JP3435506B2 - プリフォーム口首部の内径規制用コア - Google Patents

プリフォーム口首部の内径規制用コア

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JP3435506B2
JP3435506B2 JP3246699A JP3246699A JP3435506B2 JP 3435506 B2 JP3435506 B2 JP 3435506B2 JP 3246699 A JP3246699 A JP 3246699A JP 3246699 A JP3246699 A JP 3246699A JP 3435506 B2 JP3435506 B2 JP 3435506B2
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清 金岡
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株式会社大阪冷研
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】本発明は、主として各種液体を収容する
のに用いられるポリエステル樹脂製ボトルのプリフォー
ムの口首部を加熱処理して結晶化させる装置で使用する
プリフォーム口首部の内径規制用コアに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエチレンテレフタレート
樹脂(いわゆるPET)等のポリエステル樹脂製のボト
ルは、機械的強度、ガスバリア性、透明性等の優れた特
性を持つ容器として広く利用されている。
【0003】かかるポリエステル樹脂製ボトル(以下、
PETボトルという)は、通常、中間体としてのプリフ
ォーム(パリソン)を成形した後、これを2軸延伸加工
して得られるが、このプリフォームの口首部を強化する
目的で該口首部を加熱処理して結晶化させ白化させるこ
とが行われている。
【0004】このプリフォーム口首部を結晶化させる装
置としては、種々の提案がなされている。例えば、プリ
フォームを直立もしくは倒立状態に支持して、適宜搬送
手段により回転を与えながら搬送し、この搬送中に加熱
処理を行ない、処理の終ったプリフォームを冷却、回収
して、新たにプリフォームを供給することとして、連続
処理する装置が知られている。そして、このような装置
において、口首部の加熱処理による密度の増加、収縮に
伴う寸法変化や変形等を防止する目的で、プリフォーム
口首部に内径規制用のコアを挿入し、口首部の内周面を
コアで支持した状態で加熱処理することも提案されてい
る(例えば、特公昭61−24170号公報)。
【0005】前記のようにプリフォーム口首部にコアを
挿入して、外方より赤外線ヒータ等により加熱処理して
結晶化させる際、前記コアが中実の金属体よりなるもの
の場合は、質量が大きいこともあって、加熱、冷却の追
随性に劣り、そのため口首部の内側の加熱が遅れ、加熱
時間が短いと、内側まで十分に結晶化されないおそれが
ある。また結晶化処理後のコアの冷却も遅くなり、前記
の連続処理する結晶化装置においても、処理時間が長く
かかることになる。そのため、前記の内径規制用のコア
を筒状にして、加熱、冷却の追随性をよくし、これに嵌
合するプリフォーム口首部の加熱処理を効率よく行なえ
るようにすることが考えられている。
【0006】ところで、前記のような筒状のコア(A
´)をプリフォーム口首部に嵌合して加熱処理した場
合、図10のように、口首部(51)の内周面でごく僅
かに波打ったような凹凸変形が生じることがあり、これ
が顕著な場合には口首部外周のネジ部(52)に対する
キャップの螺合状態にも影響を与えることになる。
【0007】前記のような口首部内周面の凹凸発生につ
いて検討すると、その原因の一つとしては、例えば、口
首部の加熱によってPET等の素材樹脂からガスが発生
するが、口首部内周に嵌合するコアにより前記ガスの逃
げ場が失われ、コア外周面と口首部内周面との間に前記
ガスや閉じ込められたエアが溜って、口首部内周面が部
分的にコア外周面に密着できずに膨み、そのまま冷却さ
れることにより、凹凸が生じることになると考えられ
る。
【0008】さらに、他の原因として、プリフォーム口
首部が、加熱、冷却によって僅かに膨脹、収縮する際、
その内周に嵌合するコアがそれに追従できないために、
摩擦抵抗による応力が生じて、それが凹凸変形を生じさ
せるように作用するといったことも考えられる。
【0009】本発明は、上記に鑑みて、前記の結晶化装
置に使用するプリフォーム口首部の内径規制用コアとし
て、素材樹脂から発生するガス等に起因する口首部内周
面の凹凸変形の発生を防止でき、さらには加熱、冷却の
追随性もよく、口首部を効率よくかつ仕上りよく結晶化
することができる内径規制用コアを提供しようとするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
樹脂製のボトル用プリフォームの口首部を加熱処理して
結晶化させる装置に備えるプリフォーム口首部の内径規
制用コアであって、プリフォームの口首部が嵌合する筒
状の嵌合コア部を有してなり、該嵌合コア部は、コア本
体の芯筒部の外周にスリーブを有し、このスリーブが、
前記芯筒部の外周において、芯筒部に一体に形成された
段部と芯筒部の先端に取着された環状部材との間で芯筒
部に遊嵌されて保持されており、該嵌合コア部の外周に
嵌合されるプリフォーム口首部との間のガスを逃すため
の通気手段として、スリーブ内周面と芯筒部外周面との
間に通気可能な僅少間隙を保有するとともに、該僅少間
隙からスリーブ外周部に通じる通気部、および該僅少間
隙から嵌合コア部の外部も しくは内部に通じる通気部を
有してなることを特徴とする。
【0011】この発明の内径規制用コアであると、筒状
の嵌合コア部にプリフォーム口首部を嵌合した状態で加
熱処理して結晶化する際、加熱に伴う口首部の変形や寸
法変化を前記嵌合コア部により規制でき、効率よく処理
できるばかりか、特に、加熱処理の際に、PET等の素
材樹脂から発生するガスあるいは閉じ込められたエア
が、前記通気手段により排出されるため、コア外周面と
口首部内周面との間に溜らず、口首部内周面がコアのス
リーブ外周面に略均一に密着でき、ガス等が溜ることに
よる口首部内周面の凹凸の発生を防止できる。また、芯
筒部の外周にスリーブを有することにより、熱が内部の
芯筒部に伝わり難く、プリフォーム口首部の側の加熱効
果も良好になる。
【0012】例えば、請求項の発明は、前記段部およ
び環状部材と、これに対向する前記スリーブの端面と
間に、スリーブの軸方向変位を許容するクリアランスを
有し、これらのクリアランスが前記僅少間隙からスリー
ブ外周部または嵌合コア部の外部に通じる通気部として
形成されてなるものであり、請求項の発明は、前記段
部および/または環状部材と、これに対向する前記スリ
ーブの端面との一方もしくは双方に、前記僅少間隙から
スリーブ外周部または嵌合コア部の外部に通じる通気部
となる放射方向の通気溝が周方向の所要間隔毎の数個所
設けられてなるものである。
【0013】このように構成されていることにより、前
記スリーブ両端のクリアランスや通気溝による通気部お
よびスリーブ内周の僅少間隙が、嵌合コア部外周のガス
等を逃がす通気手段としての役目を果し、スリーブ外周
面と口首部内周面との間のガスやエアを嵌合コア部の外
部に排出でき、ガス等が溜ることによる凹凸発生を防止
できる。
【0014】特に、前記スリーブ端面と段部や環状部材
との間に前記クリアランスを有するものの場合、該クリ
アランスの範囲内で、芯筒部に遊嵌されているスリーブ
が軸方向に僅かに摺動変位でき、これに嵌合するプリフ
ォーム口首部の加熱、冷却に伴う膨脹や収縮にも追従で
きることになる。すなわち凹凸変形を生じさせるような
応力の発生を抑制できる。
【0015】請求項の発明は、請求項1〜3の構造を
なすものにおいて、前記スリーブが、軸方向複数に分割
形成されてなり、各分割スリーブ同士の間に、前記僅少
間隙からスリーブ外周部に通じる通気部が設けられてな
るものである。
【0016】この場合、素材樹脂から発生するガス等
は、スリーブ端面と段部や環状部材との間のクリアラン
スあるいは通気溝のみでなく、複数の分割スリーブ間の
前記通気部、例えば両者間のクリアランスからもスリー
ブ内周の僅少間隙に流通して、嵌合コア部の外部に効率
よく排出できることになり、スリーブ外周面と口首部内
周面との間にガス等が溜ることがなく、ガス等による口
首部内周面の凹凸発生を防止できる。
【0017】請求項の発明は、請求項1〜4の構造を
なすものにおいて、前記スリーブおよび/または芯筒部
の所要個所に、スリーブ内周の僅少間隙からスリーブ外
周部または芯筒部内に通じる通気孔が設けられてなるも
のである。この場合も、前記ガス等の排出が良好かつ確
実になされる。
【0018】請求項の発明は、請求項1〜4の構造を
なすものにおいて、前記段部および/または環状部材の
所要個所に、スリーブ内周の僅少間隙から嵌合コア部の
外部または内部に通じる通気孔が設けられてなるもの
で、この場合も、前記ガス等の排出が良好かつ確実にな
される。
【0019】請求項の発明は、請求項1の構造をなす
ものにおいて、前記スリーブまたはコア本体の芯筒部が
通気性を有する多孔質材料により形成されてなるもので
あり、この場合も、素材樹脂から発生するガスを多孔質
材料よりなるスリーブまたは芯筒部自体を通じて排出で
き、スリーブ外周面と口首部内周面との間にガス等が溜
ることがない。
【0020】請求項の発明は、請求項1〜6の構造を
なすものにおいて、芯筒部の外周に遊嵌されたスリーブ
が、四フッ化エチレン樹脂または四フッ化エチレンを主
成分とする共重合体等の四フッ化エチレン系の樹脂より
なるものである。この四フッ化エチレン系の樹脂は、低
摩擦、自己潤滑性を有し、とくに熱膨脹係数が(5〜2
2)×10−5/℃(25〜250℃)で比較的大き
く、PETに近い熱膨脹係数を示す。そのため、プリフ
ォーム口首部の加熱、冷却に伴う膨脹や収縮を許容で
き、かつ処理後のプリフォーム口首部の離型も容易にな
る。また、この素材のスリーブは金属製のコア本体に対
して断熱効果が大きく、芯筒部の側への熱伝導を抑制し
て、口首部の側の加熱効果を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示す実施例に基いて説明する。
【0022】図1は、本発明の第1の実施例の内径規制
用コアの半部縦断正面図、図2は、同一部の拡大断面
図、図3は各構成部分を分離した断面図、図4は同上の
コアを用いたプリフォーム口首部の加熱処理状態を示す
一部の断面図である。
【0023】処理対象のPETボトルのプリフォーム
(50)は、図4に示すように、口首部(51)の外周
に、キャップを螺合するためのねじ部(52)、キャッ
プ端部が係合するリング状突部(53)およびボトルを
保持するためのサポートリング(54)が設けられてい
る。
【0024】この第1の実施例の内径規制用コア(A)
は、前記プリフォーム(50)を倒立状態に支持するコ
アの場合を示し、前記プリフォーム(50)の口首部
(51)に嵌合できる筒状の嵌合コア部(10)が上部
に形成されてなるもので、前記嵌合コア部(10)にお
ける芯筒部(11)を有するコア本体(1)と、前記芯
筒部(11)の外周に備えるスリーブ(2)と、前記芯
筒部(11)の先端に取着される環状部材(4)とから
構成されている。
【0025】前記コア本体(1)は、通常、アルミニウ
ム等の金属材あるいはセラミック材等の剛性材料よりな
り、その下端部には回転および搬送手段(図示省略)に
支持された保持部(60)に対して固定するためのねじ
軸部(12)を有し、その上に、フランジ部(13)お
よび連通用の中央筒部(14)を介して前記芯筒部(1
1)が連設されている。また、前記芯筒部(11)と中
央筒部(14)の間には、前記スリーブ(2)の位置決
めのためのフランジ状の段部(15)が設けられてい
る。前記芯筒部(11)の内孔(11a)と中央筒部(1
4)の内孔(14a)は連通しており、中央筒部(14)
には周方向の所要の個所(例えば四方)に筒状コア部
(11)および中央筒部(14)の内孔(11a)(14
a)に通じる通気孔(16)が設けられている。
【0026】そして、前記芯筒部(11)に、プリフォ
ーム口首部(51)の内径と略同じかごく僅かに径小の
外径をなすスリーブ(2)が嵌装されることにより、プ
リフォーム口首部(51)が嵌合する嵌合コア部(1
0)が形成されている。この嵌合コア部(10)には、
前記スリーブ(2)とその外周に嵌合されるプリフォー
ム口首部(51)との間のガスやエアを逃すための通気
手段を備えている。
【0027】その手段として、この第1の実施例では、
前記スリーブ(2)が、前記芯筒部(11)の外周にお
いて、前記段部(15)と前記環状部材(4)との間に
遊嵌されて保持され、これにより、スリーブ(2)の内
周面と芯筒部(11)の外周面との間に通気可能な僅少
間隙(S)を有するとともに、スリーブ(2)の両端
とこれに対向する前記段部(15)および環状部材
(4)との間にも、後述のようにスリーブの軸方向変位
を許容する僅少なクリアランス(S1)(S2)を有
し、これらのクリアランス(S1)(S2)が前記僅少
間隙(S)からスリーブ(2)外周部に通じる通気部、
および僅少間隙(S)から嵌合コア部(10)の外部も
しくは内部に通じる通気部として作用し、前記僅少間隙
(S)とともに前記の通気手段としての役目を果すよう
に構成されている。
【0028】特に、前記スリーブ(2)が軸方向複数の
分割スリーブ、例えば図のように二つの分割スリーブ
(2a)(2b)よりなり、これらの分割スリーブ(2
a)(2b)が、芯筒部(11)に前記のように遊嵌さ
れて保持されており、隣接する分割スリーブ(2a)
(2b)間にも、通気可能な僅少なクリアランス(S
3)を保有するように構成されて、このクリアランス
(S3)も僅少間隙(S)からスリーブ外周部に通じる
通気部の役目を果すようになっている。
【0029】すなわち、前記スリーブ(2)は一体もの
であってもよいが、スリーブ外周部から内周の僅少間隙
(S)を通じてのガス等の排出効果の点からは、前記の
ように複数の分割スリーブ(2a)(2b)にして、そ
の間のクリアランス(S3)を利用して内側に流通でき
るようにするのがよい。
【0030】さらに、前記の芯筒部(11)の所要個
所、例えば図のように周方向所要間隔の複数個所に、前
記内孔(11a)に通ずる連通孔(17)が設けられてお
り、これが前記僅少間隙(S)から嵌合コア部(10)
の内部つまり芯筒部(11)の内部に通じる通気部とし
ての役目を果すようになっている。図の場合、芯筒部
(11)の外周に浅い凹溝(18)が形成され、該凹溝
(18)の部分に前記連通孔(17)が設けられてお
り、ガス等が僅少間隙(S)から連通孔(17)へ流れ
易くなっている。この連通孔(17)は軸方向に間隔を
おいて複数列に設けておくこともできる。
【0031】なお、前記スリーブ(2)内周の僅少間隙
(S)は、芯筒部(11)に対して摺動可能に遊嵌でき
かつ通気可能なものであればよいが、実施上は大きなガ
タつきを生じさせないように、スリーブ(2)内径と芯
筒部(11)外径の差を0.5mm以下、好ましくは
0.3mm以下の範囲とするのが好適である。
【0032】また、前記スリーブ(2)両端の軸方向の
クリアランス(S1)(S2)、さらには分割スリーブ
(2a)(2b)間のクリアランス(S3)について
も、これらの部分に通気可能な状態を保持できるもので
あれば、それほど大きなクリアランスを保有する必要は
ない。尤も、これらのクリアランス(S1)(S2)お
よび(S3)を、適当に設定することにより、該クリア
ランス(S1)(S2)の範囲内で、スリーブ(2)つ
まり分割スリーブ(2a)(2b)が軸方向に僅かに摺
動変位できることになり、これによって、外周に嵌合す
るプリフォーム口首部(51)の加熱、冷却による膨
脹、収縮にも追従できることになる。それゆえ、前記の
摺動変位の効果の点から、前記各クリアランス(S1)
(S2)および(S3)は、これらを合せて例えば0.
1〜0.7mm程度のクリアランスを保有するように設
定しておくのが好ましい。
【0033】前記の嵌合コア部(10)は、これに嵌合
するプリフォームの口首部(51)の長さに対応して、
その先端が口首部(51)とそれ以外の部分との境界、
例えばサポートリング(54)の内側位置もしくはそれ
よりごく僅かに内方位置まで達するように、その長さが
設定されている。またこの嵌合コア部(10)は、口首
部(51)に対する挿入および抜脱を容易にするため
に、スリーブ(2)の外周面にごく僅かにテーパが付け
られている。さらに、図の場合、スリーブ(2)の段部
(15)側の端部、すなわち一方の分割スリーブ(2
a)の端部にフランジ(21)が設けられているが、こ
のフランジ(21)を省略した形態とすることも可能で
ある。
【0034】前記スリーブ(2)、すなわち分割スリー
ブ(2a)(2b)は、耐熱性樹脂として知られるフッ
素樹脂、中でも四フッ化エチレン樹脂または四フッ化エ
チレンを主成分としかつ同様の特性を持つ共重合体等の
四フッ化エチレン系の樹脂の機械加工品が、低摩擦、自
己潤滑性を有し、とくに熱膨脹係数が(5〜22)×1
