JP3430342B2 - ラインフィルタ - Google Patents

ラインフィルタ

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JP3430342B2
JP3430342B2 JP27915393A JP27915393A JP3430342B2 JP 3430342 B2 JP3430342 B2 JP 3430342B2 JP 27915393 A JP27915393 A JP 27915393A JP 27915393 A JP27915393 A JP 27915393A JP 3430342 B2 JP3430342 B2 JP 3430342B2
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浩二 渡辺
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エヌイーシートーキン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、日字形コア、分割型円
筒巻枠、端子台を組み合わせて2個の巻線を巻き回し
た、基板装着型等のラインフィルタに関する。 【0002】 【従来の技術】この種のラインフィルタは、円筒巻枠を
用いて閉磁路コアに巻線を効率よく巻き回すことができ
るため、工業的量産性の点で有用である。 【0003】このラインフィルタは、日字形コアの中央
磁脚に分割型円筒巻枠を装着してピン端子付端子台と組
み合わせてから巻枠を回転させて2個の巻線を行い、巻
線の端部をピン端子に接続することによって、組み立て
られている。そして、このラインフィルタは、コモンモ
ードチョークとして、そのままで回路基板に装着して使
われている。 【0004】従来、この種のラインフィルタにおけるコ
アと巻線との間の絶縁構造としては、端子台の日字形コ
アを載置する方形枠部にコアの外側磁脚に対応する対向
内側面に沿って絶縁板を一体に突設した端子台を用いて
コアと巻線との絶縁距離を確保する構造のものと、端子
台とは別個の、コアの外側磁脚に嵌合する断面コ字形の
コアカバーの2個を用いてコアと巻線間を絶縁する構造
のものとがあった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前者の絶縁構造、即
ち、絶縁板を端子台に一体に突設した構造のラインフィ
ルタの場合には、絶縁板が組立作業中に、組立上りで、
また基板に装着した後に損傷することがあり、コアと巻
線との間の絶縁についての信頼性が低いという問題点が
ある。 【0006】一方、後者の絶縁構造、即ち、2個のコア
カバーを用いる構造のラインフィルタの場合には、巻枠
をコアに装着する前に、コアカバーを外側磁脚にそれぞ
れ内側から被せて、コアからカバーが外れ落ちないよう
に注意して中央磁脚に巻枠を組み付ける必要があり、組
合せ作業が厄介で組み立て効率に劣るという問題点があ
る。 【0007】本発明の課題は、コアと巻線との間の絶縁
性能に優れていることは勿論、組み立て作業が容易なラ
インフィルタを提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、中央磁
脚と該中央磁脚の外側に並在する一対の外側磁脚と該中
央磁脚および該一対の外側磁脚を連結するように構成さ
れた連結磁脚とを備えた日字形コアと、該日字形コアの
前記中央磁脚に装着される分割型円筒巻枠と、前記日字
形コアが固着される端子台と、前記日字形コアの前記中
央磁脚に装着された前記分割型円筒巻枠を回転させるこ
とによって巻回され、その端部が前記端子台のピン端子
に接続される2個の巻線とを有するラインフィルタにお
いて、断面コ字形を呈し、前記日字形コアの前記一対の
外側磁脚に内側から嵌合して前記日字形コアと前記2個
の巻線との間を絶縁する一対のコアカバーと、可撓性を
有し、前記連結磁脚に沿在して前記一対のコアカバーを
互いに連結する可撓連結片とを一体に備えた絶縁部材を
有することを特徴とするラインフィルタが得られる。 【0009】 【作用】絶縁部材の可撓連結片は、2個の断面コ字形の
