JP3434776B2 - フレーム変換方法及び装置 - Google Patents

フレーム変換方法及び装置

Info

Publication number
JP3434776B2
JP3434776B2 JP2000114290A JP2000114290A JP3434776B2 JP 3434776 B2 JP3434776 B2 JP 3434776B2 JP 2000114290 A JP2000114290 A JP 2000114290A JP 2000114290 A JP2000114290 A JP 2000114290A JP 3434776 B2 JP3434776 B2 JP 3434776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
buffer
transmission
reception
queue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000114290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001298500A (ja
Inventor
秀孝 南
健司 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000114290A priority Critical patent/JP3434776B2/ja
Publication of JP2001298500A publication Critical patent/JP2001298500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3434776B2 publication Critical patent/JP3434776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム変換方法
及び装置に関し、特に、送受共用のデータバッファの使
用により、充分なデータバッファ領域の確保を可能と
し、且つ高速処理が可能なフレーム変換方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフレーム変換及びキュー制御にお
いては、受信と送信で別々にデータバッファを用意して
フレーム変換、キュー制御を行っている。
【0003】図6は、従来のフレーム変換装置の構成を
示す図である。フレーム変換装置は、データ受信部20
1と、メモリ空間部202と、データ送信部203と、
メモリ制御部204から構成され、データ受信部201
でデータを受信し、メモリ空間部202でフレーム変換
後、データ送信部203からデータを送信するように構
成されている。
【0004】従来のキュー制御における受信処理キュー
と送信処理キューとが独自で動いているハードウェアに
ついて、図面を参照して説明する。
【0005】図7は、従来のフレーム変換におけるキュ
ー制御のためのメモリ空間部202のより詳細な構成を
示す図である。
【0006】メモリ空間部202には、受信データを格
納する受信データバッファ71と、送信データを格納す
る送信データバッファ72とを有する。
【0007】また、受信データバッファの先頭アドレス
やサイズなどを示す受信側バッファ情報1、2…nと、
送信データバッファの先頭アドレスやサイズなどを示す
送信側バッファ情報1、2…nとをそれぞれ格納するテ
ーブルであって、各受信側バッファ情報を格納する番号
付けされた受信側バッファ情報テーブル61と、各送信
側バッファ情報を格納する番号付けされた送信側バッフ
ァ情報テーブル62とを有する。
【0008】受信データバッファ71は、受信側バッフ
ァ情報がそれぞれ示す受信データバッファの集まりでな
り、送信データバッファ72は、送信側バッファ情報が
それぞれ示す送信データバッファの集まりからなる。
【0009】更に、受信側の空きのデータバッファの状
態を示すためのテーブル番号が格納される受信側データ
空きキュー52と、受信側の処理待ちのデータバッファ
の状態を示すためのテーブル番号が格納される受信側デ
ータ格納キュー51と、送信側の空きのデータバッファ
の状態を示すためのテーブル番号が格納される送信側デ
ータ空きキュー54と、送信側の処理待ちのデータバッ
ファの状態を示すためのテーブル番号が格納される送信
側データ格納キュー53とを有する。
【0010】図8は、主にメモリ制御部204の制御に
より、主にメモリ空間部202で行われる処理の概要を
示す図である。受信データ81は受信データバッファ7
1に記憶された後、送信データバッファ72にコピーさ
