JP3430159B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
- Publication number
- JP3430159B2 JP3430159B2 JP2001141249A JP2001141249A JP3430159B2 JP 3430159 B2 JP3430159 B2 JP 3430159B2 JP 2001141249 A JP2001141249 A JP 2001141249A JP 2001141249 A JP2001141249 A JP 2001141249A JP 3430159 B2 JP3430159 B2 JP 3430159B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- evaporator
- flow path
- cooling
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/25—Control of valves
- F25B2600/2511—Evaporator distribution valves
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
を互いに独立に冷却を行う冷却システムの高効率化と冷
媒量削減および安全性向上に関するものである。
庫の一例として、特公昭62−22396号公報に開示
されている冷蔵庫の冷却サイクル図を示す。
に配設された第一の蒸発器であり、5は冷凍室6内に配
設された第二の蒸発器である。
冷媒回路上流側に配設された第一のキャピラリであり、
8は冷凍室冷却用である第二の蒸発器5の冷媒回路上流
側に配設された第二のキャピラリであり、9は冷凍室冷
却用の第二の蒸発器5の下流側に設けた逆止弁である。
配設された第一の開閉弁であり、11は第二のキャピラ
リ8の冷媒回路上流側に設けられた第二の開閉弁であ
る。
ついて、以下その動作を説明する。
る。まず圧縮機1により圧縮された冷媒が凝縮器2で凝
縮液化される。凝縮された冷媒は第一のキャピラリ7も
しくは第二のキャピラリ8で減圧されて、それぞれ第一
の蒸発器3、第二の蒸発器5へ流入、蒸発気化された
後、再び圧縮機1へと吸入される。
となった第一の蒸発器3、第二の蒸発器5と冷蔵室4,
冷凍室6の空気が熱交換することにより各室が冷却され
る。
検知手段と制御手段により以下のように行われる。
定値以上の温度上昇を検知すると圧縮機1が起動し、冷
凍サイクルの運転が行われる。冷蔵室4の温度検知手段
が所定値以下となるまで第一の開閉弁10が開放とな
り、第二の開閉弁11は閉止となる。
することなく、第一の蒸発器3へのみ流れる。このとき
の冷凍サイクルの蒸発温度の設定は、冷蔵室4の温度設
定が5℃程度に対して−5〜0℃であり、通常の−30
〜−25℃の蒸発温度に対して2〜2.5倍の成績係数
で圧縮機の運転が可能である。
検知手段が所定値以下を検知すると、第一の開閉弁10
が閉止し、第二の開閉弁11が開放となる。
し、冷凍室6の冷却が行われる。このときの冷凍サイク
ルの蒸発温度は冷凍室の温度設定が−18℃程度に対し
通常の蒸発温度(−30〜−25℃)で冷却される。
器への冷媒供給時間を分配して、交互に繰り返し冷却す
るので、冷蔵室4冷却時は独立的に冷媒を第一の蒸発器
へと循環させることで低圧圧力調整弁が不要で高蒸発温
度(−5〜0℃)が可能であり、圧縮機1の圧縮比を小
さくでき、高い成績係数で運転を行い効率化を図るもの
である。
温度が高いので、第二の蒸発器5に冷媒が流れ込むのを
防止するものである。
4の冷却中に比較して冷媒量が少なくてすむので、通常
は冷媒量過多となる。しかしながら第一の開閉弁10が
第一の蒸発器3の下流側に設けてあり、これを閉止する
ので第一の蒸発器3に冷媒を溜め込むことが可能であ
り、冷媒量調節ができる。
っては、冷蔵室4と冷凍室6とを蒸発器への冷媒供給時
間を分配して、交互に繰り返し冷却することで冷蔵室4
冷却時の冷凍サイクルを圧縮機1の成績係数がよい比較
的高蒸発温度(−5〜0℃)で運転することを可能とし
ている。
発器5の蒸発温度(−30〜−25℃)は、冷蔵室4内
に配設された第一の蒸発器3の蒸発温度(−5〜0℃)
と比較してかなり低い温度であり圧力も低い状態となっ
ている。
設された第一の蒸発器3の温度は−5〜0℃であるが、
冷凍室6内の温度は例えば約−18℃と低いために冷凍
室6内に配設された第二の蒸発器5の温度も約−18℃
程度であり、第一の蒸発器3の温度と比較して第二の蒸
発器5の温度がかなり低いため、圧力も低い状態となっ
ているので、第二の蒸発器5に滞留した冷媒は第二の蒸
発器5から流出しにくい。その結果、第一の蒸発器3に
充分な冷媒が供給されず、冷媒循環量不足となり冷蔵室
4の冷却効率が低下することとなる。
媒量が冷凍室6の冷却を行う場合の必要冷媒量と比較し
て同等あるいは多い場合は、冷蔵室4の冷却時におい
て、冷凍室6内に配設された低温,低圧の第二の蒸発器
5に滞留した冷媒を第一の蒸発器3から全て回収しなけ
ればならないため、第一の蒸発器3に充分な冷媒が供給
されず、冷媒循環量不足となり冷蔵室4の冷却効率が低
下する傾向は強くなる。
環量不足による冷却効率低下を防止する施策として、第
一の蒸発器3の出口側または第二の蒸発器5の出口側に
冷媒貯留手段を設け、必要以上に冷媒を封入する方法が
考えられるが、この方法では冷却サイクル内に存在する
冷媒量が増大するため、可燃性自然冷媒を用いる場合に
は冷媒漏洩時の危険性が高く問題がある。
するもので、冷蔵室と冷凍室の冷却を切り替えて行う冷
却システムの効率向上を行うことで、省エネルギーが可
能である冷蔵庫を提供することを目的とする。
することができるので冷媒量を削減でき、特に可燃性自
然冷媒(イソブタンまたはプロパン等)を用いる場合に
は、その冷媒量削減により、冷媒漏洩時の安全性を高め
ることが可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。
に本発明の冷蔵庫は、圧縮機と、凝縮器と、流路制御手
段と、第一の減圧手段と、冷蔵室内に配設された第一の
蒸発器と、第二の減圧手段と、冷凍室内に配設された第
二の蒸発器とよりなる冷凍サイクルと、前記冷凍サイク
ルに封入された可燃性自然冷媒とを備え、前記圧縮機と
前記凝縮器と前記流路制御手段と前記第一の減圧手段と
前記第一の蒸発器とで冷蔵室側冷却回路を形成するとと
もに、前記第一の減圧手段と前記第一の蒸発器に並列と
なるように前記第二の減圧手段と前記第二の蒸発器とを
接続し、前記圧縮機と前記凝縮器と前記流路制御手段と
前記第二の減圧手段と前記第二の蒸発器とで冷凍室側冷
却回路を形成し、前記流路制御手段は第一の減圧手段へ
の冷媒流路を開放して冷蔵室側冷却回路を形成する第一
の位置と、第二の減圧手段への冷媒流路を開放して冷凍
室側冷却回路を形成する第二の位置と、凝縮器と第一の
減圧手段および第二の減圧手段との間を遮断する第三の
位置とを切り替える三方弁として機械室内に配設され、
前記流路制御手段により各冷却回路への冷媒の流れを切
り替えることで前記冷蔵室と前記冷凍室の冷却を互いに
独立して行うものであり、前記第一の蒸発器を構成する
配管内の容量が前記第二の蒸発器を構成する配管内の容
量と比較して小容量とすることにより、前記流路制御手
段を第一の位置とした場合の前記冷蔵室側冷却回路に必
要な冷媒量を前記流路制御手段を第二の位置とした場合
の前記冷凍室側冷却回路に必要な冷媒量と比較して少な
くし、前記第二の蒸発器に滞留した冷媒の一部が回収さ
れれば前記第一の蒸発器により前記冷蔵室を冷却するの
に必要な冷媒量が確保されるようにしたことを特徴とす
る。
の位置に切り替わる前に所定時間第三の位置として圧縮
機を運転することを特徴とする。
却を切り替えて行う冷却システムの冷媒量削減と効率向
上を行うことで、省エネルギーが可能である冷蔵庫を提
供することができる。
することができるので冷媒量を削減でき、特に可燃性自
然冷媒を用いる場合には、その冷媒量削減により、冷媒
漏洩時の安全性を高めることが可能な冷蔵庫を提供する
ことができる。
は、圧縮機と、凝縮器と、流路制御手段と、第一の減圧
手段と、冷蔵室内に配設された第一の蒸発器と、第二の
減圧手段と、冷凍室内に配設された第二の蒸発器とより
なる冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルに封入された可
燃性自然冷媒とを備え、前記圧縮機と前記凝縮器と前記
流路制御手段と前記第一の減圧手段と前記第一の蒸発器
とで冷蔵室側冷却回路を形成するとともに、前記第一の
減圧手段と前記第一の蒸発器に並列となるように前記第
二の減圧手段と前記第二の蒸発器とを接続し、前記圧縮
機と前記凝縮器と前記流路制御手段と前記第二の減圧手
段と前記第二の蒸発器とで冷凍室側冷却回路を形成し、
前記流路制御手段は第一の減圧手段への冷媒流路を開放
して冷蔵室側冷却回路を形成する第一の位置と、第二の
減圧手段への冷媒流路を開放して冷凍室側冷却回路を形
成する第二の位置と、凝縮器と第一の減圧手段および第
二の減圧手段との間を遮断する第三の位置とを切り替え
る三方弁として機械室内に配設され、前記流路制御手段
により各冷却回路への冷媒の流れを切り替えることで前
記冷蔵室と前記冷凍室の冷却を互いに独立して行うもの
であり、前記第一の蒸発器を構成する配管内の容量が前
記第二の蒸発器を構成する配管内の容量と比較して小容
量とすることにより、前記流路制御手段を第一の位置と
した場合の前記冷蔵室側冷却回路に必要な冷媒量を前記
流路制御手段を第二の位置とした場合の前記冷凍室側冷
却回路に必要な冷媒量と比較して少なくし、前記第二の
蒸発器に滞留した冷媒の一部が回収されれば前記第一の
蒸発器により前記冷蔵室を冷却するのに必要な冷媒量が
確保されるようにしたことを特徴とする。また、請求項
2に記載の発明は、冷凍室側冷却回路から冷蔵室側冷却
回路に切り替わる直前に、所定時間のあいだ流路制御手
段により凝縮器の出口側を閉止した状態で圧縮機を運転
することを特徴とする。
蒸発器を構成する配管内の容量が小さいほど、必要冷媒
量が減少する傾向があるため、第一の蒸発器を構成する
配管内の容量が第二の蒸発器を構成する配管内の容量と
比較して小容量である場合には、冷蔵室を冷却するため
の必要冷媒量が冷凍室を冷却するための必要冷媒量と比
較して少ない傾向となり、低温,低圧の第二の蒸発器に
滞留した冷媒の一部を回収すれば、冷蔵室を冷却するた
めの必要冷媒量を確保できるため、冷凍室の冷却から冷
蔵室の冷却に切り替わる際の第一の蒸発器の冷媒循環量
不足を解消または緩和することにより、イソブタン,プ
ロパン等の可燃性自然冷媒の量を削減でき、その冷媒量
削減により、冷媒漏洩時の安全性を高めることが可能と
なる。また、流路制御手段は、第一の減圧手段への冷媒
流路を開放して冷蔵室側冷却回路を形成する第一の位置
と、第二の減圧手段への冷媒流路を開放して冷凍室側冷
却回路を形成する第二の位置と、凝縮器と第一の減圧手
段および第二の減圧手段との間を遮断する第三の位置と
を切り替える三方弁としたものであり、冷媒流路の切り
替えによる適正冷却と高低圧回路の遮断による効率的な
冷却が一部品で制御できる。また、流路制御手段は機械
室に配設されるため、冷蔵庫箱体内の配管接続箇所が削
減され、可燃性自然冷媒を使用した場合の安全性が向上
する。
路から冷蔵室側冷却回路に切り替わる直前に、所定時間
のあいだ流路制御手段により凝縮器の出口側を閉止した
状態で圧縮機を運転するものであり、高低圧回路の遮断
時に圧縮機の運転により冷蔵室を冷却するための必要冷
媒量を低温,低圧の第二の蒸発器より効率よく回収でき
るため、冷媒循環量不足にならず、冷蔵室の冷却効率を
向上することで省エネルギー化が可能となる。
ら図18を用いて説明する。なお、従来例と同一構成に
ついては同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
形態による冷蔵庫の冷却サイクル図、図2は同実施の形
態による流路制御手段の概略断面図、図3は同実施の形
態による第一の蒸発器の冷媒封入量特性図、図4は同実
施の形態による第二の蒸発器の冷媒封入量特性図、図5
は同実施の形態による冷蔵庫の運転タイムチャートであ
る。
2と、第一の減圧手段7と、冷蔵室4内に配設された第
一の蒸発器3と、第一の送風手段13と、第二の減圧手
段8と、冷凍室6内に配設された第二の蒸発器5と、第
二の送風手段14と、逆止弁9とを備え、圧縮機1と凝
縮器2と第一の減圧手段7と第一の蒸発器3とで冷蔵室
側冷却回路を形成するとともに、第一の減圧手段7と第
一の蒸発器3に並列となるように第二の減圧手段8と第
二の蒸発器5と逆止弁9とを接続し、圧縮機1と凝縮器
2と第二の減圧手段8と第二の蒸発器5と逆止弁9とで
冷凍室側冷却回路を形成している。
高温の区画である冷蔵室4を、下方部に比較的低温の区
画である冷凍室6を配置してあり、例えばウレタンのよ
うな断熱材で周囲と断熱して構成している。食品等の収
納物の出し入れは図示しない断熱ドアを介して行われ
る。
可燃性自然冷媒を使用した場合に安全性向上の面から冷
蔵庫箱体15内での配管接続箇所削減のために機械室1
6に配設されている。
する図示しない温度検出手段をそれぞれ設けてあり、圧
縮機1と流路制御手段12と第一の送風手段13と第二
の送風手段14を制御する図示しない制御手段とを備え
ている。
方弁であり、凝縮器2から第二の減圧手段8への冷媒の
流れを遮断し、第一の減圧手段7への冷媒の流れを開放
(第一の状態)し、冷蔵室側冷却回路を形成する第一の
位置17と、凝縮器2から第一の減圧手段7への冷媒の
流れを遮断し、第二の減圧手段8への冷媒の流れを開放
(第二の状態)し、冷凍室側冷却回路を形成する第二の
位置18と、凝縮器2の出口側を閉止することにより第
一の減圧手段7と第二の減圧手段8への冷媒の流れをと
もに遮断し、冷却サイクルの高圧側と低圧側を遮断(第
三の状態)する第三の位置19とを備えている。回転軸
20に偏芯して固定されたシール部材21がシリンダ2
2内を回転移動し、第一,第二,第三の位置にそれぞれ
停止することで各位置に接続された配管を閉止するもの
である。回転は図示しない駆動手段と伝達手段により行
われる。各位置への位置決めは、例えばパルスモーター
の駆動パルスにより制御される。
路の必要冷媒量について図3を用いて説明する。
いて、流路制御手段12を第一の状態とし、冷蔵室4を
冷却するための冷蔵室側冷却回路を形成し、圧縮機1及
び第一の送風手段13を連続して運転させた状態で、冷
蔵室側冷却回路に封入する冷媒量(冷媒封入量)を変化
させた場合の安定時における第一の蒸発器3の冷媒入口
温度,冷媒出口温度、及び冷蔵室4の庫内温度の関係を
表す。
器3の冷媒出口温度が冷媒入口温度と比較して高く、冷
媒循環量が不足している状態であり、冷蔵室4の冷却効
率が悪く、冷蔵室4の庫内温度も高い状態となってい
る。
器3の冷媒入口温度と冷媒出口温度は同等の温度とな
り、冷媒循環量が過不足のない状態であり、冷蔵室4の
冷却効率が良く、冷蔵室4の庫内温度も低い状態となっ
ている。
転状態における圧縮機1への液バック現象を防止するた
めに、第一の蒸発器3の冷媒出口側には冷媒貯留手段が
設けられる。冷媒封入量が60g〜80gのあいだは、
冷媒封入量としては過封入の状態であるが、この冷媒貯
留手段による貯留効果(余裕度)により、第一の蒸発器
3の冷媒入口温度と冷媒出口温度は同等の温度を保ち、
冷蔵室4の冷却効率が良く、冷蔵室4の庫内温度も低い
状態を保つ。冷媒封入量が90gをこえると、冷媒貯留
手段による貯留効果(余裕度)以上の冷媒が存在するこ
とになり、圧縮機1に液冷媒が吸入されるという液バッ
ク現象を起こし、第一の蒸発器3の蒸発温度は上昇し、
冷蔵室4の冷却効率も悪化する。
路の冷媒循環量が過不足のない状態における冷媒封入量
(この場合は50g)を冷蔵室4を冷却するための必要
冷媒量とする。
いて、流路制御手段12を第二の状態とし、冷凍室6を
冷却するための冷凍室側冷却回路を形成し、圧縮機1及
び第二の送風手段14を連続して運転させた状態で、冷
凍室側冷却回路に封入する冷媒量(冷媒封入量)を変化
させた場合の安定時における第二の蒸発器5の冷媒入口
温度,冷媒出口温度、及び冷凍室6の庫内温度の関係を
表す。
器5の冷媒出口温度が冷媒入口温度と比較して高く、冷
媒循環量が不足している状態であり、冷凍室5の冷却効
率が悪く、冷凍室5の庫内温度も高い状態となってい
る。
器5の冷媒入口温度と冷媒出口温度は同等の温度とな
り、冷媒循環量が過不足のない状態であり、冷凍室6の
冷却効率が良く、冷凍室6の庫内温度も低い状態となっ
ている。
転状態における圧縮機1への液バック現象を防止するた
めに、第二の蒸発器5の冷媒出口側には冷媒貯留手段が
設けられる。冷媒封入量が90g〜110gのあいだ
は、冷媒封入量としては過封入の状態であるが、この冷
媒貯留手段による貯留効果(余裕度)により、第二の蒸
発器5の冷媒入口温度と冷媒出口温度は同等の温度を保
ち、冷凍室6の冷却効率が良く、冷凍室6の庫内温度も
低い状態を保つ。冷媒封入量が120gをこえると、冷
媒貯留手段による貯留効果(余裕度)以上の冷媒が存在
することになり、圧縮機1に液冷媒が吸入されるという
液バック現象を起こし、第二の蒸発器5の蒸発温度は上
昇し、冷凍室6の冷却効率も悪化する。
路の冷媒循環量が過不足のない状態における冷媒封入量
(この場合は80g)を冷凍室6を冷却するための必要
冷媒量とする。
の必要冷媒量(この例では50g)が冷凍室6を冷却す
るための必要冷媒量(この例では80g)と比較して少
ないことを特徴とする。
冷蔵室4と冷凍室6の冷却のタイミングについて図5の
タイムチャートを元に説明する。
第二の状態であり、第二の蒸発器5へと冷媒が流れ、第
二の送風手段14は運転している。
の冷媒は、凝縮器2により凝縮液化し、流路制御手段1
2を経て第二の減圧手段8で減圧された後、第二の蒸発
器5へと流入し、第二の送風手段14の運転により、冷
凍室6内の空気と熱交換することで、第二の蒸発器5内
の冷媒は蒸発気化し、熱交換された空気は、より低温の
空気となり冷凍室6の冷却を行う。
段が予め設置された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第三の状態となり凝縮器2
の出口側を閉止する(T01)。
遮断された状態で圧縮機1は運転するというポンプダウ
ンしており、第一の送風手段13及び第二の送風手段1
4は停止している。
た後、流路制御手段12は第一の状態となり第一の蒸発
器3に冷媒が流れ、第一の送風手段13を運転する(T
02)。
段12を経て第一の減圧手段7で減圧された後、第一の
蒸発器3へと流入し、第一の送風手段13の運転によ
り、冷蔵室4内の空気と熱交換することで、第一の蒸発
器3内の冷媒は蒸発気化し、熱交換された空気は、より
低温の空気となり冷蔵室4の冷却を行う。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第二の状態となり第二の蒸
発器5に冷媒が流れ、第一の送風手段13を停止し、第
二の送風手段14を運転し、冷凍室6の冷却を開始する
(T03)。
弁11を経て第二の減圧手段8で減圧された後、第二の
蒸発器5へと流入し、第二の送風手段14の運転によ
り、冷凍室6内の空気と熱交換することで、第二の蒸発
器5内の冷媒は蒸発気化し、熱交換された空気は、より
低温の空気となり冷凍室6の冷却を行う。
により冷媒の流れを切り替えることで冷蔵室4と冷凍室
6を交互に冷却し、冷蔵室4と冷凍室6の温度検知手段
が予め設定された所定の温度より低いことを検知する
と、流路制御手段は第一の状態となり、第一の送風手段
13と第二の送風手段14をともに停止し、圧縮機1を
停止する(T04)。
蔵室4の冷却に切り替わる直前に、流路制御手段12を
第三の状態とし、凝縮器2の出口側を閉止した状態で圧
縮機1を運転し、強制的に冷媒を低圧側から高圧側に移
動させるというポンプダウンを行うことで、第二の蒸発
器5に滞留していた冷媒を凝縮器2側(高圧側)に追い
出すことが可能となる。ポンプダウンした後、流路制御
手段12を第一の状態とすることにより、速やかに第一
の蒸発器3に冷媒が供給されるので冷媒循環量不足にな
らず、効率よく冷蔵室4を冷却することが可能となる。
凍室6の冷却時における必要冷媒量と比較して少なけれ
ば、低温,低圧の第二の蒸発器5に滞留した冷媒の一部
を回収すれば、冷蔵室4を冷却するための必要冷媒量を
確保できるため、ポンプダウンの効率を向上することが
でき、冷蔵室4の冷却効率を向上することで省エネルギ
ー化が可能となる。
が、第一の減圧手段7、第二の減圧手段8の入口側にそ
れぞれ二方弁を設置しても同等の効果が得られる。
形態による第一の蒸発器の正面図、図6(b)は同実施
の形態による第二の蒸発器の正面図である。
する配管の長さをL1、内径をD1、内容量をV1と
し、第二の蒸発器5を構成する配管の長さをL2、内径
をD2、内容量をV2とすると、第一の蒸発器3、第二
の蒸発器5を構成する配管の内容量はそれぞれV1=1
/4πD12L1,V2=1/4πD22L2であらわさ
れ、第一の蒸発器3の配管の内容量V1と第二の蒸発器
5の配管の内容量V2はV1<V2となるように構成さ
れている。
管内の容量が小さいほど、必要冷媒量が減少する傾向が
あるため、第一の蒸発器3を構成する配管内の容量が第
二の蒸発器5を構成する配管内の容量と比較して小容量
である場合には、冷蔵室4を冷却するための必要冷媒量
が冷凍室6を冷却するための必要冷媒量と比較して少な
い傾向となり、低温,低圧の第二の蒸発器5に滞留した
冷媒の一部を回収すれば、冷蔵室4を冷却するのに必要
な冷媒量を確保できるため、ポンプダウンの効率を向上
することができ、冷蔵室4の冷却効率を向上することで
省エネルギー化が可能となる。
することができるので冷媒量を削減でき、特に可燃性自
然冷媒(イソブタンまたはプロパン等)を用いる場合に
は、その冷媒量削減により、冷媒漏洩時の安全性を高め
ることが可能となる。
の形態による冷蔵庫の冷却サイクル図、図8は同実施の
形態による冷蔵庫の運転タイムチャートである。
う除霜ヒータである。
冷蔵室4と冷凍室6の冷却のタイミングについて図8の
タイムチャートを元に説明する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第三の状態となり凝縮器2
の出口側を閉止する(T11)。
遮断された状態で、圧縮機1は運転(ポンプダウン)し
ており、第一の送風手段13及び第二の送風手段14は
停止し、除霜ヒータ23は通電している。
た後、除霜ヒータ23の通電を終了し、流路制御手段1
2は第一の状態となり第一の蒸発器3に冷媒が流れ、第
一の送風手段13を運転し、冷蔵室4の冷却を開始する
(T12)。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第二の状態となり第二の蒸
発器5に冷媒が流れ、第一の送風手段13を停止し、第
二の送風手段14を運転し、冷凍室6の冷却を開始する
(T13)。
により冷媒の流れを切り替えることで冷蔵室4と冷凍室
6を交互に冷却し、冷蔵室4と冷凍室6の温度検知手段
が予め設定された所定の温度より低いことを検知する
と、流路制御手段は第一の状態となり、第一の送風手段
13と第二の送風手段14をともに停止し、圧縮機1を
停止する(T14)。
霜ヒータ23に通電することにより、ポンプダウン中の
第二の蒸発器5の温度及び圧力の低下を抑えることがで
きるためポンプダウンの効率を向上させ、冷蔵室4の冷
却効率を向上することで省エネルギー化が可能となる。
るので冷媒量を削減でき、特に可燃性自然冷媒(イソブ
タンまたはプロパン等)を用いる場合には、その冷媒量
削減により、冷媒漏洩時の安全性を高めることが可能と
なる。
の形態による冷蔵庫の運転タイムチャートである。
ついて図9のタイムチャートを元に説明する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第三の状態となり凝縮器2
の出口側を閉止する(T21)。
遮断された状態で、圧縮機1は運転(ポンプダウン)し
ており、第一の送風手段13及び第二の送風手段14は
停止し、除霜ヒータ23はデューティ制御等により断続
的に通電している。
た後、除霜ヒータ23の通電を終了し、流路制御手段1
2は第一の状態となり第一の蒸発器3に冷媒が流れ、第
一の送風手段13を運転し、冷蔵室4の冷却を開始する
(T22)。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第二の状態となり第二の蒸
発器5に冷媒が流れ、第一の送風手段13を停止し、第
二の送風手段14を運転し、冷凍室6の冷却を開始する
(T23)。
により冷媒の流れを切り替えることで冷蔵室4と冷凍室
6を交互に冷却し、冷蔵室4と冷凍室6の温度検知手段
が予め設定された所定の温度より低いことを検知する
と、流路制御手段は第一の状態となり、第一の送風手段
13と第二の送風手段14をともに停止し、圧縮機1を
停止する(T24)。
することにより、ポンプダウン中の第二の蒸発器5の温
度及び圧力の低下を抑えることができるためポンプダウ
ンの効率を向上させることが可能となるが、例えば冷凍
室6内及び冷蔵室4内の温度差が小さい場合のように、
負荷状態によってはポンプダウン中に連続して通電しな
くてもポンプダウンが有効に働く場合がある。このよう
な場合には、ポンプダウン中の除霜ヒータ23の通電
を、例えばデューティ制御等により断続的に行うことに
より、ポンプダウン中の除霜ヒータ23による消費電力
を低減することが可能となる。
るので冷媒量を削減でき、特に可燃性自然冷媒(イソブ
タンまたはプロパン等)を用いる場合には、その冷媒量
削減により、冷媒漏洩時の安全性を高めることが可能と
なる。
施の形態による冷蔵庫の運転タイムチャートである。
ついて図10のタイムチャートを元に説明する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第三の状態となり凝縮器2
の出口側を閉止する(T31)。
遮断された状態で、圧縮機1は運転(ポンプダウン)し
ており、第一の送風手段13は停止し、第二の送風手段
14は運転している。
た後、流路制御手段12は第一の状態となり第一の蒸発
器3に冷媒が流れ、第一の送風手段13を運転し、第二
の送風手段14は停止し、冷蔵室4の冷却を開始する
(T32)。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第二の状態となり第二の蒸
発器5に冷媒が流れ、第一の送風手段13を停止し、第
二の送風手段14を運転し、冷凍室6の冷却を開始する
(T33)。
により冷媒の流れを切り替えることで冷蔵室4と冷凍室
6を交互に冷却し、冷蔵室4と冷凍室6の温度検知手段
が予め設定された所定の温度より低いことを検知する
と、流路制御手段は第一の状態となり、第一の送風手段
13と第二の送風手段14をともに停止し、圧縮機1を
停止する(T34)。
運転することにより、ポンプダウン中の第二の蒸発器5
の温度及び圧力の低下を抑えることができるためポンプ
ダウンの効率を向上させ、冷蔵室4の冷却効率を向上す
ることで省エネルギー化が可能となる。
るので冷媒量を削減でき、特に可燃性自然冷媒(イソブ
タンまたはプロパン等)を用いる場合には、その冷媒量
削減により、冷媒漏洩時の安全性を高めることが可能と
なる。
施の形態による冷蔵庫の冷却サイクル図、図12は同実
施の形態による冷蔵庫の運転タイムチャートである。
よる減圧量R1は0.2MPa〜0.5MPa、通常の
減圧量である第二の減圧手段8による減圧量R2は0.