コアカバーを、胴部を向い合わせにして所要間隔をおい
た配置に保ち、屈曲して外側磁脚へのコアカバーの内方
からの嵌合を可能にして元の形状に戻ってコアカバーの
嵌合を維持する。 【0010】コアカバーは、コアと巻線の間の沿面絶縁
距離を所要値に保つ。 【0011】また、可撓連結片は、連結磁脚に沿在して
一対のコアカバーを互いに連結する構造であるため、分
割型円筒巻枠を日字形コアの中央磁脚へ装着する作業お
よび装着された分割型円筒巻枠を回転する作業に支障を
来さない。 【0012】 【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
よるラインフィルタを説明する。 【0013】図1は、本発明の一実施例によるラインフ
ィルタを示す斜視図である。本ラインフィルタは、日字
形コア1を縦にして、かつ中央磁脚11を水平にした姿
勢で回路基板に装着される、所謂縦置き型と呼ばれるラ
インフィルタであり、図1では、その外観を、横倒し状
態にし、かつ巻線が未だなされていない状態を示してい
る。 【0014】図1において、日字形コア1は、外側磁脚
12に絶縁部材2を組み付けてから中央磁脚11に歯車
31付の分割型円筒巻枠3を組み付けて端子台4の方形
枠41に固着されている。 【0015】図2は、図1に示すラインフィルタの分解
斜視図である。ただし、分割型円筒巻枠3は描いていな
い。図2において、絶縁部材2は、日字形コア1の外側
磁脚12に嵌合する断面コ字状のコアカバー21の2個
を、外側磁脚12にそれぞれ内方から嵌合した時の配置
にして2個の薄板の可撓連結片22で連結した枠状であ
る。 図3は、日字形コア1に絶縁部材2を組み付けた
状態を示す斜視図である。図3を併せ参照すると、可撓
連結片22は、コアカバー21の上方の腕部の側面下部
に繋いであり、日字形コア1の中央磁脚11および一対
の外側磁脚12を連結する連結磁脚に沿在している。即
ち、可撓連結片22は、日字形コア1の中央磁脚11と
その両側の透孔13に係りのない個所にあり、分割型円
筒巻枠3(図示せず)を中央磁脚11に回動自在に組み
付けできる。 【0016】再び図2において、端子台4は、ピン端子
5を垂設した方形基台42と日字形コア1に対応する方
形枠41とをL形に連結した形状である。方形枠41の
基台42の表面に対向する面(図2中、上面)には、基
台42と平行な内辺縁に沿って浅い、2個の段部43
(図2では1個のみを図示)を設けてある。段部43に
は、絶縁部材2の下方の腕部が収納される。 【0017】図4(a)および(b)は、日字形コア1
に組み付ける際の絶縁部材2の状態を示す斜視図であ
る。絶縁部材2は、図4(a)のように、可撓連結片2
2を撓ませてコアカバー21の間隔を狭めてコアカバー
21を透孔13に挿入し、可撓連結片22が薄板に戻る
復元d力を利用して両方の外側磁脚12に一度にコアカ
バー21を嵌合するか、図4(b)のように、コアカバ
ー21の片方を持ち上げて下方のコアカバー21を、ま
ず、外側磁脚12の片方に内側から嵌合して、次に可撓
連結片22を図4(a)と同様の形状に僅かに撓ませて
残りのコアカバー21を他方の外側磁脚12に嵌合する
かなど適宜に可撓連結片22を屈曲して日字形コア1に
組み付けられる。 【0018】絶縁部材2は、上記ごとく日字形コア1に
組み付けられることによって、図3のように、日字形コ
ア1と絶縁部材2は一体になり、分解の虞がないので分
割型円筒巻枠3の装着、端子台4との固着が容易であ
る。 【0019】分割型円筒巻枠3は、基本的に、円筒が2
つ割りされたような形状の巻枠分割体から成るが、詳し
くは、分割型円筒巻枠3が二別個の巻枠分割体から成る
形式と、分割型円筒巻枠3が2つの巻枠分割体32がヒ
ンジで連結された一体成形された形式との2つの形式に
分けられる。 【0020】まず、二別個の巻枠分割体から成る場合
(図示せず)には、図3に示した日字形コア1と絶縁部
材2との組付品に対して2つの巻枠分割体を合わせるよ
うにして分割型円筒巻枠3を組み付けて三者の組付品に
した後、端子台4に組み付けるか、一方の巻枠分割体
(図示しない)を端子台4の方形枠41の中に歯車31
が2つの案内突片44(図2中、1個のみ図示)に対向
するように配置してから日字形コア1、絶縁部材2組付
品を方形枠41に載置し、他方の巻枠分割体を中央磁脚
11に被せて分割型円筒巻枠3としてつくるかして図1
に示した組立品を組み立てる。 【0021】一方、2つの巻枠分割体32がヒンジで連
結された一体成形品である場合には、日字形コア1、絶
縁部材2および分割型円筒巻枠3の三者組付品にして端
子台4に組み付けるか、図5の一部断面とした側面図で
示すように、日字形コア1、絶縁部材2および端子台4
の三者組付品に対して、ヒンジ33で連結された巻枠分
割体32を中央磁脚11を軸にして回転させて分割方円
筒巻枠3として装着するかすればよい。 【0022】上述した、どの組立て手順であっても、コ
アカバー21が日字形コア1から外れることがないの
で、作業は容易である。上記ヒンジ33によって連結さ
れた形式の分割型円筒巻枠3の場合には、組立部品点数
が少ないので、能率よく組み立てできる。 【0023】以上のようにして図1のごとく組み上がっ
た組立品は、図示しない巻線装置に装着され、装置の装
置の駆動歯車が分割型円筒巻枠3の歯車31に噛み合わ
され、分割型円筒巻枠3が回転させられ、装置の線ノズ
ルから線をひき出して歯車31の両側の巻回区画にそれ
ぞれ巻線が巻き回された後、巻線の各端部がピン端子5
にからげられ半田付が施され、縦置きのラインフィルタ
が製造される。 【0024】 【発明の効果】本発明によるラインフィルタは、断面コ
字形を呈し、日字形コアの一対の外側磁脚に内側から嵌
合して日字形コアと2個の巻線との間を絶縁する一対の
コアカバーと、可撓性を有し、連結磁脚に沿在して一対
のコアカバーを互いに連結する可撓連結片とを一体に備
えた絶縁部材を有しているため、取り扱い易く、日字形
コアに外れないように簡単に組み付けでき、ラインフィ
ルタの組立作業の能率が向上でき、コアカバーは日字形
コアに密接していて破損することはなく、日字形コアと
巻線との間は確実に絶縁され、ラインフィルタとしての
信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例によるラインフィルタの巻線
の巻回されていない状態を示す斜視図である。 【図2】図1に示すラインフィルタの絶縁部材、日字形
コアおよび端子台を示す分解斜視図である。 【図3】図1に示すラインフィルタの日字形コアとこれ
に組み付けられた絶縁部材とを示す斜視図である。 【図4】図1に示すラインフィルタにおける絶縁部材と
を示す斜視図でり、(a)および(b)共に、日字形コ
アへ組付ける際の形状例を示す。 【図5】図1に示すラインフィルタの組み立て例を示す
一部断面を含む側面図である。 【符号の説明】 1 日字形コア 11 中央磁脚 12 外側磁脚 2 絶縁部材 21 コアカバー 22 可撓連結片 3 分割型円筒巻枠 31 歯車 32 巻枠分割体 33 ヒンジ 4 端子台 41 方形枠 42 方形基台 43 段部 44 案内突片 5 ピン端子

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 中央磁脚と該中央磁脚の外側に並在する
    一対の外側磁脚と該中央磁脚および該一対の外側磁脚を
    連結するように構成された連結磁脚とを備えた日字形コ
    アと、該日字形コアの前記中央磁脚に装着される分割型
    円筒巻枠と、前記日字形コアが固着される端子台と、前
    記日字形コアの前記中央磁脚に装着された前記分割型円
    筒巻枠を回転させることによって巻回され、その端部が
    前記端子台のピン端子に接続される2個の巻線とを有す
    るラインフィルタにおいて、断面コ字形を呈し、前記日
    字形コアの前記一対の外側磁脚に内側から嵌合して前記
    日字形コアと前記2個の巻線との間を絶縁する一対のコ
    アカバーと、可撓性を有し、前記連結磁脚に沿在して前
    記一対のコアカバーを互いに連結する可撓連結片とを一
    体に備えた絶縁部材を有することを特徴とするラインフ
    ィルタ。
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