JP3436390B2 - ラバーチューブの折曲げ方法およびその折曲げ装置 - Google Patents
ラバーチューブの折曲げ方法およびその折曲げ装置Info
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Description
として用いられるエアサスペンション等のラバーチュー
ブを折曲げるのに用いて好適なラバーチューブの折曲げ
方法およびその折曲げ装置に関する。
て用いられるエアサスペンションは、ピストンロッドが
伸,縮自在に設けられた緩衝器本体と、該緩衝器本体の
ピストンロッド突出端側に設けられた有蓋筒状のアウタ
シェルと、前記緩衝器本体の外周側に固着された筒状部
材としてのエアピストンと、前記アウタシェルと該エア
ピストンとの間に設けられ、該アウタシェルとエアピス
トンと共にエア室を画成する筒状のラバーチューブとか
ら構成され、該ラバーチューブは、一方の端部がアウタ
リングを介してアウタシェルの内周側に、他方の端部が
ベースリングを介してエアピストンの外周側にそれぞれ
気密に固着されている。
業によって軸方向中間部分で折返され、この状態で一方
の端部をアウタシェルに、他方の端部をエアピストンに
取付けるようになっている。
来技術によるラバーチューブの折曲げは、作業者によっ
て手作業で行なわれるため、折返し寸法を安定化するの
が難しい上に、組立作業に手間がかかるという問題があ
る。
529号に示すラバーチューブ折曲げ装置およびラバー
チューブ折曲げ方法(以下、先行技術という)を提案し
た。そして、この先行技術によるものは、折曲げ装置に
よってラバーチューブをアウタリングの外側に折返して
チューブ−リング組立体を形成した後に、該チューブ−
リング組立体をアウタシェルとエアピストンとの間に取
付けるというものである。
ブ−リング組立体にエアピストンを組付けるにあたっ
て、エアピストンがラバーチューブ取付け部から下側に
向けて拡径されていたり、アウタシェルのラバーチュー
ブ取付け部径よりもエアピストンのラバーチューブ取付
け部径の方が大きい場合は、チューブ−リング組立体に
エアピストンを取付けることができないという未解決な
問題がある。
問題に鑑みなされたもので、筒状部材の大きさ,形状を
問わず、ラバーチューブに筒状部材を取付けた状態で、
該筒状部材をラバーチューブ内に押込むことによってラ
バーチューブの折曲げを可能としたラバーチューブの折
曲げ方法およびその折曲げ装置を提供することを目的と
する。
ために、本発明によるラバーチューブの折曲げ方法が採
用する構成は、筒状部材の一端側に筒状のラバーチュー
ブを嵌着して筒状部材−ラバーチューブ組立体を組立て
る組立工程と、該組立工程で組立てられた筒状部材−ラ
バーチューブ組立体の一端側開口部と他端側開口部とを
気密に閉塞する閉塞工程と、該閉塞工程によって閉塞さ
れた筒状部材−ラバーチューブ組立体内に加圧ガスを供
給するガス供給工程と、該ガス供給工程で内部に加圧ガ
スが封入された状態の筒状部材−ラバーチューブ組立体
を軸方向に縮小するように押圧することにより、ラバー
チューブを折曲げつつ該ラバーチューブ内に筒状部材を
押込む押込み工程とからなる。
げ装置が採用する構成は、筒状部材と該筒状部材の一端
側に嵌着された筒状のラバーチューブとからなる筒状部
材−ラバーチューブ組立体を支持し、該筒状部材−ラバ
ーチューブ組立体の他端側開口部を気密に閉塞する閉塞
台座と、前記筒状部材−ラバーチューブ組立体の一端側
に当接,離間自在に設けられ、当接時に前記筒状部材−
ラバーチューブ組立体の一端側開口部を気密に閉塞する
蓋部と、前記筒状部材−ラバーチューブ組立体内に加圧
ガスを供給するガス供給手段と、前記閉塞台座と蓋部と
を相対的に接近させることにより、ラバーチューブを折
曲げつつ該ラバーチューブ内に筒状部材を押込む押込み
