JP3431949B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP3431949B2 JP14547693A JP14547693A JP3431949B2 JP 3431949 B2 JP3431949 B2 JP 3431949B2 JP 14547693 A JP14547693 A JP 14547693A JP 14547693 A JP14547693 A JP 14547693A JP 3431949 B2 JP3431949 B2 JP 3431949B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、簡単な構成のシャッ
ター機能をもつX−Yアドレス型の固体撮像素子に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、固体撮像素子の多機能化としてシ
ャッター機能を素子自体にもたせたものがあり、高速移
動物体の撮影や、フリッカー対策など幅広い用途で用い
られている。X−Yアドレス型固体撮像素子では、信号
のリセットと読み出し操作のタイミングをずらして行う
ことにより、シャッター動作を行うことができる。この
ような動作を実現するために、従来は、例えば1987年テ
レビジョン学会全国大会予稿集4−7に示されるよう
に、リセット及び読み出し操作用の垂直走査回路を2個
別々に設ける方法が知られている。 【0003】次に、この垂直走査回路を2個別々に設け
てシャッター動作を行わせるようにした固体撮像素子の
構成を図19に基づいて説明する。図19において、501 は
信号掃き出し用垂直走査回路、502 は水平走査回路、50
3 は信号読み出し用垂直走査回路、504 は光電変換素子
を画素として行列状に2次元に配列した受光部である。
このような構成の固体撮像素子においてシャッター動作
を行うには、信号掃き出し用垂直走査回路501 を信号読
み出し用垂直走査回路503 より先行動作させて、掃き出
し走査を行わせる。 【0004】例えば、信号掃き出し用垂直走査回路501
が、信号読み出し用垂直走査回路503 に対し、nライン
分だけ先行して動作しているとすると、まず2次元に配
列された受光部504 の各画素は、信号掃き出し用垂直走
査回路501 の出力パルス及び水平走査回路502 の出力パ
ルスにより、順次光蓄積信号がリセットされる。そして
nラインの周期分だけ時間が経過した後、信号読み出し
用垂直走査回路503 及び水平走査回路502 の出力パルス
により、各画素の光蓄積信号が読み出される。以上の動
作により、各画素信号はnラインの光蓄積時間ののち読
み出されることになり、nライン周期分のシャッター時
間nHでシャッター動作が行われたことになる。 【0005】この動作時において、各垂直走査回路501
,503 から出力される走査パルスのタイミングを図20
に示す。ここでφV は各垂直走査回路501 ,503 を動作
させるための、周期が1水平走査期間(1H)のクロッ
クであり、また501-1 ,501-2,501-3 は信号掃き出し
用垂直走査回路501 の出力パルス、503-1 ,503-2 ,50
3-3 は信号読み出し用垂直走査回路503 の出力パルスで
あり、出力パルス501-1と503-1 、出力パルス501-2 と5
03-2 、出力パルス501-3 と503-3 が、それぞれ同じ行
に配列された画素行に接続された、リセット及び読み出
しを制御する各水平ラインにそれぞれ与えられるように
なっている。 【0006】以上説明したように、X−Yアドレス型固
体撮像素子においては、位相のずれた垂直走査パルス列
を実現することにより、シャッター動作が可能となる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
垂直走査方式を用いてシャッター機能をもたせたX−Y
アドレス型固体撮像素子を実現しようとすると、次に述
べるような問題が生じる。すなわち、図19に示したよう
に信号掃き出し用と信号読み出し用の2つの垂直走査回
路をそれぞれ設けた場合、チップ面積が増大し、固体撮
像素子のコストが増大してしまう。 【0008】本発明は、従来のシャッター機能を備えた
X−Yアドレス型固体撮像素子における上記問題点を解
消するためになされたもので、チップ面積増大の割合を
低減しコストの増大を抑えた簡単な構成のシャッター機
能を有する固体撮像素子を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、本発明は、光電変換素子を画素として行列
状に2次元に配列した受光部と、該受光部の各画素の光
蓄積電荷信号を順次アドレスして読み出すための水平及
び垂直走査回路とを備えた固体撮像素子において、前記
垂直走査回路を、位相差を有する2個のパルスを入力と
し、該パルスを順次シフトして出力させるシフトレジス
タ手段と、該シフトレジスタ手段の出力に同期してシフ
トされるコントロール信号により前記2個のシフトパル
スを読み出し信号あるいはリセット信号のいずれかとし
て識別する手段と、前記シフトレジスタ手段及び読み出
し・リセット識別手段からの出力により前記受光部の対
応する画素行を順次選択する読み出し信号及びリセット
信号を発生する手段とで構成するものである。 【0010】このように構成した固体撮像素子において
は、垂直走査回路を構成する読み出し信号及びリセット
信号発生手段から出力される位相差のある読み出し信号
及びリセット信号に同期して受光部の各画素行が選択さ
れ、各選択時点において光蓄積電荷信号の読み出し動作
及びリセット動作が行われる。したがって、複数の垂直
走査回路を必要とせず、チップ面積の増大を低減し、コ
ストの増大を抑えたシャッター機能を有するX−Yアド
レス型の固体撮像素子を実現できる。 【0011】 【実施例】次に実施例について説明する。図1の(A)
は、本発明に係る固体撮像素子の基本的な実施例の主要
部である垂直走査回路4を示す概念図である。図1の
(A)において、1はシフトレジスタであり、2はコン
トロール信号CONTを用いて読み出し及びリセットの
タイミングを識別する識別手段で、コントロール信号C
ONTを前記シフトレジスタ1の出力によりシフトし、
このシフトするコントロール信号CONTのレベルによ
り読み出し及びリセットのタイミングの識別を行うもの
である。3は読み出し及びリセットの行選択信号を出力
するために、シフトレジスタ1の出力及び読み出し・リ
セット識別手段2の出力を組み合わせる手段である。図
1の(B)は、図1の(A)に示した垂直走査回路4を
用いて構成した固体撮像素子を示すブロック図であり、
5は水平走査回路、6は光電変換素子を2次元に配列し
てなる受光部である。 【0012】このように構成した固体撮像素子において
は、垂直走査回路4における読み出し・リセット識別手
段2において、シフトレジスタ1の出力によりシフトさ
れるコントロール信号CONTのレベルにより、例えば
コントロール信号CONTが“H”レベルの時は“読み
出し”、“L”レベルの時は“リセット”と認識し、読
み出し及びリセット動作それぞれに必要な信号が出力さ
れる。そして組み合わせ手段3において、シフトレジス
タ1の出力及び読み出し・リセット識別手段2からの出
力信号が組み合わされ、読み出し信号及びリセット信号
として出力される。この読み出し信号及びリセット信号
により、位相差のある読み出し信号及びリセット信号
同期して受光部の各画素行が選択され、各選択時点にお
いて光蓄積電荷信号の読み出し動作及びリセット動作が
行われる。これにより、複数の垂直走査回路を設けるこ
となくシャッター機能をもたせることができる。 【0013】次に、具体的な実施例について説明する。
図2は、本発明に係るシャッター機能を備えた固体撮像
素子の第1の具体的な実施例の主要部である垂直走査回
路の構成を示す回路構成図である。図2において、10は
垂直走査回路に用いられるシフトレジスタで、10-0,10
-1,10-2,・・・ はシフトレジスタ10の各段を構成するシ
フトレジスタユニットを示している。このシフトレジス
タ10は、水平走査期間を1周期とする駆動パルスφV
より、スタートパルスφVST をシフトする機能を有して
いる。12はシフトレジスタ10の出力によりシフトするコ
ントロール信号CONTを用いて、読み出し・リセット
を識別する回路で、各シフトレジスタユニット10-0,10
-1,10-2,・・・ に対応する識別回路12の各段は、トラン
スファゲート13-1,13-2,13-3,・・・ 及び、2個のイン
バータ14-1,14-2,14-3,・・・ 、15-1,15-2,15-3,・・
・ とで構成されている。 【0014】16はシフトレジスタ10の出力と読み出し・
リセット識別回路12の出力を組み合わせる回路であり、
リセットのタイミング信号発生用2入力AND17-1,17
-2,17-3,・・・ と、読み出しのタイミング信号発生用2
入力AND18-1,18-2,18-3,・・・ から構成されてい
る。リセットのタイミング信号発生用2入力AND17-
1,17-2,17-3,・・・ には、シフトレジスタ10の出力端
子11-1,11-2,・・・ からの出力及び読み出し・リセット
識別回路12のインバータ14-1,14-2,14-3,・・・ の出力
がそれぞれ入力され、読み出しのタイミング信号発生用
2入力AND18-1,18-2,18-3,・・・ には、シフトレジ
スタ10の出力端子11-1,11-2,・・・ からの出力及び読み
出し・リセット識別回路12のインバータ15-1,15-2,15
-3,・・・ の出力がそれぞれ入力されるようになってい
る。 【0015】次に、このように構成された垂直走査回路
の動作を、図3に示したタイミング図に基づいて説明す
る。この垂直走査回路においては、1垂直走査期間中
に、駆動パルスφV 1周期分“H”レベルとなる2個の
パルスをシフトレジスタ10のスタートパルスφVST とし
て、シフトレジスタ10中をシフト動作させる。ここで2
個の“H”レベルとなるパルスは、一方がリセットのタ
イミング、他方が読み出しのタイミングに対応する。図
3に示したスタートパルスφVST においては、t0 〜t
1 期間“H”レベルとなるタイミングがリセットに、t
6 〜t7 期間“H”レベルとなるタイミングが読み出し
にそれぞれ対応する。 【0016】このようなスタートパルスφVST を入力す
ると、シフトレジスタ10の各シフトレジスタユニット10
-0,10-1,10-2,・・・ の出力端子11-0,11-1,11-2,・・
・ には、それぞれ図3において、これらの出力端子と同
じ符号11-0,11-1,11-2,・・・ で示されるパルスが出力
される。コントロールパルスCONTは、読み出し・リ
セット識別回路12中のコントロール信号CONTのレベ
ルが“L”レベルの時はリセット、“H”レベルの時は
読み出しと認識されるようにしており、読み出し・リセ
