JP3430134B2 - 装置高変更ファクシミリ装置 - Google Patents
装置高変更ファクシミリ装置Info
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Description
関し、特に記録紙下置きUターン給紙・前面排紙型の記
録方式を有するファクシミリ装置の外観イメージを改善
した装置高変更ファクシミリ装置に関する。
の記録方式を有するファクシミリ装置は、定型サイズに
切断されたカット紙を記録紙として用い、このカット紙
を収容する記録紙カセットが装置の下部にある下置き
で、記録紙の紙パスがUターン経路になっているもので
あり、記録前の記録紙と記録済み後の記録紙が装置の一
方の片面側に集まって処理される構成となっている。こ
のため、記録前の給紙から記録後の排紙まで記録紙が水
平に装置の一方側から他方側に動いていく、いわゆる横
置きタイプの装置に比べ、設置面積における省スペース
性の面において優れている。
読み取り部を記録済み記録紙の排出部の上方に設ける構
成をとることによって設置面積に関する省スペース化が
はかられるが、全体として装置構成が高さ方向に伸びる
形とならざるを得ない。
Uターン給紙・前面排紙型の記録方式を有するタイプの
ファクシミリ装置では、 (1)記録紙の紙パスがUターンしている (2)記録紙排出部と読み取り部の下部の間には、記録
紙が読み取り部と接触しないように高さ方向に十分な間
隙が必要 (3)読み取り部が記録部の上方にレイアウトされる などの理由により、装置の高さ方向の寸法が比較的大き
くなってしまう。
ーザーが操作する側(装置の前面側)の高さを低くする
ことでイメージ的に小さく見せるデザインが主流になっ
ている。この中で上述のようなタイプのファクシミリ装
置は、設置面積における省スペース性の面においては優
れているものの、前面側の装置高さを低く抑えることが
できないため、他種の装置に対して見た目の構成が大き
く見え、デザイン上のイメージが良くなかった。
紙・前面排紙型の記録方式を有するタイプのファクシミ
リ装置において、装置の記録部による記録時には記録紙
排出部上の紙パスを大きく確保し、また装置の非使用時
或いは装置の読み取り時には読み取り部と記録部との間
隙を無くして、装置の物理的な体積を変化させ、非使用
時の装置高さを低く抑えてデザイン上の外観構成イメー
ジを小さくする装置高変更ファクシミリ装置を提供する
ことにある。
クシミリ装置は、原稿を搬送する原稿搬送手段及び搬送
されてくる前記原稿の画像を読み取る読み取りセンサと
を有する読み取り部と、この読み取り部に近接して設け
られ記録紙を供給し搬送する記録紙搬送手段及び搬送さ
れてくる前記記録紙に記録を行う記録手段とを有する記
録部と、前記読み取り部と前記記録部との間に配置され
装置の非使用時或いは装置の前記読み取り部による読み
取り時には前記読み取り部と前記記録部との間隙を無く
すようにし且つ装置の前記記録部による記録時には前記
読み取り部と前記記録部との間に間隙を設けるように動
作する少なくとも1つの移動手段とを備えてなる。
は、前記読み取り部が前記記録部に対して上方に配置さ
れていることを特徴とするものであり、また前記記録部
の記録紙パスが記録紙下置き・前面排紙型のUターン経
路となっていることを特徴とするものである。
ンジ手段によって相互に接離自在に接続され、前記移動
手段の動作により前記ヒンジ手段を支点にして前記間隙
を生じるようになっているものであり、更に前記移動手
段がソレノイド及びばねを有する機構からなることが好
ましい。
して説明する。
ミリ装置の全体構成図を示す。図1はこの実施の形態の
記録動作時の状態を示す断面図、図2はこの実施の形態
の非使用時及び読み取り動作時の状態を示す断面図であ
る。また図3及び図4にこの実施の形態における移動機
構の構成を示す。
クシミリ装置は全体として紙パスがUターン方式、即ち
記録紙下置き給紙で前面排紙型の形式を有する記録部1
(2点鎖線で囲まれた部分)と、この記録部1と1点も
しくは複数のヒンジ4を介して接離自在に近接接続され
た読み取り部2(1点鎖線で囲まれた部分)と、読み取
り部2と記録部1の間に配置され、読み取り部2の上下
高を変化させて記録部1と読み取り部2の間に間隙Gを
生じさせるための移動機構3とを有して構成されてい
る。
したように、大きく分けて記録部1と読み取り部2及び
移動機構3とで構成されているが、更に詳細には読み取
り部2が記録部1に対して上方にレイアウトされてい
る。この読み取り部2は装置後ろ側の1辺を1個又は複
数のヒンジ4によって記録部1と接離自在に接続されて
いる。ヒンジ4より前方の一端には記録紙の排紙の邪魔
