JP3430435B2 - リード接合検査方法及びリード接合検査装置 - Google Patents

リード接合検査方法及びリード接合検査装置

Info

Publication number
JP3430435B2
JP3430435B2 JP35737596A JP35737596A JP3430435B2 JP 3430435 B2 JP3430435 B2 JP 3430435B2 JP 35737596 A JP35737596 A JP 35737596A JP 35737596 A JP35737596 A JP 35737596A JP 3430435 B2 JP3430435 B2 JP 3430435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
image
joined
leads
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35737596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10185527A (ja
Inventor
勝弘 笹田
一成 吉村
新治 畑澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP35737596A priority Critical patent/JP3430435B2/ja
Publication of JPH10185527A publication Critical patent/JPH10185527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3430435B2 publication Critical patent/JP3430435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、QFP(Quad
Flat Package)のリードフレームから形
成されるリードと基板上のパターンの接合部の検査方法
及びその検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のICリード接合検査方法として
は、特公平7ー1244号公報に記載されたものがあ
る。このICリード接合検査方法はリードをピームで加
熱し、赤外線カメラでリード接合部を撮像し、高い温度
を持つリード部を接合されていないリードとして検査す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では、接
合されていないリードが基板と接触していると、加熱さ
れたリードの熱が基板に伝わり接合されていないリード
の温度が下がり、接合不良を見逃す可能性があるという
問題がある。本発明は、上記の問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは接合されていないリー
ドと接合されているリードを精度よく区別し、リード接
合検査を自動的に行うことが可能なリード接合検査方法
及びそのリード接合検査装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するするための手段】上述の目的を達成す
るために、請求項1の発明では、リードと基板上のパタ
ーンの接合工程後、接合されているリードと接合されて
いないリードの形状に相違が生じるようにリードを加圧
した状態で、撮像手段により撮像された画像において接
合されているリードと接合されていないリードの画像デ
ータに相違が生じさせるようにし、得られた画像データ
が、接合されていないリードの特徴を示す所定の条件を
満足しているかどうかを確認することにより接合されて
いないリードの有無を判定するようにしたリード接合方
法であって、基板上のパターンと接合されていないリー
ドが傾くようにリードを加圧するとともに傾いているリ
ードのみ正反射するように照明してリードの画像を得、
該画像から所定値以上の明るさを持つ部分を抽出して該
抽出領域の大きさに基づいて接合されていないリードの
有無を判定することを特徴とし、接合されていないリー
ドと接合されているリードを精度よく区別し、リード接
合検査を自動的に行うことが可能となる。
【0005】
【0006】請求項の発明では、リードと基板上のパ
ターンの接合工程後、接合されているリードと接合され
ていないリードの形状に相違が生じるようにリードを加
圧した状態で、撮像手段により撮像された画像において
接合されているリードと接合されていないリードの画像
データに相違が生じさせるようにし、得られた画像デー
タが、接合されていないリードの特徴を示す所定の条件
を満足しているかどうかを確認することにより接合され
ていないリードの有無を判定するようにしたリード接合
方法であって、基板上のパターンと接合されていないリ
ードが傾くようにリードを加圧するとともに接合されて
いるリード及び基板が正反射するように照明してリード
の画像を得、該画像から所定値以下の明るさを持つ部分
を抽出して該抽出領域の大きさに基づいて接合されてい
ないリードの有無を判定することを特徴とし、接合され
ていないリードと接合されているリードを精度よく区別
し、リード接合検査を自動的に行うことが可能となる。
【0007】請求項の発明では、リードと基板上のパ
ターンの接合工程後、接合されているリードと接合され
ていないリードの状態に相違が生じるようにリードを加
圧した状態で、撮像手段により撮像された画像において
接合されているリードと接合されていないリードの画像
データに相違が生じさせるようにし、得られた画像デー
タが、接合されていないリードの特徴を示す所定の条件
を満足しているかどうかを確認することにより接合され
ていないリードの有無を判定するようにしたリード接合
方法であって、基板上にパターンと接合されていないリ
ードが基板と非接触の状態になるようにリードを加圧し
た状態で、リードを連結するフレームのみを加熱して該
フレームの温度分布画像を得、該温度分布画像から所定
値以上の温度を持つ部分を抽出して該抽出領域の大きさ
に基づいて接合されていないリードの有無を判定するこ
とを特徴とし、接合されていないリードと接合されてい
るリードを精度よく区別し、リード接合検査を自動的に
行うことが可能となる。
【0008】
【0009】
【0010】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、基板上のパターンと接合されていないリードが傾
くようにリードを加圧するとともに基板の各辺毎に照明
してリードの画像を得、該画像から所定値以上の明るさ
を持つ部分を抽出して該抽出領域の大きさに基づいて接
合されていないリードの有無を判定することを特徴と
し、特に不良リードと良品リードの明るさの相違が大き
くなり、接合されていないリードの判定が確実に行え
る。
【0011】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、基板上のパターンと接合されていないリードが傾
くようにリードを加圧するとともに照明する角度を点灯
させる部分の照明中心からの距離で制御してリードの画
像を得、該画像から所定値以上の明るさを持つ部分を抽