6MPa程度でありR1<R2という構成になってい
る。
ついて図12のタイムチャートを元に説明する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第三の状態となり凝縮器2
の出口側を閉止する(T41)。
遮断された状態で、圧縮機1は運転(ポンプダウン)し
ており、第一の送風手段13及び第二の送風手段14は
停止している。
た後、流路制御手段12は第一の状態となり第一の蒸発
器3に冷媒が流れ、第一の送風手段13を運転し、冷蔵
室4の冷却を開始する(T42)。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第二の状態となり第二の蒸
発器5に冷媒が流れ、第一の送風手段13を停止し、第
二の送風手段14を運転し、冷凍室6の冷却を開始する
(T43)。
により冷媒の流れを切り替えることで冷蔵室4と冷凍室
6を交互に冷却し、冷蔵室4と冷凍室6の温度検知手段
が予め設定された所定の温度より低いことを検知する
と、流路制御手段は第一の状態となり、第一の送風手段
13と第二の送風手段14をともに停止し、圧縮機1を
停止する(T4)。
圧手段8のような通常の減圧量(0.6MPa程度)よ
り小さい0.2MPa〜0.5MPaものとすることで
冷媒が第一の減圧手段7を通過する際の抵抗が小さく、
冷媒が流れ易くなり、ポンプダウン後に冷蔵室4の冷却
を行う際、ポンプダウンにより高圧側(凝縮器側)に追
い出された冷媒が、抵抗の小さい第一の減圧手段7を介
して第一の蒸発器3に速やかに移動するため冷媒循環量
不足にならず、冷蔵室4の冷却効率を向上することで省
エネルギー化が可能となる。
るので冷媒量を削減でき、特に可燃性自然冷媒(イソブ
タンまたはプロパン等)を用いる場合には、その冷媒量
削減により、冷媒漏洩時の安全性を高めることが可能と
なる。
手段の入口に窒素ガスにより1.2MPa(12kgf
・cm2G)の圧力をかけた場合における減圧手段の入
口と出口の圧力差(差圧)とする。
aの状態では、減圧手段による窒素ガスの流量は12L
/min〜30L/minである。
施の形態による冷蔵庫の冷却サイクル図、図14は同実
施の形態による冷蔵庫の運転タイムチャートである。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第三の状態となり凝縮器2
の出口側を閉止する(T51)。
遮断された状態で、圧縮機1は運転(ポンプダウン)し
ており、第一の送風手段13及び第二の送風手段14は
停止している。
た後、流路制御手段12は第一の状態となり第一の蒸発
器3に冷媒が流れ、第一の送風手段13を運転し、冷蔵
室4の冷却を開始する(T52)。
1は通常の回転数より高い回転数で所定の時間(Tb
0)のあいだ運転する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第二の状態となり第二の蒸
発器5に冷媒が流れ、第一の送風手段13を停止し、第
二の送風手段14を運転し、冷凍室6の冷却を開始する
(T53)。
により冷媒の流れを切り替えることで冷蔵室4と冷凍室
6を交互に冷却し、冷蔵室4と冷凍室6の温度検知手段
が予め設定された所定の温度より低いことを検知する
と、流路制御手段は第一の状態となり、第一の送風手段
13と第二の送風手段14をともに停止し、圧縮機1を
停止する(T54)。
際、所定時間のあいだ圧縮機1を通常の回転数より高い
回転数で運転することにより、ポンプダウンにより高圧
側(凝縮器側)に追い出された冷媒を強い力で多量に第
一の蒸発器3に押し出すことができるため、冷媒循環量
不足にならず、冷蔵室4の冷却効率を向上することで省
エネルギー化が可能となる。
るので冷媒量を削減でき、特に可燃性自然冷媒(イソブ
タンまたはプロパン等)を用いる場合には、その冷媒量
削減により、冷媒漏洩時の安全性を高めることが可能と
なる。
施の形態による冷蔵庫の運転タイムチャートである。
ついて図15のタイムチャートを元に説明する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第三の状態となり凝縮器2
の出口側を閉止する(T61)。
遮断された状態で、圧縮機1は運転(ポンプダウン)し
ており、第一の送風手段13及び第二の送風手段14は
停止している。
た後、流路制御手段12は第一の状態となり第一の蒸発
器3に冷媒が流れ、第一の送風手段13を運転し、冷蔵
室4の冷却を開始する(T62)。
ータ23を所定の時間(Tb1)のあいだ通電する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第二の状態となり第二の蒸
発器5に冷媒が流れ、第一の送風手段13を停止し、第
二の送風手段14を運転し、冷凍室6の冷却を開始する
(T63)。
により冷媒の流れを切り替えることで冷蔵室4と冷凍室
6を交互に冷却し、冷蔵室4と冷凍室6の温度検知手段
が予め設定された所定の温度より低いことを検知する
と、流路制御手段は第一の状態となり、第一の送風手段
13と第二の送風手段14をともに停止し、圧縮機1を
停止する(T64)。
に必要な冷媒量を低温,低圧の第二の蒸発器5から回収
しきれない場合、ポンプダウン後に冷蔵室4の冷却を行
う際、所定時間のあいだ除霜ヒータ23に通電すること
により、冷蔵室4の冷却中に第二の蒸発器5の温度及び
圧力の上昇を促進できるため、第二の蒸発器5に滞留し
た冷媒を回収する効率を向上させることができ、第一の
蒸発器3の冷媒循環量不足の時間を短縮し、冷蔵室4の
冷却効率を向上することで省エネルギー化が可能とな
る。
るので冷媒量を削減でき、特に可燃性自然冷媒(イソブ
タンまたはプロパン等)を用いる場合には、その冷媒量
削減により、冷媒漏洩時の安全性を高めることが可能と
なる。
施の形態による冷蔵庫の運転タイムチャートである。
ついて図16のタイムチャートを元に説明する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第三の状態となり凝縮器2
の出口側を閉止する(T71)。
遮断された状態で、圧縮機1は運転(ポンプダウン)し
ており、第一の送風手段13及び第二の送風手段14は
停止している。
た後、流路制御手段12は第一の状態となり第一の蒸発
器3に冷媒が流れ、第一の送風手段13を運転し、冷蔵
室4の冷却を開始する(T72)。
ータ23を所定の時間(Tb2)のあいだデューティ制
御等により断続的に通電する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第二の状態となり第二の蒸
発器5に冷媒が流れ、第一の送風手段13を停止し、第
二の送風手段14を運転し、冷凍室6の冷却を開始する
(T73)。
により冷媒の流れを切り替えることで冷蔵室4と冷凍室
6を交互に冷却し、冷蔵室4と冷凍室6の温度検知手段
が予め設定された所定の温度より低いことを検知する
と、流路制御手段は第一の状態となり、第一の送風手段
13と第二の送風手段14をともに停止し、圧縮機1を
停止する(T74)。
に必要な冷媒量を低温,低圧の第二の蒸発器5から回収
しきれない場合、ポンプダウン後に冷蔵室4の冷却を行
う際、除霜ヒータ23に通電することにより、冷蔵室4
の冷却中に第二の蒸発器5の温度及び圧力の上昇を促進
できるため、第二の蒸発器5に滞留した冷媒を回収する
効率を向上させることができ、第一の蒸発器の冷媒循環
量不足の時間を短縮することができるが、例えば冷凍室
6内及び冷蔵室4内の温度差が小さい場合のように、負
荷状態によってはポンプダウン後の冷蔵室4の冷却時に
所定時間のあいだ連続して通電しなくても、冷媒循環量
不足の時間が充分に短い場合がある。このような場合に
は、ポンプダウン後の冷蔵室4の冷却時の除霜ヒータ2
3の通電を、例えばデューティ制御等により断続的に行
うことにより、除霜ヒータ23による消費電力を低減す
ることが可能となる。
るので冷媒量を削減でき、特に可燃性自然冷媒(イソブ
タンまたはプロパン等)を用いる場合には、その冷媒量
削減により、冷媒漏洩時の安全性を高めることが可能と
なる。
実施の形態による冷蔵庫の運転タイムチャートである。
ついて図17のタイムチャートを元に説明する。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第三の状態となり凝縮器2
の出口側を閉止する(T81)。
遮断された状態で、圧縮機1は運転(ポンプダウン)し
ており、第一の送風手段13及び第二の送風手段14は
停止している。
た後、流路制御手段12は第一の状態となり第一の蒸発
器3に冷媒が流れ、第一の送風手段13を運転し、冷蔵
室4の冷却を開始する(T82)。
送風手段14を所定の時間(Tb3)のあいだ運転す
る。
段が予め設定された所定の温度を越えていることを検知
すると、流路制御手段12は第二の状態となり第二の蒸
発器5に冷媒が流れ、第一の送風手段13を停止し、第
二の送風手段14を運転し、冷凍室6の冷却を開始する
(T83)。
により冷媒の流れを切り替えることで冷蔵室4と冷凍室
6を交互に冷却し、冷蔵室4と冷凍室6の温度検知手段
が予め設定された所定の温度より低いことを検知する
と、流路制御手段は第一の状態となり、第一の送風手段
13と第二の送風手段14をともに停止し、圧縮機1を
停止する(T84)。
に必要な冷媒量を低温,低圧の第二の蒸発器5から回収
しきれない場合、ポンプダウン後に冷蔵室4の冷却を行
う際、所定時間のあいだ第二の送風手段14を運転する
ことにより、冷蔵室4の冷却中に第二の蒸発器5の温度
及び圧力の上昇を促進できるため、第二の蒸発器5に滞
留した冷媒を回収する効率を向上させることができ、第
一の蒸発器5の冷媒循環量不足の時間を短縮し、冷蔵室
4の冷却効率を向上することで省エネルギー化が可能と
なる。
るので冷媒量を削減でき、特に可燃性自然冷媒(イソブ
タンまたはプロパン等)を用いる場合には、その冷媒量
削減により、冷媒漏洩時の安全性を高めることが可能と
なる。
実施の形態による冷蔵庫の冷却サイクル図である。
然冷媒(イソブタンまたはプロパン等)を用いている。
冷却効率を向上することで、冷媒量を削減でき、特に可
燃性自然冷媒(イソブタンまたはプロパン等)を用いる
場合には、その冷媒量削減により、冷媒漏洩時の安全性
を高めることが可能となる。
冷凍室の冷却を切り替えて行う冷却システムの冷媒量削
減と効率向上を行うことで、省エネルギーが可能である
冷蔵庫を提供することができる。
することができるので冷媒量を削減でき、特に可燃性自
然冷媒(イソブタンまたはプロパン等)を用いる場合に
は、その冷媒量削減により、冷媒漏洩時の安全性を高め
ることが可能な冷蔵庫を提供することができる。
クル図
特性図
特性図
ト
発器の正面図
イクル図
ト
イムチャート
タイムチャート
サイクル図
ート
サイクル図
ート
タイムチャート
タイムチャート
タイムチャート
サイクル図
Claims (2)
- 【請求項1】 圧縮機と、凝縮器と、流路制御手段と、
第一の減圧手段と、冷蔵室内に配設された第一の蒸発器
と、第二の減圧手段と、冷凍室内に配設された第二の蒸
発器とよりなる冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルに封
入された可燃性自然冷媒とを備え、前記圧縮機と前記凝
縮器と前記流路制御手段と前記第一の減圧手段と前記第
一の蒸発器とで冷蔵室側冷却回路を形成するとともに、
前記第一の減圧手段と前記第一の蒸発器に並列となるよ
うに前記第二の減圧手段と前記第二の蒸発器とを接続
し、前記圧縮機と前記凝縮器と前記流路制御手段と前記
第二の減圧手段と前記第二の蒸発器とで冷凍室側冷却回
路を形成し、前記流路制御手段は第一の減圧手段への冷
媒流路を開放して冷蔵室側冷却回路を形成する第一の位
置と、第二の減圧手段への冷媒流路を開放して冷凍室側
冷却回路を形成する第二の位置と、凝縮器と第一の減圧
手段および第二の減圧手段との間を遮断する第三の位置
とを切り替える三方弁として機械室内に配設され、前記
流路制御手段により各冷却回路への冷媒の流れを切り替
えることで前記冷蔵室と前記冷凍室の冷却を互いに独立
して行うものであり、前記第一の蒸発器を構成する配管
内の容量が前記第二の蒸発器を構成する配管内の容量と
比較して小容量とすることにより、前記流路制御手段を
第一の位置とした場合の前記冷蔵室側冷却回路に必要な
冷媒量を前記流路制御手段を第二の位置とした場合の前
記冷凍室側冷却回路に必要な冷媒量と比較して少なく
し、前記第二の蒸発器に滞留した冷媒の一部が回収され
れば前記第一の蒸発器により前記冷蔵室を冷却するのに
必要な冷媒量が確保されるようにしたことを特徴とする
冷蔵庫。 - 【請求項2】 流路制御手段が第二の位置から第一の位
置に切り替わる前に所定時間第三の位置として圧縮機を
運転することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001141249A JP3430159B2 (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001141249A JP3430159B2 (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 冷蔵庫 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31056799A Division JP3410408B2 (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001355954A JP2001355954A (ja) | 2001-12-26 |
JP3430159B2 true JP3430159B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=18987735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001141249A Expired - Fee Related JP3430159B2 (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3430159B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100474910B1 (ko) * | 2002-07-04 | 2005-03-08 | 엘지전자 주식회사 | 2개의 증발기가 구비된 냉각시스템의 운전제어방법 |
JP4665601B2 (ja) * | 2005-05-16 | 2011-04-06 | 株式会社デンソー | エジェクタを用いたサイクル |
JP5492845B2 (ja) * | 2011-09-07 | 2014-05-14 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷蔵庫 |
-
2001
- 2001-05-11 JP JP2001141249A patent/JP3430159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001355954A (ja) | 2001-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3192130B2 (ja) | 冷凍コンテナおよび冷凍システムの運転方法 | |
EP2545332B1 (en) | Refrigerant distribution apparatus and methods for transport refrigeration system | |
JP2007085569A (ja) | 冷凍システム | |
JP3461736B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP4178646B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3847499B2 (ja) | 二段圧縮冷凍冷蔵装置 | |
JP3576040B2 (ja) | 冷却システムおよび冷蔵庫 | |
JP3410408B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP4269459B2 (ja) | 冷凍冷蔵庫 | |
JP3430159B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5901775B2 (ja) | 冷凍装置 | |
JP4284789B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5959373B2 (ja) | 冷凍装置 | |
JP2006125843A (ja) | 冷却サイクル及び冷蔵庫 | |
KR20120003224A (ko) | 냉장 장치의 냉매 순환 시스템 | |
JP2003207250A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2005134080A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP4528436B2 (ja) | 急速冷凍サイクル装置およびこれを用いた急速冷凍方法 | |
JP2001201194A (ja) | 冷凍冷蔵装置 | |
JPH10311614A (ja) | 蓄熱式冷却装置 | |
JP2009192187A (ja) | 氷蓄熱式冷凍装置 | |
EP4145069A1 (en) | Hot gas defrost using dedicated low temperature compressor discharge | |
JPH0526524A (ja) | 二段圧縮式冷凍装置 | |
JP5162930B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2005214492A (ja) | 冷凍システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3430159 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |