JP3430434B2 - 舗装ブロック、及び舗装構造 - Google Patents
舗装ブロック、及び舗装構造Info
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Description
舗装ブロック、及び舗装ブロックを道路に敷設した舗装
構造に関する。
ロックと称されるブロックが道路舗装に用いられてい
る。しかし、インターロッキングブロックは目地がある
ことから、インターロッキングブロックが敷設された道
路表面には凹凸(段差)が出来る。この為、インターロ
ッキングブロックが敷設された道路上を車両が走行する
と、アスファルト舗装やコンクリート舗装の道路上を走
行した場合に比べて、騒音が高くなる場合がある。
は、道路にインターロッキングブロックが敷設された場
合、発生する騒音が小さくなる技術を提供することであ
る。
行する道路に敷設されて騒音が改善される舗装ブロック
であって、前記舗装ブロックは空隙率が10〜25%の
ポーラスコンクリートで構成されてなり、かつ、前記舗
装ブロックの表面層は、最大寸法20〜5mm、均等係
数1〜3の骨材を用いたポーラスコンクリートで構成さ
れてなることを特徴とする舗装ブロックによって解決さ
れる。
骨材の最大寸法を20〜5mmとしたのは、20mmを
越えて大き過ぎた場合には走行する車両の振動に起因し
た騒音が著しく増大し、逆に、5mm未満の小さ過ぎた
場合には目詰まりが起き易く、長期間の経過後における
性能が低下する傾向が高かったからである。尚、前記骨
材の最大寸法の好ましい範囲は15〜5mmであった。
の均等係数を1〜3としたのは、3を越えて大き過ぎた
場合には、充分な空隙が得られ難く、目詰まりが起き易
く、長期間の経過後における性能が低下する傾向が高か
ったからである。尚、前記骨材の均等係数の好ましい値
は1〜2であった。又、舗装ブロックを空隙率が10〜
25%のポーラスコンクリートで構成させたのは、空隙
率が25%を越えて高過ぎた場合には、充分な強度が得
られなくなり、逆に、空隙率が10%未満の小さ過ぎた
場合には、騒音低減や排水性能が低下し、かつ、目詰ま
りが起き易く、長期間の経過後における性能が低下する
傾向が高かったからである。空隙率の好ましい値は15
〜20%であった。
10mm以内の部分を言う。従って、少なくとも10m
m以内における部分に最大寸法20〜5mm、均等係数
1〜3の骨材が用いられておれば良い。勿論、これを越
える部分、すなわち表面層のみならず、舗装ブロックの
全体に最大寸法20〜5mm、均等係数1〜3の骨材が
用いられていても良い。
m、均等係数1〜3の骨材を用いて表面層を構成した全
体の空隙率が10〜25%のポーラスコンクリート製の
舗装ブロックと、前記舗装ブロックの下側に設けられた
クッション層とを具備することを特徴とする騒音が改善
された車両が走行する道路における舗装構造によって解
決される。
1〜3の骨材を用いたポーラスコンクリートで表面層を
構成した全体の空隙率が10〜25%のポーラスコンク
リート製の舗装ブロックと、前記舗装ブロックの下側に
設けられた最大寸法10〜3mmで、均等係数1〜3の
砕石及び/又は砂利からなるクッション層とを具備する
ことを特徴とする騒音が改善された車両が走行する道路
における舗装構造によって解決される。
層を具備することを特徴とする舗装構造によって解決さ
れる。舗装ブロックとして上記のものを用いた理由は上
述した。クッション層を、最大寸法10〜3mmで、均
等係数1〜3の砕石及び/又は砂利からなる層で構成す
るようにしたのは、舗装ブロックからの荷重が均一に下
層に伝えられ、かつ、目詰まりが起き難く、騒音低減や
排水性能が優れた特長を奏したからである。尚、クッシ
ョン層を構成する砕石及び/又は砂利は、最大寸法が7
〜4mmで、均等係数が1〜2のものが好ましい。そし
て、クッション層の好ましい厚さは2〜5cm、特に2
〜3cmである。
ンクリートからなる層で構成される。ここで、密粒アス
ファルトあるいはコンクリートからなる不透水性層を設
けたのは、舗装ブロックやクッション層を通して流れ込
んだ雨水を不透水性層により舗装道路の端側に導き、排
水溝などを介して排水し、路盤に浸透し難くする為であ
る。
ボンドあるいは90°ヘリンボンボンド等のヘリンボン
ボンドの敷設パターンで敷設される。ストレッチャーボ
ンドの敷設パターンで敷設されることも有る。但し、騒
音対策からは45°ヘリンボンボンドの敷設パターンが
最も好ましい。
ロック(インターロッキングブロック)は、全体の空隙
率が10〜25%(特に、15〜20%)のポーラスコ
