JP2505905B2 - 磁気記録装置及び磁気再生装置 - Google Patents
磁気記録装置及び磁気再生装置Info
- Publication number
- JP2505905B2 JP2505905B2 JP2073905A JP7390590A JP2505905B2 JP 2505905 B2 JP2505905 B2 JP 2505905B2 JP 2073905 A JP2073905 A JP 2073905A JP 7390590 A JP7390590 A JP 7390590A JP 2505905 B2 JP2505905 B2 JP 2505905B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- track
- recorded
- magnetic
- digital
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気記録媒体に記録する磁気記録装置及
び磁気記録媒体を再生する磁気再生装置に関するもので
ある。
び磁気記録媒体を再生する磁気再生装置に関するもので
ある。
第13図は例えば特開昭63−173219号公報に示された従
来の磁気再生装置に用いられる回転ドラムの断面図であ
り、図において、回転シャフト(1)はベアリング
(2)を介して回転ドラムに取付けられている。回転ド
ラム(4)は回転シャフト(1)に取付けられ、この回
転ドラム(4)に電磁駆動型アクチュエータ(5)が接
続されている。
来の磁気再生装置に用いられる回転ドラムの断面図であ
り、図において、回転シャフト(1)はベアリング
(2)を介して回転ドラムに取付けられている。回転ド
ラム(4)は回転シャフト(1)に取付けられ、この回
転ドラム(4)に電磁駆動型アクチュエータ(5)が接
続されている。
第14図は、例えば特開昭59−68862号公報に示された
従来の磁気再生装置における磁気ヘッド(7)と記録ト
ラック(8)の関係を示す図である。
従来の磁気再生装置における磁気ヘッド(7)と記録ト
ラック(8)の関係を示す図である。
第15図は例えば特開昭59−68862号公報に示された従
来の磁気再生装置においてトラッキングエラー生成用の
パイロット信号発生回路及びトラッキングエラー検出回
路のブロック図であり、第15図において、(9)は基準
発振器(以下、OSCと略称する)、(10)はプリセッタ
ブルカウンタ、(11)はフリップフロップ、(12)はフ
ィルタ、(14)はフィルタ(12)から出力された正弦波
の参照信号(0)と映像やオーディオ等の情報信号(1
3)を加算するミキサ、(15)は記録再生切換えスイッ
チ、(16)は記録再生を行う磁気ヘッド、(19)はトラ
ック切換え信号(17)と記録再生切換え信号(18)によ
り、プロセッタブルカウンタ(10)の分周比を制御する
分周比制御回路、(22)は再生信号(21)を入力するロ
ーパスフィルタ、(23)は参照信号(20)とローパスフ
ィルタ(22)から出力された再生パイロット信号とを加
算するミキサ、(24)は増幅器、(25)は分割回路、
(26a),(26b)はバンドパスフィルタ、(27a),(2
7b)はエンベロープ検波回路、(28)はエンベロープ検
波回路(27a),(27b)の出力を比較する差動増幅器、
(29)は差動増幅器(28)から出力されるトラッキング
制御信号である。
来の磁気再生装置においてトラッキングエラー生成用の
パイロット信号発生回路及びトラッキングエラー検出回
路のブロック図であり、第15図において、(9)は基準
発振器(以下、OSCと略称する)、(10)はプリセッタ
ブルカウンタ、(11)はフリップフロップ、(12)はフ
ィルタ、(14)はフィルタ(12)から出力された正弦波
の参照信号(0)と映像やオーディオ等の情報信号(1
3)を加算するミキサ、(15)は記録再生切換えスイッ
チ、(16)は記録再生を行う磁気ヘッド、(19)はトラ
ック切換え信号(17)と記録再生切換え信号(18)によ
り、プロセッタブルカウンタ(10)の分周比を制御する
分周比制御回路、(22)は再生信号(21)を入力するロ
ーパスフィルタ、(23)は参照信号(20)とローパスフ
ィルタ(22)から出力された再生パイロット信号とを加
算するミキサ、(24)は増幅器、(25)は分割回路、
(26a),(26b)はバンドパスフィルタ、(27a),(2
7b)はエンベロープ検波回路、(28)はエンベロープ検
波回路(27a),(27b)の出力を比較する差動増幅器、
(29)は差動増幅器(28)から出力されるトラッキング
制御信号である。
次に動作について説明する。磁気記録媒体としての磁
気テープ(T)上への記録時においては、トラック切換
え信号(17)に基ずいて制御回路(19)によりプリセッ
タブルカウンタ(10)の分周比を切換え、このプロセッ
タブルカウンタ(10)の出力をフリップフロップ(11)
でさらに分周した後、フィルタ(12)で正弦波(パイロ
ット信号)にした後、情報信号(13)とミキサ(14)で
加算し、記録再生切換えスイッチ(15)を介して磁気ヘ
ッド(16)により磁気テープ(T)に記録する。
気テープ(T)上への記録時においては、トラック切換
え信号(17)に基ずいて制御回路(19)によりプリセッ
タブルカウンタ(10)の分周比を切換え、このプロセッ
タブルカウンタ(10)の出力をフリップフロップ(11)
でさらに分周した後、フィルタ(12)で正弦波(パイロ
ット信号)にした後、情報信号(13)とミキサ(14)で
加算し、記録再生切換えスイッチ(15)を介して磁気ヘ
ッド(16)により磁気テープ(T)に記録する。
記録トラックが変わるたびにトラック切換え信号(1
7)を切換えるため、例えば第14図のようなf1〜f4の4
種類のパイロット信号を記録することができる。このと
き、パイロット信号の周波数は上記情報信号(13)を再
生し、パイロット信号を抽出するに当って、情報信号
(13)が損なわれないような周波数に設定する必要があ
るため、例えば数十KHz〜数百KHzに選定される。
7)を切換えるため、例えば第14図のようなf1〜f4の4
種類のパイロット信号を記録することができる。このと
き、パイロット信号の周波数は上記情報信号(13)を再
生し、パイロット信号を抽出するに当って、情報信号
(13)が損なわれないような周波数に設定する必要があ
るため、例えば数十KHz〜数百KHzに選定される。
第14図におけるf1〜f4のパイロット信号の周波数を民
生用8mmビデオテープレコーダ(VTR)の4周波パイロッ
ト方式の場合で考えて、 f1+fA=f2,f2+fB=f3 ……(1) f4+fB=f3,f1+fB=f4 のように設定すると、再生時は第15図における磁気ヘッ
ド(16)により磁気テープ(T)から記録信号を再生す
る際、情報信号(13)にまじって記録したパイロット信
号も再生される。
生用8mmビデオテープレコーダ(VTR)の4周波パイロッ
ト方式の場合で考えて、 f1+fA=f2,f2+fB=f3 ……(1) f4+fB=f3,f1+fB=f4 のように設定すると、再生時は第15図における磁気ヘッ
ド(16)により磁気テープ(T)から記録信号を再生す
る際、情報信号(13)にまじって記録したパイロット信
号も再生される。
上記パイロット信号はローパスフィルタ(22)にて抽
出されるが、このとき、走査しているパイロット信号の
他に隣設トラック(両隣り)のトラックのパイロット信
号もクロストークとして取り出される。
出されるが、このとき、走査しているパイロット信号の
他に隣設トラック(両隣り)のトラックのパイロット信
号もクロストークとして取り出される。
上記隣接トラックのパイロット信号は周波数が映像信
号等に比べて十分に低いため、たとえアジマス記録であ
っても、アジマス効果がほとんどなく大きなクロストー
ク量として再生される。
号等に比べて十分に低いため、たとえアジマス記録であ
っても、アジマス効果がほとんどなく大きなクロストー
ク量として再生される。
以上の再生されたパイロット信号にミキサー(23)に
て走査トラックに書き込まれている参照信号(20)のパ
イロット周波数を加算すると、両隣りからのクロストー
クによりパイロット信号と、参照信号(20)との間にビ
ートが生じ(1)式におけるfAおよびfBのビート周波数
が得られる。
て走査トラックに書き込まれている参照信号(20)のパ
イロット周波数を加算すると、両隣りからのクロストー
クによりパイロット信号と、参照信号(20)との間にビ
ートが生じ(1)式におけるfAおよびfBのビート周波数
が得られる。
例えば第14図において、f2のパイロット信号が書かれ
ているトラックを再生する際には、クロストークとして
f1およびf3のパイロット信号も得られ、これをミキサー
(23)で加算する際に、(1)式よりf2−f1=fA,f2f3
=−fBとなることからビート信号fA,fBが得られる。
ているトラックを再生する際には、クロストークとして
f1およびf3のパイロット信号も得られ、これをミキサー
(23)で加算する際に、(1)式よりf2−f1=fA,f2f3
=−fBとなることからビート信号fA,fBが得られる。
次にこれを増幅器(24)、分割回路(25)に介してバ
ンドパスフィルタ(26a),(26b)で抽出した後、エン
ペロープ検波回路(27a),(27b)で検波すると、第14
図の磁気ヘッド(7)がf2上をオントラックしている場
合、少しでもf1側にずれると、ビート信号fAが増大し、
逆の場合はビート信号fBが増大するため、作動増幅器
(28)の出力としてトラッキング制御信号(29)が取り
出せる。
ンドパスフィルタ(26a),(26b)で抽出した後、エン
ペロープ検波回路(27a),(27b)で検波すると、第14
図の磁気ヘッド(7)がf2上をオントラックしている場
合、少しでもf1側にずれると、ビート信号fAが増大し、
逆の場合はビート信号fBが増大するため、作動増幅器
(28)の出力としてトラッキング制御信号(29)が取り
出せる。
以上のようにして得られたトラッキング制御信号(2
9)は、制御系の安定性、速応性を所定の値に保つため
に、位相補償、ゲイン補償された後、ドライブ回路を介
して第13図のブラシ及びスリップリング(6)により回
転ドラム(4)内のアクチュエータ(5)に供給され、
磁気ヘッドを動かすことにより、常に磁気ヘッドが所定
のトラックをトレースするようにトラッキングが可能と
なるクローズドループの制御が行なわれる。
9)は、制御系の安定性、速応性を所定の値に保つため
に、位相補償、ゲイン補償された後、ドライブ回路を介
して第13図のブラシ及びスリップリング(6)により回
転ドラム(4)内のアクチュエータ(5)に供給され、
磁気ヘッドを動かすことにより、常に磁気ヘッドが所定
のトラックをトレースするようにトラッキングが可能と
なるクローズドループの制御が行なわれる。
上記クローズドループの制御により、記録トラックが
再生装置のヘッド軌跡に対してずれていたり曲がってい
たりしても、これらトラックずれが無くなるように磁気
ヘッドを追従させることができる。
再生装置のヘッド軌跡に対してずれていたり曲がってい
たりしても、これらトラックずれが無くなるように磁気
ヘッドを追従させることができる。
従来の磁気記録再生装置は以上のように構成されてい
るので、高密度な記録再生を行うため、きわめて狭いト
ラックのトラッキングシステムを構成している。この場
合、高精度にトラックずれを検出する手段が必要で、一
般的には前記のように低周波のパイロット信号を記録す
ることにより、トラックずれを検出している。
るので、高密度な記録再生を行うため、きわめて狭いト
ラックのトラッキングシステムを構成している。この場
合、高精度にトラックずれを検出する手段が必要で、一
般的には前記のように低周波のパイロット信号を記録す
ることにより、トラックずれを検出している。
しかし、ディジタル磁気記録の場合、一般的な記録、
再生信号において、直流に近い成分から最高記録周波数
にいたるまで広範囲にパワースペクトラムを有している
ため、従来のアナログFM記録のようにキャリア及びその
周辺の帯域外にいわゆる周波数アロケーション上の隙間
を生じさせることができない。
再生信号において、直流に近い成分から最高記録周波数
にいたるまで広範囲にパワースペクトラムを有している
ため、従来のアナログFM記録のようにキャリア及びその
周辺の帯域外にいわゆる周波数アロケーション上の隙間
を生じさせることができない。
特に現行アナログ8mmVTRの場合のように、トラッキン
グ用の低周波のパイロット信号を周波数アロケーション
上の隙間に挿入することは、ディジタル記録において
は、不可能である。
グ用の低周波のパイロット信号を周波数アロケーション
上の隙間に挿入することは、ディジタル記録において
は、不可能である。
しかし、ディジタル記録の場合も、トラッキング用パ
イロット信号の周波数域において記録されるパイロット
信号のパワーレベルがディジタル情報を変調して得られ
る記録信号のパワーレベルより十分大きければ、再生時
に上記トラッキング用パイロット信号を従来例の場合と
同じようにバンドパスフィルタ等で抜出すことが可能で
ある。
イロット信号の周波数域において記録されるパイロット
信号のパワーレベルがディジタル情報を変調して得られ
る記録信号のパワーレベルより十分大きければ、再生時
に上記トラッキング用パイロット信号を従来例の場合と
同じようにバンドパスフィルタ等で抜出すことが可能で
ある。
しかし、上記のようにパイロット信号のパワーレベル
を、映像やオーディオの情報である記録・再生信号に対
して大きくしすぎると、再生時に復調した場合、波形ひ
ずみが大きくなり、ディジタルデータの誤り率の増加が
発生する。
を、映像やオーディオの情報である記録・再生信号に対
して大きくしすぎると、再生時に復調した場合、波形ひ
ずみが大きくなり、ディジタルデータの誤り率の増加が
発生する。
特に記録時に記録アンプの手前で、上記変調後のディ
ジタルデータとトラッキング用パイロット信号をアナロ
グ的に加算して記録する場合、上記ディジタルデータと
パイロット信号との間に何の相間関係もないため、互い
の信号は単なる外乱信号となる。
ジタルデータとトラッキング用パイロット信号をアナロ
グ的に加算して記録する場合、上記ディジタルデータと
パイロット信号との間に何の相間関係もないため、互い
の信号は単なる外乱信号となる。
つまり、ディジタル信号により記録再生されるディジ
タルオーディオレコーダやディジタルビデオレコーダや
情報記録機器の場合、記録再生信号の周波数スペクトラ
ムがディジタル記録の特徴から低域成分を多く含むた
め、低周波のトラッキング用パイロット信号を上記記録
再生信号に加算して記録すると、上記ディジタルに変調
された信号を復調する際に上記記録再生信号と上記パイ
ロット信号の間に全く相間がないため、波形ひずみが生
じて、データの誤り率が増大する。
タルオーディオレコーダやディジタルビデオレコーダや
情報記録機器の場合、記録再生信号の周波数スペクトラ
ムがディジタル記録の特徴から低域成分を多く含むた
め、低周波のトラッキング用パイロット信号を上記記録
再生信号に加算して記録すると、上記ディジタルに変調
された信号を復調する際に上記記録再生信号と上記パイ
ロット信号の間に全く相間がないため、波形ひずみが生
じて、データの誤り率が増大する。
そこで、波形ひずみを少なくするためにパイロット信
号のパワーレベルを下げると、サーボ(トラッキング)
検出信号の必要S/Nが得られず、サーボを掛けることが
できなくなり、テープにおけるトラッキング方向の記録
密度がかせげなくなる等の問題点があった。
号のパワーレベルを下げると、サーボ(トラッキング)
検出信号の必要S/Nが得られず、サーボを掛けることが
できなくなり、テープにおけるトラッキング方向の記録
密度がかせげなくなる等の問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消することを課題
になされたもので、上記パイロット信号の情報信号に対
する多重において、ディジタル復調する際の波形ひずみ
をできるだけ最小限におさえるとともに、サーボ検出信
号のS/Nが大きく取れ、トラックピッチを狭めて記録再
生の高密度化を図ることのできる磁気記録装置及び磁気
再生装置を得ることを目的とする。
になされたもので、上記パイロット信号の情報信号に対
する多重において、ディジタル復調する際の波形ひずみ
をできるだけ最小限におさえるとともに、サーボ検出信
号のS/Nが大きく取れ、トラックピッチを狭めて記録再
生の高密度化を図ることのできる磁気記録装置及び磁気
再生装置を得ることを目的とする。
請求項1に係る磁気記録装置は、回転ドラムと、回転
ドラムに搭載された磁気ヘッドと、ディジタル信号を変
調しデジタル変調信号を磁気ヘッドに向けて供給する変
調回路とを備え、変調回路からのデジタル変調信号が磁
気テープ上のトラックに記録される時には、1ブロック
あたりの直流値を表すCDS値を増減することによりDSV値
を周期的に変化させて生成された第1及び第2のパイロ
ット信号が1トラックおきに交互に記録されることを特
徴とする。
ドラムに搭載された磁気ヘッドと、ディジタル信号を変
調しデジタル変調信号を磁気ヘッドに向けて供給する変
調回路とを備え、変調回路からのデジタル変調信号が磁
気テープ上のトラックに記録される時には、1ブロック
あたりの直流値を表すCDS値を増減することによりDSV値
を周期的に変化させて生成された第1及び第2のパイロ
ット信号が1トラックおきに交互に記録されることを特
徴とする。
請求項2に係る磁気記録装置は、回転ドラムと、回転
ドラムに搭載された磁気ヘッドと、ディジタル信号を変
調しディジタル変調信号を磁気ヘッドに向けて供給する
変調回路とを備え、変調回路からのディジタル変調信号
が磁気テープ上のトラックに記録される時には、1ブロ
ックあたりの直流値を表すCDS値を増減することによりD
SV値を周期的に変化させて生成された周波数の異なる第
1及び第2のパイロット信号がそれぞれ1トラックおき
に位相を反転して記録されることを特徴とする。
ドラムに搭載された磁気ヘッドと、ディジタル信号を変
調しディジタル変調信号を磁気ヘッドに向けて供給する
変調回路とを備え、変調回路からのディジタル変調信号
が磁気テープ上のトラックに記録される時には、1ブロ
ックあたりの直流値を表すCDS値を増減することによりD
SV値を周期的に変化させて生成された周波数の異なる第
1及び第2のパイロット信号がそれぞれ1トラックおき
に位相を反転して記録されることを特徴とする。
請求項3に係る磁気記録装置は、変調回路が、所定長
のディジタル信号に対応する1ブロックのディジタル変
調信号をテーブルとして有し、入力されるディジタル信
号に対応するディジタル変調信号のブロックを前記テー
ブルから選択して出力する変換テーブル回路であること
を特徴とする。
のディジタル信号に対応する1ブロックのディジタル変
調信号をテーブルとして有し、入力されるディジタル信
号に対応するディジタル変調信号のブロックを前記テー
ブルから選択して出力する変換テーブル回路であること
を特徴とする。
請求項4に係る磁気再生装置は、同一周波数でありか
つ互いに反転した位相を有する2つのパイロット信号が
記録されていないトラックに記録されたディジタル変調
信号の再生時には、磁気ヘッドがトレースするトラック
の両隣接トラックに記録されたパイロット信号のクロス
トークを周波数に基づいて再生信号から検出し、該クロ
ストークが最小となるようにトラッキング制御を行うこ
とを特徴とする。
つ互いに反転した位相を有する2つのパイロット信号が
記録されていないトラックに記録されたディジタル変調
信号の再生時には、磁気ヘッドがトレースするトラック
