JP3280008B2 - 携帯電話器におけるロッドアンテナガイド口の構造 - Google Patents
携帯電話器におけるロッドアンテナガイド口の構造Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話のロッドア
ンテナを使用者の頭部側面から離れる方向へ傾斜して引
き出すロッドアンテナガイド口の構造に関する。
ンテナを使用者の頭部側面から離れる方向へ傾斜して引
き出すロッドアンテナガイド口の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】実開平７−２５６０６号公報において
は、携帯電話器の外囲器内に格納されているロッドアン
テナを同外囲器に設けられているロッドアンテナガイド
口を通し引き出した際に、ロッドアンテナ下端部を偏心
孔により片寄せして、ロッドアンテナを傾斜せしめるよ
うにしている。
は、携帯電話器の外囲器内に格納されているロッドアン
テナを同外囲器に設けられているロッドアンテナガイド
口を通し引き出した際に、ロッドアンテナ下端部を偏心
孔により片寄せして、ロッドアンテナを傾斜せしめるよ
うにしている。
【０００３】又上記ロッドアンテナガイド口内に導電性
バネ筒を保有させ、該バネ筒の割り溝間に形成された弾
性接触片中の一側片の下縁部を上記傾いて引き出された
ロッドアンテナ下端部の一側面に弾性的に加圧接触さ
せ、ロッドアンテナと配線回路基板との電気的接続を図
ると共に、該加圧接触に伴う弾性接触片の弾性変位によ
り上記ロッドアンテナの傾きを許容する構成としてい
る。
バネ筒を保有させ、該バネ筒の割り溝間に形成された弾
性接触片中の一側片の下縁部を上記傾いて引き出された
ロッドアンテナ下端部の一側面に弾性的に加圧接触さ
せ、ロッドアンテナと配線回路基板との電気的接続を図
ると共に、該加圧接触に伴う弾性接触片の弾性変位によ
り上記ロッドアンテナの傾きを許容する構成としてい
る。
【０００４】又上記従来例の原理は図１に示すように、
上記ロッドアンテナ下端部を片寄せするための偏心孔
（真円孔）Ｓ２と、バネ筒が形成する真円孔Ｓ１とを位
置をずらして配置し、即ち二つの真円孔Ｓ１，Ｓ２を偏
心して配置し、この偏心量Ｗ１にて上記片寄せ量を設定
している。
上記ロッドアンテナ下端部を片寄せするための偏心孔
（真円孔）Ｓ２と、バネ筒が形成する真円孔Ｓ１とを位
置をずらして配置し、即ち二つの真円孔Ｓ１，Ｓ２を偏
心して配置し、この偏心量Ｗ１にて上記片寄せ量を設定
している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】然るに従来例において
は、上記の通りバネ筒が保有する円弧形弾性接触片中の
一側片の下縁を傾いて引き出されたロッドアンテナ下端
部の一側面に弾性的に加圧接触させる構成であるため接
触の信頼性に劣りロッドアンテナ引き出しに伴うロッド
アンテナと配線回路基板との接続を不安定にし、加えて
ロッドアンテナの引き出し操作に円滑性を欠く。
は、上記の通りバネ筒が保有する円弧形弾性接触片中の
一側片の下縁を傾いて引き出されたロッドアンテナ下端
部の一側面に弾性的に加圧接触させる構成であるため接
触の信頼性に劣りロッドアンテナ引き出しに伴うロッド
アンテナと配線回路基板との接続を不安定にし、加えて
ロッドアンテナの引き出し操作に円滑性を欠く。
【０００６】又従来例の如く、二つの真円孔Ｓ１，Ｓ２
を偏心して配置し、この偏心量Ｗ１にて上記片寄せ量を
設定する構造ではロッドアンテナを垂直に格納する必要
上、即ち真円孔Ｓ１に対する真円孔Ｓ２の偏心量を多く
するとロッドアンテナを垂直に格納することが困難にな
るため、上記偏心量Ｗ１を充分に確保し難く、従ってロ
ッドアンテナの傾斜角度を充分に確保し難い問題点を有
している。