ンクリートで構成されてなり、かつ、前記舗装ブロック
(インターロッキングブロック)の表面層は、最大寸法
20〜5mm(特に、15〜5mm)、均等係数1〜3
(特に、1〜2)の骨材を用いたポーラスコンクリート
で構成されてなる。
〜5mm(特に、15〜5mm)、均等係数1〜3(特
に、1〜2)の骨材を用いて表面層を構成した全体の空
隙率が10〜25%(特に、15〜20%)のポーラス
コンクリート製の舗装ブロック(インターロッキングブ
ロック)と、前記舗装ブロックの下側に設けられたクッ
ション層とを具備する。或いは、ポーラスコンクリート
製の舗装ブロック(インターロッキングブロック)と、
前記舗装ブロックの下側に設けられた最大寸法10〜3
mm(特に、7〜4mm)で、均等係数1〜3(特に、
1〜2)の砕石及び/又は砂利からなるクッション層と
を具備する。若しくは、最大寸法20〜5mm(特に、
15〜5mm)、均等係数1〜3(特に、1〜2)の骨
材を用いたポーラスコンクリートで表面層を構成した全
体の空隙率が10〜25%(特に、15〜20%)のポ
ーラスコンクリート製の舗装ブロック(インターロッキ
ングブロック)と、前記舗装ブロックの下側に設けられ
た最大寸法10〜3mm(特に、7〜4mm)で、均等
係数1〜3(特に、1〜2)の砕石及び/又は砂利から
なるクッション層とを具備する。クッション層の厚さは
2〜5cm(特に、2〜3cm)である。更に、前記ク
ッション層の下側に不透水性層及び/又は路盤層を具備
する。不透水性層は、密粒アスファルトあるいはコンク
リートからなる層で構成される。舗装ブロックは、例え
ば45°ヘリンボンボンドあるいは90°ヘリンボンボ
ンド等のヘリンボンボンド、或いはストレッチャーボン
ドの敷設パターンで敷設される。但し、騒音対策からは
ヘリンボンボンド、特に45°ヘリンボンボンドが最も
良い敷設パターンである。
れる。例えば、120×240mmで、厚さが80mm
の寸法のもので、周囲が波形をした略直方体形状のもの
が主として用いられる。その他にも、平面図が正方形、
六角形状、八角形状のものが用いられる。又、寸法も前
記より大きなもの、或いは小さなものが用いられる。以
下、具体的な実施例を挙げて説明する。
周囲が波形をした略直方体形状の舗装ブロック(インタ
ーロッキングブロック)を作製した。このインターロッ
キングブロック全体における空隙率は20%である。
又、インターロッキングブロックの表層部(上表面から
10mm以内の部分)は、表−1の配合からなる透水コ
ンクリートで構成されている。そして、表層部より下側
の部分(下表面から70mm以内の部分)は、表−2の
配合からなる透水コンクリートで構成されている。
す如くの構造の道路舗装を行った。
である。このインターロッキングブロック1の敷設パタ
ーンは45°ヘリンボンボンドである。インターロッキ
ングブロック1の下側にはクッション層2が設けられて
いる。このクッション層2は、最大寸法が5mm、均等
係数1.3の砕石からなる厚さが2cmの層である。
設けられている。この不透水性層3は、インターロッキ
ングブロック1やクッション層2を通して流れ込んだ雨
水を不透水性層3により舗装道路の端側に導き、排水溝
4などを介して排水し、路盤に浸透し難くする為のもの
である。そして、この不透水性層3は密粒アスファルト
で構成された厚さが8cmである。
安定路盤層5が設けられている。この安定路盤層5は砕
石で構成されたものである。
ック1の敷設パターンを90°ヘリンボンボンドとした
以外は同様に行った。
ック1の敷設パターンをストレッチャーボンドとした以
外は同様に行った。
表層部(上表面から10mm以内の部分)をモルタル
で、表層部より下側の部分(下表面から70mm以内の
部分)を表−3の配合からなる普通コンクリートで構成
した以外は同様に行った。 表−3 水(W) セメント(C) 骨材(G) 骨材(S) 115kg/m3 400kg/m3 1000kg/m3 1000kg/m3 *水セメント比は28.8% *骨材(G)は、比重2.64、粗粒率(FM)5.10、 最大寸法13mm、均等係数4.17の6号砕石 *骨材(S)は、比重2.64、粗粒率(FM)2.90、 最大寸法2.5mm、均等係数4.00の砕砂 *スランプ値は0
用いて、実施例2と同様な90°ヘリンボンボンドの敷
設パターンで道路舗装した以外は同様に行った。
用いて、実施例3と同様なストレッチャーボンドの敷設
パターンで道路舗装した以外は同様に行った。
粒アスファルトによる道路舗装とした以外は同様に行っ
た。
路上で走行させ、その時発生した騒音を測定(測定条
件;高さ1.2mで、車からの距離7.5mの位置にお
いて測定)したので、その結果を図2、図3に示す。路
面が乾燥状態における結果を示した図2によれば、実施
例1と比較例1及び比較例4との対比、又、実施例2と
比較例2及び比較例4との対比、又、実施例3と比較例
3及び比較例4との対比から、本発明になるものは、騒
音が低いことが判る。例えば、対応する比較例のインタ
ーロッキングブロック舗装のものに比べて4〜5dB低
い。又、アスファルト舗装に比べても低い。
を示した図3によれば、実施例1と比較例1及び比較例
4との対比、又、実施例2と比較例2及び比較例4との
対比、又、実施例3と比較例3及び比較例4との対比か
ら、本発明になるものは、騒音が低いことが判る。例え
ば、対応する比較例のインターロッキングブロック舗装
のものに比べて5〜13dB低い。又、アスファルト舗
装に比べても5dB程度低い。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両が走行する道路に敷設されて騒音が
改善される舗装ブロックであって、 前記舗装ブロックは空隙率が10〜25%のポーラスコ
ンクリートで構成されてなり、 かつ、前記舗装ブロックの表面層は、最大寸法20〜5
mm、均等係数1〜3の骨材を用いたポーラスコンクリ
ートで構成されてなることを特徴とする舗装ブロック。 - 【請求項2】 最大寸法20〜5mm、均等係数1〜3
の骨材を用いて表面層を構成した全体の空隙率が10〜
25%のポーラスコンクリート製の舗装ブロックと、 前記舗装ブロックの下側に設けられたクッション層とを
具備することを特徴とする騒音が改善された車両が走行
する道路における舗装構造。 - 【請求項3】 最大寸法20〜5mm、均等係数1〜3
の骨材を用いたポーラスコンクリートで表面層を構成し
た全体の空隙率が10〜25%のポーラスコンクリート
製の舗装ブロックと、 前記舗装ブロックの下側に設けられた最大寸法10〜3
mmで、均等係数1〜3の砕石及び/又は砂利からなる
クッション層 とを具備することを特徴とする騒音が改善
された車両が走行する道路における舗装構造。 - 【請求項4】 舗装ブロックがヘリンボンボンドの敷設
パターンで敷設されてなることを特徴とする請求項2又
は請求項3の騒音が改善された車両が走行する道路にお
ける舗装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33349996A JP3430434B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 舗装ブロック、及び舗装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33349996A JP3430434B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 舗装ブロック、及び舗装構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10168804A JPH10168804A (ja) | 1998-06-23 |
JP3430434B2 true JP3430434B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=18266748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33349996A Expired - Lifetime JP3430434B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 舗装ブロック、及び舗装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3430434B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001011804A (ja) * | 1999-06-28 | 2001-01-16 | Taiheiyo Cement Corp | 舗装用コンクリート部材および舗装構造 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33349996A patent/JP3430434B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10168804A (ja) | 1998-06-23 |
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