溶融・封止して形成された一対の封止部82a,
82bを有しており、一方の封止部82aには、放電電極84
とリード端子86の一部が封入されている。上記封止管部
78の管体部80には、上記発光管部76の内径と略同径の孔
88が形成されており、該孔88と、発光管部76の内径とを
一致させて、封止管部78と発光管部76とを連通させた状
態で、発光管部76の両端部76a,76bの端面を、封止管
部78の外面に接合することにより、気密容器90が構成さ
れている。上記気密容器90内には、紫外線生成用の放電
ガスが充填されている。さらに、図示は省略するが、上
記発光管部76の内面又は外面には、蛍光体が被着されて
いる。
【0004】而して、一対のリード端子86を介して放電
管72に電圧が印加されると、放電電極84間に放電が発生
し、電子が紫外線放射ガスに衝突して様々な波長の紫外
線が放射されるのである。放射された紫外線は、発光管
部76の内面又は外面に被着された蛍光体を励起し、可視
光が放射されるのである。この発光管部76から放射され
た可視光が、上記導光板74に入射し、入射した可視光
は、導光板74内部で反射しながら進み、且つ、導光板74
の裏面側に向かった可視光は光反射板により表面側に反
射されるため、導光板74表面全域から可視光が放射され
ることとなる。導光板表面から放射された可視光は、光
拡散板によって拡散されて、導光板74の上方に配置され
た図示しない透過型表示パネル側へ向かう光と成される
のである。
【0005】上記バックライト70にあっては、導光板74
の一端面に沿っては、放電管72の発光管部76のみが配置
されており、放電電極84及びリード端子86が封入され、
可視光発生に寄与しない封止部82aが配置されていない
ことから、導光板74の一端面の全長に亘って可視光を入
射させることができ、導光板表面における輝度ムラを防
止できるようになっている。尚、上記放電管72におい
て、発光管部76と封止管部78という2つの部材を接続し
て上記気密容器90を構成し、単一部材で気密容器90を構
成しなかったのは次の理由による。すなわち、単一部材
で上記気密容器90を構成する場合には、一本の細長いガ
ラス管の両端近傍を略直角に屈曲させる必要があるが、
バックライト用の放電管72に使用されるガラス管の管径
は1〜2mm程度と非常に小さいため、屈曲部近傍におい
てガラス管の内面同士が接触して管内が閉塞してしまう
ことがあるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バックライト70にあっては、上記の通り、導光板74の一
端面に沿って、放電管72の発光管部76のみを配置させた
ため、発光管部76の両端に接続された封止管部78は、バ
ックライト70の一端面の両端から外方へ突出させた状態
で配置せざるを得ず、これがバックライト外形の大型化
をもたらしていた。
【0007】この発明は、上記問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的とするところは、放電管の発光
管部及び封止管部の双方を、導光板の一端面の両端内方
に配置させることができ、しかも、導光板の一端面の全
長に亘って可視光を入射させることができるバックライ
トを実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係るバックライトは、導光板
と、透光性材料より成る発光管部の両端部に、透光性材
料より成り、管体部と該管体部の両端開口を封止して形
成した第1の封止部、第2の封止部とを有する封止管部
を、それぞれ略直交状態で連通接続して気密容器を形成
し、該気密容器内に放電ガスを封入し、また、上記各封
止管部の第1の封止部内に放電電極の一部を封入し、さ
らに、上記第2の封止部の外面を略平坦面に形成すると
共に、上記発光管部を、上記第2の封止部直近位置の管
体部に接続して構成した放電管とを少なくとも備えたバ
ックライトであって、上記導光板の一端面の両端部に、
上記放電管の各封止管部における第2の封止部の外面を
それぞれ当接配置すると共に、上記第2の封止部の外面
が当接配置された両端部以外の導光板の一端面に沿っ
て、上記発光管部を配置したことを特徴とする
【0009】請求項1に係るバックライトを構成する
電管にあっては、放電電極間で放電が発生すると、該放
電に起因して生成される可視光は、発光管部内のみなら
