JP3436384B2 - コークス炉の押出側窯口集塵方法および該方法の実施設備 - Google Patents

コークス炉の押出側窯口集塵方法および該方法の実施設備

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JP3436384B2 JP10773793A JP10773793A JP3436384B2 JP 3436384 B2 JP3436384 B2 JP 3436384B2 JP 10773793 A JP10773793 A JP 10773793A JP 10773793 A JP10773793 A JP 10773793A JP 3436384 B2 JP3436384 B2 JP 3436384B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス炉の押出側窯
口集塵方法と該方法を実施するための集塵設備に関する
ものである。換言すれば、例えばコークス炉の押出側窯
口の押出側の集塵を、洩煙までも含めて略100%に近
い集塵ができるようにする、コークス炉の押出側窯口集
塵方法と該方法を実施するための集塵設備を提供せんと
するものである。以下、本発明の説明で、集塵とは発
塵、粉塵、発煙、洩煙等を集塵機へ導き集塵するとを意
味し、特に発塵、粉塵、発煙、洩煙等と記載せずに、例
えば発塵と記載しても粉塵、発煙、洩煙等も説明のケー
スによっては含まれる。
【0002】
【発明の従来技術】従来からコークス炉の操業におい
て、必然的に発生する発塵を集塵して作業環境の支障に
ならない努力を行っている。勿論、この他にはコークス
炉操業における操業成績の安定維持または改善を図るこ
とも考慮する場合もある。そもそもコークス炉の集塵方
式は歴史が古く、鉄鋼業の発展隆盛の歴史に沿って概ね
昭和35〜40年頃より各種方式が提案されている。而
て該集塵方式は、技術の変遷と共に集塵目的を絞り込
み、より集塵効果が向上するように工夫されているよう
に思う。
【0003】例えばコークス炉の、押出側の窯口集塵方
式に的を絞ると、本発明者等が把握する一例は、大別し
て次の三種類の集塵方式を引用できる。 ア.押出側窯口上部固定フード集塵方式 該方式の概要は、押出側窯口上部に固定フードを設け、
さらにその上部に固定の集塵ダクトを設け、炉蓋を取る
とき、押出するときには固定フードを固定ダクト間に設
けたダンパーを開閉することにより集塵する方式で、次
の先行技術例がある。 a.特開昭53−124508号「コークス炉押出機側
の集塵装置」
【0004】この「ア.押出側窯口上部固定フード集塵
方式」は、上部固定フードを設けることにより集塵効果
は、それ以前よりも期待できるであろうけれども、集塵
装置の構成から次の問題がある。 1)固定フード、集塵ダクト等を押出側の窯口上部に設
ける場合、バックステーにかかる荷重が増し、既存のバ
ックステーの場合には強度上の問題が発生する。従って
新設コークス炉以外では、集塵のための固定フード、集
塵ダクトを設けるに際して、バックステーの強度増加策
を新たに採用しなければならないので設備投資が高額化
する。これとは反対にバックステーの強度強化策を採用
しない場合には、当然バックステーの許容強度内での設
備設計となるので固定フード、集塵ダクト等が集塵効果
を期待できない規模のものになり、問題を解決できな
い。 2)コークス炉は、一般に押出側の窯口上部にドライメ
ーンを配置するので、固定フード、集塵ダクト等を既存
炉に新たに設けることは、レイアウト上、至難のことで
ある。 3)ドライメーンと窯口上部の寸法に余裕がないのが普
通である。従って集塵に適した形状のフードを配置する
ことができない。 4)窯口から発生する煙中に含まれるタールによって固
定フード、集塵ダクト間に配置したダンパーが固着し、
ダンパーの開閉が困難となって洩れ風量の増大による集
塵効率の低下を来す。 5)窯口下部の発塵、発煙に対しては効果が無い。
【0005】イ.押出機搭載型フード集塵方式 該方式の概要は、押出機に搭載した集塵機または集塵ダ
クトにより、集塵、集煙する方式であり、次の先行技術
例がある。 b.実開昭52−125060号「コークス炉押出機の
集塵装置」 c.実開昭52−127036号「コークス炉炉蓋集じ
ん装置」 d.特開昭53−60902号「コークス炉用操業煤煙
拡散防止装置」 e.特開昭53−74501号「コークス製造設備の集
塵装置」 f.実開昭54−120567号「コークス炉の押出機
用集塵フード機構」 g.実開昭57−167748号「コークス炉における
押出機側集塵装置」
【0006】この「イ.押出機搭載型フード集塵方式」
は、フードを設けることにより集塵効果は、それ以前よ
りも期待できるであろうけれども、集塵装置の構成から
次の問題がある。 1)押出機上、窯口上部にフードを設けた場合、コーク
ス炉本体に隙間が生じるため集塵、集煙効率が低下す
る。 2)押出機とドライメーンの間の間隔が狭いため、集塵
効率の高いフードを設けることができない。 3)仮に、押出機上部に固定フードを設けた場合、リフ
ター、押出しビーム等の修理に支障を来すと共に、フー
ド内に機械を配置すると、放熱が阻害されたり、粉塵に
よる故障が懸念される等ダメージが懸念される。 4)窯口下部の発塵、発煙に対しては効果が無い。 5)押出機に搭載する荷重が大きくなり輪荷重が増し、
軌上等に支障を与え、保守点検等も嵩む。
【0007】ウ.押出機全体を覆う集塵方式 該方式は、押出機側で発塵するものを集塵するとき、押
出機全体を覆うカバーで飛散を押さえて集塵する方式で
あり、次の先行技術例がある。 h.実開昭54−125068号「コークス炉の押出機
用集塵フード機構」 然し該方式は、押出機全体をカバーで覆うため押出機の
重量が過大になり、設備投資規模が嵩み、洩煙等細かな
集塵は無理である等問題がある。
【0008】欺様な先行技術からみると、本発明が意図
する押出側窯口の集塵については、これ等の方式では到
底、窯口下部からの発煙、発塵に対しては適切な集塵方
式とは言い難く、今日の世間動向も考慮すれば、コーク
ス炉の押出側窯口集塵は、一段階水準を上げた集塵方式
を開発することが当業者として賢明な対策である。
【0009】
【発明の技術的課題】本発明は欺様な技術的背景を鑑
み、これまでよりもコークス炉押出側窯口の集塵効率が
良い状態で実施できるように発明したもので、次のよう
な技術的課題がある。 1) 押出側の窯口から出てくる発塵、発煙、漏洩 そ
