JP3435442B2 - メダル貸し出しゲームシステム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、メダルの貸し出し
を受けてメダル遊戯機でメダル遊戯を行うメダル貸し出
しゲームシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より特開平１０−１０８９７７号公
報に記載されたようなメダル遊戯機がある。このような
メダル遊戯機等に使用されているメダルは、通常遊戯を
行う店舗にて予め定められた単価により遊戯者に貸し出
している。又、貸し出しを受けたメダルについては店外
への持ち出しが禁じられ、メダル遊戯機でメダル遊戯を
終了した後に残るメダルは遊戯場側に預け入れ、次回
に、預け入れたメダルの払出を受け、再度メダル遊戯機
でメダル遊戯をすることができるようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで近年では、携
帯電話など移動体通信端末でゲームコンテンツの提供を
受けることにより、必ずしも遊戯場に出向かずにゲーム
を楽しむことができる。しかしながら、かかる携帯電話
などではメダルの貸し出しを受けることができないこと
は勿論、遊戯場での預かりメダルに関係したゲームをす
ることはできない。従って、遊戯者はメダルを用いたゲ
ームを行うときには、必ず遊戯場に出向かなければなら
なかった。

【０００４】本発明は、遊戯場でのメダル遊戯によって
メダルの得喪を楽しむことができることは勿論、移動体
通信端末によってもメダルの得喪を楽しむことのできる
メダル貸し出しゲームシステムの提供を課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、遊戯
場でメダルの貸し出しを受け、該遊戯場のメダル遊戯機
でメダル遊戯をした後に残るメダルを遊戯場側に預け入
れ、次回に、預け入れたメダルの払い戻しを受けて再度
メダル遊戯機でメダル遊戯が可能なメダル貸し出しゲー
ムシステムにおいて、前記預かりメダルの情報の記憶、
書き換え及び貸し出しメダルの情報の記憶が可能なデー
タベースを備えてインターネット接続可能な前記遊戯場
側の管理機器と、インターネット接続によりゲームコン
テンツを受け取りゲームが可能な移動体通信端末と、前
記ゲームコンテンツをインターネットを介して提供する
ゲームコンテンツ提供部と、前記移動体通信端末上でメ
ダルを貸し出したときに貸し出しメダルに応じた課金を
行う課金サーバとを備え、前記移動体通信端末での前記
ゲームにより得喪するメダルの得喪情報を前記管理機器
に送り前記データベースの預かりメダルの情報を書き換
え、前記管理機器は、前記移動体通信端末によりゲーム
を続けているときに前記データーベースの預かりメダル
が零になったときゲームを行っている限りはメダルの貸
し出しを要求しているものとして自動的にメダルの貸し
出しを行い、前記課金サーバは、前記貸し出しメダルに
応じた課金を行うことを特徴とする。

【０００６】請求項２の発明は、請求項１記載のメダル
貸し出しゲームシステムであって、前記ゲームコンテン
ツ提供部は、前記データベースから前記預かりメダルの
情報を取り込み、前記ゲームにより失うメダルが前記預
かりメダルの範囲である場合にはゲームコンテンツの提
供を継続することを特徴とする。

【０００７】請求項３の発明は、請求項１記載のメダル
貸し出しゲームシステムであって、前記移動体通信端末
上で前記メダルの貸し出しを可能とし、該貸し出しメダ
ルに応じた課金を行う課金サーバを備えたことを特徴と
する。

【０００８】

【発明の効果】請求項１の発明では、遊戯場ではメダル
の貸し出しを受け、該遊戯場のメダル遊戯機でメダル遊
戯をした後、残りのメダルを遊戯場側に預け入れ、次回
に預け入れたメダルの払い戻しを受けて再度メダル遊戯
機でメダル遊戯を行うことができる。遊戯場側では預か
りメダルの情報をデータベースに記憶させ、或いは書き
換え、該データベースを備えた遊戯場側の管理機器がイ
ンターネット接続可能であり、他の機器がデータベース
の預かりメダルの情報にアクセスすることができる。

【０００９】そして、遊戯者は移動体通信端末のインタ
ーネット接続により、ゲームコンテンツ提供部からゲー
ムコンテンツを受け取り、ゲームを行うことができる。
移動体通信端末での前記ゲームにより得喪するメダルの
得喪情報は、前記管理機に送られ、前記データベースの
預かりメダルの情報を書き替え、前記管理機器は、前記
移動体通信端末によりゲームを続けているときに前記デ
ーターベースの預かりメダルが零になったときゲームを
行っている限りはメダルの貸し出しを要求しているもの
として自動的にメダルの貸し出しを行い、前記課金サー
バは、前記貸し出しメダルに応じた課金を行うことがで
きる。従って、遊戯場に出向いてメダル遊戯機でメダル
遊戯をすることができるのは勿論、移動体通信端末でメ
ダルに関係したゲームを行い、メダルの得喪を楽しむこ
とができる。

【００１０】しかも、このメダルの得喪によってデータ
ベースの預かりメダルの情報が書き替えられるから、次
回、遊戯場に出向いてメダルの貸し出しを受けるとき
に、預かりメダルの正確な貸し出しを受けることができ
る。

【００１１】請求項２の発明では、請求項１の発明の効
果に加え、ゲームコンテンツ提供部は、データベースか
ら預かりメダルの情報を取り込み、ゲームにより失うメ
ダルが預かりメダルの範囲内である場合には、ゲームコ
ンテンツの提供を継続することができる。従って、移動
体通信端末でゲームを行うときにメダルを際限なく失う
ことはなく、適正な遊戯を行わせることができる。

【００１２】請求項３の発明では、請求項１の発明の効
果に加え、移動体通信端末上でメダルの貸し出しを受け
ることができ、貸し出しメダルに応じた課金は課金サー
バで行うことができる。従って、データベースに預かり
メダルがない状態であっても、移動体通信端末上でメダ
ルの貸し出しを受け、ゲームを楽しむことができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施形態に係る
ブロック図を示している。遊戯場１には、メダル遊戯機
３が設置されている。この図１では、メダル遊戯機３は
１台のみ示しているが、複数台備える構成であってもよ
い。又、遊戯場１は１つのみ示しているが、全国展開に
よって多数箇所に設置されている場合でもよい。

【００１４】遊戯場１には、メダル預かり払出機５が設
置されている。このメダル預かり払出機５は、遊戯者が
一定金額を入れることによって一定量のメダルの貸し出
しを受けることができるものである。又、メダルの貸し
出しを受けてメダル遊戯機３でメダル遊戯をした後、残
るメダルを預け入れることができる。メダル預かり払出
機５から預かりメダルの払い出しを受け、或いは預け入
れるときには、指紋認証や暗証番号などによって本人認
証を行っている。

【００１５】メダル預かり払出機５に預け入れたメダル
は、次回に払い戻しを受けて再度メダル遊戯機３でメダ
ル遊戯を行うことができるものである。

【００１６】前記メダル預かり払出機５は、遊戯場側で
あるメダル管理システム運営者の管理機器７に接続され
ている。管理機器７はＭＰＵ、メモリなどを備えてお
り、インターネット接続可能である。管理機器７は、デ
ータベースとして預りメダルデーターベース９を備えて
いる。この預かりメダルデーターベース９は、前記メダ
ル預かり払出機５から管理機器７が預かりメダルの情報
を取り込んで、該取り込んだ預かりメダルの情報を記憶
し、書き換えるものである。

【００１７】又、ゲームコンテンツをインターネットを
介して提供するゲームコンテンツ提供部として、ゲーム
コンテンツ提供者１１が所定のゲームコンテンツを提供
するようになっている。このゲームコンテンツ提供者１
１は、様々なゲームコンテンツを提供し、その中に預か
りメダルデータベース９に対応したゲームの提供も行う
ようになっている。預かりメダルデータベース９に対応
したゲームとしては、画像上でメダルの得喪を扱うメダ
ル遊戯が考えられるが、その他メダルとは直接関係しな
いゲームであってもゲームの点数によってメダルを得喪
する構成にすることもできる。

【００１８】尚、前記メダル管理システム運営者とゲー
ムコンテンツ提供者１１とは、同一であっても別であっ
てもよいものである。

【００１９】一方、携帯電話などの移動体通信端末１３
は、通信事業者１５を介してインターネット接続が可能
であり、該インターネット接続により前記ゲームコンテ
ンツ提供者１１からゲームコンテンツを受け取り、所定
のゲームが可能となっている。この移動体通信端末１３
でゲームコンテンツを受け取るに際しては、ゲームコン
テンツ提供者１１と予め契約を行うものである。この契
約は、書面によるもの、移動体通信端末１３上において
行うものなどがある。前記通信事業者１５は、課金サー
バ１７を備えている。

【００２０】次に、作用を説明する。まず、遊戯場１に
おいては、メダル預かり払出機５に所定金額を投入する
ことによってメダルの貸し出しを受けることができる。
該貸し出しを受けたメダルによって、メダル遊戯機３で
メダル遊戯を行う。このメダル遊戯機３では、メダル遊
戯が成功すると投入したメダル以上のメダルの払い戻し
を受けることができる。従って、メダル遊戯をした後、
大量のメダルが残ることもある。

【００２１】このようにして残ったメダルは、遊戯場１
外に持ち出しが禁止されているため、メダル預かり払出
機５に預け入れることになる。このようにして預け入れ
たメダルは次回に預け入れた全てのメダルあるいはその
一部の払い出しを受けることによって、再度メダル遊戯
機３でメダル遊戯を楽しむことができる。前記メダル預
かり払出機５に預け入れられた預かりメダルの情報は、
管理機器７を介して預かりメダルデータベース９に入力
され、該情報が預かりメダルデータベース９に記憶さ
れ、或いは直前の情報が最新の情報に書き換えられるこ
とになる。

【００２２】一方、遊戯者は、遊戯場１とは離れた場所
において移動体通信端末１３によりメダル遊戯を楽しむ
こともできる。この場合、預かりメダルの払い出しを受
けることと同じ状態となる。前記遊戯場１においては、
メダル預かり払出機５において本人認証を受け、預かり
メダルの払い出しを受けることになるが、移動体通信端
末１３においてもパスワード入力あるいは近年において
指紋認証等により本人確認を行うことができ、確実な払
い出しを行うことができる。

【００２３】そして、移動体通信端末１３をインターネ
ット接続し、ゲームコンテンツ提供者１１から預かりメ
ダルデータベース９に対応したゲームコンテンツの提供
を受ける。このゲームコンテンツの提供によって、移動
体通信端末１３上でゲームを行うことができる。この移
動体通信端末１３上でのゲームにより、得喪するメダル
の得喪情報は管理機器７に送られ、預かりメダルデータ
ベース９に入力される。この入力により、預かりメダル
データベース９の預かりメダルの情報が書き替えられ
る。

【００２４】従って、移動体通信端末１３でゲームを楽
しんだときは、預かりメダルデータベース９の預かりメ
ダルの情報が常に最新のものとなる。このため、遊戯者
が，次回に遊戯場１へ直接出向いてメダル遊戯機３でメ
ダル遊戯を楽しむときは、最新の預かりメダルの情報に
よって、メダル預かり払出機５から預かりメダルの払い
出しを受け、メダル遊戯を行うことができる。

【００２５】こうして、前回の移動体通信端末１３によ
るゲームによって預かりメダルデータベース９の預かり
メダルが零となっていれば、遊戯場１へ出向いてメダル
預かり払出機５から預かりメダルの払い出しを受けよう
としてもその払い出しは拒否されることになる。逆に、
前回遊戯場１において預け入れたメダルが僅かであって
も、移動体通信端末１３によってゲームを行ったときに
多くのメダルを得たときには、預かりメダルデータベー
ス９に、前回得た多くの預かりメダルの情報が書き込ま
れており、次回に遊戯場１へ出向いて預かりメダルを払
い戻すときには多くの預かりメダルの払い出しを受ける
ことが可能になる。

【００２６】上記のようにして、遊戯者が移動体通信端
末１３でゲームを楽しむ際、ゲームコンテンツ提供者１
１は、預かりメダルデータベース９にアクセスして預か
りメダルの情報を取り込み、移動体通信端末１３でのゲ
ームにより失うメダルが預かりメダルの範囲である場合
にはゲームコンテンツの提供を継続する。従って、移動
体通信端末１３によるゲームによってメダルを失い、こ
の失ったメダルの数が前記預かりメダルデータベース９
の預かりメダルの情報と一致し、預かりメダルが零とな
ったときは、ゲームコンテンツの提供を終了する。但
し、移動体通信端末１３でのゲームによって失うメダル
の数が預かりメダルデータベース９の預かりメダルの数
を上回る場合でも、ゲームコンテンツの提供を継続し、
預かりメダルデータベース９には貸し出しメダルの情報
を記憶させるように構成することも可能である。

【００２７】さらに、預かりメダルデータベース９の預
かりメダルが零になったときには、移動体通信端末１３
上でメダルの貸し出しを可能とし、移動体通信端末１３
上でメダルを貸し出したときには課金サーバ１７におい
て貸し出しメダルに応じた課金を行う。従って、遊戯場
１に出向いてメダル預かり払出機５を操作しなくてもメ
ダルの貸し出しを受けることができ、移動体通信端末１
３でのゲームをより容易に楽しむことができる。この場
合、遊戯場１へ１度も出向いてない者がメダルの貸し出
しを受けることができることは勿論、１度遊戯場１へ出
向いてメダルを預けている者が移動体通信端末１３での
ゲームでメダルを失った結果、預かりメダルデータベー
ス９の預かりメダルが零になった場合にも貸し出しを受
けることができる。

【００２８】さらに、預かりメダルデータベース９の預
かりメダルが零になったときには、ゲームコンテンツ提
供者１１からのゲームコンテンツの提供が終了すること
になるが、これを終了させずに移動体通信端末１３でゲ
ームコンテンツの提供を受けゲームを行っている限りは
メダルの貸し出しを要求しているものとして自動的にメ
ダルの貸し出しを行い、課金サーバ１７で課金すること
もできる。

【００２９】前記メダルの貸し出しによって行われた課
金に対しては、通信事業者１５が代行徴収し、通話料、
代行料を差し引いた額が、メダル管理システム運営者に
支払われることになる。

【００３０】前記ゲームコンテンツ提供者１１が、ゲー
ムコンテンツを提供したときにも、前記課金サーバ１７
によって着信に応じた課金を行うことになる。この料金
は、通信事業者１５が代行徴収し、通話料、代行料を差
し引いた額がゲームコンテンツ提供者１１に支払われる
ことになる。

【００３１】従って、本システムを利用することで、遠
隔地においても移動体通信端末１３を利用して手軽にギ
ャンブル性のあるゲームを楽しむことができる。

【００３２】上記実施形態では、メダルを用いたメダル
遊戯機を対象としているが、パチンコ玉その他、メダル
と等価のものを適用した遊戯機についても均等であるこ
とは勿論である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係るブロック図である。

【符号の説明】

１ 遊戯場 ３ メダル遊戯機 ５ メダル預かり払出機 ７ 管理機器 ９ 預かりメダルデータベース（データベース） １１ ゲームコンテンツ提供者（ゲームコンテンツ提供
部） １３ 移動体通信端末 １７ 課金サーバ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ Ｇ０６Ｆ 17/60 ４１０ Ｇ０６Ｆ 17/60 ４１０Ａ (56)参考文献 特開2001−246146（ＪＰ，Ａ) 特開2001−276403（ＪＰ，Ａ) 特開2002−35415（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A63F 9/00 - 13/12 A63F 7/02 G06F 17/60

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊戯場でメダルの貸し出しを受け、該遊
   戯場のメダル遊戯機でメダル遊戯をした後に残るメダル
   を遊戯場側に預け入れ、次回に、預け入れたメダルの払
   い戻しを受けて再度メダル遊戯機でメダル遊戯が可能な
   メダル貸し出しゲームシステムにおいて、 前記預かりメダルの情報の記憶、書き換え及び貸し出し
   メダルの情報の記憶が可能なデータベースを備えてイン
   ターネット接続可能な前記遊戯場側の管理機器と、 インターネット接続によりゲームコンテンツを受け取り
   ゲームが可能な移動体通信端末と、 前記ゲームコンテンツをインターネットを介して提供す
   るゲームコンテンツ提供部と、 前記移動体通信端末上でメダルを貸し出したときに貸し
   出しメダルに応じた課金を行う課金サーバとを備え、 前記移動体通信端末での前記ゲームにより得喪するメダ
   ルの得喪情報を前記管理機器に送り前記データベースの
   預かりメダルの情報を書き換え、 前記管理機器は、 前記移動体通信端末によりゲームを続
   けているときに前記データベースの預かりメダルが零に
   なったときゲームを行っている限りはメダルの貸し出し
   を要求しているものとして自動的にメダルの貸し出しを
   行い、 前記課金サーバは、前記貸し出しメダルに応じた課金を
   行うことを特徴とするメダル貸し出しゲームシステム。
2. 【請求項２】 請求項１記載のメダル貸し出しゲームシ
   ステムであって、 前記ゲームコンテンツ提供部は、前記データベースから
   前記預かりメダルの情報を取り込み、前記ゲームにより
   失うメダルが前記預かりメダルの範囲である場合にはゲ
   ームコンテンツの提供を継続することを特徴とするメダ
   ル貸し出しゲームシステム。
3. 【請求項３】 請求項１記載のメダル貸し出しゲームシ
   ステムであって、 前記移動体通信端末上で前記メダルの貸し出しを可能と
   し、該貸し出しメダルに応じた課金を行う課金サーバを
   備えたことを特徴とするメダル貸し出しゲームシステ
   ム。