JP3430070B2 - 指紋照合方法及び指紋照合装置 - Google Patents
指紋照合方法及び指紋照合装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋照合方法であ
って、特に予め抽出された候補指紋画像が照合するサー
チ指紋画像と一致しているかどうかの合否判定を容易に
できる指紋照合方法及び指紋照合装置に関する技術に属
する。
って、特に予め抽出された候補指紋画像が照合するサー
チ指紋画像と一致しているかどうかの合否判定を容易に
できる指紋照合方法及び指紋照合装置に関する技術に属
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開平０２−１７８７８１などで
述べられているように指紋照合システムにおけるサーチ
指紋と候補指紋との照合では、オペレータが指紋照合端
末の画面に表示されるサーチ指紋画像と候補指紋画像を
見比べて合致しているか否かの判断を行なわれている。
述べられているように指紋照合システムにおけるサーチ
指紋と候補指紋との照合では、オペレータが指紋照合端
末の画面に表示されるサーチ指紋画像と候補指紋画像を
見比べて合致しているか否かの判断を行なわれている。
【０００３】従来技術の指紋照合システムでは、サーチ
指紋画像と候補指紋画像が、入力した指紋画像をそのま
ま表示している。また、画像の傾きを合わせるために
は、オペレータが指紋照合端末の画面を見ながら目分量
で、指紋画像を操作し指紋の中心を軸に画像を回転させ
ることが行われている。
指紋画像と候補指紋画像が、入力した指紋画像をそのま
ま表示している。また、画像の傾きを合わせるために
は、オペレータが指紋照合端末の画面を見ながら目分量
で、指紋画像を操作し指紋の中心を軸に画像を回転させ
ることが行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。指紋照合の作業が
オペレータの膨大な労力を必要とするということであ
る。その理由は、サーチ指紋画像と候補指紋画像の傾き
が一致していないため、同じ指紋であるか否かの判定が
難しい点、また傾きを一致させるためには、目分量でオ
ペレータが画像の傾きを操作、回転させる必要があるた
めである。
術には以下に掲げる問題点があった。指紋照合の作業が
オペレータの膨大な労力を必要とするということであ
る。その理由は、サーチ指紋画像と候補指紋画像の傾き
が一致していないため、同じ指紋であるか否かの判定が
難しい点、また傾きを一致させるためには、目分量でオ
ペレータが画像の傾きを操作、回転させる必要があるた
めである。
【０００５】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、入力したサーチ指
紋画像と、照合結果として出力される候補指紋画像の傾
きを、指紋の傾きを表す各々のＣｏｒｅ軸に基づき、そ
ろえて表示することで候補指紋画像がサーチ指紋画像と
一致しているかどうかの合否判定を容易にできる指紋照
合方法及び指紋照合装置に関する技術を提供する点にあ
る。
のであり、その目的とするところは、入力したサーチ指
紋画像と、照合結果として出力される候補指紋画像の傾
きを、指紋の傾きを表す各々のＣｏｒｅ軸に基づき、そ
ろえて表示することで候補指紋画像がサーチ指紋画像と
一致しているかどうかの合否判定を容易にできる指紋照
合方法及び指紋照合装置に関する技術を提供する点にあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明の
要旨は、照合のためのサーチ指紋画像と記憶媒体に保存
されている指紋画像から予め抽出された候補指紋画像と
を照合する指紋照合方法であって、前記サーチ指紋画像
と前記候補指紋画像とを、前記指紋画像の中心を原点に
して前記指紋画像の傾きをＸ軸とＹ軸とで表す軸線の情
報であるＣｏｒｅ軸情報に基づくＣｏｒｅ軸を各々の指
紋画像に付加して指紋画像表示手段に表示し、指示受付
手段は、入力装置を介してオペレータからの第１指示を
受け取り、前記第１指示がＣｏｒｅ軸修正指示か合否指
示かを判断し、前記第１指示が前記Ｃｏｒｅ軸修正指示
の場合、画像座標変換手段は、前記サーチ指紋画像と前
記候補指紋画像との各々の前記Ｃｏｒｅ軸の傾きが一致
するように画像変換し、前記サーチ指紋画像と前記候補
指紋画像とを、前記Ｃｏｒｅ軸を各々の指紋画像に付加
して指紋画像表示手段に表示する処理に戻り、前記第１
指示が前記合否指示の場合、前記入力装置から入力され
た第２指示が、合格指示か不合格指示かを判断し、前記
第２指示が、前記合格指示の場合、検索された前記候補
指紋画像と前記候補指紋画像のＣｏｒｅ軸情報とを前記
サーチ指紋画像と前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸情報