ット識別回路12中のコントロール信号CONTは、シフ
トレジスタ10の出力によりシフトされるため、インバー
タ15-1,15-2,15-3,・・・ の出力は、それぞれ図3にお
いて、インバータと同じ符号15-1,15-2,15-3,・・・ で
示される信号のようになる。 【0017】したがって、組み合わせ回路16におけるリ
セットのタイミング信号発生用2入力AND17-1,17-
2,17-3の出力は、それぞれt2 〜t3 ,t3 〜t4
4 〜t5 の期間“H”レベルとなるリセット信号19-
1,19-2,19-3を発生する。また読み出しのタイミング
信号発生用2入力AND18-1,18-2,18-3の出力は、そ
れぞれt8 〜t9 ,t9 〜t10,t10〜t11の期間
“H”レベルとなる読み出し信号20-1,20-2,20-3を発
生する。そして、これらのリセット信号19-1,19-2,・・
・ 及び読み出し信号20-1,20-2,・・・ を受光部の行選択
線に与えることにより、画素行を順次選択し、各画素の
リセット及び読み出し動作を行わせる。 【0018】以上説明したように、図2に示した構成の
垂直走査回路によれば、リセット信号及び読み出し信号
パルスの位相差に相当する光蓄積時間をもつシャッタ
ー動作を行わせることができ、X−Yアドレス方式で信
号を読み出す固体撮像素子に適用できる。 【0019】なお、上記第1実施例では、シフトレジス
タにおいて、駆動パルス1周期分“H”レベルであるパ
ルスを情報の伝達に用いたものを示したが、勿論“L”
レベルの部分を情報伝達に使うことも可能であり、また
コントロール信号についても、読み出し・リセット識別
の情報伝達レベルは、上記実施例と異ならせることが可
能なことは明らかである。 【0020】図4は、図2に示した第1実施例の垂直走
査回路の変形例を示す回路構成図で、図2に示した垂直
走査回路と同一又は対応する部材には同一符号を付して
示している。この変形例は、読み出し・リセット識別回
路12のコントロール信号CONTのシフト動作を間引く
ように構成したもので、素子数を減らすことが可能とな
るものである。この変形例では、コントロール信号CO
NTのシフト動作は、2段ずつとしたものを示したが、
更にシフト動作を間引くように構成することも可能であ
る。 【0021】次に、第2の具体的な実施例として、本発
明を増幅型光電変換素子であるCMD(Charge Modulat
ion Device)を受光素子として用いた固体撮像素子に適
用した場合の垂直走査回路について説明する。CMD受
光素子から映像信号を出力させる場合、2次元アレイ状
に配列されたCMD受光素子の各行の共通ゲートライン
に印加する信号としては、図5に示すように、蓄積電圧
INT ,オーバーフロー電圧VOF,読み出し電圧VRD
びリセット電圧VRST の4つの電圧を時系列に組み合わ
せたパルスφG1,φG2,・・・ が必要とされる。 【0022】次に、まず、このような4つの電圧を時系
列に組み合わせたゲート印加信号を用いた最も一般的な
読み出し方式の場合について説明する。非選択行におい
ては、映像信号の水平有効期間中は蓄積電圧VINT 、水
平帰線期間中はオーバーフロー電圧VOFとなり、また選
択行においては、映像信号の水平有効期間中は読み出し
電圧VRD、水平帰線期間中はリセット電圧VRST が必要
とされている。このような信号をCMD受光素子のゲー
トに印加するためには、選択/非選択の2値の論理出力
が各走査段から得られる構成の回路と、レベルミックス
回路とを備えた垂直走査回路が用いられる。 【0023】レベルミックス回路としては、図6に示す
ような構成のものがある。図6において、クロックV
CK1 の“L”レベルが映像信号の水平有効期間に、
“H”レベルが水平帰線期間に対応している。またRD
/RS信号は、クロックVCK1 のレベルが“H”の期間
はリセット電圧VRST に、“L”の期間は読み出し電圧
RDとなる信号である。 【0024】図7は、図6に示したレベルミックス回路
の動作タイミングを示す図である。Sは選択/非選択信
号であり、“L”レベルが選択、“H”レベルが非選択
となる。選択/非選択信号Sが“L”レベルの期間に
は、出力に読み出し電圧VRD又はリセット電圧VRST
現れ、一方、選択/非選択信号Sが“H”レベルの期間
には、出力にオーバーフロー電圧VOF又は蓄積電圧V
INT が現れ、4値のレベルのゲートライン印加信号Gが
得られる。このゲートライン印加信号GがCMD受光素
子の共通のゲートラインに印加されると、その行の光蓄
積期間は、図7において、t1 〜t2 の期間となる。し
たがって、レベルミックス回路に入力される選択/非選
択信号Sのタイミングを制御することにより、可変シャ
ッター動作を実現することができる。 【0025】図8は、第2の具体的な実施例の垂直走査
回路を示す回路構成図である。図8において、100 は垂
直走査回路に用いられるシフトレジスタで、100-0 ,10
0-1,100-2 ,・・・ はシフトレジスタ100 を構成してい
る各段のシフトレジスタユニットである。このシフトレ
ジスタ100 は、水平走査期間を1周期とする駆動パルス
φV によりスタートパルスφVST をシフトする機能を有
している。110 はシフトレジスタ100 の出力によりシフ
トするコントロール信号CONTを用いて、読み出し・
リセットのタイミングを識別する回路で、各シフトレジ
スタユニット100-0 ,100-1 ,100-2 ,・・・ に対応する
識別回路110 の各段は、コントロール信号CONTをシ
フトするために、トランスファゲート130-1 ,130-2 ,
130-3 ,・・・ と、2個のインバータ140-1 ,140-2 ,14
0-3 ,・・・ 及び150-1 ,150-2 ,150-3 ,・・・ とを備
え、更に画素としてCMD受光素子を用いた場合、前述
したとおり読み出し動作とリセット動作の行われる期間
が1水平走査期間内で異なるため、コントロール信号C
ONTのレベルにより読み出しの期間を与えるクロック
φRDと、リセットの期間を与えるクロックφRSを切り換
え出力するトランスファゲート160-1 ,160-2 ,160-3
,・・・ 及び170-1 ,170-2 ,170-3 ,・・・ とを備えて
構成されている。なお、この実施例では、コントロール
信号CONTをシフトさせるためのトランスファゲート
に、図2に示した第1実施例と異なりCMOSスイッチ
を用いているが、勿論第1実施例と同様に構成すること
は可能であり、またクロックφRDとφRSの切り換えのた
めのトランスファゲートにおいても同様である。 【0026】120 は、シフトレジスタ100 の出力と、読
み出し・リセット識別回路110 の出力を組み合わせる回
路であり、該組み合わせ回路120 の各段は、シフトレジ
スタ100 の出力及び読み出し・リセット識別回路110 の
出力が入力される2入力NAND180-1 ,180-2 ,180-
3 ,・・・ で構成されている。そして該組み合わせ回路12
0 の出力は、前述したレベルミックス回路LMに入力さ
れ、出力信号G1 ,G2 ,G3 ,・・・ を得るように構成
されている。 【0027】図9は、図8に示した垂直走査回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。φVST
シフトレジスタ100 のスタートパルスで、リセット及び
読み出し動作に対応するタイミングで“H”レベルとな
っている。コントロール信号CONTは、リセットを
“L”レベルで、読み出しを“H”レベルで認識するよ
うにしている。φRDは、CMDを受光素子とした場合、
読み出し動作が行われる水平有効期間中“H”レベルと
なるクロックであり、φRSはリセット動作が行われる水
平帰線期間中“H”レベルとなるクロックである。
0 ,S1 ,S2 ,S3 は、図8に示したシフトレジス
タ100 の各段のシフトレジスタユニット100-0,100-1
,100-2 ,100-3 の出力である。C1 ,C2 ,C
3 は、図8に示した読み出し・リセット識別回路110 中
をシフトレジスタ100 の出力でシフトするコントロール
信号である。D1 ,D2 ,D3 は、前記読み出し・リセ
ット識別回路110 の出力であり、該出力D1 ,D2 ,D
3 は、それぞれ読み出し・リセット識別回路110 中をシ
フトするコントロール信号C1 ,C2 ,C3 が“H”レ
ベルの時はクロックφRDが出力され、“L”レベルの時
はクロックφRSが出力される。 【0028】M1 ,M2 ,M3 は、図8に示した組み合
わせ回路120 の出力であり、リセットのタイミングで
は、CMD受光素子のリセット期間である水平帰線期間
のみ順次“L”レベルとなり、読み出しのタイミングで
は、CMD受光素子の読み出し期間である水平有効期間
のみ順次“L”レベルとなる。G1 ,G2 ,G3 は、前
記組み合わせ回路120 の出力M1 ,M2 ,M3 をレベル
ミックス回路LMに入力した時の出力信号であり、CM
D受光素子を動作させるため、各行の共通ラインに印加
される4値レベルのゲートライン印加信号となってい
る。 【0029】以上説明したように、図8に示した構成の
第2実施例の垂直走査回路によれば、リセット信号及び
読み出し信号のパルスの位相差に相当する光蓄積時間を
もつシャッター動作を行うことができる。 【0030】なお、上記第2実施例においては、第1実
施例と同様に、シフトレジスタにおいて“H”レベルの
パルスを情報の伝達に用いたものを示したが、勿論
“L”レベルの部分を情報伝達に使うことも可能であ
り、コントロール信号についても“H”レベルで読み出
しと認識し、“L”レベルでリセットと認識するように
したものを示したが、このレベルは本実施例と異ならせ
ることが可能なことは明らかである。また第1実施例と
同様に、コントロール信号のシフト動作を間引き、素子
数を減らすように構成することも可能である。 【0031】次に、第3の具体的な実施例について説明
する。この実施例は、1行インターレース走査とノンイ
ンターレース走査の切り換えが可能であり、また1行イ
ンターレース走査ではフィールド蓄積とフレーム蓄積と
があるが、いずれの方式も可能に構成した固体撮像素子
に本発明を適用したものである。なお、本実施例におい
ても、受光素子としてCMDを用いた場合の垂直走査回
路について説明する。 【0032】まず本実施例の垂直走査回路に用いるシフ
トレジスタの回路構成を図10に基づいて説明する。この
シフトレジスタは、図10において破線で囲んだクロック
ドインバータ2段によってシフトレジスタの1ユニット
200-0 ,200-1 ,200-2 ,・・・ を構成したものであり、
このシフトレジスタをシンボルを用いて示すと、図11の
ように表される。図10,11において、/φV2A ,/φ
V1A ,/φV2B ,/φV1B は、それぞれクロック
φV2A ,φV1A ,φV2B ,φV1B の反転クロックを示し
ている。 【0033】図12,13,14に、上記構成のシフトレジス
タの動作を説明するためのタイミングチャートを示す。
このシフトレジスタに用いるクロックは2相であり、図
12,13,14に示すように、この2相クロックを制御する
ことによりシフト動作が変わるようになっている。シフ
トレジスタの初段ユニット200-0 にスタートパルスφ
VST が印加されることにより、クロックφV1A 又はφ
V1B の立ち下がりに同期して各シフトレジスタユニット
200-0 ,200-1 ,200-2 ,・・・ の出力S0 ,S1
2 ,・・・ が現れる。 【0034】図12においては、クロックφV1A
φV1B 、並びにクロックφV2A とφV2B とを同じクロッ
クすることによって、順次シフトした出力S0 ,S1
2 ,・・・が現れる。図13,14においては、クロックφ
V1B とφV2B 又はクロックφV1A とφV2A を“L”レベ
ルに固定することによって、それらのクロックが入力さ
れるシフトレジスタユニットの入出力レベルが同じにな
り、図13,14に示すように、2ユニット毎にシフトした
出力が現れる。 【0035】図15は、上記図10,11に示したシフトレジ
スタを用いた第3実施例の垂直走査回路を示す回路構成
図である。図15において、200 は水平走査期間を1周期
とする駆動パルスによりパルスをシフトする図10,11に
示した構成のシフトレジスタであり、前述したように、
駆動パルスを制御することにより、シフト動作を変える
ことができる。210 は、シフトレジスタ200 の出力によ
りシフトするコントロール信号CONTを用いて、読み
出し・リセットのタイミングを識別する回路であり、コ
ントロール信号CONTをシフトさせるためのトランス
ファゲートと2個のインバータを、図4に示した第1実
施例の変形例と同様に、2段毎に設け、素子数を減らし
ている。また、画素としてCMD受光素子を用いた場合
に、1水平走査期間中の読み出し及びリセットの期間を
与えるクロックラインを2系統ずつとし、それぞれクロ
ックφRDA ,φRDB と、クロックφRSA ,φRSB を印加
するようになっている。 【0036】クロックφRDA ,φRSA が印加されるライ
ンは、コントロール信号CONTのレベルにより出力を
切り換える奇数段のトランスファゲートに接続されてい
る。一方、クロックφRDB ,φRSB が印加されるライン
は、偶数段のトランスファゲートに接続されている。し
たがって、コントロール信号CONTにより読み出しの
タイミングと認識された時は、奇数段ではクロックφ
RDA が、偶数段ではクロックφRDB が出力に現れ、リセ
ットのタイミングと認識された時は、奇数段ではクロッ
クφRSA が、偶数段ではクロックφRSB がそれぞれ出力
に現れる。 【0037】220 は、シフトレジスタ200 の出力と読み
出し・リセット識別回路210 の出力を組み合わせる回路
であり、それぞれの出力が入力される2入力NANDに
より構成されている。この2入力NANDの出力が入力
されるLMは、第2実施例と同様の構成のレベルミック
ス回路である。 【0038】次に、このように構成した垂直走査回路の
動作について説明する。ノンインターレース走査の場合
は、図8に示した第2実施例と同じ動作を行えばよい。
したがって、シフトレジスタ200 は、図12に示したよう
に、クロックφV1A とφV1B、及びクロックφV2A とφ
V2B を同一とし、各段のシフトレジスタユニットからの
出力が順次シフトされるようにする。読み出し・リセッ
ト識別回路210 においては、読み出し期間を与えるクロ
ックφRDA ,φRDB を、第2実施例と同様に、水平有効
期間中“H”レベルとなるパルスとし、リセット期間を
与えるクロックφRSA ,φRSB を、水平帰線期間中
“H”レベルとなるパルスとする。このように設定する
ことにより、図15に示した垂直走査回路は、図8に示し
た第2実施例と同じ動作を行い、ノンインターレース走
査が行われる。 【0039】次に、1行インターレース走査について、
図16のタイミングチャートに基づいて説明する。1行イ
ンターレース走査は、一方のフィールドで奇数行の画素
信号を読み出し、他方のフィールドで偶数行の画素信号
を読み出し、1フレームを構成する走査方法である。図
16においては、奇数行の信号が読み出されるフィールド
をAフィールド、偶数行の信号が読み出されるフィール
ドをBフィールドとしている。またAフィールドで読み
出される信号の光蓄積時間を決めるリセットタイミング
のスタートパルスから、Bフィールドで読み出される信
号の光蓄積時間を決めるリセットタイミングのスタート
パルスまでをRSAフィールドとし、Bフィールドで読
み出される信号の光蓄積時間を決めるリセットタイミン
グのスタートパルスから、Aフィールドで読み出される
信号の光蓄積時間を決めるリセットタイミングのスター
トパルスまでをRSBフィールドとしている。 【0040】φVST はシフトレジスタ200 のスタートパ
ルスで、読み出し及びリセットに対応するタイミングで
“H”レベルとなる。コントロール信号CONTは、読
み出しを“H”レベルで認識し、リセットを“L”レベ
ルで認識するようにしている。クロックφRDA は、Aフ
ィールドでCMD受光素子の読み出し期間となる水平有
効期間中“H”レベルとなるクロック信号とし、Bフィ
ールドでは常時“L”レベルとする。クロックφ
RDB は、BフィールドでクロックφRDA のAフィールド
と同様のクロック信号とし、Aフィールドでは常時
“L”レベルとする。クロックφRSA は、RSAフィー
ルドでCMD受光素子のリセット期間となる水平帰線期
間中“H”レベルとなるとなるクロック信号とし、RS
Bフィールドでは常時“L”レベルとする。クロックφ
RSB は、RSBフィールドで、クロックφRSA のRSA
フィールドと同様のクロック信号とし、RSAフィール
ドでは常時“L”レベルとする。 【0041】S0 〜S4 は、シフトレジスタ200 の出力
であり、ここでは、シフトレジスタ200 の駆動パルスを
図14に示したと同様に、クロックφV1B とφV2B はクロ
ック信号とし、クロックφV1A とφV2A は常時“L”レ
ベルとして、シフトレジスタ出力のS1 とS2 、S3
4 が同じタイミングになるように動作させている。 【0042】M1 〜M4 は、組み合わせ回路220 の出力
である。読み出しのタイミングにおいて、読み出し・リ
セット識別回路210 の出力は、奇数段でクロック
φRDA 、偶数段でクロックφRDB となる。Aフィールド
においては、φRDA はCMD受光素子の読み出し期間と
なる水平有効期間中“H”レベルとなるクロックである
ので、組み合わせ回路220 の奇数段の出力M1 ,M3
・・・ は、シフトレジスタ200の出力が“H”レベルとな
る時、水平有効期間に“L”レベルとなる。一方、φ
RDB は常時“L”レベルであるので、組み合わせ回路22
0 の偶数段の出力M2 ,M4 ,・・・ は常時“H”レベル
となる。Bフィールドにおいては、φRDA は常時“L”
レベル、φRDB はクロック信号であるので、組み合わせ
回路220 の奇数段の出力M1 ,M3 ,・・・ は常時“H”
レベルとなり、偶数段の出力M2 ,M4 ,・・・ はシフト
レジスタ出力が“H”レベルとなる時、水平有効期間に
“L”レベルとなる。 【0043】一方、リセットのタイミングにおいては、
読み出しのタイミングと同様に、RSAフィールドで
は、組み合わせ回路220 の奇数段の出力M1 ,M3 ,・・
・ が、シフトレジスタ200 の出力が“H”レベルとなる
時、CMD受光素子のリセット期間となる水平帰線期間
に“L”レベルとなり、偶数段の出力M2 ,M4 ,・・・
は常時“H”レベルである。一方、RSBフィールドで
は、奇数段の出力M1 ,M3 ,・・・ が常時“H”レベル
であり、偶数段の出力M2 ,M4 ,・・・ は、シフトレジ
スタ200 の出力が“H”レベルとなる時、水平帰線期間
に“L”レベルとなる。 【0044】G1 〜G4 は、レベルミックス回路LMの
出力であり、前記組み合わせ回路220 の出力M1 〜M4
を入力することにより、CMD受光素子を動作させるた
めの4値レベル信号が出力され、各行の共通ラインに印
加される。 【0045】以上説明したように、図15に示した構成の
垂直走査回路によれば、リセット信号及び読み出し信号
パルスの位相差に相当する光蓄積時間をもつシャッタ
ー動作を行うことができ、クロックを制御することによ
って、1行インターレース走査とノンインターレース走
査とを切り換えることができる。 【0046】なお、上記第3実施例においても、前記第
1及び第2実施例と同様に、“H”,“L”の情報レベ
ルは、第3実施例で示したものと異ならせることが可能
であり、またコントロール信号のシフト動作を更に間引
き、素子数を更に減らすことも可能なことは明らかであ
る。また図15に示した垂直走査回路の構成においては、
各段のシフトレジスタユニットの出力負荷が均一ではな
いが、ダミーのトランジスタを設けることにより、出力
負荷を均一にすることができる。 【0047】次に第4の具体的な実施例について説明す
る。この実施例は、標準テレビ方式として一般に用いら
れている2行混合インターレース走査とノンインターレ
ース走査とを切り換え可能にした固体撮像素子に、本発
明を適用したものであり、本実施例においても、受光素
子としてCMDを用いた場合の垂直走査回路について説
明する。図17は、第4実施例の垂直走査回路の回路構成
図である。図17において、300 は、水平走査期間を1周
期とする駆動パルスによりスタートパルスφVST をシフ
トするシフトレジスタであり、図15に示した第3実施例
と同様に、駆動パルスの制御によりシフト動作を変える
ことができるように構成されている。310 は、シフトレ
ジスタ300 の出力によりシフトするコントロール信号C
ONTを用いて、読み出し及びリセットを識別する回路
であり、コントロール信号CONTをシフトさせるため
のトランスファゲートと2個のインバータを、2段毎に
設けている。なお、符号MDで示したトランジスタは、
各段のシフトレジスタユニットの出力負荷を均一にする
ために設けたダミー用トランジスタである。また読み出
し・リセット識別回路310 には、画素としてCMD受光
素子を用いた場合に、コントロール信号CONTのレベ
ルにより、1水平走査期間中の読み出し及びリセットの
期間を与えるクロックを切り換え出力するトランスファ
ゲートを各段に設けている。 【0048】そして読み出しの期間を与えるクロックラ
インは1系統で、全段のトランスファゲートに接続さ
れ、クロックφRDが印加されるようになっている。一
方、リセットの期間を与えるクロックラインは4系統
で、それぞれのラインは4段おきにクロックφRS1 ,φ
RS2 ,φRS3 ,φRS4 が印加されるようになっている。
したがって、コントロール信号CONTによって読み出
しのタイミングと認識された時は、各段ともクロックφ
RDが出力に現れ、リセットのタイミングと認識された時
は、4段おきの1,5,9,・・・ 段ではクロックφRS1
が、2,6,10,・・・段ではクロックφRS2 が、3,
7,11,・・・ 段ではクロックφRS3 が、4,8,12,・・
・ 段ではクロックφRS4 が出力に現れるようになってい
る。 【0049】320 は、シフトレジスタ300 の出力と読み
出し・リセット識別回路310 の出力とを組み合わせる回
路であり、該組み合わせ回路320 の各段は、それぞれの
出力が入力される2入力NANDで構成されている。そ
して、この組み合わせ回路320 の出力は、第2実施例と
同様に構成されたレベルミックス回路LMに入力される
ようになっている。 【0050】次に、図17に示した垂直走査回路の動作に
ついて説明する。ノンインターレース走査の場合は、図
15に示した第3実施例と同様に考え、第2実施例と同様
な動作をさせればよい。したがって、シフトレジスタ30
0 は、クロックφV1A とφV1B 及びクロックφV2A とφ
V2B を同一とし、各段のシフトレジスタユニットからの
出力が順次シフトされるようにする。読み出し・リセッ
ト識別回路310 においては、読み出し期間を与えるクロ
ックφRDを水平有効期間中“H”レベルとなるクロック
パルスとし、リセット期間を与えるクロックφRS1 ,φ
RS2 ,φRS3 ,φRS4 を水平帰線期間中“H”レベルと
なるクロックパルスとする。このように設定することに
より、図17に示した垂直走査回路は、図8に示した第2
実施例と同じ動作をし、ノンインターレース走査が行わ
れる。 【0051】次に、2行混合インターレース走査につい
て、図18に示したタイミングチャートに基づいて説明す
る。このタイミングチャートでは、1,2行、3,4
行、・・・ の信号が混合されるフィールドをAフィールド
とし、2,3行、4,5行、・・・ の信号が混合されるフ
ィールドをBフィールドとしている。また、Aフィール
ドで読み出される信号の光蓄積時間を決めるリセットタ
イミングのスタートパルスから、Bフィールドで読み出
される信号の光蓄積時間を決めるリセットタイミングの
スタートパルスまでをRSAフィールドとし、その逆の
期間をRSBフィールドとしている。 【0052】φV1A ,φV1B はシフトレジスタ300 の駆
動パルスであり、Aフィールドでは、φV1B と図18には
示していないがφV2B のみクロック信号とし、φV1A
同じく図18には示していないがφV2A は常時“L”レベ
ルとし、一方Bフィールドでは、φV1A とφV2A のみク
ロック信号とし、φV1B とφV2B は常時“L”レベルと
し、フィールド毎にシフトタイミングが変わるようにし
ている。なお、本実施例では、フィールドの切り換わり
時点でもシフト動作がされるように、1周期間のみφ
V1A ,φV2A とφV1B ,φV2B が重なるように構成され
ている。φVST はスタートパルスで、読み出し及びリセ
ットのタイミングで“H”レベルとなるパルスである。
この実施例では、リセットのタイミングで“H”レベル
となる期間は2Hとしている。CONTは読み出しとリ
セットのタイミングを識別するコントロール信号で、こ
の実施例では、“H”レベルが読み出しと認識され、
“L”レベルがリセットと認識されるようにしている。 【0053】φRDは、CMD受光素子の読み出し期間と
なる水平有効期間中“H”レベルとなるパルスである。
φRS1 ,φRS2 ,φRS3 ,φRS4 は、CMD受光素子の
リセット期間となる水平帰線期間中“H”レベルとなる
2H周期のパルスで、RSAフィールドでは、φRS1
φRS2 及びφRS3 とφRS4 とが同一位相になっており、
RSBフィールドでは、φRS1 とφRS4 及びφRS2 とφ
RS3 とが同一位相になっている。 【0054】S0 〜S4 は、シフトレジスタ300 の出力
であり、クロックの制御によりAフィールドでは、S1
とS2 、S3 とS4 ,・・・ が同じタイミングで、Bフィ
ールドでは、S2 とS3 、S4 と図18には図示されてい
ないS5 ,・・・ が同じタイミングとなる。 【0055】M1 〜M4 は、組み合わせ回路320 の出力
である。読み出しのタイミングにおいては、シフトレジ
ス出力とクロックφRDが共に“H”レベルとなる期間に
出力が“L”レベルとなるので、AフィールドではM1
とM2 、M3 とM4 ,・・・ という組み合わせで、またB
フィールドでは、M2 とM3 、M4 と図18には図示され
ていないM5 ,・・・ という組み合わせで、順次CMD受
光素子の読み出し期間である水平有効期間中“L”レベ
ルとなる。一方、リセットのタイミングにおいては、シ
フトレジス出力とクロックφRS1 ,φRS2 ,φRS3 ,φ
RS4 のいずれかが共に“H”レベルとなる期間“L”レ
ベルとなるので、RSAフィールドでは、M1 とM2
3 とM4 ,・・・ という組み合わせで、またRSBフィ
ールドでは、M2 とM3 、M4 とM5 ,・・・ という組み
合わせで、順次CMD受光素子のリセット期間である水
平帰線期間中“L”レベルとなる。 【0056】G1 〜G5 は、レベルミックス回路LMの
出力であり、前記組み合わせ回路320 の出力M1
2 ,M3 ,・・・ をレベルミックス回路LMに入力する
ことにより、CMD受光素子を動作させるための4値レ
