JP3437798B2 - マンホール用角型鉄蓋 - Google Patents
マンホール用角型鉄蓋Info
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Description
型鉄蓋、特に、重量のある角型鉄蓋の開閉作業が容易に
行なえ、しかも、受枠の開口面積を最大限に広くするこ
とができ、更に、マンホール内への蓋本体の落下や作業
者の転落事故を未然に防止することができるマンホール
用角型鉄蓋に関するものである。
通じるマンホールを開閉するための角型鉄蓋は、重量が
あるために、鉄蓋の開閉作業は簡単には行なえなかっ
た。そこで、重量のある角型鉄蓋の開閉作業を容易にす
るために、図11に示すように、下面に車輪2を設けた
鉄蓋1が知られている。車輪2は、受枠3の内側に受枠
3と一体的に形成されたレール4上を転動する。以下、
この鉄蓋1を従来技術という。
2が受枠3のレール4上を転動するので、鉄蓋1の開閉
が容易に行なえるといった利点がもたらされる。
た従来技術は、以下のような問題点があった。 受枠3の開口面積は、マンホール内への人の出入り
上、できるだけ広い方が好ましい。しかしながら、車輪
2が転動するレール4が受枠3の開口部内に張り出すの
で、その分、受枠3の開口面積が狭められる。 鉄蓋開放時に作業者や鉄蓋1がマンホール内に落下
する危険性があった。
の開閉作業が容易に行なえ、しかも、受枠の開口面積を
最大限に広くすることができ、更に、マンホール内への
蓋本体の落下や作業者の転落事故を未然に防止すること
ができるマンホール用角型鉄蓋を提供することにある。
対辺が平行な角型受枠内に嵌め込まれるマンホール用角
型鉄蓋において、前記受枠の前記対辺に沿って移動させ
ることにより開閉可能な鉄蓋本体と、前記鉄蓋本体の下
面に、前記鉄蓋本体の移動方向に間隔をあけて少なくと
も2対設けられた走行車輪と、前記受枠の前記対辺上間
に着脱可能に載置される転落防止手段と、前記鉄蓋本体
の下面に設けれたスライド板とを有し、前記走行車輪
は、鉄蓋開閉時に路面上を転動し、前記転落防止手段の
上面には、鉄蓋開閉時に前記鉄蓋本体の荷重を受けるた
めの荷重受け車輪が上向きに設けられ、前記スライド板
は、鉄蓋開閉時に前記荷重受け車輪上を移動し、前記荷
重受け車輪は、鉄蓋閉鎖時に前記鉄蓋本体の下面と接触
しないことに特徴を有するものである。
面の前記走行車輪間には、鉄蓋開閉時に前記鉄蓋本体の
下面と前記受枠との干渉を防止するための補助車輪が設
けられていることに特徴を有するものである。
の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
本体を示す底面図、図2は、この発明のマンホール用角
型鉄蓋本体を示す正面図、図3は、2つの鉄蓋本体の
内、一方の鉄蓋本体を開いた状態を示す平面図、図4
は、図3のA−A線断面図である。
用角型鉄蓋の開放工程を示す断面図であり、図5は、一
方の鉄蓋本体を閉じた状態を示す断面図、図6は、一方
の鉄蓋本体の一端を持ち上げた状態を示す断面図、図7
は、一方の鉄蓋本体の一端を持ち上げたまま、一方の走
行車輪が路面上に乗るまで一方の鉄蓋本体を手前に引き
出した状態を示す断面図、図8は、一方の走行車輪を路
面上に乗せたまま、補助車輪が受枠に当たるまで一方の
鉄蓋本体を手前に引き出した状態を示す断面図、図9
は、一方の鉄蓋本体の一端を持ち上げたまま、補助車輪
が受枠を乗り越えるまで一方の鉄蓋本体を手前に引き出
した状態を示す断面図、図10は、一方の鉄蓋本体が走
行車輪および補助車輪によって路面上に水平に引き出さ
れた状態を示す断面図である。
本体、6は、対辺が平行な角型受枠であり、この例で
は、1つの受枠6内に2つの鉄蓋本体が嵌め込まれる。
鉄蓋本体5は、受枠6の走行車輪7の移動方向と平行な
対辺6Aに沿って移動させることによりマンホールの開
閉が可能となる。
移動方向に間隔をあけて、少なくとも2対(この例では
2対)設けられた走行車輪である。走行車輪7は、鉄蓋
開閉時に路面8上を転動する。9は、受枠6の対辺6A
の内側フランジ6C上間にフック10を介して着脱可能
に載置される転落防止手段である。内側フランジ6Cの
幅は、フック10が係合するだけの幅で良い。転落防止
手段9は、梁材11と、梁材11を連結するための連結
部材12と、中央の連結部材12上に上向きに取り付け
られた2つの荷重受け車輪13とからなっている。な
お、荷重受け車輪13の数は、2つに限定されない。荷
重受け車輪13は、鉄蓋開閉時に鉄蓋本体5の荷重を受
けるためのである。荷重受け車輪13は、鉄蓋閉鎖時に
鉄蓋本体5の荷重がかからないように、鉄蓋本体5の下
面と接触しないようになっている。
体5の移動方向に沿って設けれた一対のスライド板であ
る。スライド板14は、鉄蓋本体5の移動方向中心部に
対してハの字状になるように設けられている。スライド
板14を一対設けた理由は、鉄蓋本体5を左右何れの方
向からでも開くことができるようにするためである。ス
ライド板14は、鉄蓋開閉時に荷重受け車輪12上を移
動する。
に設けられた、鉄蓋開閉時に鉄蓋本体5の下面と受枠6
との干渉を防止するための補助車輪である。
ンホール用角型鉄蓋によれば、以下のようにして鉄蓋の
開閉が行われる。
態から、図6に示すように、手鉤(図示せず)等によって
一方の鉄蓋本体5の一端を持ち上げる。次いで、図7に
示すように、鉄蓋本体5を持ち上げたまま、鉄蓋本体5
を手前に引き出して、一方の走行車輪7Aを路面8上に
乗せる。この状態で、後方のスライド板14(14A)
が荷重受け車輪13上に乗ることによって、鉄蓋本体5
の他端が若干持ち上げられるので、鉄蓋本体5の下面と
受枠6とが干渉する恐れはない。
場合、たとえ、スライド板14Aが荷重受け車輪13に
当たっていても、鉄蓋本体5の持上げ高さをよほど高く
しない限り、鉄蓋本体5の下面と受枠6との干渉が避け
られない。しかしながら、補助車輪15が図8の状態を
経て図9に示すように、受枠6を乗り越えるので、鉄蓋
本体5を高く持ち上げないでも、鉄蓋本体5の下面と受
枠6との干渉を防止することができる。
に示すように、鉄蓋本体5は水平姿勢になるので、後
は、そのまま鉄蓋本体5を手前に引き出せば、鉄蓋本体
5を完全に開くことができる。
6に転落防止手段9が取り付けられているので、鉄蓋本
体5や人がマンホール内に誤って落下する事故は起こら
ない。なお、マンホール内に人が入る場合には、転落防
止手段9を受枠6から取り除く。
対称に形成されているので、鉄蓋本体を180度反転さ
せても同様に受枠内に嵌め込むことができる。
め込まれる例であるが、1つの受枠に1つの鉄蓋本体が
嵌め込まれる場合であっても同様である。
ば、鉄蓋本体に走行車輪、補助車輪およびスライド板を
設け、受枠にスライド板が走行する荷重受け車輪を有す
る転落防止手段を設けることによって、重量のある角型
鉄蓋の開閉作業が容易に行なえ、しかも、転落防止手段
を受枠に対して着脱自在に取り付けることによって、受
枠の開口面積を最大限に広くすることができると共に、
マンホール内への蓋本体の落下や作業者の転落事故を未
然に防止することができるといった有用な効果がもたら
される。
面図である。
面図である。
状態を示す平面図である。
る。
断面図である。
の走行車輪が路面上に乗るまで一方の鉄蓋本体を手前に
引き出した状態を示す断面図である。
輪が受枠に当たるまで一方の鉄蓋本体を手前に引き出し
た状態を示す断面図である。
車輪が受枠を乗り越えるまで一方の鉄蓋本体を手前に引
き出した状態を示す断面図である。
よって路面上に水平に引き出された状態を示す断面図で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 対辺が平行な角型受枠内に嵌め込まれる
マンホール用角型鉄蓋において、 前記受枠の前記対辺に沿って移動させることにより開閉
可能な鉄蓋本体と、前記鉄蓋本体の下面に、前記鉄蓋本
体の移動方向に間隔をあけて少なくとも2対設けられた
走行車輪と、前記受枠の前記対辺上間に着脱可能に載置
される転落防止手段と、前記鉄蓋本体の下面に設けれた
スライド板とを有し、前記走行車輪は、鉄蓋開閉時に路
面上を転動し、前記転落防止手段の上面には、鉄蓋開閉
時に前記鉄蓋本体の荷重を受けるための荷重受け車輪が
上向きに設けられ、前記スライド板は、鉄蓋開閉時に前
記荷重受け車輪上を移動し、前記荷重受け車輪は、鉄蓋
閉鎖時に前記鉄蓋本体の下面と接触しないことを特徴と
するマンホール用角型鉄蓋。 - 【請求項2】 前記鉄蓋本体の下面の前記走行車輪間に
は、鉄蓋開閉時に前記鉄蓋本体の下面と前記受枠との干
渉を防止するための補助車輪が設けられていることを特
徴とする、請求項1記載のマンホール用角型鉄蓋。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19772299A JP3437798B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | マンホール用角型鉄蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19772299A JP3437798B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | マンホール用角型鉄蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001020309A JP2001020309A (ja) | 2001-01-23 |
JP3437798B2 true JP3437798B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=16379271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP19772299A Expired - Fee Related JP3437798B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | マンホール用角型鉄蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3437798B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101684655B (zh) * | 2008-09-26 | 2011-05-25 | 牡丹江水力发电总厂 | 一种多功能坑井防护盖板 |
-
1999
- 1999-07-12 JP JP19772299A patent/JP3437798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2001020309A (ja) | 2001-01-23 |
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