の両隣接トラックに記録されたパイロット信号のクロス
トークを周波数に基づいて再生信号から検出し、該クロ
ストークが最小となるようにトラッキング制御を行うこ
とを特徴とする。
請求項5に係る磁気再生装置は、磁気テープ上のディ
ジタル変調信号の再生時には、磁気ヘッドがトレースす
るトラックの両隣接トラックに記録されたパイロット信
号のクロストークを自トラックのパイロット信号との周
波数差に基づいて再生信号から検出し、両隣接トラック
からの位相の反転したパイロット信号のクロストークが
最小となるようにトラッキング制御を行うことを特徴と
する。
ジタル変調信号の再生時には、磁気ヘッドがトレースす
るトラックの両隣接トラックに記録されたパイロット信
号のクロストークを自トラックのパイロット信号との周
波数差に基づいて再生信号から検出し、両隣接トラック
からの位相の反転したパイロット信号のクロストークが
最小となるようにトラッキング制御を行うことを特徴と
する。
請求項6に係る磁気再生装置は、第1のパイロット信
号に対応した第1のバンドパスフィルタと、第1のバン
ドパスフィルタの出力から第1のパイロット信号の信号
レベルを取り出す第1の検波回路と、第1の検波回路の
出力のピークレベルをホールドする第1のサンプルホー
ルド回路と、第2のパイロット信号に対応した第2のバ
ンドパスフィルタと、第2のバンドパスフィルタの出力
から第2のパイロット信号の信号レベルを取り出す第2
の検波回路と、第2の検波回路の出力のピークレベルを
ホールドする第2のサンプルホールド回路と、第1のサ
ンプルホールド回路の出力と第2のサンプルホールド回
路の出力とを入力とし、両出力の差を出力する差動アン
プとを有することを特徴とする。
号に対応した第1のバンドパスフィルタと、第1のバン
ドパスフィルタの出力から第1のパイロット信号の信号
レベルを取り出す第1の検波回路と、第1の検波回路の
出力のピークレベルをホールドする第1のサンプルホー
ルド回路と、第2のパイロット信号に対応した第2のバ
ンドパスフィルタと、第2のバンドパスフィルタの出力
から第2のパイロット信号の信号レベルを取り出す第2
の検波回路と、第2の検波回路の出力のピークレベルを
ホールドする第2のサンプルホールド回路と、第1のサ
ンプルホールド回路の出力と第2のサンプルホールド回
路の出力とを入力とし、両出力の差を出力する差動アン
プとを有することを特徴とする。
請求項7に係る磁気記録装置は、記録トラックの下端
部に第1あるいは第2のパイロット信号とは異なる第3
のパイロット信号を記録するように構成したことを特徴
とする。
部に第1あるいは第2のパイロット信号とは異なる第3
のパイロット信号を記録するように構成したことを特徴
とする。
請求項1におけるデジタル変調信号には、CDS値を増
減することによりDSV値を周期的に変化させて生成され
た第1及び第2のパイロット信号が1トラックおきに交
互に多重されて記録される。
減することによりDSV値を周期的に変化させて生成され
た第1及び第2のパイロット信号が1トラックおきに交
互に多重されて記録される。
請求項2におけるデジタル変調信号にはCDS値増減す
ることによりDSV値を周期的に変化させて生成された周
波数の異なる第1及び第2のパイロット信号がそれぞれ
1トラックおきに位相を反転して多重記録される。
ることによりDSV値を周期的に変化させて生成された周
波数の異なる第1及び第2のパイロット信号がそれぞれ
1トラックおきに位相を反転して多重記録される。
請求項3においては所定長のディジタル信号に対応す
る1ブロックのディジタル変調信号がテーブルから選択
して出力されることにより、入力されるディジタル信号
がディジタル変調される。
る1ブロックのディジタル変調信号がテーブルから選択
して出力されることにより、入力されるディジタル信号
がディジタル変調される。
請求項4においては、パイロット信号が記録されてい
ないトラックに記録されたディジタル変調信号の再生時
には、磁気ヘッドがトレースするトラックの両隣接トラ
ックに記録されたパイロット信号のクロストークが周波
数に基づいて再生信号から検出され、トラッキング制御
は該クロストークが最小となるように行われる。
ないトラックに記録されたディジタル変調信号の再生時
には、磁気ヘッドがトレースするトラックの両隣接トラ
ックに記録されたパイロット信号のクロストークが周波
数に基づいて再生信号から検出され、トラッキング制御
は該クロストークが最小となるように行われる。
請求項5においては、磁気テープ上のディジタル変調
信号の再生時には、磁気ヘッドがトレースするトラック
の両隣接トラックに記録されたパイロット信号のクロス
トークが自トラックのパイロット信号との周波数差に基
づいて再生信号から検出され、トラッキング制御は両隣
接トラックからの位相の反転したパイロット信号のクロ
ストークが最小となるように行われる。
信号の再生時には、磁気ヘッドがトレースするトラック
の両隣接トラックに記録されたパイロット信号のクロス
トークが自トラックのパイロット信号との周波数差に基
づいて再生信号から検出され、トラッキング制御は両隣
接トラックからの位相の反転したパイロット信号のクロ
ストークが最小となるように行われる。
請求項6においては、2つのパイロット信号の信号レ
ベルの差が、それぞれのパイロット信号に対応した、バ
ンドパスフィルタ、検波回路及びサンプルホールド回
路、並びに作動アンプによって取り出される。
ベルの差が、それぞれのパイロット信号に対応した、バ
ンドパスフィルタ、検波回路及びサンプルホールド回
路、並びに作動アンプによって取り出される。
請求項7においては、記録トラックの下端部に、記録
トラックの下端からトラッキングを開始する際のトラッ
キング引き込み動作に用いる第3のパイロット信号が記
録される。
トラックの下端からトラッキングを開始する際のトラッ
キング引き込み動作に用いる第3のパイロット信号が記
録される。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。図
において、(30)は回転ドラムに同期したパイロット信
号を発生させるためのPLL(フェイズロックドループ)
回路、(31)は位相の反転した2相のパイロット信号
(A),(B)を発生させるためのパイロット信号発生
回路、(32)はディジタル化された記録データ、(33)
はディジタル変調方式の基づいて変調アルゴリズムが決
められているROMテーブル、(34)はROMテーブル(33)
により変調されたディジタルデータの低域成分「DSV値
(a),(b)」を検出出力するため、アップダウンア
クンタ等で構成されたDSVカウンタ、(35)はパイロッ
ト信号(A),(B)とDSV値(a),(b)を比較す
る比較指令回路、(36)はROMテーブル(33)からのデ
ィジタルデータをシリアル化し、2ペアーの磁気ヘッド
「以下、ヘッドと略称する」(α),(β)に振分ける
ためのロジック回路、(37a),(37b)はロジック回路
(36)からの記録電流をヘッド(α),(β)に供給す
るための記録アンプであり、これ等により変調記録手段
(101)を構成している。
において、(30)は回転ドラムに同期したパイロット信
号を発生させるためのPLL(フェイズロックドループ)
回路、(31)は位相の反転した2相のパイロット信号
(A),(B)を発生させるためのパイロット信号発生
回路、(32)はディジタル化された記録データ、(33)
はディジタル変調方式の基づいて変調アルゴリズムが決
められているROMテーブル、(34)はROMテーブル(33)
により変調されたディジタルデータの低域成分「DSV値
(a),(b)」を検出出力するため、アップダウンア
クンタ等で構成されたDSVカウンタ、(35)はパイロッ
ト信号(A),(B)とDSV値(a),(b)を比較す
る比較指令回路、(36)はROMテーブル(33)からのデ
ィジタルデータをシリアル化し、2ペアーの磁気ヘッド
「以下、ヘッドと略称する」(α),(β)に振分ける
ためのロジック回路、(37a),(37b)はロジック回路
(36)からの記録電流をヘッド(α),(β)に供給す
るための記録アンプであり、これ等により変調記録手段
(101)を構成している。
(38a),(38b)はヘッド(α),(β)からの再生
信号を増幅するための再生アンプ、(39a),(39b)は
記録時のピッチコントロール用のパイロット信号を抜出
すためのバンドパスフィルタ、(40a),(40b)はパイ
ロット信号のレベルを見るための検波回路、(41a),
(41b)は検波回路(40a),(40b)の出力のピークレ
ベルをホールドするためのサンプルホールド回路、(4
2)はヘッド(α)で再生したパイロット信号レベルと
ヘッド(β)で再生したパイロット信号レベルの差をと
るための差動アンプ、(43)はピッチ制御ループにおけ
る安定性を保つための位相・ゲイン補償回路、(44)は
アクチュエータ(5)に駆動電流を供給するためのドラ
イブアンプであり、上記再生アンプ以後の各部によって
トラッキング制御手段(102)を構成している。
信号を増幅するための再生アンプ、(39a),(39b)は
記録時のピッチコントロール用のパイロット信号を抜出
すためのバンドパスフィルタ、(40a),(40b)はパイ
ロット信号のレベルを見るための検波回路、(41a),
(41b)は検波回路(40a),(40b)の出力のピークレ
ベルをホールドするためのサンプルホールド回路、(4
2)はヘッド(α)で再生したパイロット信号レベルと
ヘッド(β)で再生したパイロット信号レベルの差をと
るための差動アンプ、(43)はピッチ制御ループにおけ
る安定性を保つための位相・ゲイン補償回路、(44)は
アクチュエータ(5)に駆動電流を供給するためのドラ
イブアンプであり、上記再生アンプ以後の各部によって
トラッキング制御手段(102)を構成している。
