JP3434467B2 - パイロット信号検出装置及び磁気記録再生装置 - Google Patents

パイロット信号検出装置及び磁気記録再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープのトラ
ックにトラッキング制御を行うためのパイロット信号検
出装置と、パイロット信号検出装置を用いて画像及び音
声並びにデータ等を磁気テープに記録する磁気記録再生
装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(以下、VTRと
いう)など、磁気テープを記録媒体とした磁気記録再生
装置が実用化され、普及している。また、より一層の高
密度記録による装置の小型化やディジタル化等が各社で
なされている。このように記録密度を上げ、しかも磁気
テープの互換性を確保するためには、磁気テープのトラ
ックに対してヘッドを正確にトラッキングすることが重
要である。正確なトラッキングを実現するために、従来
のように固定ヘッドを用いてコントロール信号によるト
ラッキングする制御方式(CTL制御方式)に替わる方
式として、ATF制御方式が用いられている。このAT
F制御方式とは、情報信号とは別領域にパイロット信号
をバースト的に記録するか、或いは情報信号にパイロッ
ト信号を周波数多重又は変調記録する。そして再生時に
パイロット信号を検出し、このパイロット信号を用いて
トラッキング制御を行うものである。
【0003】図18及び図19は従来のATF制御方式
を用いた磁気記録再生装置の構成図である。図18にお
いて、磁気テープ102は画像及び音声並びにデータ等
の情報を記録するテープ状の記録媒体である。リール1
33は磁気テープ102を巻き取り、又は供給するもの
である。キャプスタンモータ134は磁気テープ102
を精度良く移送するモータである。ピンチローラ135
は磁気テープ102をキャプスタンモータ134の回転
軸に圧着するローラである。キャプスタンモータ134
及びピンチローラ135はテープ走行手段を構成してい
る。回転シリンダ136に再生ヘッド101a,101
bが180°対称な位置に取り付けられている。再生ヘ
ッド101a,101bは磁気テープ102に記録され
ている情報信号を再生するヘッドであり、再生時に磁気
テープ102の記録面に接触するように配置されてい
る。回転シリンダ136はシリンダモータ137により
駆動されて回転し、各再生ヘッド101a,101bは
1回転ごとに磁気テープ102の記録面に接触する。
【0004】図19のヘッドアンプ104はATF制御
対象ヘッドである再生ヘッド101aの再生信号を増幅
するアンプである。パイロット信号検出部111は磁気
テープ102の各トラックに記録されたパイロット信号
を検出する検出部である。トラッキング誤差信号検出部
138はパイロット信号検出部111で検出されたパイ
ロット信号を基づいて、トラッキング誤差信号(以下、
TE信号という)を生成する検出部である。トラッキン
グ制御部139はTE信号に基づいてキャプスタンモー
タ134の回転位相を制御する制御部である。
【0005】キャプスタンモータ速度制御回路140
は、コントローラ141からの再生速度指令に基づき、
キャプスタンモータ134の回転速度の制御を行う制御
回路である。トラッキング制御部139の位相制御信号
とキャプスタンモータ134の回転制御信号とは加算器
で加算され、加算出力がキャプスタンモータ134の駆
動回路(図示せず)に与えられる。シリンダモータ回転
制御回路142はコントローラ141の再生速度指令に
基づき、シリンダモータ137を所定の回転数に制御す
る制御回路である。
【0006】ヘッドアンプ150a,150bは再生ヘ
ッド101a,101bの情報信号を夫々増幅するアン
プである。ヘッド切替回路151は、ヘッドアンプ15
0a、150bで増幅された再生ヘッド101a,10
1bの再生信号を切り替え、連続した再生信号にする回
路である。波形等化回路152はヘッド切替回路151
から出力される再生信号を波形等化する回路である。再
生信号処理回路153は、波形等化回路152の出力信
号から、記録された情報ビットに変換する回路である。
【0007】図20及び図21は従来のATF制御方式
の動作原理を説明するためのブロック図であり、パイロ
ット信号検出部111と、トラッキング誤差信号検出部
138の内部構成が図示されている。図20に示す磁気
テープ102において、互いに隣接するように、又は一
部が重なるように、複数のトラック103a〜103h
が形成される。これらのトラックは標準速度で記録され
た記録トラックのトレース図である。一般にガードバン
ドレス記録の場合、アジマス記録方式が採用されるた
め、異なるアジマス角L、Rのトラックが交互に記録さ
れている。トラック103a,103c,103e,1
03gがアジマス角Rで記録再生される。またトラック
103b,103d,103f,103hがアジマス角
Lで記録再生される。また図示していないが、磁気テー
プ102には以後同様のトラックが記録されているもの
とする。
【0008】再生ヘッド101aはアジマス角Lを有
し、再生ヘッド101bはアジマス角Rを有し、基本的
には夫々同じアジマス角のトラックを再生する。Rアジ
マスのトラックには、ATF制御用として周波数f1の
パイロット信号P1が多重されたf1トラック(トラッ
ク103c,103g)と、周波数f2のパイロット信
号P2が多重されたf2トラック(トラック103a,
103e)とがある。ATF制御対象再生ヘッドである
再生ヘッド101aは、パイロット信号の記録されてい
ないf0トラック(トラック103b,103d,10
3f,103h)を走査する。
【0009】パイロット信号検出部111は、図21の
左側の点線部で示すように、フィルタ105、A/D変
換器1、f1パイロット信号検出回路4a、f2パイロ
ット信号検出回路4bから成る。フィルタ105はヘッ
ドアンプ104の出力信号から周波数f1及びf2のパ
イロット信号を通過させ、他の周波数成分の信号を遮断
するフィルタである。A/D変換器1は、フィルタ10
5から出力されたATF制御対象の再生信号をディジタ
ル信号に変換する変換器である。f1パイロット信号検
出回路4aはA/D変換器1の出力信号から周波数f1
のパイロット信号P1のレベルを検出する回路である。
f2パイロット信号検出回路4bはA/D変換器1の出
力信号から周波数f2のパイロット信号P2のレベルを
検出する回路である。
【0010】トラッキング誤差信号検出部138は、図
21の右側の点線部で示すように、パイロット信号誤差
検出回路121、D/A変換器122、極性切替回路1
23から構成される。パイロット信号誤差検出回路12
1は、パイロット信号P1とパイロット信号P2のレベ
ル差をパイロット信号誤差として検出する回路である。
D/A変換器122はパイロット信号誤差をアナログ信
号に変換する変換器である。極性切替回路123は、回
転シリンダ136の1回転ごとに、パイロット信号誤差
の極性を切り替える回路であり、極性切替信号発生回路
125によって制御される。トラッキング誤差信号検出
部138の出力はトラッキング制御部139に与えられ
る。
【0011】以下、図18〜図21を用いて、再生ヘッ
ド101aがトラック103dを走査している場合にお
けるATF制御方法を説明する。再生ヘッド103a
は、トラック103dの情報信号を検出すると共に、ト
ラック103dの両端のトラック103c、103eか
ら各々漏れ込んだパイロット信号P1,P2を検出す
る。このため再生ヘッド103aには周波数f1,f2
の信号成分が誘起される。そこでまず、ヘッドアンプ1
04によって再生ヘッド101aの再生信号を増幅し、
フィルタ105を用いて周波数f1,f2を含む周波数
帯の信号を通過させる。フィルタ105を通過した信号
には、主たる情報信号は含まれず、パイロット信号Pの
みがA/D変換器1によりディジタル信号に変換され
る。次にf1パイロット信号検出回路4aによりf1周
波数成分が抽出され、f2パイロット信号検出回路4b
によりf2周波数成分が抽出される。f1周波数及びf
2周波数の信号はディジタルのレベル信号である。
【0012】パイロット信号誤差検出回路121は、例
えばf1パイロット信号検出回路4aの出力からf2パ
イロット信号検出回路4bの出力を減算し、パイロット
信号誤差を生成する。このパイロット信号誤差の変化と
トラックずれ方向とは、トラック103dを走査する場
合と、トラック103fを走査する場合で極性が逆にな
る。このため、極性切替信号発生回路125から回転シ
リンダ136の1回転ごとにパイロット信号誤差の極性
を切り替える制御信号が極性切替回路123に送られ、
極性を反転することによりトラックずれ方向の情報を含
むTE信号が生成される。
【0013】トラッキング制御部139は、このTE信
号を基に再生ヘッド101aがトラック103dの中心
を走査するようにキャプスタンモータ134の回転位相
を制御する。以上に説明した構成と動作は、例えば特開
平6−349157号公報などに記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】近年、前述したように
磁気記録再生装置は高密度化が要求され、トラッキング
精度においても高精度化が求められている。そのため、
トラッキング誤差検出部のディジタル化により、アナロ
グ方式による検出のような素子のばらつきの影響をより
少なくすることができる。しかしながら、より一層の高
密度化が要求され、更なるTE信号のS/Nの向上が必
要不可欠となっている。
【0015】また、上記のような磁気記録再生装置にお
いては、更なる高記録密度化や、早送り又は巻き戻し再
生時における磁気テープの送り速度が大きくなることに
伴い、アジマス角の影響によるパイロット信号周波数が
変動し、トラッキング誤差信号の検出精度が悪化すると
いう問題がある。また、スロー再生時における正確なフ
レーム同期を実現するためにも、これら特殊再生時のT
E信号のS/Nの向上が求められている。
【0016】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、請求項1〜3記載の発明は、T
E信号のディジタル化に伴うディジタル処理でのノイズ
を低減すると共に、早送りやスローなどの特殊再生時
に、アジマス角の影響によるパイロット信号の周波数変
動分を補正することにより、精度の良いトラッキング誤
差信号のディジタル検出を行うパイロット信号検出装置
を実現することを目的とする。また請求項4〜14記載
の発明は、このパイロット信号検出装置を用い、特殊再
生が安定に行える磁気記録再生装置を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、磁気テープから情報信号及び互いに異なる周波数の
第1、第2のパイロット信号を含むディジタル変調信号
が再生されたとき、再生信号を周波数fadのADクロッ
クでA/D変換するA/D変換手段と、前記A/D変換
手段の出力信号を周波数fre(fre<fad)のパイロッ
ト信号検出クロックに同期した信号に変換することによ
り発生する折り返しノイズを予め低減するノイズ低減フ
ィルタと、前記ノイズ低減フィルタの出力を前記パイロ
ット信号検出クロックに同期した信号に変換するリサン
プル手段と、前記第1、第2のパイロット信号の周波数
を夫々f1、f2(fre>f2>f1)とするとき、f
1と4×f2の公倍数の周波数freを有するクロックを
前記パイロット信号検出クロックとし、前記パイロット
信号検出クロックを用いて前記第1のパイロット信号の
レベル、及び前記第2のパイロット信号のレベルを検出
するパイロット信号レベル検出手段と、を備えたことを
特徴とするものである。
【0018】本願の請求項2の発明は、請求項1のパイ
ロット信号検出装置において、前記A/D変換手段は、
AD変換に用いるADクロックの周波数fadを、前記パ
イロット信号レベル検出手段の動作クロック周波数fre
のL倍(Lは2以上の整数)にすることを特徴とするも
のである。
【0019】本願の請求項3の発明は、請求項1のパイ
ロット信号検出装置において、前記ノイズ低減フィルタ
は、前記ADクロックと同一周波数のクロックで入力信
号を取り込み、前記入力信号の周波数の高域成分をカッ
トするノッチフィルタで構成されることを特徴とするも
のである。
【0020】本願の請求項4の発明は、磁気テープの長
手方向に対して角度θ傾斜し、Rアジマスのトラック及
びLアジマスのトラックに、情報信号及び互いに異なる
周波数の第1、第2のパイロット信号を多重又は分割記
録する第1及び第2の記録手段と、前記磁気テープのR
アジマスのトラック及びLアジマスのトラックに記録さ
れた記録情報を夫々再生する第1及び第2の再生ヘッド
と、前記磁気テープを所定の速度で走行させるテープ走
行手段と、前記第1及び第2の再生ヘッドを前記トラッ
クに沿って移動させるヘッド移動手段と、周波数f0
(f0 >fad)の基準クロックを分周し、周波数fadの
ADクロックを生成するA/Dクロック生成手段と、前
記第1又は第2の再生ヘッドのいずれかをパイロット検
出再生ヘッドとし、前記パイロット検出再生ヘッドの再
生信号を前記ADクロックでA/D変換するA/D変換
手段と、周波数f0 の前記基準クロックを分周し、周波
数fre(fre<fad)のパイロット信号検出クロックを
生成するパイロット信号検出クロック生成手段と、前記
A/D変換手段の出力信号を前記パイロット信号検出ク
ロックに同期した信号に変換することにより発生する折
り返しノイズを予め低減するノイズ低減フィルタと、前
記ノイズ低減フィルタの出力を前記パイロット信号検出
クロックに同期した信号に変換するリサンプル手段と、
前記パイロット信号検出クロック生成手段で生成された
前記パイロット信号検出クロックを用いて前記第1及び
第2のパイロット信号のレベルを夫々検出するパイロッ
ト信号レベル検出手段と、前記パイロット信号レベル検
出手段から得られた第1及び第2のパイロット信号のレ
ベルから、レベル差を演算してトラッキング誤差信号を
生成し、前記トラッキング誤差信号を前記テープ走行手
段に与えることにより、再生時のトラックと前記パイロ
ット検出再生ヘッドとの相対位置関係を制御するトラッ
キング制御手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0021】本願の請求項5の発明は、請求項4の磁気
記録再生装置において、前記パイロット信号検出クロッ
ク生成手段は、前記第1、第2のパイロット信号の周波
数を夫々f1、f2(fre>f2>f1)とするとき、
f1と4×f2の公倍数の周波数freを有するクロック
を前記パイロット信号検出クロックとして生成すること
を特徴とするものである。
【0022】本願の請求項6の発明は、請求項4の磁気
記録再生装置において、前記A/D変換手段は、AD変
換に用いるADクロックの周波数fadを、前記パイロッ
ト信号レベル検出手段の動作クロック周波数freのL倍
(Lは2以上の整数)にすることを特徴とするものであ
る。
【0023】本願の請求項7の発明は、請求項4の磁気
記録再生装置において、前記ノイズ低減フィルタは、前
記ADクロックと同一周波数のクロックで入力信号を取
り込み、前記入力信号の周波数の高域成分をカットする
ノッチフィルタで構成されることを特徴とするものであ
る。
【0024】本願の請求項8の発明は、磁気テープの長
手方向に対して角度θ傾斜し、Rアジマスのトラック及
びLアジマスのトラックに、情報信号と互いに異なる周
波数からなる第1、第2のパイロット信号とを多重又は
分割記録する第1及び第2の記録手段と、前記磁気テー
プのRアジマスのトラック及びLアジマスのトラックに
記録された記録情報を夫々再生する第1及び第2の再生
ヘッドと、前記磁気テープを所定の速度で走行させるテ
ープ走行手段と、前記第1及び第2の再生ヘッドを前記
トラックに沿って移動させるヘッド移動手段と、周波数
f0 (f0 >fad)の基準クロックを分周し、周波数f
adのADクロックを生成するA/Dクロック生成手段
と、前記第1又は第2の再生ヘッドのいずれかをパイロ
ット検出再生ヘッドとし、前記パイロット検出再生ヘッ
ドの再生信号を前記ADクロックでA/D変換するA/
D変換手段と、周波数f0 の前記基準クロックを分周
し、周波数fre(fre<fad)のパイロット信号検出ク
ロックを生成するパイロット信号検出クロック生成手段
と、前記A/D変換手段の出力信号を前記パイロット信
号検出クロックに同期した信号に変換することにより発
生する折り返しノイズを予め低減するノイズ低減フィル
タと、前記ノイズ低減フィルタの出力を前記パイロット
信号検出クロックに同期した信号に変換するリサンプル
手段と、前記パイロット信号検出クロック生成手段で生
成された前記パイロット信号検出クロックを用いて前記
第1及び第2のパイロット信号のレベルを夫々検出する
パイロット信号レベル検出手段と、前記パイロット信号
レベル検出手段から得られた第1及び第2のパイロット
信号のレベルから、レベル差を演算してトラッキング誤
差信号を生成し、前記トラッキング誤差信号を前記テー
プ走行手段に与えることにより、再生時のトラックと前
記パイロット検出再生ヘッドとの相対位置関係を制御す
るトラッキング制御手段と、前記テープ走行手段による
前記磁気テープの走行速度と前記ヘッド移動手段による
ヘッド移動速度を同時に標準再生時のR倍に設定する
(Rは整数又は分数)再生速度切り替え手段と、前記再
生速度切り替え手段による前記磁気テープの走行速度と
前記ヘッド移動速度の変化に応じて、前記パイロット信
号検出クロック生成手段の出力クロック周波数をR×f
reに切り替えるパイロット信号検出クロック切り替え手
段と、具備することを特徴とするものである。
【0025】本願の請求項9の発明は、請求項8の磁気
記録再生装置において、前記パイロット信号検出クロッ
ク生成手段は、前記第1、第2のパイロット信号の周波
数を夫々f1、f2(fre>f2>f1)とするとき、
f1と4×f2の公倍数の周波数freを有するクロック
を前記パイロット信号検出クロックとして生成すること
を特徴とするものである。
【0026】本願の請求項10の発明は、請求項8の磁
気記録再生装置において、前記A/D変換手段は、AD
変換に用いるADクロックの周波数fadを、前記パイロ
ット信号レベル検出手段の動作クロック周波数freのL
倍(Lは2以上の整数)にすることを特徴とするもので
ある。
【0027】本願の請求項11の発明は、請求項8の磁