手段とからなる。
り、組立工程で筒状部材の一端側にラバーチューブを嵌
着して筒状部材−ラバーチューブ組立体を組立て、閉塞
工程で該組立工程で組立てられた筒状部材−ラバーチュ
ーブ組立体の一端側開口部と他端側開口部とを気密に閉
塞し、ガス供給工程で該閉塞工程によって閉塞された筒
状部材−ラバーチューブ組立体内に加圧ガスを供給し、
この状態で押込み工程によって該ガス供給工程で内部に
加圧ガスが封入された筒状部材−ラバーチューブ組立体
を軸方向に縮小するように押圧すると、筒状部材がラバ
ーチューブを折曲げつつ該ラバーチューブ内に押込まれ
る。
構成により、筒状部材の一端側にラバーチューブを嵌着
してなる筒状部材−ラバーチューブ組立体は、閉塞台座
上に載置されることにより他端側開口部が気密に閉塞さ
れると共に、蓋部を当接させることで一端側開口部が気
密に閉塞されて密閉状態となり、内部に加圧ガスが供給
される。そして、この状態で筒状部材−ラバーチューブ
組立体は、押込み手段によって軸方向に押圧され、筒状
部材がラバーチューブを折曲げつつ該ラバーチューブ内
に押込まれる。
づいて説明する。
ンション装置の縦断面図を示し、同図において、1は下
端側が車軸側に取付けられる緩衝器本体、2は該緩衝器
本体1の上端側から軸方向上向きに伸,縮自在に突出し
たピストンロッドをそれぞれ示し、該ピストンロッド2
は、その下端側が緩衝器本体1内に進入してピストン
(図示せず)に連結され、その上端側は後述するアウタ
シェル3の外部に突出して車体側に取付けられている。
られたアウタシェルを示し、該アウタシェル3は、緩衝
器本体1の外周側に向けて下向きに開口する大径な有蓋
筒状に形成され、その開口端部3A内周側には、後述す
るラバーチューブ5の一端部5Aが嵌着されている。ま
た、該アウタシェル3には、後述のエア室A内に圧縮エ
アを給,排する車高調整用の電磁弁(図示せず)が取付
けられている。
タシェル3に対向するように設けられた筒状部材として
の段付筒状のエアピストンを示し、該エアピストン4
は、下端側に位置して緩衝器本体1の軸方向中間部に溶
接等によって固着された固定部4Aと、該固定部4Aの
上側に位置して径方向に膨出した膨出部4Bと、該膨出
部4Bの上端側に位置して縮径されて該膨出部4Aより
も小径となった嵌着部4Cとから構成され、該嵌着部4
Cの外周側には、ラバーチューブ5の他端部5Bが嵌着
されるようになっている。
間に設けられ、該アウタシェル3,エアピストン4と協
働して内部にエア室Aを画成したラバーチューブを示
し、該ラバーチューブ5は、内部に金網等を埋設したゴ
ム等の弾性材料から筒状に形成されている。
置する一端部5Aの内周側に金属材料等から剛性をもっ
て筒状に形成されたアウタリング6を取付けた状態で、
該一端部5Aをアウタリング6と共にアウタシェル3の
開口端部3Aに下側から挿入して該開口端部3Aをカシ
メることにより、該アウタシェル3に気密に嵌着されて
いる。また、内周側に位置する下側の他端部5Bは、エ
アピストン4の嵌着部4C外周側に上側から取付けられ
た状態でベースリング7を介して固定されている。そし
て、該ラバーチューブ5の中間部は、他端部5Bの上側
で外向き、かつ下向きに折返された断面逆U字状の折返
し部5Cと、エアピストン4の膨出部4B外周側で外向
き、かつ上向きに断面U字状に折返された転動部5Dと
なり、該転動部5Dは、緩衝器本体1に対するピストン
ロッド2の伸,縮動作時に上,下方向に移動するように
して、エア室A内を気密に保持しつつ、アウタシェル3
とエアピストン4とが接近,離間するのを許すようにな
っている。
ンションは、前記エア室A内に連通する車高調整用の電
磁弁を開,閉弁してコンプレッサ(図示せず)からの圧
縮エアを該エア室A内に給,排させることにより、緩衝
器本体1等に対してピストンロッド2とアウタシェル3
とを上,下方向に変位させ、車高の調整を行なうように
なっている。
げ加工前では、図2に示すように、他端部5Bがエアピ
ストン4の嵌着部4C外周側に取付けられた状態でベー
スリング7によって嵌着され、一端部5A内周側にアウ
タリング6が挿嵌された筒状部材−ラバーチューブ組立
体としてのエアピストン−ラバーチューブ組立体8とな
っている。そして、このエアピストン−ラバーチューブ
組立体8は、図2の状態にあり、この状態から後述の折
曲げ装置9によって所定の折曲げ加工が施される。
工を施すためのラバーチューブの折曲げ装置9について
図3を参照しつつ説明する。
をなすフレームを示し、該フレーム10は、複数本の支
持脚10A,10A,…上に設けられたベース板10B
と、該ベース板10B上に平行に離間して配設された一
対の側板10C,10Cと、該各側板10C上に設けら
れた天板10Dとから構成され、該天板10Dの中心部
には、後述する位置決めシャフト17が取付けられる取
付穴10Eが上,下方向に貫通して形成されている。
部に設けられた押込み手段としての昇降機構を示し、該
昇降機構11は、前記ベース板10Bの下面側に位置し
てロッド12Aが上向きに伸長した昇降シリンダ12
と、前記ベース板10Bの上面側に該昇降シリンダ12
と同軸に配設され、ガイド穴13Aで前記ロッド12A
を上,下方向に移動自在に支持するロッドガイド13と
から構成され、該昇降機構11は、後述の昇降台座14
を介してエアピストン4を上向きに押動するものであ
る。
塞台座としての昇降台座を示し、該昇降台座14は短寸
な段付円柱状に形成され、その下端側には昇降シリンダ
12のロッド12A先端が固着されている。また、該昇
降台座14の上面側には、中央に位置してエアピストン
4を径方向に位置決めするセンタ軸14Aが僅かに突出
して形成され、該センタ軸14Aの外周側には、エアピ
ストン4との間を気密にシールする環状のシール部材1
4Bが装着されている。
に設けられたチューブガイドを示し、該チューブガイド
15は、各側板10Cに亘って横架された支持板15A
と、該支持板15Aの中央に取付けられ、図中手前側が
切欠かれた略C字状のサポートリング15Bとから構成
され、該サポートリング15Bは、昇降台座14と同軸
に配置されている。そして、該チューブガイド15は、
サポートリング15Bでラバーチューブ5のアウタリン
グ6が挿嵌された下端部を外周から支持することによ
り、エアピストン−ラバーチューブ組立体8を所定位置
に伸長状態で配置するものである。
チューブ閉塞機構を示し、該チューブ閉塞機構16は、
後述の位置決めシャフト17,レール18,移動蓋部1
9から大略構成されている。
位置して取付穴10Eに挿嵌された位置決めシャフト、
18は該位置決めシャフト17を挟むように天板10D
下面側に設けられ、各側板10C間に亘って平行に伸長
した一対のレール(片方のみ図示)を示し、該レール1
8には、2個のスライダ18A,18Aが伸長方向に移
動自在に装着されている。また、前記位置決めシャフト
17は、昇降台座14等の軸線上に配置され、各移動蓋
部19の当接時に該各移動蓋部19を所定位置に位置決
めするものである。
ブ組立体8の上端側に設けられた一対の移動蓋部を示
し、該各移動蓋部19は、後述のケーシング20と蓋部
本体21とから構成されている。
A下端側に取付けられたケーシングを示し、該各ケーシ
ング20には、互いに対向するように下向きに開口した
装着穴20Aと、該装着穴20A上に位置して位置決め
シャフト17の外形と同様の半円状の切欠部20Bとが
形成され、該切欠部20Bは、各ケーシング20の当接
時に前記位置決めシャフト17を外嵌することで、該各
ケーシング20(各移動蓋部19)を所定位置に位置決
めするものである。
0A内に着,脱自在に挿着された蓋部本体を示し、該各
蓋部本体21は、図4に示すように互いに当接した状態
で、ラバーチューブ5の一端部5A外周を気密に囲繞す
る囲繞部21Aと、該囲繞部21Aの上側に位置して拡
径され、ラバーチューブ5上に空間を形成する空間形成
部21Bと、該空間形成部21Bを外部に対して気密に
シールするシール部材21Cとから大略構成され、該各
蓋部本体21のうち一方(図では右側)の蓋部本体21
には、前記空間形成部21Bと後述のガス供給通路23
とを連通する連通路21Dが形成されている。
上端側に位置してロッド22Aが対向するように配設さ
れた一対の移動シリンダを示し、該各移動シリンダ22
は、前記ロッド22Aを伸,縮させることによって各移
動蓋部19を当接,離間させるものである。
21側のケーシング20に形成され、該連通路21Dに
連通したガス供給手段を構成するガス供給通路を示し、
該ガス供給通路23は、コンプレッサ(図示せず)から
供給された圧縮エア等を前記連通路21D等を介してエ
アピストン−ラバーチューブ組立体8内に向けて流通さ
せるものである。
置9は上述の如き構成を有するもので、次に、その折曲
げ工程について図2ないし図6を参照しつつ説明する。
ーブ5等を組立てる組立工程を示し、該組立工程では、
エアピストン4の嵌着部4C外周側にラバーチューブ5
の他端部5Bを取付け、ベースリング7によって該ラバ
ーチューブ5をエアピストン4に嵌着すると共に、ラバ
ーチューブ5の一端部5A内周側にアウタリング6を挿
嵌してエアピストン−ラバーチューブ組立体8を組立て
る。
記組立工程で組立てられたエアピストン−ラバーチュー
ブ組立体8のエアピストン4を昇降台座14上に載置
し、ラバーチューブ5の上端側をチューブガイド15の
サポートリング15B内に押込む、このときに、前記エ
アピストン4の固定部4A内にセンタ軸14Aを挿入
し、シール部材14Bによって該エアピストン4の下端
側を気密に閉塞する。
ら、図4に示すように、各移動シリンダ22のロッド2
2Aを伸長し、各移動蓋部19を当接させる。これによ
り、ラバーチューブ5の一端部5Aは、各蓋部本体21
の囲繞部21Aによってアウタリング6との間に挟まれ
ると共に、該各蓋部本体21のシール部材21Cが互い
に当接されることで気密に閉塞される。そして、このと
きに、各移動蓋部19は、位置決めシャフト17によっ
て昇降台座14の軸心位置に位置決めされている。
らの圧縮エアをガス供給通路23,連通路21D等を介
してエアピストン−ラバーチューブ組立体8内に供給
し、そのラバーチューブ5を、図4中に二点鎖線で示す
如く、径方向に膨出させる。
程で圧縮エアによってエアピストン−ラバーチューブ組
立体8のラバーチューブ5が膨出したら、図5に示す如
く、昇降機構11の昇降シリンダ12により昇降台座1
4を上方に移動し、エアピストン4をラバーチューブ5
内に対して上方に押動し、エアピストン−ラバーチュー
ブ組立体8を軸方向に縮小させる。これにより、該エア
ピストン−ラバーチューブ組立体8は、ラバーチューブ
5が径方向に膨出されているから、エアピストン4の上
端側が該ラバーチューブ5を折曲げながらラバーチュー
ブ5内に押込められ、該ラバーチューブ5には、ベース
リング7の上端側に折返し部5Cが、膨出部4Bの外周
側に転動部5Dがそれぞれ形成される。
トン4を押込んだら、ガス供給通路23を介してエアピ
ストン−ラバーチューブ組立体8内を大気に開放した
後、各移動シリンダ22のロッド22Aを縮小して各移
動蓋部19を離間させる。そして、ラバーチューブ5の
上端側をサポートリング15Bから引抜き、エアピスト
ン−ラバーチューブ組立体8を昇降台座14上から取外
し、ラバーチューブ5の折曲げ加工が完了する(図6参
照)。
5に所定の折曲げ加工が施されたエアピストン−ラバー
チューブ組立体8は、次の製造工程(図示せず)でエア
ピストン4の固定部4Aが緩衝器本体1の外周側に溶接
等によって固着され、ラバーチューブ5の一端部5Aが
アウタシェル3の開口端部3Aにカシメ固定されるよう
になっている。
ン−ラバーチューブ組立体8のエアピストン4の下端側
を昇降台座14で、ラバーチューブ5の上端側を各移動
蓋部19でそれぞれ閉塞した後、該エアピストン−ラバ
ーチューブ組立体8内に圧縮エアを供給してラバーチュ
ーブ5を膨出させ、この状態で、前記昇降台座14を昇
降シリンダ12によって上向きに押動することにより、
エアピストン4をラバーチューブ5内に押込み、該ラバ
ーチューブ5に折返し部5Cおよび転動部5Dを形成す
ることができる。
下端側に該嵌着部4Cよりも径方向に膨出した膨出部4
Bが形成されている場合でも、ラバーチューブ5を膨出
させた状態でエアピストン4を押込むことにより、該ラ
バーチューブ5に所定の折曲げ加工を施すことができ、
エアピストン4の形状を自由に設定できる上に、エアピ
ストン4の変更によってエア室Aの内容積を変えてばね
定数を自由に設定することができ、設計自由度を大幅に
高めることができる。
もエアピストン4の嵌着部4Cの方が大径である場合に
も、上述したラバーチューブ5の折曲げ方法によって同
様の折曲げ加工を施すことができる。
立体8のエアピストン4の下端側を昇降台座14で閉塞
し、この状態で各移動蓋部19を移動シリンダ22によ
って左,右方向に移動してラバーチューブ5の一端部5
Aを閉塞した後、該エアピストン−ラバーチューブ組立
体8内にエアを供給し、前記昇降台座14を昇降シリン
ダ12で上昇させることにより、ラバーチューブ5を折
曲げるようにしているから、左,右方向および上,下方
向の移動だけで容易に所定の折曲げ加工を施すことがで
き、装置自体を安価に製造できる上に、生産性の向上を
図ることができる。
体8内に圧縮エアを供給することにより、折曲げ加工時
にラバーチューブ5がエアピストン4内に入り込んだり
するのを防止でき、折曲げ不良の発生を防止できると共
に、ラバーチューブ5が加工時に損傷するのを防止で
き、歩留りを向上することができる。
20と蓋部本体21とから構成し、該蓋部本体21をケ
ーシング20に対して着,脱自在としているから、該各
蓋部本体21の他に囲繞部,空間形成部が適宜変更され
た蓋部本体を数種類用意しておくことにより、種々の形
状をしたラバーチューブを折曲げることができる。
の昇降機構11で昇降台座14を昇,降させ、エアピス
トン4をラバーチューブ5内に押込んだ場合を例に挙げ
て説明したが、本発明はこれに限らず、昇降台座14に
代えて固定台座を用い、各移動蓋部19等を昇,降させ
るようにしてもよく、また、昇降台座14,各移動蓋部
19の両者を昇,降させるようにしてもよい。
成するガス供給通路23をケーシング20に形成した場
合を例に挙げて説明したが、これに替えて、例えばガス
供給通路23を昇降台座14に形成するようにしてもよ
い。
をケーシング20と蓋部本体21とから構成したが、本
発明はこれに限らず、各移動蓋部を単体で構成するよう
にしてもよい。
チューブの折曲げ方法によれば、組立工程で筒状部材の
一端側にラバーチューブを嵌着して筒状部材−ラバーチ
ューブ組立体を組立て、閉塞工程で該組立工程で組立て
られた筒状部材−ラバーチューブ組立体の一端側開口部
と他端側開口部とを気密に閉塞し、ガス供給工程で該閉
塞工程によって閉塞された筒状部材−ラバーチューブ組
立体内に加圧ガスを供給し、この状態で押込み工程によ
って該ガス供給工程で内部に加圧ガスが封入された筒状
部材−ラバーチューブ組立体を軸方向に縮小するように
押圧することにより、ラバーチューブを折曲げつつ筒状
部材を該ラバーチューブ内に押込むことができるから、
筒状部材の大きさ,形状に関係なくラバーチューブに折
曲げ加工を施すことができる。
げ装置によれば、筒状部材−ラバーチューブ組立体を閉