次に上記実施例の動作について説明する。上記ROMテ
ーブル(33)は上記実施例装置のディジタル変調方式が
8bit−10bit変換方式である場合、下表の変換表を格納
している。
ーブル(33)は上記実施例装置のディジタル変調方式が
8bit−10bit変換方式である場合、下表の変換表を格納
している。
そこで、この8bit−10bit変換方式の例をとると、1
データ列当りの低周波成分であるCDS値即ち10bitデータ
列を a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7,a8,a9,a10 とすると、 CDS値=a1+a2+a3+a4+a5…+a10 となる。
データ列当りの低周波成分であるCDS値即ち10bitデータ
列を a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7,a8,a9,a10 とすると、 CDS値=a1+a2+a3+a4+a5…+a10 となる。
ここにおいて、1と0のそれぞれ値を1→−1に対応
させて上記a1〜a10に代入して求める。上記CDS値が0以
外のものを考えた場合、同じデータが連続することがゆ
るされる数すなわちTmaxを5とすると、0<CDS値とな
る10bitの組合わせが256個以上存在するため、0<CDS
値のみでTmax=5の10biデータの組合わせにより、8bit
−10bit変換が可能となる。
させて上記a1〜a10に代入して求める。上記CDS値が0以
外のものを考えた場合、同じデータが連続することがゆ
るされる数すなわちTmaxを5とすると、0<CDS値とな
る10bitの組合わせが256個以上存在するため、0<CDS
値のみでTmax=5の10biデータの組合わせにより、8bit
−10bit変換が可能となる。
そこで8bitから成る記録データを10bitに変換する
際、ROMテーブル(33)に記憶されている10bitのデータ
列のCDS値がすべてCDS>0で構成されていると、ROMテ
ーブル内の10bitデータ列をそのまま出力するか、これ
を反転して出力させるかによって、データの始まりから
CDS値を積分して得られるDSV値を可変させることが可能
となる。
際、ROMテーブル(33)に記憶されている10bitのデータ
列のCDS値がすべてCDS>0で構成されていると、ROMテ
ーブル内の10bitデータ列をそのまま出力するか、これ
を反転して出力させるかによって、データの始まりから
CDS値を積分して得られるDSV値を可変させることが可能
となる。
ここにおいて、データの始まりから上記10bitデータ
列の直流成分を積分した値すなわちDSV値を検出するた
め、例えばアップダウンカウンタ等で構成されたDSVカ
ウンタ(34)により、データ列を1→upカウント、0→
ダウンカウントし続けておけば、現在のデータ列におけ
るDSV値(a),(b)が検出できる。
列の直流成分を積分した値すなわちDSV値を検出するた
め、例えばアップダウンカウンタ等で構成されたDSVカ
ウンタ(34)により、データ列を1→upカウント、0→
ダウンカウントし続けておけば、現在のデータ列におけ
るDSV値(a),(b)が検出できる。
これに基づいて、上記DSV値が時間とともに正弦波状
にかつ一定周期で変化するようにROMテーブル(33)か
らのデータ列をそのまま出力(DSV>0)とするか反転
して出力(DSV<0)とするか選択することにより、8bi
tデータを10bitに変換する際、変調方式内部で、正弦波
状の低周波信号すなわちパイロット信号を記録データ
(32)すなわちディジタルデータに多重することができ
る。
にかつ一定周期で変化するようにROMテーブル(33)か
らのデータ列をそのまま出力(DSV>0)とするか反転
して出力(DSV<0)とするか選択することにより、8bi
tデータを10bitに変換する際、変調方式内部で、正弦波
状の低周波信号すなわちパイロット信号を記録データ
(32)すなわちディジタルデータに多重することができ
る。
ここにおいて、上記正弦波状信号はドラム回転に同期
させることにより、記録トラック上の位相関係を隣設ト
ラックに対して規定し、ドラムの回転位相検出信号であ
るPG信号に対してフェイズロックドループ回路(30)で
位相がロックされた信号で、位相トラック毎に変わる正
弦波状の1周波のパイロット信号として、2相パイロッ
ト発生回路(31)にて生成される。
させることにより、記録トラック上の位相関係を隣設ト
ラックに対して規定し、ドラムの回転位相検出信号であ
るPG信号に対してフェイズロックドループ回路(30)で
位相がロックされた信号で、位相トラック毎に変わる正
弦波状の1周波のパイロット信号として、2相パイロッ
ト発生回路(31)にて生成される。
これは例えばパイロット信号の周波数をf0とした時、
フェイズロックドループ回路(30)からドラム回転によ
るPG信号に同期した4×f0の信号を発生させる。この信
号を入力する2相パイロット信号発生回路(31)にて4
分周のタイミングをトラックごとに切換えることによ
り、例えば4つの互いに90degずつずれたクロックを生
成することができ、中心周波数f0のバンドパスフィルタ
を通すことによって、1周波で位相のずれた正弦波信号
を取り出すことができる。
フェイズロックドループ回路(30)からドラム回転によ
るPG信号に同期した4×f0の信号を発生させる。この信
号を入力する2相パイロット信号発生回路(31)にて4
分周のタイミングをトラックごとに切換えることによ
り、例えば4つの互いに90degずつずれたクロックを生
成することができ、中心周波数f0のバンドパスフィルタ
を通すことによって、1周波で位相のずれた正弦波信号
を取り出すことができる。
また、上記フェイズロックドループ回路の発振周波数
をN×f0とし、分周比を1/Nとすると、上記のような構
成で互いに位相が(360deg/N)だけずれたパイロット信
号(A),(B)を生成することができる。
をN×f0とし、分周比を1/Nとすると、上記のような構
成で互いに位相が(360deg/N)だけずれたパイロット信
号(A),(B)を生成することができる。
さらに、上記2相パイロット信号発生回路(31)の出
力と上記DSVカウンタ(34)の出力が一致するように、R
OMテーブル(33)内のデータをそのまま出力(CDS>
0)もしくは反転(CDS<0)するかを選択し制御すれ
ば、変調方式内のパイロット信号をディジタルデータに
多重することが実現する。
力と上記DSVカウンタ(34)の出力が一致するように、R
OMテーブル(33)内のデータをそのまま出力(CDS>
0)もしくは反転(CDS<0)するかを選択し制御すれ
ば、変調方式内のパイロット信号をディジタルデータに
多重することが実現する。
この変調方式でパイロット信号を多重すると、ディジ
タルデータとパイロット信号が互いに相関関係にあるた
め(変調アルゴリズムとして必然的にパイロット信号が
多重される)、ディジタルデータの再生時における復調
回路にてパイロット信号の多重による波形ひずみを除去
することができる。
タルデータとパイロット信号が互いに相関関係にあるた
め(変調アルゴリズムとして必然的にパイロット信号が
多重される)、ディジタルデータの再生時における復調
回路にてパイロット信号の多重による波形ひずみを除去
することができる。
しかし、上述のような構成にしても、変調スペクトラ
ムにおける低周波の領域特にパイロット信号等において
はヘッドのアジマス効果がほとんど期待できない。反対
にパイロット信号によるトラッキング制御は両隣りから
のパイロット信号の漏れ(クロストーク)を利用するた
め、わざと、アジマス効果の影響が少ない周波数に選定
してある。
ムにおける低周波の領域特にパイロット信号等において
はヘッドのアジマス効果がほとんど期待できない。反対
にパイロット信号によるトラッキング制御は両隣りから
のパイロット信号の漏れ(クロストーク)を利用するた
め、わざと、アジマス効果の影響が少ない周波数に選定
してある。
そこで、パイロット信号の両隣りのトラックからのク
ロストークにより、再生ディジタルデータの復調時に波
形ひずみが生じることになるが、パイロット信号と再生
ディジタルデータとの間には上述のように相関があるた
め波形ひずみはある程度取り除ける。
ロストークにより、再生ディジタルデータの復調時に波
形ひずみが生じることになるが、パイロット信号と再生
ディジタルデータとの間には上述のように相関があるた
め波形ひずみはある程度取り除ける。
次に両隣りのトラックからのクロストークにより、再
生磁気ヘッドがトラッキング動作を行い、オントラック
すると、クロストークのパワーレベルが原理的にゼロに
なるようにパイロット信号を記録しておけば、復調時の
波形ひずみをかなり取り除くことができる。
生磁気ヘッドがトラッキング動作を行い、オントラック
すると、クロストークのパワーレベルが原理的にゼロに
なるようにパイロット信号を記録しておけば、復調時の
波形ひずみをかなり取り除くことができる。
特に上述のように、変調手段内にパイロット信号が発
生するようなアルゴリズムを持つ場合、その周波数スペ
クトルラムは第2図に示すようになっており、かなりパ
イロット信号のパワーレベルを高く記録することができ
る。このため、制御系のトラッキング制御信号(29)の
S/N比は良いがクロストークが強すぎることがあった。
生するようなアルゴリズムを持つ場合、その周波数スペ
クトルラムは第2図に示すようになっており、かなりパ
イロット信号のパワーレベルを高く記録することができ
る。このため、制御系のトラッキング制御信号(29)の
S/N比は良いがクロストークが強すぎることがあった。
そこで、上記変調方式においては、ヘッド(α),
(β)で例えば第3図に示すように1トラックおきにパ
イロト信号A1,A2を記録し、このパイロット信号A1,A2が