−5/℃(25〜250℃)で比較的大きく、PET
に近い熱膨脹係数を示すことから、好適に用いられる。
実施上は、熱膨脹係数が(7〜14)×10−5/℃
(25〜250℃)の四フッ化エチレン樹脂が好ましく
用いられる。もちろん他の素材を用いることも可能であ
る。
【0035】また、前記嵌合コア部(10)の芯筒部
(11)の先端に取着される環状部材(4)は、前記ス
リーブと同様のフッ素樹脂等の耐熱性樹脂、中でも四フ
ッ化エチレン樹脂または四フッ化エチレンを主成分とす
る共重合体等の四フッ化エチレン系の樹脂を素材とし
て、環状に成形されてなるもので、図のように、スリー
ブ(2)の先端と略同径の厚肉フランジ部(41)と、
該厚肉フランジ部(41)より軸方向に延びて前記芯筒
部(11)の先端部内周に嵌着され係合される嵌着部
(42)とからなる。(43)は芯筒部(11)の先端
部内周の係合段部(19)に係合する係止部である。環
状部材(4)は接着その他の固定手段により芯筒部(1
1)に取着しておくこともできる。
【0036】前記の環状部材(4)は、前記嵌合コア部
(10)にプリフォーム(50)の口首部(51)を嵌
合した際、前記環状部材(4)が前記口首部(51)よ
りやや内方の部分に当接することにより、口首部以外の
部分への熱伝導を抑制する役目も果すようになってい
る。
【0037】前記環状部材(4)の厚肉フランジ部(4
1)の外周には、断熱用の周溝(44)が設けられ、さ
らにこの周溝(44)の所要個所には内孔に通ずる連通
用の小孔(45)が設けられ、嵌合時に前記周溝(4
4)のエアを逃せるとともに、加熱時にガスを逃がせる
ようになっている。なお、環状部材(4)としては前記
の厚肉フランジ部(41)を有さない形状で、スリーブ
(2)の抜け止めの役目のみを果す形状とすることがで
きる。
【0038】なお、外方に設けられる赤外線ヒータや近
赤外線ヒータによる加熱処理において、口首部(51)
の内側からの加熱効果を考慮して、嵌合コア部(10)
外周のスリーブ(2)は、赤外線や熱線の吸収性のよい
色、例えば黒、赤、褐色等に着色しておくのが望まし
い。また環状部材(4)については、口首部以外の部分
への断熱効果の点から、赤外線や熱線の吸収性の低い白
色系とするのがよい。
【0039】上記第1の実施例の内径規制用コア(A)
は、図4に示すように、回転および搬送手段により回転
を与えられながら、供給ゾーンから加熱ゾーンを通過
し、冷却および回収ゾーンへ搬送される保持部(60)
に対し、下端部のねじ軸部(12)のねじ込みにより固
定しておく。
【0040】そして、処理対象のプリフォーム(50)
の口首部(51)を下方向きにして、前記コア(A)に
おける嵌合コア部(10)に嵌合し倒立状態に支持す
る。このとき、プリフォーム(50)内の空気は、コア
本体(1)の内孔(11a)、(14a)および通気孔(1
6)を通じて排出される。この状態で、回転および搬送
手段により回転を与えながら加熱ゾーンを搬送移動させ
て、この移動中に、該移動部分の近傍に配された赤外線
ヒータや近赤外線ヒータ等の加熱手段(61)により加
熱処理する。これにより、プリフォーム(50)の口首
部(51)は、徐々にかつ万遍に加熱されて、この加熱
により白化し結晶化する。
【0041】この際、前記口首部(51)に嵌合する嵌
合コア部(10)が筒状をなし、特にその外周に有する
スリーブ(2)の比重量が小さく比熱も小さいために、
加熱に対する追随性がよく、加えてスリーブ(2)の断
熱効果でコア本体への熱伝導を抑制して、口首部(5
1)側が効果的に加熱され、これに嵌合する口首部(5
1)においても温度上昇が速くなって、口首部(51)
の内側も迅速にかつ十分に加熱処理されて効率よく結晶
化し白化する。
【0042】また、この加熱処理により、PET等の素
材樹脂からガスが発生するが、この際、口首部(51)
内周の先端側と内奥側とのみが嵌合コア部(10)の外
周に密着したとしても、発生したガスは、嵌合コア部
(10)外周部からスリーブ(2)の環状部材(4)側
のクリアランス(S2)および分割スリーブ(2a)
(2b)間のクリアランス(S3)を通じて、スリーブ
内周の芯筒部(11)との間の僅少間隙(S)に流通
し、さらに段部(15)側のクリアランス(S1)から
外部に、あるいは芯筒部(11)に有する通気孔(1
7)から内孔(11a)に排出される。そのため、嵌合コ
ア部外周のスリーブ(2)と口首部(51)内周面との
間に余分なガスやエアが滞留することがなく、口首部
(51)内周面がスリーブ(2)の外周面に略均一に密
着できることになり、ガス等の溜りに起因する口首部内
周面の凹凸の発生が防止される。
【0043】また前記のようにスリーブ(2)の両端お
よび分割スリーブ(2a)(2b)間にクリフランス
(S1)(S2)および(S3)を有することで、スリ
ーブ(2)は軸方向に僅かに摺動変位でき、このため外
周に嵌合するプリフォーム口首部(51)の加熱、冷却
に伴う膨脹や収縮に追従できる。その上、このスリーブ
(2)が四フッ化エチレンもしくはこれを主成分とする
共重合体等の四フッ化エチレン系の樹脂よりなる場合
は、その熱膨脹係数がプリフォームの素材であるPET
に近いために口首部(51)の膨脹に容易に対応できる
こともあって、この口首部(51)内周に摩擦抵抗によ
る応力が生じることがなく、これに起因する凹凸変形を
も抑制できることなる。
【0044】したがって、これらが相俟って、口首部
(51)内周面に波打ったような凹凸を生じさせること
なく、確実に仕上りよく結晶化できる。
【0045】上記した第1の実施例においては、嵌合コ
ア部(10)とプリフォーム口首部(51)との間のガ
スやエアを逃がすための通気手段として、スリーブ
(2)を分割スリーブ(2a)(2b)にして、芯筒部
(11)の段部(15)と環状部材(4)との間に遊嵌
し、スリーブ内周に僅少間隙(S)、スリーブ両端と分
割スリーブ(2a)(2b)間にクリアランス(S1)
(S2)(S3)を保有し、さらに芯筒部(11)に通
気孔(17)を設けた場合を示したが、このほか、嵌合
コア部外周とプリフォーム口首部との間のガスやエアを
逃すことができる他の種々の構造による実施が可能であ
る。
【0046】例えば、図5のように、一体もののスリー
ブ(2)を芯筒部(11)に遊嵌して、上記同様の僅少
間隙(S)およびクリアランス(S1)(S2)を保有
するようにしただけのものであっても、スリーブ(2)
とプリフォーム口首部(51)内周面との間のガスやエ
アを、環状部材(3)との間のクリアランス(S2)か
らスリーブ内周の僅少間隙(S)および段部(15)側
のクリアランス(S1)を通じて外部に排出できるが、
その排出効果の点からは、上記した実施例のように、分
割スリーブ(2a)(2b)間にも通気可能なクリアラ
ンス(S3)を有し、かつ芯筒部(11)に通気孔(1
7)を設けて、コア外周部から僅少間隙(S)へのガス
流通、および僅少間隙(S)からのガス排出性をよくす
るのが好ましい。
【0047】また、スリーブ(2)が一体ものあるいは
軸方向に複数の分割スリーブよりなるもののいずれの場
合においても、芯筒部(11)の段部(15)と環状部
材(4)との間にスリーブ(2)を遊嵌して、内周に僅
少間隙(S)を保有する構造としたものにおいて、図6
のように、前記段部(15)および/または環状部材
(4)とこれに対向するスリーブ(2)の端面との少な
くとも一方に、前記僅少間隙(S)からスリーブ外周部
に通じる通気部、あるいは僅少間隙(S)から嵌合コア
部(10)の外部に通じる通気部として、放射方向の通
気溝(31)または(31a)を周方向の所要間隔毎の
数個所に設けることもできる。またスリーブ(2)が複
数の分割スリーブ(2a)(2b)よりなる場合、分割
スリーブ同士の接合面部にも、僅少間隙(S)から外部
に通じる放射方向の通気溝(32)を設けておくことが
できる。これらの場合、スリーブ(2)両端あるいは分
割スリーブ(2a)(2b)間にクリアランスを有さな
いものであっても、前記通気溝(31)または(32)
を通じてスリーブ外周部から内周の僅少間隙(S)に連
通でき、さらに通気溝(31a)により嵌合コア部(1
0)の外部に連通するもので、スリーブ外周部のガスや
エアを前記同様に僅少間隙(S)を通じて排出できるこ
とになる。
【0048】さらに、一体ものあるいは軸方向に複数の
分割形をなすスリーブ(2)を、上記同様に芯筒部(1
1)の外周に段部(15)と環状部材(4)との間に保
持するように遊嵌して、その内周に僅少間隙(S)を保
有する構造のものにおいて、例えば図7のように、スリ
ーブ(2)の所要個所、例えば周方向および軸方向の所
要間隔位置にスリーブ外周部から内周の僅少間隙(S)
に通じる微小な通気孔(33)を設けておくこともでき
る。この場合も、スリーブ外周部からガス等が通気孔
(33)を通じて僅少間隙(S)に流通でき、その排出
が良好になされる。特に、芯筒部(11)にも通気孔
(17)が形成されている場合、前記ガス等の排出がさ
らに効果的になされる。
【0049】また、前記と同様に、一体ものあるいは軸
方向複数の分割形をなすスリーブ(2)を芯筒部(1
1)に遊嵌して、内周に僅少間隙(S)を保有した構造
のものにおいて、図8のように段部(15)および/ま
たは環状部材(4)の所要個所に、スリーブ(2)内周
の僅少間隙(S)からコア本体(1)の外部または内部
に通じる通気孔(34)(35)を設けておくこともで
きる。この場合も、僅少間隙(S)から前記ガス等を効
率よく排出できる。
【0050】さらに、上記した実施例では、スリーブ
(2)を芯筒部(11)に遊嵌して、スリーブ内周に僅
少間隙(S)を保有する場合を示したが、前記の僅少間
隙(S)に代えて、図9に示すように、スリーブ(2)
の内周面あるいは芯筒部(11)の外周面に縦方向や周
方向あるいは斜め方向の通気溝(36)(37)を設け
ておくことができる。例えば、周方向所要間隔毎の縦方
向の通気溝(36)を周方向溝(37)により連通させ
ておくことができる。この場合、スリーブ(2)を芯筒
部(11)に圧入して嵌装しておくことができ、これを
上記したクリアランスや通気溝あるいは通気孔等の構成
と組合せることにより、スリーブ外周部からのガス等の
排出を良好になすことができる。
【0051】なお、これらの各実施例においても、スリ
ーブの素材としては、第1の実施例の場合と同様に、四
フッ化エチレン系の樹脂を用いるのが好ましい。
【0052】さらに、図示していないが、スリーブ内周
の僅少間隙(S)からコア外部や内部への通気手段とし
て、コア本体の芯筒部を焼結金属や多孔質のセラミック
等の通気性を有する多孔質材料により形成しておくこと
もできる。さらに必要により、スリーブ自体を前記同様
の多孔質材料により形成して、スリーブ外周部からガス
やエアを逃がせるように構成して実施することもでき
る。
【0053】また図示する各実施例では、スリーブを芯
筒部の段部と先端の環状部材との間に保持する場合を示
したが、通気孔を形成したスリーブあるいは多孔質材料
よりなるスリーブについては、コア本体の芯筒部に対
し、螺合手段等により固着して設けることができる。さ
らに、コア本体を芯筒部と他部分との2ピース構造とす
ることもできる。
【0054】
【発明の効果】上記したように本発明のプリフォーム口
首部の内径規制用コアによれば、嵌合コア部の外周にス
リーブを設けて、スリーブ外周部のガスやエアを逃がせ
る構造としたことにより、口首部の結晶化に伴う変形や
寸法変化を確実に規制できるばかりか、加熱、冷却の追
随性がよく、しかも素材樹脂から発生するガスあるいは
閉じ込められたエアがコアと口首部内周面との間に溜る
ことがないため、口首部内周面の凹凸の発生を防止で
き、口首部を効率よくかつ仕上りよく結晶化でき、プリ
フォーム口首部の結晶化処理の能率向上に大いに貢献で
きる。特に、スリーブが軸方向のクリアランスにより僅
かに摺動変位可能である場合、あるいはスリーブの素材
が四フッ化エチレン系の樹脂よりなる場合は、口首部の
加熱、冷却に伴う膨脹、収縮にも対応できることにな
り、口首部内周面の凹凸の発生防止効果にさらに優れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内径規制用コアの1実施例を示す半部
縦断面図である。
【図2】同上の一部の拡大断面図である。
【図3】コア本体と遮熱用コア部材を分離した断面図で
ある。
【図4】同上のコアを用いたプリフォーム口首部の加熱
処理状態を示す一部の断面図である。
【図5】本発明のコアの他の実施例を示す一部の拡大断
面図である。
【図6】本発明のコアのさらに他の実施例を示す一部の
拡大断面図である。
【図7】本発明のコアのさらに他の実施例を示す一部の
拡大断面図である。
【図8】本発明のコアのさらに他の実施例を示す一部の
拡大断面図である。
【図9】本発明のコアのさらに他の実施例を示す一部の
拡大断面図である。
【図10】従来のコアを使用してプリフォーム口首部を
加熱処理した場合の内周面の凹凸発生状態を説明する一
部の断面図である。
【符号の説明】
(A) 内径規制用コア (1) コア本体 (10) 嵌合コア部 (11) 芯筒部 (12) ねじ軸部 (13) フランジ部 (14) 中央筒部 (15) 位置決めのための段部 (16) 通気孔 (17) 連通孔 (18) 凹溝 (2) スリーブ (2a)(2b) 分割スリーブ (21) フランジ (31)(31a)(32) 通気溝 (33)(34)(35) 通気孔 (4) 環状部材 (41) 厚肉フランジ部 (42) 嵌着部 (50) プリフォーム (51) 口首部 (52) ねじ部 (53) リング状突部 (54) サポートリング (60) 保持部 (61) 加熱手段 (S) 僅少間隙 (S1) クリアランス (S2) クリアランス (S3) クリアランス

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル樹脂製のボトル用プリフォー
    ムの口首部を加熱処理して結晶化させる装置に備えるプ
    リフォーム口首部の内径規制用コアであって、プリフォ
    ームの口首部が嵌合する筒状の嵌合コア部を有してな
    り、 該嵌合コア部は、コア本体の芯筒部の外周にスリーブを
    し、このスリーブが、前記芯筒部の外周において、芯
    筒部に一体に形成された段部と芯筒部の先端に取着され
    た環状部材との間で芯筒部に遊嵌されて保持されてお
    り、該嵌合コア部の外周に嵌合されるプリフォーム口首
    部との間のガスを逃すための通気手段として、スリーブ
    内周面と芯筒部外周面との間に通気可能な僅少間隙を保
    有するとともに、該僅少間隙からスリーブ外周部に通じ
    る通気部と、該僅少間隙から嵌合コア部の外部もしくは
    内部に通じる通気部とを有してなることを特徴とするプ
    リフォーム口首部の内径規制用コア。
  2. 【請求項2】前記段部および環状部材と、これに対向す
    前記スリーブの端面との間に、スリーブの軸方向変位
    を許容するクリアランスを有し、これらのクリアランス
    が前記僅少間隙からスリーブ外周部または嵌合コア部の
    外部に通じる通気部となる請求項1に記載のプリフォー
    ム口首部の内径規制用コア。
  3. 【請求項3】前記段部および/または環状部材と、これ
    に対向する前記スリーブの端面との一方もしくは双方
    に、前記僅少間隙からスリーブ外周部または嵌合コア部
    の外部に通じる通気部となる放射方向の通気溝が周方向
    所要間隔毎の数個所に設けられてなる請求項1または2
    に記載のプリフォーム口首部の内径規制用コア。
  4. 【請求項4】前記スリーブが、軸方向複数に分割形成さ
    れてなり、前記各分割スリーブ同士の間に、前記僅少間
    隙からスリーブ外周部に通じる通気部が設けられてなる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリフォーム口首
    部の内径規制用コア。
  5. 【請求項5】前記スリーブおよび/または芯筒部の所要
    個所に、スリーブ内周の僅少間隙からスリーブ外周部ま
    たは芯筒部内に通じる通気孔が設けられてなる請求項
    〜4のいずれか1項に記載のプリフォーム口首部の内径
    規制用コア。
  6. 【請求項6】前記段部および/または環状部材の所要個
    所に、スリーブ内周の僅少間隙から嵌合コア部の外部ま
    たは内部に通じる通気孔が設けられてなる請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のプリフォーム口首部の内径規制
    用コア。
  7. 【請求項7】前記スリーブまたはコア本体の芯筒部が通
    気性を有する多孔質材料により形成されてなる請求項
    記載のプリフォーム口首部の内径規制用コア。
  8. 【請求項8】前記芯筒部の外周に遊嵌されたスリーブ
    が、四フッ化エチレン樹脂または四フッ化エチレンを主
    成分とする共重合体等の四フッ化エチレン系の樹脂より
    なる請求項1〜のいずれか1項に記載のプリフォーム
    口首部の内径規制用コア。
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