出して該抽出領域の大きさに基づいて接合されていない
リードの有無を判定することを特徴とし、特にリードフ
レームのリードの材質、リード幅、厚さの違いで傾く角
度が違っても容易に対応が可能となる。
【0012】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、基板上のパターンと接合されていないリードが傾
くようにリードを加圧するとともに照明する角度を照明
の高さで制御してリードの画像を得、該画像より所定値
以上の明るさを持つ部分を抽出してその抽出部分の連続
領城の大きさに基づいて接合されていないリードの有無
を判定することを特徴とし、請求項の発明と同様にリ
ードフレームのリードの材質.リード幅.厚さの違いで
傾く角度が違っても容易に対応が可能となる 求項
の発明では、請求項1の発明において、基板上のパター
ンと接合されていないリードが傾くようにリードを加圧
するとともに傾いているリードのみ正反射するように照
明してリードの画像を得、該画像より特定部分の明るさ
の変動を算出して該変動に応じたしきい値で画像を2値
化し、2値化された画像の一方の値の領域の大きさに基
づいて接合されていないリードの有無を判定することを
特徴とし、特に照明変動の影響を受けず検査ができる。
【0013】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、基板上のパターンと接合されていないリードが傾
くようにリードを加圧するとともに傾いているリードの
みが正反射するように照明して加圧前後のリードの画像
を得、これら2枚の画像の明るさの差が所定値以上の部
分を抽出して該抽出領域の大きさに基づいて接合されて
いないリードの有無を判定することを特徴とし、請求項
の発明と同様に照明変動の影響を受けず検査ができ
る。
【0014】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、基板上のパターンと接合されていないリードが傾
くようにリードを加圧するとともに傾いているリードの
み正反射するように照明して該リードの画像を得、且つ
前記照明と異なる方向から照明してリードの画像を得、
これら2枚の画像の明るさの差が所定値以上の部分を抽
出して該抽出部分の連続領域の大きさに基づいて接合さ
れていないリードの有無を判定することを特徴とし、請
求項の発明と同様に照明変動の影響を受けず検査がで
きる。
【0015】請求項10の発明では、リードと基板上の
パターンの接合工程後、接合されているリードと接合さ
れていないリードの状態あるいは形状に相違が生じるよ
うにリードを加圧する手段と、リード接合部の画像を撮
像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された画像にお
いて接合されているリードと接合されていないリードの
明るさに相違が生じるように照明する照明手段と、接合
されていないリードの明るさを有する部分を抽出し抽出
された接合されていないリード候補部の大きさに基づい
て接合されていないリードの有無を判定する処理手段と
を具備することを特徴とし、接合されているリードと接
合されていないリードの相違を明確にし、リードの有無
を精度良く判定することができ、リード接合の検査の自
動化を可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。 (実施形態1) 本実施形態は、図3に示すリードフレーム3により形成
されたリード31を図2に示すように樹脂基板2上に存
在する導電性金属のパターン21に、樹脂基板2の4辺
部において夫々接合し、樹脂基板2とリード接合部とを
樹脂等によりパッケージしてリード31を4方向に導出
する所謂QFP(Quad FlatPackage)
に対応するもので、パッケージ前の樹脂基板2に対して
リードフレーム3を接合する工程後、図5に示すような
接合されていないリード31aが存在するかしないかを
判定してリード接合検査を行う方法であり、図1は本実
施形態を実現したりリード接合検査装置のシステム構成
を示す。
【0017】次に本実施形態について、図4のフローチ
ャートに沿って説明する。リードフレーム3のリード3
1に接合された樹脂基板2をリードフレーム3から分離
しない状態で、加圧装置16にセットして図5のように
リードフレーム3のリード31を上から加圧するととも
に、処理装置14の制御の下で環状の照明装置12を点
灯させる。照明装置12は図6に示すように環状に形成
されたもので、その中央透孔12aの上方にはTVカメ
ラからなる撮像装置11が下向きに配置され、その撮像
方向に対して斜めとなるように下方のX−Y移動テーブ
ル15に向けて照明するようになっている。
【0018】さて処理装置14はX−Y移動テーブル1
5を動かして図7に示す検査領域61を照明装置12の
中央透孔12aを介して撮像装置11の真下に存在する
ようにする。ここで検査領域61はリード31とパター
ン21との接合部を含むように設定される。さて撮像装
置11で検査領域61においてリード接合部51を含む
ように撮像し、撮像により得られたアナログの画像信号
をA/D変換器13においてディジタル画像信号に変換
して、処理装置14のメモリ(図示せず)に転送する。
図5のようにパターン21に接合されていないリード3
1aは照明装置12から斜め方向に照射された照明光A
を撮像装置11に対して正反射するので、処理装置14
のメモリに転送された画像データ(図8(a)に示す画
像に対応する)のうちリード接合部51に対応する画像
データを処理装置14で一定値より明るい部分を残すよ
うに2値化すると、図8(b)のように接合されていな
いリード31aの接合部位の画像が抽出される。抽出さ
れた不良候補のリード31aの接合部位の連続した領域
の大きさ(面積)が予め設定してあるしきい値以上であ
れば、当該リード31aを不良リードと判定し、そうで
なければ良品と判定する。このような処理を図7の矢印
イで示すように各樹脂基板2に対応して検査領域61を
順次切換えるとともに、この検査領域61を樹脂基板2
の周辺に沿って移動(矢印ロ)させて全検査領域(各樹
脂基板2の4辺に対応する)を検査すると処理を終了す
る。
【0019】(実施形態2)上記実施形態1ではリード
31のリード接合部51の画像データを2値化し、、非
接合状態のリード31aのリード接合部51が照明光を
正反射している状態の2値化画像を抽出し、その抽出画
像の面積の大きさにより、良、不良を判定するようにし
ているが、本実施形態では、非接合状態のリード31の
リード接合部51が照明光Aを撮像手段11から逸れる
ように反射している状態の2値化画像を抽出してその抽
出画像の面積の大きさにより、良、不良を判定するよう
にしたものである。
【0020】図9は本実施形態方法を用いた検査装置の
システム構成を示す。本実施形態は照明方法及び2値化
画像のデータ抽出方法が異なる以外は実施形態1と同じ
であるから、同じ構成については同じ番号、記号を付
す。次に本実施形態について、図4のフローチャートに
沿って説明する。まず実施形態1と同様にリードフレー
ム3のリード31に接合された樹脂基板2をリードフレ
ーム3から分離しない状態で、加圧装置16にセットし
て図5のようにリードフレーム3のリード31を上から
加圧するとともに、処理装置14の制御の下で照明装置
12’を点灯させ、その照明光をハーフミラー89で下
方のX−Y移動テーブル15上に向けて反射させる。ハ
ーフミラー89の上方には撮像装置11を下向きに配置
しており、撮像装置11の撮像方向とハーフミラー89
で反射された照明光とが平行するようになっている。
【0021】さて処理装置14でXーY移動テーブル1
5を動かして図7に示した検査領域61を撮像装置11
の真下に存在するように設定し、撮像装置11でリード
接合部51を撮像し、撮像されて得られたアナログ画像
信号をA/D変換器13においてディジタル画像信号に
変換され、処理装置14のメモリ(図示せず)に転送す
る。図10のように接合されていないリード31aは照
明光Aを撮像装置11の撮像方向に対して異なる向きに
正反射するので、メモリに転送された画像データ(図1
1(a)に示す画像に対応)を処理装置14で一定値よ
り暗い部分を残すように2値化すると、図11(b)の
ように接合されていないリード31aのリード接合部5
1の画像が抽出される。抽出された当該画像の大きさ
(面積)が一定値以上であれば、不良リードと判定し、
そうでなければ良品と判定する。このような処理を実施
形態1と同様に図7で示す順序で検査位置51の設定を
しながら行ない、全検査領城を検査すると処理を終了す
る。
【0022】(実施形態3)上記実施形態1,2は照明
光の反射が非接合状態と、接合状態で異なるのを利用し
た方法であるが、本実施形態は、リード31を加熱し
て、その温度分布を赤外線カメラのような撮像装置1
1’で撮像して非接合状態、接合状態を判定するように
したもので、図12は本実施形態のシステム構成を示
す。尚図12において、実施形態1,2と同じ構成につ
いては同じ番号、記号を付す。
【0023】次に本実施形態について、図13のフロー
チャートに沿って説明する。リード接合された樹脂基板
2を加圧装置16に図14のように接合されたリード3
1…が下になるようにセットし、接合されてないリード
31aが図示するように樹脂基板2から離れるようにリ
ードフレーム3のリード31…を上から加圧する。ここ
で、加圧装置16の材質を電気的な絶縁体で構成してお
り、処理装置14が電源部18をオンし、リードフレー
ム3に電流を流して加熱する。処理装置14でXーY移
動テーブル15を動かして図7に示した検査領域61を
赤外線カメラのような温度分布を計測できる撮像装置1
1’の真下に存在するよう設定する。撮像装置11’で
はリード接合部51付近を撮像し、撮像された温度分布
を示すアナログ画像信号をA/D変換器13においてデ
ィジタル画像信号に変換して、処理装置14のメモリ
(図示せず)に転送する。図15(a)に示すようにパ
ターン21に接合されていないリード31aは接合され
ているリード31に比べて熱の逃げ道がないために加熱
されて上がった温度が下がりにくい。従って、上記メモ
リに転送された温度分布の画像データを処理装置14で
2値化すると、図15(b)のように接合されていない
リード31aのリード接合部51の2値化画像が抽出さ
れる。この抽出されたリード接合部51aの画像の連続
領域の大きさ(面積)がしきい値以上であれば、不良リ
ードと判定し、そうでなけれぱ良品と判定する。このよ
うな処理を実施形態1、2と同様に図7の順序で検査領
域61を設定しながら行ない、全検査領域を検査すると
処理を終了する。
【0024】(参考例1) 上記実施形態1,2,3は2値化画像によって抽出され
たリード接合部51のリード31の画像の連続領域の大
きさ(面積)により、非接合状態、接合状態を判定する
構成であったが、本参考例では、リード31のリード接
合部51の高さに基づいて判定するもので、図16は
参考例のシステム構成を示す。尚実施形態1、2と同じ
構成には同じ番号、記号を付し説明を省略する。
【0025】次に本参考例について、図18のフローチ
ャートに沿って説明する。リード接合された樹脂基板2
を加圧装置16に図16に示すようにセットし、接合さ
れてないリード31aの先端が樹脂基板2から離れるよ
うにリードフレーム3のリード31を上から加圧する。
処理装置14でXーY移動テーブル16を動かして図7
に示した検査領域61を撮像装置11の真下に存在する
ように設定する。また処理装置14で検査対象辺と平行
なライン光Bを照明装置12a,12bで照射させる。
ここで、照明装置12a、12bはそれぞれ水平垂直
方向のライン光Bを照射し、図17に示すように撮像装
置11の視野に存在するリード接合部51のほぼ中心に
ライン光Bを点灯するように設置されている。撮像装置
11ではリード接合部51に照射されているライン光B
を撮像し、撮像により得られたアナログ画像信号をA/
D変換器13においてディジタル画像信号に変換して、
処理装置14のメモリ(図示せず)に転送する。そして
処理装置14はリード接合部51の高さをメモリに転送
された画像のライン光Bのずれから算出し、算出された
リード接合部51の高さが予め設定したしきい値以上で
あれば、不良リードと判定し、そうでなけれぱ良品と判
定する。このような処理を図7の順序で検査装置61を
全検査領域を検査するまで繰り返して設定し、すべての
全検査領域を検査すると処理を終了する。
【0026】(参考例2) 本参考例は 、リード31の先端位置と樹脂基板2の周縁
位置との距離により接合状態、非接合状態を判定するも
のである。尚本参考例を用いた検査装置のシステム構成
は実施形態1と同様であるため、ここでは図示しない
が、以下の説明では図1を参照する。
【0027】次に本参考例について、図19のフローチ
ャートに沿って説明する。リードフレーム3のリード3
1に接合された樹脂基板2をリードフレーム3から分離
しない状態で、加圧装置16にセットしてリードフレー
ム3のリード31を上から加圧するとともに、処理装置
14の制御の下で環状の照明装置12を点灯させる。そ
して処理装置14でXーY移動テーブル15を動かして
図7に示した検査領域61を撮像装置11の真下に存在
するように設定する。撮像装置11ではリード接合部5
1を撮像し、撮像によって得られたアナログの画像信号
をA/D変換器13においてディジタル画像信号に変換
して、処理装置14のメモリ(図示せず)に転送する。
図20(a)(b)のように接合されていないリード3
1aはリード先端の位置が接合されているリード31の
先端の位置に比べて樹脂基板2の周縁(側面)Xに近く
なるので、処理装置14が画像データより、リード先端
位置と基板周縁(側面)Xの位置を計測してその両位置
の間の距離が一定値以下であれば、不良リードと判定
し、そうでなければ良品と判定する。このような処埋を
図7の順序で検査領域61を設定しながら行ない、全検
査領域を検査すると処理を終了する。
【0028】(実施形態) 本実施形態は、基本的には実施形態1と同様に2値化画
像によって得られたリード31のリード接合部51の面
積によって接合状態、非接合状態を判定するものであ
る。尚本実施形態のシステム構成は照明装置12の点灯
方法が異なる以外は実施形態1と同様であるため、ここ
では図示しないが、以下の説明では図1を参照する。
【0029】次に本実施形態について、図21のフロー
チャートに沿って説明する。リードフレーム3のリード
31に接合された樹脂基板2をリードフレーム3から分
離しない状態で、加圧装置16にセットしてリードフレ
ーム3のリード31を上から加圧するとともに、処理装
置14の制御の下で環状の照明装置12を点灯させる。
そして処理装置14でXーY移動テーブル15を動かし
て図7に示した検査領域61を撮像装置11の真下に存
在するように設定する。ここで照明装置12の点灯を図
22(a)(b)に示すように樹脂基板2の検査対象辺
の外側(図22では斜線で示す部分)のみとし、樹脂基
板2のパターン21に接合されていないリード31aに
正反射しない照明は行わない。撮像装置11では照明装
置12の中心透孔12aを介してリード接合部51を撮
像し、撮像されて得られたアナログの画像信号をA/D
変換器13においてディジタル画像信号に変換して、処
理装置14のメモリ(図示せず)に転送する。図22
(b)のように接合されていないリード31aは照明装
置12の照明光Aを撮像装置11に対して正反射するの
で、上記メモリに転送された画像を所定の明るさ部分が
残るように処理装置14で2値化すると、実施形態1の
図8のように接合されていないリード31aの画像が抽
出される。抽出されたこのリード31aの画像の連続領
域の大きさ(面積)がしきい値以上であれぱ、不良リー
ドと判定し、そうでなければ良品と判定する。このよう
な処理を図7の順序で検査領域61を設定しながら行な
い、全検査領域を検査すると処理を終了する。
【0030】(実施形態) 本実施形態は、図23(a)(b)のように加圧量が一
定であってもリードフレームの幅.厚み.材質の違いで
不良リード31aの傾斜が異なる場合において、最適な
照明角度で照明して接合されていないリードが存在する
かしないかを判定し、リード接合検査を行う方法であ
る。
【0031】尚本実施形態による検査装置のシステム構
成は実施形態1のシステム構成に図24に示すようにド
ーナツ状に照明装置12からの照明光Aを最適な角度で
透過させてリード接合部51を照射できるようにする光
透過部位a及び撮像装置11に対向する中心の光透過部
位bを持つ液晶表示器19が照明装置12の下方に配置
されたシステムである。
【0032】本実施形態について、図25のフローチャ
ートに沿って説明する。リードフレーム3のリード31
に接合された樹脂基板2をリードフレーム3から分離し
ない状態で、加圧装置16にセットしてリードフレーム
3のリード31を上から加圧するとともに、処理装置1
4の制御の下で環状の照明装置12を点灯させる。そし
て処理装置14でXーY移動テーブル15を動かして図
7に示した検査領域61を撮像装置11の真下に存在す
るように設定する。ここで照明装置12の点灯を実施形
と同様に図24(a)(b)に示す如く樹脂基板2
の検査対象辺の外側(図24では斜線で示す部分)のみ
とし、樹脂基板2のパターン21に接合されていないリ
ード31aに正反射しない照明はできるかぎり行わな
い。撮像装置11では照明装置12の中心透孔12a及
び液晶表示器19の光透過部位bを介してリード接合部
51を撮像し、撮像されて得られたアナログの画像信号
をA/D変換器13においてディジタル画像信号に変換
して、処理装置14のメモリ(図示せず)に転送する。
図20のように接合されていないリード31aは液晶表
示器19の光透過部位aを介して照射された照明装置1
2の照明光Aを撮像装置11に対して正反射するので、
上記メモリに転送された画像を所定の明るさ部分が残る
ように処理装置14で2値化すると、実施形態1の図8
のように接合されていないリード31aの画像が抽出さ
れる。抽出されたこのリード31aの画像の連続領域の
大きさ(面積)がしきい値以上であれぱ、不良リードと
判定し、そうでなければ良品と判定する。このような処
理を図7の順序で検査領域61を設定しながら行ない、
全検査領域を検査すると処理を終了する。
【0033】尚液晶表示器19の光透過部位a,bの形
成制御は処理装置14により行う。 (実施形態) 本実施形態は、実施形態と同様に図23(a)(b)
に示す如く加圧量が一定であってもリードフレームの
幅.厚み.材質の違いで不良リード31aの傾斜が異な
る場合において、最適な照明角度で照明して接合されて
いないリードが存在するかしないかを判定し、リード接
合検査を行う方法である。
【0034】本実施形態のシステム構成は実施形態1の
システム構成に図26に示すように照明装置12を上下
させる駆動装置(図示せず)を設け、照明装置12の照
明光Aが最適な角度でリード接合部51を照射するよう
に照明装置12の位置を設定することができるようにな
っている。次に本実施形態について、図27のフローチ
ャートに沿って説明する。リードフレーム3のリード3
1に接合された樹脂基板2をリードフレーム3から分離
しない状態で、加圧装置16にセットしてリードフレー
ム3のリード31を上から加圧するとともに、処理装置
14の制御の下で環状の照明装置12を点灯させる。そ
して処理装置14でXーY移動テーブル15を動かして
図7に示した検査領域61を撮像装置11の真下に存在
するように設定する。ここで照明装置12の点灯を実施
形態と同様に樹脂基板2の検査対象辺の外側(図26
では斜線で示す部分)のみとし、樹脂基板2のパターン
21に接合されていないリード31aに正反射しない照
明はできるかぎり行わない。撮像装置11では照明装置
12の中心透孔12aを介してリード接合部51を撮像
し、撮像されて得られたアナログの画像信号をA/D変
換器13においてディジタル画像信号に変換して、処理
装置14のメモリ(図示せず)に転送する。図26に示
すように接合されていないリード31aは照明装置12
の照明光Aを撮像装置11に対して正反射するので、上
記メモリに転送された画像を所定の明るさ部分が残るよ
うに処理装置14で2値化すると、実施形態1の図8の
ように接合されていないリード31aの画像が抽出され
る。抽出されたこのリード31aの画像の連続領域の大
きさ(面積)がしきい値以上であれぱ、不良リードと判
定し、そうでなければ良品と判定する。このような処理
を図7の順序で検査領域61を設定しながら行ない、全
検査領域を検査すると処理を終了する。
【0035】(実施形態) 本実施形態は、照明の明るさ変動が起こってもそれに応
じた2値化のしきい値を算出して接合されていないリー
ドが存在するかしないかを判定し、リード接合検査を行
う方法である。尚本実施形態による検査装置のシステム
構成は実施形態1と同様であるからここでは図示しない
が、以下の説明では図1を参照する。
【0036】次に本実施形態について、図28のフロー
チャートに沿って説明する。リードフレーム3のリード
31に接合された樹脂基板2をリードフレーム3から分
離しない状態で、加圧装置16にセットしてリードフレ
ーム3のリード31を上から加圧するとともに、処理装
置14の制御の下で環状の照明装置12を点灯させる。
そして処理装置14でXーY移動テーブル15を動かし
て図7に示した検査領域61を撮像装置11の真下に存
在するように設定する。ここで照明装置12の点灯を実
施形態と同様に樹脂基板2の検査対象辺の外側のみと
し、樹脂基板2のパターン21に接合されていないリー
ド31aに正反射しない照明はできるかぎり行わない。
撮像装置11では照明装置12の中心透孔12aを介し
てリード接合部51を撮像し、撮像されて得られたアナ
ログの画像信号をA/D変換器13においてディジタル
画像信号に変換して、処理装置14のメモリ(図示せ
ず)に転送する。ここで予めリード接合部51付近の通
常時の基板部位の明るさの平均値Laにより予め最適し
きい値Lbを求めておき、検査時に撮像された画像での
基板部位の明るさの平均値Lcを算出して、次式で最適
のしきい値Ldを算出する。
【0037】Ld=Lb×Lc/La ここでパターン21に接合されていないリード31bで
は、照明光Aを撮像装置11に対して正反射するので、
上記メモリに転送された画像を処理装置14で上記の最
適しきい値Ldで2値化すると、図8のように接合され
ていないリード31aの画像が抽出される。抽出された
画像の連続領域の大きさ(面積)がしきい値以上であれ
ば、不良リードと判定し、そうでなけれぱ良品と判定す
る。このような処理を図7の順序で検査領域61を設定
しながら行ない、全検査領域を検査すると処理を終了す
る。
【0038】(実施形態) 本実施形態は、非接合状態のリードの明るさに大きな相
違が生じる状況下で撮像された2枚の画像の差で接合さ
れていないリードが存在するかしないかを判定し、リー
ド接合検査を行う方法である。本実施形態による検査装
置のシステム構成は実施形態1のシステム構成に自動加
圧機構(図示せず)を追加したシステムであって、ここ
では特に図示しないが、以下の説明では図1を参照す
る。
【0039】次に本実施形態について、図32のフロー
チャートに沿って説明する。リードフレーム3のリード
31に接合された樹脂基板2をリードフレーム3から分
離しない状態で、加圧装置16にセットし、処理装置1
4の制御の下で環状の照明装置12を点灯させる。そし
て処理装置14でXーY移動テーブル15を動かして図
7に示した検査領域61を撮像装置11の真下に存在す
るように設定する。ここで照明装置12の点灯を実施形
と同様に樹脂基板2の検査対象辺の外側のみとし、
樹脂基板2のパターン21に接合されていないリード3
1aに正反射しない照明はできるかぎり行わない。撮像
装置11ではリード31を加圧しない状態において、照
明装置12の中心透孔12aを介してリード接合部51
を撮像し、撮像されて得られたアナログの画像信号をA
/D変換器13においてディジタル画像信号に変換し
て、処理装置14のメモリ(図示せず)に転送する。
【0040】次いでリードフレーム3のリード31を上
から加圧し、この加圧状態において、撮像装置11で再
度リード接合部51を撮像し、撮像されて得られたアナ
ログの画像信号をA/D変換器13においてディジタル
画像信号に変換して処理装置14のメモリ(図示せず)
に転送する。加圧前の画像は図29のように不良リー
ド、良品リードで明るさの差はほとんど存在しないが、
加圧後の画像は図30のように傾いているリード部が明
るくなる。処理装置14は加圧後の画像から加圧前の画
像の差を対応画素毎に全て算出し、差が負の値の時は強
制的に0とする。加圧前後の画像の差を取った差画像は
図31(a)のようになり、一定値でリード接合部51
の画像を2値化すると接合されていないリード31aの
画像が図31(b)に示すように抽出される。抽出され
たリード31aの画像の連続領域の大きさ(面積)がし
きい値以上であれば、不良リードと判定し、そうでなけ
れば良品と判定する。次の検査領域に移動し、加圧を解
除する。このような処理を図7の順序で検査領域61を
設定しながら、全検査領域を検査すると処理を終了す
る。
【0041】(実施形態) 本実施形態は、不良リード部の明るさに大きな相違が生
じる状況下で撮像された2枚の画像の差で接合されてい
ないリードが存在するかしないかを判定し、リード接合
検査を行う方法である。尚本実施形態による検査装置の
システム構成は実施形態1と同様であるからここでは図
示しないが、以下の説明では図1を参照する。
【0042】次に本実施形態について、図33のフロー
チャートに沿って説明する。リードフレーム3のリード
31に接合された樹脂基板2をリードフレーム3から分
離しない状態で、加圧装置16にセットしてリードフレ
ーム3のリード31を上から加圧するとともに、処理装
置14の制御の下で環状の照明装置12を点灯させる。
そして処理装置14でXーY移動テーブル15を動かし
て図7に示した検査領域61を撮像装置11の真下に存
在するように設定する。ここでまず照明装置12の点灯
を実施形態と同様に樹脂基板2の検査対象辺の外側の
みとし、樹脂基板2のパターン21に接合されていない
リード31aに正反射しない照明は行わない。この照明
下で撮像装置11は照明装置12の中心透孔12aを介
してリード接合部51を撮像し、撮像されて得られたア
ナログの画像信号をA/D変換器13においてディジタ
ル画像信号に変換して、処理装置14のメモリ(図示せ
ず)に転送する。
【0043】次いで図34(a)において斜線で示すよ
うに照明装置12の点灯を検査対象辺の内側のみとし、
この照明下で撮像装置11は図34(b)に示すように
リード接合部51を上述と同様に撮像し、撮像されて得
られたアナログの画像信号をA/D変換器13において
ディジタル画像信号に変換して、処理装置14のメモリ
(図示せず)に転送する。
【0044】内側照明の画像は図29のように不良リー
ド.良品リードで明るさの差はほとんど存在しない。外
側照明の画像は図34(b)のように傾いているリード
部が明るくなる。処理装置14は内側照明下の画像から
外側照明下の画像の差を対応画素毎にすべて算出し、差
が負の値の時は強制的に0とする。加圧前後の画像の差
を取った差画像は図31(a)のようになり、一定値で
リード接合部51の画像を2値化すると接合されていな
いリード31aの画像が図31(b)に示すように抽出
される。抽出されたリード31aの画像の連続領域の大
きさ(面積)がしきい値以上であれば、不良リードと判
定し、そうでなければ良品と判定する。次の検査領域に
移動し、加圧を解除する。このような処理を図7の順序
で検査領域61を設定しながら行ない、全検査領域を検
査すると処理を終了する。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明は、リードと基板上のパ
ターンの接合工程後、接合されているリードと接合され
ていないリードの形状に相違が生じるようにリードを加
圧した状態で、撮像手段により撮像された画像において
接合されているリードと接合されていないリードの画像
データに相違が生じさせるようにし、得られた画像デー
タが、接合されていないリードの特徴を示す所定の条件
を満足しているかどうかを確認することにより接合され
ていないリードの有無を判定するようにしたリード接合
方法であって、基板上のパターンと接合されていないリ
ードが傾くようにリードを加圧するとともに傾いている
リードのみ正反射するように照明してリードの画像を
得、該画像から所定値以上の明るさを持つ部分を抽出し
て該抽出領域の大きさに基づいて接合されていないリー
ドの有無を判定するので、接合されていないリードと接
合されているリードを精度よく区別し、リード接合検査
を自動的に行うことが可能となり、検査の効率信頼性
が向上し、接合工程の監視の効果があり、また接合工程
の異常を素早く検知し不良品製造を抑制し歩留り向上の
効果もある。
【0046】
【0047】請求項の発明は、リードと基板上のパタ
ーンの接合工程後、接合されているリードと接合されて
いないリードの形状に相違が生じるようにリードを加圧
した状態で、撮像手段により撮像された画像において接
合されているリードと接合されていないリードの画像デ
ータに相違が生じさせるようにし、得られた画像データ
が、接合されていないリードの特徴を示す所定の条件を
満足しているかどうかを確認することにより接合されて
いないリードの有無を判定するようにしたリード接合方
法であって、基板上のパターンと接合されていないリー
ドが傾くようにリードを加圧するとともに接合されてい
るリード及び基板が正反射するように照明してリードの
画像を得、該画像から所定値以下の明るさを持つ部分を
抽出して該抽出領域の大きさに基づいて接合されていな
いリードの有無を判定するので、接合されていないリー
ドと接合されているリードを精度よく区別し、リード接
合検査を自動的に行うことが可能となり、検査の効率、
信頼性が向上し、接合工程の監視の効果があり、また接
合工程の異常を素早く検知し不良品製造を抑制し歩留り
向上の効果もある。
【0048】請求項の発明は、リードと基板上のパタ
ーンの接合工程後、接合されているリードと接合されて
いないリードの状態に相違が生じるようにリードを加圧
した状態で、撮像手段により撮像された画像において接
合されているリードと接合されていないリードの画像デ
ータに相違が生じさせるようにし、得られた画像データ
が、接合されていないリードの特徴を示す所定の条件を
満足しているかどうかを確認することにより接合されて
いないリードの有無を判定するようにしたリード接合方
法であって、基板上にパターンと接合されていないリー
ドが基板と非接触の状態になるようにリードを加圧した
状態で、リードを連結するフレームのみを加熱して該フ
レームの温度分布画像を得、該温度分布画像から所定値
以上の温度を持つ部分を抽出して該抽出領域の大きさに
基づいて接合されていないリードの有無を判定するの
、接合されていないリードと接合されているリードを
精度よく区別し、リード接合検査を自動的に行うことが
可能となり、検査の効率、信頼性が向上し、接合工程の
監視の効果があり、また接合工程の異常を素早く検知し
不良品製造を抑制し歩留り向上の効果もある。
【0049】
【0050】
【0051】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、基板上のパターンと接合されていないリードが傾く
ようにリードを加圧するとともに基板の各辺毎に照明し
てリードの画像を得、該画像から所定値以上の明るさを
持つ部分を抽出して該抽出領域の大きさに基づいて接合
されていないリードの有無を判定するので、特に不良リ
ードと良品リードの明るさの相違が大きくなり、接合さ
れていないリードの判定が確実に行えるという効果があ
る。
【0052】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、基板上のパターンと接合されていないリードが傾く
ようにリードを加圧するとともに照明する角度を点灯さ
せる部分の照明中心からの距離で制御してリードの画像
を得、該画像から所定値以上の明るさを持つ部分を抽出
して該抽出領域の大きさに基づいて接合されていないリ
ードの有無を判定するので、特にリードフレームのリー
ドの材質、リード幅、厚さの違いで傾く角度が違っても
容易に対応が可能となるという効果がある。
【0053】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、基板上のパターンと接合されていないリードが傾く
ようにリードを加圧するとともに照明する角度を照明の
高さで制御してリードの画像を得、該画像より所定値以
上の明るさを持つ部分を抽出してその抽出部分の連続領
城の大きさに基づいて接合されていないリードの有無を
判定するので、請求項の発明と同様にリードフレーム
のリードの材質、リード幅、厚さの違いで傾く角度が違
っても容易に対応が可能となるという効果がある。
【0054】求項の発明は、請求項1の発明におい
て、基板上のパターンと接合されていないリードが傾く
ようにリードを加圧するとともに傾いているリードのみ
正反射するように照明してリードの画像を得、該画像よ
り特定部分の明るさの変動を算出して該変動に応じたし
きい値で画像を2値化し、2値化された画像の一方の値
の領域の大きさに基づいて接合されていないリードの有
無を判定するので、特に照明変動の影響を受けず検査が
できるという効果がある。
【0055】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、基板上のパターンと接合されていないリードが傾く
ようにリードを加圧するとともに傾いているリードのみ
が正反射するように照明して加圧前後のリードの画像を
得、これら2枚の画像の明るさの差が所定値以上の部分
を抽出して該抽出領域の大きさに基づいて接合されてい
ないリードの有無を判定するので、請求項の発明と同
様に照明変動の影響を受けず検査ができるという効果が
ある。
【0056】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、基板上のパターンと接合されていないリードが傾く
ようにリードを加圧するとともに傾いているリードのみ
正反射するように照明して該リードの画像を得、且つ前
記照明と異なる方向から照明してリードの画像を得、こ
れら2枚の画像の明るさの差が所定値以上の部分を抽出
して該抽出部分の連続領域の大きさに基づいて接合され
ていないリードの有無を判定するので、請求項の発明
と同様に照明変動の影響を受けず検査ができるという効
果がある。
【0057】請求項10の発明は、リードと基板上のパ
ターンの接合工程後、接合されているリードと接合され
ていないリードの状態あるいは形状に相違が生じるよう
にリードを加圧する手段と、リード接合部の画像を撮像
する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された画像におい
て接合されているリードと接合されていないリードの明
るさに相違が生じるように照明する照明手段と、接合さ
れていないリードの明るさを有する部分を抽出し抽出さ
れた接合されていないリード候補部の大きさに基づいて
接合されていないリードの有無を判定する処理手段とを
具備するので、接合されているリードと接合されていな
いリードの相違を明確にし、リードの有無を精度良く判
定することができ、リード接合の検査の自動化を可能と
する装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のシステム構成図である。
【図2】同上の検査対象となるQFPの樹脂基板の概略
図である。
【図3】同上の検査対象となるQFPのリードを構成す
るリードフレームの概略図である。
【図4】同上の動作説明用フローチャートである。
【図5】同上の不良リード検出メカニズムの説明図であ
る。
【図6】同上に用いる照明装置の上面図である。
【図7】同上の検査位置の設定説明図である。
【図8】(a)は同上のリード接合部の撮像画像の説明
図である。 (b)は同上の2値化画像の説明図である。
【図9】本発明の実施形態2のシステム構成図である。
【図10】同上の不良リード検出メカニズムの説明図で
ある。
【図11】(a)は同上のリード接合部の撮像画像の説
明図である。 (b)は同上の2値化画像の説明図である。
【図12】本発明の実施形態3のシステム構成図であ
る。
【図13】同上の動作説明用フローチャートである。
【図14】同上の不良リード検出メカニズムの説明図で
ある。
【図15】(a)は同上のリード接合部の撮像画像の説
明図である。 (b)は同上の2値化画像の説明図である。
【図16】本発明の参考例1のシステム構成図である。
【図17】同上の不良リード検出メカニズムの説明図で
ある。
【図18】同上の動作説明用フローチャートである。
【図19】本発明の参考例2の動作説明用フローチャー
トである。
【図20】同上の参考例2の不艮リード検出メカニズム
の説明図である。
【図21】本発明の実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【図22】同上の実施形態の不艮リード検出メカニズ
ムの説明図である。
【図23】本発明の実施形態に対応した材質.リード
幅等の違いによるリード傾斜の相違の説明図である。
【図24】同上の不良リード検出メカニズムの説明図で
ある。
【図25】同上の動作説明用フローチャートである。
【図26】本発明の実施形態の不良リード検出メカニ
ズムの説明図である。
【図27】同上の動作説明用フローチャートである。
【図28】本発明の実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【図29】本発明の実施形態における加圧前に撮像さ
れた画像の例図である。
【図30】同上における加圧後に撮像された画像の例図
である。
【図31】(a)は同上のリード接合部の撮像画像の説
明図である。 (b)は同上の2値化画像の説明図である。
【図32】同上の動作説明用フローチャートである。
【図33】本発明の実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【図34】(a)は同上の照明装置の検査対象辺の内側
からの照明時の上面図である。 (b)は同上の照明装置の検査対象辺の内側からの照明
時の要部の構成図である。
【符号の説明】
2 樹脂基板 31 リード 11 撮像装置 12 照明装置 12a 中心透孔 13 A/D変換器 14 処理装置 15 X−Y移動テーブル 16 加圧装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−304268(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 G01B 21/00 - 21/32 G01N 19/00 - 19/10 G01N 21/84 - 21/958 G01N 25/00 - 25/72 H01L 21/64 - 21/66

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードと基板上のパターンの接合工程後、
    接合されているリードと接合されていないリードの形状
    に相違が生じるようにリードを加圧した状態で、撮像手
    段により撮像された画像において接合されているリード
    と接合されていないリードの画像データに相違が生じさ
    せるようにし、得られた画像データが、接合されていな
    いリードの特徴を示す所定の条件を満足しているかどう
    かを確認することにより接合されていないリードの有無
    を判定するようにしたリード接合検査方法であって、基
    板上のパターンと接合されていないリードが傾くように
    リードを加圧するとともに傾いているリードのみ正反射
    するように照明してリードの画像を得、該画像から所定
    値以上の明るさを持つ部分を抽出して該抽出領域の大き
    さに基づいて接合されていないリードの有無を判定する
    ことを特徴とするリード接合検査方法。
  2. 【請求項2】リードと基板上のパターンの接合工程後、
    接合されているリードと接合されていないリードの形状
    に相違が生じるようにリードを加圧した状態で、撮像手
    段により撮像された画像において接合されているリード
    と接合されていないリードの画像データに相違が生じさ
    せるようにし、得られた画像データが、接合されていな
    いリードの特徴を示す所定の条件を満足しているかどう
    かを確認することにより接合されていないリードの有無
    を判定するようにしたリード接合検査方法であって、基
    上のパターンと接合されていないリードが傾くように
    リードを加圧するとともに接合されているリード及び基
    板が正反射するように照明してリードの画像を得、該画
    像から所定値以下の明るさを持つ部分を抽出して該抽出
    領域の大きさに基づいて接合されていないリードの有無
    を判定することを特徴とするリード接合検査方法。
  3. 【請求項3】リードと基板上のパターンの接合工程後、
    接合されているリードと接合されていないリードの状態
    に相違が生じるようにリードを加圧した状態で、撮像手
    段により撮像された画像において接合されているリード
    と接合されていないリードの画像データに相違が生じさ
    せるようにし、得られた画像データが、接合されていな
    いリードの特徴を示す所定の条件を満足しているかどう
    かを確認することにより接合されていないリードの有無
    を判定するようにしたリード接合 検査方法であって、基
    板上にパターンと接合されていないリードが基板と非接
    触の状態になるようにリードを加圧した状態で、リード
    を連結するフレームのみを加熱して該フレームの温度分
    布画像を得、該温度分布画像から所定値以上の温度を持
    部分を抽出して該抽出領域の大きさに基づいて接合さ
    れていないリードの有無を判定することを特徴とするリ
    ード接合検査方法。
  4. 【請求項4】基板上のパターンと接合されていないリー
    が傾くようにリードを加圧するとともに基板の各辺毎
    に照明してリードの画像を得、該画像から所定値以上
    明るさを持つ部分を抽出して該抽出領域の大きさに基づ
    いて接合されていないリードの有無を判定することを特
    徴とする請求項1記載のリード接合検査方法。
  5. 【請求項5】基板上のパターンと接合されていないリー
    が傾くようにリードを加圧するとともに照明する角度
    を点灯させる部分の照明中心からの距離で制御してリー
    の画像を得、該画像から所定値以上の明るさを持つ部
    分を抽出して該抽出領域の大きさに基づいて接合されて
    いないリードの有無を判定することを特徴とする請求項
    1記載のリード接合検査方法。
  6. 【請求項6】基板上のパターンと接合されていないリー
    ドが傾くようにリードを加圧するとともに照明する角度
    を照明の高さで制御してリードの画像を得、該画像より
    所定値以上の明るさを持つ部分を抽出してその抽出部分
    の連続領城の大きさに基づいて接合されていないリード
    の有無を判定することを特徴とする請求項1記載のリー
    ド接合検査方法。
  7. 【請求項7】基板上のパターンと接合されていないリー
    ドが傾くようにリードを加圧するとともに傾いているリ
    ードのみ正反射するように照明してリードの画像を得、
    該画像より特定部分の明るさの変動を算出して該変動に
    応じたしきい値で画像を2値化し、2値化された画像の
    一方の値の領域の大きさに基づいて接合されていないリ
    ードの有無を判定することを特徴とする請求項1記載の
    リード接合検査方法。
  8. 【請求項8】基板上のパターンと接合されていないリー
    ドが傾くようにリードを加圧するとともに傾いているリ
    ードのみが正反射するように照明して加圧前後のリード
    の画像を得、これら2枚の画像の明るさの差が所定値以
    上の部分を抽出して該抽出領域の大きさに基づいて接合
    されていないリードの有無を判定することを特徴とする
    請求項1記載のリード接合検査方法。
  9. 【請求項9】基板上のパターンと接合されていないリー
    ドが傾くようにリードを加圧するとともに傾いているリ
    ードのみ正反射するように照明して該リードの画像を
    、且つ前記照明と異なる方向から照明してリードの画
    像を得、これら2枚の画像の明るさの差が所定値以上の
    部分を抽出して該抽出部分の連続領域の大きさに基づい
    て接合されていないリードの有無を判定することを特徴
    とする請求項1記載のリード接合検査方法。
  10. 【請求項10】リードと基板上のパターンの接合工程
    後、接合されているリードと接合されていないリードの
    状態あるいは形状に相違が生じるようにリードを加圧す
    る手段と、リード接合部の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された画像において接合されている
    リードと接合されていないリードの明るさに相違が生じ
    るように照明する照明手段と、接合されていないリード
    の明るさを有する部分を抽出し抽出された接合されてい
    ないリード候補部の大きさに基づいて接合されていない
    リードの有無を判定する処理手段とを具備することを特
    徴とするリード接合検査装置。
JP35737596A 1996-12-24 1996-12-24 リード接合検査方法及びリード接合検査装置 Expired - Fee Related JP3430435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35737596A JP3430435B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 リード接合検査方法及びリード接合検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35737596A JP3430435B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 リード接合検査方法及びリード接合検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10185527A JPH10185527A (ja) 1998-07-14
JP3430435B2 true JP3430435B2 (ja) 2003-07-28

Family

ID=18453812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35737596A Expired - Fee Related JP3430435B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 リード接合検査方法及びリード接合検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3430435B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003215081A (ja) 2002-01-24 2003-07-30 Central Glass Co Ltd 板ガラスに形成された導電線の断線検査方法およびその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10185527A (ja) 1998-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5058178A (en) Method and apparatus for inspection of specular, three-dimensional features
CN108802046B (zh) 一种混合集成电路组件缺陷光学检测装置及其检测方法
US4688939A (en) Method and apparatus for inspecting articles
JP3051279B2 (ja) バンプ外観検査方法およびバンプ外観検査装置
KR100884582B1 (ko) 반도체패키지 검사시스템 및 반도체패키지 검사시스템에의한 검사방법
JP3430435B2 (ja) リード接合検査方法及びリード接合検査装置
JP5011991B2 (ja) リードフレームの検査方法及びその装置
JPH07191016A (ja) メッキ・スルー・ハンダ接合検査方法及びその装置
JPH11111784A (ja) バンプ高さ良否判定装置
JPH0566015B2 (ja)
KR101133968B1 (ko) 브리지 연결불량 검출방법
JP3722052B2 (ja) 半導体チップ実装用パッド部の評価方法及びその装置
JP2658405B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3385916B2 (ja) ワイヤボンディングにおけるワイヤの検出方法
JP3827895B2 (ja) ワイヤボンデイングにおけるセカンドボンディング点の検査方法
JP3557965B2 (ja) ワイヤボンデイングにおけるファーストボンディング点の検査方法
JPH0658893A (ja) 電子部品の接合部検査方法および検査装置
JP3407603B2 (ja) ワイヤボンディングにおけるセカンドボンディング点の検査方法
JPS6336543A (ja) 半導体装置の自動検査方法及び検査装置
JPH10112469A (ja) ワイヤボンディング検査装置
JPH10339613A (ja) ワイヤボンディングにおけるボンディング点の検査方法
JPH05288687A (ja) リード検査装置
JP3385949B2 (ja) ワイヤボンディングにおけるセカンドボンディング点の検査方法
JP3414821B2 (ja) 半導体製品のボンディング検査方法およびその装置
JPH06244600A (ja) 集積回路チップ浮き上がり検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030415

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees