JP3428196B2 - 巻付けグリップ製造装置 - Google Patents

巻付けグリップ製造装置

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JP3428196B2 JP33025994A JP33025994A JP3428196B2 JP 3428196 B2 JP3428196 B2 JP 3428196B2 JP 33025994 A JP33025994 A JP 33025994A JP 33025994 A JP33025994 A JP 33025994A JP 3428196 B2 JP3428196 B2 JP 3428196B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、例えば電柱を地面に
固定するときにワイヤと共に使用する巻付けグリップの
製造装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】電柱を地面に立てて固定させるときに
は、図7に示すような電柱100の上部に一端を取付け
たワイヤ101と、地面側に一端を取付けた他のワイヤ
102とを使用し、これらのワイヤ101,102を略
円環状のシンブル(又は玉碍子)103にループ状に取
付けた2本の巻付けグリップ104と絡みつけることに
よって補強を図るようになっている。 【0003】この巻付けグリップ104は、一端側がル
ープ状に形成されており、このループ部分をシンブルに
巻装させるようになっている。ところで、この巻付けグ
リップを製造する場合、例えば図12に示すような装置
が開発されている。即ちこの巻付けグリップ製造装置
は、図8に示す直線状の線材104Aに緩い(周期の長
い)螺旋状のウェーブをかけた螺旋線材104B(図9
参照)を、図12において方から1本ずつ供給してい
く。 【0004】この送り出されてきた複数本の螺旋線材1
04Bは、同図中方に向けて下るように形成した傾斜
台105によってチャック106A,106B迄移送さ
れて来るようになっており、そのチャック106A,1
06Bにより両端を固定・保持するようになっている。 【0005】このチャックは、一方(106B)が不動
状態に固定され、他方(106A)が油圧モータ107
により駆動された回転機構108によって回転するよう
になっており、図10の集束された螺旋線材104Cの
中央部分が図11に示すような直状に隙間なく密接させ
た密巻部104Eを有する集束線材104Dが形成され
るようになっている。そして、この集束線材104D
は、受け渡し装置109によって別の傾斜台110側に
投げ渡されるが、その傾斜台110も左方が低く形成さ
れているためガイド111に送り込まれていく。 【0006】このようにして送り込まれた集束線材10
4Dは、そこで受け部材112と心金113との間に挟
持され、心金113の外周に倣った形状に、つまり中央
部分がループ状に加工されると共に、ベルダ114で中
央部分以外の両端部側を1つにまとめると、一方にルー
プ部104Eを備えた巻付けグリップ104Fが形成さ
れる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
巻付けグリップ製造装置にあっては、各部が夫々連係さ
れ時間的に順を追って作動させていくように構成されて
いるが、途中集束線材を受け渡し装置によってガイド側
に放り投げるような作業が含まれているため、作業に不
確実さを伴い、その後に位置や姿勢をある程度正しく調
整する必要があり、製造された巻付けグリップに不良品
を生じる場合がある等、不都合を生じることがある。 【0008】しかも、この巻付けグリップ製造装置で
は、主に2つのブロックからなるものを平面的に並設さ
せた構成のものであるため、設置スペースに無駄が多
く、大型化を招いている。さらに、この巻付けグリップ
製造装置では、線材に滑り止めのための粉状のグリッド
を適宜塗布させているため、適当にグリッドの除去を行
う必要があるが、特にベンダー付近での清掃作業が難し
く、問題になっている。 【0009】そこで、この発明は、上記した従来の欠点
に鑑み、不良品の発生を極力抑えることができると共
に、装置の小型化が可能な巻付けグリップ製造装置を提
供することを目的とするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、緩慢
な螺旋状にフォーミングされた螺旋線材をまとめて束ね
たのち、前記螺旋中央部側を捩り直状に隙間なく密着さ
せて密巻部を形成すると共に、中央部に環状のループ部
を形成し、両端部を捩り交差させ、巻付けグリップを形
成する巻付けグリップ製造装置であって、前記予めフォ
ーミングされた螺旋線材を逐次供給する線材供給手段
と、この線材供給手段で送り出された螺旋線材を中央部
の位置合せを行い1つに重ね合せた状態にまとめて集束
させる集束手段と、この集束手段で集束された集束線材
を移送配置する移送手段と、この移送された集束線材の
中央部分を多数回捩り、前記密巻部を形成する密巻形成
手段と、前記密巻形成手段の直下に設けられ、密巻部を
押し曲げてループ部を集束線材の中央部に形成すると共
に両端部を捩りながら交差させるベンディング手段と、
この両端部が交差された集束線材を収容する収容手段と
を備えたものである。 【0011】 【作用】この発明では、各種の手段を上下に配設させる
ことにより占有スペースの合理化を図っている。また、
この発明では、線材の放り投げ動作がなく、位置合せが
正確に行える。さらに、この発明では、ベンディング手
段付近の構造が単純化され、グリッドの清掃が容易に行
える。 【0012】 【実施例】以下この発明の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1はこの発明に係る巻付けグ
リップ製造装置の概略構成を示すブロック図であり、線
材供給部1及び集束部2からなる第1ブロックAと、集
束線材を第1ブロックAから次に説明する第2ブロック
Bへ移送する移送部3と、密巻形成部4、ベンディング
部5及び収容部6からなる第2ブロックBとから構成さ
れている。 【0013】線材供給部1は、アルミニウム(Al)等
で形成した直線状の線材に比較的長周期のウェーブを螺
旋状に形成し、つまりフォーミングした螺旋線材104
Bを逐次供給するものであり、傾斜のない平面状のテー
ブル11に上部を一部突出させた駆動ローラ12によ
り、図2において左方へ送り出すようになっている。な
お、左方へ送り出された螺旋線材104Bは、伸縮コン
ベア13により次の集束部2へ逐次送り込まれていくよ
うになっている。 【0014】集束部2は、伸縮コンベア13によって逐
次送り込まれていく複数本の螺旋線材104Bをまとめ
て1つに束ねるようになっており、この実施例にあって
は図2において手前側を高くして傾斜させた傾斜台21
と、図4に示すようにこの傾斜台21の下端に連設した
位置合せ部材22とから構成されている。この位置合せ
部材22は、傾斜台21から滑落してくる螺旋線材10
4Bが係止部21Aに係止したときの位置の状態に合せ
て適宜移動し、送り込まれてくる螺旋線材104Bの中
央部の位置合せを行うようになっており、つまり螺旋部
分が重なり合うようになっており、この実施例では図4
においてV字形の受け部22Aが滑落方向に対し垂直方
向に移動可能になっている。 【0015】移送部3は、集束部2で1つに重なり合さ
れた螺旋線材(以下これを集束線材とよぶ)104Cを
密巻形成部4へ移送させるためのものであり、図3に示
すように先端にチャック31を備えたアーム32を左右
水平方向に移動させる走行体33が使用されている。 【0016】また、このアーム32には、シリンダ等
(図略)を備えており、上下に自在に伸縮して位置合せ
部材22に保持された集束線材104Cをチャック31
が把持したのち密巻形成部4へ送り渡すようになってい
る。なお、このチャック31は、後に密巻部を形成する
ときの都合上、集束線材104Cの少なくとも両端部を
避けた中央部寄りを保持するようになっている。 【0017】密巻形成部4は、密巻部を形成するべく移
送部3のチャック31によって送り込まれてきた集束線
材104Cの両端部を一対のチャック41,42で把持
したのち、一方側のチャック42は不動状態として、他
方側のチャック41が集束線材104Cの一端を把持し
たまま所要の数だけ一方向に回転すると共に、集束線材
104Cを引張る方向へ移動するようになっている。 【0018】そして、この密巻形成部4は、両チャック
41,42の開口部分41Aを下方に向けたのち開放動
作させることによってチャック41,42にて把持され
ていた集束線材104Cを自然落下させ、これを別の傾
斜台51に取付けたガイド部材61の取付部近傍にて受
けるようになっている。 【0019】ベンディング部5は、集束線材104Cの
密巻部を押し曲げて一輪状のループを中央に形成すると
共に、両端側を捩り交差した略α字形の形状に加工させ
るものである。この実施例のベンディング部5は、図5
及び図6に示すように心金53Aを取付け、傾斜台51
の斜面に平行にスライド可能なベース板53と、このベ
ース板53上に設け押え部材54Aをスライドさせるシ
リンダ54と、ベース板53の中央に向けて左右斜上方
から前進する押圧部材55Aを駆動するシリンダ55
と、心金53Aに沿って押し曲げられた集束線材104
Cを斜面台51上坂上方向に向けてベース板53を押し
上げるシリンダ56と、押し曲げられて一連の作業が完
了した集束線材(巻付けグリップ)104Dを心金53
Aから引き抜きガイド部材52の上面に向けて押し上げ
る押上げ部材57とから構成されている。なお、このベ
ンディング部5には、集束線材104Cの中央部の位置
合せを行うための位置調整ローラ58が左右一対設けら
れており、図示外の位置検出手段にてずれを検出する
と、これを吸収する方向に作動するようになっている。 【0020】収容部6は、所定の加工作業が完了し、製
造された巻付けグリップ104Dを1箇所にまとめて収
容させるものであり、この実施例では取出方向に向けて
低くなるよう傾斜させた先のガイド部材61を介して送
り込むようになっている。 【0021】従って、この実施例によれば、集束線材1
04Cを集束部2から密巻形成部4へ移送するのに専用
の移送部3を設け、かつ、密巻形成部4からベンディン
グ部5への受け渡しをチャック41A,41Bの開放に
よる自然落下を利用させてあるので、従来の不確実なは
ね上げ動作を行わずにすみ、その分加工上の不良品発生
率も大幅に低下させることができる。また、線材の移動
に伴う位置ずれをおこしやすい各部には、位置調整のた
めの手段を適宜設けたので、よりきめ細かく加工作業が
行える。 【0022】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、密巻形成手段とベンディング手段を上下に配設さ
せることにより占有スペースの合理化を図っているの
で、装置の小型化が可能となる。 【0023】また、この発明では、専用の移送手段を利
用して確実な移送作業を行うようにしてあるので、つま
り線材の放り投げ動作がなく、位置合せが正確に行え
る。さらに、この発明では、ベンディング手段付近の構
造が単純化され、グリッドの清掃が容易に行える等の効
果もある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の全体構成を示すブロック図。 【図2】この発明を示す概略平面図。 【図3】同概略側面図。 【図4】この発明の集束部を示す側面図。 【図5】この発明のベンディング部の作用を示す説明
図。 【図6】この発明のベンディング部の作用を示す説明
図。 【図7】巻付けグリップの使用状態を示す説明図。 【図8】巻付けグリップの製造過程を示す説明図。 【図9】巻付けグリップの製造過程を示す説明図。 【図10】巻付けグリップの製造過程を示す説明図。 【図11】巻付けグリップの製造過程を示す説明図。 【図12】従来の巻付けグリップ製造装置を示す概略平
面図。 【符号の説明】 1 線材供給部 2 集束部 3 移送部 4 密巻形成部 5 ベンディング部 6 収容部 104B 螺旋線材 104C 集束線材 104D 巻付けグリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21F 1/00 B21F 7/00 B21F 23/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 緩慢な螺旋状にフォーミングされた螺旋
    線材をまとめて束ねたのち、前記螺旋中央部側を捩り直
    状に隙間なく密着させて密巻部を形成すると共に、中央
    部に環状のループ部を形成し、両端部を捩り交差させ、
    巻付けグリップを形成する巻付けグリップ製造装置であ
    って、 前記予めフォーミングされた螺旋線材を逐次供給する線
    材供給手段と、 この線材供給手段で送り出された螺旋線材を中央部の位
    置合せを行い1つに重ね合せた状態にまとめて集束させ
    る集束手段と、 この集束手段で集束された集束線材を移送配置する移送
    手段と、 この移送された集束線材の中央部分を多数回捩り、前記
    密巻部を形成する密巻形成手段と、 前記密巻形成手段の直下に設けられ、密巻部を押し曲げ
    てループ部を集束線材の中央部に形成すると共に両端部
    を捩りながら交差させるベンディング手段と、 この両端部が交差された集束線材を収容する収容手段と
    を備えたことを特徴とする巻付けグリップ製造装置。
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