気記録再生装置において、前記ノイズ低減フィルタは、
標準再生時には、周波数fadの前記ADクロックと同一
のクロックで入力信号を取り込み、前記再生速度切り替
え手段による指示再生速度が標準再生時のR倍(Rは整
数又は分数)になった場合は、前記A/D変換手段のA
Dクロックの周波数R×fadで入力信号を取り込み、前
記入力信号の周波数の高域成分をカットするノッチフィ
ルタで構成されることを特徴とするものである。
【0028】本願の請求項12の発明は、磁気テープの
長手方向に対して角度θ傾斜し、Rアジマスのトラック
及びLアジマスのトラックに、情報信号と互いに異なる
周波数からなる第1、第2のパイロット信号とを多重又
は分割記録する第1及び第2の記録手段と、前記磁気テ
ープのRアジマスのトラック及びLアジマスのトラック
に記録された記録情報を夫々再生する第1及び第2の再
生ヘッドと、前記磁気テープを所定の速度で走行させる
テープ走行手段と、前記第1及び第2の再生ヘッドを前
記トラックに沿って移動させるヘッド移動手段と、前記
第1及び第2の再生ヘッドの再生出力をサンプリングす
るためのADクロックを生成するA/Dクロック生成手
段と、前記第1又は第2の再生ヘッドのいずれかをパイ
ロット検出再生ヘッドとし、前記パイロット検出再生ヘ
ッドの再生信号を前記ADクロックでA/D変換するA
/D変換手段と、前記A/D変換手段の出力信号を、前
記ADクロックより低い周波数のパイロット信号検出ク
ロックでサンプリングすることにより発生する折り返し
ノイズを予め除去するノイズ低減フィルタと、前記パイ
ロット信号検出クロックを生成するパイロット信号検出
クロック生成手段と、前記ノイズ低減フィルタの出力を
前記パイロット信号検出クロックに同期した信号に変換
するリサンプル手段と、前記パイロット信号検出クロッ
ク生成手段で生成された前記パイロット信号検出クロッ
クを用いて前記第1及び第2のパイロット信号のレベル
を夫々検出するパイロット信号レベル検出手段と、前記
パイロット信号レベル検出手段から得られた第1及び第
2のパイロット信号のレベルから、レベル差を演算して
トラッキング誤差信号を生成し、前記トラッキング誤差
信号を前記テープ走行手段に与えることにより、再生時
のトラックと前記パイロット検出再生ヘッドとの相対位
置関係を制御するトラッキング制御手段と、前記磁気テ
ープの走行速度を所望の速度に切り替えるテープ走行速
度切り替え手段と、前記テープ走行速度切り替え手段か
ら指示された磁気テープの走行速度に応じて一定の時間
間隔で前記パイロット信号を検出するためのタイミング
クロックを生成するパイロット信号検出タイミング生成
手段と、前記テープ走行速度切り替え手段から標準再生
以外の再生速度が指示されたとき、前記パイロット検出
再生ヘッドから読み出された再生信号から、再生クロッ
クを検出する再生クロック生成手段と、前記再生クロッ
ク生成手段から得られた再生クロックに基づき、前記パ
イロット信号検出クロックを生成するための調整信号を
生成し、前記調整信号を前記パイロット信号検出クロッ
ク生成手段及びA/Dクロック生成手段に与えるトラッ
キング誤差検出クロック調整手段と、を具備することを
特徴とするものである。
【0029】本願の請求項13の発明は、請求項12の
磁気記録再生装置において、前記トラッキング誤差検出
クロック調整手段は、所望のテープ送り速度時に再生さ
れる前記第1、第2のパイロット信号の周波数を夫々f
1’、f2’(f2’>f1’)とするとき、f1’と
4×f2’の公倍数の周波数を有するクロックを用い
て、前記パイロット信号検出クロックを生成するための
調整信号を生成することを特徴とするものである。
【0030】本願の請求項14の発明は、請求項12の
磁気記録再生装置において、前記トラッキング誤差検出
クロック調整手段は、所望のテープ速度時に再生される
情報信号の再生クロックを入力し、所望のテープ速度に
基づいて前記再生クロック周波数に一定の周波数偏差を
持たせたクロックを生成して出力することを特徴とする
ものである。
【0031】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1におけるパイロット信号検出装置について図面を
参照しながら説明する。図1及び図2は本実施の形態に
おけるパイロット信号検出装置の構成図である。尚、図
18〜図21に示す従来例と同一部分は、同一の符号を
付けて詳細な説明は省略する。
【0032】図1のA/D変換器1は、再生ヘッド10
1aから出力された再生信号、即ちパイロット信号を含
むディジタル変調信号を周波数fadのADクロックでA
/D変換するA/D変換手段である。ノッチフィルタ2
はADクロックを用いてA/D変換された再生信号の遅
延処理と遅延加算を行い、f1パイロット信号検出回路
4a、f2パイロット信号検出回路4bのクロック、即
ち周波数fre(fre<fad)の動作クロックに同期した
信号に変換することにより発生する折り返しノイズを予
め低減するノイズ低減フィルタである。リサンプル回路
3はノッチフィルタ2の出力を、f1パイロット信号検
出回路4a、f2パイロット信号検出回路4bの動作ク
ロックに同期した信号に変換するリサンプル手段であ
る。
【0033】図2に示すf1パイロット信号検出回路4
aは周波数f1のパイロット信号P1のレベルを検出す
る第1のパイロット信号レベル検出手段である。f2パ
イロット信号検出回路4bは周波数f2のパイロット信
号P2のレベルを検出する第2のパイロット信号レベル
検出手段である。
【0034】図1のA/Dクロック生成回路5は周波数
がf0 の基準クロックを用いてA/D変換器1の変換ク
ロック、即ち周波数fad(f0 >fad)のADクロック
を生成する回路である。パイロット信号検出クロック生
成回路6は基準クロックを用いてf1パイロット信号検
出回路4a、f2パイロット信号検出回路4bの動作ク
ロックを生成する生成回路である。基準クロック発生回
路7はパイロット信号検出装置の基準クロックを生成
し、A/Dクロック生成回路5とパイロット信号検出ク
ロック生成回路6に与える回路である。
【0035】以上のように構成されたパイロット信号検
出装置について、その動作を説明する。図1のA/D変
換器1には、情報信号と2種類の周波数からなるパイロ
ット信号P1,P2が多重された再生信号が入力され
る。パイロット信号P1,P2は、ATF制御を行うた
め情報信号に多重又は分割記録されている。パイロット
信号P1,P2の周波数f1,f2は、情報信号の記録
周波数に比べ十分低い周波数が選ばれる。例えば、パイ
ロット信号P1の周波数f1は、パイロット信号P2の
周波数f2より低く、情報信号の周波数fdaの1/Mの
周波数(Mは2以上の数、例えば90とする)とする。
またパイロット信号P2の周波数f2は、情報信号の周
波数fdaの1/Nの周波数(Nは2以上の数、例えば6
0とする)が選ばれる。
【0036】A/D変換器1はA/Dクロック生成回路
5で生成された周波数fadのADクロックにより再生信
号をディジタル信号に変換する。このとき、ディジタル
信号には、A/D変換の影響によるディジタルノイズで
ある量子化ノイズNadが付加される。この量子化ノイズ
Nadは図3に示すごとくDCから(fad/2)までの帯
域に均等に発生し、単位帯域幅1kHzでの大きさNad
[Vrms /kHz]はA/D変換器1の入力レンジV
[V]と、A/D変換ビット長B[ビット]と、ADク
ロックの周波数fad[Hz]で決まり、次の(1)式で
示される。ただし、h[V]=V/Bとする。 Nad={(h2 /12)/(fad/2)}1/2 ・・・(1) 従って、量子化ノイズNadを少なくするためには、A/
D変換器の入力レンジを小さくするか、A/D変換ビッ
ト長Bを大きくするか、又はADクロックの周波数fad
を高くしなければならない。
【0037】A/D変換器の入力レンジを小さくする
と、システムノイズ等の外部ノイズの影響を受けやす
く、入力信号のS/Nが悪化する。このため入力レンジ
をあまり小さくできない。A/D変換のビット長Bを大
きくすると、変換後のディジタル処理のビット長が大き
くなり、回路規模の増大による消費電力の増加やコスト
アップにつながる。また、ADクロックの周波数fadを
高くすると、変換後のディジタル処理を高速にする必要
が生じ、消費電力の増大を招く。これらのことから、A
/D変換器1のA/D変換ビット長Bはできる限り小さ
くし、高い周波数fadのADクロックで変換し、その後
早い段階で周波数を低くして処理する方法が望ましい。
【0038】図2のf1パイロット信号検出回路4aは
低い周波数f1のパイロット信号P1のレベルを検出
し、f2パイロット信号検出回路4bは高い周波数f2
のパイロット信号P2のレベルを検出する。以下、f1
パイロット信号検出回路4a、f2パイロット信号検出
回路4bの動作についてより具体的に説明する。
【0039】図1の基準クロック発生回路7は情報信号
の記録周波数fs と同じ周波数f0の基準クロックを生
成するものとする。パイロット信号検出クロック生成回
路6は、基準クロック発生回路7からの基準クロックを
分周する。そして、パイロット信号P1,P2の周波数
を夫々f1,f2とするとき、f1と4×f2の公倍数
の周波数freのクロックを生成し、パイロット信号検出
クロックとして出力する。周波数f1が情報の記録周波
数fs の1/90とし、周波数f2が情報の記録周波数
fs の1/60とすれば、パイロット信号レベル検出ク
ロックの周波数freは、例えば(1/15)fs =(1
/15)f0 となる。
【0040】図2に示すように、f1パイロット信号検
出回路4aは、乗算値生成回路10a、第1の乗算器1
3a、第2の乗算器14a、第1の低域通過フィルタ
(LPF)15a、第2の低域通過フィルタ(LPF)
16a、第1の2乗演算器17a、第2の2乗演算器1
8a、加算器19a、平方根演算器20aにより構成さ
れる。そして乗算値生成回路10aは、sin値発生回
路11a及びcos値発生回路12aを有している。
【0041】f2パイロット信号検出回路4bはf1パ
イロット信号検出回路4aと同一の構成を有し、乗算値
生成回路10b、第1の乗算器13b、第2の乗算器1
4b、第1の低域通過フィルタ(LPF)15b、第2
の低域通過フィルタ(LPF)16b、第1の2乗演算
器17b、第2の2乗演算器18b、加算器19b、平
方根演算器20bにより構成される。そして乗算値生成
回路10bは、sin値発生回路11b及びcos値発
生回路12bを有している。
【0042】sin値発生回路11a,11bはパイロ
ット信号検出クロックに応じて正弦関数値を発生し、
(2)式、(3)式で示す値D11a,D11bを夫々
生成する。ただし、tは時間である。 D11a=sin (2×π×f1×t)・・・(2) D11b=sin (2×π×f2×t)・・・(3)
【0043】cos値発生回路12a,12bはパイロ
ット信号検出クロックに応じて余弦関数値を発生し、
(4)式、(5)で示す値D12a,D12bを生成す
る。 D12a=cos (2×π×f1×t)・・・(4) D12b=cos (2×π×f2×t)・・・(5)
【0044】f1パイロット信号検出回路4aに入力さ
れた信号は、乗算器13a,14aにより夫々D11
a,D12aと乗算される。乗算後は低域通過フィルタ
(LPF)15a,16aを通過し、2乗演算器17
a,18aにより2乗される。そして2つの2乗値を加
算器19aで加算し、加算値を平方根演算器20aに入
力し、平方根を演算することにより、周波数f1のパイ
ロット信号P1のレベル(DC成分)が検出される。
【0045】またf2パイロット信号レベル検出回路4
bに入力された信号は、乗算器13b,14bにより夫
々D11b,D12bと乗算される。乗算後は低域通過
フィルタ(LPF)15b,16bを通過し、2乗演算
器17b,18bにより2乗される。そして2つの2乗
値を加算器19bで加算し、加算値を平方根演算器20
bに入力し、平方根を演算することにより、周波数f2
のパイロット信号P2のレベル(DC成分)が検出され
る。
【0046】f1と4×f2との最小公倍数の周波数を
パイロット信号検出クロックに用いると、周波数f2に
対しては1周期あたり4の倍数の演算ができ、周波数f
1に対してはf2の演算に比べM/N倍の演算ができ
る。この例では、周波数f1では1周期当たり6点、周
波数f2では4点での演算が可能であり、低い周波数で
パイロット信号のレベルが検出できる。
【0047】一方、A/D変換器1のADクロックは量
子化ノイズの点で高い周波数が良い。ADクロックの周
波数fadをパイロット信号検出クロックの周波数freよ
り高い周波数に選ぶと、パイロット信号検出クロックに
同期した信号にリサンプルすることによる折り返しノイ
ズが発生する。しかしながら、ADクロックの周波数f
adをパイロット信号検出クロックの周波数freのL倍
(Lは2以上の整数)にすると、ノイズ低減フィルタで
あるノッチフィルタ2を簡単な構成で実現することがで
きる。またリサンプルミスをなくすことができ、正確な
ディジタル処理が可能となる。
【0048】以下、折り返しノイズとノッチフィルタ2
の機能について、図4、図5、図6を用いて詳しく説明
する。図4は、ADクロックの周波数fadがパイロット
信号検出クロックの周波数freの2倍の場合における信
号及びノイズの電力分布を示す周波数特性図である。リ
サンプル回路3でリサンプルされることにより、A/D
変換器1で発生した量子化ノイズはfre/2の周波数で
折り返される。このとき、パイロット信号P1,P2の
折り返す周波数成分は、夫々(fad/2−f1)、(f
ad/2−f2)となる。ここで、パイロット信号Pの周
波数は、ADクロックの周波数fadに比べ十分低い周波
数であるため、図5に示すようにfad/2近傍の周波数
の成分を減衰するフィルタを用いると、図6に示すよう
にパイロット信号周波数f1,f2に折り返すノイズを
減少させることができる。
【0049】図7は、パイロット信号検出クロックの周
波数freをADクロックの周波数fadの1/2倍にする
場合のノッチフィルタ2の構成図である。ノッチフィル
タ2は、A/D変換された再生信号をADクロック分遅
らせる遅延器31と、遅延器31の出力と再生信号を加
算する加算器32とからなる。このノッチフィルタ2は
図5に示すようなゲイン特性を示すため、図6に示すよ
うにパイロット信号P1の周波数f1、パイロット信号
P2の周波数f2側に生じる折り返しノイズ量を減少さ
せることができる。
【0050】このように、ADクロックの周波数fadが
パイロット信号検出クロックの周波数freのL倍(Lは
2以上の整数)であれば、パイロット信号に影響する周
波数成分を有するノイズを減衰させることができ、この
機能を持つフィルタを簡単な構成で実現できる。このた
め、より小さい回路規模で消費電力を低減したパイロッ
ト信号検出装置が実現できる。
【0051】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2における磁気記録再生装置について、図8及び図9
を参照しながら説明する。本実施の形態の磁気記録再生
装置は、実施の形態1のパイロット信号検出装置を含む
ものとする。図8及び図9は本実施の形態における磁気
記録再生装置の構成図であり、図20及び図21に示す
磁気記録再生装置と同一部分は同一の符号を付けて詳細
な説明は省略する。図8に示すように、記録手段(図示
せず)によりパイロット信号と情報信号とを多重した信
号が、磁気テープ102のトラック103a〜103h
に記録されている。回転シリンダの180°対向する位
置に再生ヘッド101a,101bが設けられ、アジマ
ス角L、Rのトラックが交互に記録されていることは従
来例と同様である。またトラック103a,103c,
103e,103gがアジマス角Rのトラックである。
またトラック103b,103d,103f,103h
がアジマス角Lのトラックである。また図示していない
が、磁気テープ102には以後同様のトラックが記録さ
れているものとする。
【0052】図9のヘッドアンプ104は再生ヘッド1
01aから出力された再生信号を増幅するアンプであ
る。前置フィルタ105は、増幅された再生信号を入力
し、後続のA/D変換器1のA/D変換による発生する
折り返しノイズを予め低減するためのフィルタである。
A/D変換器1は前置フィルタ105の出力を周波数f
adのADクロックでディジタル変換するA/D変換手段
である。ノッチフィルタ2は実施の形態1で説明した機
能を有するノイズ低減フィルタである。リサンプル回路
3も実施の形態1で説明した機能を有するリサンプル手
段である。A/Dクロック生成回路5は基準クロック発
生回路7の出力する基準クロックを分周して周波数fad
のADクロックを生成するA/Dクロック生成手段であ
る。パイロット信号検出クロック生成回路6は、基準ク
ロックを分周して周波数freのパイロット信号検出クロ
ックを生成する生成パイロット信号検出クロック生成手
段である。以上のA/Dクロック生成回路5、基準クロ
ック発生回路7、及びパイロット信号検出クロック生成
回路6の機能も、実施の形態1で説明したものと同一で
ある。
【0053】パイロット信号検出回路51は、周波数f
1のパイロット信号P1、周波数f2のパイロット信号
P2のレベルを夫々検出するパイロット信号レベル検出
手段であり、図2のf1パイロット信号検出回路4a、
f2パイロット信号検出回路4bを含む構成とする。ト
ラッキング制御手段52は、図19に示すトラッキング
誤差信号検出部138と極性切替信号発生回路125と
を含む回路である。トラッキング制御手段52は、パイ
ロット信号検出回路51で検出された周波数f1のパイ
ロット信号P1のレベル値と、周波数f2のパイロット
信号P2のレベル値を入力し、それらのレベル差を演算
してTE信号を生成すると共に、TE信号に基づいて再
生ヘッド101a,101bをトラックの中心に制御す
るためのトラッキング制御信号をD/A変換器122に
出力する回路である。
【0054】図8のテープ走行手段53は図示しないキ
ャプスタンモータ、及びキャプスタンモータ速度制御回
路を含み、磁気テープ102を一定速度で走行させると
共に、トラッキング制御手段52からD/A変換器12
2を介して出力されるトラッキング制御信号に基づい
て、再生ヘッド101a,101bがトラックに正確に
沿うよう磁気テープ102を移送するものである。図8
のヘッド移動手段54は、図示しない回転シリンダ、シ
リンダモータ、及びシリンダモータ回転制御回路を含
み、磁気テープ102の各トラックに沿って再生ヘッド
101a,101bをトレースさせるものである。
【0055】以上のように構成された磁気記録再生装置
の動作について説明する。再生ヘッド101aから出力
された再生信号はヘッドアンプ104により増幅され、
前置フィルタ105によって、A/D変換による生じる
折り返しノイズが予め低減される。A/D変換器1は前
置フィルタ105の出力信号を周波数fadのADクロッ
クでサンプリングし、ディジタル信号に変換する。AD
クロックに同期したディジタル信号に変換された再生信
号は、ノッチフィルタ2に入力される。ノッチフィルタ
2は、後段のリサンプル回路3で発生しやすい折り返し
ノイズを予め低減する。リサンプル回路3はノッチフィ
ルタ2の出力信号をパイロット信号検出クロックに同期
した信号に変換し、パイロット信号検出回路51に与え
る。
【0056】リサンプルされた信号が入力されると、パ
イロット信号検出回路51は周波数f1の信号レベルを
検出すると共に、周波数f2の信号レベルを検出する。
トラッキング制御手段52は2つの信号レベル差を演算
してTE信号を生成し、トラッキング制御信号を出力す
る。生成されたトラッキング制御信号はD/A変換器1
22によりアナログ信号に変換され、図8のテープ走行
手段53に入力される。テープ走行手段53は、アナロ
グに変換されたトラッキング制御信号に基づいて、ヘッ
ド101a,101bがトラックの中心に沿って移動す
るように、磁気テープ102の走行速度を微調整する。
【0057】パイロット信号検出回路51では、検出処
理時の消費電力を少なくするため低い周波数のパイロッ
ト信号検出クロックで処理される。実施の形態1で説明
したように、パイロット信号検出クロックの周波数fre
は、パイロット信号P1の周波数f1、パイロット信号
P2の周波数f2の内、高い方の周波数の4倍の周波数
と、低い方の周波数との公倍数となる周波数が選ばれ、
パイロット信号のレベルを低い周波数で正確に検出する
ことができる。
【0058】A/D変換器1はA/D変換時の量子化ノ
イズを低減するために、高い周波数のADクロックで処
理する。このADクロックの周波数fadはパイロット信
号検出クロックの周波数freの倍数の周波数が選ばれる
ため、ノッチフィルタ2は簡単な回路で構成できる。
【0059】このように構成することにより、A/D変
換器1での量子化ノイズを低減できる。また、パイロッ
ト信号検出回路51を低速で動作させることにより消費
電力を低減できる。更に、リサンプルにより発生する折
り返しノイズも、簡単な回路構成のノッチフィルタ2で
低減できるため、TE信号のS/Nを向上することがで
き、正確なトラッキング制御が実現できる。
【0060】なお以上の説明では、パイロット信号検出
クロックの周波数freを周波数f1と、周波数f2の4
倍との最小公倍数として説明したが、公倍数についても
同様に実施可能である。またADクロックの周波数fad
を、パイロット信号検出クロック周波数freの2倍とし
て説明したが、パイロット信号検出クロックの周波数f
reのL倍(Lは2以上の整数)とする場合についても同
様に実施可能である。
【0061】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3における磁気記録再生装置について説明する。図8及
び図10は本実施の形態における磁気記録再生装置の構
成図であり、実施の形態2と同一部分は同一の符号を付
けて詳細な説明は省略する。この磁気記録再生装置は、
図9に示す構成要素に加えて、再生速度切替指令回路5
5とパイロット信号検出クロック切替回路56とを設け
たことと、ノッチフィルタ57の構成を図7に示すもの
から図11に示すものに変更したことを特徴とする。
【0062】再生速度切替指令回路55は磁気テープ1
02の走行速度と再生ヘッド101a,101bの移動
速度を同時に切り替える再生速度切り替え手段である。
再生速度に応じた再生速度切り替えの指示は、パイロッ
ト信号検出クロック切替回路56、ノッチフィルタ5
7、図8のヘッド移動手段59、テープ走行手段58に
与えられる。パイロット信号検出クロック切替回路56
は、磁気記録再生装置の再生速度に応じてパイロット信
号検出クロックの周波数fre’=R×fre(Rは通常再
生速度に対する再生速度比とし、整数又は分数値とす
る)を出力するパイロット信号検出クロック切り替え手
段である。
【0063】図10のノッチフィルタ57は、図11に
示すように、縦続接続された2つの遅延器31a,31
bと、加算器32と、切替器33とで構成される。そし
て切替器33が遅延器31aの出力又は遅延器31bの
出力を選択し、選択出力を加算器32に与え、A/D変
換された遅延無しの再生信号に加算するように構成され
ている。
【0064】このように構成された磁気記録再生装置の
動作について説明する。ディジタルVTRでは、再生速
度に応じて再生される画像の品質が異なる。高い周波数
で記録再生されると画像は良くなるが、磁気テープの消
費量が多くなり、再生時間が短くなる。逆に低い周波数
で記録再生されると画像は悪くなるが、再生時間が長く
なる。そこで場合に応じて記録再生周波数を切り替えて
用いる。本実施の形態では再生速度を切り替えて磁気テ
ープを再生する場合について述べる。
【0065】図10の再生速度切替指令回路55から例
えば再生速度を1/2倍(R=1/2)にする指令が出
されるとする。これにより、図8のヘッド移動手段59
は、回転シリンダの回転数を1/2に制御すると共に、
テープ走行手段58は磁気テープ102の走行速度を1
/2に制御する。ヘッド移動速度とテープ走行速度が1
/2になると、再生されるパイロット信号の周波数f
1,f2も1/2の周波数になる。このため、パイロッ
ト信号検出回路51では周波数が1/2になったパイロ
ット信号P1,P2を検出しなければならない。
【0066】しかしながら、パイロット信号検出回路5
1はディジタル的にパイロット信号P1,P2のレベル
を検出するよう構成されているため、パイロット信号検
出クロックの周波数freを1/2にすることにより、検
出周波数を簡単に変えることができる。そこで、再生速
度切替指令回路55は、パイロット信号検出クロック切
替回路56に対して指示を出し、パイロット信号検出ク
ロック生成回路6で生成されたクロックを分周し、周波
数fre’を1/2freにする。また、図11に示すノッ
チフィルタ57において、切替器33は遅延器31aの
出力又は遅延器31bの出力を選択し、選択出力を加算
器32に与え、A/D変換された遅延無しの再生信号に
加算する。
【0067】A/D変換器1の変換周波数を仮に再生速
度に応じて1/2にしたとすると、A/D変換による量
子化ノイズが増大するばかりか、前置フィルタ105の
帯域も変える必要がある。このため、本実施の形態では
再生速度に係わらず高い周波数でA/D変換を行う。
【0068】このように再生速度をR倍(Rは整数又は
分数)に切り替える場合に、ヘッド移動速度とテープ走
行速度とをR倍にすると共に、パイロット信号検出クロ
ックの周波数もR倍にし、ノッチフィルタの遅延器の段
数をRの値に応じた数にする。こうすると、A/D変換
時の量子化ノイズを増やすことなく、更にリサンプル回
路による折り返しノイズを低減でき、S/Nの良いトラ
ッキング制御信号が得られる。
【0069】なお、以上の説明では再生速度を1/2倍
にした場合で説明したが、その他R倍についても同様に
実施可能である。
【0070】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4における磁気記録再生装置について、図8及び図12
を参照しながら説明する。図8及び図12は本実施の形
態における磁気記録再生装置の構成図であり、図18並
びに図8及び図9と同一部分は同一の符号を付けて詳細
な説明は省略する。この磁気記録再生装置は再生モード
に応じて磁気テープ102の走行速度を制御するように
したものである。この磁気記録再生装置は、図9に示す
基準クロック発生回路7に代えて、トラッキング誤差検
出用補正回路61を設けたことと、再生クロック生成回
路62、テープ走行速度切替回路60、パイロット信号
検出タイミング生成回路64を新たに設けたことを特徴
とする。
【0071】ヘッドアンプ150a,150b、ヘッド
切替回路151、波形等化回路152、再生信号処理回
路153が設けられていることは、図19に示す従来例
と同様である。テープ走行速度切替回路60は、磁気テ
ープ102の走行速度を−R1倍(巻き戻し)〜+R2
倍(早送り)の内、任意の走行速度に指示するテープ走
行速度切替手段である。
【0072】トラッキング誤差検出用補正回路61は、
テープ走行速度切替回路60により指示されたテープ走
行速度に応じて、パイロット信号検出クロックとADク
ロックの基になる基準クロックの周波数を補正するトラ
ッキング誤差検出クロック調整手段である。再生クロッ
ク生成回路62は、波形等化回路152の出力から、現
在の再生モードにおける再生クロックを生成する回路で
あり、PLL回路により構成される。パイロット信号検
出クロック生成回路63は、トラッキング誤差検出用補
正回路61から出力された調整信号に基づいて、テープ
走行速度切替回路60により指示されたテープ走行速度
に応じたパイロット信号検出クロックを生成する回路で
ある。パイロット信号検出タイミング生成回路64は、
テープ走行速度切替回路60により指示されたテープ走
行速度と、再生クロック生成回路62から出力される再
生クロックに基づいて、パイロット信号検出タイミング
の信号をパイロット信号検出回路51に与えるものであ
る。
【0073】以上のように構成された磁気記録再生装置
の動作について説明する。ここでは、早送り再生、巻き
戻し再生、又はスロー再生などの特殊再生時の動作につ
いて述べる。
【0074】まず、図12、図13、図14、図15を
用いて、巻き戻し再生時の動作を説明する。巻き戻し再
生時には、図12のテープ走行速度切替回路60から図
8のテープ走行手段58に対し、例えば−R1=−8倍
の速度で磁気テープ102を走行させる指令が出るもの
とする。このとき、図8の再生ヘッド101a,101
bはヘッド移動手段54により標準の速度で回転してい
る。
【0075】標準再生時においては、図13(a)の軌
跡Aに示すように、Lアジマスの再生ヘッド101aは
Lアジマスのトラックに沿って移動し、Lアジマストラ
ックから情報信号を再生する。そして情報信号の再生と
同時に、両方に隣接するRアジマストラックからパイロ
ット信号を再生する。しかし巻き戻し再生時には、磁気
テープ102の送り方向が逆転し、かつ走行速度が速く
なるため、再生ヘッド101aは図13(a)の軌跡B
に示すように、トラックを左上方向に向かって横切りな
がら移動する。このため、同じLアジマスのトラックか
ら情報信号を再生するには、図13(d)で示すような
一定のパイロット信号検出タイミングでトラック上の再
生信号を検出する必要がある。
【0076】情報信号は、図12の波形等化回路152
により波形等化された後、再生クロック生成回路62に
より再生クロックが生成される。また、波形等化された
信号は再生信号処理回路153に入力され、ビット情報
が再生される。また、巻き戻し再生時における基準クロ
ックは、トラックの切り換わりと再生ヘッドの相対速度
が早くなるため、情報信号から検出された再生クロック
を用いるものとする。
【0077】Lアジマスのトラックの中心を横切るタイ
ミングは、パイロット信号検出タイミング生成回路64
により、巻き戻し再生速度に応じて指示される。図13
(a)の軌跡Bのようにトレースすると、再生ヘッド1
01aから検出される再生信号は図13(b)のように
なる。また図13(d)のパイロット信号検出タイミン
グ時において、図13(c)に示すパイロット信号P1
及びP2の成分が得られ、パイロット信号P1及びP2
のレベル値に基づいてTE信号が生成される。こうして
指示された再生速度比がR1=−8になるように、図8
のテープ走行手段58により磁気テープ102の走行速
度が制御される。こうしてパイロット信号検出タイミン
グ時に再生ヘッド101aがトラックの中心を横切り、
正確な巻き戻し再生が実現できる。よって巻き戻し再生
時においてフレーム同期が可能となり、画像情報の一定
領域の更新を安定して行うことができる。
【0078】図14は、巻き戻し再生時のLアジマスの
再生ヘッド101aが、磁気テープ102に角度θで記
録された正規のトラックTa,Tbに対し、磁気テープ
102に角度θh(θh<θ)で移動した場合の様子を
示す説明図である。ここでトラックTaはアジマス角α
Lで情報が記録され、トラックTbはアジマス角αRで
情報が記録されているとする。またトラックに記録され
た情報信号の基準長さをFとし、Lアジマスの再生ヘッ
ド101aがLアジマスの基準長さを横切る軌跡長さを
FLhとし、Rアジマスの基準長さを横切る軌跡長さを
FRhとする。
【0079】図15(a),(b)は、基準長さF、軌
跡長さFLh,FRhの関係を示した説明図である。こ
れらの図の幾何学的解析により、FLhは(6)式で示
す値となり、FRhは(7)式で示す値となる。 FLh=(cos αL/cos (αL+Δθ))×F・・・(6) FRh=(cos αL/cos (αL−Δθ))×F・・・(7) 但しΔθ=θh−θとする。
【0080】従って、巻き戻し再生時においては、情報
信号を再生する場合の再生クロック周波数と、標準再生
時に再生する再生クロック周波数とは(FLh/F)の
関係となる。この再生クロック周波数と標準再生クロッ
ク周波数との差は、図12の再生クロック生成回路62
とトラッキング誤差検出用補正回路61とにより補正さ
れる。
【0081】一方、トラッキング誤差を検出する際に
は、隣接のRアジマストラックからのパイロット信号を
利用するため、このときのパイロット信号検出クロック
は標準再生時に再生する再生クロック周波数とはFRh
/Fだけ異なる。また巻き戻し再生時にRアジマストラ
ックから再生される基準長さは、Lアジマストラックか
ら再生される基準長さFLhに対して、FRh/FLh
だけずれる。このため再生クロック生成回路62で生成
された再生クロックを基準クロックとしてそのまま用い
ると、パイロット信号検出クロックの周波数がずれ、検
出誤差が発生する。
【0082】そのため、トラッキング誤差検出用補正回
路61は、所望のテープ送り速度時で再生される第1、
第2のパイロット信号の周波数を夫々f1’、f2’
(f2’>f1’)とするとき、f1’と4×f2’の
公倍数の周波数を有するクロックを用いて、パイロット
信号検出クロックを生成するための調整信号を生成す
る。即ち、再生クロック生成回路62から生成された再
生クロックを用い、テープ走行速度切替回路60からの
テープ走行速度情報に基づき、再生クロックの周波数を
正しいパイロット信号検出クロックの周波数に変換する
ための調整信号を生成する。
【0083】またこの変換には、例えば周波数を微調整
できるシンセサイザ回路を用いることもできる。即ち、
所望のテープ速度時に再生される情報信号の再生クロッ
クを入力し、所望のテープ速度に基づいて再生クロック
周波数に一定の周波数偏差を持たせたものをクロックと
して出力してもよい。変換されたクロックは、A/Dク
ロック生成回路5やパイロット信号検出クロック生成回
路63に出力され、ADクロックやパイロット信号検出
クロックに変換される。パイロット信号検出クロック生
成回路63で生成されたパイロット信号検出クロックに
より、パイロット信号検出タイミングでのパイロット信
号P1,P2のレベル及びTE信号が精度良く検出され
る。
【0084】次に図12、図13、図16、図17を用
いて早送り再生時の動作について説明する。早送り再生
時にはテープ走行速度切替回路60から図8のテープ走
行手段58に対し、例えばR2=4倍の速度で磁気テー
プ102を走行させるように指令が出力される。このと
き、再生ヘッド101a,101bは図8のヘッド移動
手段54により標準の速度で移動する。
【0085】早送り再生時には、磁気テープ102の走
行速度が早くなるため、再生ヘッド101aは図13
(a)の軌跡Cに示すように、トラックを右上方向に向
かって横切りながら移動する。このため、同じLアジマ
スのトラックから情報信号を再生するには、図13
(d)に示すタイミングと異なるタイミングでトラック
上の再生信号を検出する必要がある。前述した巻き戻し
再生時と異なるのは、図16に示すように早送り再生時
のLアジマスの再生ヘッド101aが、磁気テープ10
2に角度θh(θh>θ)で移動する点である。
【0086】図16において、トラックに記録された情
報信号の基準長さをF、Lアジマス再生ヘッド101a
がLアジマスの基準長さを横切る軌跡長さをFLh、R
アジマスの基準長さを横切る軌跡長さをFRhとする。
【0087】図17(a),(b)は、基準長さF、軌
跡長さFLh,FRhの関係を示した説明図である。F
Lhは(8)式で示す値となり、FRhは(9)式で示
す値となる。 FLh=(cos αL/cos (αL−Δθ))×F・・・(8) FRh=(cos αR/cos (αR+Δθ))×F・・・(9) ただしΔθ=θh−θとする。従って、早送り再生時に
おいても、巻き戻し再生時と同様に、パイロット信号検
出クロックの周波数がずれ、検出誤差が発生する。
【0088】そのため、再生クロック生成回路62から
生成された再生クロックを用い、テープ走行速度切替回
路60からのテープ走行速度情報に基づき、トラッキン
グ誤差検出用補正回路61は、再生クロックの周波数を
再生速度比Rに対応した周波数を有するパイロット信号
検出クロックに変換する。こうしてパイロット信号のレ
ベル及びTE信号が精度良く検出される。
【0089】なお、以上の説明では、巻き戻し再生や早
送り再生時について示したが、その他スロー再生時につ
いても同様に再生クロックを補正することにより実施可
能である。また、再生クロックを基準クロックとした
が、水晶発振器などの固定クロックを用いても実施可能
である。
【0090】
【発明の効果】以上のように請求項1〜3記載のパイロ
ット信号検出装置によれば、ATF制御に用いるパイロ
ット信号を検出するに際し、ディジタル処理に伴う量子
化ノイズや折り返しノイズを低減することができる。
【0091】また請求項4〜7記載の磁気記録再生装置
によれば、前記のパイロット信号検出装置を用いること
により、通常再生におけるATF制御を高精度に行うこ
とができる。
【0092】また請求項8〜11記載の磁気記録再生装
置によれば、前記のパイロット信号検出装置を用いるこ
とにより、特に巻き戻し再生時においても正確、低消費
電力でS/Nの良いTE信号が検出でき、特殊再生にお
けるATF制御を高精度に行うことができる。
【0093】また請求項12〜14記載の磁気記録再生
装置によれば、前記のパイロット信号検出装置を用いる
ことにより、特に高速再生時においても正確、低消費電
力でS/Nの良いTE信号が検出でき、特殊再生におけ
るATF制御を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるパイロット信号
検出装置の構成図(その1)である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるパイロット信号
検出装置の構成図(その2)である。
【図3】パイロット信号検出装置におけるA/D量子化
ノイズを示す説明図である。
【図4】パイロット信号検出装置における折り返しノイ
ズを示す説明図である。
【図5】実施の形態1のパイロット信号検出装置おける
ノッチフィルタの周波数特性図である。
【図6】実施の形態1のパイロット信号検出装置におけ
る折り返しノイズを示す説明図である。
【図7】実施の形態1のパイロット信号検出装置に用い
られるノッチフィルタの構成図である。
【図8】本発明の実施の形態2における磁気記録再生装
置の全体構成図(その1)である。
【図9】本発明の実施の形態2における磁気記録再生装
置の全体構成図(その2)である。
【図10】本発明の実施の形態3における磁気記録再生
装置の全体構成図である。
【図11】実施の形態2のパイロット信号検出装置に用
いられるノッチフィルタの構成図である。
【図12】本発明の実施の形態4における磁気記録再生
装置の全体構成図である。
【図13】実施の形態4による磁気記録再生装置におい
て、各再生速度に基づく再生ヘッドの軌跡を示す説明図
である。
【図14】実施の形態4による磁気記録再生装置におい
て、巻き戻し再生時の再生ヘッドの軌跡長さとパイロッ
ト信号検出クロックの周波数変化との関係を示す説明図
(その1)である。
【図15】実施の形態4による磁気記録再生装置におい
て、巻き戻し再生時の再生ヘッドの軌跡長さとパイロッ
ト信号検出クロックの周波数変化との関係を示す説明図
(その2)である。
【図16】実施の形態4による磁気記録再生装置におい
て、早送り再生時の再生ヘッドの軌跡長さとパイロット
信号検出クロックの周波数変化との関係を示す説明図
(その1)である。
【図17】実施の形態4による磁気記録再生装置におい
て、早送り再生時の再生ヘッドの軌跡長さとパイロット
信号検出クロックの周波数変化との関係を示す説明図
(その2)である。
【図18】従来例における磁気記録再生装置の構成図
(その1)である。
【図19】従来例における磁気記録再生装置の構成図
(その2)である。
【図20】従来例におけるパイロット信号検出装置を用
いたATF制御方式の動作説明図(その1)である。
【図21】従来例におけるパイロット信号検出装置を用
いたATF制御方式の動作説明図(その2)である。
【符号の説明】
1 A/D変換器 2,57 ノッチフィルタ 3 リサンプル回路 4a f1パイロット信号検出回路 4b f2パイロット信号検出回路 5 A/Dクロック生成回路 6,63 パイロット信号検出クロック生成回路 7 基準クロック発生回路 11a,11b sin値発生回路 12a,12b cos値発生回路 13a,13b,14a,14b 乗算器 10a,10b 乗算値生成回路 15a,15b,16a,16b LPF 17a,17b,18a,18b 2乗演算器 19a,19b,32 加算器 20a,20b 平方根演算器 31,31a,31b 遅延器 33 切替器 51 パイロット信号検出回路 52 トラッキング制御手段 53,58 テープ走行手段 54,59 ヘッド移動手段 55 再生速度切替指令回路 56 パイロット信号検出クロック切替回路 60 テープ走行速度切替回路 61 トラッキング誤差検出用補正回路 62 再生クロック生成回路 64 パイロット信号検出タイミング生成回路 101a 再生ヘッド(Lアジマス) 101b 再生ヘッド(Rアジマス) 102 磁気テープ 103a〜103h トラック 104,150 ヘッドアンプ 105 前置フィルタ 122 D/A変換器 152 波形等化回路 153 再生信号処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−3627(JP,A) 特開 平7−320406(JP,A) 特開 平7−114759(JP,A) 特開 平6−282905(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/467

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープから情報信号及び互いに異な
    る周波数の第1、第2のパイロット信号を含むディジタ
    ル変調信号が再生されたとき、再生信号を周波数fadの
    ADクロックでA/D変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段の出力信号を周波数fre(fre<f
    ad)のパイロット信号検出クロックに同期した信号に変
    換することにより発生する折り返しノイズを予め低減す
    るノイズ低減フィルタと、 前記ノイズ低減フィルタの出力を前記パイロット信号検
    出クロックに同期した信号に変換するリサンプル手段
    と、 前記第1、第2のパイロット信号の周波数を夫々f1、
    f2(fre>f2>f1)とするとき、f1と4×f2
    の公倍数の周波数freを有するクロックを前記パイロッ
    ト信号検出クロックとし、前記パイロット信号検出クロ
    ックを用いて前記第1のパイロット信号のレベル、及び
    前記第2のパイロット信号のレベルを検出するパイロッ
    ト信号レベル検出手段と、を備えたことを特徴とするパ
    イロット信号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記A/D変換手段は、 AD変換に用いるADクロックの周波数fadを、前記パ
    イロット信号レベル検出手段の動作クロック周波数fre
    のL倍(Lは2以上の整数)にすることを特徴とする請
    求項1記載のパイロット信号検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ノイズ低減フィルタは、 前記ADクロックと同一周波数のクロックで入力信号を
    取り込み、前記入力信号の周波数の高域成分をカットす
    るノッチフィルタで構成されることを特徴とする請求項
    1記載のパイロット信号検出装置。
  4. 【請求項4】 磁気テープの長手方向に対して角度θ傾
    斜し、Rアジマスのトラック及びLアジマスのトラック
    に、情報信号及び互いに異なる周波数の第1、第2のパ
    イロット信号を多重又は分割記録する第1及び第2の記
    録手段と、 前記磁気テープのRアジマスのトラック及びLアジマス
    のトラックに記録された記録情報を夫々再生する第1及
    び第2の再生ヘッドと、 前記磁気テープを所定の速度で走行させるテープ走行手
    段と、 前記第1及び第2の再生ヘッドを前記トラックに沿って
    移動させるヘッド移動手段と、 周波数f0 (f0 >fad)の基準クロックを分周し、周
    波数fadのADクロックを生成するA/Dクロック生成
    手段と、 前記第1又は第2の再生ヘッドのいずれかをパイロット
    検出再生ヘッドとし、前記パイロット検出再生ヘッドの
    再生信号を前記ADクロックでA/D変換するA/D変
    換手段と、 周波数f0 の前記基準クロックを分周し、周波数fre
    (fre<fad)のパイロット信号検出クロックを生成す
    るパイロット信号検出クロック生成手段と、 前記A/D変換手段の出力信号を前記パイロット信号検
    出クロックに同期した信号に変換することにより発生す
    る折り返しノイズを予め低減するノイズ低減フィルタ
    と、 前記ノイズ低減フィルタの出力を前記パイロット信号検
    出クロックに同期した信号に変換するリサンプル手段
    と、 前記パイロット信号検出クロック生成手段で生成された
    前記パイロット信号検出クロックを用いて前記第1及び
    第2のパイロット信号のレベルを夫々検出するパイロッ
    ト信号レベル検出手段と、 前記パイロット信号レベル検出手段から得られた第1及
    び第2のパイロット信号のレベルから、レベル差を演算
    してトラッキング誤差信号を生成し、前記トラッキング
    誤差信号を前記テープ走行手段に与えることにより、再
    生時のトラックと前記パイロット検出再生ヘッドとの相
    対位置関係を制御するトラッキング制御手段と、を具備
    することを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記パイロット信号検出クロック生成手
    段は、 前記第1、第2のパイロット信号の周波数を夫々f1、
    f2(fre>f2>f1)とするとき、f1と4×f2
    の公倍数の周波数freを有するクロックを前記パイロッ
    ト信号検出クロックとして生成することを特徴とする請
    求項4記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記A/D変換手段は、 AD変換に用いるADクロックの周波数fadを、前記パ
    イロット信号レベル検出手段の動作クロック周波数fre
    のL倍(Lは2以上の整数)にすることを特徴とする請
    求項4記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記ノイズ低減フィルタは、 前記ADクロックと同一周波数のクロックで入力信号を
    取り込み、前記入力信号の周波数の高域成分をカットす
    るノッチフィルタで構成されることを特徴とする請求項
    4記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 磁気テープの長手方向に対して角度θ傾
    斜し、Rアジマスのトラック及びLアジマスのトラック
    に、情報信号と互いに異なる周波数からなる第1、第2
    のパイロット信号とを多重又は分割記録する第1及び第
    2の記録手段と、 前記磁気テープのRアジマスのトラック及びLアジマス
    のトラックに記録された記録情報を夫々再生する第1及
    び第2の再生ヘッドと、 前記磁気テープを所定の速度で走行させるテープ走行手
    段と、 前記第1及び第2の再生ヘッドを前記トラックに沿って
    移動させるヘッド移動手段と、 周波数f0 (f0 >fad)の基準クロックを分周し、周
    波数fadのADクロックを生成するA/Dクロック生成
    手段と、 前記第1又は第2の再生ヘッドのいずれかをパイロット
    検出再生ヘッドとし、前記パイロット検出再生ヘッドの
    再生信号を前記ADクロックでA/D変換するA/D変
    換手段と、 周波数f0 の前記基準クロックを分周し、周波数fre
    (fre<fad)のパイロット信号検出クロックを生成す
    るパイロット信号検出クロック生成手段と、 前記A/D変換手段の出力信号を前記パイロット信号検
    出クロックに同期した信号に変換することにより発生す
    る折り返しノイズを予め低減するノイズ低減フィルタ
    と、 前記ノイズ低減フィルタの出力を前記パイロット信号検
    出クロックに同期した信号に変換するリサンプル手段
    と、 前記パイロット信号検出クロック生成手段で生成された
    前記パイロット信号検出クロックを用いて前記第1及び
    第2のパイロット信号のレベルを夫々検出するパイロッ
    ト信号レベル検出手段と、 前記パイロット信号レベル検出手段から得られた第1及
    び第2のパイロット信号のレベルから、レベル差を演算
    してトラッキング誤差信号を生成し、前記トラッキング
    誤差信号を前記テープ走行手段に与えることにより、再
    生時のトラックと前記パイロット検出再生ヘッドとの相
    対位置関係を制御するトラッキング制御手段と、 前記テープ走行手段による前記磁気テープの走行速度と
    前記ヘッド移動手段によるヘッド移動速度を同時に標準
    再生時のR倍に設定する(Rは整数又は分数)再生速度
    切り替え手段と、 前記再生速度切り替え手段による前記磁気テープの走行
    速度と前記ヘッド移動速度の変化に応じて、前記パイロ
    ット信号検出クロック生成手段の出力クロック周波数を
    R×freに切り替えるパイロット信号検出クロック切り
    替え手段と、具備することを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 前記パイロット信号検出クロック生成手
    段は、 前記第1、第2のパイロット信号の周波数を夫々f1、
    f2(fre>f2>f1)とするとき、f1と4×f2
    の公倍数の周波数freを有するクロックを前記パイロッ
    ト信号検出クロックとして生成することを特徴とする請
    求項8記載の磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記A/D変換手段は、 AD変換に用いるADクロックの周波数fadを、前記パ
    イロット信号レベル検出手段の動作クロック周波数fre
    のL倍(Lは2以上の整数)にすることを特徴とする請
    求項8記載の磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記ノイズ低減フィルタは、 標準再生時には、周波数fadの前記ADクロックと同一
    のクロックで入力信号を取り込み、前記再生速度切り替
    え手段による指示再生速度が標準再生時のR倍(Rは整
    数又は分数)になった場合は、前記A/D変換手段のA
    Dクロックの周波数R×fadで入力信号を取り込み、前
    記入力信号の周波数の高域成分をカットするノッチフィ
    ルタで構成されることを特徴とする請求項8記載の磁気
    記録再生装置。
  12. 【請求項12】 磁気テープの長手方向に対して角度θ
    傾斜し、Rアジマスのトラック及びLアジマスのトラッ
    クに、情報信号と互いに異なる周波数からなる第1、第
    2のパイロット信号とを多重又は分割記録する第1及び
    第2の記録手段と、 前記磁気テープのRアジマスのトラック及びLアジマス
    のトラックに記録された記録情報を夫々再生する第1及
    び第2の再生ヘッドと、 前記磁気テープを所定の速度で走行させるテープ走行手
    段と、 前記第1及び第2の再生ヘッドを前記トラックに沿って
    移動させるヘッド移動手段と、 前記第1及び第2の再生ヘッドの再生出力をサンプリン
    グするためのADクロックを生成するA/Dクロック生
    成手段と、 前記第1又は第2の再生ヘッドのいずれかをパイロット
    検出再生ヘッドとし、前記パイロット検出再生ヘッドの
    再生信号を前記ADクロックでA/D変換するA/D変
    換手段と、 前記A/D変換手段の出力信号を、前記ADクロックよ
    り低い周波数のパイロット信号検出クロックでサンプリ
    ングすることにより発生する折り返しノイズを予め除去
    するノイズ低減フィルタと、 前記パイロット信号検出クロックを生成するパイロット
    信号検出クロック生成手段と、 前記ノイズ低減フィルタの出力を前記パイロット信号検
    出クロックに同期した信号に変換するリサンプル手段
    と、 前記パイロット信号検出クロック生成手段で生成された
    前記パイロット信号検出クロックを用いて前記第1及び
    第2のパイロット信号のレベルを夫々検出するパイロッ
    ト信号レベル検出手段と、 前記パイロット信号レベル検出手段から得られた第1及
    び第2のパイロット信号のレベルから、レベル差を演算
    してトラッキング誤差信号を生成し、前記トラッキング
    誤差信号を前記テープ走行手段に与えることにより、再
    生時のトラックと前記パイロット検出再生ヘッドとの相
    対位置関係を制御するトラッキング制御手段と、 前記磁気テープの走行速度を所望の速度に切り替えるテ
    ープ走行速度切り替え手段と、 前記テープ走行速度切り替え手段から指示された磁気テ
    ープの走行速度に応じて一定の時間間隔で前記パイロッ
    ト信号を検出するためのタイミングクロックを生成する
    パイロット信号検出タイミング生成手段と、 前記テープ走行速度切り替え手段から標準再生以外の再
    生速度が指示されたとき、前記パイロット検出再生ヘッ
    ドから読み出された再生信号から、再生クロックを検出
    する再生クロック生成手段と、 前記再生クロック生成手段から得られた再生クロックに
    基づき、前記パイロット信号検出クロックを生成するた
    めの調整信号を生成し、前記調整信号を前記パイロット
    信号検出クロック生成手段及びA/Dクロック生成手段
    に与えるトラッキング誤差検出クロック調整手段と、を
    具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記トラッキング誤差検出クロック調
    整手段は、 所望のテープ送り速度時に再生される前記第1、第2の
    パイロット信号の周波数を夫々f1’、f2’(f2’
    >f1’)とするとき、f1’と4×f2’の公倍数の
    周波数を有するクロックを用いて、前記パイロット信号
    検出クロックを生成するための調整信号を生成すること
    を特徴とする請求項12記載の磁気記録再生装置。
  14. 【請求項14】 前記トラッキング誤差検出クロック調
    整手段は、 所望のテープ速度時に再生される情報信号の再生クロッ
    クを入力し、所望のテープ速度に基づいて前記再生クロ
    ック周波数に一定の周波数偏差を持たせたクロックを生
    成して出力することを特徴とする請求項12記載の磁気
    記録再生装置。
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