同じ周波数で互いに位相が180degずれた信号を入れるこ
とによって、例えばパイロット信号が記録されていない
トラックにおいては、両隣りからのクロストーク成分が
互いに180deg位相がずれているため互いに相殺され、オ
ントラック時にはパイロット信号のクロストークの影響
がゼロになる。
(β)で例えば第3図に示すように1トラックおきにパ
イロト信号A1,A2を記録し、このパイロット信号A1,A2が
同じ周波数で互いに位相が180degずれた信号を入れるこ
とによって、例えばパイロット信号が記録されていない
トラックにおいては、両隣りからのクロストーク成分が
互いに180deg位相がずれているため互いに相殺され、オ
ントラック時にはパイロット信号のクロストークの影響
がゼロになる。
上記パイロット信号A1,A2が記録されているトラック
においては、両隣りにはパイロット信号が記録されてい
ないため、同様にクロストークの影響は無い。また自身
のトックにおけるパイロット信号は上述のように記録時
のディジタルデータ変調方式内で作られているため、自
身のトラックにおける姿勢データに対しノイズおよび外
乱にならない。
においては、両隣りにはパイロット信号が記録されてい
ないため、同様にクロストークの影響は無い。また自身
のトックにおけるパイロット信号は上述のように記録時
のディジタルデータ変調方式内で作られているため、自
身のトラックにおける姿勢データに対しノイズおよび外
乱にならない。
このとき、例えばディジタルVTR等のディジタル記録
再生においては、ビットレートが高いため1つのアクチ
ュエータに複数個のヘッドを搭載している。したがっ
て、再生時に、パイロット信号が記録されていないトラ
ックをトレースするヘッドは、両隣りトラックのクロス
トークによりトラッキングが行われる。
再生においては、ビットレートが高いため1つのアクチ
ュエータに複数個のヘッドを搭載している。したがっ
て、再生時に、パイロット信号が記録されていないトラ
ックをトレースするヘッドは、両隣りトラックのクロス
トークによりトラッキングが行われる。
このトラッキングは上記クロストークの位相ずれを検
出して行うもので、上記パイロット信号が記録されてい
ないトラックをトレースするトラッキング用ヘッドから
の再生出力を、パイロット信号の周波数を中心周波数と
するバンドパスフィルタにより抜出した後、ドラムモー
タから取出した回転基準信号から得られる上記パイロッ
ト信号の周波数に等しいクロックにより同期検波するこ
とにより、同期検波後の出力としてトラッキング用ヘッ
ドがオントラック状態からどちらの方向にどの程度ずれ
ているかを検出することが可能になる。
出して行うもので、上記パイロット信号が記録されてい
ないトラックをトレースするトラッキング用ヘッドから
の再生出力を、パイロット信号の周波数を中心周波数と
するバンドパスフィルタにより抜出した後、ドラムモー
タから取出した回転基準信号から得られる上記パイロッ
ト信号の周波数に等しいクロックにより同期検波するこ
とにより、同期検波後の出力としてトラッキング用ヘッ
ドがオントラック状態からどちらの方向にどの程度ずれ
ているかを検出することが可能になる。
上記同期検波の入力においてはトラッキング用ヘッド
が例えば右側にずれると、右側のトラックに記録された
パイロット信号の位相がクロストークとして現れ、左側
にずれると、上記クロストークに対して位相が180deg反
転した信号が得られることにより、同期検波回路により
上述の検出が可能となる。
が例えば右側にずれると、右側のトラックに記録された
パイロット信号の位相がクロストークとして現れ、左側
にずれると、上記クロストークに対して位相が180deg反
転した信号が得られることにより、同期検波回路により
上述の検出が可能となる。
トラッキングエラー信号は、ドラム1回転ごとに反転
されて出力するが、パイロット信号が記録されているト
ラックをトレースするヘッドからのパイロット信号位相
を回転基準から判別することによりトラック制御信号の
反転の有無がわかる。
されて出力するが、パイロット信号が記録されているト
ラックをトレースするヘッドからのパイロット信号位相
を回転基準から判別することによりトラック制御信号の
反転の有無がわかる。
以上により、パイロット信号のクロストークの影響が
無いトラッキング用パイロット信号の基本的な記録およ
びトラッキング方法を示したが、上記変調方式の場合、
記録時と再生時におけるドラムモータの回転におけるワ
ウフラッタなどによる違いで同期検波のタイミングがず
れたり、テープの温度特性や、経時変化による伸びちぢ
み等により同様に同期検波のタイミングがずれ、正常な
トラッキングが行われない場合がある。
無いトラッキング用パイロット信号の基本的な記録およ
びトラッキング方法を示したが、上記変調方式の場合、
記録時と再生時におけるドラムモータの回転におけるワ
ウフラッタなどによる違いで同期検波のタイミングがず
れたり、テープの温度特性や、経時変化による伸びちぢ
み等により同様に同期検波のタイミングがずれ、正常な
トラッキングが行われない場合がある。
そこで第4図のように周波数がAHzのパイロット信号
を1トラックおきに位相が180degずらして記録し、同様
に周波数がBHzのパイロット信号を1トラックおきに位
相を180degずらして、上記周波数AHzのパイロット信号
が書かれたトラックの隙間のトラックに記録することに
より、トラッキングを行うことが可能となる。
を1トラックおきに位相が180degずらして記録し、同様
に周波数がBHzのパイロット信号を1トラックおきに位
相を180degずらして、上記周波数AHzのパイロット信号
が書かれたトラックの隙間のトラックに記録することに
より、トラッキングを行うことが可能となる。
このような、トラッキング動作を行なうための回路構
成を第5図に示す。第5図において、前記第1図と同一
部分には同一符号を付して重復説明を省略する。(4
5),(46)は再生信号の中からトラッキング用パイロ
ット信号を抜き出すためのバンドパスフィルタ、(47)
は同期検波回路(52)の基準となるパイロット信号から
基準クロックを生成するためのヒステリシスコンパレー
タ、(48)はPLL(30)内において位相誤差を生成する
ための位相比較器、(49)はPLL(30)内のループを安
定化させるためのループフィルタ、(50)はループフィ
ルタ(49)の出力に基づいて発信周波数を変化させる電
圧制御発信器、(51)は電圧制御発信器(50)の出力を
ヒステリシスコンパレータ(47)の出力に対してN倍す
るためのN分周器、(52)はトラッキングを行なうた
め、もう一方のパイロット信号を抜き出すためのバンド
パスフィルタ(46)の出力をPLL回路(30)の出力に基
づいて同期検波するための同期検波回路、(53)は同期
検波回路(52)内の正転アンプ、(54)は同期検波回路
(52)は内の反転アンプ、(55)は上記正転アンプ(5
3)と反転アンプ(54)との出力をPLL回路(30)の出力
に基づいて切換えるスイッチ、(56)はトラッキング制
御系を安定性と速応性を確保するために挿入された補償
フィルタである。
成を第5図に示す。第5図において、前記第1図と同一
部分には同一符号を付して重復説明を省略する。(4
5),(46)は再生信号の中からトラッキング用パイロ
ット信号を抜き出すためのバンドパスフィルタ、(47)
は同期検波回路(52)の基準となるパイロット信号から
基準クロックを生成するためのヒステリシスコンパレー
タ、(48)はPLL(30)内において位相誤差を生成する
ための位相比較器、(49)はPLL(30)内のループを安
定化させるためのループフィルタ、(50)はループフィ
ルタ(49)の出力に基づいて発信周波数を変化させる電
圧制御発信器、(51)は電圧制御発信器(50)の出力を
ヒステリシスコンパレータ(47)の出力に対してN倍す
るためのN分周器、(52)はトラッキングを行なうた
め、もう一方のパイロット信号を抜き出すためのバンド
パスフィルタ(46)の出力をPLL回路(30)の出力に基
づいて同期検波するための同期検波回路、(53)は同期
検波回路(52)内の正転アンプ、(54)は同期検波回路
(52)は内の反転アンプ、(55)は上記正転アンプ(5
3)と反転アンプ(54)との出力をPLL回路(30)の出力
に基づいて切換えるスイッチ、(56)はトラッキング制
御系を安定性と速応性を確保するために挿入された補償
フィルタである。
次に上記第5図実施例の動作について説明する。ヘッ
ド(α)は、トレースしているトラックに書き込まれた
周波数BHzを中心周波数とするバンドパスフィルタ(4
5)で抜出することにより取り出し、ヒステリアスコン
パレータ(47)を介して周波数BHzのクロックを生成す
る。
ド(α)は、トレースしているトラックに書き込まれた
周波数BHzを中心周波数とするバンドパスフィルタ(4
5)で抜出することにより取り出し、ヒステリアスコン
パレータ(47)を介して周波数BHzのクロックを生成す
る。
フェイズロックドループ回路(30)は上記周波数BHz
をN倍し、クロストークのパイロット信号(A1)と同じ
周波数AHzを作成する。例えば、第6図のようにパイロ
ット信号が記録されているため、パイロット信号(A1)
と(B1)とが位相同期されているので、パイロット信号
(B1)から上記フェイズロックドループ回路(30)を通
して作成された周波数AHzの基準信号は、両隣りからの
クロストークとして得られる周波数AHzのパイロット信
号A1と同期した関係となる。
をN倍し、クロストークのパイロット信号(A1)と同じ
周波数AHzを作成する。例えば、第6図のようにパイロ
ット信号が記録されているため、パイロット信号(A1)
と(B1)とが位相同期されているので、パイロット信号
(B1)から上記フェイズロックドループ回路(30)を通
して作成された周波数AHzの基準信号は、両隣りからの
クロストークとして得られる周波数AHzのパイロット信
号A1と同期した関係となる。
以上のことは第7図のタイミングチャート図について
詳細に説明される。
詳細に説明される。
第7図において、(62)は前記第6図におけるヘッド
(β)から再生されるパイロット信号(A1)のクロスト
ーク成分、(63)はパイロット信号(A2)のクロストー
ク成分、(64)はバンドパスフィルタ(45)、(46)か
ら抜出される上記パイロット信号(A1)、(A2)のクロ
ストーク成分の合成信号、(65)はヘッド(β)から再
生され、バンドパスフィルタから抜出されるパイロット
信号(B1)、(66)は上記信号(65)をフェイズロック
ドループ回路で3倍した後、2分周して作った基準クロ
ック、(67)は上記合成信号(64)を上記基準クロック
(66)で同期検波した信号、(68)は補償フィルタ(5
6)で上記信号(67)を平滑した信号である。
(β)から再生されるパイロット信号(A1)のクロスト
ーク成分、(63)はパイロット信号(A2)のクロストー
ク成分、(64)はバンドパスフィルタ(45)、(46)か
ら抜出される上記パイロット信号(A1)、(A2)のクロ
ストーク成分の合成信号、(65)はヘッド(β)から再
生され、バンドパスフィルタから抜出されるパイロット
信号(B1)、(66)は上記信号(65)をフェイズロック
ドループ回路で3倍した後、2分周して作った基準クロ
ック、(67)は上記合成信号(64)を上記基準クロック
(66)で同期検波した信号、(68)は補償フィルタ(5
6)で上記信号(67)を平滑した信号である。
つまり、ヘッド(α)がトレースしているトラックに
書き込まれた周波数BHzのパイロット信号(B1)は、フ
ェイズロックドループ回路(30)により周波数AHzの基
準クロック(66)に生成され、両隣りからのクロストー
クである周波数AHzのパイロット信号(64)を基準クロ
ック(66)で同期検波回路(52)にて同期検波すること
により、信号(67)のようにトラックずれの方向と量を
取り出すことができる。
書き込まれた周波数BHzのパイロット信号(B1)は、フ
ェイズロックドループ回路(30)により周波数AHzの基
準クロック(66)に生成され、両隣りからのクロストー
クである周波数AHzのパイロット信号(64)を基準クロ
ック(66)で同期検波回路(52)にて同期検波すること
により、信号(67)のようにトラックずれの方向と量を
取り出すことができる。
この信号(67)を補償フィルタ(56)により平滑化す
ることによって信号(68)を取り出し、ドライブアンプ
(44)を介してアクチュエータ(5)にフィードバック
することによって、ヘッドがトラックずれやトラック曲
がりに追随できる制御系を構成することができる。
ることによって信号(68)を取り出し、ドライブアンプ
(44)を介してアクチュエータ(5)にフィードバック
することによって、ヘッドがトラックずれやトラック曲
がりに追随できる制御系を構成することができる。
以上により、磁気テープ上に記録した基準クロックに
より両隣りからのクロストークを同期検波し、トラッキ
ングを行う磁気テープののびちぢみに対応できるパイロ
ット信号の記録再生方法を示した。この変調方法でも常
に両隣りのパイロット信号の位相が互いに180degずれて
いるため、オントラック時にはどのヘッドにおいてもパ
イロット信号によるクロストークの影響がない。
より両隣りからのクロストークを同期検波し、トラッキ
ングを行う磁気テープののびちぢみに対応できるパイロ
ット信号の記録再生方法を示した。この変調方法でも常
に両隣りのパイロット信号の位相が互いに180degずれて
いるため、オントラック時にはどのヘッドにおいてもパ
イロット信号によるクロストークの影響がない。
しかし、上記トラッキング用のヘッド(α)の両隣り
のパイロット信号の位相関係は、1回転おきのドラムジ
ッタ(回転変動)によりずれてくる可能性がある。
のパイロット信号の位相関係は、1回転おきのドラムジ
ッタ(回転変動)によりずれてくる可能性がある。
そこで、第8図のように3つのヘッド(α)、
(β)、(γ)を1つのアクチュエータに搭載し、おの
おののヘッド(α)、(β)、(γ)とした時のアジマ
ス角を30゜として、例えば α=−30゜ β=0゜ γ=+30゜ のように互いに違う3つのアジマス角を有する構成に
し、パイロット信号の記録を、上述のように1トラック
おきに周波数AHzが位相が180degずれた信号とし、上記
周波数Hzのトラックの間に1トラックおきに周波数BHz
で位相が180degずれた信号を3つのペアーヘッドで書く
ことにより、第9図の回路構成でドラムおよびキャプス
タン回転時間変動の影響をまったく受けなく、両隣りか
らのクロストークの影響がゼロになるトラッキングを行
うことができる。
(β)、(γ)を1つのアクチュエータに搭載し、おの
おののヘッド(α)、(β)、(γ)とした時のアジマ
ス角を30゜として、例えば α=−30゜ β=0゜ γ=+30゜ のように互いに違う3つのアジマス角を有する構成に
し、パイロット信号の記録を、上述のように1トラック
おきに周波数AHzが位相が180degずれた信号とし、上記
周波数Hzのトラックの間に1トラックおきに周波数BHz
で位相が180degずれた信号を3つのペアーヘッドで書く
ことにより、第9図の回路構成でドラムおよびキャプス
タン回転時間変動の影響をまったく受けなく、両隣りか
らのクロストークの影響がゼロになるトラッキングを行
うことができる。
第9図は上記のトラッキング動作を行なうための回路
構成を示すもので、前記第5図と同一部分に同一符号を
付して重複説明を省略する。第9図において、(57)は
バンドパスフィルタ(45)の出力から得られる信号を逓
倍もしくは分周するためのフェイズロックドループ回
路、(58)はバンドパスフィルタ(46)の出力から得ら
れる信号を逓倍もしくは分周するためのフィエズロック
ドループ回路、(59)は上記2つのフェイズロックドル
ープ回路(57),(58)の出力を切換えるための切換え
スイッチ、(60)は上記2つのバンドパスフィルタ(4
5),(46)の出力を切り換えるための切換えスイッ
チ、(61)はPG信号を入力し上記2つのスイッチ(5
9),(60)の切換えタイミングを調整するためのモノ
マルチ回路である。
構成を示すもので、前記第5図と同一部分に同一符号を
付して重複説明を省略する。第9図において、(57)は
バンドパスフィルタ(45)の出力から得られる信号を逓
倍もしくは分周するためのフェイズロックドループ回
路、(58)はバンドパスフィルタ(46)の出力から得ら
れる信号を逓倍もしくは分周するためのフィエズロック
ドループ回路、(59)は上記2つのフェイズロックドル
ープ回路(57),(58)の出力を切換えるための切換え
スイッチ、(60)は上記2つのバンドパスフィルタ(4
5),(46)の出力を切り換えるための切換えスイッ
チ、(61)はPG信号を入力し上記2つのスイッチ(5
9),(60)の切換えタイミングを調整するためのモノ
マルチ回路である。
いま3つのヘッド(α)、(β)、(γ)において、
例えば中央のヘッド(β)が周波数BHzのパイロット信
号が書かれているトラックをトレースしているとする
と、周波数BHzを中心周波数とするバンドパスフィルタ
(46)により抜出された信号を、フェイズロックドルー
プ(58)にてN倍することにより、周波数AHzの基準ク
ロックを生成し、これにより中心周波数AHzであるバン
ドパスフィルタ(45)により両隣りのクロストークを取
り出し、上記中心周波数AHzの基準クロックにより、同
期検波回路(52)にて同期検波することにより、トラッ
クずれの方向と量を前記第5図と同様に取り出し、アク
チュエーターへフィーダバックしてトラッキングするこ
とができる。
例えば中央のヘッド(β)が周波数BHzのパイロット信
号が書かれているトラックをトレースしているとする
と、周波数BHzを中心周波数とするバンドパスフィルタ
(46)により抜出された信号を、フェイズロックドルー
プ(58)にてN倍することにより、周波数AHzの基準ク
ロックを生成し、これにより中心周波数AHzであるバン
ドパスフィルタ(45)により両隣りのクロストークを取
り出し、上記中心周波数AHzの基準クロックにより、同
期検波回路(52)にて同期検波することにより、トラッ
クずれの方向と量を前記第5図と同様に取り出し、アク
チュエーターへフィーダバックしてトラッキングするこ
とができる。
ただし、この場合切換えスイッチ(59),(60)によ
り、中央のヘッド(β)がトレースするトラックは、図
中、1トレース毎に周波数BHzのパイロット信号が書か
れているトラックになったり周波数AHzのトラックにな
ったりするため、フェイズロックドループ回路(57)と
(58)のように周波数BHzのパイロット信号を周波数AHz
に変換し基準クロックを作成するものと、周波数AHzを
周波数BHzに変換するものとに1トレースごとに切換え
られることになる。同期検波回路(52)の手前のクロス
トーク信号を抜出すバンドパスフィルタ(45),(46)
においても同様に切替えられる。
り、中央のヘッド(β)がトレースするトラックは、図
中、1トレース毎に周波数BHzのパイロット信号が書か
れているトラックになったり周波数AHzのトラックにな
ったりするため、フェイズロックドループ回路(57)と
(58)のように周波数BHzのパイロット信号を周波数AHz
に変換し基準クロックを作成するものと、周波数AHzを
周波数BHzに変換するものとに1トレースごとに切換え
られることになる。同期検波回路(52)の手前のクロス
トーク信号を抜出すバンドパスフィルタ(45),(46)
においても同様に切替えられる。
以上のような構成にすることにより、リジッドに固定
されている3つのヘッド(α),(β),(γ)で書き
込まれたパイロット信号により、再生時においてトラッ
キングを行うため、まったく回転変動の影響を受けるこ
とがなく、今まで述べたようなクロストークの影響、テ
ープののびちぢみの影響もない。
されている3つのヘッド(α),(β),(γ)で書き
込まれたパイロット信号により、再生時においてトラッ
キングを行うため、まったく回転変動の影響を受けるこ
とがなく、今まで述べたようなクロストークの影響、テ
ープののびちぢみの影響もない。
上記3つのヘッド(α),(β),(γ)を搭載した
アクチュエータをドラム上に2つ以上配置しても同様に
実現できる。さらにそれぞれのヘッド(α),(β),
(γ)のアジマス角を(α)<(β)<(γ)あるいは
(α)>(β)>(γ)とすることにより、記録時のト
ラック曲がりによるアジマス効果を3つのヘッドの両方
の端において図中前回トレースしたヘッド(γ)の記録
パターンに対する現在トレースしているヘッド(γ)の
パターン及び現在トレースするヘッド(γ)のパターン
に対する次回トレースするヘッド(α)のパターンのそ
れぞれにおいて、|(ヘッドαのアジマス角)−(ヘッ
ドγのアジマス角)|の量だけ確保できるため、少々ト
ラックが曲がっていても記録することが可能になる。
アクチュエータをドラム上に2つ以上配置しても同様に
実現できる。さらにそれぞれのヘッド(α),(β),
(γ)のアジマス角を(α)<(β)<(γ)あるいは
(α)>(β)>(γ)とすることにより、記録時のト
ラック曲がりによるアジマス効果を3つのヘッドの両方
の端において図中前回トレースしたヘッド(γ)の記録
パターンに対する現在トレースしているヘッド(γ)の
パターン及び現在トレースするヘッド(γ)のパターン
に対する次回トレースするヘッド(α)のパターンのそ
れぞれにおいて、|(ヘッドαのアジマス角)−(ヘッ
ドγのアジマス角)|の量だけ確保できるため、少々ト
ラックが曲がっていても記録することが可能になる。
以上の第3図、第4図、第8図のパターン構成におい
て、いままでのフェイズロックドループ回路の引き込み
を早めるために、第10図、第11図、第12図のようにトラ
ック下端に基準クロック作成用のパイロット信号記録エ
リアを設けることによって、まずフェイズロックドルー
プ回路を引き込ませてから、フェイズロックドループ回
路出力を同期検波の基準信号としながらトラッキング動
作の引き込みを早めることが可能である。
て、いままでのフェイズロックドループ回路の引き込み
を早めるために、第10図、第11図、第12図のようにトラ
ック下端に基準クロック作成用のパイロット信号記録エ
リアを設けることによって、まずフェイズロックドルー
プ回路を引き込ませてから、フェイズロックドループ回
路出力を同期検波の基準信号としながらトラッキング動
作の引き込みを早めることが可能である。
また、第10図、第11図、第12図において、トラックパ
ターンのさらに下端部において、現在トラックには何も
記録していないが、前回トレースしたトラックからのク
ロストーク信号が再生されるため、例えば2つのヘッド
の場合、第1図のように記録中において上記トラック下
端の何も記録されない部分において一時再生し、前トラ
ックのクロストーク信号をバンドパスフィルタ(39
a),(39b)により読み、その時の振幅を検波回路(4
0)により取り出す。そして、サンプルホールド回路(4
1)によりホールドした後、1トレースおきに差動アン
プ(42)により比較することによって、上記振幅差が1
トレースごとに等しくなるようにアクチュエータ高さを
制御することにより、回転ドラム内に2つのアクチュエ
ータを搭載したタイプにおいても記録時におけるヘッド
段差ずれを取り除くことが可能となる。
ターンのさらに下端部において、現在トラックには何も
記録していないが、前回トレースしたトラックからのク
ロストーク信号が再生されるため、例えば2つのヘッド
の場合、第1図のように記録中において上記トラック下
端の何も記録されない部分において一時再生し、前トラ
ックのクロストーク信号をバンドパスフィルタ(39
a),(39b)により読み、その時の振幅を検波回路(4
0)により取り出す。そして、サンプルホールド回路(4
1)によりホールドした後、1トレースおきに差動アン
プ(42)により比較することによって、上記振幅差が1
トレースごとに等しくなるようにアクチュエータ高さを
制御することにより、回転ドラム内に2つのアクチュエ
ータを搭載したタイプにおいても記録時におけるヘッド
段差ずれを取り除くことが可能となる。
なお、パイロット信号の生成は、8bit−10bit変換を
例に説明したが、3値記録の場合においても、データの
1を+1,0を0,−1を−1としてDSV値をカウントし、こ
のDSV値を正弦波状に制御することにより、パイロット
信号の作成が可能であることは言うまでもなく、同様な
構成で実現できる。
例に説明したが、3値記録の場合においても、データの
1を+1,0を0,−1を−1としてDSV値をカウントし、こ
のDSV値を正弦波状に制御することにより、パイロット
信号の作成が可能であることは言うまでもなく、同様な
構成で実現できる。
また、ディジタル変調アルゴリズム内にパイロット信
号が生成できる方式を示したが、例えば位相のずれた正
弦波信号を記録データとは無関係に生成して、両者を上
述の記録アンプの手前でアナログ的に加算しても、走査
トラックのヘッドのパイロット信号のクロストークがゼ
ロになり同じ効果が実現できることは言うまでもない。
号が生成できる方式を示したが、例えば位相のずれた正
弦波信号を記録データとは無関係に生成して、両者を上
述の記録アンプの手前でアナログ的に加算しても、走査
トラックのヘッドのパイロット信号のクロストークがゼ
ロになり同じ効果が実現できることは言うまでもない。
本発明の磁気記録装置によれば、ディジタル信号とこ
れに多重されるパイロット信号とが相関関係を有するた
め、ディジタル変調信号からディジタル信号を再生する
際、復調回路によりパイロット信号の多重によるディジ
タル信号の波形ひずみを除去することができ、データの
誤り率が低下し信号の高品質化が図られるという効果が
ある。
れに多重されるパイロット信号とが相関関係を有するた
め、ディジタル変調信号からディジタル信号を再生する
際、復調回路によりパイロット信号の多重によるディジ
タル信号の波形ひずみを除去することができ、データの
誤り率が低下し信号の高品質化が図られるという効果が
ある。
また本発明の磁気再生装置によれば、トラッキング制
御が、磁気ヘッドがトレースするトラックの両隣接トラ
ックからのパイロット信号のクロストークを相殺するこ
とにより行われるように構成したので、ディジタル変調
信号への隣接トラックからのパイロット信号のクロスト
ークがなくなり、ディジタル信号のクロストークによる
波形ひずみが低減する。これによりデータの誤り率の低
下し信号の高品質化が量られるという効果と、トラック
ピッチの狭い高密度の記録を可能にするという効果が得
られる。
御が、磁気ヘッドがトレースするトラックの両隣接トラ
ックからのパイロット信号のクロストークを相殺するこ
とにより行われるように構成したので、ディジタル変調
信号への隣接トラックからのパイロット信号のクロスト
ークがなくなり、ディジタル信号のクロストークによる
波形ひずみが低減する。これによりデータの誤り率の低
下し信号の高品質化が量られるという効果と、トラック
ピッチの狭い高密度の記録を可能にするという効果が得
られる。
請求項7の磁気記録装置によれば、記録トラックの下
端部に第1あるいは第2のパイロット信号とは異なる第
3のパイロット信号を記録するように構成したので、磁
気ヘッドが記録トラックの下端からトラッキングを開始
する際に、トラッキングの引き込み動作を安定化すると
いう効果がある。
端部に第1あるいは第2のパイロット信号とは異なる第
3のパイロット信号を記録するように構成したので、磁
気ヘッドが記録トラックの下端からトラッキングを開始
する際に、トラッキングの引き込み動作を安定化すると
いう効果がある。
第1図はこの発明の一実施例による磁気記録再生装置を
示すブロック図、第2図は周波数スペクトラム図、第3
図は第1図装置によるトラックパターン図、第4図は第
5図に装置によるトラックパターン図、第5図はこの発
明装置によるトラッキング回路のブロック図、第6図は
パイロット信号の記録状態図、第7図はタイミングチャ
ート図、第8図は第9図装置によるトラックパターン
図、第9図はこの発明による他のトラッキング回路のブ
ロック図、第10図は第3図に示すトラックパターンの詳
細図、第11図は第4図の示すトラックパターンの詳細
図、第12図は第8図に示すトラックパターンの詳細図、
第13図は回転ドラムの縦断面図、第14図は磁気ヘッドと
記録トラックの関係図、第15図は従来の磁気記録再生装
置のブロック図である。 図において、(101)は記録手段、(102)はトラッキン
グ制御手段である。図中、同一符号は同一又は相当部分
を示す。
示すブロック図、第2図は周波数スペクトラム図、第3
図は第1図装置によるトラックパターン図、第4図は第
5図に装置によるトラックパターン図、第5図はこの発
明装置によるトラッキング回路のブロック図、第6図は
パイロット信号の記録状態図、第7図はタイミングチャ
ート図、第8図は第9図装置によるトラックパターン
図、第9図はこの発明による他のトラッキング回路のブ
ロック図、第10図は第3図に示すトラックパターンの詳
細図、第11図は第4図の示すトラックパターンの詳細
図、第12図は第8図に示すトラックパターンの詳細図、
第13図は回転ドラムの縦断面図、第14図は磁気ヘッドと
記録トラックの関係図、第15図は従来の磁気記録再生装
置のブロック図である。 図において、(101)は記録手段、(102)はトラッキン
グ制御手段である。図中、同一符号は同一又は相当部分