ず、封止管部の管体部内でも生成され、この管体部内で
生成された可視光は管体部及び第2の封止部から放射可
能である。このため、上記放電管と導光板とを備えた請
求項に係るバックライトにあっては、導光板の一端面
の両端に、上記放電管の各封止管部における第2の封止
部の外面をそれぞれ当接配置すると共に、第2の封止部
が当接配置された両端以外の導光板の一端面に沿って、
上記発光管部を配置することにより、放電管の発光管部
及び封止管部の双方を、導光板の一端面の両端内方に配
置させることができる。しかも、導光板の一端面の両端
部へは、封止管部の第2の封止部から放射された可視光
が入射され、上記両端部以外の一端面へは、発光管部か
ら放射された可視光が入射されるので、導光板の一端面
の全長に亘って可視光を入射させることができる。
【0010】さらに、上記放電管においては、第2の封
止部の外面が略平坦面と成されていると共に、発光管部
は、第2の封止部の直近位置で管体部と接続されている
ことから、発光管部の外端部から突出する第2の封止部
の突出長さが小さく、このため、第2の封止部の外面を
導光板の一端面に当接させて配置した場合、発光管部
を、導光板の一端面と近接した状態で配置することがで
き、従って、発光管部から放射される可視光を効率良
く、導光板内へ入射させることができる。
【0011】また、本発明の請求項に係るバックライ
トは、導光板と、透光性材料より成る発光管部の両端部
に、透光性材料より成り、管体部と該管体部の両端開口
を封止して形成した第1の封止部、第2の封止部とを有
する封止管部を、それぞれ略直交状態で連通接続して気
密容器を形成し、該気密容器内に放電ガスを封入し、ま
た、上記各封止管部の第1の封止部内に放電電極の一部
を封入して成る放電管とを少なくとも備えたバックライ
トであって、上記導光板の一端面の両端部に切欠を形成
し、該切欠の形成されていない一端面に沿って、上記放
電管の発光管部を配置すると共に、上記切欠内に、上記
発光管部の外端部から突出する管体部及び第2の封止部
を配置したことを特徴とする。
【0012】上記請求項に係るバックライトにあって
は、導光板の一端面の両端部に切欠を形成し、該切欠の
形成されていない一端面に沿って、上記放電管の発光管
部を配置すると共に、上記切欠内に、上記発光管部の外
端部から突出する管体部及び第2の封止部を配置したこ
とから、放電管の発光管部及び封止管部の双方を、導光
板の一端面の両端内方に配置させることができる。しか
も、上記切欠の形成されていない一端面へは、発光管部
から放射された可視光が入射され、切欠形成箇所の一端
面へは、発光管部から放射された可視光が入射されるの
で、導光板の一端面の全長に亘って可視光を入射させる
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る第1の放電
管10の断面図であり、この第1の放電管10は、紫外線透
過特性を備えた硬質ガラス管より成る発光管部12と、該
発光管部12の両端部12a,12bに、上記発光管部12と略
直交状態で接続され、上記発光管部12と同じ材質である
紫外線透過特性を備えた硬質ガラスより成る一対の封止
管部14とを備えている。
【0014】上記封止管部14は、直管状の管体部16と、
該管体部16の両端開口を溶融・封止して形成された第1
の封止部18,第2の封止部19を有しており、第1の封止
部18には、放電電極20とリード端子22の一部が封入され
ている。そして、上記放電電極20の先端部は第1の封止
部18外に突出して管体部16内に露出すると共に、基端部
は第1の封止部18内に埋設されたリード端子22の一端に
接続されている。尚、上記リード端子22の他端は、第1
の封止部18外に突出している。また、第2の封止部19の
外面19aは、略平坦面と成されている。
【0015】また、上記発光管部12の左右両端部12a,
12b内には、それぞれ筒状体24,24が挿入配置されてい
る。この筒状体24は、発光管部12を構成する硬質ガラス
(融点約800度)より、高融点で且つ透光性を備えた
材料である石英ガラス(融点約2000度)等で構成さ
れている。このように、上記筒状体24を石英ガラスのよ
うな透光性を備えた材料で構成することにより、発光管
部12からの紫外線発光が筒状体24によって遮られること
がなく、発光管部12の発光面積の減少をもたらすことが