を偏心して配置し、この偏心量Ｗ１にて上記片寄せ量を
設定する構造ではロッドアンテナを垂直に格納する必要
上、即ち真円孔Ｓ１に対する真円孔Ｓ２の偏心量を多く
するとロッドアンテナを垂直に格納することが困難にな
るため、上記偏心量Ｗ１を充分に確保し難く、従ってロ
ッドアンテナの傾斜角度を充分に確保し難い問題点を有
している。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記各問題点
を適切に解決する携帯電話器におけるロッドアンテナガ
イド口の構造を提供することを目的としている。
を適切に解決する携帯電話器におけるロッドアンテナガ
イド口の構造を提供することを目的としている。
【０００８】この携帯電話器におけるロッドアンテナを
傾斜して引き出すためのロッドアンテナガイド口の構造
は、ロッドアンテナを通挿する上部筒孔と下部筒孔を有
し、下部筒孔にてロッドアンテナの下端部一側面を押圧
して片寄せする場合に、上記上部筒孔を形成する複数条
の割り溝によって分割された複数の弾性接触片に導電性
バネ筒の内径を制限する接触用突部を形成し、該接触用
突部が上記ロッドアンテナの下端部外側面に弾力的に加
圧接触して上記ロッドアンテナと配線回路基板との電気
的接続を図る。
傾斜して引き出すためのロッドアンテナガイド口の構造
は、ロッドアンテナを通挿する上部筒孔と下部筒孔を有
し、下部筒孔にてロッドアンテナの下端部一側面を押圧
して片寄せする場合に、上記上部筒孔を形成する複数条
の割り溝によって分割された複数の弾性接触片に導電性
バネ筒の内径を制限する接触用突部を形成し、該接触用
突部が上記ロッドアンテナの下端部外側面に弾力的に加
圧接触して上記ロッドアンテナと配線回路基板との電気
的接続を図る。
【０００９】
【００１０】
【００１１】又上記ロッドアンテナガイド口を形成する
上記下部筒孔の片寄せ作用にて上記上部筒孔を通して外
部へ引き出すロッドアンテナを傾かせる場合に、上記下
部筒孔を大径円弧形筒孔部と小径円弧形筒孔部との複合
孔にて形成し、該大径円弧形筒孔部と小径円弧形筒孔部
の連設部で上記ロッドアンテナ下端の大径部の一側面を
押圧して上記大径円弧形筒孔内へ逃がす片寄せ手段を形
成し、更に上記ロッドアンテナを携帯電話器内へ収納し
たときにロッドアンテナの上端部を上記小径円弧形筒孔
部内へ収容する構成とした。
上記下部筒孔の片寄せ作用にて上記上部筒孔を通して外
部へ引き出すロッドアンテナを傾かせる場合に、上記下
部筒孔を大径円弧形筒孔部と小径円弧形筒孔部との複合
孔にて形成し、該大径円弧形筒孔部と小径円弧形筒孔部
の連設部で上記ロッドアンテナ下端の大径部の一側面を
押圧して上記大径円弧形筒孔内へ逃がす片寄せ手段を形
成し、更に上記ロッドアンテナを携帯電話器内へ収納し
たときにロッドアンテナの上端部を上記小径円弧形筒孔
部内へ収容する構成とした。
【００１２】上記構成により、上記大径円弧形筒孔部の
偏心量を大幅に増大してロッドアンテナの傾斜引き出し
角度を十分に確保すると同時に、ロッドアンテナを小径
円弧形筒孔部内へ適正に垂直収納できる。
偏心量を大幅に増大してロッドアンテナの傾斜引き出し
角度を十分に確保すると同時に、ロッドアンテナを小径
円弧形筒孔部内へ適正に垂直収納できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明は、携帯電話器におけるロ
ッドアンテナ１を傾斜して引き出すためのロッドアンテ
ナガイド口２の構造に関する。
ッドアンテナ１を傾斜して引き出すためのロッドアンテ
ナガイド口２の構造に関する。
【００１４】図５，図６に示すように、上記ロッドアン
テナ１は上端にコイルを収納した大径のアンテナヘッド
１ａを有し、下端に環状に張り出した大径のストッパー
１ｂを有し、更にロッドアンテナ１上端のアンテナヘッ
ド１ａ直下に導電金属製の上部接触ロッド部１ｃを有す
ると共に、同アンテナ下端のストッパー１ｂの直上に導
電金属製の下部接触ロッド部１ｄを有する。該上下ロッ
ド部１ｃ、１ｄはロッドアンテナ１の上端部と下端部に
外挿し、圧着した金属スリーブにて形成する。
テナ１は上端にコイルを収納した大径のアンテナヘッド
１ａを有し、下端に環状に張り出した大径のストッパー
１ｂを有し、更にロッドアンテナ１上端のアンテナヘッ
ド１ａ直下に導電金属製の上部接触ロッド部１ｃを有す
ると共に、同アンテナ下端のストッパー１ｂの直上に導
電金属製の下部接触ロッド部１ｄを有する。該上下ロッ
ド部１ｃ、１ｄはロッドアンテナ１の上端部と下端部に
外挿し、圧着した金属スリーブにて形成する。
【００１５】上記アンテナガイド口２は上記ロッドアン
テナ１を通挿する上部筒孔３と下部筒孔４を有し、下部
筒孔４はロッドアンテナ１が引き出されたときにロッド
アンテナ１の下端部一側面を押圧して片寄せする手段を
形成しており、該下部筒孔４の片寄せ作用にて上記上部
筒孔３を通し外部へ引き出すロッドアンテナ１を傾かせ
る。
テナ１を通挿する上部筒孔３と下部筒孔４を有し、下部
筒孔４はロッドアンテナ１が引き出されたときにロッド
アンテナ１の下端部一側面を押圧して片寄せする手段を
形成しており、該下部筒孔４の片寄せ作用にて上記上部
筒孔３を通し外部へ引き出すロッドアンテナ１を傾かせ
る。
【００１６】図７，図８，図３等に示すように、上記上
部筒孔３は導電性バネ筒６によって形成され、該導電性
バネ筒６には周方向に間隔をおいて複数条の割り溝５を
形成し、該割り溝５によって分割された弾性接触片７の
内面に導電性バネ筒６の内径を制限する加圧接触用突部
８を形成する。
部筒孔３は導電性バネ筒６によって形成され、該導電性
バネ筒６には周方向に間隔をおいて複数条の割り溝５を
形成し、該割り溝５によって分割された弾性接触片７の
内面に導電性バネ筒６の内径を制限する加圧接触用突部
８を形成する。
【００１７】上記加圧接触用突部８を上記傾斜して引き
出されたロッドアンテナ１の下端部外側面に弾力的に加
圧接触して上記ロッドアンテナ１と配線回路基板（図示
を省略する）との電気的接続を図ると共に、該加圧接触
に伴う上記ロッドアンテナ１下端部外側面による上記接
触用突部８の押圧により弾性接触片７を弾性変位せしめ
上記ロッドアンテナ１の傾きを許容する構成とする。
出されたロッドアンテナ１の下端部外側面に弾力的に加
圧接触して上記ロッドアンテナ１と配線回路基板（図示
を省略する）との電気的接続を図ると共に、該加圧接触
に伴う上記ロッドアンテナ１下端部外側面による上記接
触用突部８の押圧により弾性接触片７を弾性変位せしめ
上記ロッドアンテナ１の傾きを許容する構成とする。
【００１８】上記割り溝５はバネ筒６の軸線方向に延び
下端が開放されており、図３に示すように、上記各弾性
接触片７の内面に突成された上記接触用突部８は各弾性
接触片７の内面に沿い周方向に延在して環状に配された
リブにて形成し、該突部８にて画成する内接円の直径Ｒ
１を上記ロッドアンテナ下端部及び上端部（下部接触ロ
ッド部１ｄ及び上部接触ロッド部１ｃ）の直径Ｒ２より
小径にする。
下端が開放されており、図３に示すように、上記各弾性
接触片７の内面に突成された上記接触用突部８は各弾性
接触片７の内面に沿い周方向に延在して環状に配された
リブにて形成し、該突部８にて画成する内接円の直径Ｒ
１を上記ロッドアンテナ下端部及び上端部（下部接触ロ
ッド部１ｄ及び上部接触ロッド部１ｃ）の直径Ｒ２より
小径にする。
【００１９】図４等に示すように、上記接触用突部８の
頂部下面は下端へ向け拡径する傾斜面１６にする。即ち
上部筒孔３の下端部は下端へ向け拡径する傾斜面１６に
し、該傾斜面１６の上端に上記接触用突部８の頂部を形
成する。
頂部下面は下端へ向け拡径する傾斜面１６にする。即ち
上部筒孔３の下端部は下端へ向け拡径する傾斜面１６に
し、該傾斜面１６の上端に上記接触用突部８の頂部を形
成する。
【００２０】図６に示すように、上記傾斜面１６は、傾
斜して引き出されたロッドアンテナ下端部（下部接触ロ
ッド部１ｄ）の一側面に同調した傾斜角を以て接触す
る。
斜して引き出されたロッドアンテナ下端部（下部接触ロ
ッド部１ｄ）の一側面に同調した傾斜角を以て接触す
る。
【００２１】上記環状に配置された各弾性接触片７はそ
の弾力に抗し拡開可能であり、同弾力に従い縮閉可能で
ある。図５に示すように、ロッドアンテナ１はこの各弾
性接触片７を弾性に抗し拡開しつつ直立状態に収納さ
れ、上部接触ロッド部１ｃの外周面に該環状に配置され
た各接触用突部８が環状に加圧接触する。
の弾力に抗し拡開可能であり、同弾力に従い縮閉可能で
ある。図５に示すように、ロッドアンテナ１はこの各弾
性接触片７を弾性に抗し拡開しつつ直立状態に収納さ
れ、上部接触ロッド部１ｃの外周面に該環状に配置され
た各接触用突部８が環状に加圧接触する。
【００２２】同様に図６に示すように、斜めに引き出さ
れたロッドアンテナ１の下端部（下部接触ロッド部１
ｄ）の外周面に環状に配置された各接触用突部８が環状
に加圧接触しつつ、弾性接触片７を外方へ弾性変位し、
ロッドアンテナ１の傾斜引き出しを許容する。
れたロッドアンテナ１の下端部（下部接触ロッド部１
ｄ）の外周面に環状に配置された各接触用突部８が環状
に加圧接触しつつ、弾性接触片７を外方へ弾性変位し、
ロッドアンテナ１の傾斜引き出しを許容する。
【００２３】上記ロッドアンテナガイド口２は携帯用電
話器の外囲器９の形成壁に取り付けた内筒１０と外筒１
１によって形成する。該外筒１１と内筒１０の夫々は全
体を導電金属にて一体加工する。
話器の外囲器９の形成壁に取り付けた内筒１０と外筒１
１によって形成する。該外筒１１と内筒１０の夫々は全
体を導電金属にて一体加工する。
【００２４】上記外筒１１はその上半部に上記電話器の
外囲器９形成壁に埋め込み取り付けされる取り付け筒部
１２と、その下半部にこの取り付け用筒部１２下端に連
設され外囲器９形成壁の内面から外囲器９内方へ突設さ
れたロッドアンテナ片寄せ用筒部１３とを備え、該ロッ
ドアンテナ片寄せ用筒部１３の筒孔にて前記した上記下
部筒孔４を形成する。この筒部１３の下端にアンテナ収
納チューブ１８の上端を外挿し、外囲器９内に垂直に延
在せしめる。
外囲器９形成壁に埋め込み取り付けされる取り付け筒部
１２と、その下半部にこの取り付け用筒部１２下端に連
設され外囲器９形成壁の内面から外囲器９内方へ突設さ
れたロッドアンテナ片寄せ用筒部１３とを備え、該ロッ
ドアンテナ片寄せ用筒部１３の筒孔にて前記した上記下
部筒孔４を形成する。この筒部１３の下端にアンテナ収
納チューブ１８の上端を外挿し、外囲器９内に垂直に延
在せしめる。
【００２５】他方図５，図８等に示すように、上記内筒
１０の上半部には外周面に雄ねじを形成し上端に螺合深
さを設定するフランジ１４′を設けた上記螺合筒部１４
と、同下半部には上記螺合筒部１４の下端に同一軸線と
なるように一体に連設された前記した導電性バネ筒６を
有し、この螺合筒部１４と導電性バネ筒６の筒孔にて前
記した上部筒孔３を形成する。この上部筒孔３を形成す
る導電性バネ筒６が弾性接触片７と加圧接触用突部８を
形成することは前記した通りである。
１０の上半部には外周面に雄ねじを形成し上端に螺合深
さを設定するフランジ１４′を設けた上記螺合筒部１４
と、同下半部には上記螺合筒部１４の下端に同一軸線と
なるように一体に連設された前記した導電性バネ筒６を
有し、この螺合筒部１４と導電性バネ筒６の筒孔にて前
記した上部筒孔３を形成する。この上部筒孔３を形成す
る導電性バネ筒６が弾性接触片７と加圧接触用突部８を
形成することは前記した通りである。
【００２６】上記上部筒孔３の上端は、外方へ向け拡径
するテーパー孔にし、該テーパー孔１５の収斂せる下端
に導電性バネ筒６の筒孔を連成する。該テーパー孔１５
は螺合筒部１４の筒孔にて形成する。従って下部筒孔４
によって片寄せられたロッドアンテナ１はテーパー孔１
５の内周面に沿い斜めに引き出される。
するテーパー孔にし、該テーパー孔１５の収斂せる下端
に導電性バネ筒６の筒孔を連成する。該テーパー孔１５
は螺合筒部１４の筒孔にて形成する。従って下部筒孔４
によって片寄せられたロッドアンテナ１はテーパー孔１
５の内周面に沿い斜めに引き出される。
【００２７】図５，図８等に示すように、上記導電性バ
ネ筒６の外周面には補助割りバネ筒１７を外嵌めし、上
記弾性接触片７の弾性を補完する。よって補助割りバネ
筒１７は、導電性バネ筒６に追随して弾性変位（拡径と
縮径）する。
ネ筒６の外周面には補助割りバネ筒１７を外嵌めし、上
記弾性接触片７の弾性を補完する。よって補助割りバネ
筒１７は、導電性バネ筒６に追随して弾性変位（拡径と
縮径）する。
【００２８】図２Ａ、Ｂに示すように、上記下部筒孔４
は大径円弧形筒孔部Ｓ３と小径円弧形筒孔部Ｓ３′を有
し、図２Ａ、図６に示すように、ロッドアンテナ１の傾
斜引き出し時に、該大径円弧形筒孔部Ｓ３と小径円弧形
筒孔部Ｓ３′の一対の連設角部Ｐが上記ロッドアンテナ
１下端の大径部（ストッパー１ｂ）の一側面を押圧して
上記大径円弧形筒孔部Ｓ３内へ逃がす片寄せ手段を形成
している。よって上記大径円弧形筒孔部Ｓ３の偏心量Ｗ
２を大幅に増大してロッドアンテナ１の傾斜引き出し角
度を十分に確保する。
は大径円弧形筒孔部Ｓ３と小径円弧形筒孔部Ｓ３′を有
し、図２Ａ、図６に示すように、ロッドアンテナ１の傾
斜引き出し時に、該大径円弧形筒孔部Ｓ３と小径円弧形
筒孔部Ｓ３′の一対の連設角部Ｐが上記ロッドアンテナ
１下端の大径部（ストッパー１ｂ）の一側面を押圧して
上記大径円弧形筒孔部Ｓ３内へ逃がす片寄せ手段を形成
している。よって上記大径円弧形筒孔部Ｓ３の偏心量Ｗ
２を大幅に増大してロッドアンテナ１の傾斜引き出し角
度を十分に確保する。
【００２９】この時、大径部（ストッパー１ｂ）の大部
分は大径円弧形筒孔部Ｓ３内へ収容され、その一部が小
径円弧形筒孔部Ｓ３′内へ受容される。
分は大径円弧形筒孔部Ｓ３内へ収容され、その一部が小
径円弧形筒孔部Ｓ３′内へ受容される。
【００３０】又図２Ｂ、図５に示すように、上記ロッド
アンテナ１を携帯電話器の外囲器９内へ収納したときに
ロッドアンテナ１の上端部（上部接触ロッド部１ｃ）を
上記小径円弧形筒孔部Ｓ３′内へ収容し垂直収納を許容
する。即ちロッドアンテナ１の片半円部が上記小径円弧
形筒孔部Ｓ３′内へ収容され、他の片半円部が上記大径
円弧形筒孔部Ｓ３内へ収容される。
アンテナ１を携帯電話器の外囲器９内へ収納したときに
ロッドアンテナ１の上端部（上部接触ロッド部１ｃ）を
上記小径円弧形筒孔部Ｓ３′内へ収容し垂直収納を許容
する。即ちロッドアンテナ１の片半円部が上記小径円弧
形筒孔部Ｓ３′内へ収容され、他の片半円部が上記大径
円弧形筒孔部Ｓ３内へ収容される。
【００３１】上記大径円弧形筒孔部Ｓ３はＯ１を中心と
する円弧であり、半円弧より大きな大円弧にする。他方
上記小径円弧形筒孔部Ｓ３′はＯ２を中心とする円弧で
あり、半円弧より小さな小円弧にし、該大円弧と小円弧
の連設点に上記片寄せ手段となる一対の角部Ｐを形成す
る。
する円弧であり、半円弧より大きな大円弧にする。他方
上記小径円弧形筒孔部Ｓ３′はＯ２を中心とする円弧で
あり、半円弧より小さな小円弧にし、該大円弧と小円弧
の連設点に上記片寄せ手段となる一対の角部Ｐを形成す
る。
【００３２】
【発明の効果】本発明の携帯電話器におけるロッドアン
テナガイド口の構造によれば、ロッドアンテナの傾斜引
き出し時における電気的接触の信頼性が確保され、又引
き出し操作が円滑に行える。加えてロッドアンテナの引
き出し時における傾斜角度が充分に確保され、人体への
電磁波障害の抑制に資すると共に、ロッドアンテナを適
切に垂直収納することができる。
テナガイド口の構造によれば、ロッドアンテナの傾斜引
き出し時における電気的接触の信頼性が確保され、又引
き出し操作が円滑に行える。加えてロッドアンテナの引
き出し時における傾斜角度が充分に確保され、人体への
電磁波障害の抑制に資すると共に、ロッドアンテナを適
切に垂直収納することができる。
【図１】従来のロッドアンテナの片寄せ手段を形成する
偏心孔の原理を説明する平面図。
偏心孔の原理を説明する平面図。
【図２】Ａ，Ｂは本発明に係るロッドアンテナの片寄せ
手段を形成する下部筒孔の原理を説明する平面図であ
り、Ａは同アンテナの傾斜引き出し時を、Ｂは同収納時
を示す。
手段を形成する下部筒孔の原理を説明する平面図であ
り、Ａは同アンテナの傾斜引き出し時を、Ｂは同収納時
を示す。
【図３】導電性バネ筒の加圧接触用突部の配置とロッド
アンテナの関係を示す底面図。
アンテナの関係を示す底面図。
【図４】上記導電性バネ等の弾性接触片を示す斜視図。
【図５】上記ロッドアンテナの垂直収納状態を示す携帯
電話器のアンテナガイド口部の断面図。
電話器のアンテナガイド口部の断面図。
【図６】上記ロッドアンテナの傾斜引き出し状態を示す
携帯電話器のアンテナガイド口部の断面図。
携帯電話器のアンテナガイド口部の断面図。
【図７】Ａは上部筒孔を形成する内筒をその右半部を断
面して示す側面図。Ｂは同底面図。
面して示す側面図。Ｂは同底面図。
【図８】上記内筒のバネ筒部に補助割りバネ筒を外挿し
た状態を示す断面図。
た状態を示す断面図。
１ ロッドアンテナ １ａ アンテナヘッド １ｂ ストッパー １ｃ 上部接触ロッド部 １ｄ 下部接触ロッド部 ２ ロッドアンテナガイド口 ３ 上部筒孔 ４ 下部筒孔 ５ 割り溝 ６ 導電性バネ筒 ７ 弾性接触片 ８ 加圧接触用突部 ９ 外囲器 １０ 内筒 １１ 外筒 １２ 取り付け筒部 １３ アンテナ片寄せ筒 １４ 螺合筒部 １４′ フランジ １５ テーパー孔 １６ 傾斜面 １７ 補助割りバネ筒 １８ アンテナ収納チューブ Ｓ３ 大径円弧形筒孔部 Ｓ３′ 小径円弧形筒孔部 Ｐ 連設角部
Claims (1)
- 【請求項１】携帯電話器におけるロッドアンテナを傾斜
して引き出すためのロッドアンテナガイド口の構造であ
って、該ガイド口は上記ロッドアンテナを通挿する上部
筒孔と下部筒孔を有し、下部筒孔はロッドアンテナが引
き出されたときにロッドアンテナの下端部一側面を押圧
して片寄せする手段を形成し、該下部筒孔の片寄せにて
上記上部筒孔を通して外部へ引き出すロッドアンテナを
傾かせる構成とした携帯電話器におけるロッドアンテナ
ガイド口の構造において、上記下部筒孔が大径円弧形筒
孔部と小径円弧形筒孔部を有し、該大径円弧形筒孔部と
小径円弧形筒孔部の連設角部が上記ロッドアンテナ下端
の大径部の一側面を押圧して上記大径円弧形筒孔内へ逃
がす上記片寄せ手段を形成しており、上記ロッドアンテ
ナを携帯電話器内へ収納したときにロッドアンテナの上
端部を上記小径円弧形筒孔部内へ収容する構成としたこ
とを特徴とする携帯電話器におけるロッドアンテナガイ
ド口の構造。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP36408099A JP3280008B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 携帯電話器におけるロッドアンテナガイド口の構造 |
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