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−145553(JP,A) 特開 昭59−75416(JP,A) 特開 昭61−61255(JP,A) 特開 昭61−15246(JP,A) 特開 昭61−120323(JP,A) 特開 平2−270422(JP,A)
Claims (7)
- 【請求項1】回転ドラムと、 上記回転ドラムに搭載された磁気ヘッドと、 ディジタル信号を変調しデジタル変調信号を磁気ヘッド
に向けて供給する変調回路とを備え、 上記変調回路からのデジタル変調信号が磁気テープ上の
トラックに記録される時には、1ブロックあたりの直流
値を表すCDS値(Code Word Digital Sum)を増減するこ
とによりDSV値(Digital Sum Variation)を周期的に変
化させて生成された第1及び第2のパイロット信号が1
トラックおきに交互に記録されることを特徴とする磁気
記録装置。 - 【請求項2】回転ドラムと、 上記回転ドラムに搭載された磁気ヘッドと、 ディジタル信号を変調しディジタル変調信号を磁気ヘッ
ドに向けて供給する変調回路とを備え、 上記変調回路からのディジタル変調信号が磁気テープ上
のトラックに記録される時には、1ブロックあたりの直
流値を表すCDS値(Code Word Digital Sum)を増減する
ことによりDSV値(Digital Sum Variation)を周期的に
変化させて生成された周波数の異なる第1及び第2のパ
イロット信号がそれぞれ1トラックおきに位相を反転し
て記録されることを特徴とする磁気記録装置。 - 【請求項3】前記変調回路が、所定長のディジタル信号
に対応する1ブロックのディジタル変調信号をテーブル
として有し、入力されるディジタル信号に対応するディ
ジタル変調信号のブロックを前記テーブルから選択して
出力する変換テーブル回路であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項又は第2項記載の磁気記録装置。 - 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の第1と第2の
パイロット信号であって、同一周波数であり、かつ互い
に反転した位相を有する両パイロット信号が記録された
磁気テープ上のディジタル変調信号の再生に用いる磁気
再生装置であって、 磁気テープ上の、前記両パイロット信号が記録されてい
ないトラックに記録されたディジタル変調信号の再生時
には、磁気ヘッドがトレースするトラックの両隣接トラ
ックに記録されたパイロット信号のクロストークを周波
数に基づいて再生信号から検出し、該クロストークが最
小となるようにトラッキング制御を行うこと、 を特徴とする磁気再生装置。 - 【請求項5】特許請求の範囲第2項記載の第1と第2の
パイロット信号が記録された磁気テープ上のディジタル
変調信号の再生に用いる磁気再生装置であって、 磁気テープ上のディジタル変調信号の再生時には、磁気
ヘッドがトレースするトラックの両隣接トラックに記録
されたパイロット信号のクロストークを自トラックのパ
イロット信号との周波数差に基づいて再生信号から検出
し、両隣接トラックからの位相の反転したパイロット信
号のクロストークが最小となるようにトラッキング制御
を行うことを特徴とする磁気再生装置。 - 【請求項6】特許請求の範囲第1項記載の第1と第2の
パイロット信号が記録された磁気テープ上のディジタル
変調信号の再生に用いる磁気再生装置であって、 第1のパイロット信号に対応した第1のバンドパスフィ
ルタと、 第1のバンドパスフィルタの出力から第1のパイロット
信号の信号レベルを取り出す第1の検波回路と、 第1の検波回路の出力のピークレベルをホールドする第
1のサンプルホールド回路と、 第2のパイロット信号に対応した第2のバンドパスフィ
ルタと、 第2のバンドパスフィルタの出力から第2のパイロット
信号の信号レベルを取り出す第2の検波回路と、 第2の検波回路の出力のピークレベルをホールドする第
2のサンプルホールド回路と、 第1のサンプルホールド回路の出力と第2のサンプルホ
ールド回路の出力とを入力とし、両出力の差を出力する
差動アンプと、 を有すること、 を特徴とする磁気再生装置。 - 【請求項7】記録トラックの下端部に第1あるいは第2
のパイロット信号とは異なる第3のパイロット信号を記
録するように構成したことを特徴とする特許請求の範囲
第1項又は第2項記載の磁気記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2073905A JP2505905B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 磁気記録装置及び磁気再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2073905A JP2505905B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 磁気記録装置及び磁気再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03273517A JPH03273517A (ja) | 1991-12-04 |
JP2505905B2 true JP2505905B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=13531672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2073905A Expired - Lifetime JP2505905B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 磁気記録装置及び磁気再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505905B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP2073905A patent/JP2505905B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03273517A (ja) | 1991-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2584006B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
US5546248A (en) | Reproducing apparatus that performs tracking control and phase control for a signal recorded in plural tracks of a tape medium | |
US5781688A (en) | Method and apparatus for reproducing a compressed digital video signal at multiple speed | |
US5396373A (en) | Magnetic recording/reproducing apparatus using segment recording system | |
KR100250419B1 (ko) | 트레킹제어수단을 각각 포함하는 정보신호기록장치 및 재생장치 | |
JPH0748723B2 (ja) | デ−タクロツク発生回路 | |
JPH0279246A (ja) | 回転ヘッド型再生装置 | |
JP2505905B2 (ja) | 磁気記録装置及び磁気再生装置 | |
US5751509A (en) | Drum servo system using a PLL with frequency divided reference clock signals as an input | |
EP0419370B1 (en) | Apparatus for reproducing a digital signal recorded on a magnetic tape | |
JP2581273B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JP3456359B2 (ja) | ディジタル信号再生装置 | |
US6005741A (en) | Reproducing apparatus using pilot signal crosstalk for tracking control and using pilot signals to eliminate a back lock condition | |
JP3434467B2 (ja) | パイロット信号検出装置及び磁気記録再生装置 | |
KR0179133B1 (ko) | 디지탈 기록 재생장치 | |
JPH0765450A (ja) | トラッキング制御装置 | |
JPH0158567B2 (ja) | ||
JPS6358645A (ja) | デイジタル磁気記録再生装置 | |
JPS6257148B2 (ja) | ||
JPS6384207A (ja) | Pll制御回路 | |
JPH10188401A (ja) | ヘッド位相調整手段を有する磁気記録再生装置 | |
JPS63121164A (ja) | トラツキング制御方法 | |
JPS6141283A (ja) | 磁気記録再生装置のテ−プ送り位相の制御方法 | |
JPH03127381A (ja) | 磁気音声再生装置 | |
JPH0642305B2 (ja) | 磁気記録再生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |