JP3433913B2 - 車両用外装部材の取付構造 - Google Patents

車両用外装部材の取付構造

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JP3433913B2
JP3433913B2 JP25075299A JP25075299A JP3433913B2 JP 3433913 B2 JP3433913 B2 JP 3433913B2 JP 25075299 A JP25075299 A JP 25075299A JP 25075299 A JP25075299 A JP 25075299A JP 3433913 B2 JP3433913 B2 JP 3433913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の車体側
面下部に設けられているサイドシル上へ後付により取付
けるサイドシルカバーのような車両用外装部材に適用し
て好適な取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に、車体外装部材としてのサイド
シルカバー(サイドアンダースポイラー又はサイドシル
プロテクタ等とも称される)の取付構造に関する従来例
の一例を示す。車体側面下部に設けられているサイドシ
ル2の外方へサイドシルカバー3が、上取付部4と取付
ブラケット5を利用する下取付部6とで取付けられてい
る。
【0003】上取付部4と下取付部6は車体前後方向へ
千鳥状に配設され、上取付部4はサイドシル2側へ設け
られた取付穴へクリップ7を差し込み係合すること等に
より取付け、下取付部6は、予めサイドシル2の下方へ
設けた取付穴8に対して、サイドシルカバー3へ一端を
取付けられた取付ブラケット5の他端を重ね、ボルト9
等で結合することにより直接取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構造の
場合、上取付部4はサイドシルカバー3の上端部がサイ
ドシル2との間で波打ち変形しないようできるだけ狭い
間隔で設ける必要があり、上取付部4と下取付部6とを
千鳥状に配設する場合にはより狭い間隔で取付けなけれ
ばならず、そのうえ上下別々のゲージを用いて位置決め
する必要があり、取付作業の手間が多くなる。また、下
取付部6の取付に際して車体底部へ形成する取付穴8は
腐食防止の点で好ましくなく、できれば取付穴8を要し
ない取付構造が望ましい。本願発明は係る要請の解決を
主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願における車両用外装部材の取付構造に係る第1の発
明は、外装部材を車体の下部表面へ取付けるための取付
構造において、前記外装部材がその裏面上下に上取付部
と下取付部とを備え、この下取付部を車体底部から下方
へ突出する車体底部フランジに重ねて略U字状もしくは
略コ字状断面の固定具で挟持、この固定具を前記下取
付部及び車体底部フランジとの係合により抜け止めする
とともに、前記固定具は、前記挟持するために間隔をも
って相対向する一対の弾性壁を有し、一方の弾性壁は前
記車体底部フランジの先端側に形成された屈曲部と係合
し、他方の弾性壁は前記下取付部と係合することにより
前記抜け止めをなすことを特徴とする。
【0006】第2の発明は上記第1の発明において、前
記外装部材が立て壁部と底壁部からなる略L字状断面を
なし、これら立て壁部と底壁部を斜めに連結する斜面部
を長さ方向へ所定間隔で形成し、この斜面部の上下に前
記上取付部と下取付部を設けて上下取付部とするととも
に、前記上下取付座の斜面部表面に上下方向へ長く延び
て車体側の曲面へ接触する上下方向リブを突出形成した
ことを特徴とする。
【0007】第3の発明は上記第1の発明において、前
記外装部材の上端部で車体側へ当接する面に前記上端と
平行して延びる複数条の横リブを形成したことを特徴と
する。このとき前記外装部材の上端部が一部にカーブ部
を備え、このカーブ部にも前記横リブを一体に形成して
もよい。
【0008】
【発明の効果】第1の発明によれば、上取付部を車体側
面に設けた取付穴へ取付るとともに、下取付部を車体底
部から下方へ突出する車体底部フランジに重ねて略U字
状もしくは略コ字状断面の固定具で挟持するとともに
体底部フランジ及び下取付部へそれぞれ係合すること
より抜け止めする。これにより、下取付部の取付を固定
具の挟持で迅速にでき、取付に際して車体底部に対する
穴開けを不要にできるので、車体の腐食に対するおそれ
がなくなり、かつ穴開け作業を上取付部側のみに半減で
きるため作業が容易になる。このとき、固定具における
一対の弾性壁において、一方側の弾性壁に屈曲部と係合
する第1の爪と、第1の首部から屈曲して外開き状をな
す第1の導入部を設け、他方側の弾性壁に下取付部と係
合する第2の爪と、第2の首部から屈曲して外開き状を
なす第2の導入部を設けるとともに、第2の導入部先端
及び第2の首部の各高さを、第1の爪側となる第1の導
入部先端及び第1の首部よりもそれぞれ低くすれば、固
定具を斜めに押し込みながら容易に取付けることができ
る。また、第2の爪先端の高さを、第1の爪先端よりも
高くすれば、まず第2の爪と車体底部フランジ側面との
接触部が支点となり、次に第1の爪と屈曲部との接触部
が支点となるので、固定具を回動させながら容易に取付
けることができる。
【0009】第2の発明によれば、略L字状断面をなす
外装部材の立て壁部と底壁部を斜めに連結する斜面部を
長さ方向へ所定間隔で部形成し、この斜面部の上下に上
取付部と下取付部を設けて上下取付としたので、上取
付部と下取付部を千鳥状に設けなくても済み、より長い
間隔でより確実に取付できる。また、上下取付座自体が
外装部材の補強としても役立つ。しかも上下取付座の斜
面部表面に上下方向へ長く延びて車体側の曲面へ接触す
る上下方向リブを突出形成したので、この上下方向リブ
が補強になり、上下取付座並びにサイドシルカバー全体
の補強及び軽量化に役立つ。そのうえ上下方向リブの上
にサイドシルの底部側を乗せることにより、取付時の位
置決めが容易になる。また、上下方向リブがサイドシル
2曲面のいずれか部分へ必ず押し当てられるので、取付
ガタを有効に解消できる。
【0010】第3の発明によれば、外装部材の上端部で
車体側へ当接する面に前記上端と平行して延びる複数条
の横リブを形成したので、上端を補強して外観を向上す
るに十分な程度に薄くでき、かつ車体側に対する接触面
積を大きく確保できる。また外装部材上端部の一部がカ
ーブ部を備えるとき、このカーブ部に横リブを一体に形
成すれば、変形を受けやすいカーブ部を有効に補強で
き、このようなカーブ部を任意に設けて外観性の向上を
図ることが可能になるので、デザイン上の自由度が増大
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1及至図7は第1実施例に係り、図1は下
取付部の取付構造を示す断面図(図2の1−1線相
当)、図2はサイドシルカバーの取付状態を示す斜視
図、図3は図1の固定具による固定構造部分の拡大図、
図4はサイドシルカバーを裏側(取付時に車体内側を向
く側)から示す斜視図、図5は取付座の斜視図、図6は
図4のA部拡大図、図7はサイドシルカバーの取付工程
を示す図である。なお、従来例と共通機能部分について
は同一符号を用いる。
【0012】図2に示すように、ドア1の下方である車
体側面下部に取付けられたサイドシル2の外方へサイド
シルカバー3が取付けられている。図4に示すように、
サイドシルカバー3は、立て壁部10と底壁部11を有
する略L字形断面の長尺部材であり、合成樹脂の射出成
形等によって成形される。
【0013】その長さ方向両端に略L字形の前端板12
と後端板13が一体に設けられ、車体前方となる前側の
端板12にはボルト通し穴を有する取付部14、15が
形成されている。取付部15は樹脂ヒンジ16で端板1
2へ連続し、成形時には略90°外開き状態で形成さ
れ、取付時に折り曲げられて図示状態となる。
【0014】また、サイドシルカバー3の裏側長さ方向
には、上取付部4と下取付部6とを上下に備えた上下取
付座17と、上取付部4のみを設けた単独取付座18と
が交互にそれぞれ一体化して形成されている。各取付座
17、18の上取付部4はクリップ7が取付けられてい
る。
【0015】図1及び図5に示すように、上下取付座1
7は斜面部20を備え、この斜面部20は傾斜の異なる
上斜面21及び下斜面22が上下方向中間部で屈曲して
連続するように形成され、上斜面21は上端で立て壁部
10と連続し、下斜面22は下部が底壁部11から連続
して立ち上がる内壁23へ連続する。
【0016】下斜面22の下端部は一度垂直に下方へ向
かう立て壁部24をなし、さらにその先端側が車体内方
へ略直角に屈曲して略水平に延びる取付脚25をなす。
また立て壁部24の外面側には上方ほど外側へ張り出す
張り出し部26が部分的に形成され、その上端に係止段
部27が形成されている。なお、立て壁部24と内壁2
3の間に固定具取付穴28が形成されている。
【0017】斜面部20の上には、屈曲部を越えて上斜
面21と下斜面22を上下方向に連結する複数の上下方
向リブ30が一体に設けられ、その上面は中間部から下
部にかけてサイドシル2の曲面へ接触している。上斜面
21の上部には後方へ向かって開放されたクリップ取付
溝31が形成され、ここにクリップ7の基部が差し込ま
れて取付けられている。
【0018】上下取付座17は矢示B方向へスライド後
退するスライド型によりサイドシルカバー3と一体に形
成され、矢示B方向へ開放された中空ブロック状態をな
し、矢示B方向と反対側は側面壁32で閉じられてい
る。このスライド型により前記クリップ溝31も上下取
付座17と同時一体に形成される。
【0019】クリップ取付溝31には、クリップ7のフ
ランジ33と頭部34の間の部分である基部を嵌合する
ことによりクリップ7が着脱自在に取付けられる。クリ
ップ7の先端係合部35は、予めサイドシル2の上部に
穿設された取付穴36へ嵌合されているグロメット37
を拡大しつつ押し込むことにより、グロメット37を介
して取付穴36へ係合する。
【0020】図6に図4のA部を拡大して示すように、
サイドシルカバー3における立て壁部10の上端部38
の裏面には、上下方向へ間隔をもって平行する複数条の
横リブ39が一体に形成されている。この横リブ39
は、サイドシルカバー3の上端部38の前端から後端ま
で連続して形成され、サイドシルカバー3の後端部にお
いて同一平面内で上下方向へ曲線状に湾曲変化するカー
ブ部38a(図4)にも同様に形成されている
【0021】各横リブ39の先端は面一になるよう設定
され、これらの端面が両面接着テープ40の比較的広い
範囲の取付面となり、上端部38の裏側面は両面接着テ
ープ40を介してモール41へ接着し、モール41はサ
イドシル2の上部外表面へ密接している(図1)。
【0022】一方、取付相手の車体側は図1及び図3に
明らかなように、サイドシル2を取付けてある車体外板
42と別の車体外板43がボックス状をなし、その接合
部が溶接フランジ44、45をなして車体底部から下方
へ延びている。サイドシル2の端末部46もこれらの溶
接フランジ44、45に重なって下方へ延び、端末部4
6の下部先端は、溶接フランジ44、45の各先端をく
るむように略水平に屈曲して車体内方へ向かう屈曲部4
7をなす。
【0023】これらの溶接フランジ44及び45、端末
部46並びに及び屈曲部47が本願発明の車体底部フラ
ンジを構成している。上下取付座17の取付脚25はこ
の屈曲部47の下方に略沿うように図の上下方向で重な
り、これらの取付脚25、屈曲部47を内側に入れて、
溶接フランジ44、45、端末部46及び立て壁部24
を固定具50により挟持して固定する。
【0024】固定具50は、全体が板バネ状の金属材料
から構成される略コ字状もしくは略U字状をなす部材で
あり、対向する一対の弾性壁51、52と、これらの下
端を連結する底部50aで構成され、弾性壁51、52
の各上端は上方へ向かって外側へ開く導入部53,54
をなし、その下方にそれぞれが接近するように屈曲する
首部55、56をなす。
【0025】さらに、この首部55、56の下方に切り
起こし状の爪57、58がそれぞれ相手方向へ先端を突
出して形成されている。弾性壁51は取付時に車体外側
となる部分であり、同内側となる弾性壁52に対して、
△Hだけ低く、かつ爪57の高さは爪58よりも△hだ
け高くなっている。
【0026】また、首部55と56の高さも若干相違
し、弾性壁51側の首部55の方が弾性壁52側の首部
56よりも寸法Dだけ下方にずれている。さらに、弾性
壁52は同51に対してより大きく傾斜し、固定時に首
部56が溶接フランジ45へ押し当てられるようになっ
ている。一方、弾性壁51側は爪57の先端が立て壁部
24へ押し当てられるようになっている。
【0027】なお、固定具50の表面は、予めナイロン
コーティング等により平滑な防錆処理が施され、取付時
に固定具50自体の表面に対する傷や、相手側の立て壁
部24、取付脚25、溶接フランジ45及び屈曲部47
に対する傷の発生を防止して防錆性を向上させている。
同時に固定具50自体の表面を保護し、かつ滑りをよく
して固定作業を容易にしている。
【0028】次に、本実施例の作用を説明する。図7は
サイドシルカバー3を取付け工程を説明するものであ
り、まず、サイドシル2の上部表面へゲージ(図示省
略)を用いて位置決めしてからドリルにより取付穴36
を複数穿設し、これにグロメット37を嵌合する。その
後、サイドシルカバー3をサイドシル2の外側方から重
ね、上取付部4をなすクリップ7をグロメット37へ押
し込むことによりサイドシルカバー3における立て壁部
10をサイドシル2の上部へ取付ける。このとき上端部
38は裏面がモール41を介してサイドシル2の上部へ
密接する。
【0029】次に、サイドシルカバー3の底壁部11を
車体底部に重ね、サイドシル2の曲面下部側を上下方向
リブ30へ当接させて位置決めし、上下取付座17の取
付脚25をサイドシル2の屈曲部47の下へ重ね、固定
具50で固定する。図3は、この固定方法を示し、仮想
線で示すように、まず固定具50を斜めにして導入部5
3を取付脚25の下へ入れ、導入部54を屈曲部47の
上へ乗せて若干押し込む。すると、外開き状の導入部5
3、54の存在により、弾性壁51、52が開きつつ、
爪58より高い位置にある爪57が先に張り出し部26
の下部側へ容易に入り込み、首部56も屈曲部47の上
へ容易に乗り上げる。
【0030】この段階では、爪58は屈曲部47の上へ
まだ乗り上げず、導入部54はそのまま押し込む場合に
溶接フランジ45へ当接するストッパとなる。そこで、
爪57と張り出し部26の下部との接触部を支点として
固定具50を立てる方向(図3のC矢示方向)へ回動さ
せながらD矢示方向へさらに押し込むと、爪57が張り
出し部26の斜面上を上方へ滑り、同時に首部56は溶
接フランジ45側を摺動し、爪58が屈曲部47の上へ
容易に乗り上げる。
【0031】そこで、爪58と屈曲部47の接触点を支
点として固定具50をさらに直立させる方向へ回動させ
つつ次第に真上方向へ押し込むと、やがて爪57が係止
段部27へ出て係合し、底部50aが取付脚25の底面
と接触し、首部56が溶接フランジ45へ押し当てら
れ、爪57の先端が立て壁部24へ押し当てられた図3
中に実線で示す取付状態となる。
【0032】この状態で、固定具50が抜け出そうとす
れば、爪57が係止段部27へ係合し、同時に爪5
屈曲部47へ係合するので、抜け止めされる。また、仮
にサイドシルカバー3側が下方へ抜けようとすれば、爪
57が係止段部27へ係合して阻止される。
【0033】その後、図7に示すように、前端壁12を
フロントフェンダの前面部48へ重ね、前端壁12の取
付部14と15及び前面部48の取付穴とを合わせてボ
ルト49で締結する。このボルト49は他部品の取付の
ために予め用いられているものであり、このボルト49
を他部品と共用できる。なお、サイドシルカバー3の後
端壁13はこのような取付を行わず、近傍に設けられて
いる上下取付座17の取付だけで済ませることができ、
熱等によるサイドシルカバー3の多少の変形を吸収可能
になっている。また、前端壁12又は後端壁13のどち
らか一方のみを設けたサイドシルカバーの場合は、上取
付部4のクリップ取付溝31と下取付部6のU字状をな
す固定具50とにより前後方向への伸縮を許容できる。
【0034】このように、固定具50を用いると、下取
付部6を挟持により固定できるため、下取付部6のため
の取付穴を車体底部に対して穿設することを不要とする
ので、取付穴より腐食が発生することを防止できる。特
に車体の底部はこのようなおそれが大きい場所であるた
め、この部分の取付穴を省略することは車体の腐食を防
止して車体の耐久性を向上させる上で極めて有効であ
る。
【0035】また、下取付部6に取付穴を設けないこと
により、車体に対してゲージにより位置決めしてからド
リルで取付穴を穿設するという面倒な作業を取付対象の
上部側だけで済ませることができるため、この取付穴穿
設工数をほぼ半減できるので、取付作業性の上でも極め
て効率化する。
【0036】さらに、上下取付座17により上取付部4
と下取付部6を一体化したので、従来のように千鳥状に
上下の取付部を設ける必要がなく、取付部の間隔を広く
しても確実な取付が可能になるので、それだけ取付作業
を容易にできる。
【0037】そのうえ、上下取付座17をスライド型に
よりサイドシルカバー3と一体に形成するとともに、側
面壁32を閉じ他側を開放した中空ブロック状態に形成
し、立て壁部10と底壁部11を一体に連結したので、
上下取付座17によりサイドシルカバー3を効果的に補
強でき、取付後の変形防止において貢献できる。
【0038】そのうえさらに、斜面部20上に上下方向
リブ30が一体に設けられているため、この上下方向リ
ブ30によって、上斜面21及び下斜面22を補強する
ので側面壁32を設けてもなお、従来程度の強度を得る
程度であれば、上下取付座17全体を薄くして軽量化で
き、上下取付座17並びにサイドシルカバー3全体の補
強及び軽量化に役立つ。
【0039】しかも、サイドシルカバー3を取付けると
き、この上下方向リブ30の上にサイドシル2の底部側
を乗せることにより、取付時の位置決めが容易になる。
また、上下方向リブ30がサイドシル2の曲面のいずれ
か部分へ必ず押し当てられるので、取付ガタを有効に解
消できる。
【0040】さらにまた、立て壁部10の上端部38の
裏側面に上下方向へ間隔をもって平行する複数条の横リ
ブ39を一体に形成して補強するので、外観性を向上さ
せることができる程度に薄くでき、かつ両面テープ40
の接着面積を十分に確保できるに足る面積を確保でき
る。
【0041】しかも、この横リブ39をサイドシルカバ
ー3の端部におけるカーブ部38aにも連続して形成し
たので変形を受けやすいカーブ部38aを有効に補強で
き、このようなカーブ部38aを任意に設けて外観性の
向上を図ることが可能になるので、デザイン上の自由度
が増大する。
【0042】図8及び図9は第2実施例であり、図8は
車体内側からサイドシルカバー3の下部を固定する状態
を示す部分図、図9は固定状態を示す図3に対応する断
面図である。この実施例では、下取付部6は独立した金
属製の取付ブラケット5からなり、その一端60をサイ
ドシルカバー3の底部11へ結合するとともに、他端を
屈曲させて垂直壁部61とさらにその下端から車体外方
へ水平に屈曲する取付脚62を備え、垂直壁部61に爪
63を形成し、上部を車体外側へ突出させてある。
【0043】取付相手側となる車体の構造は前実施例と
同じであり、これを前実施例と一部形状のみが若干異な
る固定具50で固定する。すなわちこの固定具50は、
弾性壁51側に爪を形成せず反対に係止穴64を設けて
ある。このようにすると、固定具50を取けたとき、取
付ブラケット5の爪63が固定具50の弾性壁51に設
けた係止穴64へ係合することにより抜け止めができ、
金属製の取付ブラケット5を用いる場合における固定具
50を用いた固定を容易にする。なお、他側の弾性壁5
2における構造は前実施例と同様である。
【0044】なお、本願発明は上記実施例に限定されず
種々に変形可能であり、例えば、車両用外装部材は車体
の下部側面から底部へかけて取付けるものであれば、サ
イドシルカバーに限らず各種の部材が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る図2の1−1線断面図
【図2】 第1実施例に係るサイドシルカバー取付状態
の車体要部斜視図
【図3】 その固定具による固定状態を示す断面図
【図4】 そのサイドシルカバーを車体内側から示す斜
視図
【図5】 上下取付座の斜視図
【図6】 図4のA部拡大図
【図7】 サイドシルカバーの取付説明図
【図8】 第2実施例に係るサイドシルカバーの固定方
法説明図
【図9】 その固定具による固定状態を示す断面図
【図10】従来例の取付構造を示す断面図
【符号の説明】
2:サイドシル, 3:サイドシルカバー(車両外装部
材),4:上取付部, 5:取付ブラケット、6:下取付
部, 7:クリップ, 10:立て壁部, 11:底壁部,
17:上下取付座, 20:斜面部, 24:立て壁
部,25:取付脚,27:係止段部,30:上下方向リ
ブ、38:上端部、39:横リブ,47:屈曲部、5
0:固定具, 51:弾性壁, 52:弾性壁,57:爪,
58:爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−214475(JP,A) 特開 平11−42981(JP,A) 実開 昭61−109876(JP,U) 実開 昭61−64089(JP,U) 実開 昭59−6573(JP,U) 実開 昭60−72752(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/04 B62D 25/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装部材を車体の下部表面へ取付けるた
    めの取付構造において、 前記外装部材はその裏面上下に上取付部と下取付部とを
    備え、 この下取付部を車体底部から下方へ突出する車体底部フ
    ランジに重ねて略U字状もしくは略コ字状断面の固定具
    で挟持し、この固定具を前記下取付部及び車体底部フラ
    ンジとの係合により抜け止めするとともに、 前記固定具は、前記挟持するために間隔をもって相対向
    する一対の弾性壁を有し、一方の弾性壁は前記車体底部
    フランジの先端側に形成された屈曲部と係合し、他方の
    弾性壁は前記下取付部と係合することにより前記抜け止
    めをなす ことを特徴とする車両用外装部材の取付構造。
  2. 【請求項2】前記固定具における前記一方の弾性壁に前
    記屈曲部と係合する第1の爪と、先端部に形成された首
    部から屈曲して外開き状をなす第1の導入部を備え、前
    記他方の弾性壁に前記下取付部と係合する第2の爪と、
    先端部に形成された首部から屈曲して外開き状をなす第
    2の導入部を備えるとともに、前記第2の導入部及び第
    2の首部の各高さが、前記第1の導入部先端及び第1の
    首部よりもそれぞれ低くなっていることを特徴とする請
    求項1に記載した車両用外装部材の取付構造。
  3. 【請求項3】前記固定具における前記一方の弾性壁に前
    記屈曲部と係合する第1の爪と、先端部に形成された首
    部から屈曲して外開き状をなす第1の導入部を備え、前
    記他方の弾性壁に前記下取付部と係合する第2の爪と、
    先端部に形成された首部から屈曲して外開き状をなす第
    2の導入部を備えるとともに、前記第2の爪先端の高さ
    が、前記第1の爪先端よりも高くなっていることを特徴
    とする請求項1に記載した車両用外装部材の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記外装部材は立て壁部と底壁部からな
    る略L字状断面をなし、これら立て壁部と底壁部を斜め
    に連結する斜面部を長さ方向へ所定間隔で形成し、この
    斜面部の上下に前記上取付部と下取付部を設けて上下取
    付座とするとともに、 前記上下取付座の斜面部表面に上下方向へ長く延びて車
    体側の曲面へ接触する上 下方向リブを突出形成した こと
    を特徴とする請求項1に記載した車両用外装部材の取付
    構造。
  5. 【請求項5】 前記外装部材の上端部で車体側へ当接す
    る面に前記上端と平行して延びる複数条の横リブを形成
    したことを特徴とする請求項1に記載した車両用外装部
    材の取付構造。
  6. 【請求項6】 前記外装部材の上端部は一部にカーブ部
    を備え、このカーブにも前記横リブを一体に形成した
    ことを特徴とする請求項5に記載した車両用外装部材の
    取付構造。
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