とで更新し、前記第２指示が、前記不合格指示である場
合、前記サーチ指紋画像と前記サーチ指紋画像のＣｏｒ
ｅ軸情報とを前記記憶媒体に新しく登録することを特徴
とする指紋照合方法に存する。請求項２記載の本発明の
要旨は、前記画像変換は、前記サーチ指紋画像におい
て、前記Ｃｏｒｅ軸情報に基づく前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸
の傾き角度を求め、前記Ｘ軸の傾きを０度にするための
回転角度を算出し、前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に
相当して回転させ、前記画像座標を、前記回転角度に相
当して回転させ、前記候補指紋画像において、前記Ｃｏ
ｒｅ軸情報に基づく前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸の傾き角度を
求め、前記Ｘ軸の傾きを０度にするための回転角度を算
出し、前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に相当して回転
させ、前記画像座標を、前記回転角度に相当して回転さ
せることを特徴とする請求項１記載の指紋照合方法に存
する。請求項３記載の本発明の要旨は、コンピュータに
請求項１又は２記載の指紋照 合方法を実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体
に存する。請求項４記載の本発明の要旨は、照合のため
のサーチ指紋画像と記憶媒体に保存されている指紋画像
から予め抽出された候補指紋画像とを照合する指紋照合
装置であって、前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸と前記
サーチ指紋画像とを指紋画像表示装置に表示するサーチ
指紋画像表示手段と、前記候補指紋画像のＣｏｒｅ軸と
前記候補指紋画像とを前記指紋画像表示装置に表示する
候補指紋画像表示手段と、入力装置を介してオペレータ
からの第１指示と第２指示とを受け取る指示受付手段
と、前記第１指示がＣｏｒｅ軸修正指示か合否指示かを
判断するＣｏｒｅ軸修正指示判断手段と、前記第１指示
が前記Ｃｏｒｅ軸修正指示の場合、前記サーチ指紋画像
と前記候補指紋画像との各々の前記Ｃｏｒｅ軸の傾きが
一致するように画像変換する画像座標変換手段と、前記
第１指示が前記合否指示の場合、前記第２指示が、合格
指示か不合格指示かを判断する合否判定手段と、前記第
２指示が、前記合格指示の場合、前記記憶媒体に保存さ
れている前記候補指紋画像と前記候補指紋画像のＣｏｒ
ｅ軸情報とを前記サーチ指紋画像と前記サーチ指紋画像
のＣｏｒｅ軸情報とに更新する指紋画像情報更新手段
と、前記第２指示が、前記不合格指示である場合、前記
サーチ指紋画像と前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸情報
とを前記記憶媒体に新しく登録する指紋画像情報登録手
段とを備えたことを特徴とする指紋照合装置に存する。
請求項５記載の本発明の要旨は、前記画像座標変換手段
は、前記サーチ指紋画像における前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸
の傾き角度を求め、前記サーチ指紋画像の前記Ｘ軸の傾
きを０度にするための回転角度を算出し、前記サーチ指
紋画像の前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に相当して回
転させ、前記サーチ画像の座標を、前記回転角度に相当
して回転させ、前記候補指紋画像における前記Ｃｏｒｅ
軸のＸ軸の傾き角度を求め、前記候補指紋画像の前記Ｘ
軸の傾きを０度にするための回転角度を算出し、前記候
補指紋画像の前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に相当し
て回転させ、前記候補画像の座標を、前記回転角度に相
当して回転させることを特徴とする請求項４記載の指紋
照合装置に存する。
要旨は、照合のためのサーチ指紋画像と記憶媒体に保存
されている指紋画像から予め抽出された候補指紋画像と
を照合する指紋照合方法であって、前記サーチ指紋画像
と前記候補指紋画像とを、前記指紋画像の中心を原点に
して前記指紋画像の傾きをＸ軸とＹ軸とで表す軸線の情
報であるＣｏｒｅ軸情報に基づくＣｏｒｅ軸を各々の指
紋画像に付加して指紋画像表示手段に表示し、指示受付
手段は、入力装置を介してオペレータからの第１指示を
受け取り、前記第１指示がＣｏｒｅ軸修正指示か合否指
示かを判断し、前記第１指示が前記Ｃｏｒｅ軸修正指示
の場合、画像座標変換手段は、前記サーチ指紋画像と前
記候補指紋画像との各々の前記Ｃｏｒｅ軸の傾きが一致
するように画像変換し、前記サーチ指紋画像と前記候補
指紋画像とを、前記Ｃｏｒｅ軸を各々の指紋画像に付加
して指紋画像表示手段に表示する処理に戻り、前記第１
指示が前記合否指示の場合、前記入力装置から入力され
た第２指示が、合格指示か不合格指示かを判断し、前記
第２指示が、前記合格指示の場合、検索された前記候補
指紋画像と前記候補指紋画像のＣｏｒｅ軸情報とを前記
サーチ指紋画像と前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸情報
とで更新し、前記第２指示が、前記不合格指示である場
合、前記サーチ指紋画像と前記サーチ指紋画像のＣｏｒ
ｅ軸情報とを前記記憶媒体に新しく登録することを特徴
とする指紋照合方法に存する。請求項２記載の本発明の
要旨は、前記画像変換は、前記サーチ指紋画像におい
て、前記Ｃｏｒｅ軸情報に基づく前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸
の傾き角度を求め、前記Ｘ軸の傾きを０度にするための
回転角度を算出し、前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に
相当して回転させ、前記画像座標を、前記回転角度に相
当して回転させ、前記候補指紋画像において、前記Ｃｏ
ｒｅ軸情報に基づく前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸の傾き角度を
求め、前記Ｘ軸の傾きを０度にするための回転角度を算
出し、前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に相当して回転
させ、前記画像座標を、前記回転角度に相当して回転さ
せることを特徴とする請求項１記載の指紋照合方法に存
する。請求項３記載の本発明の要旨は、コンピュータに
請求項１又は２記載の指紋照 合方法を実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体
に存する。請求項４記載の本発明の要旨は、照合のため
のサーチ指紋画像と記憶媒体に保存されている指紋画像
から予め抽出された候補指紋画像とを照合する指紋照合
装置であって、前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸と前記
サーチ指紋画像とを指紋画像表示装置に表示するサーチ
指紋画像表示手段と、前記候補指紋画像のＣｏｒｅ軸と
前記候補指紋画像とを前記指紋画像表示装置に表示する
候補指紋画像表示手段と、入力装置を介してオペレータ
からの第１指示と第２指示とを受け取る指示受付手段
と、前記第１指示がＣｏｒｅ軸修正指示か合否指示かを
判断するＣｏｒｅ軸修正指示判断手段と、前記第１指示
が前記Ｃｏｒｅ軸修正指示の場合、前記サーチ指紋画像
と前記候補指紋画像との各々の前記Ｃｏｒｅ軸の傾きが
一致するように画像変換する画像座標変換手段と、前記
第１指示が前記合否指示の場合、前記第２指示が、合格
指示か不合格指示かを判断する合否判定手段と、前記第
２指示が、前記合格指示の場合、前記記憶媒体に保存さ
れている前記候補指紋画像と前記候補指紋画像のＣｏｒ
ｅ軸情報とを前記サーチ指紋画像と前記サーチ指紋画像
のＣｏｒｅ軸情報とに更新する指紋画像情報更新手段
と、前記第２指示が、前記不合格指示である場合、前記
サーチ指紋画像と前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸情報
とを前記記憶媒体に新しく登録する指紋画像情報登録手
段とを備えたことを特徴とする指紋照合装置に存する。
請求項５記載の本発明の要旨は、前記画像座標変換手段
は、前記サーチ指紋画像における前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸
の傾き角度を求め、前記サーチ指紋画像の前記Ｘ軸の傾
きを０度にするための回転角度を算出し、前記サーチ指
紋画像の前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に相当して回
転させ、前記サーチ画像の座標を、前記回転角度に相当
して回転させ、前記候補指紋画像における前記Ｃｏｒｅ
軸のＸ軸の傾き角度を求め、前記候補指紋画像の前記Ｘ
軸の傾きを０度にするための回転角度を算出し、前記候
補指紋画像の前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に相当し
て回転させ、前記候補画像の座標を、前記回転角度に相
当して回転させることを特徴とする請求項４記載の指紋
照合装置に存する。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１に示すように、本実施
の形態に係る指紋照合装置は、照合装置１と、指紋画像
入力装置２と、指紋情報を記憶するための記憶媒体３
と、照合結果を判断する照合結果判断手段４と、照合結
果により得られた候補指紋がサーチ指紋と一致するかど
うかを判定する指紋照合判定手段５と、指紋情報を記憶
媒体３に登録するための指紋画像情報登録手段６と、記
憶媒体３に記憶された指紋情報を更新する指紋画像情報
更新手段７とで概略構成される。
に基づいて詳細に説明する。図１に示すように、本実施
の形態に係る指紋照合装置は、照合装置１と、指紋画像
入力装置２と、指紋情報を記憶するための記憶媒体３
と、照合結果を判断する照合結果判断手段４と、照合結
果により得られた候補指紋がサーチ指紋と一致するかど
うかを判定する指紋照合判定手段５と、指紋情報を記憶
媒体３に登録するための指紋画像情報登録手段６と、記
憶媒体３に記憶された指紋情報を更新する指紋画像情報
更新手段７とで概略構成される。
【０００８】指紋照合判定手段５は、サーチ指紋画像表
示手段５１と、候補指紋画像表示手段５２と、指紋画像
表示装置（指紋画像表示手段）５３と、入力装置５４
と、指示受付手段５５と、Ｃｏｒｅ軸修正指示判断手段
５６と、合否指示判断手段５７と、画像座標変換手段５
８とを備える。前記Ｃｏｒｅ軸とは指紋画像の中心を原
点に指紋画像の傾きをＸ軸，Ｙ軸で表す軸線である。
示手段５１と、候補指紋画像表示手段５２と、指紋画像
表示装置（指紋画像表示手段）５３と、入力装置５４
と、指示受付手段５５と、Ｃｏｒｅ軸修正指示判断手段
５６と、合否指示判断手段５７と、画像座標変換手段５
８とを備える。前記Ｃｏｒｅ軸とは指紋画像の中心を原
点に指紋画像の傾きをＸ軸，Ｙ軸で表す軸線である。
【０００９】次に、図１を参照して本実施の形態に係る
指紋照合装置の動作を説明する。指紋画像入力装置２
は、紙や電子媒体に記憶された画像情報を読み取り、サ
ーチ指紋画像として照合装置１に出力する。照合装置１
は、入力されたサーチ指紋画像から、記憶媒体３に記憶
されている指紋画像を検索し類似の（サーチ指紋画像と
記憶されている指紋画像の相関度が所定の予め設定され
た閾値を越える）候補指紋を検出するとともに、サーチ
指紋画像のＣｏｒｅ軸情報を生成する。照合結果判断手
段４は、照合装置１の検索結果をもとに処理を振り分け
る。
指紋照合装置の動作を説明する。指紋画像入力装置２
は、紙や電子媒体に記憶された画像情報を読み取り、サ
ーチ指紋画像として照合装置１に出力する。照合装置１
は、入力されたサーチ指紋画像から、記憶媒体３に記憶
されている指紋画像を検索し類似の（サーチ指紋画像と
記憶されている指紋画像の相関度が所定の予め設定され
た閾値を越える）候補指紋を検出するとともに、サーチ
指紋画像のＣｏｒｅ軸情報を生成する。照合結果判断手
段４は、照合装置１の検索結果をもとに処理を振り分け
る。
【００１０】サーチ指紋画像表示手段５１は、指紋画像
入力装置２から入力されたサーチ指紋画像と、照合装置
１によって生成されたＣｏｒｅ軸情報とを指紋画像表示
装置５３に出力する。候補指紋画像表示手段５２は、照
合装置１によって検出された候補指紋の画像とＣｏｒｅ
軸情報を指紋画像表示装置５３に表示する。指示受付手
段５５は、入力装置５４から指示された情報（第１指示
と第２指示）を受け取る。Ｃｏｒｅ軸修正指示判断手段
５６は、指示受付手段５５が受け取った第１指示が、Ｃ
ｏｒｅ軸修正指示であるかどうかを判断する。合否指示
判断手段５７は、指示受付手段５５が受け取った第２指
示が、合否判定指示であるかどうかを判断する。画像座
標変換手段５８は、サーチ指紋画像、候補指紋画像それ
ぞれのＣｏｒｅ軸の傾きから、Ｃｏｒｅ軸の傾きが０度
になるようにサーチ指紋画像、候補指紋画像それぞれの
画像座標を変換する。この時、Ｃｏｒｅ軸自身の傾きも
０度に変換する。
入力装置２から入力されたサーチ指紋画像と、照合装置
１によって生成されたＣｏｒｅ軸情報とを指紋画像表示
装置５３に出力する。候補指紋画像表示手段５２は、照
合装置１によって検出された候補指紋の画像とＣｏｒｅ
軸情報を指紋画像表示装置５３に表示する。指示受付手
段５５は、入力装置５４から指示された情報（第１指示
と第２指示）を受け取る。Ｃｏｒｅ軸修正指示判断手段
５６は、指示受付手段５５が受け取った第１指示が、Ｃ
ｏｒｅ軸修正指示であるかどうかを判断する。合否指示
判断手段５７は、指示受付手段５５が受け取った第２指
示が、合否判定指示であるかどうかを判断する。画像座
標変換手段５８は、サーチ指紋画像、候補指紋画像それ
ぞれのＣｏｒｅ軸の傾きから、Ｃｏｒｅ軸の傾きが０度
になるようにサーチ指紋画像、候補指紋画像それぞれの
画像座標を変換する。この時、Ｃｏｒｅ軸自身の傾きも
０度に変換する。
【００１１】指紋画像情報登録手段６は、指紋画像情報
とＣｏｒｅ軸情報を記憶媒体３に登録する。指紋画像情
報更新手段７は、候補指紋画像より、サーチ指紋画像の
品質が良い場合サーチ指紋画像情報で、記憶媒体３に格
納されている候補指紋画像の情報を更新する。
とＣｏｒｅ軸情報を記憶媒体３に登録する。指紋画像情
報更新手段７は、候補指紋画像より、サーチ指紋画像の
品質が良い場合サーチ指紋画像情報で、記憶媒体３に格
納されている候補指紋画像の情報を更新する。
【００１２】次に、図１及び図２とを参照して本実施の
形態に係る指紋照合装置の動作について詳細に説明す
る。まず、指紋画像入力装置２から与えられたサーチ指
紋画像は、照合装置１に供給される。照合装置１は、入
力されたサーチ指紋画像をもとにＣｏｒｅ軸情報を生成
するとともに、記憶媒体３上にある指紋画像を検索し候
補指紋画像と候補指紋画像のＣｏｒｅ軸情報を検出す
る。照合結果判断手段４は、照合装置１により候補指紋
の検索を行った結果をもとに、処理を振り分ける。照合
結果判断手段４は、候補指紋が検出されなかった場合、
指紋画像情報登録手段６へ、候補指紋が検出された場合
は、指紋照合判定手段５に処理を振り分ける。指紋照合
判定手段５では、サーチ指紋画像表示手段５１によっ
て、サーチ指紋画像を表示するとともに照合装置１によ
って生成された、サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸情報をも
とにサーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸を表示する。候補指紋
画像表示手段５２は、検出された候補指紋画像を表示す
るとともに、候補指紋画像のＣｏｒｅ軸情報をもとに候
補指紋画像のＣｏｒｅ軸を表示する。
形態に係る指紋照合装置の動作について詳細に説明す
る。まず、指紋画像入力装置２から与えられたサーチ指
紋画像は、照合装置１に供給される。照合装置１は、入
力されたサーチ指紋画像をもとにＣｏｒｅ軸情報を生成
するとともに、記憶媒体３上にある指紋画像を検索し候
補指紋画像と候補指紋画像のＣｏｒｅ軸情報を検出す
る。照合結果判断手段４は、照合装置１により候補指紋
の検索を行った結果をもとに、処理を振り分ける。照合
結果判断手段４は、候補指紋が検出されなかった場合、
指紋画像情報登録手段６へ、候補指紋が検出された場合
は、指紋照合判定手段５に処理を振り分ける。指紋照合
判定手段５では、サーチ指紋画像表示手段５１によっ
て、サーチ指紋画像を表示するとともに照合装置１によ
って生成された、サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸情報をも
とにサーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸を表示する。候補指紋
画像表示手段５２は、検出された候補指紋画像を表示す
るとともに、候補指紋画像のＣｏｒｅ軸情報をもとに候
補指紋画像のＣｏｒｅ軸を表示する。
【００１３】図４は、前述のサーチ指紋画像表示手段５
１と候補指紋画像表示手段５２によって指紋画像表示装
置５３に表示されるイメージ図であり、Ｃｏｒｅ軸１０
０が傾いた状態を示す。指紋画像表示装置５３には、あ
らかじめＣｏｒｅ軸修正指示用のボタンと、合否判定用
のボタン２つが表示されている。オペレータは、２つの
画像を見比べ、一致していると判断すれば合格のボタン
をクリックする。一致していないと判断すれば不合格の
ボタンをクリックする。指示受付手段５５は、入力装置
５４からの第１指示を受け取り、合否指示か、Ｃｏｒｅ
軸修正指示かを判断し前記２種類以外の指示であれば、
指示受付手段５５は再度指示待ち状態に遷移する。Ｃｏ
ｒｅ軸修正指示判断手段５６は、入力装置５４から入力
された第１指示が、Ｃｏｒｅ軸修正指示であるかどうか
判断し、Ｃｏｒｅ軸修正指示であれば画像座標変換手段
５８をよびだす。
１と候補指紋画像表示手段５２によって指紋画像表示装
置５３に表示されるイメージ図であり、Ｃｏｒｅ軸１０
０が傾いた状態を示す。指紋画像表示装置５３には、あ
らかじめＣｏｒｅ軸修正指示用のボタンと、合否判定用
のボタン２つが表示されている。オペレータは、２つの
画像を見比べ、一致していると判断すれば合格のボタン
をクリックする。一致していないと判断すれば不合格の
ボタンをクリックする。指示受付手段５５は、入力装置
５４からの第１指示を受け取り、合否指示か、Ｃｏｒｅ
軸修正指示かを判断し前記２種類以外の指示であれば、
指示受付手段５５は再度指示待ち状態に遷移する。Ｃｏ
ｒｅ軸修正指示判断手段５６は、入力装置５４から入力
された第１指示が、Ｃｏｒｅ軸修正指示であるかどうか
判断し、Ｃｏｒｅ軸修正指示であれば画像座標変換手段
５８をよびだす。
【００１４】図５は、画像座標変換手段５８にて変換さ
れた、サーチ指紋画像、候補指紋画像をサーチ指紋画像
表示手段５１と候補指紋画像表示手段５２によって再
度、指紋画像表示装置５３に表示される画像のイメージ
図である。合否指示判定手段５７は、入力装置５４から
入力された第２指示が、合格指示または不合格指示であ
るかどうか判断する。合格指示であれば指紋画像情報更
新手段７をよびだし、不合格指示であれば指紋画像情報
登録手段６をよびだす。画像座標変換手段５８は、サー
チ指紋画像、候補指紋画像それぞれのＣｏｒｅ軸１００
の傾きから、Ｃｏｒｅ軸１００のＸ軸の傾きが０度にな
るように、サーチ指紋画像、候補指紋画像それぞれの画
像およびＣｏｒｅ軸１００の座標を変換する。指紋画像
情報登録手段６は、サーチ指紋画像およびＣｏｒｅ軸情
報を記憶媒体３に登録する。指紋画像情報更新手段７
は、サーチ指紋画像およびＣｏｒｅ軸情報で記憶媒体３
にすでに登録されている候補指紋画像およびＣｏｒｅ軸
情報を更新する。
れた、サーチ指紋画像、候補指紋画像をサーチ指紋画像
表示手段５１と候補指紋画像表示手段５２によって再
度、指紋画像表示装置５３に表示される画像のイメージ
図である。合否指示判定手段５７は、入力装置５４から
入力された第２指示が、合格指示または不合格指示であ
るかどうか判断する。合格指示であれば指紋画像情報更
新手段７をよびだし、不合格指示であれば指紋画像情報
登録手段６をよびだす。画像座標変換手段５８は、サー
チ指紋画像、候補指紋画像それぞれのＣｏｒｅ軸１００
の傾きから、Ｃｏｒｅ軸１００のＸ軸の傾きが０度にな
るように、サーチ指紋画像、候補指紋画像それぞれの画
像およびＣｏｒｅ軸１００の座標を変換する。指紋画像
情報登録手段６は、サーチ指紋画像およびＣｏｒｅ軸情
報を記憶媒体３に登録する。指紋画像情報更新手段７
は、サーチ指紋画像およびＣｏｒｅ軸情報で記憶媒体３
にすでに登録されている候補指紋画像およびＣｏｒｅ軸
情報を更新する。
【００１５】図２は、図１のサーチ指紋画像の座標変換
と候補指紋画像の座標変換とを示すフローチャートであ
る。図２において、ステップＡ１にてサーチ指紋画像の
座標変換を、ステップＡ２にて候補指紋画像の座標変換
を行う。
と候補指紋画像の座標変換とを示すフローチャートであ
る。図２において、ステップＡ１にてサーチ指紋画像の
座標変換を、ステップＡ２にて候補指紋画像の座標変換
を行う。
【００１６】図３は、図１の画像座標を回転させる処理
を示すフローチャートである。図３において、ステップ
Ｂ１にて、受け渡されたＣｏｒｅ軸情報をもとにＣｏｒ
ｅ軸のＸ軸の傾き角度を求める。ステップＢ２にて、ス
テップＢ１でもとめたＸ軸の傾きをもとに、Ｘ軸の傾き
を０度にするための回転角度を算出する。ステップＢ３
にて、ステップＢ２で算出した回転角度分、Ｃｏｒｅ軸
を回転させる。同様に、ステップＢ４にて、ステップＢ
２で算出した回転角度分、画像座標を回転させる。
を示すフローチャートである。図３において、ステップ
Ｂ１にて、受け渡されたＣｏｒｅ軸情報をもとにＣｏｒ
ｅ軸のＸ軸の傾き角度を求める。ステップＢ２にて、ス
テップＢ１でもとめたＸ軸の傾きをもとに、Ｘ軸の傾き
を０度にするための回転角度を算出する。ステップＢ３
にて、ステップＢ２で算出した回転角度分、Ｃｏｒｅ軸
を回転させる。同様に、ステップＢ４にて、ステップＢ
２で算出した回転角度分、画像座標を回転させる。
【００１７】なお、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な指紋照
合方法及び指紋照合装置に適用することができる。
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な指紋照
合方法及び指紋照合装置に適用することができる。
【００１８】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【００１９】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
一符号を付している。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。第１の効果は、オペレ
ータがサーチ指紋画像と候補指紋画像が一致しているか
の確認作業を容易にできることにある。その理由は、サ
ーチ指紋画像と、候補指紋画像の傾きを合わせて表示さ
れるため双方の指紋画像の比較が行いやすくなるためで
ある。
で、以下に掲げる効果を奏する。第１の効果は、オペレ
ータがサーチ指紋画像と候補指紋画像が一致しているか
の確認作業を容易にできることにある。その理由は、サ
ーチ指紋画像と、候補指紋画像の傾きを合わせて表示さ
れるため双方の指紋画像の比較が行いやすくなるためで
ある。
【００２１】第２の効果は、サーチ指紋画像と候補指紋
画像の傾きを容易に行うことができ、オペレータの負荷
を軽減できることにある。その理由は、従来は、Ｃｏｒ
ｅ軸をマウスによりドラッグ操作し目分量にて、サーチ
指紋画像と候補指紋画像の傾きを合わせていたが、ボタ
ンをクリックする１操作にて指紋画像の傾きを合わせる
ことができるためである。
画像の傾きを容易に行うことができ、オペレータの負荷
を軽減できることにある。その理由は、従来は、Ｃｏｒ
ｅ軸をマウスによりドラッグ操作し目分量にて、サーチ
指紋画像と候補指紋画像の傾きを合わせていたが、ボタ
ンをクリックする１操作にて指紋画像の傾きを合わせる
ことができるためである。
【図１】本発明の実施の形態に係る指紋照合装置の構成
と処理の流れを示すフローチャートである。
と処理の流れを示すフローチャートである。
【図２】図１のサーチ指紋画像の座標変換と候補指紋画
像の座標変換とを示すフローチャートである。
像の座標変換とを示すフローチャートである。
【図３】図１の画像座標を回転させる処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図４】図１の指紋画像表示装置に表示されるイメージ
図である。
図である。
【図５】図１の指紋画像表示装置に表示される画像の他
のイメージ図である。
のイメージ図である。
１ 照合装置
２ 指紋画像入力装置
３ 記憶媒体
４ 照合結果判断手段
５ 指紋照合判定手段
６ 指紋画像情報登録手段
７ 指紋画像情報更新手段
５１ サーチ指紋画像表示手段
５２ 候補指紋画像表示手段
５３ 指紋画像表示装置（指紋画像表示手段）
５４ 入力装置
５５ 指示受付手段
５６ Ｃｏｒｅ軸修正指示判断手段
５７ 合否指示判断手段
５８ 画像座標変換手段
１００ Ｃｏｒｅ軸
Claims (5)
- 【請求項１】 照合のためのサーチ指紋画像と記憶媒体
に保存されている指紋画像から予め抽出された候補指紋
画像とを照合する指紋照合方法であって、 前記サーチ指紋画像と前記候補指紋画像とを、前記指紋
画像の中心を原点にして前記指紋画像の傾きをＸ軸とＹ
軸とで表す軸線の情報であるＣｏｒｅ軸情報に基づくＣ
ｏｒｅ軸を各々の指紋画像に付加して指紋画像表示手段
に表示し、 指示受付手段は、入力装置を介してオペレータからの第
１指示を受け取り、 前記第１指示がＣｏｒｅ軸修正指示か合否指示かを判断
し、 前記第１指示が前記Ｃｏｒｅ軸修正指示の場合、画像座
標変換手段は、前記サーチ指紋画像と前記候補指紋画像
との各々の前記Ｃｏｒｅ軸の傾きが一致するように画像
変換し、 前記サーチ指紋画像と前記候補指紋画像とを、前記Ｃｏ
ｒｅ軸を各々の指紋画像に付加して指紋画像表示手段に
表示する処理に戻り、 前記第１指示が前記合否指示の場合、前記入力装置から
入力された第２指示が、合格指示か不合格指示かを判断
し、 前記第２指示が、前記合格指示の場合、検索された前記
候補指紋画像と前記候補指紋画像のＣｏｒｅ軸情報とを
前記サーチ指紋画像と前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸
情報とで更新し、 前記第２指示が、前記不合格指示である場合、前記サー
チ指紋画像と前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸情報とを
前記記憶媒体に新しく登録することを特徴とする指紋照
合方法。 - 【請求項２】 前記画像変換は、 前記サーチ指紋画像において、前記Ｃｏｒｅ軸情報に基
づく前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸の傾き角度を求め、 前記Ｘ軸の傾きを０度にするための回転角度を算出し、 前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に相当して回転させ、 前記画像座標を、前記回転角度に相当して回転させ、 前記候補指紋画像において、前記Ｃｏｒｅ軸情報に基づ
く前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸の傾き角度を求め、 前記Ｘ軸の傾きを０度にするための回転角度を算出し、 前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に相当して回転させ、 前記画像座標を、前記回転角度に相当して回転させる ことを特徴とする請求項１記載の指紋照合方法。 - 【請求項３】 コンピュータに請求項１又は２記載の指
紋照合方法を実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読取可能な記憶媒体。 - 【請求項４】 照合のためのサーチ指紋画像と記憶媒体
に保存されている指紋画像から予め抽出された候補指紋
画像とを照合する指紋照合装置であって、前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸と前記サーチ指紋画像
とを指紋画像表示装置に表示するサーチ指紋画像表示手
段と、 前記候補指紋画像のＣｏｒｅ軸と前記候補指紋画像とを
前記指紋画像表示装置に表示する候補指紋画像表示手段
と、 入力装置を介してオペレータからの第１指示と第２指示
とを受け取る指示受付手段と、 前記第１指示がＣｏｒｅ軸修正指示か合否指示かを判断
するＣｏｒｅ軸修正指示判断手段と、 前記第１指示が前記Ｃｏｒｅ軸修正指示の場合、前記サ
ーチ指紋画像と前記候補指紋画像との各々の前記Ｃｏｒ
ｅ軸の傾きが一致するように画像変換する画像座標変換
手段と、 前記第１指示が前記合否指示の場合、前記第２指示が、
合格指示か不合格指示かを判断する合否判定手段と、 前記第２指示が、前記合格指示の場合、 前記記憶媒体に
保存されている前記候補指紋画像と前記候補指紋画像の
Ｃｏｒｅ軸情報とを前記サーチ指紋画像と前記サーチ指
紋画像のＣｏｒｅ軸情報とに更新する指紋画像情報更新
手段と、前記第２指示が、前記不合格指示である場合、 前記サー
チ指紋画像と前記サーチ指紋画像のＣｏｒｅ軸情報とを
前記記憶媒体に新しく登録する指紋画像情報登録手段と を備えたことを特徴とする指紋照合装置。 - 【請求項５】 前記画像座標変換手段は、 前記サーチ指紋画像における前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸の傾
き角度を求め、 前記サーチ指紋画像の前記Ｘ軸の傾きを０度にするため
の回転角度を算出し、 前記サーチ指紋画像の前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度
に相当して回転させ、 前記サーチ画像の座標を、前記回転角度に相当して回転
させ、 前記候補指紋画像における前記Ｃｏｒｅ軸のＸ軸の傾き
角度を求め、 前記候補指紋画像の前記Ｘ軸の傾きを０度にするための
回転角度を算出し、 前記候補指紋画像の前記Ｃｏｒｅ軸を、前記回転角度に
相当して回転させ、 前記候補画像の座標を、前記回転角度に相当して回転さ
せる ことを特徴とする請求項４記載の指紋照合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12707799A JP3430070B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 指紋照合方法及び指紋照合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12707799A JP3430070B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 指紋照合方法及び指紋照合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000322570A JP2000322570A (ja) | 2000-11-24 |
| JP3430070B2 true JP3430070B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=14951015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12707799A Expired - Fee Related JP3430070B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 指紋照合方法及び指紋照合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3430070B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101016848B1 (ko) * | 2004-03-22 | 2011-02-22 | 엘지전자 주식회사 | 지문 대칭축 추출 방법 |
| KR100819457B1 (ko) | 2006-08-29 | 2008-04-04 | (주) 대성하이텍 | 지문의 인식율 향상을 위한 지문 등록 및 인증 방법 |
-
1999
- 1999-05-07 JP JP12707799A patent/JP3430070B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000322570A (ja) | 2000-11-24 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |