JP3434406B2 - パッケージの製造方法 - Google Patents

パッケージの製造方法

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、部品のパッケージング
に関し、特に、水晶振動子やSAWフィルタなどの耐熱
性の低い電子部品の封止方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、部品のパッケージングにおいて
は、パッケージ内部の半導体チップや配線などの酸化を
防止するため封止が行われる。かかる封止の一例として
CCD素子の封止について述べる。図3は、従来のパッ
ケージの製造方法を用いて形成されたパッケージの概略
断面図であり、セラミックベース基板に搭載されたCC
D素子をガラス板(ガラス窓)で封止するものである。
セラミックベース基板101には、接着剤107によっ
てCCD素子102及びCCD素子102の外部端子1
06が固定されると共に、素子の周囲にコバールなどの
金属製の枠体(シールフレーム)103が固定されてい
る。枠体103の表面には金メッキが施されており、さ
らに、予め金錫の合金によってリング状に形成された接
着部材104がロウ付けのために配置され、ガラス板1
05と枠体103間の接着部材104がリフロー炉を通
る際に溶融することでガラス板105と枠体103の表
面金メッキとがロウ付けされ封止が行われる。なお、か
かる処理は例えば窒素雰囲気中で行われるので、封止後
のCCD素子はパッケージ内部において、窒素と共に密
封され外気と遮断される。 【0003】かかる封止方法は、水晶振動子、SAWフ
ィルタなどの耐熱性の低い部品の封止には不向きであ
る。水晶振動子を例にとって説明すると、水晶振動子の
耐熱温度は400℃、耐熱時間は4〜5秒程度であり、
リフロー炉を通すことにより素子が高温の状態に長時間
さらされるため素子の特性が破壊されることになる。 【0004】また、リフロー炉の温度を下げることは、
以下の様な不都合を生じる。即ち、バッケージングされ
た部品は、さらに1部品として、各種の装置を構成する
基板に装着され、このとき、共晶半田(融点180
℃)、または、高温半田(融点220℃)などが用いら
れ基板と電気的に接続される。このため、封止に用いら
れるロウ付け材料の融点は、これらの半田の融点よりも
高いことが必要であり、そのため、リフロー炉の温度自
体もこれ以上必要であり、水晶振動子の耐熱温度との余
裕度が小さくなり、リフロー炉の温度管理が極めて困難
である。したがって、水晶振動子のように長時間の耐熱
特性が保証されていない素子の封止に対しては、一般に
素子が長時間高温にさらされるリフロー炉は適さない。 【0005】また、従来、その他の封止方法として樹脂
封止法やシーム溶接法があるが、水晶振動子において樹
脂封止法を用いると、封止によって振動子の振動を阻害
してしまうので素子の初期性能が維持できない。また、
シーム溶接法では、加熱ローラをパッケージに接触させ
ながら溶接するので、パッケージの外形の大きさに制約
が生じ、パッケージの外形を小形化できず、封止に用い
る設備も複雑で大規模なものとなり、結果的に封止に必
要な工数が増し、制作コストが高くなるといった問題が
あった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題点
に鑑みなされたものであり、耐熱温度の低い電子部品
を、小形のパッケージに容易に封止させることができる
パッケージの製造方法を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題に
対し、ベース部材と蓋体とを接着部材で封止して、前記
ベース部材上に設置された電子部品を気密状態に内包す
るパッケージの製造方法であって、前記接着部材の融点
は、前記パッケージを外部基板に装着する半田の融点以
上に設定され、前記接着部材に対して前記蓋体の上部か
ら光ビームを照射することによって、該接着部材を、
記電子部品の耐熱温度より低い温度に加熱して、前記電
子部品の耐熱時間内で前記接着部材を溶融させ前記ベー
ス部材の開口部と前記蓋体とを固着し封止する方法を用
いて効果的に解決している。 【0008】 【作用】本発明は以上のように構成したので、耐熱温度
の低い電子部品をベース部材の開口部と蓋体とを封止し
て、パッケージ内に気密状態に内包する場合に、電子部
品が耐熱温度以上に上昇しないので、電子部品の性能を
損なうことがない。また、製造されたパッケージの外部
端子を各種の基板に半田付けする場合にも、封止に用い
た接着部材が半田の融点で溶融することがないので、パ
ッケージが破壊されない。したがって、耐熱温度の低い
電子部品を、小形のパッケージに容易に封止させること
ができる 【0009】 【実施例】次に、本発明の一実施例を図1に基づいて以
下に説明する。図1は、本発明におけるパッケージの製
造方法を用いて水晶振動子をパッケージ内に封止する工
程を順次示した断面図である。本発明の一実施例におけ
るパッケージの製造方法では、従来のリフロー炉に代わ
って、光ビームを用いてパッケージを形成することを特
徴としている。以下、工程順に詳細に説明する。 【0010】図1(a)において、セラミックからなる
ベース1は、金属からなるリードフレーム2が一体に埋
め込まれて形成されている。また、ベース1は、水晶振
動子3が取り付けられ収納される空間4を有し、その開
口部5は表面が金メッキ処理された平面で形成されてい
る。かかる金メッキはロウ付けを確実にするために設け
られている。なお、リードフレーム2の一方端側は内部
空間4に露出するように形成され、接続端子7を形成
し、他方端側は外部に露出し、外部端子8を形成する。
先ず、図1(a)において、水晶振動子3を空間4の取
り付け面6に載置し、導電性の接着剤10によって、水
晶振動子3の各端子を接続端子7と電気的に接続させ、