にならない位置において、記録部1と読み取り部2に亘
るような形で1組または複数組の移動機構3があり、読
み取り部2を支えている。この移動機構3は、ソレノイ
ド及びばねを使用して読み取り部2を上下方向に移動さ
せる機構となっており、詳細については後述する。
明する。
のカット紙6を供給する記録紙カセット5と、給紙・搬
送するための種々のローラ類である半月ローラ7、搬送
ローラ8、補助ローラ10と、インクジェット記録を行
うための印刷部11及び記録ヘッド12と、インクタン
ク13と、記録紙パスとなるUターンペーパーガイド9
と、排出ローラ14と、記録紙受け15と、記録制御部
16とから構成されている。
動作時、記録紙カセット5の中に入ったカット紙6は半
月ローラ7でピックアップされ、搬送ローラ8に送られ
る。搬送ローラ8に送られたカット紙6はUターンペー
パーガイド9に沿って送られることでUターンし、反転
される。カット紙6はそのまま前方に送られ、記録制御
部16の指令により印刷部11の記録ヘッド12で印字
された後、排出ローラ14で記録紙受け15に落とされ
排出されることとなる。
て説明する。
給紙ローラ23と、原稿分離ゴム板24と、原稿搬送ロ
ーラ25と、ピンチローラ26と、排出ローラ27と、
スキャナローラ28と、原稿読み取り用のスキャナ29
とから構成されている。
読み取り動作時、原稿紙パス21上にセットされた原稿
22は、自動給紙ローラ23で前方へ送られ、原稿搬送
ローラ25を経てスキャナ29で画像が読み取られ、フ
ァクシミリ送信しうる信号に変換される。読み取り終了
した原稿22は、最終的に排出ローラ27によって外部
へと排出されることとなる。
録部1と読み取り部2の間には、ヒンジ4の他に装置制
御部17が設置されている。
て説明する。上述したように、移動機構3は記録部1と
読み取り部2に亘る形でヒンジ4より前方に設けられ、
且つ記録紙の排紙の邪魔にならない位置、即ち記録部1
と読み取り部2の前方から見て左右の両端部に設けられ
る。
及び図4に示す。図3及び図4はこのファクシミリ装置
を前面側から見たときの内部略図であり、図3は記録動
作時の移動機構3の状態を、また図4は非使用時及び読
み取り動作時の移動機構3の状態をそれぞれ示す。
及び引っ張りばね33からなる。ソレノイド31が記録
部1の左端側に固定され、このソレノイド31に連結し
たリンク32が記録部1から読み取り部2に亘って設け
られ、読み取り部2を持ち上げて上方に移動させる役割
を有する。ソレノイド31と反対側の右端側には引っ張
りばね33がある。引っ張りばね33は記録部1と読み
取り部2に亘ってかけ渡され、読み取り部2を下方に移
動させるような付勢力を有する。
の動作について説明する。
動作しているときには、記録部1の排出ローラ14と読
み取り部2のスキャナ29の下部との間には、記録終了
したカット紙6の印刷面が排紙時に読み取り部2と接触
しないように大きな隙間Gが生じる必要がある。このと
き移動機構3が動作する。
は、記録制御部16及び装置制御部17の指令による記
録開始信号によってソレノイド31に通電する。すると
図3に示すように、ソレノイド31の鉄心が矢印A方向
に移動し、同時に連結したリンク32が矢印A方向に移
動することにより、引っ張りばね33の付勢力に抗して
読み取り部2をヒンジ4を回転中心として上方に持ち上
げ、記録部1と読み取り部2の間に隙間Gを生じさせ
る。この状態は記録動作が終了しカット紙6が外部に排
出するまで維持される。従って、カット紙6の印刷面が
排紙時に読み取り部2と接触することが防止される。カ
ット紙6の排出終了によってソレノイド31への通電が
断となることにより、当初の状態、即ち図4に示す状態
に戻る。
使用時または読み取り使用の状態のときには移動機構3
の高さを下げる。
使用時または読み取り使用時のときの移動機構3の状態
である。このとき、ソレノイド31への通電はなされ
ず、引っ張りばね33の矢印B方向への付勢力によって
読み取り部2がヒンジ4を回転中心に回転して下方向に
下げらる。従って、記録部1と読み取り部2の間の隙間
がなくなり、装置前面の高さが低くなり、装置の容積が
小さくなる。この条件でも読み取り部2側の動作は行え
る。
31及びリンク32と、引っ張りばね33とがそれぞれ
装置の左端側と右端側に別々に設けられているが、これ
に限らず、ソレノイド31、リンク32及び引っ張りば
ね33からなるユニットを左右両端側に2組設けるよう
に構成してもよい。
3では、ソレノイド及びばねを有する構成を例示した
が、これに限定することなく、移動機構がモータによる
回転運動をギヤやリンク等を使用して読み取り部を上下
移動させる構成となっていてもよい。
レッサー使用による空気ばね(ピストン)方式や、ピス
トン使用による水圧・油圧方式なども適用しうる。
録紙下置きUターン給紙・前面排紙型の記録方式を有す
るファクシミリ装置において、非使用時に装置の物理的
な体積を変化させ、装置高さを低く抑えてデザイン上の
外観構成イメージを小さくできる効果がある。
動機構を設け、記録動作時には移動機構の動作で記録部
と読み取り部の間に間隙を生じさせて記録紙排出パスを
確保するとともに、非使用時及び読み取り動作時には移
動機構を動作させずに記録部と読み取り部の間の間隙を
無くして装置の前面高さを低くすることができるからで
ある。
には、装置の読み取り部を下げたままでも動作可能のた
め、通常ユーザーが使用する状態では、装置は小さいま
まの外観を保つことができる効果がある。
断面図である。
作時の状態を示す断面図である。
状態を装置前面側から見たときの内部略図である。
読み取り動作時の状態を装置前面側から見たときの内部
略図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 原稿を搬送する原稿搬送手段及び搬送さ
れてくる前記原稿の画像を読み取る読み取りセンサとを
有する読み取り部と、この読み取り部に近接して設けら
れ記録紙を供給し搬送する記録紙搬送手段及び搬送され
てくる前記記録紙に記録を行う記録手段とを有する記録
部と、前記読み取り部と前記記録部との間に配置され装
置の非使用時或いは装置の前記読み取り部による読み取
り時には前記読み取り部と前記記録部との間隙を無くす
ようにし且つ装置の前記記録部による記録時には前記読
み取り部と前記記録部との間に間隙を設けるように動作
する少なくとも1つの移動手段とを備えることを特徴と
する装置高変更ファクシミリ装置。 - 【請求項2】 前記読み取り部が前記記録部に対して上
方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の装
置高変更ファクシミリ装置。 - 【請求項3】 前記記録部の記録紙パスが、記録紙下置
き・前面排紙型のUターン経路となっていることを特徴
とする請求項1または2に記載の装置高変更ファクシミ
リ装置。 - 【請求項4】 前記読み取り部と前記記録部とはヒンジ
手段によって相互に接離自在に接続され、前記移動手段
の動作により前記ヒンジ手段を支点にして前記間隙を生
じるようになっていることを特徴とする請求項1ないし
3のいずれかに記載の装置高変更ファクシミリ装置。 - 【請求項5】 前記移動手段がソレノイド及びばねを有
する機構からなることを特徴とする請求項1ないし4の
いずれかに記載の装置高変更ファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280332A JP3430134B2 (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 装置高変更ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000280332A JP3430134B2 (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 装置高変更ファクシミリ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002094741A JP2002094741A (ja) | 2002-03-29 |
JP3430134B2 true JP3430134B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=18765194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3430134B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4503026B2 (ja) * | 2007-01-24 | 2010-07-14 | Necアクセステクニカ株式会社 | ファクシミリ装置およびその給排紙機構 |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000280332A patent/JP3430134B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002094741A (ja) | 2002-03-29 |
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