JP3436297B2 - ワーク回転方向位置決め装置 - Google Patents

ワーク回転方向位置決め装置

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JP3436297B2
JP3436297B2 JP05396198A JP5396198A JP3436297B2 JP 3436297 B2 JP3436297 B2 JP 3436297B2 JP 05396198 A JP05396198 A JP 05396198A JP 5396198 A JP5396198 A JP 5396198A JP 3436297 B2 JP3436297 B2 JP 3436297B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの自動組
立装置においてエンジンのクランクシャフトにフライホ
イール又はドライブプレート等のワークを組み付ける際
に前記ワークの回転方向の位置決めを行うワーク回転方
向位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの組立ラインにおいて、マニュ
アル・トランスミッション(M/T)車両のエンジンに
は図1及び図2に示すようにエンジンEのクランクシャ
フトCSにフライホイールFWを組み付けて複数本(5
本)のボルトBTをねじ穴Hbに螺合して仮り締めし、
一方、オート・トランスミッション(A/T)車両のエ
ンジンには図3及び図4に示すようにエンジンEのクラ
ンクシャフトCSの中央の位置決め穴Haにセンタリン
グ用ブッシュBUを装着し、当該ブッシュBUを介して
ドライブプレートDP、アダプタプレートAPを組み付
けて複数本(5本)のボルトBTをねじ穴Hbに螺合し
て仮り締めし、次の組立工程に搬送する。ボルトBT
は、クランクシャフトCSに取り付けたフライホイール
FWやドライブプレートDPが落ちない程度に仮り締め
する。尚、ドライブプレートDPの種類によっては、ブ
ッシュBUを用いないものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のワーク(フ
ライホイールやドライブプレート)のクランクシャフト
への組付は、作業者が手作業で行っており、生産性の向
上、作業環境の改善等に対応すべく自動化が要望されて
いる。これらワークの組付を自動化する場合、ワークの
特質上クランクシャフトに嵌合装着しても嵌合代が少な
いために不安定であり、次工程に搬送中に落下する可能
性があり、組み付け後、ボルトにより仮締めすることが
必要となる。
【0004】エンジンのクランクシャフトへのワークの
取り付けのためにはこれらの回転方向の位置決めを行う
必要があり、また、ワークは、エンジンの型式により取
付ボルトのボルト穴のピッチが複数種類(2種類)に分
けられ、更に、中央の位置決め穴(センタ穴)も複数種
類(4種類)に分けられており、従って、位置決め手段
としては、簡単な構造で、且つこれらの条件に容易に対
処し得ることが好ましい。
【0005】このため、本発明では、比較的簡単な構造
で異なる形状のワークの回転方向の位置決めを行うこと
が可能なワーク回転方向位置決め装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1では、ワーク回転方向位置決め装
置は、ワーク受け台に載置されるワークのセンタ穴にセ
ンタシャフトを嵌合させて当該ワークを位置決め支持す
る。次に移動機構によりヘッドが下降し、ヘッド駆動
により回転軸が回転して先端の駆動ピンがワークの何
れかのボルト穴に嵌合する。前記ワークは、駆動ピンが
ボルト穴に嵌合すると回転軸の回転に伴いワーク載置台
上で回転される。ワークが所定の回転位置まで回転した
ときに、複数の位置決めピンが当該ワークの対応する所
定の複数のボルト穴に同時に嵌合して当該回転位置に位
置決めする。駆動手段は、ワークが位置決めされると停
止して回転軸を停止させる。このようにしてワークが回
転方向に位置決めされる。
【0007】請求項2の発明では、複数のワーク載置台
には夫々対応するワークが載置され、センタ穴の穴径が
異なるワークのセンタ穴に嵌合可能な嵌合部が選択され
たセンタシャフトにより位置決め支持される。ヘッド
は、ヘッド駆動手段により回転軸を回転させて複数の駆
動ピンの中の前記ワークのボルト穴に嵌合した駆動ピン
によりワークを回転させる。ワーク載置台に載置されて
回転されるワークは、当該ワークのボルト穴のピッチに
応じて設定されている複数の位置決めピンにより回転方
向の位置決めがされる。これにより異なる形状の多種類
のワークの回転方向の位置決めが可能である。
【0008】請求項3の発明では、ヘッド送り機構によ
りヘッドを複数のワーク載置台の上方を水平に移動させ
て所定のワーク載置台の上方位置に移動させ、昇降機構
により前記所定のワーク載置台に対して下降させ、前記
ワーク載置台に載置されているワークに駆動ピンを嵌合
させて回転させ、回転方向の位置決めを行う。これによ
り、複数台のワーク載置台に対して1台のヘッドで対処
することが可能となり、ワーク回転方向位置決め装置の
構造が簡単になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。図5は、本発明
の実施形態としてエンジンの自動組立装置の概略構成図
を示し、図6は、図5の概略側面図を示す。図5及び図
6において自動組立装置1は、基盤2の前側(図中手前
側)にエンジンEを搬送するラインコンベア3が配置さ
れており、基盤2上の後側にワークとしてのフライホイ
ールFW、ドライブプレートDPを供給するフライホイ
ール供給コンベア4、ドライブプレート供給コンベア5
が配置され、図中右側にブッシュBUを供給するブッシ
ュ供給装置6、アダプタプレートAPを供給するアダプ
タプレート供給装置7、フライホイールFW、ドライブ
プレートDPをエンジンEのクランクシャフトCSに取
り付けるボルトBTを供給するボルト供給装置8、及び
当該組立装置1を制御する制御装置9等が配置されてい
る。そして、基盤2の略中央には組付用の多軸(6軸)
ロボット10が配設されており、前記供給装置からフラ
イホイールFW、ドライブプレートDP、ブッシュB
U、アダプタAP等を受け取り、ラインコンベア3上の
エンジンEのクランクシャフトCSに供給する。エンジ
ンEは、パレットに載置されてクランクシャフトCSの
フライホイール又はドライブプレート取付端面をロボッ
ト10側に向けてラインコンベア3に載置され、矢印方
向に搬送される。
【0010】基盤2にはロボット10の前側にフライホ
イール及びドライブプレート組付・仮締装置(以下「ワ
ーク組付・仮締装置」という)20がラインコンベア3
に臨んで配置されており、ロボット10の図中左側にフ
ライホイール及びドライブプレート回転方向位置決め装
置(以下「ワーク回転方向位置決め装置」という)30
が配置されている。ワーク組付・仮締装置20の前方に
ラインコンベア3と僅かな間隙を存して対向してクラン
クシャフト回転方向位置決め装置40が配置され、当該
クランクシャフト回転方向位置決め装置40の裏側(ロ
ボット10側)にガイドピン交換装置50が一体に設け
られている。ワーク組付・仮締装置20とガイドピン交
換装置50との間にボルト分配受渡装置60が配置され
ている。
【0011】フライホイール供給コンベア4は、複数種
類(例えば、10種類)のフライホイールFWを、ドラ
イブプレート供給コンベア5は、複数種類(例えば、7
種類)のドライブプレートDPを、ブッシュ供給装置6
は、複数種類(例えば、2種類)のブッシュBUを、ア
ダプタプレート供給装置7は、複数種類(例えば、2種
類)のアダプタプレートAPを、夫々ロボット10側に
向けて供給する。アダプタプレート供給装置7は、搬入
されたドライブプレートDPの表裏を判別する表裏検査
部と、判別したドライブプレートDPの回転方向の位置
決めをする回転方向位置決め部とを有している。
【0012】アダプタプレートAPは、複数枚が段重ね
されて1セットとされ、表側が上方を向けてアダプタプ
レート供給装置7に供給される。この1セットの中で表
側が下方を向いている(裏側を向いている)ものが混在
していることがあり得る。そこで、前記表裏検査部は、
アダプタプレートの表裏を判別して、裏側を向いている
アダプタプレートを排除する。また、前記表裏検査部
は、例えば、続けて2枚のアダプタプレートが裏側を向
いていたときには当該セットの残余のアダプタプレート
全体が裏側を向いているものとして、当該セットのアダ
プタプレートを全て排除する。これは、作業者が表裏を
間違えてセットした場合等を考慮してサイクルタイムの
無駄を省くためである。
【0013】ボルト供給装置8は、複数種類(例えば、
3種類)のボルト供給部8a〜8cを備えている。そし
て、ボルト供給部8aは、フライホイールFW用の長い
ボルトを、ボルト供給部8bは、ドライブプレートDP
用の短いボルトを、ボルト供給部8cは、緩み止めのボ
ルトを供給する。これらのボルトは、ボルト搬送用のチ
ューブ8d〜8fを通してボルト分配受渡装置60に供
給される。
【0014】ロボット10は、例えば、6軸のロボット
で3つのハンドを備えており、ドライブプレートDPの
組付の際にはブッシュBUと、ドライブプレートDP
と、アダプタプレートAPの3個のワークを各別に把持
して所定の順序でクランクシャフトに組み付け可能とさ
れている。尚、フライホイールFWの組付の場合には1
つのハンドが使用される。
【0015】ワーク回転方向位置決め装置30は、後で
詳しく説明するので、ここでは組立装置1の全体構成を
説明する上で簡単に説明する。ワーク回転方向位置決め
装置30は、回転方向が位置決めされるクランクシャフ
トCSに応じてワークとしてのフライホイールFW又は
ドライブプレートDPの回転方向の位置決めをするもの
で、ロボット10によりフライホイール供給コンベア4
又はドライブプレート供給コンベア5から取り出されて
供給されたフライホイールFW又はドライブプレートD
Pを回転させて所定の回転位置に位置決めする。この位
置決めされたフライホイールFW又はドライブプレート
DPは、ロボット10により取り出されてワーク組付・
仮締装置20のヘッド22に供給される。
【0016】クランクシャフト回転方向位置決め装置4
0は、図6矢印A、Bで示すように昇降可能に配置され
ており、上昇位置(待機位置)においてワーク組付・仮
締装置20のヘッド22及びナットランナ23等が、当
該クランクシャフト回転方向位置決め装置40の下方を
ラインコンベア3方向に進退可能とされている。また、
クランクシャフト回転方向位置決め装置40は、下降位
置(位置決め位置)においてラインコンベア3上に載置
されて搬送され位置決め停止されたエンジンEのクラン
クシャフトCSのフライホイール又はドライブプレート
取付端面と対向し、且つ当該クランクシャフトCSのノ
ックピンに係合して所定の回転位置例えば、ノックピン
が真上位置に位置するまで回転させる。
【0017】ガイドピン交換装置50は、回転方向が位
置決めされたフライホイール又はドライブプレートを予
めワーク組付・仮締装置20のヘッド22に装着する際
に、これらの種類が多く、且つその形状が複雑であり、
共通した冶具等で位置決め支持することが極めて困難で
あるために、数種類のワーク支持用ガイドピンを備えて
おり、ワークの種類に応じて前記ヘッド22に交換装着
することで対処するものである。
【0018】ボルト分配受渡装置60は、クランクシャ
フト回転方向位置決め装置40と同様に昇降可能に配置
されており、上昇位置においてワーク組付・仮締装置2
0の本体21、ヘッド22及びナットランナ23等が当
該ボルト分配受渡装置60の下方をラインコンベア3方
向に進退可能とされている。そして、上昇位置において
エンジンEのクランクシャフトに組み付けるべきワーク
即ち、フライホイール又はドライブプレートを組み付け
る際に必要な複数本(5本)のボルトをボルト供給装置
8から1本づつ順次受け取り、下降位置において前記5
本のボルトをワーク組付・仮締装置20の5本のナット
ランナ23に一度に分配供給する。ボルト分配受渡装置
60は、ナットランナ23にボルトを供給した後上昇
し、ボルト供給装置8から次のワークのボルトを受け取
り待機する。
【0019】ワーク組付・仮締装置20は、本体21が
前後方向に水平に進退可能とされると共に、ヘッド22
も本体21に対して前後方向に進退可能とされている。
更に、図6に示すようにヘッド22は、アーム24によ
り実線で示す水平位置からその前面が上方を臨むように
上方に90°回動可能とされている。そして、ヘッド2
2は、2点鎖線で示すように上方に90°に回動した位
置においてロボット10から回転方向に位置決めされた
ワーク即ち、フライホイール又はドライブプレートを受
け取り保持する。また、5本のナットランナ23にボル
ト分配受渡装置60から5本のボルトが分配供給され
る。
【0020】ワーク組付・仮締装置20は、ヘッド22
がワークを受け取り、ナットランナ23がボルトを受け
取った後、アーム24が垂直位置から水平位置に回動し
て復帰し、組付・仮締動作を行う。即ち、ワーク組付・
仮締装置20は、ヘッド22が前進してラインコンベア
3上を搬送されて位置決め停止されたエンジンEのクラ
ンクシャフトCSのフライホイール又はドライブプレー
ト取付端面に正確に位置決めした状態でワークを落とさ
ないように保持して組み付け、次いで、各ナットランナ
23が前進して夫々ボルトを、当該フライホイール又は
ドライブプレートのボルト穴を挿通させて前記クランク
シャフトCSの端面のねじ穴に螺合させて仮締め固定す
る。
【0021】制御装置9は、前記各装置及びロボット1
0を所定のシーケンスに従って制御してフライホイール
FW又はドライブプレートDPをエンジンEのクランク
シャフトCSに組み付け、仮締固定する。次に、ワーク
回転方向位置決め装置30について詳細に説明する。前
述したようにエンジンは、種々の型式があり、これに応
じてワーク即ち、フライホイールやドライブプレートも
複数種類ある。そこで、本願発明の実施の形態では、ワ
ークは、3シリンダエンジン用と4シリンダエンジン用
の2種類とし、これらのワークの取付ボルトのボルト穴
ピッチが異なり、更に、3、4シリンダ用の各ワーク
は、夫々中央の位置決め穴(センタ穴)の穴径が4種類
あるとする。そして、ワーク回転方向位置決め装置30
は、これらのワーク(8種類のフライホイール及びドラ
イブプレート)の回転方向の位置決めを可能とする。
【0022】図7は、3シリンダエンジン用フライホイ
ールFWのクランクシャフトCSへの取付部FWSに設
けられている5個のボルト穴FWb1〜FWb5の配列を示
し、中央の位置決め穴(センター穴)FWaと同心的に
ノックピン穴FWn、5個のボルト穴FWb1〜FWb5が
配置されている。ノックピン穴FWnは、図中真上位置
に設けられており、ノックピン穴FWnの両側対称位置
にボルト穴FWb1とFWb5が角度θ1を存して配置さ
れ、これらのボルト穴FWb1、FWb5から夫々角度θ2
を存してボルト穴FWb2、FWb4が配置され、これらの
ボルト穴FWb2、FWb4から夫々角度θ3を存してボル
ト穴FWb3が設けられている。そして、ボルト穴FWb3
は、ノックピン穴FWnと対向する真下に位置してい
る。5個のボルト穴FWb1〜FWb5は、取付部FWSに
上述した穴ピッチで配置されている。
【0023】図8は、図に示すワーク回転方向位置決
め装置30の面図、図9は、図8の正面図、図10
は、図8の側面図である。図8乃至図10おいて、ワ
ーク回転方向位置決め装置30は、フレーム31、フレ
ーム31上に一側(前側)に左右に並んで配設されワー
クを載置し且つ回転方向の位置決めを行う3シリンダ用
ワーク載置台32と4シリンダ用ワーク載置台33、こ
れらのワーク載置台32及び33の位置決め用のセンタ
シャフト(後述する)を駆動するセンタシャフト駆動機
構34、ワーク載置台32又は33に載置されたワーク
を回転させるヘッド35、ヘッド35を回転駆動するヘ
ッド駆動部36、ワーク載置台32又は33と対向させ
てヘッド駆動部36と共にヘッド35を昇降させる移動
手段としてのヘッド昇降機構37、及びフレーム31上
の他側(後側)に左右方向に配設されてヘッド昇降機構
37をワーク載置台32又は33の位置に移動させる移
動手段としてのヘッド送り機構38等により構成されて
いる。
【0024】図11乃至図13に示すように3シリンダ
用ワーク載置台32は、有底円筒形状の固定台320の
下部がフレーム31の上板310の穴310aに嵌合さ
れて固定され、当該固定台320の上端に円板状のワー
ク受け台321が装着固定されている。ワーク受け台3
21の上面は、ワーク例えば、図7に示すフライホイー
ルFWの取付部FWSを載置する大きさとされている。
ワーク受け台321は、中心に穴321aが穿設され、
当該穴321aの回りに図7に示すフライホイールFW
の所定の3個のボルト穴例えば、ボルト穴FWb2〜FW
b4と対応するピッチ穴の位置に穴321b2〜321b4
(図11に穴321b4のみ図示)が穿設されている。中
心の穴321aは、図7に示すフライホイールFWの
ンタ穴FWaよりも僅かに大径とされ、穴321b2〜3
21b4は、ボルト穴FWb2〜FWb4よりも僅かに大径と
されている。
【0025】連結フランジ323は、円板状をなし固定
台320内に軸方向に移動可能に収納されており、中央
に穴321aよりも僅かに大径の穴323aが穿設され
ている。そして、この連結フランジ323にはワーク受
け台321の穴321b2〜321b4を夫々僅かな間隙を
存して挿通する3本の位置決めピン324の基端が固定
されている。スプリング325は、連結フランジ323
と固定台320の底面との間に周方向に沿って等間隔で
複数箇所例えば、4カ所に縮設されており、連結フラン
ジ323を図中上方向に押圧して各位置決めピン324
の先端をワーク受け台321の上面から突出させる。
尚、図11、図12において位置決めピン324は、ワ
ーク受け台321に載置された2点鎖線で示すワークと
してのフライホイールFWの取付部FWSにより押され
てワーク受け台321内に押し込まれている状態を示し
ている。
【0026】固定台320の下面中央には大径の穴32
0aが穿設されており、リニアブッシュ326の上端が
垂直に嵌合されて固定されている。ワークの位置決め及
び支持シャフトとしてのセンタシャフト327は、リニ
アブッシュ326に軸方向(上下方向)に摺動可能に嵌
挿支持され、先端が連結フランジ323の穴323a、
ワーク受け台321の中央の穴321aに僅かな間隙を
存して挿通され、基端が連結プレート328の一端に固
定されている。
【0027】センタシャフト327は、先端から中央に
向かって軸径(外径)が軸方向に階段状をなして4段階
に順次大径となる嵌合部としての軸部327a、327
b、327c、327dが形成されており、これらの軸
部327a、327b、327c、327dは、夫々対
応するワークのセンタ穴(中央の位置決め用穴)に嵌合
可能とされている。これにより、センタシャフト327
は、センタ穴の穴径が異なる4種類のワークに対応可能
とされている。図12及び図13に示すように固定台3
20の前側下部位置には切欠320bが設けられてお
り、センサ329が連結フランジ323の外周面と対向
可能に設けられている。このセンサ329は、3本の位
置決めピン324がワークの対応するボルト穴に嵌合挿
通し、連結フランジ323がスプリング325のバネ力
により押し上げられてワーク受け台321の下面に当接
したときに、当該連結フランジ323の外周面と対向し
てオンとなり、ワークの位置決めが完了したことを検出
する。
【0028】更に、固定台320の側部には、ワーク載
置台321にワークが載置されているか否かを検出する
ワーク検出センサ390が設けられている。このワーク
検出センサ390は、ワーク載置台321に載置された
ワークの端面を検出してワークの有無を判別する。図8
及び図9に示す4シリンダ用のワーク載置台33も前記
3シリンダ用のワーク載置台32と同様に構成されてい
る。図14において、図13と対応する部材には対応す
る符号を付してある。尚、4シリンダ用のワークのボル
ト穴のピッチは、前記3シリンダ用のワークのボルト穴
のピッチとは異なっており、図14に示すように4シリ
ンダ用のワーク載置台33は、3本の位置決めピン33
4のピッチが3シリンダ用の位置決めピン324のピッ
チよりも大きく(広く)なっている。そして、ワーク載
置台33のセンタシャフト337の下端は、図9に示す
ように連結プレート328の他端に固定されている。
【0029】図9に戻り、センタシャフト駆動機構34
は、2個のエアシリンダ34Aと34Bとが背中合わせ
に配設されて構成されており、一方のシリンダ34Aの
ロッド34aが連結プレート328の中央に連結され、
他方のシリンダ34Bのロッド34bがフレーム31の
上板310にブラケット312を介して固定されてい
る。そして、シリンダ34Bのストロークは、シリンダ
34Aのストロークよりも所定長さ長く設定されてい
る。これらのシリンダ34A、334Bの伸縮により、
センタシャフト327と337を所定の高さ位置に位置
決めして所定の軸径の軸部をワーク受け台321、33
1の上面から突出させ対応するワークのセンタ穴に嵌合
可能とする。
【0030】即ち、図9及び図11においてワーク載置
台32のセンタシャフト327は、シリンダ34Aと3
4Bが共に伸張すると下限位置まで下降し、先端(1段
目)の軸部327aがワーク受け台321の上面から突
出してワークの軸穴に嵌合可能とされる。シリンダ34
Bが伸張した状態でシリンダ34Aが短縮すると、セン
タシャフト327が押し上げられて2段目の軸部327
bがワーク受け台321の上面から突出して対応するワ
ークのセンタ穴と嵌合可能とされ、シリンダ34Aが伸
張した状態でシリンダ34Bが短縮するとセンタシャフ
ト327が更に押し上げられて3段目の軸部327cが
ワーク受け台321の上面から突出して対応するワーク
のセンタ穴に嵌合可能とされ、シリンダ34Aと34B
が共に短縮するとセンタシャフト327が上限位置まで
押し上げられて4段目の軸部327dがワーク受け台3
21の上面から突出して対応するワークのセンタ穴に嵌
合可能とされる。ワーク載置台33のセンタシャフト3
37もワーク載置台32のセンタシャフト327と一体
的に駆動される。
【0031】図8乃至図10に示すようにヘッド送り機
構38は、フレーム31の上板310上に左右方向に2
本のLMガイド380、381が所定の間隔で平行に配
置されており、これらのLMガイド380、381上に
スライドプレート382が摺動可能に載置されている。
2本のLMガイド380、381の間にはロッドレスシ
リンダ383が配置されており、その駆動部(図示せ
ず)がスライドプレート382の底部に連結されてい
る。このロッドレスシリンダ383は、スライドプレー
ト382を左右方向に移動させる。LMガイド380の
両端にはダンパ384、384が、LMガイド381の
両端には位置決め停止用のストッパ385、385が、
夫々スライドプレート382の左右の各端面と対向可能
に設けられている。これにより、スライドプレート38
2は、ワーク載置台32、33と対向する位置に正確に
位置決め可能とされる。
【0032】図8及び図10に示すようにスライドプレ
ート382の後端面中央には位置検出用のドグ386が
設けられており、LMガイド380には左右両側のワー
ク載置台32、33と対応する位置にドグ386を検出
するセンサ391、392が設けられている。これによ
り、スライドプレート382は、ワーク載置台32、3
3と対向する位置に正確に位置決めされる。
【0033】図9及び図10に示すようにスライドプレ
ート382の前側の左右両側にはLMガイド387、3
88が垂設されており、これらのLMガイド387、3
88にはヘッド昇降機構37の昇降プレート370の垂
直部371が昇降可能に設けられている。昇降用シリン
ダ373は、スライドプレート382に垂直に配設さ
れ、ロッド先端が昇降プレート370の垂直部371の
上端に固定されている。昇降プレート370は、昇降用
シリンダ373が伸張すると2点鎖線で示す上限位置ま
上昇され、短縮すると実線で示す下限位置まで下降さ
れる。図8及び図9に示すように垂直部371の一側の
側面所定位置には位置検出用のドグ374が設けられて
おり、LMガイド387にはドグ374と対向可能にセ
ンサ393、394が設けられている。これらのセンサ
393、394は、昇降プレート370の上限位置、下
限位置を検出する。
【0034】昇降プレート370の水平部372は、基
端部が垂直部371の下端に固定されてワーク載置台3
2又は33の上方に水平に対向可能に延出されており、
先端にヘッド35がワーク載置台32又は33と対向可
能に配設されている。図12に示すように水平部372
の先端にワーク載置台32のセンタシャフト327と対
向して穿設された穴372aにベアリングホルダ350
の下端が垂直に嵌合固定されており、当該ベアリングホ
ルダ350内に回転軸351が垂直に、且つセンタシャ
フト327と対向して軸支されている。回転軸351の
下端351aにはギヤ352が固定されており、当該ギ
ヤ352の下面には外筒353が固定されている。外筒
353内には厚肉の内筒354がキー355により相対
回転不能且つ軸方向に摺動可能に収納されており、外筒
353の下端に固定された抜け止めリング353Aによ
り逸脱不能とされている。
【0035】図12に示すように内筒354の上端に固
定された端板354Aと外筒353の上端内面との間に
はスプリング356が周方向に沿って等間隔で複数箇所
例えば、4カ所に縮設されており、内筒354を下方に
押圧している。このスプリング356は、内筒354の
下端面をワークの取付部FWSに圧接させるためのもの
である。内筒354の側壁には軸方向に穴354a、3
54bが周方向に沿って180°の間隔を存して貫設さ
れており、各下側の開口端が同心的に段差をなして僅か
に縮径されてストッパとされている。そして、一方の穴
354aは、ワーク載置台32に載置される3シリンダ
用ワークのボルト穴(図7に示すフライホイールFWの
ボルト穴FWb1〜FWb5)と対向可能な位置に、他方の
穴354bは、ワーク載置台33に載置される4シリン
ダ用ワークのボルト穴と対向可能な位置に穿設されてい
る。
【0036】内筒354の穴354a、354bにはワ
ーク駆動ピン357、358が軸方向に摺動可能に収納
されている。これらのワーク駆動ピン357、358
は、各先端部が段差をなして縮径されており、縮径され
た先端部は、前記ワークのボルト穴に嵌合可能とされて
いる。そして、これらのワーク駆動ピン357、358
は、段差部が夫々穴354a、354bの開口端の縮径
部により係止されて逸脱不能とされている。スプリング
359、360は、夫々各一端がワーク駆動ピン35
7、358の後端に穿設された穴に収納されてその底面
に圧接され、各他端が内筒354の端板354Aに圧接
されて、各ワーク駆動ピン357、358を押圧して先
端を穴354a、354bから突出させている。これら
のスプリング359、360のばね力は、図12に示す
ワーク載置台32の位置決めピン324を押し出すス
プリング325のばね力よりも弱くされており、ワーク
の位置決め時に位置決めピン324によりワークのボル
ト穴から押し出されるようになっている。
【0037】図10に示すようにヘッド駆動部36は、
昇降プレート370の水平部372にヘッド35の回転
軸351に隣接して配設されている。このヘッド駆動部
36は、空圧式のロータリアクチュエータ(以下「ロー
タリアクチュエータ36」という)で、所定の回転角度
例えば、270°に亘り回転可能とされ、且つ所定の負
荷が加わると停止する。このロータリアクチュエータ3
6は、水平部372に垂直に配設されており、回転軸に
ギヤ361が固定されている。このギヤ361は、ヘッ
ド35の回転軸351に固定されているギヤ352と噛
合しており、回転軸351を回転駆動する。
【0038】以下にワーク回転方向位置決め装置30の
動作を説明する。図8乃至図10に示すようにワーク回
転方向位置決め装置30は、4シリンダ用のフライホイ
ール又はドライブプレート(ワーク)の回転方向の位置
決めをするときには、ヘッド35が3シリンダ用ワーク
載置台32上に移動され、且つ図10に2点鎖線で示す
ように上限位置まで上昇されて待機している。そして、
図6に示すようにロボット10が、ハンド10aにより
フライホイール供給コンベア4から4シリンダ用のフラ
イホイールFW(ワーク)を取り出して、図8及び図9
に2点鎖線で示すように4シリンダ用ワーク載置台33
に載置する。
【0039】また、ワーク回転方向位置決め装置30
は、3シリンダ用のフライホイール又はドライブプレー
ト(ワーク)の回転方向の位置決めをするときには、図
9に2点鎖線で示すようにヘッド35が上限位置まで上
昇された状態でワーク載置台33側に移動され、ロボッ
ト10がフライホイール供給コンベア4から3シリンダ
用のフライホイールFW(ワーク)を取り出して図10
に2点鎖線で示すようにワーク載置台32に載置する。
尚、ワークは、図7に示す3シリンダ用のフライホイー
ルFWとし、且つセンタ穴FWaが最小径のものについ
て説明する。
【0040】図11に示すようにワーク載置台32は、
センタシャフト327の先端の最小の軸部327aがワ
ーク受け台321の上面から突出しており、2点鎖線で
示すようにフライホイールFWは、センタ穴FWaに軸
部327aが貫通し且つ取付部FWSがワーク受け台3
21に載置される。フライホイールFWは、ワーク受け
台321に載置された状態においては、ボルト穴FWb1
〜FWb5は、通常3本の位置決めピン324とは合致す
ることは殆どなく、回転方向にずれている。従って、こ
れら3本の位置決めピン324は、実線で示すようにフ
ライホイール取付部FWSに押されてスプリング325
のばね力に抗して実線で示すようにワーク受け台321
内に押し込まれている。そして、ワーク検出センサ39
0がワーク載置台32にフライホイールFWが載置され
たことを検出する。
【0041】次に、図10及び図12に示すようにヘッ
ド35が下限位置まで下降し、内筒354の下面がスプ
リング356のばね力によりフライホイールFWの取付
部FWSの上面に圧接する。また、図11に2点鎖線で
示すように各ワーク駆動ピン357、358がスプリン
グ359、360のばね力に抗して内筒354の各穴3
54a、354b内に押し込められる。そして、ワーク
駆動ピン357は、フライホイールFWのボルト穴FW
b1〜FWb5の何れかに嵌合可能とされる。
【0042】次いで、ロータリアクチュエータ36が回
転し、ギヤ361、352を介してヘッド35の回転軸
351を回転させ、外筒353と共に内筒354を回転
させる。内筒354と共にワーク駆動ピン357、35
8がフライホイールFWの取付部FWSの上面を摺動し
ながら回転する。そして、駆動ピン357は、ボルト穴
FWb1〜FWb5の何れかの穴と合致したときにスプリン
グ359のばね力により押し出されて当該ボルト穴内に
突入嵌合する。ロータリアクチュエータ36は、回転軸
351を回転し続け、これに伴いフライホイールFWが
ワーク駆動ピン357と共に回転する。そして、図7に
示すボルト穴FWb1〜FWb5の中の所定の3個のボルト
穴FWb2〜FWb4が3本の位置決めピン324と合致す
ると、これら3本位置決めピン324がスプリング32
5のばね力により同時に押し上げられて前記対応するボ
ルト穴FWb2〜FWb4に押し込まれる。このとき駆動ピ
ン357は、対向する位置決めピン324により押し上
げられてボルト穴から押し出される。3本の位置決めピ
ン324が夫々対応するボルト穴FWb2〜FWb4に嵌合
して上動すると連結フランジ323が上動し、センサ3
29が当該連結フランジ323を検出してオンとなり、
位置決めが終了したことを検知する。
【0043】フライホイールFWは、3本の位置決めピ
ン324により当該回転位置に位置決め停止される。ロ
ータリアクチュエータ36は、フライホイールFWが位
置決め停止されると負荷が大きくなり、当該位置に停止
する。次いで、ヘッド35が図10の2点鎖線で示す位
置まで上昇してフライホイールFWから離隔し、図9の
2点鎖線で示す位置まで移動する。このようにしてフラ
イホイールFWの回転方向の位置決めが終了する。この
回転方向の位置決めをされたフライホイールFWは、ロ
ボット10(図6)により取り出されてワーク組付・仮
締装置20のヘッド22に供給される。
【0044】ドライブプレートについても前記フライホ
イールFWと同様にして回転方向の位置決めがなされ
る。図15は、3シリンダ用ワーク載置台32に載置さ
れて回転方向の位置決めをされたドライブプレートDP
を示す。4シリンダ用ワーク載置台33に載置される4
シリンダ用のフライホイール及びドライブプレートにつ
いても、上述した3シリンダ用のフライホイール及びド
ライブプレートと同様にして回転方向の位置決めがなさ
れる。これにより、ワーク回転方向位置決め装置30
は、異なる形状の多数のフライホイール、ドライブプレ
ートの回転方向の位置決めを行うことが可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1の発明では、
比較的簡単な構造で異なる形状の多種類のフライホイー
ルやドライブプレートの回転方向の位置決めを行うこと
が可能となり、エンジンのクランクシャフトにこれらワ
ークを組み付けるエンジンの自動組立装置における前記
ワークの供給の自動化を図ることができ、エンジンの生
産性の向上、作業環境の改善等を図ることができる。
【0046】請求項2の発明では、ワークのボルト穴の
ピッチや、センタ穴の穴径が異なる複数種類のフライホ
イールやドライブプレートの回転方向の位置決めが可能
となり、多種類のワークの回転方向の位置決めが可能と
なり、エンジンの自動組立装置へのワークの自動供給が
可能となる。請求項3の発明では、複数のワーク載置台
に対して1台のヘッドで対処することができ、装置の構
造を簡単にすることができると共にコストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンのクランクシャフトにフライホイール
を組み付ける説明図である。
【図2】図1のクランクシャフトとフライホイールとの
関係を示す断面図である。
【図3】エンジンのクランクシャフトにドライブプレー
トとアダプタプレートを組み付ける説明図である。
【図4】図3のクランクシャフトとドライブプレートと
の関係を示す断面図である。
【図5】本発明に係るワーク回転方向位置決め装置を備
えたエンジンの自動組立装置の実施の形態を示す斜視図
である。
【図6】図5の概略側面図である。
【図7】フライホイールのクランクシャフトへの取付部
のボルト穴の配置の一例を示す平面図である
【図8】図5に示すワーク(フライホイール及びドライ
ブプレート)回転方向位置決め装置の平面図である。
【図9】図8の正面図である。
【図10】図8の側面図である。
【図11】図10のワーク載置台の矢線XI−XIに沿う断
面図である。
【図12】図9のヘッド及びワーク載置台の矢線XII−X
IIに沿う断面図である。
【図13】図11の矢線XIII−XIIIに沿う断面図であ
る。
【図14】図9の矢線XIV−XIVに沿う断面図である。
【図15】図9の3シリンダ用のワーク載置台にドライ
ブプレートを載置して回転方向の位置決めをした状態を
示す図である。
【符号の説明】
1 エンジンの自動組立装置 3 ラインコンベア 4 フライホイール供給コンベア 5 ドライブプレート供給コンベア 6 ブッシュ供給装置 7 アダプタプレート供給装置 8 ボルト供給装置 9 制御装置 10 ロボット 20 ワーク(フライホイール及びドライブプレート)
組付・仮締装置 30 ワーク(フライホイール及びドライブプレート)
回転方向位置決め装置 32、33 ワーク載置台 35 ヘッド 36 ヘッド駆動部 37 ヘッド昇降機構 38 ヘッド送り機構 40 クランクシャフト回転方向位置決め装置 50 ガイドピン交換装置 60 ボルト分配受渡装置 324 位置決めピン 327 センタシャフト 351 回転軸 357、358 ワーク駆動ピン E エンジン CS クランクシャフト FW フライホイール(ワーク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩出 隆二 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 羽崎 裕一 東京都大田区下丸子四丁目21番1号 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−67604(JP,A) 特開 昭63−300826(JP,A) 特開 平5−305533(JP,A) 特開 平2−70620(JP,A) 特開 平4−141327(JP,A) 実開 昭63−140329(JP,U) 実開 平2−143127(JP,U) 実開 昭56−176190(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの取付部のセンタ穴と同心的に複
    数のボルト穴が異なるピッチで配置されているワーク
    を、エンジンの位置決めされたクランクシャフトに組み
    付けるワーク回転方向位置決め装置であって、 前記ワークを載置するワーク受け台と、前記ワーク受け
    台に上方に突出して設けられ、前記ワーク受け台に載置
    されたワークのセンタ穴に嵌合して位置決め支持するセ
    ンタシャフトと、前記ワーク受け台に載置された前記ワ
    ークの複数のボルト穴の内の所定の複数のボルト穴に
    時に嵌合可能とされ、前記ワークが所定位置に回転した
    ときに同時に嵌合して回転方向の位置決めを行う複数の
    位置決めピンとを有するワーク載置台と、 前記ワーク載置台に対向して昇降可能に設けられた回転
    軸と、前記回転軸の先端に前記ワークの何れかのボルト
    穴に嵌合可能に設けられ、前記回転軸が下降したときに
    先端が前記ワークの取付部に圧接し、前記回転軸の回転
    に伴い前記何れかのボルト穴と合致したときに前記ボル
    ト穴に嵌合して前記センシャフトを中心として前記ワー
    クを回転させる駆動ピンとを有するヘッドと、前記回転軸を回転させ、 前記ワークが前記位置決めピン
    により位置決めされたときに停止するヘッド駆動手段
    と、 前記ヘッドと前記ヘッド駆動手段とを一体に支持して前
    記ワーク載置台に対して水平方向及び垂直方向に移動さ
    せる移動手段とを備えたことを特徴とするワーク回転方
    向位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク回転方向位置決め装置は、
    なる形状の複数のワークに対応すべく複数のワーク載置
    台を備え、各ワーク載置台に設けられた複数の位置決め
    ピンは、前記ワークのボルト穴のピッチに応じて設定さ
    れ、前記センタシャフトは、センタ穴の穴径が異なる
    記ワークのセンタ穴に嵌合可能な嵌合部が軸方向に沿っ
    て階段状に複数設けられ、駆動手段によりワークに応じ
    て選択的に位置決めされ、 前記ヘッドは、前記複数のワークのボルト穴に嵌合可能
    な複数の駆動ピンを備えることを特徴とする請求項1項
    に記載のワーク回転方向位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、前記ヘッドを前記複数
    のワーク載置台の各上方位置に水平に移動させるヘッド
    送り機構と、前記ヘッドを前記各ワーク載置台と対向す
    る位置において昇降させるヘッド昇降機構とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1項又は2項に記載のワーク回転
    方向位置決め装置。
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