れ送信データバッファ72から送信データとして読み出
されて送信される。このための受送信間の制御情報とし
て受信側バッファ情報テーブルの当該テーブル番号の受
信側バッファ情報93と送信側バッファ情報テーブルの
当該テーブル番号の送信側バッファ情報が使用されるよ
うに、受信側と送信側での独立したキュー制御が行われ
る。
【0011】図9は、このようなキュー制御によりデー
タを受信してから送信するまでの一連の動作のシーケン
スを示す図である。以下、図7、図8をも参照してその
処理動作を詳細に説明する。
【0012】[1]データ受信時(81)、[2]受信側デ
ータ空きキュー52の先頭より受信側バッファ情報テー
ブル番号xを取得し、[3]それに対応する受信側バッフ
ァ情報より空きの受信データバッファ内に受信データを
格納する。[4]そのテーブル番号xは受信側データ空き
キューから受信側データ格納キューへと移される(3
1)。
【0013】受信側データ格納キュー51に書かれたテ
ーブル番号xが存在する場合は、[5]送信側データ空き
キュー54の先頭より送信側バッファ情報のテーブル番
号yを取得し、[6]それに対応する送信側バッファ情報
を元に空きの送信データバッファ内に送信データとして
ヘッダーの付加・削除を行い、受信データバッファのデ
ータコピーを行う(82)。[7]受信側バッファ情報を
元に、送信側の先頭アドレスやバッファサイズの変更等
を行うため送信側バッファ情報の編集を行う(91)。
[8]受信側データ格納キュー51に書かれたテーブル番
号xは受信処理完了として受信側データ空きキュー52
の末尾に戻し(32)、受信側の動作は完了する。[9]
送信データとして格納された送信側データ空きキュー5
4の送信側バッファ情報のテーブル番号yは送信側デー
タ格納キュー53に移す(33)。
【0014】送信側データ格納キューに書かれた送信側
バッファ情報のテーブル番号yが存在する場合は、[1
0]そのテーブル番号yを取得し、それに対応する送信
側バッファ情報を元に送信データバッファ内のデータを
送信し(83)、[11]そのテーブル番号yは、送信側
データ格納キュー53から送信側データ空きキュー54
の末尾へと戻され(34)、送信側の動作は完了する。
【0015】以上のように、従来のフレーム変換方法で
は送信データを受信してから送信するまでの一連の動作
は、受信と送信とで別々にデータバッファを用意してデ
ータのコピーとキュー制御を行うことにより実現してい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のキュー制御システムには、次のような問題点が
あった。
【0017】第1に、複数の回線を収容しており、送受
信の際にデータバッファのコピーを行う処理が必要であ
るため処理時間を要することである。
【0018】第2に、メモリ空間に受信と送信で個々に
空きのデータバッファを用意しなければならなかったた
め、受信したデータを貯めておける容量を十分確保でき
ないことである。
【0019】第3に、受信したデータを貯めておける容
量が少ないため、複数の回線から同時にデータを受信し
た際に受信データバッファが不足する可能性があり、オ
ーバランを起こす可能性があることである。
【0020】(発明の目的)本発明の目的は、フレーム
変換の処理時間を短縮することが可能なフレーム変換方
法及び装置を提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は、データバッファの容
量を十分確保することを可能としたフレーム変換方法及
び装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のフレーム変換方
法は、データバッファを介して受信データにヘッダの付
加乃至削除を行い送信データに変換して送信するフレー
ム変換方法において、データバッファとして受信及び送
信に共用の送受信データバッファ(図2の21、22)
を使用し、空き送受信データバッファの位置情報を含む
受信側バッファ情報を保持する受信側バッファ情報テー
ブル(図2の11)を参照して前記送受信データバッフ
ァに受信データを格納し、格納済み送受信データバッフ
ァの位置情報を含む送信側バッファ情報を保持する送信
側バッファ情報テーブル(図2の12)を参照して前記
送受信データバッファからデータを読み出して送信デー
タとして出力することを特徴とする。
【0023】また、前記フレーム変換方法は、空き送受
信データバッファの受信側バッファ情報のテーブル番号
(図2の1〜2n)及び送信側バッファ情報のテーブル
番号(図2の1〜2n)をそれぞれキューとして記憶す
る受信側データ空きキュー(図2の2)及び送信側デー
タ空きキュー(図2の4)と、格納済み送受信データバ
ッファの受信側バッファ情報のテーブル番号及び送信側
バッファ情報のテーブル番号をそれぞれキューとして記
憶する受信側データ格納キュー(図2の1)及び送信側
データ格納キュー(図2の3)とを使用し、受信データ
の入力時に、受信側データ空きキューの先頭のテーブル
番号の受信側バッファ情報により送受信データバッファ
にデータを格納するとともに当該テーブル番号を受信側
データ格納キューに転送し、送信データの出力時に、送
信側データ格納キューの先頭のテーブル番号の送信側バ
ッファ情報により送受信データバッファ(図2の21、
22)から送信データを読み出すとともに当該テーブル
番号を送信側データ空きキューに転送し、受信側データ
格納キュー(図2の1)のテーブル番号を送信側データ
格納キュー(図2の3)に転送し、送信側データ空きキ
ュー(図2の4)のテーブル番号を受信側データ空きキ
ュー(図2の2)に転送することを特徴とする。
【0024】更に、前記送受信データバッファは受信デ
ータに対するヘッダ付加用領域又は削除用領域(図3の
25)を有し、ヘッダの付加又は削除時に受信側バッフ
ァ情報テーブルの受信側バッファ情報を編集して送信側
バッファ情報テーブルの送信側バッファ情報として転送
することを特徴とする。
【0025】本発明のフレーム変換装置は、データバッ
ファを介して受信データにヘッダの付加乃至削除を行い
送信データに変換して送信するフレーム変換装置におい
て、データバッファとしての受信及び送信に共用の送受
信データバッファと、空き送受信データバッファの位置
情報を含む受信側バッファ情報を保持する受信側バッフ
ァ情報テーブルと、格納済み送受信データバッファの位
置情報を含む送信側バッファ情報を保持する送信側バッ
ファ情報テーブルと、前記受信側バッファ情報テーブル
を参照して空き送受信データバッファに受信データを格
納し、前記送信側バッファ情報テーブルを参照して格納
済み送受信データバッファからデータを読み出して送信
データとして出力する送受信の制御を行う制御部(図1
の104)とを有することを特徴とする。
【0026】また、前記フレーム変換装置は、空き送受
信データバッファの受信側バッファ情報のテーブル番号
(図2の1〜2n)及び送信側バッファ情報のテーブル
番号(図2の1〜2n)をそれぞれキューとして記憶す
る受信側データ空きキュー(図2の2)及び送信側デー
タ空きキュー(図2の4)と、格納済み送受信データバ
ッファの受信側バッファ情報のテーブル番号及び送信側
バッファ情報のテーブル番号をそれぞれキューとして記
憶する受信側データ格納キュー(図2の1)及び送信側
データ格納キュー(図2の3)とを使用し、前記制御部
(図1の104)は、受信データの入力時に、受信側デ
ータ空きキューの先頭のテーブル番号の受信側バッファ
情報により前記受信データを送受信データバッファに格
納するとともに当該テーブル番号を受信側データ格納キ
ューに転送し、送信データの出力時に、送信側データ格
納キューの先頭のテーブル番号の送信側バッファ情報に
より送受信データバッファから送信データを読み出すと
ともに当該テーブル番号を送信側データ空きキューに転
送し、受信側データ格納キューのテーブル番号を送信側
データ格納キューに転送し、送信側データ空きキューの
テーブル番号を受信側データ空きキューに転送すること
を特徴とする。
【0027】更に、前記送受信データバッファは受信デ
ータに対するヘッダ付加用領域又は削除用領域を有し、
前記制御部(図1の104)は、ヘッダの付加又は削除
時に受信側バッファ情報テーブルの受信側バッファ情報
を編集して送信側バッファ情報テーブルの送信側バッフ
ァ情報として転送することを特徴とする。
【0028】(作用)パケット等の受信データをデータ
バッファを介してフレーム変換(ヘッダー情報の削除又
は付加)して送信するシステムにおいて、データの送受
信の際に当該データの所在を示す受信側バッファ情報及
び送信側バッファ情報を記憶した受信側バッファ情報テ
ーブル及び送信側バッファ情報テーブルの各テーブル番
号を1対1に対応させることにより、送受共用のデータ
バッファからなるハードウェアとして、送受別のデータ
バッファを有し、受信処理キューと送信処理キューとが
別々に動作する従来のハードウェアに対し、送信データ
バッファ領域を受信データバッファ領域としても使用す
ることを可能とする。また、送受共用のデータバッファ
によるフレーム変換はデータバッファの先頭アドレス情
報、サイズ情報等の変更のみの編集により受信側バッフ
ァ情報から送信側バッファ情報へ変換することにより実
現する。
【0029】これにより、一連の流れのキュー制御を行
うことを可能とし、データ送信の際に受信したデータを
送信データバッファにコピーするような空きの送信デー
タバッファを取得する処理を不要とし、フレーム変換の
高速処理とデータバッファの充分な確保を可能とする。
【0030】より具体的には、受信データはメモリ空間
部(図1の102)に格納され、メモリ空間部(10
2)内には、従来の受信データを格納する受信データバ
ッファ(図2の21)及び送信データを格納する送信デ
ータバッファ(図2の22)の確保領域を、すべて送受
共用の送受信データバッファとして領域確保することに
より2倍近くの受信データバッファを確保する。受信す
るデータバッファの先頭アドレスやサイズなどを示す受
信側バッファ情報(図2の11)により、受信側データ
格納キューに詰められたテーブル番号に対応する受信デ
ータバッファがある時、そのまま受信側データ格納キュ
ーに詰まれたものを送信側データ格納キューへ遷移さ
せ、従来のように送信側データ空きキューを取得し送信
データバッファへのコピーを行う必要をなくする。ま
た、その時、受信側バッファ情報から送信側バッファ情
報へ先頭アドレス情報の変更、サイズ情報の変更を行う
ことにより、フレーム変換を可能とし、送信データは前
記送信側バッファ情報により前記送受信データバッファ
からデータを読み出すことにより出力する。
【0031】
【発明の実施の形態】(構成の説明)本発明のフレーム
変換方法及び装置並びにキュー制御の一実施の形態につ
いて詳細に説明する。
【0032】本実施の形態では、フレームリレー網と回
線交換網とを結ぶ役割を有し、回線交換網側から受信す
るフレームのヘッダー部分(DLCI−F値を含む)に
より、フレームリレー網側のどこの回線のどこのタイム
スロットに振り分けるべきかを識別した後、ヘッダー部
分を削除しフレームを送信する機能と、フレームリレー
網側から受信する回線番号やタイムスロットにより、D
LCI−F値を割り付け、新たにヘッダー部分(DLC
I−F値を含む)を付加して、フレームを回線交換網側
へ送信する機能の両方を行うフレーム変換機能を有す
る。
【0033】図1は、本実施の形態のフレーム変換部の
構成を示す図である。フレーム変換部100は、データ
受信部101と、メモリ空間部102と、データ送信部
103と、メモリ制御部104とを含み、データを受信
し、フレーム変換後、データを送信するように構成され
ている。各部の機能内容は以下のとおりである。
【0034】データ受信部101は、フレームリレー網
又は回線交換網よりデータを受信する機能を有する。メ
モリ空間部102は、従来の受信データバッファと送信
データバッファに相当する領域にデータを格納するため
の送受信データバッファと、格納されたバッファの情報
であるバッファ情報と、そのバッファ情報を格納するテ
ーブルであって、受信側バッファ情報テーブル11と送
信側バッファ情報テーブル12と、そのテーブルに割り
付けられた番号を持つ受信側データ格納キュー1及び送
信側格納キュー3と、受信側データ空きキュー2及び送
信側データ空きキュー4とを記憶する機能を有する。デ
ータ送信部103は、フレームリレー網又は回線交換網
へデータを送信する機能を有する。
【0035】メモリ制御部104は、メモリ空間部10
2に存在するキューの制御と、受信側バッファ情報から
送信側バッファ情報への編集と、送受信データバッファ
でのヘッダーの付加又はヘッダーの削除を制御する機能
を有する。特に、受信データの入力時に、受信側データ
空きキューの先頭のテーブル番号の受信側バッファ情報
により前記受信データを送受信データバッファに格納す
るとともに当該テーブル番号を受信側データ格納キュー
に転送し、受信側データ格納キューのテーブル番号を送
信側データ格納キューに転送し、送信データの出力時
に、送信側データ格納キューの先頭のテーブル番号の送
信側バッファ情報により送受信データバッファから送信
データを読み出すとともに当該テーブル番号を送信側デ
ータ空きキューに転送し、送信側データ空きキューのテ
ーブル番号を受信側データ空きキューに転送する機能を
有する。
【0036】図2は、本実施の形態のフレーム変換及び
キュー制御を行うメモリ空間部のより詳細な構成を示す
図である。
【0037】メモリ空間部102には、受信するデータ
バッファの先頭アドレスやサイズなどを示す受信側バッ
ファ情報と、送信するデータバッファの先頭アドレスや
サイズなどを示す送信側バッファ情報を格納するバッフ
ァであって、各受信側バッファ情報を格納する番号付け
(1〜2n)された受信側バッファ情報テーブル11
と、各送信側バッファ情報を格納する番号付け(1〜2
n)された送信側バッファ情報テーブル12とが存在す
る。
【0038】また、受信側バッファ情報がそれぞれ示す
受信データバッファの集まりと、送信側バッファ情報が
それぞれ示す送信データバッファの集まりが従来の受信
データバッファ21及び送信データバッファ22に対応
して送受信データバッファとして設け、更に送受信デー
タバッファにヘッダー付加用領域を設ける。
【0039】更に、受信側の空きのデータバッファ状態
を示すためテーブル番号が格納される受信側データ空き
キュー2と、受信側の処理待ちのデータバッファ状態を
示すためテーブル番号が格納される受信側データ格納キ
ュー1と、送信側の空きのデータバッファ状態を示すた
めテーブル番号が格納される送信側データ空きキュー4
と、送信側の処理待ちのデータバッファ状態を示すため
テーブル番号が格納される送信側データ格納キュー3が
存在する。
【0040】つまり、本発明では図2に示す実施の形態
のように、受信データバッファと送信データバッファを
送受信共通の送受信データバッファとして用いて受信で
きるデータバッファ数を倍に増やし、各送受信データバ
ッファには、1つ1つのデータバッファにヘッダー付加
用領域を設けるため、受信側バッファ情報の先頭アドレ
スとバッファのサイズの割り振りを行う際に、間を空け
て割り振りを行い、データの流れがない時点では、送信
側データ空きキューに空きのデータバッファ情報のテー
ブル番号を用意しないようにして、データバッファを送
受信で共有するため、送信側バッファ情報には先頭アド
レスやバッファのサイズなどは初期に設定せず、データ
受信時のみ、受信側データバッファ情報番号に1対1に
対応する送信側データバッファ情報に編集した値を送信
する際に設定するように構成している。
【0041】(動作の説明)次に、本実施の形態の動作
を以下詳細に説明する。
【0042】図3、図4は、メモリ制御部の制御によ
り、主にメモリ空間部で行われる処理の概要を示す図で
ある。受信データ41はヘッダー付加用領域を有する送
受信データバッファ25に記憶された後、送信データ4
2として読み出されて送信される。このとき受送信間の
制御情報には受信側バッファ情報13と送信側バッファ
情報14が利用され、また、受信側と送信側での連携し
たキュー制御が行われる。
【0043】図3は、ヘッダを有しない受信データ41
を入力し、ヘッダを付加した送信データ42を出力する
例を示している。テーブル番号xの受信側バッファ情報
13により送受信データバッファのアドレスを指定して
受信データを入力する。ヘッダ付加領域25にヘッダ情
報を付加するとともに、前記受信側バッファ情報13を
編集してテーブル番号xの送信側バッファ情報14と
し、送信時に前記送信側バッファ情報14によりヘッダ
付加用領域を含むアドレスを指定してヘッダを付加した
送信データ42を出力する。
【0044】図4は、ヘッダを有する受信データ41を
入力し、ヘッダを削除した送信データ42を出力する例
を示している。テーブル番号xの受信側バッファ情報1
3により送受信データバッファのアドレスを指定して受
信データを入力する。ヘッダ情報が格納されているヘッ
ダ削除領域のヘッダ情報を削除するとともに、前記受信
側バッファ情報13を編集してテーブル番号xの送信側
バッファ情報14とし、送信時に前記送信側バッファ情
報14によりヘッダ削除領域を除くアドレスを指定して
ヘッダを削除した送信データ42を出力する。
【0045】図5は、データを受信してから送信するま
での一連の動作のシーケンスを示す図である。図3、図
4をも参照してより詳細に説明する。
【0046】[1]データ受信時(41)、[2]受信側デ
ータ空きキューの先頭に書かれた受信側バッファ情報の
テーブル番号xを取得し、[3]それに対応する受信側バ
ッファ情報を元に送受信データバッファ内に受信データ
を格納する。[4]そのテーブル番号xは受信側データ空
きキューから受信側データ格納キューへと移される(3
5)。
【0047】受信側データ格納キューに書かれたテーブ
ル番号xが存在する場合、従来と異なりデータバッファ
のコピー処理を行うのではなく、[5]送受信データバッ
ファの上に用意された空きの領域を用いてヘッダーの付
加あるいは削除を行い、受信側バッファ情報のテーブル
番号と送信側バッファ情報のテーブル番号を1対1に対
応させて、送信側データ空きキューから先頭の番号を取
得する必要をなくし、[6]テーブル番号xの受信バッフ
ァ情報を元に、先頭アドレスの変更やバッファサイズの
変更等を行うためテーブル番号xの送信側バッファ情報
の編集を行い(50)、[7]受信側データ格納キューに
書かれた受信側バッファ情報のテーブル番号xをそのま
ま送信側データ格納キューへと移す(36)。
【0048】受信側データ空きキュー2へは、データバ
ッファ情報を持つ受信側バッファ情報のテーブル番号x
をまだ戻さないことにより、受信側の処理が完了してい
ないため、データバッファは空きと認識されず、そのま
ま送信データバッファとして使用することができる。
【0049】送信側データ格納キュー3に書かれたテー
ブル番号xが存在する場合、[8]そのテーブル番号xを
取得し、それに対応する送信側バッファ情報を元にデー
タバッファ内のデータを送信し(42)、[9]そのテー
ブル番号xは、送信側データ格納キュー3から送信側デ
ータ空きキュー4へと戻され(37)、[10]その際に
送信側データ空きキュー4に戻ってきたテーブル番号x
はさらに、受信側データ空きキュー2の末尾へと戻す
(38)。
【0050】以上の一連の動作により送受信の処理は完
了する。
【0051】(他の実施の形態)前記実施の形態ではフ
レームリレー網と回線交換網を結ぶ機能について説明し
たが、これはあくまで一例であり受信したデータを送信
する際にどこかに割り振りを行ったり、受信したデータ
の中身を変更して送信したい場合であれば使用すること
は可能であり、本発明は他のフレーム変換に適用可能で
ある。
【0052】また、受信したデータにより破棄したいデ
ータがある場合、図4の[4]までは同じ動作をさせ、受
信側バッファ情報に破棄情報を持たせることで、受信側
データ格納キューに移された破棄情報を持つ受信側バッ
ファ情報のテーブル番号xは、データバッファの編集
や、送信側バッファ情報への編集を行う前に、受信側デ
ータ空きキューの方へ戻すことにより破棄することがで
きる。
【0053】また、受信したデータ以外のものを送りた
い場合、送りたいデータをデータバッファへ格納するた
め、疑似的にデータを受信したことにして受信データ空
きキューから空いているデータバッファの情報を取得す
ることによりデータバッファへデータを格納し、その後
の処理は同じようにすれば送信することも可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、受信処理から送信処理
に遷移する際の送受信でバッファを共有し、データバッ
ファのコピーを行わないから、大幅に処理時間を短縮す
ることが可能である。
【0055】また、従来は送信側のデータバッファエリ
アも設けていたが、これを受信側データバッファエリア
と共有することにより送信データバッファは確保する必
要がなくなり、受信データバッファが2倍程度に増え、
受信したデータを貯めておく記憶容量を増やすことが可
能である。
【0056】本発明によれば、受信したデータを貯めて
おく記憶容量が増えたため、受信データバッファが不足
することが少なくなり、オーバランが起こる可能性を少
なくするこが可能である。
【0057】更に、バッファ情報番号が受信と送信で1
対1対応しているため送受信の処理を一連の流れとする
ことが可能となり、キュー制御が簡略化され容易に行う
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフレーム変換方法及び装置の一実施
の形態のフレーム変換部を示す図である。
【図2】 本実施の形態におけるメモリ空間部の構成を
示す図である。
【図3】 メモリ空間部で行われる処理の概要を示す図
である。
【図4】 メモリ空間部で行われる処理の概要を示す図
である。
【図5】 データを受信してから送信するまでの一連の
動作のシーケンスを示す図である。
【図6】 従来のフレーム変換方法及び装置の一実施の
形態のフレーム変換部を示す図である。
【図7】 従来例のメモリ空間部の構成を示す図であ
る。
【図8】 従来例のメモリ空間部で行われる処理の概要
を示す図である。
【図9】 従来例におけるデータを受信してから送信す
るまでの一連の動作のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 受信側データ格納キュー 2 受信側データ空きキュー 3 送信側データ格納キュー 4 送信側データ空きキュー 11 受信側バッファ情報テーブル 12 送信側バッファ情報テーブル 13 受信側バッファ情報 14 送信側バッファ情報 21、22 送受信データバッファの集まり 25 ヘッダー付加用領域付き送受信データバッファ 31 受信処理待ち遷移 32 受信処理完了遷移 33 送信処理待ち遷移 34 送信処理完了遷移 35 受信処理待ち遷移 36 送信処理待ち遷移 37 送信処理完了遷移 38 受信処理完了遷移 50 受信側バッファ情報を送信側バッファ情報への編
集 71 受信データバッファ 72 送信データバッファ 100 フレーム変換装置 101、201 データ受信部 102、202 メモリ空間部 103、203 データ送信部 104、204 メモリ制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−326832(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/06 H04L 12/56 H04L 13/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データバッファを介して受信データにヘ
    ッダの付加乃至削除を行い送信データに変換して送信す
    るフレーム変換方法において、 データバッファとして受信及び送信に共用の送受信デー
    タバッファと、前記送受信データバッファに対する受信
    データに対するヘッダ付加用領域又は削除用領域とを使
    用し、空き送受信データバッファの位置情報を含む受信
    側バッファ情報を保持する受信側バッファ情報テーブル
    を参照して前記送受信データバッファに受信データを格
    納し、格納済み送受信データバッファの位置情報を含む
    送信側バッファ情報を保持する送信側バッファ情報テー
    ブルを参照して前記送受信データバッファからデータを
    読み出して送信データとして出力するとともに、ヘッダ
    の付加又は削除時に受信側バッファ情報テーブルの受信
    側バッファ情報を編集して送信側バッファ情報テーブル
    の送信側バッファ情報として転送することを特徴とする
    フレーム変換方法。
  2. 【請求項2】空き送受信データバッファの受信側バッフ
    ァ情報のテーブル番号及び送信側バッファ情報のテーブ
    ル番号をそれぞれキューとして記憶する受信側データ空
    きキュー及び送信側データ空きキューと、格納済み送受
    信データバッファの受信側バッファ情報のテーブル番号
    及び送信側バッファ情報のテーブル番号をそれぞれキュ
    ーとして記憶する受信側データ格納キュー及び送信側デ
    ータ格納キューとを使用し、受信データの入力時に、受
    信側データ空きキューの先頭のテーブル番号の受信側バ
    ッファ情報により送受信データバッファにデータを格納
    するとともに当該テーブル番号を受信側データ格納キュ
    ーに転送し、送信データの出力時に、送信側データ格納
    キューの先頭のテーブル番号の送信側バッファ情報によ
    り送受信データバッファから送信データを読み出すとと
    もに当該テーブル番号を送信側データ空きキューに転送
    し、受信側データ格納キューのテーブル番号を送信側デ
    ータ格納キューに転送し、送信側データ空きキューのテ
    ーブル番号を受信側データ空きキューに転送することを
    特徴とする請求項1記載のフレーム変換方法。
  3. 【請求項3】 データバッファを介して受信データにヘ
    ッダの付加乃至削除を行い送信データに変換して送信す
    るフレーム変換装置において、 データバッファとしての受信及び送信に共用の送受信デ
    ータバッファと、前記送受信データバッファに対する受
    信データに対するヘッダ付加用領域又は削除用領域と、
    空き送受信データバッファの位置情報を含む受信側バッ
    ファ情報を保持する受信側バッファ情報テーブルと、格
    納済み送受信データバッファの位置情報を含む送信側バ
    ッファ情報を保持する送信側バッファ情報テーブルと、
    前記受信側バッファ情報テーブルを参照して空き送受信
    データバッファに受信データを格納し、前記送信側バッ
    ファ情報テーブルを参照して格納済み送受信データバッ
    ファからデータを読み出して送信データとして出力する
    送受信の制御と、ヘッダの付加又は削除時に受信側バッ
    ファ情報テーブルの受信側バッファ情報を編集して送信
    側バッファ情報テーブルの送信側バッファ情報として転
    送する制御とを行う制御部とを有することを特徴とする
    フレーム変換装置。
  4. 【請求項4】 空き送受信データバッファの受信側バッ
    ファ情報のテーブル番号及び送信側バッファ情報のテー
    ブル番号をそれぞれキューとして記憶する受信側データ
    空きキュー及び送信側データ空きキューと、格納済み送
    受信データバッファの受信側バッファ情報のテーブル番
    号及び送信側バッファ情報のテーブル番号をそれぞれキ
    ューとして記憶する受信側データ格納キュー及び送信側
    データ格納キューとを使用し、 前記 制御部は、受信データの入力時に、受信側データ空
    きキューの先頭のテーブル番号の受信側バッファ情報に
    より前記受信データを送受信データバッファに格納する
    とともに当該テーブル番号を受信側データ格納キューに
    転送し、送信データの出力時に、送信側データ格納キュ
    ーの先頭のテーブル番号の送信側バッファ情報により送
    受信データバッファから送信データを読み出すとともに
    当該テーブル番号を送信側データ空きキューに転送し、
    受信側データ格納キューのテーブル番号を送信側データ
    格納キューに転送し、送信側データ空きキューのテーブ
    ル番号を受信側データ空きキューに転送する制御を行う
    こと を特徴とする請求項3記載のフレーム変換装置
JP2000114290A 2000-04-14 2000-04-14 フレーム変換方法及び装置 Expired - Fee Related JP3434776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000114290A JP3434776B2 (ja) 2000-04-14 2000-04-14 フレーム変換方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000114290A JP3434776B2 (ja) 2000-04-14 2000-04-14 フレーム変換方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001298500A JP2001298500A (ja) 2001-10-26
JP3434776B2 true JP3434776B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=18626117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000114290A Expired - Fee Related JP3434776B2 (ja) 2000-04-14 2000-04-14 フレーム変換方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3434776B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3801088B2 (ja) 2002-04-19 2006-07-26 株式会社デンソー 車両用通信装置
JP5051657B2 (ja) * 2008-09-05 2012-10-17 日本電気通信システム株式会社 通信制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001298500A (ja) 2001-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5008926A (en) Message management system
JPH0821013B2 (ja) ダイレクトメモリアクセスオ−ダ競合制御方式
JPH0132698B2 (ja)
JP2778373B2 (ja) 再送機能付きバッファ装置
JP3434776B2 (ja) フレーム変換方法及び装置
JPS62500555A (ja) デジタル装置を時間多重リンクに接続するためのインタフエ−ス回路
JPH0657043B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH06216963A (ja) 固定長フレームによるデータ伝送、再構成方法
JP3027067B2 (ja) ファクシミリ装置
JPS6340069B2 (ja)
JPS5824253A (ja) パケツト合成方式
JPS6180943A (ja) フアクシミリの送達確認方式
JPH03270438A (ja) ファクシミリメール管理方式
JPS60141A (ja) 中継時管理記録自動返送方式
JPH0974410A (ja) 通信中継装置
JPH05176000A (ja) データ中継装置
JPS6327163A (ja) フアクシミリ装置
JP3523443B2 (ja) ファクシミリ蓄積交換装置
JPS63211859A (ja) ファクシミリ装置
JPH05176139A (ja) 画像メモリ付きファクシミリ装置
JPS63107270A (ja) フアクシミリ装置
JPS5961337A (ja) 電子メ−ル方式
JPS5844855A (ja) フアクシミリ画情報表示・選択出力装置
JPH03179865A (ja) ファクシミリ装置
JPH05110597A (ja) Faxメール装置における音声ガイダンスメモリ管理方式

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees