JP3433363B2 - 基板の加熱方法および装置 - Google Patents
基板の加熱方法および装置Info
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- JP3433363B2 JP3433363B2 JP09581094A JP9581094A JP3433363B2 JP 3433363 B2 JP3433363 B2 JP 3433363B2 JP 09581094 A JP09581094 A JP 09581094A JP 9581094 A JP9581094 A JP 9581094A JP 3433363 B2 JP3433363 B2 JP 3433363B2
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- Japan
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- heating
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- heated
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Surface Heating Bodies (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体および液晶パネ
ル用のホトマスク等の基板を加熱する方法と装置に関す
る。
ル用のホトマスク等の基板を加熱する方法と装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体用のホトマスクを例にとり説明す
る。最新の半導体用のホトマスクは、152mm正方で
厚み6.3mmのガラス基板上に約1000オングスト
ロームのクロム膜をスパッタし、その上にレジストを塗
布して電子線描画装置でパターンを描画した後レジスト
現像処理、続いてクロム膜のエッチング処理とレジスト
剥離を行って完成する。
る。最新の半導体用のホトマスクは、152mm正方で
厚み6.3mmのガラス基板上に約1000オングスト
ロームのクロム膜をスパッタし、その上にレジストを塗
布して電子線描画装置でパターンを描画した後レジスト
現像処理、続いてクロム膜のエッチング処理とレジスト
剥離を行って完成する。
【0003】LSIの集積度が上がりパターンの微細化
に伴い耐ドライエッチング性が高く、高精度なレジスト
パターンが得られるレジストとして化学増幅型レジスト
が開発され実用化が進んでいる。代表的な商品は、シプ
レー社のSAL601である。
に伴い耐ドライエッチング性が高く、高精度なレジスト
パターンが得られるレジストとして化学増幅型レジスト
が開発され実用化が進んでいる。代表的な商品は、シプ
レー社のSAL601である。
【0004】化学増幅型レジストは電子線描画した後、
約110℃でベーキングを行いレジストの感度増幅を行
うので、ベーキング時の温度の均一性によりパータン寸
法が大きく変化する。
約110℃でベーキングを行いレジストの感度増幅を行
うので、ベーキング時の温度の均一性によりパータン寸
法が大きく変化する。
【0005】ホトマスクのように厚形の角基板において
は、基板の側面から熱が放出されるため中央部の温度と
比較すると、基板の辺部で1〜2℃、コーナー部で2〜
3℃低くなる。この結果パターン寸法は辺部で約0.5
μm、コーナー部で約1μm変化し均一性が悪くなると
いう欠陥がある。
は、基板の側面から熱が放出されるため中央部の温度と
比較すると、基板の辺部で1〜2℃、コーナー部で2〜
3℃低くなる。この結果パターン寸法は辺部で約0.5
μm、コーナー部で約1μm変化し均一性が悪くなると
いう欠陥がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、基板
を均一に加熱し面内均一性の良いパターン寸法を得るこ
とを可能とした基板の加熱方法と装置を提供することで
ある。
を均一に加熱し面内均一性の良いパターン寸法を得るこ
とを可能とした基板の加熱方法と装置を提供することで
ある。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明は、ヒータを備え
た下部熱板に被加熱基板を載置し、リング板を備えた上
部熱板の下面を被加熱基板の外周に近接させて被加熱基
板を加熱する方法を特徴とする。また、ヒータを備えた
下部熱板と、ヒータとリング板を備えた上部熱板とから
なることを特徴とする。
た下部熱板に被加熱基板を載置し、リング板を備えた上
部熱板の下面を被加熱基板の外周に近接させて被加熱基
板を加熱する方法を特徴とする。また、ヒータを備えた
下部熱板と、ヒータとリング板を備えた上部熱板とから
なることを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面を参照して説明する。図1
aは本発明の第1実施例の縦断面図、図1bは平面図で
ある。
aは本発明の第1実施例の縦断面図、図1bは平面図で
ある。
【0009】下部熱板1をヒータ2で加熱し、また上部
熱板3をヒータ4で加熱して、温度センサ7、8と温調
器9、11で例えば110℃に温度調整する。上部熱板
3を駆動機構(図示されず)で上方に持ち上げてホトマ
スク10を下部熱板1の上に載置する。
熱板3をヒータ4で加熱して、温度センサ7、8と温調
器9、11で例えば110℃に温度調整する。上部熱板
3を駆動機構(図示されず)で上方に持ち上げてホトマ
スク10を下部熱板1の上に載置する。
【0010】次に、上部熱板3を下降し、リング板5が
ホトマスク10の上面と1〜5mmとなるような位置で
停止する。
ホトマスク10の上面と1〜5mmとなるような位置で
停止する。
【0011】リング板5はホトマスク10の辺部10a
とコーナ部10bを加熱するので、中央部との温度差は
0.5℃となった。その結果、コーナ部と中央部の寸法
差は0.15μmとなり、均一性が改善された。
とコーナ部10bを加熱するので、中央部との温度差は
0.5℃となった。その結果、コーナ部と中央部の寸法
差は0.15μmとなり、均一性が改善された。
【0012】なお、上部熱板3とリング板5は一体物で
も分離していてもよいことは云うまでもない。また、ホ
トマスク10の外周から流入した気体は排気口6から排
気される。
も分離していてもよいことは云うまでもない。また、ホ
トマスク10の外周から流入した気体は排気口6から排
気される。
【0013】図2は本発明の第2の実施例の縦断面図で
ある。ヒータ14を内包したリング13を基板10に近
接させることによっても全く同様に基板側面からの熱の
放散を補い、均熱性を高めることができる。
ある。ヒータ14を内包したリング13を基板10に近
接させることによっても全く同様に基板側面からの熱の
放散を補い、均熱性を高めることができる。
【0014】上記説明では、レジストが化学増幅型レジ
ストの場合について述べたが、本発明はこれに限定され
るものではなくベーキング温度の均一性が要求されるレ
ジストについては全く同様に適用できることは明らかで
ある。
ストの場合について述べたが、本発明はこれに限定され
るものではなくベーキング温度の均一性が要求されるレ
ジストについては全く同様に適用できることは明らかで
ある。
【0015】上記説明では、ホトマスクを例にとり述べ
たが、基板側面からの熱放散が大きい厚形基板であれば
全く同様に実現できることは明らかである。
たが、基板側面からの熱放散が大きい厚形基板であれば
全く同様に実現できることは明らかである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は次のよう
な効果を奏するものである。基板を均一に加熱し面内均
一性の良いパターン寸法が得られる。
な効果を奏するものである。基板を均一に加熱し面内均
一性の良いパターン寸法が得られる。
【図1a】本発明の第1の実施例の縦断面図。
【図1b】本発明の第1の実施の平面図。
【図2】本発明の第2の実施例の縦断面図。
1…下部熱板、2、4、14…ヒータ、3…上部熱板、
4…ヒータ、5…リング板、6…排気口、7、8…温度
センサ、9、11…温調器、10…ホトマスク、13…
近接リング。
4…ヒータ、5…リング板、6…排気口、7、8…温度
センサ、9、11…温調器、10…ホトマスク、13…
近接リング。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
H05B 3/62 H01L 21/30 567
(56)参考文献 特開 平4−342115(JP,A)
特開 平3−69111(JP,A)
特開 平6−37006(JP,A)
実開 平3−56130(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 21/00
G03F 1/08
G03F 7/38
H05B 3/00
Claims (3)
- 【請求項1】基板を加熱する方法において、ヒータを備
えた下部熱板に被加熱基板を載置し、ヒータを備えた上
部熱板の被加熱基板近接部分がリング板状であることを
特徴とした基板加熱方法。 - 【請求項2】基板を加熱する加熱装置において、ヒータ
を備えた下部熱板と、ヒータを備え下面がリング板状で
ある上部熱板とからなることを特徴とした基板加熱装
置。 - 【請求項3】前記上部熱板のリング板状下面と被加熱基
板の間隔が5mm以下であることを特徴とした請求項2
記載の基板加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09581094A JP3433363B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 基板の加熱方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09581094A JP3433363B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 基板の加熱方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07281453A JPH07281453A (ja) | 1995-10-27 |
JP3433363B2 true JP3433363B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=14147789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09581094A Expired - Fee Related JP3433363B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 基板の加熱方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3433363B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3983831B2 (ja) * | 1995-05-30 | 2007-09-26 | シグマメルテック株式会社 | 基板ベーキング装置及び基板ベーキング方法 |
JPH09171953A (ja) * | 1995-12-20 | 1997-06-30 | Sony Corp | 基板加熱装置、基板加熱方法および半導体集積回路装置、フォトマスクならびに液晶表示装置 |
US6222161B1 (en) | 1998-01-12 | 2001-04-24 | Tokyo Electron Limited | Heat treatment apparatus |
US6399926B2 (en) | 2000-04-03 | 2002-06-04 | Sigmameltec Ltd. | Heat-treating apparatus capable of high temperature uniformity |
JP5812609B2 (ja) * | 2011-01-13 | 2015-11-17 | 株式会社東光高岳 | 加熱装置 |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP09581094A patent/JP3433363B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07281453A (ja) | 1995-10-27 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |