JP3432897B2 - システムromのプログラム書き替え方法およびこの書き替え方法を使用したコンピュータシステム - Google Patents

システムromのプログラム書き替え方法およびこの書き替え方法を使用したコンピュータシステム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーソナルコンピュ
ータなどのシステムに設けられるシステムROMの書き
替え方法、およびこの書き替え方法を使用したコンピュ
ータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータなどの
コンピュータシステムは、BIOS(基本入出力プログ
ラム)を記憶するためのシステムROM(BIOS R
OM)を備えている。BIOSは、各種ハードウェアの
初期化および動作制御などを行うプログラムであり、通
常、複数のハードウェア構成に対応できるように構成さ
れている。すなわち、従来のBIOS ROMには、H
DD制御などに必要なパラメタが予め複数種用意されて
いる。この様子を図5に示す。
【0003】図5に示されているように、BIOS R
OMには、異なるHDDパラメタがそれぞれ記憶された
3つのHDDパラメタ記憶領域11〜13が設けられて
おり、それらHDDパラメタ記憶領域11〜13の各々
には、HDDパラメタとそれに対応するBIOS用HD
Dパラメタとが格納されている。ここで、HDDパラメ
タとは、HDDのシリンダ数、ヘッド数、およびセクタ
数などを示す値であり、BIOS用HDDパラメタと
は、それらシリンダ数、ヘッド数、およびセクタ数を、
BIOSがサポートする値に変換した値である。
【0004】これら3種類のHDDパラメタは、システ
ムに設けられているHDDの種類に応じて選択的に使用
される。これにより、HDDパラメタ記憶領域11〜1
3に定義された3種類のHDDを使用することができ
る。
【0005】使用するHDDパラメタは、システム起動
時に実行されるHDD初期化処理によって決定される。
このHDD初期化処理は、図6のフローチャートに示す
手順に従って、次のように実行される。
【0006】すなわち、まず、HDDがリセットされた
後に、そのHDDからHDDパラメタがリードされる
(スップS11、S12)。次いで、そのリードしたH
DDパラメタの値に従ってBIOS ROMのHDDパ
ラメタ記憶領域11〜13がサーチされ、リードしたH
DDパラメタと同一のHDDパラメタがBIOS RO
Mに存在するか否かが調べられる(ステップS13、S
14)。
【0007】もし、一致するHDDパラメタがあれば、
そのHDDパラメタが格納されているHDDパラメタ記
憶領域のアドレスを示すインデックス値がCMOSメモ
リにセットされ、その後、HDDのリードテストなどが
行われる(ステップS15、S16)。以降、HDDを
アクセスする場合には、CMOSメモリのインデックス
値で指定されるHDDパラメタ記憶領域が参照され、そ
こに格納されているBIOS用HDDパラメタに従って
HDDの動作制御が行われる。
【0008】一方、使用するHDDパラメタと同一のH
DDパラメタがBIOS ROMに存在しない場合に
は、HDDタイプエラーとなる(ステップS17)。こ
の場合、そのHDDを使用できるようにするためには、
BIOS ROMを交換しなければならない。
【0009】このように、従来では、使用可能なHDD
はそのパラメタがBIOS ROMに定義されているも
のに限られており、それ以外のHDDを使用することは
できなかった。
【0010】また、図5に示されているように、BIO
S ROMには、そのBIOS ROMが搭載されてい
るコンピュータシステムの機種を示すマシンID14が
格納されている。このマシンID14は、そのコンピュ
ータシステムがサポートするハードウェア構成に対応し
ている。
【0011】マシンID14は、ハードウェアを直接ア
クセスする例えばセットアップユッティリティーなどの
アプリケーションプログラムなどによって参照され、こ
れによってそのプログラムの持つ機能とマシンとの整合
性がチェックされる。
【0012】このため、例えばハードウェア構成の変更
などによって実際のシステム構成がBIOS ROMに
格納されているマシンIDと異なっていると、プログラ
ムの持つ機能とマシンとの整合性のチェックを正常に実
行できなくなるという不具合が生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来では、使用できる
ハードウェアはBIOS ROMに定義されたパラメタ
値に対応する種類のものに限られており、それ以外の種
類のハードウェアを使用する場合には、BIOS RO
Mの交換が必要とされる欠点があった。
【0014】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、システムのハードウェア構成に応じてBI
OS ROMのパラメタ値を自動的に変更できるように
し、BIOS ROMを交換することなくハードウェア
構成の追加/変更に十分に対応する事ができるプログラ
ム書き替え方法およびその書き替え方法を使用したコン
ピュータシステムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】この発明のプ
ログラム書き換え方法は、コンピュータシステムの電源
の投入に応答して、各種ハードウェア制御のためのシス
テムプログラムが格納されたシステムプログラム格納領
域と、磁気ディスク装置制御用パラメタ設定領域と、マ
シンID設定領域とが設けられたシステムROMから、
前記システムプログラム格納領域、前記磁気ディスク装
置制御用パラメタ設定領域、および前記マシンID設定
領域の内容をRAMにコピーし、前記コンピュータシス
テムのCPUからのシステムプログラム領域へのアクセ
スを前記システムROMから前記RAMに切り替え、前
記RAMにコピーされたシステムプログラムを実行する
ことによって前記コンピュータシステムに設けられてい
る磁気ディスク装置の種類の判別し、その判別結果に従
って決定された前記磁気ディスク装置を制御するための
磁気ディスク装置制御用パラメタ値を、前記RAMにコ
ピーされた前記磁気ディスク装置制御用パラメタ設定領
域に設定し、前記RAMにコピーされたシステムプログ
ラムを実行することによって前記コンピュータシステム
CPUに特定の命令群から構成されるテストプログラ
ムを実行させることにより前記CPUのプログラム実行
速度を判別し、前記RAMにコピーされたシステムプロ
グラムを実行することによって前記コンピュータシステ
ムに設けられているディスプレイの種類を判別し、前記
CPUのプログラム実行速度と前記ディスプレイの種類
の判別結果の組み合わせに従って前記コンピュータシス
テムの機種種別を示すマシンIDを決定し、そのマシン
IDを前記RAMにコピーされた前記マシンID設定領
域に設定することを特徴とする。
【0016】この方法によれば、システムROMを交換
することなく、コンピュータシステムに搭載される様々
なタイプの磁気ディスク装置をシステムプログラムによ
って制御することが可能になり、さらに、ハードウェア
構成が変更されても、その実際のハードウェア構成に対
応する正しいマシンIDを認識することが可能となる。
【0017】よって、使用できるHDDの種類などに制
限がなくなり、ユーザが自由にハードウェア構成を変更
することができる。また、電源投入の度に実際のハード
ウェアの種類に対応したパラメタ値がRAMに書き込ま
れるので、システムROMに複数種のパラメタ値を予め
格納しておく必要がなくなる。このため、システムRO
Mサイズを減少できると共に、使用するパラメタを決定
するためにシステムROMのテーブルをサーチする必要
もなくなり、ハードウェアの初期化処理などを高速に行
うことができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係るコンピュ
ータシステムの構成が示されている。このコンピュータ
システムは、ノートブック型またはラップトップ型のポ
ータブルパーソナルコンピュータであり、図示のよう
に、CPU11、システムコントローラ12、RAM1
3、HDD14、ディスプレイコントローラ15、LC
D16、BIOS ROM17、リアルタイムクロック
(RTC)18を備えている。
【0019】システムコントローラ12は、32ビット
データバスを含むCPUローカルバス100と16ビッ
トデータバスを含むシステムバス101との間に設けら
れており、その間のバス幅変換および各種メモリ制御な
どを行う。RAM13はこのシステムの主記憶を構成す
るためのものであり、例えば、複数のDRAMチップか
ら構成されている。このシステムでは、RAM13の記
憶空間の一部は、BIOS ROM17の内容がコピー
されるコピー領域131として使用される。このコピー
領域131に対するリード/ライトは、RAM13の他
の記憶領域と同様にシステムコントローラ12からのメ
モリアドレスおよび各種制御信号(RAS,CAS,W
E,OEなど)によって制御される。この場合、コピー
領域131に対するライトアクセスは、システムコント
ローラ12の制御によって禁止する事もできる。
【0020】HDD14は、例えばコンピュータ本体に
着脱自在に設けられるハードディスクパックである。こ
のHDDパック14にはハードディスクコントローラが
内蔵されており、そのコントローラのROMにはそのH
DD14固有のシリンダ数、ヘッド数、およびセクタ数
を示すHDDパラメータが格納されている。
【0021】ディスプレイコントローラ15は、このコ
ンピュータ本体に標準装備されたLCDパネル16の表
示制御、およびオプション接続されるCRTディスプレ
イの表示制御を行う。この場合、LCDパネル16の制
御は、使用されているLCDパネルの種類(例えば、S
TNカラーLCD、STNモノクロLCD、TFTカラ
ーLCDなど)によって異なり、どの種類のLCDに対
応する表示制御を行うかはシステムBIOSのVGA
BIOSドライバによって指定される。
【0022】BIOS ROM17はシステムBIOS
を格納するためのものであり、このBIOS ROM1
7には、図示のように、BIOS用HDDパラメタセッ
ト領域171、IRTルーチン格納領域172、BIO
Sドライバ群格納領域173、マシン名セット領域17
4が設けられている。
【0023】IRTルーチン格納領域173には、シス
テムの電源投入時に実行されるIRTルーチンが格納さ
れている。このIRTルーチンは、ROM/RAMコピ
ールーチン、各種ハードウェアの初期化ルーチン、ブー
トルーチンなどを含んでいる。初期化ルーチンは、コピ
ー領域131上でシステムBIOSの内容を書き替える
機能を有している。
【0024】BIOSドライバ群格納領域174には、
VGA BIOSドライバや、ディスクドライバなどの
各種ハードウェア制御のためのBIOSドライバ群が含
まれている。
【0025】BIOS用HDDパラメタセット領域17
1は、BIOS用HDDパラメタをセットするために確
保された空き領域となっている。マシン名セット領域1
75は、このシステムの機種を示すマシンIDをセット
するために確保された空き領域である。
【0026】リアルタイムクロック(RTC)18は、
バッテリバックアップされたCMOSメモリ181を有
しており、ここにはシスムテム構成情報などが保存され
る。BIOS ROMコピー領域131には、システム
の電源投入時にBIOSROM17の内容がコピーされ
る。このコピー後は、CPU11によるシステムBIO
Sのアクセスはシステムコントローラ12によってBI
OS ROM17からBIOS ROMコピー領域13
1に切り替えらる。これによって、以降は、高速アクセ
ス可能なBIOS ROMコピー領域131が、BIO
S RAMとして使用される。
【0027】BIOS ROMコピー領域131にコピ
ーされたBIOS用HDDパラメタセット領域とマシン
名セット領域には、IRTルーチンによってこのシステ
ムの実際のハードウェア構成に対応したパラメタ値が書
き込まれる。
【0028】次に、図2を参照して、システム起動時に
実行される一連の動作手順を説明する。システム電源が
投入されると、まず、CPU11によってBIOS R
OM17のIRTルーチンに含まれているROM/RA
Mコピールーチンが実行され、これによってBIOS
RAM1の内容がBIOS ROMコピー領域131
にコピーされる(ステップS21)。
【0029】次いで、BIOS ROM17と同じメモ
リアドレス空間にBIOS ROMコピー領域131が
マッピングされ、CPU11からのシステムBIOSの
アクセスがBIOS ROM17からRAM13上のB
IOS ROMコピー領域131に切り替えられる(ス
テップS131)。この切り替えは、例えば、CPU1
1からシステムBIOS領域を指定するアドレスが発行
された時にBIOSROMコピー領域131がアクセス
されるように、システムコントローラ12に設けられて
いるアドレスデコーダのデコード条件の設定を変更する
ことによって行われる。
【0030】これにより、以降は、8ビットまたは16
ビットデータ幅のBIOS ROM17の代わりにそれ
よりも高速アクセス可能な32ビットデータ幅のRAM
13がアクセスされるようになり、システムBIOSの
高速アクセスが可能となる。
【0031】次いで、コピー領域131のIRTルーチ
ンの制御の下で、BIOS ROMコピー領域131の
ライトアクセスを許可するための設定がシステムコント
ローラ12に対して行われる(ステップS22)。そし
て、BIOS ROMコピー領域131上のIRTルー
チンによる初期化処理に制御が移る(ステップS2
4)。
【0032】この初期化処理では、まず、RAM13の
メモリチェックが行われ、正常であることが確認される
と、次に、HDD14などのシステム内の各種ハードウ
ェアの初期化処理が行われてシステム内のハードウェア
構成が認識される。そして、その認識結果に従ってコピ
ー領域131へのHDDパラメタ、およびマシンIDの
書込みが行われる。
【0033】この後、コピー領域131のIRTルーチ
ンの制御の下で、BIOS ROMコピー領域131の
ライトアクセスを禁止するための設定がシステムコント
ローラ12に対して行われる(ステップS25)。そし
て、ブートルーチンによってOSがRAM131上にロ
ードされ、そのOSに制御が移される(ステップS2
6)。
【0034】HDD14の初期化処理は、図3のフロー
チャートに示す手順に従って、次のように行われる。す
なわち、まず、HDD14がリセットされた後に、その
HDD14にコマンドが発行されてHDD14からHD
Dパラメタがリードされる(スップS31、S32)。
次いで、そのリードしたHDDパラメタが示すシリンダ
数、ヘッド数、およびセクタ数がディスクドライバがサ
ポートする最大シリンダ数、最大ヘッド数、および最大
セクタ数をそれぞれ越えているか否かが調べられる(ス
テップS33)。越えていない場合には、リードしたH
DDパラメタがそのままBIOS用HDDパラメタとし
て使用される。一方、シリンダ数、ヘッド数、およびセ
クタ数のいずれかがサポートする値を越えていれば、リ
ードしたHDDパラメタの値がディスクドライバがサポ
ートする値に変換され、それがBIOS用HDDパラメ
タとして使用される(ステップS34)。
【0035】例えば、ディスクドライバがサポートする
最大シリンダ数が512の場合において、リードしたH
DDパラメタが示すシリンダ数が1024、ヘッド数が
5、セクタ数が24の時には、そのHDDパラメタはシ
リンダ数512、ヘッド数10、セクタ数24に変換さ
れる。
【0036】このようにして決定されたBIOS用HD
Dパラメタは、コピー領域131のHDDパラメタセッ
ト領域に書き込まれる(ステップS35)。この後、H
DDの有無を示すHDD情報がCMOSメモリ181に
セットされ、その後、HDD14のリードテストなどが
行われる(ステップS36、S37)。そして、以降、
HDD14をアクセスする場合には、コピー領域131
のHDDパラメタセット領域が参照され、そこに格納さ
れているBIOS用HDDパラメタに従ってHDD14
の動作制御が行われる。
【0037】マシンIDの書込は、図4のフローチャー
トに示す手順に従って、次のように実行される。すなわ
ち、まず、CPU11の性能を調べるためにそのプログ
ラム実行速度がチェックされ、これによって高性能タイ
プのCPU(CPUタイプA)か、標準性能タイプのC
PU(CPUタイプB)かが判断される(ステップS4
1〜S43)。
【0038】CPU11のプログラム実行速度の判定
は、CPU11にある特定のテストプログラムを実行さ
せ、そのプログラ実行に要した時間を計測することによ
って行われる。例えば、テストプログラムはある特定の
命令群を含むループ命令によって構成する事ができる。
この場合には、そのスタート命令実行時のタイマカウン
ト値とそのスタート命令に再びリータンした時のタイマ
カウント値とを採取し、それらを比較することによって
プログラム実行に要した時間を計測できる。
【0039】このようにしてCPU11の性能チェック
が終了すると、今度は、LCD16のタイプが調べら
れ、LCD16がSTNカラーLCD(LCDタイプ
a)、TFTカラーLCD(LCDタイプb)、STN
モノクロLCD(LCDタイプc)のいずれであるかが
検出される(ステップS44〜S47)。
【0040】LCD16のタイプは、システムコントロ
ーラ12に設けられている所定のレジスタの値を参照す
ることによって調べる事ができる。このレジスタはコン
ピュータ本体にLCDパネルを取り付けた時に、そのパ
ネルに設けられたコネクタのピンとの接触/非接触によ
って物理的に“1”または“0”がセットされるように
構成されている。パネルのコネクタピンの配置はそのパ
ネルの種類によって異なっており、これによって実際に
取り付けられているLCD16のタイプを判断できる。
【0041】次に、CPUタイプとLCDタイプとから
マシンIDの値(マシンID1、マシンID2、マシン
ID3)が決定され、その決定されたマシンIDがコピ
ー領域131上のマシン名セット領域に書き込まれる
(S48〜S50)。
【0042】以上のように、この実施例においては、B
IOS ROM17の内容がRAM13にコピーされ、
そのRAM13上でHDDパラメータなどが実際のハー
ドウェア構成に応じて書き替えられる。したがって、使
用できるHDDの種類などに制限がなくなり、ユーザが
自由に種々のタイプのHDDを使う事ができる。
【0043】なお、この実施例では、HDDが1台の場
合を例示したが、複数台のHDDを接続できるコンピュ
ータの場合には、各HDD毎にHDDパメータの検出、
およびRAMへのHDDパメータの書き込みが行われる
ことはもちろんである。
【0044】また、ここでは、BIOS ROM17の
BIOS用HDDパラメタセット領域171、マシン名
セット領域174を空き領域としたが、そこにある特定
のパラメタ値をデフォルト値として格納しておいても良
い。この場合には、デフォルト値と実際のハードウェア
構成と合致しない場合のみ、コピー領域131へのHD
DパラメタやマシンIDの書き込みが行われる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、システムのハードウェア構成に応じてBIOS R
OMのパラメタ値を自動的に変更できるようになり、B
IOSROMを交換することなくハードウェア構成の追
加/変更に十分に対応する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のコンピュータシステムにおけるシス
テムBIOSの書き替え処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図3】同実施例のコンピュータシステムにおけるHD
Dパラメータの書き替え処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図4】同実施例のコンピュータシステムにおけるマシ
ンIDの書き替え処理の手順を示すフローチャート。
【図5】従来のBIOS ROMの記憶内容を示す図。
【図6】従来のコンピュータシステムにおけるHDD初
期化処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】 11…CPU、12…システムコントローラ、13…R
AM、14…HDD、15…ディスプレイコントロー
ラ、16…LCDパネル、17…BIOS ROM、1
31…BIOS ROMコピー領域、171…BIOS
用HDDパラメタセット領域、172…IRTルーチン
格納領域、173…BIOSドライバ群格納領域、17
4…マシン名セット領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−73465(JP,A) 特開 平2−10454(JP,A) 特開 平1−319839(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/445 G06F 13/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムの電源の投入に応
    答して、各種ハードウェア制御のためのシステムプログ
    ラムが格納されたシステムプログラム格納領域と、磁気
    ディスク装置制御用パラメタ設定領域と、マシンID設
    定領域とが設けられたシステムROMから、前記システ
    ムプログラム格納領域、前記磁気ディスク装置制御用パ
    ラメタ設定領域、および前記マシンID設定領域の内容
    RAMにコピーし、 前記コンピュータシステムのCPUからのシステムプロ
    グラム領域へのアクセスを前記システムROMから前記
    RAMに切り替え、 前記RAMにコピーされたシステムプログラムを実行す
    ることによって前記コンピュータシステムに設けられて
    いる磁気ディスク装置の種類の判別し、その判別結果に
    従って決定された前記磁気ディスク装置を制御するため
    の磁気ディスク装置制御用パラメタ値を、前記RAMに
    コピーされた前記磁気ディスク装置制御用パラメタ設定
    領域に設定し、 前記RAMにコピーされたシステムプログラムを実行す
    ることによって前記コンピュータシステムCPUに
    定の命令群から構成されるテストプログラムを実行させ
    ることにより前記CPUのプログラム実行速度を判別
    し、 前記RAMにコピーされたシステムプログラムを実行す
    ることによって前記コンピュータシステムに設けられて
    いるディスプレイの種類を判別し、 前記CPUのプログラム実行速度と前記ディスプレイの
    種類の判別結果の組み合わせに従って前記コンピュータ
    システムの機種種別を示すマシンIDを決定し、そのマ
    シンIDを前記RAMにコピーされた前記マシンID設
    定領域に設定することを特徴とするプログラム書き替え
    方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータシステムの電源の投入に応
    答して、各種ハードウェア制御のためのシステムプログ
    ラムが格納されたシステムプログラム格納領域と、磁気
    ディスク装置制御用パラメタ設定領域と、マシンID設
    定領域とが設けられたシステムROMから、前記システ
    ムプログラム格納領域、前記磁気ディスク装置制御用パ
    ラメタ設定領域、および前記マシンID設定領域の内容
    RAMにコピーする手段と、 前記コンピュータシステムのCPUからのシステムプロ
    グラム領域へのアクセスを前記システムROMから前記
    RAMに切り替える手段と、 前記RAMにコピーされたシステムプログラムを実行す
    ることによって前記コンピュータシステムに設けられて
    いる磁気ディスク装置の種類の判別し、その判別結果に
    従って決定された前記磁気ディスク装置を制御するため
    の磁気ディスク装置制御用パラメタ値を、前記RAMに
    コピーされた前記磁気ディスク装置制御用パラメタ設定
    領域に設定する手段と、 前記RAMにコピーされたシステムプログラムを実行す
    ることによって前記コンピュータシステムCPUに
    定の命令群から構成されるテストプログラムを実行させ
    ることにより前記CPUのプログラム実行速度を判別す
    る手段と、 前記RAMにコピーされたシステムプログラムを実行す
    ることによって前記コンピュータシステムに設けられて
    いるディスプレイの種類を判別する手段と、 前記CPUのプログラム実行速度と前記ディスプレイの
    種類の判別結果の組み合わせに従って前記コンピュータ
    システムの機種種別を示すマシンIDを決定し、そのマ
    シンIDを前記RAMにコピーされた前記マシンID設
    定領域に設定する手段とを具備することを特徴とするコ
    ンピュータシステム。
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