の他作業環境に支障がありそうなものを、従来より可能
な限り多量に集塵機へ導くことができ、集塵効果、集塵
効率等の向上を図れること。 2) 集塵設備を構成する諸装置が、コークス炉の押出
側の窯口諸作業、その他コークス炉操業、生産性に支障
を与えないこと。 3) 集塵に関する、省エネを図れること。 4) 設備投資額が安価であること。 5) 設備保守が簡便であること。 6) コークス炉の設計条件の違いがあっても、本発明
の採用は、基本的設備構成要件を変更することなく採用
可能であること。
【0010】
【本発明の解決すべき手段】本発明は、欺様な技術的課
題を達成するため、次の特徴を解決する手段とする。
【0011】
【第1特徴】 集塵機と連なるダクトの吸引口に、移動
自在な大径導管の端部を気密状態で嵌合自在または摺動
自在に設け、且つ該大径導管の他方の端部近傍の吸引導
管に、集塵フードに当接する複数の吸引用コネクターを
設けてコークス炉の押出側窯口集塵を行うに際し、コー
クス炉の窯口から出る発塵、発煙、洩煙、粉塵等を、炭
化室の押出側窯口上部の炉長方向へ設ける上部集塵フー
ドの長さ方向の空間へも導き速度を減速させて漂わせ、
該上部集塵フードの長さ方向に設ける開口部のうち、押
出中の窯口近傍の開口部には吸引用の押出窯口用コネク
ターを当接し、また該押出窯口用コネクターの両側の開
口部にはそれぞれ吸引用の第1、第2補助コネクターを
当接し、さらにその外側の上部集塵フード内を漂う発
塵、発煙、洩煙、粉塵等が存在する長さ方向の両側の大
気との境界近傍の開口部にはそれぞれ第1、第2開口部
閉鎖用コネクターで蓋を閉鎖自在に当接して過分な大気
の吸引を抑制し、且つ炉蓋クリーナの上部近傍の開口部
には、吸引用のクリーナ上部コネクターを当接し、これ
ら各吸引用のコネクターで発塵、発煙、洩煙、粉塵等を
吸引しつつ各種導管を介して集塵機へ導くことを特徴と
するコークス炉の押出側窯口集塵方法。
【0012】
【第2特徴】 炭化室の押出側窯口の下部両側に、開口
を対向する複数の下部集塵フードを窯口近傍から退避自
在に第3吸引導管に設け、且つこれ等第3吸引導管の一
方の端部を前記吸引導管の閉鎖する端部近傍に設け、前
窯口の下部からの発塵、発煙、洩煙、粉塵等を下部集
塵フードで吸引して各種導管を介して集塵機へ導くこと
を特徴とする請求項1記載のコークス炉の押出側窯口集
塵方法。
【0013】
【第3特徴】 下部集塵フードからの発塵等の吸引は、
前記上部集塵フードからの発塵等の吸引と共に、又はそ
の吸引開始時間をずらして行う第2特徴に記載のコーク
ス炉の押出側窯口集塵方法。
【0014】
【第4特徴】 均し中の窯口の上部集塵フードの開口部
に、吸引用の均しコネクターを当接し、均し中の窯口か
らの発塵等を該均しコネクターから吸引し各種導管を介
して集塵機へ導くことを特徴とする第1〜3特徴のいず
れかに記載のコークス炉の押出側窯口集塵方法。
【0015】
【第5特徴】 集塵機と連なるダクトの吸引口に、押出
機に搭載する大径導管の一方の端部を気密状態で嵌合自
在または摺動自在に設け、他方の端部近傍の吸引導管部
には、集塵フードに当接する複数の吸引用コネクターを
設けてコークス炉の押出側窯口の集塵を行う設備におい
て、次の必須構成要件1)Aから2)Gまでを組合わせ
て構成することを特徴とするコークス炉の押出側窯口集
塵設備。 1)炭化室の押出機側窯口上部集塵フードの構成 A.炭化室の押出機側窯口の上部に、前方へ突き出す辺
の先端断面がコの字状に屈曲し、且つ該屈曲部の鉛直面
に吸引用の開口部を有する押出機側窯口の上部集塵フー
ドをコークス炉炭化室の炉長方向へ延長して設ける。 2)押出し機に搭載する集塵関係装置の構成 B.押出中の窯口の上部集塵フードの開口部に、前進し
て接触自在な押出窯口用コネクターを、伸縮自在に第1
吸引導管に設ける。 C.上記押出窯口用コネクターの両側で、上部集塵フー
ドの開口部へそれぞれ前進して接触自在な吸引用の第
1、第2補助コネクターを伸縮自在に第1吸引導管に設
ける。 D.上記第1、第2補助コネクターの各外側で、上部集
塵フードの開口部へそれぞれ前進して閉鎖自在な第1、
第2の開口部閉鎖用コネクターを伸縮自在に第1吸引導
管に設ける。 E.炉蓋クリーナー上部に位置する窯口の上部集塵フー
ドの開口部へ前進して接触自在なクリーナー上部コネク
ターを伸縮自在に第1吸引導管に設ける。 F.上記第1吸引導管を大径導管の先端近傍に設ける。 G.均し中の窯口の上部集塵フードの開口部へ、前進し
て接触自在な均しコネクターを、伸縮自在に第2吸引導
管に設け、且つ、該第2吸引導管を前記大径導管の先端
近傍に設ける。
【0016】
【第6特徴】 次の必須構成要件Hを設けることを特徴
とする第5特徴に記載のコークス炉の押出側窯口集塵設
備。 H.前記第1吸引導管から大径導管の先端近傍への接続
ラインに開閉自在な切替えダンパー、炉蓋クリーナー上
部コネクターから第1吸引導管への接続ラインに開閉自
在な切替えダンパー、及び、均しコネクターの第2吸引
導管から大径導管の先端近傍への接続ラインに開閉自在
な切替えダンパーをそれぞれ設ける。
【0017】
【第7特徴】 次の必須構成要件Iを設けることを特徴
とする第5特徴または第6特徴に記載のコークス炉の押
出側窯口集塵設備。 I.押出中の炭化室の押出側窯口の下部両側に、開口部
が対向する複数の下部集塵フードを窯口近傍から退避自
在に第3吸引導管に設け、且つこれら第3吸引導管の一
方の端部を前記第1吸引導管に接続し、これ等の下部集
塵フードを押出機に搭載して移動自在とする。
【0018】
【第8特徴】 次の必須構成要件Jを設けることを特徴
とする第7特徴に記載のコークス炉の押出側窯口集塵設
備。 J.第3吸引導管から前記第1吸引導管への接続ライン
に開閉自在な切替えダンパーを設ける。
【0019】本発明は、以上のとおりの解決手段を特徴
とするが、その手段の限定は、次の理由に基づく。上部
集塵フードを押出側窯口の上部の炉長方向へ固定して設
けること、および該上部集塵フードの形状、すなわち幅
方向の断面形状が、前方へ突き出す片の先端がコの字状
に屈曲し、且つ該屈曲部の鉛直面に吸引用の開口部を有
することを限定するのは、次の理由による。室式コーク
ス炉の場合、押出側の窯口近傍は、例えば押出機の走行
方向全域が押出機、その他のコークス炉付帯設備等の関
係で、窯口の延長方向、すなわち押出機の走行方向に対
して直行する方向の寸法は狭隘な寸法設計になってい
る。従ってこの押出機の走行方向に対して直行する方向