水晶振動子3をベース1に固定させる。 【0011】次いで、図1(b)にあるように、金錫
(融点280℃)からなる合金で枠体を形成する接着部
材11が接着されている蓋体12を開口部5の金メッキ
処理された表面に空間4を塞ぐように載置し、開口部5
と共に接着部材11を挟持する。蓋体12は例えばコバ
ールなどの金属などの比較的耐熱性を有する材料で形成
された平板であり、開口部5との対向面は表面が金メッ
キ処理された平面で形成されている。かかる金メッキも
開口部5の金メッキと同様に、ロウ付けを確実にするた
めに設けられている。 【0012】次に、所定の強度で放射するレーザ光など
を用いた光ビームや、キセノンランプ、ハロゲンランプ
等の熱源となる光を接着部材11に対し短時間照射する
と、接着部材11は溶融し、図1(c)に示すごとく、
ベース1の開口部5と、蓋体12とを隙間なくロウ付け
する接着層13となり、封止されたパッケージが形成さ
れる。なお、図1(b)において、窒素雰囲気中でかか
る封止をおこなうことで、パッケージ内部の空間は窒素
が充満し、外部との気密が保たれるので、封止後のパッ
ケージ内部の素子や配線の酸化を防ぐことができる。 【0013】又、図1(b)において用いる光ビームは
リフロー炉に比較して、経過時間に対する温度変化が急
峻であり、よって、短時間で接着部材11を溶融するこ
とができる。このため、水晶振動子3の耐熱時間(数
秒)内でのロウ付け作業が可能となり、水晶振動子3が
長時間高温状態にさらされることがないので、封止によ
って素子の特性が破壊されることがない。したがって、
本発明による製造方法を用いれば、水晶振動子3を内包
するベース1及び蓋体12の大きさに制約はなく、容易
に小形のパッケージを形成することができる。 【0014】なお、接着部材11は金錫に限らず、外部
端子8を基板に半田付する際に加熱されて溶融しないよ
うに形成後のパッケージを各種基板等に装着するため
に、使用する半田の融点、例えば共晶半田(融点180
℃)、または高温半田(融点220℃)以上であり、さ
らに素子の耐熱温度(水晶振動子であれば400℃程
度)以下の融点をもつものであれば良く、高温半田(融
点220℃)なども使用できる 【0015】なお、本実施例では、パッケージ内に水晶
振動子を封止する場合のパッケージの製造方法として説
明したが、これに限らず、耐熱性の低いSAWフィル
タ、半導体などにも用いることができ、特に長時間高温
状態にさらすことができない素子のパッケージングに有
利であるが、耐熱性の高い素子においてももちろん使用
可能である。 【0016】また、蓋体は必ずしも平板である必要はな
く、図2に示すように周囲に壁を設けた蓋体14を用い
て素子を収納するパッケージ内の空間16を形成し、壁
面の開口部17とベース15を光ビームでロウ付けする
ようにしても良いし、従来のようにベース、枠体、蓋体
とを各々別構成とすることも可能である。図2は、SA
Wフィルタ18をパッケージ内に封止する例であり、図
1で用いられている導電性の接着剤10にかわって、S
AWフィルタ18の各端子とリードフレーム2の接続端
子7とを接続ワイヤによってワイヤボンディングするこ
とでリードフレームと素子との電気的接続を行ってい
る。 【0017】 【発明の効果】本発明は以上のように構成したため、耐
熱温度の低い電子部品をベース部材の開口部と蓋体とを
封止して、パッケージ内に気密状態に内包する場合に、
電子部品が耐熱温度以上に上昇しないので、電子部品の
性能を損なうことがない。また、製造されたパッケージ
の外部端子を各種の基板に半田付けする場合にも、封止
に用いた接着部材が半田の融点で溶融することがないの
で、パッケージが破壊されない。したがって、耐熱温度
の低い部品を、小形のパッケージに容易に封止させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明におけるパッケージの製造方法を用いて
水晶振動子をパッケージ内に封止する工程を順次示した
断面図である。 【図2】本発明におけるパッケージの製造方法を用いて
形成されたパッケージのその他の一例を示す断面図であ
る。 【図3】従来のパッケージの製造方法を用いて形成され
たパッケージの概略断面図である。 【符号の説明】 1・・・・・ベース 2・・・・・リードフレーム 3・・・・・水晶振動子 4・・・・・空間 5・・・・・開口部 6・・・・・取り付け面 7・・・・・接続端子 8・・・・・外部端子 9・・・・・接続ワイヤ 10・・・・接着剤 11・・・・接着部材 12・・・・蓋体 13・・・・接着層 14・・・・蓋体 15・・・・ベース 16・・・・空間 17・・・・開口部 18・・・・SAWフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−350083(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/02 H01L 23/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ベース部材と蓋体とを接着部材で封止し
    て、前記ベース部材上に設置された電子部品を気密状態
    に内包するパッケージの製造方法であって、前記接着部材の融点は、前記パッケージを外部基板に装
    着する半田の融点以上に設定され、 前記接着部材に対して前記蓋体の上部から光ビームを照
    射することによって、該接着部材を、 前記電子部品の耐
    熱温度より低い温度に加熱して、前記電子部品の耐熱時
    間内で前記接着部材を溶融させ前記ベース部材の開口部
    と前記蓋体とを固着し封止することを特徴とするパッケ
    ージの製造方法。
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