JP3433232B2 - 変形時計 - Google Patents

変形時計

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JP3433232B2 JP14526594A JP14526594A JP3433232B2 JP 3433232 B2 JP3433232 B2 JP 3433232B2 JP 14526594 A JP14526594 A JP 14526594A JP 14526594 A JP14526594 A JP 14526594A JP 3433232 B2 JP3433232 B2 JP 3433232B2
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昭平 茂木
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昭平 茂木
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、文字盤が変形してお
り、この変形した文字盤の形にそって長針、短針が時を
刻む変形時計に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の時計は、長針と短針が真円を描い
て周回し、文字盤はこの動きを妨げないよう円い形をし
ていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。時計という商品は機能的にはもはや成熟の
域に達しているため、消費者の趣味性や流行性に合致す
る新鮮なデザインが常に強く求められている。しかしな
がら従来の時計は長針、短針が一定の径の真円を描いて
周回する。このため文字盤はこの動きを妨げず、しかも
正確な時刻を表示しなければならないため必然的に円い
形となってしまう。したがって時計に様々なデザインを
施そうと試みるも、「円い形」という大きな制約を受け
ることとなる。このため時計のデザインというものはそ
の幅が狭小とならざるを得ないのみならず、無意味、無
用なデザインがなされることが多く、長期に渡って愛用
される時計というものは皆無であった。本発明はかかる
状況に鑑み、従来の既成概念を打ち破るデザインを可能
とする変形時計を提供せんとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】時計ムーブメントに、周
部に磁性部と時刻目盛りを設けた変形文字盤と、磁性を
帯びた伸縮可能な長針と短針を設ける。本発明は以上の
構成より成る変形時計である。 【0005】 【作用】磁性を帯びた伸縮可能な長針が、変形文字盤の
周部に設けられた磁性部に引き寄せられて伸び縮みす
る。これにより変形文字盤がどんな形をしていようとも
長針はその形にそって周回し、時刻目盛りを指して時刻
を表示することができる。 【0006】 【実施例】本発明は、時計ムーブメント(1)に、周部
に磁性部(3)と時刻目盛り(4)を設けた変形文字盤
(2)と、磁性を帯びた伸縮可能な長針(5)と短針
(6)を設けた構成よりなる変形時計である。以下その
詳細な実施例を図面に従い説明する。 【0007】図1に示すように、時計ムーブメント
(1)に変形文字盤(2)を設ける。時計ムーブメント
(1)は従来の時計に用いられているものと同じものを
使用すればよく、本発明の実施のために特別の構成とす
る必要はない。変形文字盤(2)の形状は、星形、ハー
ト形、卵形など様々なものが考えられるが、消費者の趣
向、流行に合わせて準備すればよく、特に限定されるも
のではない。また、変形文字盤(2)は平面形状には限
られず、図3・図4に示すように立体的に変形した形状
のものであってもよい。本発明の変形文字盤でいう「変
形」とは、形状が真円であって、なおかつ長針、短針の
針軸の位置が円の中心と合致するもの以外の形状を指
す。したがって、図5に示すように、従来の時計と同様
の真円の形状をした文字盤であっても針軸の位置が円の
中心から外れたものであれば、本発明の変形文字盤に該
当するものである。 【0008】変形文字盤(2)の周部に磁性部(3)を
設ける。磁性部(3)には磁石、マグネットシート等を
用い、変形文字盤(2)の形状にそって設けられる。 【0009】変形文字盤(2)の周部に時刻目盛り
(4)を設ける。従来の時計の文字盤は真円であるた
め、時刻目盛りは等間隔で設けられている。しかし本発
明では文字盤として変形文字盤(2)を用いているの
で、その変形の具合に応じて不等間隔で時刻目盛り
(4)を設けることにより正確な時間を表示することが
できる。 【0010】時計ムーブメント(1)の針軸(7)に伸
縮可能な長針(5)と短針(6)を設ける。長針(5)
および短針(6)を伸縮可能とするのは、変形文字盤
(2)上では時計の中心となる針軸(7)と時刻目盛り
(4)の間隔が常に一定せず変化するためである。した
がって長針(5)および短針(6)が伸縮して変形文字
盤(2)の周部に設けられた時刻目盛り(4)を正確に
指すことができれば、その伸縮手段はいかなるものでも
構わない。ごく一般的には図6・図7に示すように長針
本体(5a)とスライド針(5b)からなる長針(5)
および、短針本体(6a)とスライド針(6b)短針
(6)が伸縮可能なものとして考えられる。また、図8
に示すように、長針(5)および短針(6)の適宜箇所
に関節部(5c、6c)を設けることによっても伸縮手
段として作用する。図9では長針(5)および短針
(6)として弾性力の比較的弱い弾性体(バネ等)を用
いることにより伸縮可能とした実施例を示している。と
くにこの図8、図9に示す長針、短針によれば、図10
に示すように変形文字盤(2)が立体的に変形している
場合でも長針(5)および短針(6)が何らの支障なく
伸縮でき時刻目盛り(4)を正確に指し示すことができ
る。 【0011】図面では長針(5)および短針(6)の双
方が伸縮する実施例を示しているが、長針(5)のみが
伸縮する構成であってもよい。この場合には変形文字盤
(2)の周部に設けられた時刻目盛り(4)は長針
(5)専用とし、短針(6)専用の時刻目盛り(40)
をあらたに設けてもよい。例えば図11に示す如くであ
る。 【0012】伸縮可能な長針(5)および短針(6)に
磁性を施す。長針(5)および短針(6)が磁性を施す
ことのできない素材である場合には、各々の先端部に磁
石を設ける。 【0013】本発明は以上の構成よりなり、その作用は
以下の通りである。時計ムーブメント(1)の針軸
(7)に設けられた磁性を帯びた伸縮可能な長針(5)
および短針(6)が、変形文字盤(2)の周部に設けら
れた磁性部(3)に引き寄せられて伸縮する。これによ
り変形文字盤(2)がいかなる形状であろうと長針
(5)および短針(6)の先端は常にその形状にそって
周回し、時刻目盛り(4)により時間を表示する。 【0014】 【発明の効果】本発明は時計ムーブメントに、周部に磁
性部と時刻目盛りを設けた変形文字盤と磁性を帯びた伸
縮可能な長針と短針を設けた構成よりなる。したがって
以下の効果を奏する。 【0015】変形文字盤により、「時計は円い形であ
る」という従来の既成概念を打ち破る様々な形状の時計
が実現可能となる。これにより消費者の趣味、嗜好ある
いは時代の流行に適合したデザインの時計を常に提供し
つづけることができる。 【0016】磁性を帯びた伸縮可能な長針および短針が
変形文字盤の周部に設けられた磁性部に引き寄せられて
伸縮する。これにより変形文字盤がいかなる形状であろ
うと長針及び短針の先端が常にその形状にそって周回
し、時刻目盛りにより正確に時間を表示することができ
る。のみならず、長針および短針が伸縮するという従来
の時計には無い作用により、変形時計を見る者に著しい
興味を与え、デザインによってはあたかも美術品の如
く、観賞の対象ともなり得るものである。 【0017】従来の時計と異なり本発明である変形時計
では時刻目盛りが不等間隔で設けられている。このた
め、時刻目盛りの間隔が密であるところでは時間が早く
過ぎ、逆に時刻目盛りの間隔が疎であるところでは時間
が遅く過ぎるが如く使用者に錯覚を与える。したがっ
て、変形文字盤の形状を工夫することにより例えば職場
や学校で過ごす時間帯は短く、それ以外のプライベート
の時間帯は長く感じられるよう時刻目盛りを設けること
ができる。 【0018】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示す平面図である 【図2】本発明の実施例を示す平面図である 【図3】本発明の変形文字盤の一実施例を示す斜視図で
ある 【図4】本発明の変形文字盤の一実施例を示す斜視図で
ある 【図5】本発明の変形文字盤の一実施例を示す斜視図で
ある 【図6】本発明の磁性を帯びた伸縮可能な長針および矩
針の一実施例を示す側面断面図である 【図7】本発明の磁性を帯びた伸縮可能な長針および短
針の一実施例を示す側面断面図である 【図8】本発明の磁性を帯びた伸縮可能な長針および短
針の一実施例を示す斜視図である 【図9】本発明の磁性を帯びた伸縮可能な長針および短
針の一実施例を示す斜視図である 【図10】変形文字盤を立体化した本発明の一実施例を
示す斜視図である 【図11】長針のみを伸縮可能とした本発明の一実施例
を示す平面図である 【符号の説明】 1 時計ムーブメント 2 変形文字盤 3 磁性部 4 時刻目盛り 40 時刻目盛り 5 長針 5a 長針本体 5b スライド針 5c 関節部 6 短針 6a 長針本体 6b スライド針 6c 関節部 7 針軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04B 19/04 G04B 45/00 G04B 19/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】時計ムーブメントに、周部に磁性部と時刻
    目盛りを設けた変形文字盤と、磁性を帯びた伸縮可能な
    長針と短針を設けた変形時計。
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