ない。もっとも、上記筒状体24を構成する材料として、
上記発光管部12を構成する硬質ガラスより高融点のセラ
ミックやアルミニウム等の不透光性材料を使用すること
もできる。この場合には、発光管部12の発光面積の減少
をできるだけ小さくするために、筒状体24の長さを可能
な限り短くするのが望ましい。尚、上記筒状体24は、そ
の一部が上記発光管部12の端部12a,12bから若干突出
した状態で挿入配置されていても良い。
【0016】上記封止管部14の管体部16における、第2
の封止部19の直近位置に、上記発光管部12の外径と略同
径の孔26が形成されており、該孔26より、上記発光管部
12の端部12a,12bを管体部16内に挿入して、発光管部
12と管体部16とを連通させた状態で、発光管部12の端部
12a,12b外面と封止管部14とを接合することにより、
気密容器28が構成されている。上記の通り、第2の封止
部19の外面19aが略平坦面と成されていると共に、発光
管部12は、第2の封止部19の直近位置で管体部16と接続
されていることから、発光管部12の外端部12cから突出
する第2の封止部19の突出長さは、第2の封止部19の肉
厚程度にすぎず、極めて小さく成されている。尚、図面
の表現上、図1においては、発光管部12の外端部12cか
ら突出する第2の封止部19の突出長さが強調されている
が、実際には、発光管部12の外径が1〜2mm程度である
ことから、上記突出長さはミクロン単位にすぎないもの
である。
【0017】上記気密容器28内には、紫外線生成用の放
電ガスとして、例えばアルゴンと水銀とを混合してなる
紫外線放射ガス、或いは、キセノンを主体とした紫外線
放射ガスが充填されている。また、図示は省略するが、
上記発光管部12外面と、封止管部14の第2の封止部外面
19aには、蛍光体が被着されている。
【0018】図2は、上記第1の放電管10を用いた第1
のバックライト32の断面図である。該バックライト32
は、光源としての上記第1の放電管10と、透明アクリル
樹脂製の矩形状の導光板34とを備えている。また図3に
示すように、上記導光板34の表面には光拡散板36が接合
されると共に、裏面には光反射板38が接合されている。
尚、図2において、40は第1の放電管10の駆動回路等を
備えた駆動部である。
【0019】上記導光板34の一端面の両端部に、各封止
管部14における第2の封止部19の外面19aが当接配置さ
れ、また、上記第2の封止部19の外面19aが当接配置さ
れた両端部以外の一端面に沿っては、発光管部12が配置
されている。この結果、放電管10の発光管部12及び封止
管部14の双方が、導光板34の一端面の両端内方に配置さ
れることとなる。また、上記の通り、発光管部12の外端
部12cから突出する第2の封止部19の突出長さは極めて
小さく成されていることから、第2の封止部19の外面19
aを導光板34の一端面に当接させて配置した場合、発光
管部12を、導光板34の一端面と近接して配置することが
できる。このため、発光管部12から放射される可視光を
効率良く、導光板34内へ入射させることが可能となって
いる。
【0020】而して、一対のリード端子22を介して第1
の放電管10に電圧が印加されると、放電電極20間に放電
が発生し、発光管部12内及び封止管部14の管体部16内に
おいて、電子が紫外線放射ガスに衝突して様々な波長の
紫外線が放射されるのである。発光管部12内で放射され
た紫外線は、発光管部12外面に被着された蛍光体を励起
して可視光を放射させ、この発光管部12から放射された
可視光は、上記導光板34の一端面から該導光板34内に入
射する。また、封止管部14の管体部16内で放射された紫
外線は、第2の封止部外面19aに被着された蛍光体を励
起して可視光を放射させ、この第2の封止部19から放射
された可視光も、上記導光板34の両端部から該導光板34
内に入射する。この結果、導光板34の一端面の全長に亘
って可視光を入射させることができる。導光板34内に入
射した可視光は、導光板34内部で反射しながら進み、且
つ、導光板34の裏面側に向かった可視光は光反射板38に
より表面側に反射されるため、導光板34表面全域から可
視光が放射されることとなる。この導光板34表面から放
射された可視光は、光拡散板36によって拡散されて、導
光板34の上方に配置された図示しない透過型表示パネル
側へ向かう光と成されるのである。
【0021】次に、上記第1の放電管10の製造方法を図
4乃至図7に基づいて説明する。先ず、放電電極20とリ
ード端子22とを予め接続しておき、この接続された放電
電極20及びリード端子22を、封止管部14の元となる硬質
ガラス管41の一端側の開口より硬質ガラス管41内に挿入
する。この際、上記リード端子22の他端は、上記硬質ガ
ラス管41外に突出するように配置しておく。この状態
で、上記硬質ガラス管41における、放電電極20及びリー
ド端子22が挿入された側の端部を加熱溶融した後、冷却
固化させることにより、上記第1の封止部18が形成され
る。
【0022】次に、硬質ガラス管41の管体部16に、発光
管部12の外径と略同径と成された孔26を形成する。この
孔26は、硬質ガラス管41の管体部16を加熱して、軟化さ
せた状態で、窒素ガスや空気等のガスを吹き付けること
により形成することができる。また、硬質ガラス管41の
管体部16に、レーザー光線を照射し、管体部16を構成す
る硬質ガラスを蒸発させることによっても、上記孔26を
形成することができる。この場合は、管体部16における
孔26形成箇所の後方に位置する管体部16にレーザー光線
が照射されるのを防ぐために、レーザー光線を遮蔽する
遮蔽部材を管体部16内に挿入しておく必要がある。さら
に、上記孔26は、微小な砂粒子を含んだ水を、上記管体
部16表面に連続的に流し続けると共に、孔26形成箇所を
流れる水に超音波振動をかけ、水に含まれた砂粒子によ
って管体部16を削ることによっても形成可能である。ま
た、ミクロバーナーを使用して、硬質ガラス管41の管体
部16を溶融し、上記孔26を形成することも可能である。
尚、レーザー光線を用いて孔26を形成する方法、微小な
砂粒子を含んだ水を超音波振動させて孔26を形成する方
法の場合には、孔26の形状や大きさを比較的容易に制御
することができる。
【0023】次に、上記発光管部12の端部12a,12b内
に、上記筒状体24を挿入配置した後、図4に示すよう
に、発光管部12の端部12aを、上記孔26より、硬質ガラ
ス管41の管体部16内に挿入して、発光管部12と硬質ガラ
ス管41とを連通させる。そして、図5に示すように、バ
ーナー42により、発光管部12の端部12a及び硬質ガラス
管41の孔26近傍を、上記発光管部12及び硬質ガラス管41
を構成する硬質ガラスの融点より高く、且つ、上記筒状
体24の融点より低い温度で加熱して、発光管部12及び硬
質ガラス管41の双方を溶融した後、冷却固化させて、発
光管部12と硬質ガラス管41とを溶着して接合するのであ
る。上記の通り、発光管部12と封止管部14とは、同じ硬
質ガラスで構成されていることから、両者の熱膨張係数
が等しく、接合性は極めて良好である。
【0024】発光管部12の両端部12a,12bに、それぞ
れ硬質ガラス管41が接合された後、図示しない排気装置
を介して、硬質ガラス管41の他端側より、硬質ガラス管
41及び発光管部12内を排気して高真空状態とした後、紫
外線放射ガスを充填する。その後、図6に示すように、
孔26の直近位置の硬質ガラス管41の他端側をバーナー32
で加熱溶融して封じ切り、さらに、図7に示すように、
硬質ガラス管41の他端側を加圧した後、冷却固化させる
ことにより、その外面19aが略平坦面と成された上記第
2の封止部19が形成される。最後に、発光管部12外面
と、封止管部14の第2の封止部外面19aに、蛍光体を被
着させれば、図1に示す第1の放電管10が完成する。
【0025】上記製造方法においては、発光管部12の端
部12a,12b内に、発光管部12を構成する硬質ガラスよ
り高融点の材料で構成された筒状体24を挿入配置すると
共に、発光管部12及び封止管部14(硬質ガラス管41)を
構成する硬質ガラスの融点より高く、且つ、上記筒状体
24の融点より低い温度で加熱して発光管部12の端部12
a,12bと封止管部14との溶着を行うことから、溶着に
際し、発光管部12の端部12a,12bが溶融しても筒状体
24が溶融することはない。このため、溶融或いは熱変形
した発光管部12によって、端部12a,12b内が閉塞する
ことを防止できる。また、発光管部12の端部12a,12b
が、管体部16内に挿入されているので、溶融或いは熱変
形した封止管部14が発光管部12の端部12a,12b内に入
り込んで端部12a,12b内が閉塞することも防止でき
る。
【0026】図8は、本発明に係る第2のバックライト
44を示すものであり、該第2のバックライト44は、光源
としての第2の放電管46と、透明アクリル樹脂製の略矩
形状の導光板34とを備えている。また図示は省略する
が、上記第1のバックライト32と同様に、導光板34の表
面には光拡散板が接合されると共に、裏面には光反射板
が接合されている。
【0027】上記第2の放電管46は、第2の封止部19の
外面19aが略球面状と成されており、また、発光管部12
が、第2の封止部19の下方位置で管体部16と接続されて
いる点が上記第1の放電管10と異なっている。従って、
この第2の放電管46にあっては、発光管部12の外端部12
cから、管体部16の一部及び第2の封止部19が突出して
おり、その突出長さが、上第1の放電管10における封止
部外面19aの突出長さに比べて大きくなっている。ま
た、この第2の放電管46にあっては、第2の封止部19の
外面19aのみならず、発光管部12の外端部12cから突出
した管体部16の外面にも蛍光体が被着されている。この
第2の放電管46は、第1の放電管10の製造方法について
説明した上記図6の製造工程において、孔26の上方位置
の硬質ガラス管41の他端側をバーナー32で加熱溶融して
封じ切った後、そのまま冷却固化させることにより製造
することができる。
【0028】第2のバックライト44の導光板34の一端面
の左右両端部には、矩形状の切欠48が形成されており、
該切欠48の形成されていない一端面に沿って、第2の放
電管46の発光管部12が当接配置されると共に、上記切欠
48内に、発光管部12の外端部12cから突出する管体部16
及び第2の封止部19が配置されている。この結果、第2
の放電管46の発光管部12及び封止管部14の双方が、導光
板34の一端面の両端内方に配置されることとなる。
【0029】而して、一対のリード端子22を介して第2
の放電管46に電圧が印加されると、放電電極20間に放電
が発生し、発光管部12内及び封止管部14の管体部16内に
おいて、電子が紫外線放射ガスに衝突して様々な波長の
紫外線が放射されるのである。発光管部12内で放射され
た紫外線は、発光管部12外面に被着された蛍光体を励起
して可視光を放射させ、この発光管部12から放射された
可視光は、上記切欠48の形成されていない一端面から導
光板34内に入射する。また、封止管部14の管体部16内で
放射された紫外線は、第2の封止部外面19a及び管体部
16外面に被着された蛍光体を励起して可視光を放射さ
せ、この第2の封止部19及び管体部16から放射された可
視光も、切欠48形成箇所の一端面から導光板34内に入射
する。この結果、導光板34の一端面の全長に亘って可視
光を入射させることができる。
【0030】上記においては、発光管部12及び封止管部
14を構成するガラスとして、紫外線透過特性を備えた硬
質ガラスを例に挙げて説明したが、これに限定されるこ
となく、例えば石英ガラス等、紫外線透過特性を備えた
ガラスを、上記発光管部12及び封止管部14を構成する材
料として用いることができる。また、発光管部12の内面
及び封止管部14の管体部16内面に蛍光体を被着すると共
に、発光管部12及び封止管部14を透光性を備えた材料で
構成しても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明の第1のバックライトを構成する
放電管にあっては、放電電極間で放電が発生すると、該
放電に起因して生成される可視光は、発光管部内のみな
らず、封止管部の管体部内でも生成され、この管体部内
で生成された可視光は管体部及び第2の封止部から放射
可能である。このため、上記放電管と導光板とを備えた
本発明の第1のバックライトにあっては、導光板の一端
面の両端に、上記放電管の各封止管部における第2の封
止部の外面をそれぞれ当接配置すると共に、第2の封止
部が当接配置された両端以外の導光板の一端面に沿っ
て、上記発光管部を配置することにより、放電管の発光
管部及び封止管部の双方を、導光板の一端面の両端内方
に配置させることができ、バックライト外形の小型化を
図ることができる。しかも、導光板の一端面の両端部へ
は、封止管部の第2の封止部から放射された可視光が入
射され、上記両端部以外の一端面へは、発光管部から放
射された可視光が入射されるので、導光板の一端面の全
長に亘って可視光を入射させることができる。
【0032】さらに、上記放電管においては、第2の封
止部の外面が略平坦面と成されていると共に、発光管部
は、第2の封止部の直近位置で管体部と接続されている
ことから、発光管部の外端部から突出する第2の封止部
の突出長さが小さく、このため、第2の封止部の外面を
導光板の一端面に当接させて配置した場合、発光管部
を、導光板の一端面と近接した状態で配置することがで
き、発光管部から放射される可視光を効率良く、導光板
内へ入射させることができる。
【0033】また、本発明の第2のバックライトにあっ
ては、導光板の一端面の両端部に切欠を形成し、該切欠
の形成されていない一端面に沿って、上記放電管の発光
管部を配置すると共に、上記切欠内に、上記発光管部の
外端部から突出する管体部及び第2の封止部を配置した
ことから、放電管の発光管部及び封止管部の双方を、導
光板の一端面の両端内方に配置させることができ、バッ
クライト外形の小型化を図ることができる。しかも、上
記切欠の形成されていない一端面へは、発光管部から放
射された可視光が入射され、切欠形成箇所の一端面へ
は、発光管部から放射された可視光が入射されるので、
導光板の一端面の全長に亘って可視光を入射させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の放電管の断面図である。
【図2】本発明に係る第1のバックライトの断面図であ
る。
【図3】第1のバックライトの導光板と第1の放電管の
発光管部の断面図である。
【図4】本発明に係る第1の放電管の製造方法を示す説
明図である。
【図5】本発明に係る第1の放電管の製造方法を示す説
明図である。
【図6】本発明に係る第1の放電管の製造方法を示す説
明図である。
【図7】本発明に係る第1の放電管の製造方法を示す説
明図である。
【図8】本発明に係る第2のバックライトの要部概略断
面図である。
【図9】従来のバックライトの一例を示す要部概略断面
図である。
【符号の説明】
10 第1の放電管 12 発光管部 14 封止管部 16 管体部 18 第1の封止部 19 第2の封止部 19a第2の封止部の外周面 20 放電電極 22 リード端子 24 筒状体 26 孔 28 気密容器 32 第1のバックライト 34 導光板 41 硬質ガラス管 44 第2のバックライト 46 第2の放電管 48 切欠

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導光板と、透光性材料より成る発光管部
    の両端部に、透光性材料より成り、管体部と該管体部の
    両端開口を封止して形成した第1の封止部、第2の封止
    部とを有する封止管部を、それぞれ略直交状態で連通接
    続して気密容器を形成し、該気密容器内に放電ガスを封
    入し、また、上記各封止管部の第1の封止部内に放電電
    極の一部を封入し、さらに、上記第2の封止部の外面を
    略平坦面に形成すると共に、上記発光管部を、上記第2
    の封止部直近位置の管体部に接続して構成した放電管と
    を少なくとも備えたバックライトであって、上記導光板
    の一端面の両端部に、上記放電管の各封止管部における
    第2の封止部の外面をそれぞれ当接配置すると共に、上
    記第2の封止部の外面が当接配置された両端部以外の導
    光板の一端面に沿って、上記発光管部を配置したことを
    特徴とするバックライト
  2. 【請求項2】 導光板と、透光性材料より成る発光管部
    の両端部に、透光性材料より成り、管体部と該管体部の
    両端開口を封止して形成した第1の封止部、第2の封止
    部とを有する封止管部を、それぞれ略直交状態で連通接
    続して気密容器を形成し、該気密容器内に放電ガスを封
    入し、また、上記各封止管部の第1の封止部内に放電電
    極の一部を封入して成る放電管とを少なくとも備えたバ
    ックライトであって、上記導光板の一端面の両端部に切
    欠を形成し、該切欠の形成されていない一端面に沿っ
    て、上記放電管の発光管部を配置すると共に、上記切欠
    内に、上記発光管部の外端部から突出する管体部及び第
    2の封止部を配置したことを特徴とするバックライト
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