JP3437821B2 - 携帯電話器におけるロッドアンテナガイド口の構造 - Google Patents

携帯電話器におけるロッドアンテナガイド口の構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話器のロッド
アンテナを使用者の頭部側面から離れる方向へ傾斜して
引き出すロッドアンテナガイド口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平7−25606号公報において
は、携帯電話器の外囲器内に収納されているロッドアン
テナを該外囲器に設けたロッドアンテナガイド口を通し
て引き出した際に、アンテナ下端大径部を偏心孔により
片寄せしてロッドアンテナを傾斜させるようにしてい
る。
【0003】又図9Aに示すように、上記ロッドアンテ
ナガイド口2を画成する取付螺筒の下端部に割りを入れ
て複数の割りバネ片24を有する割りバネ筒23を形成
し、該割りバネ筒23によってロッドアンテナ1の傾斜
を保持している。
【0004】又図9Bに示すように、上記アンテナ1下
端部を片寄せする偏心孔(真円孔)S2と、上記割りバ
ネ筒24が形成する真円孔S1とを位置をずらして配置
し、即ち二つの真円孔S1,S2を偏心して配置し、こ
の偏心量W1にて上記片寄せ量を設定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに従来例において
は、ロッドアンテナガイド口2の大部分を画成する取付
螺筒の下端部に割りを入れて複数の割りバネ片22を有
する割りバネ筒21を形成する構造上、割りバネ筒21
を含む取付螺筒全体をバネ材として適した高価なベリリ
ュームカッパーを用いねばならず、コストアップを招く
問題を有していた。
【0006】又上記ベリリュームカッパーで形成した取
付螺筒は全体を切削加工して形成せねばならず、加えて
この高硬度で切削し憎いベリリュームカッパーに割り溝
を切削せねばならず、上記コストアップを増長する要因
と成っている。
【0007】更にはロッドアンテナを引き出し易くし且
つ傾斜引き出し状態を弾力保持するバネ性を適切に設定
する調整が難しい問題点を有している。
【0008】又上記の如く二つの真円孔S1,S2の偏
心量W1にて上記片寄せ量を設定する構造では、真円孔
S1に対する真円孔S2の偏心量W1を多くするとロッ
ドアンテナの垂直収納が困難となり、このため偏心量W
1を充分に確保し難く、従ってロッドアンテナの傾斜角
を充分に確保し難い問題点を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記各問題点
を適切に解決する携帯電話器内に収納せるロッドアンテ
ナを傾斜して引き出すためのロッドアンテナガイド口の
構造を提供することを目的としている。
【0010】このロッドアンテナガイド口の構造は、上
記ロッドアンテナを通挿する上部筒孔と下部筒孔を有
し、下部筒孔はロッドアンテナが引き出された時にロッ
ドアンテナの下端部一側面を押圧して片寄せする手段を
形成すると共に、上記上部筒孔に複数の円弧形割り片を
環状に配して成る割り筒を内装し、該割り筒に割りバネ
筒を外嵌めして上記各円弧形割り片を径方向に拡縮可能
にする。
【0011】更に上記割りバネ筒を形成せる各円弧形割
り片の内周面中間部に内方に向け突出せる接触用突部を
環状に設けると共に、該接触用突部の上部にロッドアン
テナ引き出し方向へ向け拡開せる傾斜面から成る上部ガ
イド孔を、同下部にロッドアンテナ収納方向へ向け拡開
せる傾斜面から成る下部ガイド孔を夫々形成し、上記傾
斜して引き出されたロッドアンテナで割り筒の円弧形割
り片を押圧して該円弧形割り片を割りバネ筒の弾力に抗
し拡開し、該拡開に伴う円弧形割り片の復元力にてアン
テナ下部を上記円弧形割り片の上部ガイド孔の傾斜面と
下部ガイド孔の傾斜面に押し付け傾斜引き出しを保持す
る構成とした。よって上部筒孔を通し傾斜して引き出さ
れたロッドアンテナを上部筒孔に内装した割り筒の円弧
形割り片とこれを保持する割りバネ筒の協動により弾力
保持する。
【0012】この構造により割り筒を高価なバネ材の切
削加工品に比べて安価な鋳造品にて形成でき、これを上
部筒孔を形成する部材とは別部品にした専用のバネ材か
ら成る割りバネ筒により弾性を付与できる。よってコス
トダウンを図り且つ製造を容易にすることができる。
【0013】又割り筒と割りバネ筒により弾力設定が容
易であり、ロッドアンテナの引き出しが低負荷で行なえ
且つ傾斜引き出しの弾力保持が適切に行なえるようにす
る弾力調整が容易である。
【0014】又ロッドアンテナを引き出した時に下部筒
孔を形成する大径円弧形筒孔部と小径円弧形筒孔部の連
設角部がロッドアンテナの下部一側面を押圧して該アン
テナ下部を上記大径円弧形筒孔部内へ逃がして片寄せ
し、上記ロッドアンテナを携帯電話器内へ収納した時に
ロッドアンテナの上端部を上記小径円弧形筒孔部内へ収
容する構成とすることにより、上記大径円弧形筒孔部の
偏心量を大幅に増大してロッドアンテナの傾斜引き出し
角度を十分に確保できると共に、同アンテナの傾斜引き
出し又は収納が円滑に且つ適正に行える。
【0015】又ロッドアンテナの傾斜引き出し時又は収
納時におけるロッドアンテナと配線回路基板との電気的
接続が上記割り筒と割りバネ筒を介して高信頼に行え
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施形態例を図1
乃至図8に基づき説明する。
【0017】本発明は携帯電話器におけるロッドアンテ
ナ1を傾斜して引き出すためのロッドアンテナガイド口
2の構造に関する。
【0018】図1、図2に示すように、携帯電話器内に
収納せるロッドアンテナ1は上端にコイルを収納した大
径のアンテナヘッド1aを有し、下端に環状に張り出し
た大径のストッパー1bを有し、更にロッドアンテナ1
上端のアンテナヘッド1a直下に導電金属製の上部接触
ロッド部1cを有すると共に、同アンテナ1下端のスト
ッパー1bの直上に導電金属製の下部接触ロッド部1d
を有する。該上下ロッド部1c,1dはロッドアンテナ
1の上端部と下端部に外挿し、圧着した金属スリーブに
て形成し、下部接触ロッド部1d,ストッパー1bとは
後記する大径部を形成している。
【0019】上記アンテナガイド口2は上記ロッドアン
テナ1を通挿する上部筒孔3と下部筒孔4を有し、下部
筒孔4はロッドアンテナ1が引き出された時にロッドア
ンテナ1の下端部一側面を押圧して片寄せする手段を形
成しており、該下部筒孔4の片寄せ作用にて上記上部筒
孔3を通して外部へ引き出すロッドアンテナ1を傾かせ
る。
【0020】上記ロッドアンテナガイド口2は携帯電話
器の外囲器9の形成壁に取り付けた内筒10(前記従来
例における取付螺筒4に相当する)と外筒11(取付ナ
ット2に相当する)によって形成する。この内筒10と
外筒11の夫々は全体を導電金属にて一体加工する。本
発明においてはこれをベリリュームカッパー等のバネ材
にて形成する要なく、アルミ鋳造品や亜鉛鋳造品等の鋳
造品にて形成している。
【0021】外筒11はその上半部に上記電話器の外囲
器9形成壁に埋め込まれる取り付け筒部12を備えると
共に、該取り付け用筒部12の筒孔内周面に上記内筒1
0を螺合付けする雌ねじ21を有する。更に外筒11の
下半部には上記取り付け用筒部12下端に連設され外囲
器9形成壁の内面から外囲器9内方へ突設されたロッド
アンテナ片寄せ用筒部13を備え、該片寄せ用筒部13
にて上記下部筒孔4を形成する。
【0022】このロッドアンテナ片寄せ用筒部13の下
端にアンテナ収納チューブ18の上端を外挿し、同収納
チューブ18を外囲器9内に垂直に延在せしめる。
【0023】図2、図8に示すように、上記下部筒孔4
は大径円弧形筒孔部S3と小径円弧形筒孔部S3′を有
し、上記ロッドアンテナ1の傾斜引き出し時に、該大径
円弧形筒孔部S3と小径円弧形筒孔部S3′の一対の連
設角部Pがロッドアンテナ1下端の大径部(ストッパー
1b)の一側面を押圧して上記大径円弧形筒孔部S3内
へ逃がす片寄せ手段を形成している。W2は上記大径円
弧形筒孔部S3の偏心量を示す。
【0024】上記大径円弧形筒孔部S3はO1を中心と
する円弧であり、半円弧より大きな大円弧にする。他方
上記小径円弧形筒孔部S3′はO2を中心とする円弧で
あり、半円弧より小さな小円弧にし、該大円弧と小円弧
の連設点に上記片寄せ手段となる一対の角部Pを形成す
る。
【0025】他方内筒10は図1乃至図3A,B,Cに
示すように、上半部の筒部外周面に上記外筒11内への