ベル信号が出力され、各行の共通ラインに印加される。 【0057】以上説明したように、図17に示した構成の
垂直走査回路を用いることにより、リセット信号及び読
み出し信号のパルスの位相差に相当する光蓄積時間をも
つシャッター動作を行わせることができ、クロックを制
御することによって2行混合インターレース走査とノン
インターレース走査とを切り換えることができる。また
2行混合インターレース走査においては、各行の光蓄積
時間がフィールドが異なっても同じであるため、フィー
ルド間の光蓄積時間の違いによるフィールドフリッカが
生じない。 【0058】なお、上記第4実施例においても、前記第
1〜第3実施例と同様に、“H”,“L”の情報伝達レ
ベルは、本実施例と異ならせることは可能であり、また
コントロール信号のシフト動作を更に間引き、素子数を
減らすことも可能なことは明らかである。 【0059】また上記第3実施例と第4実施例からわか
るように、読み出し・リセット識別回路中の読み出し及
びリセットの期間を与えるクロックラインを、それぞれ
2系統と4系統とすることにより、クロックの制御のみ
で、ノンインターレース,2行混合インターレース,1
行インターレースの各走査を切り換えることの可能な垂
直走査回路を構成することができる。 【0060】以上実施例に基づいて説明したように、本
発明によれば、単一の垂直走査回路で、位相差を有する
読み出し信号及びリセット信号に同期して画素行を選択
し、信号の読み出し動作及びリセット動作を行う読み出
し信号及びリセット信号を発生するように構成したの
で、簡単な構成でチップ面積の増大の割合を低減しコス
トの増大を抑えた、クロックの制御によりインターレー
ス/ノンインターレース走査切り換え可能なシャッター
機能を有するX−Yアドレス型の固体撮像素子を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る固体撮像素子の基本的な実施例を
示す概念図である。 【図2】本発明の第1の具体的な実施例の垂直走査回路
を示す回路構成図である。 【図3】図2に示した第1実施例の垂直走査回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。 【図4】図2に示した第1実施例の垂直走査回路の変形
例を示す回路構成図である。 【図5】CMD受光素子を用いた固体撮像素子における
各行の共通ゲートラインに印加する信号を示す図であ
る。 【図6】レベルミックス回路の構成例を示す回路構成図
である。 【図7】図6に示したレベルミックス回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。 【図8】本発明の第2の具体的な実施例の垂直走査回路
を示す回路構成図である。 【図9】図8に示した第2実施例の垂直走査回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。 【図10】本発明の第3の具体的な実施例の垂直走査回路
に用いるシフトレジスタの構成を示す図である。 【図11】図10に示したシフトレジスタをシンボルで示す
図である。 【図12】図10,図11に示すシフトレジスタの動作を説明
するためのタイミングチャートである。 【図13】図10,図11に示すシフトレジスタの動作を説明
するためのタイミングチャートである。 【図14】図10,図11に示すシフトレジスタの動作を説明
するためのタイミングチャートである。 【図15】第3実施例の垂直走査回路を示す回路構成図で
ある。 【図16】図15に示した第3実施例の垂直走査回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。 【図17】本発明の第4の具体的な実施例の垂直走査回路
を示す回路構成図である。 【図18】図17に示した第4実施例の垂直走査回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。 【図19】従来のシャッター機能を備えた固体撮像素子の
構成例を示すブロック図である。 【図20】図19に示した従来の固体撮像素子における垂直
走査回路の出力走査パルスのタイミングを示す図であ
る。 【符号の説明】 1 シフトレジスタ 2 読み出し・リセット識別手段 3 組み合わせ手段 4 垂直走査回路 5 水平走査回路 6 受光部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光電変換素子を画素として行列状に2次
    元に配列した受光部と、該受光部の各画素の光蓄積電荷
    信号を順次アドレスして読み出すための水平及び垂直走
    査回路とを備えた固体撮像素子において、前記垂直走査
    回路を、位相差を有する2個のパルスを入力とし、該パ
    ルスを順次シフトして出力させるシフトレジスタ手段
    と、該シフトレジスタ手段の出力に同期してシフトされ
    るコントロール信号により前記2個のシフトパルスを読
    み出し信号あるいはリセット信号のいずれかとして識別
    する手段と、前記シフトレジスタ手段及び読み出し・リ
    セット識別手段からの出力により前記受光部の対応する
    画素行を順次選択する読み出し信号及びリセット信号を
    発生する手段とで構成したことを特徴とする固体撮像素
    子。
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