塞台座上に載置して他端側開口部を気密に閉塞すると共
に、蓋部で一端側開口部を気密に閉塞して密閉状態と
し、該筒状部材−ラバーチューブ組立体内にガス供給手
段によって加圧ガスを供給した後、筒状部材−ラバーチ
ューブ組立体を押込み手段によって軸方向に押圧するこ
とにより、ラバーチューブを折曲げつつ筒状部材を該ラ
バーチューブ内に押込むことができるから、筒状部材の
大きさ,形状に関係なく、ラバーチューブの折曲げ加工
を施すことができる。また、前記蓋部と押込み手段によ
る筒状部材−ラバーチューブ組立体の軸方向の押動とに
よってラバーチューブの折曲げ加工を施すことができ、
折曲げ装置を安価に製造しうる、生産性を向上すること
ができる、ラバーチューブが筒状部材内に入り込むのを
防止して不良品の発生を防止することができる等の種々
の効果を奏する。
ューブ等が用いられるエアサスペンションを示す縦断面
図である。
る前のエアピストン−ラバーチューブ組立体を示す縦断
面図である。
アピストンの下端側を閉塞する閉塞工程で示す縦断面図
である。
バーチューブの上端側を閉塞する閉塞工程とエアピスト
ン−ラバーチューブ組立体内に圧縮エアを供給するガス
供給工程とで示す図3と同様の縦断面図である。
アピストンをラバーチューブに押込む押込み工程で示す
縦断面図である。
ストン−ラバーチューブ組立体を示す縦断面図である。
ラバーチューブ組立体) 9 ラバーチューブの折曲げ装置 11 昇降機構(押込み手段) 14 昇降台座(閉塞台座) 19 移動蓋部(蓋部) 23 ガス供給通路
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状部材の一端側に筒状のラバーチュー
ブを嵌着して筒状部材−ラバーチューブ組立体を組立て
る組立工程と、該組立工程で組立てられた筒状部材−ラ
バーチューブ組立体の一端側開口部と他端側開口部とを
気密に閉塞する閉塞工程と、該閉塞工程によって閉塞さ
れた筒状部材−ラバーチューブ組立体内に加圧ガスを供
給するガス供給工程と、該ガス供給工程で内部に加圧ガ
スが封入された状態の筒状部材−ラバーチューブ組立体
を軸方向に縮小するように押圧することにより、ラバー
チューブを折曲げつつ該ラバーチューブ内に筒状部材を
押込む押込み工程とから構成してなるラバーチューブの
折曲げ方法。 - 【請求項2】 筒状部材と該筒状部材の一端側に嵌着さ
れた筒状のラバーチューブとからなる筒状部材−ラバー
チューブ組立体を支持し、該筒状部材−ラバーチューブ
組立体の他端側開口部を気密に閉塞する閉塞台座と、前
記筒状部材−ラバーチューブ組立体の一端側に当接,離
間自在に設けられ、当接時に前記筒状部材−ラバーチュ
ーブ組立体の一端側開口部を気密に閉塞する蓋部と、前
記筒状部材−ラバーチューブ組立体内に加圧ガスを供給
するガス供給手段と、前記閉塞台座と蓋部とを相対的に
接近させることにより、ラバーチューブを折曲げつつ該
ラバーチューブ内に筒状部材を押込む押込み手段とから
構成してなるラバーチューブの折曲げ装置。
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JP20026693A JP3436390B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | ラバーチューブの折曲げ方法およびその折曲げ装置 |
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JPH0732467A JPH0732467A (ja) | 1995-02-03 |
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1993
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