螺合付けに供する雄ねじ22を有すると共に、上端に螺
合深さを設定するフランジ14を備え、該内筒10の筒
孔にて前記上部筒孔3を形成する。この上部筒孔3の上
端側を外方へ向け拡径するテーパー孔15に形成すると
共に、該テーパー孔15の下端、即ち上部筒孔3内に以
下の如く構成した割り筒6と割りバネ筒17を内装す
る。即ち、内筒10の下半部の筒部内に割り筒6と割り
バネ筒17を内装する。
【0026】又は図3Dに示すように、フランジ14の
直下の筒孔部内に上記割り筒6と割りバネ筒17を内装
する。換言すると、雄ねじ22を形成した筒部分の筒孔
内に上記割り筒6と割りバネ筒17を内装する。これに
よって図3A,B,Cにおける下半筒部が不要となり内
筒10の長さを大巾に縮小し、ひいては外筒11の長さ
を縮小できる。
【0027】上記割りバネ筒17はベリリュームカッパ
ー等のバネ材にて筒形にし単一の軸線方向の割り17a
を入れて形成する。
【0028】他方図4に示すように、割り筒6は割りバ
ネ筒17によって弾性が付与される構造上、バネ材で形
成する要なく、これをアルミ鋳造品又は亜鉛鋳造品等の
鋳造品にて形成している。
【0029】上記割り筒6は導電金属製の複数の円弧形
割り片7を環状に配して成り、該割り筒6に割りバネ筒
17を外嵌めし、割りバネ筒17の弾力に抗し各円弧形
割り片7を径方向に拡開しその弾力に従い縮閉可能にす
る。
【0030】一例として図4に示すように、上記各円弧
形割り片7は割り溝5を介し互いに分離して割り筒6を
形成する。
【0031】他例として図5に示すように、上記各円弧
形割り片7を割り溝5の一端側において隣接する円弧形
割り片7と互いに連結し、該連結部を支点として各円弧
形割り片7を径方向に拡縮可能にする。
【0032】上記各例示の割り筒6に上記割りバネ筒1
7を外嵌めして各円弧形割り片7の拡縮弾性を付与す
る。
【0033】図7に示すように、上記割りバネ筒17は
バネ材から成る導電金属条板を単一の割り溝17aを存
して四角筒形に曲げ加工すると共に、その外周面の各角
部に弧形の突曲角部17bを形成し、上記円弧形割り片
7の拡開又は縮閉に追随して割りバネ筒17を弾性変位
(拡径又は縮径)可能にする。
【0034】この割りバネ筒17は割り筒6と共に上記
内筒10の下端筒孔内に内嵌めし、上記各突曲角部17
bを該内筒10の下端筒孔内壁面に弾力的に当接する。
【0035】上部筒孔3の内壁面と上記割りバネ筒17
の各四辺間には該四辺と割り筒6の拡開を許容する間隙
tを形成する。又上記突曲角部17bは各円弧形割り片
7と内筒10との良好な電気的接続を図っている。
【0036】図3乃至図6に示すように、上記割り筒6
を形成せる各円弧形割り片7の内周面中間部に筒孔内方
へ向け突出せる接触用突部8を環状に設けると共に、該
接触用突部8の上部にロッドアンテナ1引き出し方向へ
向け拡開せる傾斜面19′から成る上部ガイド孔19
を、同下部にロッドアンテナ1収納方向へ向け拡開せる
傾斜面20′から成る下部ガイド孔20を夫々形成し、
この両ガイド孔19,20により携帯電話器1の外囲器
9内から引き出され、前記片寄せされたロッドアンテナ
1を傾斜させると共に、該アンテナ1の傾斜姿勢を保持
する構成とする。
【0037】即ち、携帯電話器から引き出されたロッド
アンテナ1で割り筒6の円弧形割り片7を押圧して該円
弧形割り片7を割りバネ筒17の弾力に抗し拡開し、該
拡開に伴う円弧形割り片7の弾性復元力にてアンテナ1
下部を円弧形割り片7内壁、即ち上記両ガイド孔19,
20の傾斜面19′,20′に押し付けてロッドアンテ
ナ1の傾斜引き出しを保持する。
【0038】図6に示すように、上部ガイド孔19と下
部ガイド孔20の夫々を形成する上記各傾斜面19′,
20′は上記傾斜して引き出されたロッドアンテナ1の
下端大径部(下部接触ロッド部1d)の外側面に同調し
た傾斜角αを以って形成し、引き出したロッドアンテナ
1の傾斜姿勢を傾斜角αを以って安定に保持する。
【0039】図4に示すように、上記接触用突部8は各
円弧形割り片7の内面に沿い周方向に延在して環状に設
け、該接触用突部8にて画成する内接円の直径R1を上
記ロッドアンテナ1の下端大径部及び上端部(下部接触
ロッド部1d又はストッパー1b及び上部接触ロッド部
1c)の直径、即ち大径部の直径R2より小径にし、ロ
ッドアンテナ1を携帯電話器内へ垂直収納した時に同ア
ンテナ1の小径の中間延在部外周面に上記接触用突部8
を割り筒6と割りバネ筒17の協動により弾力的に加圧
接触し、ロッドアンテナ1の収納をガタなく保持する。
【0040】上記内筒10は携帯電話器の外囲器9形成
壁に埋め込み取り付けた外筒11の筒孔内壁に螺合付け
してロッドアンテナガイド口2を形成する。
【0041】図2、図8Bに示すように、上記ロッドア
ンテナガイド口2を通してロッドアンテナ1を引き出す
際には、前記下部筒孔4の大径円弧形筒孔部S3と小径
円弧形筒孔部S3′の一対の連設角部Pが上記ロッドア
ンテナ1下端の大径部(ストッパー1b)の一側面を押
圧して同アンテナ1下端を大径円弧形筒孔部S3内へ片
寄せする。
【0042】この時、大径円弧形筒孔部S3の前記偏心
量W2によりロッドアンテナ1の傾斜引き出し角度を十
分に確保して大径円弧形筒孔部S3内へ大径部(ストッ
パー1b)の大部分を収容し、その一部を小径円弧形筒
孔部S3′内へ受容してロッドアンテナ1下端部(下部
接触ロッド部1d)を片寄せする。
【0043】同時に上記ロッドアンテナ1下端部の片寄
せ方向の側面に前記割り筒6の円弧形割り片7の傾斜面
20′を当接すると共に、アンテナ1傾斜方向と反対方
向の側面に円弧形割り片7の傾斜面19′を夫々当接
し、各円弧形割り片7を前記割りバネ筒17の弾力に抗
し拡開しつつロッドアンテナ1を傾斜させその反力にて
傾斜を保持する。
【0044】即ち上部筒孔3に内装せる割り筒6と上記
片寄せ機能を有する下部筒孔4とによるアンテナ傾斜手
段により、ロッドアンテナ1の傾斜引き出しを適正且つ
円滑に行い、引き出し後のアンテナ1の傾斜姿勢を確実
に保持する。
【0045】他方図1、図8Aに示すように、上記アン
テナガイド口2を通してロッドアンテナ1を携帯電話器
の外囲器9内へ収納する際には、ロッドアンテナ1の上
端部(上部接触ロッド部1c)を上記小径円弧形筒孔部
S3′内へ収容して同アンテナ1の垂直収納を果たす。
【0046】詳しくはロッドアンテナ1の片半円部を上
記小径円弧形筒孔部S3′内へ収容し、他の片半円部が
上記大径円弧形筒孔部S3内へ収容してロッドアンテナ
1の収納を果たす。同時に割り筒6の各円弧形割り片7
に形成した前記接触用突部8をアンテナ1外周面に環状
に当接する。即ち上部筒孔3に内装せる割り筒6と上記
片寄せ機能を有する下部筒孔4とによるアンテナ傾斜手
段により、ロッドアンテナ1の垂直収納を適正且つ円滑
に行う。
【0047】
【発明の効果】本発明の携帯電話器におけるロッドアン
テナガイド口の構造によれば、ロッドアンテナの傾斜引
き出し時における傾斜角度が充分に確保されると共に、
引き出し後のアンテナの傾斜姿勢が好適に維持でき、携
帯電話器使用時の人体への電磁波障害の抑制に資する。
【0048】上記目的を達成する携帯電話器におけるロ
ッドアンテナガイド口の構造によれば、割り筒を高価な
バネ材の切削加工品に比べて安価な鋳造品等にて形成で
き、これを上部筒孔を形成する部材とは別部品にした専
用のバネ材から成る割りバネ筒により適正弾性を付与で
きる。よってコストダウンを図り且つ製造を容易にする
ことができる。
【0049】又割り筒と割りバネ筒により弾力設定が容
易であり、ロッドアンテナの引き出しが低負荷で行なえ
且つ傾斜引き出しの弾力保持が適切に行なえるようにす
る弾力調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態例を示すアンテナガイド口
の構造をロッドアンテナの垂直収納状態を以って示す断
面図。
【図2】同ロッドアンテナの傾斜引き出し状態を以って
示す断面図。
【図3】(A)は内筒の上部筒孔内に割り筒と割りバネ
筒を内装した状態を底面視する断面図、(B)は図3A
におけるA−A線断面図、(C)は図3AにおけるB−
B線断面図、(D)は割り筒と割りバネ筒の内装態様の
他例を示す同断面図。
【図4】(A)は割り筒の一例を示す平面図、(B)は
同割り筒を側面視する断面図。
【図5】(A)は割り筒の他例を示す平面図、(B)は
同割り筒を側面視する断面図。
【図6】図5、図6における円弧形割り片を断面して示
す斜視図。
【図7】(A)は割りバネ筒を示す平面図、(B)は同
側面図。
【図8】(A)はロッドアンテナを片寄せする下部筒孔
の原理を同アンテナの傾斜引き出し時を以って示す平面
図、(B)は同アンテナ収納時を以って示す平面図。
【図9】(A)は従来のアンテナガイド口の構造をロッ
ドアンテナの傾斜引き出し状態を以って示す断面図、
(B)は同ロッドアンテナを片寄せする偏心孔の原理を
説明する平面図。
【符号の説明】
1 ロッドアンテナ 1a アンテナヘッド 1b ストッパー 1c 上部接触ロッド部 1d 下部接触ロッド部 2 ロッドアンテナガイド口 3 上部筒孔 4 下部筒孔 5 割り溝 6 割り筒 7 円弧形割り片 8 加圧接触用突部 9 外囲器 10 内筒 11 外筒 12 取り付け筒部 13 アンテナ片寄せ用筒部 14 フランジ 15 テーパー孔 17 割りバネ筒 17a 割り溝 17b 突曲角部 18 アンテナ収納チューブ 19 上部ガイド孔 19′ 傾斜面 20 下部ガイド孔 20′ 傾斜面 21 雌ねじ 22 雄ねじ α 傾斜角 t 間隙 S3 大径円弧形筒孔部 S3′ 小径円弧形筒孔部 P 連設角部 W2 偏心量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−151238(JP,A) 特開 平2−305101(JP,A) 特開 平11−112214(JP,A) 特開2001−185924(JP,A) 特開 平6−260816(JP,A) 実開 昭61−199907(JP,U) 実開 昭61−44913(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H04M 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯電話器におけるロッドアンテナを傾斜
    して引き出すためのロッドアンテナガイド口を備え、該
    ガイド口は上記ロッドアンテナを通挿する上部筒孔と下
    部筒孔を有し、下部筒孔はロッドアンテナが引き出され
    た時にロッドアンテナの下端部一側面を押圧して片寄せ
    する手段を形成し、該下部筒孔の片寄せにて上記上部筒
    孔を通して外部へ引き出すロッドアンテナを傾かせる構
    成とした携帯電話器におけるロッドアンテナガイド口の
    構造において、上記上部筒孔に複数の円弧形割り片を環
    状に配して成る割り筒を内装し、該割り筒に割りバネ筒
    を外嵌めして上記各円弧形割り片を径方向に拡縮可能に
    し、更に上記割りバネ筒を形成せる各円弧形割り片の内
    周面中間部に内方に向け突出せる接触用突部を環状に設
    けると共に、該接触用突部の上部にロッドアンテナ引き
    出し方向へ向け拡開せる傾斜面から成る上部ガイド孔
    を、同下部にロッドアンテナ収納方向へ向け拡開せる傾
    斜面から成る下部ガイド孔を夫々形成し、上記傾斜して
    引き出されたロッドアンテナで割り筒の円弧形割り片を
    押圧して該円弧形割り片を割りバネ筒の弾力に抗し拡開
    し、該拡開に伴う円弧形割り片の復元力にてアンテナ下
    部を上記円弧形割り片の上部ガイド孔の傾斜面と下部ガ
    イド孔の傾斜面に押し付け傾斜引き出しを保持する構成
    としたことを特徴とする携帯電話器におけるロッドアン
    テナガイド口の構造。
  2. 【請求項2】上記各円弧形割り片を互いに分離したこと
    を特徴とする請求項1記載の携帯電話器におけるロッド
    アンテナガイド口の構造。
  3. 【請求項3】上記下部筒孔が大径円弧形筒孔部と小径円
    弧形筒孔部とを連設して成り、上記ロッドアンテナを引
    き出した時に該大径円弧形筒孔部と小径円弧形筒孔部の
    連設角部がロッドアンテナの下部一側面を押圧して該ア
    ンテナ下部を上記大径円弧形筒孔部内へ逃がして片寄せ
    すると共に、上記ロッドアンテナを携帯電話器内へ収納
    した時にロッドアンテナの上端部を上記小径円弧形筒孔
    部内へ収容する構成としたことを特徴とする請求項1記
    載の携帯電話器におけるロッドアンテナガイド口の構
    造。
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