JP3429520B2 - 受信データ処理装置 - Google Patents

受信データ処理装置

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JP3429520B2 JP04088693A JP4088693A JP3429520B2 JP 3429520 B2 JP3429520 B2 JP 3429520B2 JP 04088693 A JP04088693 A JP 04088693A JP 4088693 A JP4088693 A JP 4088693A JP 3429520 B2 JP3429520 B2 JP 3429520B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信のサービスな
どを行うデータ通信の受信データ処理装置に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】図3は従来の受信データ処理装置におい
て1サービスを行う基本構成例を示す図である。この図
3を用いて1サービス(出力装置)にデータを伝えるま
でのデータ処理および配信の信号の流れを説明する。ま
ず、衛星などからの入力データをデータ受信部11にて
受信し2Mビットストリームのシリアル信号に変換す
る。変換されたシリアル信号はシリアル/パラレル変換
部12に伝えられ、シリアル/パラレル変換部12では
各種信号処理を含めたデータの処理を行い、最終的にC
PU部13で処理できるようにデータバス形態に換えら
れる。そしてシリアル/パラレル変換部12にて変換さ
れたパラレルデータはCPU部13により処理される。
CPU部13では、メモリ部14およびDMA部15と
ともにサービスA16をサポートできるようにCPU1
3とともにDMA部15の能力が用いられる。 【0003】図4は従来の受信データ処理装置で複数の
サービス(3サービス)を行う場合の構成例を示す図で
ある。この図4を用いて3サービス例(出力装置、FA
X装置、64KBPSボード)にデータを伝えるまでの
データ処理および配信の信号の流れを説明する。まず、
衛星などからの入力データをデータ受信部11にて受信
し2Mビットストリームのシリアル信号に変換する。変
換されたシリアル信号はシリアル/パラレル変換部12
に伝えられ、シリアル/パラレル変換部12では各種信
号処理を含めたデータの処理を行い、最終的にCPU部
13で処理できるようにデータバス形態に換えられる。
そしてシリアル/パラレル変換部12にて変換されたパ
ラレルデータはCPU部13により処理される。CPU
部13では、メモリ部14およびDMA部15とともに
サービスA16、サービスB17、サービスC18をサ
ポートできるようにCPU13とともにDMA部15の
能力が用いられる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た方法ではサービスが1サービス固定か、または複数の
サービスをサポートするかで、システムを構成するCP
Uの能力やメモリ量に大きな違いが生じる。したがって
システム全体の能力と構成の把握、細かいCPUの選択
が設計時におおきな負荷として生じる。さらに、初期設
計時に1サービス固定として設計して、のちにサービス
を追加したいとき、CPUが能力上サポートできない場
合が考えられ、結局CPUを変更することになる。 【0005】本発明は上記問題を解決するもので、シス
テム本体部の処理負荷に影響を与えず、拡張部のみにて
拡張機能の処理負荷を独自に持ち、後にサービス用ボー
ドを追加しても全くシステム本体に処理負荷の影響を与
えずサービスの拡張を行える受信データ処理装置を提供
することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の受信データ処理装置は、シリアルで送られ
てくる通信データを受信して処理する受信データ処理装
置であって、通信データを受信するデータ受信部と、前
記データ受信部から出力されるシリアル信号をパラレル
データに変換するシリアル/パラレル変換部と、前記シ
リアル/パラレル変換部にて変換されたデータを処理す
るCPU制御部とを備えたシステム本体部と、前記デー
タ受信部から出力されるシリアル信号情報サービス用
拡張ボードに接続するための拡張スロット部を経由した
後パラレルデータに変換する第2のシリアル/パラレル
変換部と、拡張ボード内のデータ処理を行う第2のCP
U制御部とを備えた拡張部とから成り、前記データ受信
部からのシリアル信号を直接拡張ボードに取り込みシス
テム本体部の処理負荷に影響を与えることなく、拡張部
のみにて拡張機能の処理負荷を持つことを可能にしたこ
とを特徴とするものである。 【0007】 【作用】本発明は上記構成により、データ受信部からの
シリアル信号を直接拡張ボードに取り込みシステム本体
部の処理負荷に影響を与えることなく、拡張部のみにて
拡張機能の処理負荷を独自に持つことを特徴とし、後に
サービスボードを追加しても全くシステム本体に処理負
荷の影響を与えずサービスの拡張を確実に行うことがで
きる。 【0008】 【実施例】以下本発明の一実施例について、図1と図2
を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例の受
信データ処理装置の要部構成を示す図である。図1にお
いて、1は衛星などの通信データを受信するデータ受信
部、2はデータ受信部1からのシリアルのストリームデ
ータをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変
換部A、3はシリアル/パラレル変換部A2からのパラ
レルデータを処理するCPU部A、4はCPU部A3の
制御用メモリ部、5は各種のデータ転送などに使われる
DMA部A、6はデータ受信部1からのシリアル信号を
各情報サービス用拡張ボードに接続するための拡張スロ
ット部、7はデータ受信部1からのシリアル信号を拡張
ボード内でパラレルデータに変換するシリアル/パラレ
ル変換部B、8はシリアル/パラレル変換部B7からの
パラレルデータを処理するCPU部B、9,10はCP
U部B8の制御用のメモリ部Bとデータ転送等用のDM
A部Bである。また(A)はシステム本体部、(B)は
拡張部を示す。 【0009】このように構成された受信データ処理装置
において、以下データ受信の主動作を説明する。最初
に、衛星などの入力データをシステム本体部(A)のデ
ータ受信部1が受信すると、データ受信部1はシリアル
信号として2MHzのディジタルビットストリームを発
生させる。その結果得られたシリアル信号は、シリアル
/パラレル変換部A2に入力される。シリアル/パラレ
ル変換部A2では入力されたシリアルデータに対して必
要とされる各種のデータ変換(デインタリーブ、フレー
ム同期、バッケット抽出など)を行い、CPU部A3の
データ処理が可能なデータバス対応のパラレルデータに
変換する。そして得られたバスデータはシステム本体
(A)においてCPU部A3およびメモリ部A4により
データ処理(データが暗号化されている場合は複合の処
理など)が行われた後、必要に応じて(メモリーメモリ
間、メモリ−I/0間)DMA部A5にてデータの転送
などの動作が行われる。 【0010】また拡張部(B)では各種サービスを行な
うためにデータ受信部1からのシリアル信号をシステム
本体(A)と拡張部(B)の接続部になる拡張スロット
6を通してシリアル/パラレル変換部B7に入力され
る。シリアル/パラレル変換部B7ではシステム本体部
のシリアル/パラレル変換部A2と同等の処理を行う。
つまりシリアル信号として2MHzのディジタルビット
ストリームが入力されると、そのシリアル信号はシリア
ル/パラレル変換部B7に入力される。シリアル/パラ
レル変換部7では入力されたシリアルデータに対してシ
ステム本体部と同等の必要な各種のデータ変換(デイン
タリーブ、フレーム同期、バッケット抽出など)と同様
の処理を行い、CPU部B8のデータ処理が可能なデー
タバス対応のパラレルデータに変換する。これらの処理
はサービス内容に応じて行なわれる。そして処理され拡
張部のCPU部B8にバスデータ形式で送られたデータ
は、その後サービス内容に応じてさらにメモリ部B9お
よびDMA部B10によってデータの転送などの処理を
行う。 【0011】図2にはシステム本体部とサービス用拡張
ボード部との関係を示す。(A)はデータ受信部を持つ
システム本体部、(B)はサービス用ボード例A〜C
(A;FAXボード,B;RS232Cボード,C;6
4KBPSボード)を持つ拡張部である。以上の構成例
を考えたときサービスA〜サービスCまで独自にシリア
ルデータ処理能力を各サービス用ボード上に持っている
ためにサービスの制限はサービス用ボード数によらず、
システム本体部(A)のデータ受信部1のシリアルデー
タで転送可能なレベルまで各サービスを増やせる。 【0012】つまりシステム本体部(A)のCPUA3
が本体部のデータ処理のみで、その他の処理に余裕が全
く無いときでも、サービス用ボードAがシステム本体の
データバスに全く関係無く単独で9600BPSのFA
X処理を行い、サービス用ボードBがRS232Cのシ
リアル通信サービスを独自に行い、さらに高速サービス
としてサービス用ボードCが64KBPSの通信も拡張
ボード独自に行うことができる。これらのサービス用ボ
ードは1枚のみ、2枚同時、また3枚同時に動作するこ
とが十分可能となる。 【0013】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、データ受
信部のシリアル信号を直接拡張ボードに取り込みシステ
ム本体部の処理負荷に影響を与えず、拡張部のみにて拡
張機能の処理負荷を独自に持つことを特徴とし、後にサ
ービスボードを追加しても全くシステム本体に処理負荷
の影響を与えずサービスの拡張を確実に行えるようにし
たもので実用上有効なるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の受信データ処理装置の主要
部構成図 【図2】本発明の一実施例の受信データ処理装置におけ
る3サービス構成を説明する図 【図3】従来の1サービスの受信データ処理装置構成図 【図4】従来の3サービスの受信データ処理装置の構成
図 【符号の説明】 1 データ受信部 2 シリアル/パラレル変換部A 3 CPU部A 4 メモリ部A 5 DMA部A 6 拡張スロット部 7 シリアル/パラレル変換部B 8 CPU部B 9 メモリ部B 10 DMA部B A システム本体部 B 拡張部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】シリアルで送られてくる通信データを受信
    して処理する受信データ処理装置であって、 通信データを受信するデータ受信部と、前記データ受信
    部から出力されるシリアル信号をパラレルデータに変換
    するシリアル/パラレル変換部と、前記シリアル/パラ
    レル変換部にて変換されたデータを処理するCPU制御
    部とを備えたシステム本体部と、 前記データ受信部から出力されるシリアル信号を情報サ
    ービス用拡張ボードに接続するための拡張スロット部を
    経由した後パラレルデータに変換する第2のシリアル/
    パラレル変換部と、拡張ボー内のデータ処理を行う第
    2のCPU制御部とを備えた拡張部から成り、前記デ
    ータ受信部からのシリアル信号を直接拡張ボードに取り
    込みシステム本体部の処理負荷に影響を与えることな
    く、拡張部のみにて拡張機能の処理負荷を持つことを可
    能にした受信データ処理装置。
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