で、押出側窯口から出てくる発塵、発煙、洩煙、粉塵等
の速度を減速させるには物理的に不可能である。従って
本発明では、押出側窯口から出る発塵、発煙、洩煙、粉
塵等の速度を、上部集塵機フード内の長さ方向の空間に
も導いて速度を減速緩和させ、且つ上部集塵フードの幅
方向の断面形状が、前方へ突き出す片の先端がコの字状
に屈曲し、該屈曲によって上部集塵機フードからの流出
量(含、漏洩量)を極力防止することの組合せ条件で解
決するので、これ等の限定条件は必須構成要件である。
【0020】上部集塵フードの屈曲部の鉛直面に、各窯
口近傍に対向して吸引用の開口部を設けることは、次の
理由による。これ等の開口部は、集塵機へ各種の管を介
して繋がる吸引用の押出窯口用コネクター、第1補助コ
ネクター、第2補助コネクター、クリナー上部コネクタ
ーとの当接、例えば面接触させて集塵機へ発塵、発煙、
洩煙、粉塵等を導くために必須の構成要件である。また
開口部は、蓋を第1開口部閉鎖用コネクター、第2開口
部閉鎖用コネクターとの当接、例えば閉鎖して上記吸引
用の各コネクターから確実に上部集塵フード内を速度を
減速されて漂うよう発塵、発煙、洩煙、粉塵等が、上記
吸引用の各コネクターから集塵機へ導く物理的条件を確
保および/または維持するために必須の構成要件であ
る。さらに上記の閉鎖対象となる開口部が、上部集塵フ
ード内の長さ方向を速度を減速されて漂う発塵、発煙、
洩煙、粉塵等と大気の境界近傍を、第1開口部閉鎖用コ
ネクター、第2開口部閉鎖用コネクタで蓋を閉鎖して、
過分な大気を上記の吸引用各コネクターから吸引し難く
するためにも必須な構成要件である。さらにまた、これ
等の開口部は、上部集塵フード内外の大気とのバランス
を図ることに寄与させるためにも必須な構成要件であ
る。従って、好ましくは、押出側窯口と対向して設け
る、例えば窯口から出る発塵量等と上部集塵フード内の
長さ方向へ導く機能とのバランス、また上部集塵フード
内外の大気とのバランスが設計構造上無理がある場合に
は、窯口と対向しない位置に開口部を設けることもある
ので、本発明では、この窯口と対向する位置も窯口近傍
の表現に包含する。仮に開口部の閉鎖を、押出側窯口か
ら出る発塵、発煙、洩煙、粉塵等の量と適合できれば、
物理的に合理的な吸引を実施できるので、集塵機の省エ
ネ効果、その他にも寄与できる。従って本発明で、上部
集塵フード内を減速されて漂う発塵、発煙、洩煙、粉塵
等と大気との境界近傍の開口部には、と表現することは
上部集塵フード内外の大気のバランスがとれる区域を包
含する。
【0021】これ等、吸引用の押出窯口用コネクター、
第1補助コネクター、第2補助コネクター、クリナー上
部コネクター、第1開口部閉鎖用コネクター、第2開口
部閉鎖用コネクー、均しコネクターが同時に同一方向へ
前進また後進して伸縮自在な運動を行うのは、次の理由
による。コークス炉の操業は、装入、乾留、窯置き(ソ
ーキングタイム),窯出、均し等の工程で操業するのが
一般的である。従って炉長方向での炭化室は、これ等の
操業工程のいずれかで操業されているので、これ等の操
業工程を満足する押出側の窯口集塵を行うには、上記の
とおり各コネクターが同時に同一方向へ前進また後進す
る伸縮自在な運動を行うことが必須なので、それを限定
する。
【0022】押出中の窯口を中心にして、該窯口近傍の
開口部に吸引用の押出窯口用コネクターを当接し、該コ
ネクターの両側の開口部に対し、夫れ夫れ第1補助コネ
クターと第2補助コネクターを当接し、上部集塵機フー
ド内の長さ方向両側で、速度を減速されて漂う発塵等と
大気の境界近傍の夫れ夫れの開口部に、第1開口部閉鎖
用コネクターと第2開口部閉鎖用コネクターを当接して
吸引集塵するのは、次の理由に基づき限定する。上部集
塵機フード内の長さ方向へ導かれ、速度を減速されて漂
う発塵、発煙、洩煙、粉塵等を吸引集塵するには、該上
部集塵フード内を漂う量、窯口から出る量等と適合する
吸引量が必要である。本発明では技術的課題を満たすた
め、上部集塵フード内の長さ方向に漂う量の多さと速度
の早さに適合する吸引ができるように、押出中の窯口近
傍の開口部に吸引用の押出窯口用コネクーを、その両側
の開口部には第1補助コネクターと第2補助コネクター
を当接して吸引できるようにする。勿論、上部集塵フー
ド内の長さ方向へ導き減速された漂う発塵等の両側と大
気の境界近傍の開口部には、夫れ夫れ第1開口部閉鎖用
コネクターと第2開口部閉鎖用コネクターが当接して、
過分な大気が侵入して上記吸引用の各コネクターからの
吸引機能に支障を与えないように寄与する。欺様な物理
的機能を発揮できるようにするため、必須構成要件とし
て限定する。
【0023】炭化室の押出側窯口の下部両側に、開口を
対向する複数の集塵フードを窯口近傍から退避自在に第
3吸引導管に設け、集塵機へ連なる各種導管を介して発
塵、発煙、洩煙、粉塵等を導くことを限定したのは、次
の理由による。押出中の押出側の窯口下部近傍は、上部
に比較して発塵、発煙、洩煙、粉塵等の出方が異なるの
で、その挙動に適合する状態で集塵機へ導くためには、
窯口の下部両側に、開口を対向するように複数の集塵フ
ードを窯口近傍から退避自在に第3吸引導管に設け、各
種導管を介し集塵機へ導くことが必須なので限定する。
またこれ等、開口を対向する複数の集塵フードを窯口近
傍から退避自在に第3吸引導管に設けるのは、蓋取機の
動作に支障とならないようにするために必須である。
【0024】上部集塵フードと下部集塵フードで同時に
押出側窯口の集塵を行うのは、つぎの理由による。押出
中の押出側の炭化室の窯口から出る発塵、発煙、洩煙、
粉塵等は、窯口の炉高方向で見て上部方向と下部方向と
では、出る挙動、出る量、出る速度、出る質、出る種類
等が異なる。また本発明の技術的課題の一つは、該窯口
から出る全てのものを可能な限り悉く集塵し、従来より
顕著な集塵効果を得ることにある。従って、窯口全体の
近距離範囲内で、吸引機能を窯口上部と下部に区分して
分担し、吸引集塵のための物理的条件を満たせる条件を
確保するために必須である。
【0025】吸引用の均しコネクターを、第2吸引導管
に前後進して伸縮自在に設け、其以外の各コネクター
を、第1吸引導管に前後進して伸縮自在に設け、吸引す
るタイミングを区別したのは、次の理由に基づく。炭化
室の押出しと均しの工程は、コークス炉の操業工程によ
って定まるので、これ等の時間差が生じる。従って、均
し中の押出側の窯口から発生する発塵、発煙、洩煙、粉
塵等は、出る量、出る速度、出る質、出る種類等が異な
る。そこで本発明は、技術的課題の一つは、該窯口から
出る全てのものを可能な限り悉く集塵し、従来より顕著
な集塵効果を得ることにあるので、吸引用の均しコネク
ターは、その他の各種コネクターとは別に、吸引系統を
設けることが本発明の技術的課題を達成できるので、こ
れを必須構成要件と限定する。
【0026】第1吸引導管、第2吸引導管、第3吸引導
管に開閉自在な第1切替えダンパー乃至第5切替えダン
パーを設けることは、上記の各種吸引用のコネクターか
らの吸引量、吸引タイミング、吸引するコネクターを選
択、調整、制御等を行うために必須なので限定する。
【0027】下部集塵フード、第1吸引導管、第2吸引
導管、第3吸引導管、大径導管、上記の各種コネクター
及びそれらの駆動装置等を押出機に搭載したのは、コー
クス炉の操業工程に従い、コークス炉長方向へ集塵機設
備が移動する必要がある。この移動には、新たな移動装
置、設備等を設けることは設備投資額、場所の寸法面積
等から問題があるので、従来みられるとおり押出機に搭
載することが賢明であるとして限定する。
【0028】下部集塵フード、第1吸引導管、第2吸引
導管、第3吸引導管、大径導管、上記の各種コネクター
及びそれらの駆動装置等を押出機に搭載したのは、コー
クス炉の操業工程に基づき、順次、炭化室を移動する必
要がある。従って新たな移動装置や設備を設けることは
設備投資額、狭隘な設置寸法、面積しかないので、従来
のとおり押出機に搭載することが賢明なので、押出機に
搭載することを必須構成要件として限定する。
【0029】なお上記本発明設備における大径導管の集
塵機側の端部は、押出機の移動に沿って集塵機と連なる
集塵ダクトと機密を維持する状態で取りつけるには、各
種の方式がある。例えば、集塵機と連なる集塵ダクト
を、押出機の走行方向に沿って地上に配設し、前記大径
導管の端部を、集塵ダクトの機密状態を維持する口部と
嵌合自在に構成するか、または該大径導管の端部を集塵
ダクトの機密状態を維持する口部に摺動して面接触自在
に構成するか、更には集塵機と連なる集塵機ダクトを機
密状態を維持しつつ台車に搭載して伸縮自在に構成する
か、或いはその他があるので、これは実施する当事者が
選択すればよく、本発明では限定しない。
【0030】本発明の上記する第1特徴から第8特徴
は、さらに次の一例機能(含、効果)を発揮するので、
この技術的課題も満たすためにも必須構成要件である。 1) コークス炉の窯口上部の炉長方向には、上部集塵
フードのみを設けて集塵するための吸引ダクトをコネク
ター方式として押出機に搭載する構成に基づき、コーク
ス炉のバックステーにかかる荷重を低減することがで
き、これによりコークス炉の老朽化に伴う寿命問題も改
善できる。 2) 上記の上部集塵フードの材質を、SUSの薄板を
仕様すると、一層、荷重の低減化を図れるばかりか、耐
熱性も改善できるので、該フードの機能維持のためにも
採用選択することが好ましい。 3) コークス炉の窯口上部の上部集塵フードを、炉長
方向へ炉体に密着して固設するので、発塵、発煙、洩
煙、粉塵等の逃げ道が無くなり、結局は集塵効果、集煙
効果等の著しい向上に寄与できる。 4) 上記のように吸引用のクリーナ上部コネクター
を、上部集塵フードの開口に当接自在にすることによ
り、炉蓋クリーニング位置に至った炉蓋等からの発塵、
発煙、洩煙、粉塵等を吸引できるから、なお集塵効果を
向上できる。 5) 炭化室の押出側窯口の下部両側に、開口を対向す
る複数の下部集塵フードを窯口近傍から退避自在に第3
吸引導管に設け、且つこれ等第3吸引導管の一方の端部
を,前記第1吸引導管の閉鎖する端部近傍に設け、これ
等の下部集塵フードを押出機と共に移動自在に設けるこ
とにより、リフターの旋回を阻害することなく、蓋取り
時、戻りコークス処理時等の窯口下部から発生する発
煙、発塵等も集塵できるので、コークス炉操業での集塵
効率、集煙効率等を著しく向上できる。 6) リフター、押出ビーム上部等には集塵フードを設
けないので、修理を阻害することはなく、放熱の阻害、
粉塵の堆積等による機器故障の恐れがない。 7) 蓋取り時、押出し時等、風により発煙、発塵等が
拡散したとしても、窯口上部に固定した上部集塵フー
ド、当該窯の両サイドをコネクトして集塵できるので、
拡散煙、拡散塵等の大部分を集塵可能である。また両サ
イドのコネクターの隣窯のコネクターと当接する、上部
集塵フードの開口部に対して、蓋(盲板)をコネクトで
きるように構成しているので、拡散煙等の集塵効率を上
げることができる。 8) 窯口の上部に固定する上部集塵フードを、炭化室
の押出側窯口の上部に、前方へ突き出す片の先端がコの
字状に屈曲し、且つ該屈曲部の鉛直面に吸引用の開口部
を有するように構成するので、炉体、窯口等に沿った上
昇気流に乗って飛散する発塵、発煙、洩煙、粉塵等は、
該上部固定集塵フードの系外へ洩れ難いので、集塵効果
の著しい向上に寄与する。 9) 窯口の上部集塵フードを、窯口の上部に固定して
設けるので、押出機に固定フードを設ける方式に対し、
押出機の輪荷重を軽減できるので、設備投資を安価にで
きる、設備保守も簡単、軌上寿命も延長可能等に寄与で
きる。 10) 上部集塵フードからのコネクトする口をサイド
に構成するので、ドライメーン支持ブラケット、サクシ
ョンメーン、放散塔部に関係なく、安定する集塵効果を
得ることができる。
【0031】
【本発明の作用】本発明は上記のように構成するので、
例えば次のように作用する。窯出しの対象となる窯口
に、押出機が移動して位置する。これにより第1開口部
用閉鎖コネクター、第1補助コネクター、押出機窯用コ
ネクター、第2補助コネクター、第2開口部閉鎖用コネ
クター、クリーナ上部コネクター、均しコネクターも各
機能の発揮を必要とする対象位置に位置するよう押出機
が移動停止する。
【0032】次いで窯出しに必要な各操業手順に従い、
窯出しを実施する。このとき本発明に係る押出側集塵設
備の、第1開口部閉鎖コネクターと第2開口部閉鎖コネ
クターは、窯口上部に固定する上部集塵フードの開口部
を蓋で閉鎖して該開口部からの発塵、発煙、その他の漏
洩を防止すると共に、第1吸引導管を経由する第1補助
コネクター、押出窯用コネクター、第2補助コネクタ
ー、クリーナー上部コネクターでも集塵が一層完璧に実
施できる物理的条件を整え、集塵中その条件を維持す
る。
【0033】すなわち押出中の窯口からの発塵、発煙、
塵埃、その他は押出機窯用コネクターが上部集塵機フー
ドの開口部を覆うように接触して第1吸引導管へ吸引す
る。上部集塵フードは、前方へ突き出す片の先端がコの
字状に屈曲する形状を呈するので、該コの字状の屈曲面
によって窯口からの発塵、発煙、塵埃、その他は上部集
塵フード内を漂うように機能する。
【0034】この上部集塵フード内を漂う窯口からの発
塵、発煙、塵埃、その他は、上部集塵フードの長手方向
に沿って漂うように物理的条件を満たす空間を設けるこ
とが一層、上部集塵フードの機能を発揮することができ
る。この物理的合理的空間の確保が、本発明の上部集塵
フードの構成で必須条件となる。そこで、この上部集塵
フード内を漂う発塵、発煙、塵埃、その他を集塵するた
め、押出窯口用コネクターを平面からみて第1開口部閉
鎖コネクター側には第1補助コネクターを、第2開口部
閉鎖コネクター側には第2補助コネクターを、そしてク
リーナー上部コネクターを設けているので、これ等コネ
クターを上部集塵フードの開口部を覆うように接触して
第1吸引導管へ吸引する。
【0035】また下部集塵フードは、炭化室の両側方向
から開口を対向させて第3吸引導管を経由して第1吸引
導管から大径導管へ導く。従って窯口下部近傍の発塵、
発煙、洩煙、粉塵等は可能な限り悉く集塵機へ導かれる
ので、従来には見当たらない集塵効果の向上に寄与す
る。集塵が終了すれば、駆動装置の機能で、窯口下部の
両側近傍から開口を対向させている複数の下部集塵機フ
ードは夫れ夫れ退避し、コークス炉の次の操業工程に支
障ない状態に復帰する。
【0036】吸引用のクリーナ上部コネクターは、炉蓋
が開閉動作する近傍の上部集塵フードの開口部に当接し
て、該炉蓋クリーナの際に発生する発塵、発煙、洩煙、
粉塵等も集塵機へ吸引して導き集塵する。
【0037】上記の上部集塵フードの開口部と当接して
いる各種コネクターは、上部集塵フードでの集塵機能が
終了すれば、駆動装置の機能で後進して開口部より離脱
し、待機位置へ復帰し、次の機会まで位置する。
【0038】吸引用の均しコネクターは、炭化室を均す
際に発生する発塵、発煙、洩煙、粉塵等も集塵機へ導き
集塵し、集塵が終了すると上記各コネクターと共に待機
位置へ後進し、次の機会まで待機する。
【0039】コークス炉の操業工程に従い、押出側の窯
口集塵の一つのサイクルが終了すると、押出機は次の押
出対象の窯口位置へ、軌道に沿って駆動装置の機能で移
動して停止し、上記と同様の押出に伴う窯口集塵機能を
順次発揮する。本発明の作用の一例は、上記のとおりで
あるが、次に説明する本発明の一実施例によれば、さら
にその他の機能(作用)を発揮するが、説明の便宜上、
この一例に止める。
【0040】
【実施例】以下、本発明を図1〜図5に示す一実施例に
基づき説明する。図1は、本発明の全体を示す平面から
みた説明図で、図2は図1の上部集塵フーと窯口の上部
近傍を拡大する斜視図である。上部集塵フード1は、コ
ークス炉2の炉長方向へ、押出側の窯口3の上部を覆う
ように炉体の上部4に密着して固設する。従って欺る固
設箇所から、発塵等が流出(漏洩)し難い。
【0041】上部集塵フード1は、図2、図3、図4の
とおり、押出側の窯口3の上部に、前方すなわち該フー
ド1の幅方向へ突き出す辺5の最先端がコの字状に屈曲
する屈曲部6を形成し、且つ該屈曲部6の鉛直面に吸引
用の開口部7を設ける。該開口部7は、上部集塵機フー
ド1の長さ方向の屈曲部6に設けるが、その一態様例
は、押出側の窯口3の近傍に設けるが、好ましくは該窯
口3に対向して設けると吸引効果の向上に寄与する。ま
たコの字状に屈曲部6を構成する折り返し辺8は、該屈
曲部6と共に押出側の窯口3から出て上昇して来る発
塵、発煙、洩煙、粉塵等9が、上部集塵フード1の幅方
向から出ないように包み込み、且つ該フード1の長さ方
向へ流れを変える役目も果たす。このフード1の長さ方
向へ流れを変えられ導かれる発塵等9は、次第に速度を
減速して上部集塵フード1内の空間を漂い、その両側近
傍で大気との境界区域を呈する。開口部7は、上部集塵
フード1内へ物理的条件に従って外部から大気の侵入を
図る場合もあり、発塵等9が該フード1内を漂う現象維
持に寄与する。従って本発明では、この漂う発塵等9の
両側近傍で、大気との境界を呈する区域の開口部7に
は、以下のとおり各種のコネクターを当接して吸引集塵
に機能を発揮する。なお、上部集塵フード1は、材質を
SUSの薄板で構成すると、発塵、発煙、洩煙、粉塵等
に含有される成分等に左右され難く、フード寿命を向上
できる。
【0042】図1には上記の集塵対処区域の位置に、押
出機10を停止させて、各種のコネクターを上記の開口
部7へ当接する状態を示す。図1において、上から順に
第1開口部閉鎖用コネクター11、吸引用の第1補助コ
ネクター12、吸引用の押出窯用コネクター13、吸引
用の第2補助コネクター14、第2開口部閉鎖用コネク
ター15であり、これ等は第1切替えダンパー16、第
2切替えダンパー17を設ける第1吸引導管18に、前
後進して伸縮自在に設けている。
【0043】この伸縮自在な構成は、図4に図1のI−
I’矢視拡大図を示すとおり、図示せぬ押出機に架台1
9を取付け、その上に第1吸引導管18を配設する。該
管18の押出側窯口の方向に対向する面に直交して押出
窯用コネクター13を前後進して伸縮自在に設ける。こ
の前後進して伸縮自在な運動を可能にする駆動装置21
は、油圧シリンダーを架台19に配設しその前進運動
(伸長運動)をコネクター13に伝えて前後進する伸縮
自在な機能を発揮する。図4では、押出窯用コネクター
13の後進した押出機の走行時の待機位置状態、および
前進して上部集塵フード1の開口部7に当接する位置で
の状態も示している。なお上記説明では、図4が図1の
I−I’矢視拡大図の関係で、第1開口部閉鎖用コネク
ター11、第1補助コネクター12、第2補助コネクタ
ー14、炉蓋クリーナー上部コネクター22については
省略しているが、I−I’矢視の位置を変えると図
同様な構成となるので、上記説明で代替する。但し図1
に示すとおり、第1開口部閉鎖用コネクター11は、第
1補助コネクター12を介して第1吸引導管18に設け
ているので、第1補助コネクター12の前後進と共に伸
縮自在に機能する。また第2開口部閉鎖用コネクター1
5と第2補助コネクター14の場合も、第2補助コネク
ター14の前後進と共に伸縮自在に機能する。
【0044】図1で示す第1吸引導管18の第1切替え
ダンパー16、第2切替えダンパー17は、系を閉鎖し
たり、吸引量等を調整する機能を発揮し、過分な吸引量
を抑制できるので、省エネ効果に寄与する役目を果た
す。
【0045】第1吸引導管18は、図1のとおり一方の
端部を大径導管23に設け、該大径導管23の先端は、
集塵機24と連なる集塵ダクト25の口に気密状態で嵌
合するように構成する。この気密状態で嵌合、または摺
動して接触する構成は、特に本発明では市販の構成でよ
い。従って構成を特定しないので、説明は省略する。
【0046】均しコネクター20では、図と同じ前後
進機構による伸縮自在な装置を有するが、該均しコネク
ター20だけは、独立して大径導管23に連なる第2吸
引導管26に取付けている。何故なら、均しコネクター
20は、均しを行う押出機の窯口3の集塵も行う機能が
あるためで、コークス炉操業は、押出と均しの対象とな
る窯口は時間差があり、且つ離れている炭化室なので斯
様に第2吸引導管26に独立して取りつけることが物理
的条件を満たすこと、および本発明の技術的課題も満た
すためである。
【0047】図3は図1のII−II’矢視方向から、コー
クス炉2および押出機10、押出窯口用コネクター1
3、下部集塵フード等を示す。該図3は勿論のこと図2
でも分かるように、上部集塵フード1は、コークス炉2
の押出側の窯口3の上部の長さ方向へ固設し、且つ該フ
ード1の先端近傍がコ字状に屈曲する屈曲部6、折り返
し辺8を形成しているから、例えば窯口3に沿って上昇
してくる、発塵、発煙、洩煙、粉塵等は上部集塵フード
1の固設箇所から洩れる(流出)することはない。各種
コネクター、各種導管、下部集塵フード等、本発明に係
わるコークス炉2の押出側窯口集塵設備を構成する装置
を押出機10に搭載しているので、コークス炉2の操業
工程(操業スケジュール)に従って順次移動自在であ
る。
【0048】図5は、図3に示す下部集塵装置を、押出
側の窯口3方向へ向かって見た状態を示す図である。炭
化室の、押出側の窯口3の下部近傍両側に、開口27、
28を対向させて下部集塵機フード29、30を第3吸
引導管31、32に設ける。図5の場合には、下部集塵
フード29が窯口3下部近傍から退避自在に第3吸引導
管31に設ける。また下部集塵フード30は、窯口3の
下部近傍に止まるように第3吸引導管32に設ける。こ
れ等の第3吸引導管31、32の反対側の端部を、第1
吸引導管18の端部近傍に設ける。従って上記の吸引用
の各コネクター12、13、14、20と同様に大径導
管23、集塵ダクト25等を介して集塵機24へ吸引し
て集塵する。
【0049】下部集塵フード29の窯口3近傍からの退
避自在な構成は、図5の場合には、第3吸引導管31の
管内に、該管31よりも小径の第3吸引導管31’を伸
縮自在(スライド自在)に挿入し、さらに第3吸引導管
31’に枝管33を延ばして下部集塵フード29を設け
る。而てから第3吸引導管31の外側に油圧シリンダー
34を設け、そのシリンダーロッド35を第3吸引導管
31’の枝管33に取りつけ、油圧シリンダー34の伸
縮機能で第3吸引導管31の管内へ第3吸引導管31’
が伸縮自在に運動することで、下部集塵機フード29
を、窯口3の近傍から退避自在に構成する。
【0050】図示していないが、第3吸引導管32は3
1に繋げて1本に集約し、図1に示す第1吸引導管18
に設けてもよいし、各々単独に第1吸引導管につないで
も良い。而て第3吸引導管31には第3切替えダンパー
36、第4切替えダンパー37を設け、また第3吸引導
管32には第5切替えダンパー38を設ける。これ等の
ダンパー36、37、38は夫れ夫れ下部集塵フード2
9、30の適正な吸引方法の選択実施、省エネ等を図る
機能を発揮する。例えば、第5切替えダンパー38を調
整すると、窯口3の上下方向に二個の下部集塵フード3
0を設けているが、風向きを考慮しその一方の方が強く
吸引機能を発揮するか、または全く吸引しないようにも
調整できる。
【0051】第4切替えダンパー37を調整すると、窯
口3の上下方向に二個の下部集塵フード29を設けてい
るが、上下方向二個のく下部集塵フード29の吸引を全
開または全閉の範囲内で調整する。第3切替えダンパー
37を調整すると、下部集塵フード29、30の吸引を
全開または全閉の範囲内で調整する。さらに第4切替え
ダンパー37、第5切替えダンパー38の調整機能と組
み合わせると、その組合せの範囲内で調整機能を発揮す
るので、これ等の選択は操業状態に応じて適合する調整
を選択実施する。
【0052】なお図5に於ける第4切替えダンパー3
7、第5切替えダンパー38を設ける態様は、例えば下
部集塵フード29と30を、図5とは反対に30を29
側に、29を30側に設けても機能を発揮するので、欺
る切替えダンパー37、38を設け方は図5の例には限
定されない。
【0053】欺様構成する本発明に係わる実施例設備
は、次のとおり作用する。押出機10は、コークス炉2
の操業スケジュールに従って、オペレータの操作で窯出
対象の炭化室の押出側窯口3に前の指定位置で停止し、
定められる諸動作のもとでコークスの押出を行う。押出
機10に搭載する各コネクター11、12、13、1
4、15、20、22は予め押出機10が指定位置に停
止する状態で、夫れ夫れの機能を発揮できる寸法仕様で
設けているので、操作により駆動装置(図2、図3では
油圧シリンダー)21の前進運動(伸長運動)で、一斉
に上部集塵フード1の方向へ前進し、第1開口部閉鎖用
コネクター11と第2開口部閉鎖用コネクター15の先
端にある蓋が、上部集塵フード1の開口部7を閉鎖し、
該フード1内に過分な大気の侵入を抑制する。これによ
り、例えば該該フード1内長さ方向へ減速されて漂う発
塵、発煙、洩煙、粉塵等の両側と大気の境界区域の不要
な乱れを抑制し、且つ漂う粉塵等が上部集塵フード1内
から系外へ流れ出す(漏洩する)物理現象も抑制する。
【0054】また上記と同じタイミングで、吸引用の第
1補助コネクター12、押出用コネクター12、第2補
助コネクター14も上部集塵フード1の開口部7を包囲
する状態で当接(面接触)する。このとき既に、地上の
集塵機24と繋がる集塵ダクト25と、大径導管23は
気密状態で設けているので、集塵機24の吸引作用は第
1吸引導管18、第2吸引導管26を介して該当する各
コネクターと吸引系統を維持している。従って開口部7
からの発塵、発煙、洩煙、粉塵等9は、押出側の窯口3
に沿うか、または離れて上昇して上部集塵フード1に至
り、屈曲部6で該フード1から流れ出す(漏出する)の
を抑制されつつ長さ方向へ流れを変更および/または該
フード1内に至った瞬間に、該フード1内の長さ方向の
空間容積によって速度が減速されつつ発塵、発煙、洩
煙、粉塵等9は漂い、該フード1内の長さ方向空間の両
側で大気との境界区域を呈する。
【0055】欺様な発塵、発煙、洩煙、粉塵等9の挙動
のもとで、各吸引用コネクターで吸引され上部集塵フー
ド1内から上記の各種構成要素を経由して集塵機24に
吸引集塵する。すなわちこの実施例では、上部集塵フー
ド1の開口部7は、押出側の窯口3に対向して設けるの
で、押出中の窯口3からの発塵、発煙、洩煙、粉塵等9
の多くは、開口部7を介して吸引用の押出用コネクター
14が吸引する。上部集塵フード1内に残存する他の発
塵、発煙、洩煙、粉塵等9は、第1補助コネクター1
1、第2補助コネクター14との相互作用で吸引し、最
終的には上部集塵フード1内には残存しない状態にす
る。
【0056】これ等の第1補助コネクター11、第2補
助コネクター14は、上部集塵フード1内の長手方向か
らの吸引量、吸引範囲および/または押出用吸引コネク
ター13との吸引の機能の分担等も行う。従って、例え
ば上部集塵フード1の長さ方向で、当接する開口部7を
選択することにより、上部集塵フード1内に漂う発塵、
発煙、洩煙、粉塵等9の物理的現象に適合する吸引態様
を選択実施できるので、集塵効果、集塵効率の向上に寄
与できる。
【0057】一方、押出中の窯口3の下部近傍は、図
3、図5に示す下部集塵フード29、30によって行
う。この吸引のは、上部集塵フード1からの吸引と共に
実施する場合と、吸引開始時間をずらすか、または別に
行うか、コークス炉の操業条件によって選択する。
【0058】ここでは、上部集塵フード1からの集塵と
共に行う場合を説明する。上記の如く押出機10が窯口
3の指定位置に停止すると、下部集塵フード30は、設
計仕様で窯口3の片側近傍に位置するようになってい
る。操作により下部集塵フード29は、油圧シリンダー
34を操作してシリンダーロッド35を伸長して第3吸
引導管31’を31より引き出して窯口3の近傍へ位置
させる。これ等の下部集塵フード29、30は、吸引す
る開口27、28が対向している。特に図5の場合に
は、開口27、28は夫れ夫れ窯口3の高さ方向へ二個
対向して吸引範囲を分担している。従って図5の場合に
は、窯口3の下部高さ方向で二種類の吸引、すなわち開
口27、28の夫れ夫れの下段の開口は窯口3の下部近
傍を、上段の開口は窯口3の下部のやや上近傍を吸引で
きる。またこれ等の開口の吸引機能を、第4切替えダン
パー37、第5切替えダンパー38の選択操作で其以外
の組合せ吸引機能を発揮できる。欺様に上部集塵フード
1と下部集塵フード29、30の組合せで、しかもこれ
等の構成要素の機能の選択および/または組合せによ
り、窯口3からの発塵、発煙、洩煙、粉塵等9の物理的
現象に適合する吸引ができるので、風による拡散も防
げ、従来では見当たらない程の細かな集塵態様を実施で
きる効果もある。
【0059】コークス炉から取り外された炉蓋は、押し
出し前後のタイミングで炉蓋クリーナーにより掃除され
るが、この時に発生する発塵、発煙、粉塵も吸引集塵す
る。
【0060】また均しを行う炭化室の発塵、発煙、洩
煙、粉塵等9は、均しコネクター20によって吸引す
る。すなわち均しを行う炭化室は、窯出中の窯口3とは
距離も離れ、また吸引集塵の時間差もあるので、本発明
では例えば図1のとおり上部集塵フード1による窯口3
の上部集塵方式とは区別して、第2吸引導管26に設
け、該導管26は大径導管23に繋げる。而て均しコネ
クター20の前後進による伸縮自在な動作を行う装置
は、図4に示すものと同じである。従って押出機10の
停止する位置は、均しコネクター20の機能を発揮すべ
き位置であるように設計しているので、操作により均し
コネクター20を前進伸長して上部集塵フード1の開口
部7を覆うように当接(面接触)して吸引集塵する。こ
のとき第切替ダンパー39の操作で第吸引導管26
を閉鎖および/または調整することにより、均しコネク
ター20の最適吸引機能を発揮できるので、省エネ、集
塵効率、集塵効果等を図れる顕著な効果がある。
【0061】欺様にして押出側の窯口3の集塵を終了す
る。上記の吸引用の各コネクター12、13、14、2
0、22は、図2に示す駆動装置21の作用で後進伸縮
して待機位置へ復帰する。第1開口部閉鎖用コネクター
11は第1補助コネクター12に取付け要素で設けてい
るし、また第2開口部閉鎖用コネクター15は第2補助
コネクター14に取付け要素で設けているので、これ等
の復帰動作と共に待機位置へ復帰する。全ての設備構成
装置が待機位置に復帰すれば図1、図3、また図5の下
部集塵フード29、30の実線位置のとおりになり、コ
ークス炉2とは無関係の状態になるので、押出機10を
次の押出側の窯口集塵の必要な窯口へ移動する。以下、
この繰り返しでコークス炉の押出機側の窯口集塵を行
う。
【0062】
【発明の効果】以上のとおり構成して作用する本発明
は、次のような顕著な効果がある。 1)押出側の窯口から出てくる発塵、発煙、漏洩 その
他作業環境に支障がありそうなものを、従来より可能な
限り多量に集塵機へ導くことができ、集塵効果、集塵効
率等の向上を図れる。 2)集塵設備を構成する諸装置が、コークス炉の押出側
の窯口諸作業、その他コークス炉操業、生産性に支障を
与えない。 3)集塵に関する、省エネを図れる。 4)設備投資額が安価である。 5)設備保守が簡便である。 6)コークス炉の設計条件の違いがあっても、本発明の
採用は、基本的設備構成要件を変更することなく採用可
能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係わる一実施例を示すもので、
【図1】本発明に係わるコークス炉の押出側窯口の集塵
設備を示す平面図
【図2】図1の上部集塵フードの要部を拡大示する斜視
説明図
【図3】図1のI−I’矢視図
【図4】図1のII−II’矢視図
【図5】図3の下部集塵フードの要部を窯口方向へ見た
説明図
【符号の説明】
1 上部集塵フード 2 コークス炉 3 押出側の窯口 4 炉体の上部 5 突き出す辺 6 屈曲部 7 開口部 8 折り返し辺 9 発塵、発煙、洩煙、粉塵等 10 押出機 11 第1開口部閉鎖用コネクター 12 第1補助コネクター 13 押出窯口用コネクター 14 第2補助コネクター 15 第2開口部閉鎖用コネクター 16 第1切替ダンパー 17 第2切替ダンパー 18 第1吸引導管 19 架台 20 均しコネクター 21 駆動装置 22 クリーナ上部コネクター 23 大径導管 24 集塵機 25 固定ダクト 26 第2吸引導管 27 開口 28 開口 29 下部集塵フード 30 下部集塵フード 31(31’)第3吸引導管 32 第3吸引導管 33 枝管 34 油圧シリンダー 35 シリンダーロッド 36 第3切替ダンパー 37 第4切替ダンパー 38 第5切替ダンパー 39 第6切替ダンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10B 45/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵機と連なるダクトの吸引口に、移動
    自在な大径導管の端部を気密状態で嵌合自在または摺動
    自在に設け、且つ該大径導管の他方の端部近傍の吸引導
    管に、集塵フードに当接する複数の吸引用コネクターを
    設けてコークス炉の押出側窯口集塵を行うに際し、コー
    クス炉の窯口から出る発塵、発煙、洩煙、粉塵等を、炭
    化室の押出側窯口上部の炉長方向へ設ける上部集塵フー
    ドの長さ方向の空間へも導き速度を減速させて漂わせ、
    該上部集塵フードの長さ方向に設ける開口部のうち、押
    出中の窯口近傍の開口部には吸引用の押出窯口用コネク
    ターを当接し、また該押出窯口用コネクターの両側の開
    口部にはそれぞれ吸引用の第1、第2補助コネクターを
    当接し、さらにその外側の上部集塵フード内を漂う発
    塵、発煙、洩煙、粉塵等が存在する長さ方向の両側の大
    気との境界近傍の開口部にはそれぞれ第1、第2開口部
    閉鎖用コネクターで蓋を閉鎖自在に当接して過分な大気
    の吸引を抑制し、且つ炉蓋クリーナの上部近傍の開口部
    には、吸引用のクリーナ上部コネクターを当接し、これ
    ら各吸引用のコネクターで発塵、発煙、洩煙、粉塵等を
    吸引しつつ各種導管を介して集塵機へ導くことを特徴と
    するコークス炉の押出側窯口集塵方法。
  2. 【請求項2】 炭化室の押出側窯口の下部両側に、開口
    を対向する複数の下部集塵フードを窯口近傍から退避自
    在に第3吸引導管に設け、且つこれ等第3吸引導管の一
    方の端部を前記吸引導管の閉鎖する端部近傍に設け、前
    窯口の下部からの発塵、発煙、洩煙、粉塵等を下部集
    塵フードで吸引して各種導管を介して集塵機へ導くこと
    を特徴とする請求項1記載のコークス炉の押出側窯口集
    塵方法。
  3. 【請求項3】 下部集塵フードからの発塵等の吸引は、
    前記上部集塵フードからの発塵等の吸引と共に、又はそ
    の吸引開始時間をずらして行う請求項2に記載のコーク
    ス炉の押出側窯口集塵方法。
  4. 【請求項4】 均し中の窯口の上部集塵フードの開口部
    に、吸引用の均しコネクターを当接し、均し中の窯口か
    らの発塵等を該均しコネクターから吸引し各種導管を介
    して集塵機へ導くことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のコークス炉の押出側窯口集塵方法。
  5. 【請求項5】 集塵機と連なるダクトの吸引口に、押出
    機に搭載する大径導管の一方の端部を気密状態で嵌合自
    在または摺動自在に設け、他方の端部近傍の吸引導管部
    には、集塵フードに当接する複数の吸引用コネクターを
    設けてコークス炉の押出側窯口の集塵を行う設備におい
    て、次の必須構成要件1)Aから2)Gまでを組合わせ
    て構成することを特徴とするコークス炉の押出側窯口集
    塵設備。 1)炭化室の押出機側窯口上部集塵フードの構成 A.炭化室の押出機側窯口の上部に、前方へ突き出す辺
    の先端断面がコの字状に屈曲し、且つ該屈曲部の鉛直面
    に吸引用の開口部を有する押出機側窯口の上部集塵フー
    ドをコークス炉炭化室の炉長方向へ延長して設ける。 2)押出し機に搭載する集塵関係装置の構成 B.押出中の窯口の上部集塵フードの開口部に、前進し
    て接触自在な押出窯口用コネクターを、伸縮自在に第1
    吸引導管に設ける。 C.上記押出窯口用コネクターの両側で、上部集塵フー
    ドの開口部へそれぞれ前進して接触自在な吸引用の第
    1、第2補助コネクターを伸縮自在に第1吸引導管に設
    ける。 D.上記第1、第2補助コネクターの各外側で、上部集
    塵フードの開口部へそれぞれ前進して閉鎖自在な第1、
    第2の開口部閉鎖用コネクターを伸縮自在に第1吸引導
    管に設ける。 E.炉蓋クリーナー上部に位置する窯口の上部集塵フー
    ドの開口部へ前進して接触自在なクリーナー上部コネク
    ターを伸縮自在に第1吸引導管に設ける。 F.上記第1吸引導管を大径導管の先端近傍に設ける。 G.均し中の窯口の上部集塵フードの開口部へ、前進し
    て接触自在な均しコネクターを、伸縮自在に第2吸引導
    管に設け、且つ、該第2吸引導管を前記大径導管の先端
    近傍に設ける。
  6. 【請求項6】 次の必須構成要件Hを設けることを特徴
    とする請求項5に記載のコークス炉の押出側窯口集塵設
    備。 H.前記第1吸引導管から大径導管の先端近傍への接続
    ラインに開閉自在な切替えダンパー、炉蓋クリーナー上
    部コネクターから第1吸引導管への接続ラインに開閉自
    在な切替えダンパー、及び、均しコネクターの第2吸引
    導管から大径導管の先端近傍への接続ラインに開閉自在
    な切替えダンパーをそれぞれ設ける。
  7. 【請求項7】 次の必須構成要件Iを設けることを特徴
    とする請求項5または請求項6に記載のコークス炉の押
    出側窯口集塵設備。 I.押出中の炭化室の押出側窯口の下部両側に、開口部
    が対向する複数の下部集塵フードを窯口近傍から退避自
    在に第3吸引導管に設け、且つこれら第3吸引導管の一
    方の端部を前記第1吸引導管に接続し、これ等の下部集
    塵フードを押出機に搭載して移動自在とする。
  8. 【請求項8】 次の必須構成要件Jを設けることを特徴
    とする請求項7に記載のコークス炉の押出側窯口集塵設
    備。J.第3吸引導管から前記第1吸引導管への接続ラ
    インに開閉自在な切替えダンパーを設ける。
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