JP3433296B2 - 組み合わせ装置及び伝動装置 - Google Patents
組み合わせ装置及び伝動装置Info
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- armature
- toothed member
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
- F16D2023/0643—Synchro friction clutches with flat plates, discs or lamellae
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- Electromagnetism (AREA)
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- Structure Of Transmissions (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、入力軸と出力
軸との間に選択的にトルクを伝動する電磁クラッチに関
する。
軸との間に選択的にトルクを伝動する電磁クラッチに関
する。
【0002】一般にこのような電磁クラッチは、一方の
軸と共に回転可能な回転子すなわちロータと、他方の軸
と共に回転可能な電機子すなわちアーマチュアと、磁束
を界磁殼を縫うように通過させるように選択的に付勢可
能なコイルを持つ界磁アセンブリとを備えている。コイ
ルが付勢されるときに、磁束は、界磁殻と回転子との間
のエアギャップと、回転子と電機との間のエアギャップ
とを、越えて電機子を軸線方向に引きつけて回転子と摩
擦係合させることにより、2つの軸を連結して一致して
回転させる。
軸と共に回転可能な回転子すなわちロータと、他方の軸
と共に回転可能な電機子すなわちアーマチュアと、磁束
を界磁殼を縫うように通過させるように選択的に付勢可
能なコイルを持つ界磁アセンブリとを備えている。コイ
ルが付勢されるときに、磁束は、界磁殻と回転子との間
のエアギャップと、回転子と電機との間のエアギャップ
とを、越えて電機子を軸線方向に引きつけて回転子と摩
擦係合させることにより、2つの軸を連結して一致して
回転させる。
【0003】本発明電磁クラッチは、異なる用途に使用
できるけれども、2つの軸間の確実な駆動を確立するた
めに、これ等の軸上の歯車、スプライン又はその他の歯
付き部材をシフトしてかみあわせるに先立つて、2つの
軸を実質的に同じ速度で回転させる同期クラッチとして
とくに有用である。フオゲルベルグ(Fogelber
g)の米国特許第4,561,520号には、4輪駆動
車両の動力分配歯車装置箱(transfer cas
e)〔以下トランスフアー・ケースと呼ぶ〕に関連する
電磁同期クラッチが記載されている。フオゲルベルグに
よるクラッチは、歯付き部材をシフトしてかみあわせる
に先立って、2つの軸を実質的に同じ速度で回転させる
けれども、シフテイング自体は、普通の機械的リンク機
構を使用して始められる。
できるけれども、2つの軸間の確実な駆動を確立するた
めに、これ等の軸上の歯車、スプライン又はその他の歯
付き部材をシフトしてかみあわせるに先立つて、2つの
軸を実質的に同じ速度で回転させる同期クラッチとして
とくに有用である。フオゲルベルグ(Fogelber
g)の米国特許第4,561,520号には、4輪駆動
車両の動力分配歯車装置箱(transfer cas
e)〔以下トランスフアー・ケースと呼ぶ〕に関連する
電磁同期クラッチが記載されている。フオゲルベルグに
よるクラッチは、歯付き部材をシフトしてかみあわせる
に先立って、2つの軸を実質的に同じ速度で回転させる
けれども、シフテイング自体は、普通の機械的リンク機
構を使用して始められる。
【0004】
【発明の概要】本発明の第1の目的は、出力軸を入力軸
と実質的に同じ速度で回転させることができるだけでな
く、これ等の2つの軸上の歯付き部材を物理的にシフト
してかみあわせるのにも役立つ、新規な改良した電磁ク
ラッチを提供することである。
と実質的に同じ速度で回転させることができるだけでな
く、これ等の2つの軸上の歯付き部材を物理的にシフト
してかみあわせるのにも役立つ、新規な改良した電磁ク
ラッチを提供することである。
【0005】本発明のさらに詳細な目的は、最初に磁気
力によって電機子を軸線方向にシフトして回転子と係合
させ、出力軸をほぼ入力軸の速度まで引き上げ、次いで
回転子と電機子とを1つのユニットとしてシフトして、
歯付き部材をシフトしてかみあわせるようにする電磁ク
ラッチを提供することによって、前記第1の目的を達成
することにある。
力によって電機子を軸線方向にシフトして回転子と係合
させ、出力軸をほぼ入力軸の速度まで引き上げ、次いで
回転子と電機子とを1つのユニットとしてシフトして、
歯付き部材をシフトしてかみあわせるようにする電磁ク
ラッチを提供することによって、前記第1の目的を達成
することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的は、入力軸と出力
軸とが、同期速度に到達して後に、かつ歯付き部材をシ
フトしてかみあわせるときに、歯付き部材の一方を、歯
付き部材の他方に対して制限された範囲で回動させるこ
とにより、歯付き部材の円滑な、実質上瞬間的なかみあ
いを行なうことにある。
軸とが、同期速度に到達して後に、かつ歯付き部材をシ
フトしてかみあわせるときに、歯付き部材の一方を、歯
付き部材の他方に対して制限された範囲で回動させるこ
とにより、歯付き部材の円滑な、実質上瞬間的なかみあ
いを行なうことにある。
【0007】本発明の重要な目的は、磁束が最初に電機
子を軸線方向にシフトして回転子に係合させ、次いで回
転子と電機子とを1つのユニットとして軸線方向にシフ
トし、比較的低い電力をコイルに印加して回転子と電機
子とを、これ等の軸線方向にシフトされた位置に保持す
るように、回転子と界磁殻とを構成することである。
子を軸線方向にシフトして回転子に係合させ、次いで回
転子と電機子とを1つのユニットとして軸線方向にシフ
トし、比較的低い電力をコイルに印加して回転子と電機
子とを、これ等の軸線方向にシフトされた位置に保持す
るように、回転子と界磁殻とを構成することである。
【0008】本発明の目的はまた、電機子を回転子に対
して軸線方向にシフトさせ、回転子と電機子とを1つの
ユニットとしてシフトするように、磁束を生じさるため
の単一のコイルを使用することにある。
して軸線方向にシフトさせ、回転子と電機子とを1つの
ユニットとしてシフトするように、磁束を生じさるため
の単一のコイルを使用することにある。
【0009】本発明のこれ等の目的及び利点、並びにそ
の他の目的及び利点は、添付図面に関連する以下の説明
から一層明らかになるであろう。
の他の目的及び利点は、添付図面に関連する以下の説明
から一層明らかになるであろう。
【0010】
【好適な実施例の詳細な説明】本発明電磁クラッチの1
実施例である電磁クラッチ20を、4輪駆動車両のトラ
ンスファー・ケース21に関して添付図面に例示する。
この電磁クラッチ20を、トランスファー・ケース21
の入力軸22と出力軸23との間にトルクを選択的に伝
動するのに使用する。トランスファー・ケース自体は、
簡略化したテスト・モデル型として示されており、入力
軸22を回転可能に支持する1対の軸受け25を持つ端
部部材24を備えている。反対側の端部部材27に設け
た軸受26は、出力軸23を回転可能に支持する。出力
軸23には、縮小径端部部分28が形成されている。こ
の縮小径端部部分28は、入力軸の隣接する端部の穴2
9内を案内され、軸受30によってこの穴29内に回転
可能に支持される。出力軸を、入力軸の延長部分上に回
転可能に支持されたスプロケットにより形成できること
は明らかである。この場合、このスプロケットを、最終
の出力軸を形成する平行軸に、チエーンによって連結す
る。
実施例である電磁クラッチ20を、4輪駆動車両のトラ
ンスファー・ケース21に関して添付図面に例示する。
この電磁クラッチ20を、トランスファー・ケース21
の入力軸22と出力軸23との間にトルクを選択的に伝
動するのに使用する。トランスファー・ケース自体は、
簡略化したテスト・モデル型として示されており、入力
軸22を回転可能に支持する1対の軸受け25を持つ端
部部材24を備えている。反対側の端部部材27に設け
た軸受26は、出力軸23を回転可能に支持する。出力
軸23には、縮小径端部部分28が形成されている。こ
の縮小径端部部分28は、入力軸の隣接する端部の穴2
9内を案内され、軸受30によってこの穴29内に回転
可能に支持される。出力軸を、入力軸の延長部分上に回
転可能に支持されたスプロケットにより形成できること
は明らかである。この場合、このスプロケットを、最終
の出力軸を形成する平行軸に、チエーンによって連結す
る。
【0011】電磁クラッチ20は、界磁殻31を持つ界
磁アセンブリを備えている。界磁殻31は、1対の取付
け板32によって端部部材24に固定される。界磁殻3
1を、剛又は低い磁気抵抗を持つその他の材料で作り、
この界磁殻31に、図2に示すように、半径方向に間隔
を置いた内側極環33と外側極環34とを形成する。多
重巻きの巻線により形成された環状のコイル35を、内
側極環33と外側極環34との間に収容する。このコイ
ル35は、リード線37によって直流電圧源に接続され
るのに適する。コイル35が付勢されるときは、磁束
は、界磁殻31内に生じ、後述する経路を縫うように通
過する。
磁アセンブリを備えている。界磁殻31は、1対の取付
け板32によって端部部材24に固定される。界磁殻3
1を、剛又は低い磁気抵抗を持つその他の材料で作り、
この界磁殻31に、図2に示すように、半径方向に間隔
を置いた内側極環33と外側極環34とを形成する。多
重巻きの巻線により形成された環状のコイル35を、内
側極環33と外側極環34との間に収容する。このコイ
ル35は、リード線37によって直流電圧源に接続され
るのに適する。コイル35が付勢されるときは、磁束
は、界磁殻31内に生じ、後述する経路を縫うように通
過する。
【0012】入力軸22と一緒に回転できる回転子40
を設ける。回転子40に、取付けハブ41と、内側極環
43と、半径方向に間隔を置いた外側極環44とを設け
る。内側極環43の一方の端部部分を、界磁殻31の内
側極環33の内面から内方に、かつこの内面に近接して
位置させるが、外側極環44の一方の端部部分は、界磁
殻の外側極環34の外面から間隔を置いて、かつこの外
面のまわりに延びている。内側極環43及び外側極環4
4は、これ等の他の方の端部部分において、回転子40
の一部を形成する端部板によって連結される。端部板
は、内側極環43から半径方向に外方に突出するフラン
ジ45によって一部分が形成され、このフランジ45と
外側極環44との間においてこれ等から半径方向に間隔
を置いた環状部46によって一部が形成される。図6に
示すように、環状部46の内周辺及び外周辺において角
度的に間隔を置いた非磁性材料から成る溶接部47,4
8によって、環状部46を、フランジ45と外側極環4
4とに固定する。この結果、回転子40の端面に、角度
的に間隔を置いたみぞ穴49,50から成る半径方向に
間隔を置いた2つの列が形成される。これ等のみぞ穴
は、端面を貫いて延びる。
を設ける。回転子40に、取付けハブ41と、内側極環
43と、半径方向に間隔を置いた外側極環44とを設け
る。内側極環43の一方の端部部分を、界磁殻31の内
側極環33の内面から内方に、かつこの内面に近接して
位置させるが、外側極環44の一方の端部部分は、界磁
殻の外側極環34の外面から間隔を置いて、かつこの外
面のまわりに延びている。内側極環43及び外側極環4
4は、これ等の他の方の端部部分において、回転子40
の一部を形成する端部板によって連結される。端部板
は、内側極環43から半径方向に外方に突出するフラン
ジ45によって一部分が形成され、このフランジ45と
外側極環44との間においてこれ等から半径方向に間隔
を置いた環状部46によって一部が形成される。図6に
示すように、環状部46の内周辺及び外周辺において角
度的に間隔を置いた非磁性材料から成る溶接部47,4
8によって、環状部46を、フランジ45と外側極環4
4とに固定する。この結果、回転子40の端面に、角度
的に間隔を置いたみぞ穴49,50から成る半径方向に
間隔を置いた2つの列が形成される。これ等のみぞ穴
は、端面を貫いて延びる。
【0013】回転子40の端面に軸線方向に対向する関
係に、電機子55を配置する。電機子55を鋼で作る。
電機子55は、出力軸23と共に回転する。この場合、
電機子を3つの部品により形成する。図2及び図5に示
すように、3つの部品は、中央の穴を持つ内側の円板5
6と、中間の環58と外側の環59とである。中間の環
58の内周辺は、円板56の外周辺に係合し、角度的に
間隔を置いた溶接部60によって円板56の外周辺に固
定される。中間の環58の外周辺は、外側の環59の内
周辺から間隔を置き、非磁性材料から成る、角度的に間
隔を置いた1連の溶接部61によって外側の環59の内
周辺に固定される。したがって、角度的に間隔を置いた
貫通するみぞ穴62の列が、環58,59の間において
電機子に存在する。電機子のみぞ穴62の列は、回転子
40のみぞ穴49,50の2つの列の間において半径方
向に実質的に中央に配置される。
係に、電機子55を配置する。電機子55を鋼で作る。
電機子55は、出力軸23と共に回転する。この場合、
電機子を3つの部品により形成する。図2及び図5に示
すように、3つの部品は、中央の穴を持つ内側の円板5
6と、中間の環58と外側の環59とである。中間の環
58の内周辺は、円板56の外周辺に係合し、角度的に
間隔を置いた溶接部60によって円板56の外周辺に固
定される。中間の環58の外周辺は、外側の環59の内
周辺から間隔を置き、非磁性材料から成る、角度的に間
隔を置いた1連の溶接部61によって外側の環59の内
周辺に固定される。したがって、角度的に間隔を置いた
貫通するみぞ穴62の列が、環58,59の間において
電機子に存在する。電機子のみぞ穴62の列は、回転子
40のみぞ穴49,50の2つの列の間において半径方
向に実質的に中央に配置される。
【0014】コイル35が消勢されるときは、電機子5
5は、図2に示すように、回転子40の端部板から軸線
方向に短い距離(たとえば0.040″)を隔ててい
る。コイルの付勢時には、磁束は、図2に破線で示す経
路63を通り、電機子を軸線方向に引きつけて回転子に
係合させる。とくに、磁束は、界磁殻31の外側極面3
4と、回転子40の外側極環44との間の環状のエアギ
ャップ64を越えてジグザグ形の経路に沿って軸線方向
に通過し、回転子と電機子との間の軸線方向のエアギャ
ップ65を横切り、次いで回転子の内側極環43と界磁
殻の内側極環33との間の環状のエアギャップ66を越
える。磁気吸引及び摩擦によって、電機子55は、回転
子40によって回転させられ、出力軸23を入力軸22
によって回転させる。
5は、図2に示すように、回転子40の端部板から軸線
方向に短い距離(たとえば0.040″)を隔ててい
る。コイルの付勢時には、磁束は、図2に破線で示す経
路63を通り、電機子を軸線方向に引きつけて回転子に
係合させる。とくに、磁束は、界磁殻31の外側極面3
4と、回転子40の外側極環44との間の環状のエアギ
ャップ64を越えてジグザグ形の経路に沿って軸線方向
に通過し、回転子と電機子との間の軸線方向のエアギャ
ップ65を横切り、次いで回転子の内側極環43と界磁
殻の内側極環33との間の環状のエアギャップ66を越
える。磁気吸引及び摩擦によって、電機子55は、回転
子40によって回転させられ、出力軸23を入力軸22
によって回転させる。
【0015】これまで説明した電磁クラッチ20は、大
部分にわたって普通に知られているものである。電磁ク
ラッチは、入力軸22と出力軸23との間にトルクを伝
動できるが、車両のトランスフアー・ケースにおいて必
要とするような持続する時間にわたって高いトルクを伝
動することはできない。トランスフアー・ケース21が
高いトルクを伝えることができるようにするためには、
トルクが出力軸に伝動されようとするときに、入力軸と
出力軸とを、かみあい継手(geared coupl
ing)によって確実動作をするように連結する。
部分にわたって普通に知られているものである。電磁ク
ラッチは、入力軸22と出力軸23との間にトルクを伝
動できるが、車両のトランスフアー・ケースにおいて必
要とするような持続する時間にわたって高いトルクを伝
動することはできない。トランスフアー・ケース21が
高いトルクを伝えることができるようにするためには、
トルクが出力軸に伝動されようとするときに、入力軸と
出力軸とを、かみあい継手(geared coupl
ing)によって確実動作をするように連結する。
【0016】本発明によれば電磁クラッチ20は、最初
に出力軸23の速度を入力軸22の速度とほぼ同じ速度
に引き上げて2つの軸の間でかみあい、継手が係合可能
な状態にし、次いでシフテイング作用を行なって、機械
的リンク機構、シフテイング・フオークス又はこれ等の
類似物を必要とすることなく、かみあい継手を確立する
ことができる。したがって本発明電磁クラッチ20は、
かみあい継手のシフテイングを許容する同期クラッチと
して役立つだけでなく、実際のシフテイング自体を実行
してトランスフアー・ケース21の構造をかなり簡単に
し、手動力によるよりもむしろ電気的制御の操作によっ
てシフテイングを実行できるようにする。
に出力軸23の速度を入力軸22の速度とほぼ同じ速度
に引き上げて2つの軸の間でかみあい、継手が係合可能
な状態にし、次いでシフテイング作用を行なって、機械
的リンク機構、シフテイング・フオークス又はこれ等の
類似物を必要とすることなく、かみあい継手を確立する
ことができる。したがって本発明電磁クラッチ20は、
かみあい継手のシフテイングを許容する同期クラッチと
して役立つだけでなく、実際のシフテイング自体を実行
してトランスフアー・ケース21の構造をかなり簡単に
し、手動力によるよりもむしろ電気的制御の操作によっ
てシフテイングを実行できるようにする。
【0017】ことに電機子55は、歯付き部材70を支
え、歯付き部材70は、電機子を、出力軸23と共に回
転するように連結し、かつ出力軸23に対して軸線方向
に滑動するように連結する。とくにこの場合、歯付き部
材70は、ロッキング・リングであり、ロッキング・リ
ングの内周辺に、図3及び図7に示すように、軸線方向
に延び、角度的に間隔を置いた1連のスプライン歯71
を形成している。歯付き部材70は、出力軸23の端部
部分を囲み、そのスプライン歯71は、出力軸23の端
部部分に形成した同様なスプライン歯72とかみあう。
図2及び図5に示すように、歯付き部材70の外周辺
と、電機子の円板56の外面との間に設けられた角度的
に間隔を置いた溶接部73によって、歯付き部材である
ロッキング・リングを電機子に固定する。
え、歯付き部材70は、電機子を、出力軸23と共に回
転するように連結し、かつ出力軸23に対して軸線方向
に滑動するように連結する。とくにこの場合、歯付き部
材70は、ロッキング・リングであり、ロッキング・リ
ングの内周辺に、図3及び図7に示すように、軸線方向
に延び、角度的に間隔を置いた1連のスプライン歯71
を形成している。歯付き部材70は、出力軸23の端部
部分を囲み、そのスプライン歯71は、出力軸23の端
部部分に形成した同様なスプライン歯72とかみあう。
図2及び図5に示すように、歯付き部材70の外周辺
と、電機子の円板56の外面との間に設けられた角度的
に間隔を置いた溶接部73によって、歯付き部材である
ロッキング・リングを電機子に固定する。
【0018】本発明を実施するに際し、回転子40の取
付けハブ41の内周辺に、図2に示すように、角度的に
聞隔を置いて軸線方向に延びるスプライン歯74を形成
する。スプライン歯74は、入力軸22端部部分の外周
辺に設けた同様なスプライン歯75(図2及び図7)に
かみあう。スプライン歯75は、入力軸22の末端部ま
で延びる。したがって回転子40は、入力軸22と共に
回転するように連結されるだけでなく、入力軸に沿って
軸線方向に滑動するように支持される。
付けハブ41の内周辺に、図2に示すように、角度的に
聞隔を置いて軸線方向に延びるスプライン歯74を形成
する。スプライン歯74は、入力軸22端部部分の外周
辺に設けた同様なスプライン歯75(図2及び図7)に
かみあう。スプライン歯75は、入力軸22の末端部ま
で延びる。したがって回転子40は、入力軸22と共に
回転するように連結されるだけでなく、入力軸に沿って
軸線方向に滑動するように支持される。
【0019】さらに本発明を実施するに際し、回転子4
0を付勢して入力軸22に沿って電機子55の方に向っ
て滑動させる。この目的のために、コイルばね76(図
2)は、入力軸にはめ込まれ、取付けハブ41の一方の
端部と、入力軸の肩部77との間で圧縮される。したが
ってコイルばね76は、回転子40を、入力軸22に沿
って左から右へ付勢し、回転子40を電機子55の方へ
押し進めるのに役立つ。回転子40の電機子55の方に
向う軸線方向の運動は、停止部材78によって制限され
る。停止部材78は、入力軸22のスプライン付き端部
部分のまわりに収縮させられたスナップ・リングであ
る。
0を付勢して入力軸22に沿って電機子55の方に向っ
て滑動させる。この目的のために、コイルばね76(図
2)は、入力軸にはめ込まれ、取付けハブ41の一方の
端部と、入力軸の肩部77との間で圧縮される。したが
ってコイルばね76は、回転子40を、入力軸22に沿
って左から右へ付勢し、回転子40を電機子55の方へ
押し進めるのに役立つ。回転子40の電機子55の方に
向う軸線方向の運動は、停止部材78によって制限され
る。停止部材78は、入力軸22のスプライン付き端部
部分のまわりに収縮させられたスナップ・リングであ
る。
【0020】コイル35が消勢されるときは、コイルば
ね76は、図2に示すように、回転子40の取付けハブ
41をスナップ・リング78に押しつけ、前述したよう
に、コイルが消勢されるときに電機子55は、回転子4
0から軸線方向に間隔を置いて位置させられる。回転子
と電機子とが、このように位置させられるときに、ロッ
キング・リングである歯付き部材70の端部は、入力軸
22の端部から約0.060″間隔を置く。したがって
歯付き部材70のスプライン歯71は、図2及び図7に
示すように、入力軸22のスプライン歯75とのかみあ
いを離脱した状態に位置する。したがって入力軸22
は、出力軸23を回転させることなく、自由に回転す
る。
ね76は、図2に示すように、回転子40の取付けハブ
41をスナップ・リング78に押しつけ、前述したよう
に、コイルが消勢されるときに電機子55は、回転子4
0から軸線方向に間隔を置いて位置させられる。回転子
と電機子とが、このように位置させられるときに、ロッ
キング・リングである歯付き部材70の端部は、入力軸
22の端部から約0.060″間隔を置く。したがって
歯付き部材70のスプライン歯71は、図2及び図7に
示すように、入力軸22のスプライン歯75とのかみあ
いを離脱した状態に位置する。したがって入力軸22
は、出力軸23を回転させることなく、自由に回転す
る。
【0021】シフティング操作を開始するために、最初
にコイル35を、比較的低い振幅の電流で付勢する。こ
れに付随して、経路63を通る磁束が、図3に示すよう
に、電機子55を軸線方向に引き付けて、スプライン歯
71とスプライン歯72との間の滑動はめあいによって
許容されるように、回転子40に係合させる。この結
果、電機子は回転子と共に回転し、出力軸23を、実質
的に入力軸22と同じ速度で回転させる。回転子と電機
子との間に、いくらかのわずかなすべりが生じ、したが
って出力軸の速度は、正確に入力軸の速度に整合しな
い。
にコイル35を、比較的低い振幅の電流で付勢する。こ
れに付随して、経路63を通る磁束が、図3に示すよう
に、電機子55を軸線方向に引き付けて、スプライン歯
71とスプライン歯72との間の滑動はめあいによって
許容されるように、回転子40に係合させる。この結
果、電機子は回転子と共に回転し、出力軸23を、実質
的に入力軸22と同じ速度で回転させる。回転子と電機
子との間に、いくらかのわずかなすべりが生じ、したが
って出力軸の速度は、正確に入力軸の速度に整合しな
い。
【0022】電機子55が回転子40に係合するとき
に、歯付き部材70のスプライン歯71は、図3に示す
ように入力軸22のスプライン歯75から離れて停止す
る。電機子55が回転子40とほぼ同じ速度に達して後
に、コイル35を一層高い振幅(higher mag
nitude)の電流で付勢する。コイル35がこのよ
うに付勢されるときは、磁束は、経路63を通り続ける
が、又第2の経路80(図2)を通る。経路80に沿っ
て通る磁束は、回転子40を軸線方向に界磁殻31の方
に向って引きつけ、回転子を、入力軸22に沿って軸線
方向にコイルばね76に逆らってスプライン歯74,7
5により許容されるように、滑動させる。電機子55
は、回転子40と共に1つのユニットとして軸線方向に
移動し、歯付き部材70のスプライン71の端部を、図
4に示すように入力軸22のスプライン歯75の方に向
って引っ張る。2組のスプライン歯71,75が、相補
的に角度が整合する状態になる場合に、スプライン歯7
1がスプライン歯75に達する瞬間に、スプライン歯7
1は、直ぐにスプライン歯75とかみあい状態になるよ
うに滑動し、図8に示すように充分に係合した位置まで
滑動し、スプライン歯71は、スナップ・リング78に
よって、このような位置に停止させられる。図7に示す
ように、スプライン歯71が最初にスプライン歯75に
到達するときに、スプライン歯71がスプライン歯75
と相補的な整合状態からずれている場合(このような場
合は一層たびたび生ずることではあるが)、スプライン
歯71を、スプライン歯75と充分にかみあった状態の
第8図に示す位置へ滑動させるように、回転子40と電
機子50との間の速度の不整合にもかかわらず、2組の
スプライン歯を整合状態に至らせるまで、スプライン歯
71の端部は、しばらくの間スプライン歯75の端部に
押しつけられて停止する。
に、歯付き部材70のスプライン歯71は、図3に示す
ように入力軸22のスプライン歯75から離れて停止す
る。電機子55が回転子40とほぼ同じ速度に達して後
に、コイル35を一層高い振幅(higher mag
nitude)の電流で付勢する。コイル35がこのよ
うに付勢されるときは、磁束は、経路63を通り続ける
が、又第2の経路80(図2)を通る。経路80に沿っ
て通る磁束は、回転子40を軸線方向に界磁殻31の方
に向って引きつけ、回転子を、入力軸22に沿って軸線
方向にコイルばね76に逆らってスプライン歯74,7
5により許容されるように、滑動させる。電機子55
は、回転子40と共に1つのユニットとして軸線方向に
移動し、歯付き部材70のスプライン71の端部を、図
4に示すように入力軸22のスプライン歯75の方に向
って引っ張る。2組のスプライン歯71,75が、相補
的に角度が整合する状態になる場合に、スプライン歯7
1がスプライン歯75に達する瞬間に、スプライン歯7
1は、直ぐにスプライン歯75とかみあい状態になるよ
うに滑動し、図8に示すように充分に係合した位置まで
滑動し、スプライン歯71は、スナップ・リング78に
よって、このような位置に停止させられる。図7に示す
ように、スプライン歯71が最初にスプライン歯75に
到達するときに、スプライン歯71がスプライン歯75
と相補的な整合状態からずれている場合(このような場
合は一層たびたび生ずることではあるが)、スプライン
歯71を、スプライン歯75と充分にかみあった状態の
第8図に示す位置へ滑動させるように、回転子40と電
機子50との間の速度の不整合にもかかわらず、2組の
スプライン歯を整合状態に至らせるまで、スプライン歯
71の端部は、しばらくの間スプライン歯75の端部に
押しつけられて停止する。
【0023】コイル35が付勢状態を保っている場合に
は、出力軸23への駆動をしゃ断することが要望される
まで、電磁クラッチの各部品は図4に示す位置のままで
ある。このようなしゃ断は、コイルを消勢することによ
って行なわれる。これは付随して、コイルばね76が回
転子40を右方へもどし、スナップ・リング78に押し
つけ、歯付き部材70のスプライン歯71を、入力軸2
2のスプライン歯75とのかみあいから離脱させる。経
路63に沿う磁束がなくなることにより、電機子を回転
子から釈放し、回転子と入力軸とを、電機子と出力軸と
からは無関係に回転させることができる。
は、出力軸23への駆動をしゃ断することが要望される
まで、電磁クラッチの各部品は図4に示す位置のままで
ある。このようなしゃ断は、コイルを消勢することによ
って行なわれる。これは付随して、コイルばね76が回
転子40を右方へもどし、スナップ・リング78に押し
つけ、歯付き部材70のスプライン歯71を、入力軸2
2のスプライン歯75とのかみあいから離脱させる。経
路63に沿う磁束がなくなることにより、電機子を回転
子から釈放し、回転子と入力軸とを、電機子と出力軸と
からは無関係に回転させることができる。
【0024】図4に示すシフトされた位置へ回転子40
がひとたび移動させられたときに、コイル35に供給さ
れる電流の振幅を減少させることができるように、外側
極環34,44を形成するのが有利である。この目的の
ために、界磁殻31の外側極環34の外側極面85(図
3)を、電磁クラッチ20の縦方向軸線に対して鋭角を
なして傾斜させる。回転子40の外側極環44の内側極
面86を、同じ方向に同じ角度で傾斜させる。界磁殼3
1の内側極環33の内側極面87(図3)と、回転子4
0の内側極環43の内側極面88とを、円筒形にし、電
磁クラッチ20の縦方向軸線のまわりに同軸にするのが
好適である。したがって、各極面85,86を、円すい
台形表面として形成するように傾斜させる。外側極面8
5は、外側極環34の自由端部の方に向って漸次に先細
りになっているが、内側極面86は、外側極環44の自
由端部から遠ざかる向きに漸次に先細りになっている。
がひとたび移動させられたときに、コイル35に供給さ
れる電流の振幅を減少させることができるように、外側
極環34,44を形成するのが有利である。この目的の
ために、界磁殻31の外側極環34の外側極面85(図
3)を、電磁クラッチ20の縦方向軸線に対して鋭角を
なして傾斜させる。回転子40の外側極環44の内側極
面86を、同じ方向に同じ角度で傾斜させる。界磁殼3
1の内側極環33の内側極面87(図3)と、回転子4
0の内側極環43の内側極面88とを、円筒形にし、電
磁クラッチ20の縦方向軸線のまわりに同軸にするのが
好適である。したがって、各極面85,86を、円すい
台形表面として形成するように傾斜させる。外側極面8
5は、外側極環34の自由端部の方に向って漸次に先細
りになっているが、内側極面86は、外側極環44の自
由端部から遠ざかる向きに漸次に先細りになっている。
【0025】前述したように、極面85,86を傾斜さ
せることによって、両極面間のエアギャップ64は、回
転子40が図3に示す位置から図4に示す位置へシフト
されるときに、漸次に狭くなります。エアギャップが狭
くなる結果、電機子55を回転子40と係合させた状態
に維持する必要のある電流を減少させる。したがって、
回転子40がひとたび図4に示す位置へシフトされたと
きに、コイル35に供給される電流の振幅を減少させる
ことができる。回転子がシフトされる前には、エアギャ
ップ64は比較的広いから、回転子を、比較的長い行程
にわたってシフトすることができる。
せることによって、両極面間のエアギャップ64は、回
転子40が図3に示す位置から図4に示す位置へシフト
されるときに、漸次に狭くなります。エアギャップが狭
くなる結果、電機子55を回転子40と係合させた状態
に維持する必要のある電流を減少させる。したがって、
回転子40がひとたび図4に示す位置へシフトされたと
きに、コイル35に供給される電流の振幅を減少させる
ことができる。回転子がシフトされる前には、エアギャ
ップ64は比較的広いから、回転子を、比較的長い行程
にわたってシフトすることができる。
【0026】以上の説明から明らかなとおり、本発明
は、出力軸23の速度を、入力軸22の速度に実質的に
同期させるだけでなく、シフテイングを行なう新規なか
つ改良した電磁クラッチ20を提供する。この結果、全
シフテイング操作を、機械的なリンク機構をシフテイン
グする必要なしに、電気的制御を行なうことによって、
完了することができる。外側極面85と内側極面86と
の形状によって、単一のコイル35に比較的低い電流を
供給することによって、電磁クラッチを、シフトされた
状態に維持することができる。とくに電磁クラッチを、
変調電流が供給される単一のコイルに関連して説明した
が、電機子55を回転子40と係合させるように引き寄
せるのに第1のコイルを使用し、回転子と電機子とを1
つのユニットとして軸線方向にシフトするのに第2のコ
イルを使用できることは明らかである。外側極環34,
44上の極面の形状を適当に定めることによって、第2
のコイルを消勢して、回転子がひとたびシフトされた位
置に移動したときに、第1のコイルによって生じた磁束
によって回転子を。シフトされた位置に保持することが
できる。
は、出力軸23の速度を、入力軸22の速度に実質的に
同期させるだけでなく、シフテイングを行なう新規なか
つ改良した電磁クラッチ20を提供する。この結果、全
シフテイング操作を、機械的なリンク機構をシフテイン
グする必要なしに、電気的制御を行なうことによって、
完了することができる。外側極面85と内側極面86と
の形状によって、単一のコイル35に比較的低い電流を
供給することによって、電磁クラッチを、シフトされた
状態に維持することができる。とくに電磁クラッチを、
変調電流が供給される単一のコイルに関連して説明した
が、電機子55を回転子40と係合させるように引き寄
せるのに第1のコイルを使用し、回転子と電機子とを1
つのユニットとして軸線方向にシフトするのに第2のコ
イルを使用できることは明らかである。外側極環34,
44上の極面の形状を適当に定めることによって、第2
のコイルを消勢して、回転子がひとたびシフトされた位
置に移動したときに、第1のコイルによって生じた磁束
によって回転子を。シフトされた位置に保持することが
できる。
【0027】電磁クラッチ20が、出力軸23を入力軸
22とほぼ同じ速度にするときに、前述したように、ス
プライン歯71が、スプライン歯75に対して角度的に
不整合状態になるかもしれない。したがって2つの軸の
間の速度の不整合があっても、スプライン歯がシフトさ
れてかみあい状態にできるように、スプライン歯の整合
状態を確立できる。若干の応用において、零速度不整合
状態(すなわち出力軸が正確に入力軸と同じ速度で回転
する場合)でスプライン歯をシフトしてかみあわせ得る
ことが必要である。図9ないし図14に示された電磁ク
ラッチ20′は、この目的を達成する。第1の実施例の
電磁クラッチ20の部品に対応する電磁クラッチ20′
の部分を、同じ参照数字にプライム符号(′)を付けた
参照数字によって表示する。
22とほぼ同じ速度にするときに、前述したように、ス
プライン歯71が、スプライン歯75に対して角度的に
不整合状態になるかもしれない。したがって2つの軸の
間の速度の不整合があっても、スプライン歯がシフトさ
れてかみあい状態にできるように、スプライン歯の整合
状態を確立できる。若干の応用において、零速度不整合
状態(すなわち出力軸が正確に入力軸と同じ速度で回転
する場合)でスプライン歯をシフトしてかみあわせ得る
ことが必要である。図9ないし図14に示された電磁ク
ラッチ20′は、この目的を達成する。第1の実施例の
電磁クラッチ20の部品に対応する電磁クラッチ20′
の部分を、同じ参照数字にプライム符号(′)を付けた
参照数字によって表示する。
【0028】図9ないし図14に示された電磁クラッチ
20′においては、電機子55′とロッキング・リング
すなわち歯付き部材70′との間に回転空動き連結部を
設けてある。とくに、歯付き部材70′の外周辺に、1
連の(この場合3つの)角度的に間隔を置いた半径方向
に外方に開口する切欠き95(図10及び図11)を設
ける。電機子55′の円板56′の内周辺に、半径方向
に内方に切欠き95内に突出する、前記切欠きに対応す
る数の角度的に間隔を置いた出張り96を設ける。スナ
ップ・リング97は、歯付き部材を囲み、電機子の円板
56′を、切欠き95の軸線方向に向いている壁に押し
つけて保持し、電機子を、歯付き部材70′に軸線方向
に組立てた開係に保持する。
20′においては、電機子55′とロッキング・リング
すなわち歯付き部材70′との間に回転空動き連結部を
設けてある。とくに、歯付き部材70′の外周辺に、1
連の(この場合3つの)角度的に間隔を置いた半径方向
に外方に開口する切欠き95(図10及び図11)を設
ける。電機子55′の円板56′の内周辺に、半径方向
に内方に切欠き95内に突出する、前記切欠きに対応す
る数の角度的に間隔を置いた出張り96を設ける。スナ
ップ・リング97は、歯付き部材を囲み、電機子の円板
56′を、切欠き95の軸線方向に向いている壁に押し
つけて保持し、電機子を、歯付き部材70′に軸線方向
に組立てた開係に保持する。
【0029】図10に示すように、各切欠き95の角度
幅は、対応する出張り96の角度幅よりかなり大きい。
この結果、電機子55′は、出張りが切欠きの側部に係
合して歯付き部材を回転させる前に、制限した距離にわ
たって歯付き部材70′に対して可動できる。
幅は、対応する出張り96の角度幅よりかなり大きい。
この結果、電機子55′は、出張りが切欠きの側部に係
合して歯付き部材を回転させる前に、制限した距離にわ
たって歯付き部材70′に対して可動できる。
【0030】図11に、電機子が回転子40′と係合さ
せられた直後であって、回転子が軸線方向にシフトされ
る前の、電機子55′の歯付き部材70′に対する位置
を示す。電機子が、図11において矢印で示す方向に回
転させられるとすれば、各出張り96は、対応する切欠
き95の前端部に係合し、歯付き部材70′を反時計回
りに回転させる。この時点において、歯付き部材70′
のスプライン歯71′は、図13に示すように、入力軸
22′のスプライン歯75と角度的に不整合である。
せられた直後であって、回転子が軸線方向にシフトされ
る前の、電機子55′の歯付き部材70′に対する位置
を示す。電機子が、図11において矢印で示す方向に回
転させられるとすれば、各出張り96は、対応する切欠
き95の前端部に係合し、歯付き部材70′を反時計回
りに回転させる。この時点において、歯付き部材70′
のスプライン歯71′は、図13に示すように、入力軸
22′のスプライン歯75と角度的に不整合である。
【0031】回転子40′が軸線方向にシフトされると
きに、スプライン歯71′の斜めの端部は、角度的に不
整合なスプライン歯75の相補的な斜めの端部に係合す
る。この結果カム作用が生じてスプライン歯71′と歯
付き部材70′とを、図12に示すように、電機子に対
して出張り96の後側部と切欠き95の後端部との空間
により許容されるように、さらに反時計回りの方向に回
転させる。したがって出張りと切欠きとの間のバックラ
ッシにより、歯付き部材70′と出力軸23′とを、電
機子55′に対して充分な距離にわたって回転させ、ス
プライン歯71′をスプライン歯75に角度的に整合さ
せ、図14に示すように、スプライン歯71′を滑動さ
せてスプライン歯75とかみあい状態にすることができ
る。ひとたびこのようなかみあいが確立されるときは、
電機子と歯付き部材との間のバックラッシは、不利益な
危険性を持たなくなる。その理由は、すべてのトルク
が、互いにかみあったスプライン歯71′,75によっ
て伝動されるからである。
きに、スプライン歯71′の斜めの端部は、角度的に不
整合なスプライン歯75の相補的な斜めの端部に係合す
る。この結果カム作用が生じてスプライン歯71′と歯
付き部材70′とを、図12に示すように、電機子に対
して出張り96の後側部と切欠き95の後端部との空間
により許容されるように、さらに反時計回りの方向に回
転させる。したがって出張りと切欠きとの間のバックラ
ッシにより、歯付き部材70′と出力軸23′とを、電
機子55′に対して充分な距離にわたって回転させ、ス
プライン歯71′をスプライン歯75に角度的に整合さ
せ、図14に示すように、スプライン歯71′を滑動さ
せてスプライン歯75とかみあい状態にすることができ
る。ひとたびこのようなかみあいが確立されるときは、
電機子と歯付き部材との間のバックラッシは、不利益な
危険性を持たなくなる。その理由は、すべてのトルク
が、互いにかみあったスプライン歯71′,75によっ
て伝動されるからである。
【0032】又空動き構造は、回転子40の各スプライ
ン歯74と、入力軸22の各スプライン歯75とを除去
することによって形成できるが、歯付き部材70のスプ
ライン歯71の数を同じ数に保つことによって形成でき
る。この空動き構造は、回転子と入力軸との間にバック
ラッシを許容して、スプライン歯71を、零速度不整合状
態のもとで、シフトしてスプライン歯75にかみあわせ
ることができる。しかし、回転子の空動きは好ましくな
い。その理由は、回転子の質量及び慣性が、電機子55の
質量及び慣性に比べて比較的高いからである。
ン歯74と、入力軸22の各スプライン歯75とを除去
することによって形成できるが、歯付き部材70のスプ
ライン歯71の数を同じ数に保つことによって形成でき
る。この空動き構造は、回転子と入力軸との間にバック
ラッシを許容して、スプライン歯71を、零速度不整合状
態のもとで、シフトしてスプライン歯75にかみあわせ
ることができる。しかし、回転子の空動きは好ましくな
い。その理由は、回転子の質量及び慣性が、電機子55の
質量及び慣性に比べて比較的高いからである。
【図1】本発明の特有の特徴を持つ新規な改良した電磁
クラッチの第1の実施例を備えた伝動装置の軸線方向断
面図である。
クラッチの第1の実施例を備えた伝動装置の軸線方向断
面図である。
【図2】図1に例示したいくつかの部品の拡大図であ
り、伝動装置の入力軸を、出力軸とは無関係に回転させ
ることができるように、充分に係合離脱した電磁クラッ
チを示す。
り、伝動装置の入力軸を、出力軸とは無関係に回転させ
ることができるように、充分に係合離脱した電磁クラッ
チを示す。
【図3】図2に類似の図であるが、出力軸を、入力軸と
ほぼ同じ速度で回転させるように、回転子と係合した電
磁クラッチの電機子を示す。
ほぼ同じ速度で回転させるように、回転子と係合した電
磁クラッチの電機子を示す。
【図4】図2に類似の図であるが、電磁クラッチの歯付
き部材をシフトして入力軸の歯付き部材とかみあわせる
ように、軸線方向にシフトされた電機子と回転とを示
す。
き部材をシフトして入力軸の歯付き部材とかみあわせる
ように、軸線方向にシフトされた電機子と回転とを示
す。
【図5】図1の実質的に5−5線に沿う断面図である。
【図6】図1の実質的に6−6線に沿う断面図である。
【図7】シフトされてかみあい状態になる前の、入力軸
及び電磁クラッチの歯付き部材を示す説明図である。
及び電磁クラッチの歯付き部材を示す説明図である。
【図8】図7に類似の説明図であるが、シフトされてか
みあい状態にある歯付き部材を示す。
みあい状態にある歯付き部材を示す。
【図9】図2に類似の図であるが、本発明の特徴を持つ
電磁クラッチの第2の実施例を示す。
電磁クラッチの第2の実施例を示す。
【図10】図9に示す電磁クラッチの端面図である。
【図11】図9の実質的に11−11線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図12】図11に類似の図であるが、移動位置にある
部品の1つを示す。
部品の1つを示す。
【図13】図7に類似の図であるが、図9ないし図12
に示す電磁クラッチの実施例に関係する図である。
に示す電磁クラッチの実施例に関係する図である。
【図14】図8に類似の図であるが、図9ないし図12
に示す電磁クラッチの実施例に関係する図である。
に示す電磁クラッチの実施例に関係する図である。
20 電磁クラッチ
22 第1の軸(入力軸)
23 第2の軸(出力軸)
35 コイル手段
40 第1の回転部材(回転子)
55 第2の回転部材(電機子)
76 コイルばね(付勢手段)
78 防止手段(スナップ・リング)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ポール、エイ、ラースン
アメリカ合衆国イリノイ州61008、ベル
ヴィデア、 タゥン ホール・ロゥド
9066番
(56)参考文献 特開 昭60−113824(JP,A)
特開 昭59−208234(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16D 27/108
F16D 23/02
B60K 23/08
Claims (2)
- 【請求項1】 第1及び第2の回転可能な軸と、これ等
の軸の間に選択的にトルクを伝動する電磁クラッチとの
組み合わせ装置において、 前記電磁クラッチに、 (イ)前記第1の軸と共に回転し、この第1の軸に対し
て軸線方向に移動するように連結された第1の回転部材
と、 (ロ)前記第2の軸と共に回転し、この第2の軸に対し
て軸線方向に移動するように連結され、前記第1の回転
部材に軸線方向に対向する関係に配置された第2の回転
部材と、 (ハ)前記第1の回転部材を、前記第2の回転部材の方
に向って軸線方向に付勢する付勢手段と、 (ニ)前記付勢手段が、前記第1の回転部材を所定の軸
線方向位置を越えてシフトするのを防止する防止手段
と、 (ホ)磁束を生じさせて、前記第2の回転部材を軸線方
向に引き付けて前記第1の回転部材にトルク伝動状態に
係合させ、次いで前記第1及び第2の回転部材を、1つ
のユニットとして前記付勢手段に対抗して軸線方向に移
動させるように、選択的に付勢可能なコイル手段と、を
設け、 前記第1及び第2の軸に、それぞれ軸線方向に互いに間
隔を置いて端と端とを隣接する関係に配置した第1及び
第2のスプライン付き端部部分を形成し、前記第1及び
第2の回転部材に、それぞれ前記第1及び第2のスプラ
イン付き端部部分に滑動可能に連結された内側スプライ
ン部分を設け、 前記第1及び第2の回転部材が、1つのユニットとして
前記付勢手段に対抗して軸線方向に移動するときに、前
記第2の回転部材の内側スプライン部分が、部分的に前
記第1のスプライン付き端部部分上を滑動するが、部分
的に前記第2のスプライン付き端部部分上に残存するよ
うにして成る組み合わせ装置。 - 【請求項2】 第1の歯付き部材を持つ回転可能な入力
軸と、第2の歯付き部材を持つ回転可能な出力軸と、前
記第1の歯付き部材を前記第2の歯付き部材に連結する
ことにより、前記出力軸を前記入力軸と一致して回転さ
せるように、選択的に動作可能な電磁クラッチとを備え
た伝動装置において、前記電磁クラッチに、 (イ)前記入力軸と協働する回転子と、 (ロ)前記出力軸と協働し、通常は、前記回転子と軸線
方向に間隔を置いた対向する関係に配置された電機子
と、 (ハ)前記電機子を、軸線方向に前記回転子の方に向っ
て引き付けるように磁束を生じさせるために付勢される
ときに、動作可能であるコイルを持つ回転しないように
固定した界磁部材と、 (ニ)前記回転子を、前記入力軸と共に回転し、この入
力軸に対して軸線方向に滑動するように取付ける取付け
手段と、 (ホ)前記回転子を、前記入力軸に対して軸線方向に前
記電機子の方に向って付勢するばね手段と、 (ヘ)前記電機子と共に回転可能であり、前記第2の歯
付き部材とかみ合った状態に配置された第3の歯付き部
材と、を設け、 前記コイルを付勢することにより、前記電機子を軸線方
向に引き付けて前記回転子と摩擦係合させ、前記電機
子、前記第3の歯付き部材、前記第2の歯付き部材及び
前記出力軸を、前記入力軸と実質的に同じ速度で回転さ
せ、 前記コイルを続けて付勢することによって、前記回転
子、前記電機子及び前記第3の歯付き部材を、前記ばね
手段の付勢力に逆らって軸線方向にシフトすることによ
り、前記第3の歯付き部材を、前記第1の歯付き部材と
かみあう状態にすると共に、前記第3の歯付き部材を、
前記第2の歯付き部材とかみあった状態に維持するよう
にして成る、伝動装置。
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