JP3428177B2 - 情報記録媒体およびその情報記録方法ならびに情報記録・再生方法 - Google Patents

情報記録媒体およびその情報記録方法ならびに情報記録・再生方法

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JP3428177B2 JP25670494A JP25670494A JP3428177B2 JP 3428177 B2 JP3428177 B2 JP 3428177B2 JP 25670494 A JP25670494 A JP 25670494A JP 25670494 A JP25670494 A JP 25670494A JP 3428177 B2 JP3428177 B2 JP 3428177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光再生型ホログラム等
の光学素子を利用した情報記録媒体、およびそれに情報
を記録する方法、ならびにその情報を再生する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種のホログラムは公知であ
るが、近年、光学的に記録情報の読み取りが可能なホロ
グラムが提案されてきている。このうち、光再生型ホロ
グラムは、ホログラム画像を形成する干渉縞に対して、
レーザー光線等の光線を特定角度から照射すると、特定
波長のホログラム再生像が特定角度に回折、再生される
という特性を応用している。
【0003】すなわち、光学的に情報の読み取りが可能
なホログラムとは、後に読み取られることを想定したホ
ログラム再生像よりなる特定情報パターン(文字、記
号、図形など)を形成する干渉縞に対して、特定角度か
ら光線を照射した際に再生される上記特定情報パターン
を、何らかの方法によって確認する目的で使用されてい
るようなホログラムのことであり、総称して光再生型ホ
ログラムと呼ぶ(以後、この種のものを光再生型ホログ
ラムと称する)。
【0004】ところで、上述したようなホログラムは、
周知の構成でラベル加工や箔加工が行なわれ、カードや
商品等の媒体に貼着されて種々の用途に使用されてい
る。そして、光再生型ホログラムにおいて、ホログラム
情報を検証する場合には、目視判断にて記録された識別
情報を確認する型のものは、特別な検証装置を必要とせ
ずに、簡便な装置で上記特定情報パターンの確認ができ
るという利点がある。
【0005】しかしながら、従来の光再生型ホログラム
を利用した情報記録媒体は、一度記録したホログラム情
報を読み出すだけのリードオンリー型の情報記録媒体で
あり、各々の媒体にそれぞれ異なる固有の情報を持たせ
ることができないという問題点を有するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
光再生型ホログラムを利用した情報記録媒体において
は、各々の媒体にそれぞれ異なる固有の情報を持たせる
ことができないという問題があった。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解消する
ために成されたもので、光再生型ホログラム等の光学素
子を利用した情報記録媒体において、情報を書き込み可
能として、各々の媒体にそれぞれ異なる固有の情報を持
たせることができる情報記録媒体およびその情報記録方
法ならびに情報記録・再生方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に係る発明では、基体上に少なく
とも、入射光を反射する反射性薄膜層、入射光を熱に変
換する光熱変換層を、順次積層して成る情報記録媒体に
おいて、光熱変換層に、光の回折を利用して情報記録可
能な複数の異なるエリアからなる光学素子を備えて成
る。
【0009】また、請求項2に係る発明では、基体上に
少なくとも、入射光を反射する反射性薄膜層、入射光を
熱に変換する第2の光熱変換層、入射光を透過する透過
性薄膜層、入射光を熱に変換する第1の光熱変換層を、
順次積層して成る情報記録媒体において、第1の光熱変
換層に、光の回折を利用して情報記録可能な複数の異な
るエリアからなる光学素子を備えて成る。
【0010】ここで、特に上記光学素子としては、複数
の異なるホログラムエリアからなる光再生型ホログラム
(レリーフホログラム、リップマンホログラム等)、あ
るいは複数の異なる回折格子エリアからなる回折格子形
成体とする。
【0011】一方、請求項6に係る発明では、上記請求
項1に係る発明の情報記録媒体に情報を記録する方法に
おいて、破壊したいエリアに対応する光熱変換層にレー
ザー光を照射することによって当該光熱変換層により熱
を発生させ、当該熱によってエリアを破壊することによ
り情報を記録するようにしている。
【0012】また、請求項7に係る発明では、上記請求
項2に係る発明の情報記録媒体に情報を記録する方法に
おいて、破壊したいエリアに対応する第1の光熱変換層
にレーザー光を照射することによって当該第1の光熱変
換層により熱を発生させ、当該熱によってエリアを破壊
することにより情報を記録するようにしている。
【0013】さらに、請求項8に係る発明では、上記請
求項1に係る発明の情報記録媒体に情報を記録する方法
において、破壊したい反射性薄膜層に対応する光熱変換
層にレーザー光を照射することによって当該光熱変換層
により熱を発生させ、当該熱によって反射性薄膜層を破
壊することにより情報を記録するようにしている。
【0014】さらにまた、請求項9に係る発明では、上
記請求項2に係る発明の情報記録媒体に情報を記録する
方法において、破壊したい反射性薄膜層に対応する第2
の光熱変換層および第1の光熱変換層にレーザー光を照
射することによって当該各光熱変換層により熱を発生さ
せ、当該熱によって反射性薄膜層を破壊することにより
情報を記録するようにしている。
【0015】一方、請求項10に係る発明では、上記請
求項1または請求項2に係る発明の情報記録媒体に情報
を記録し、再生する方法において、上記請求項6ないし
請求項9のいずれか1項に係る発明の情報記録方法によ
って、不必要な情報を持つエリアまたは反射性薄膜層を
破壊して情報を記録し、さらにエリアまたは反射性薄膜
層の全面に入射光を照射することにより、破壊されてい
ない必要な情報を持つエリアまたは反射性薄膜層からの
反射光(再生光)を検出して情報を再生するようにして
いる。
【0016】
【作用】従って、本発明の情報記録媒体およびその情報
記録方法ならびに情報記録・再生方法においては、光熱
変換層に、光の回折を利用して情報記録可能な複数の異
なるエリアからなる光学素子を備え、情報を記録する際
には、光熱変換層を熱し、不必要な情報を持つエリアま
たは反射性薄膜層を破壊して情報を記録し、さらに情報
を再生する際には、エリアまたは反射性薄膜層の全面に
入射光を照射し、破壊されていない必要な情報を持つエ
リアまたは反射性薄膜層からの反射光(再生光)を検出
再生することで、破壊されていない必要な情報を持つエ
リアまたは反射性薄膜層から情報を再生することによ
り、光再生型ホログラム等の光学素子を利用した情報記
録媒体において、情報の書き込みが可能となるため、各
々の媒体にそれぞれ異なる固有の情報を持たせることが
できる。
【0017】さらに、請求項2に係る発明の情報記録媒
体およびその情報記録方法ならびに情報記録・再生方法
においては、第1の光熱変換層の他に第2の光熱変換層
を設けていることにより、より一層の発熱効果を得るこ
とが可能となるため、エリアまたは反射性薄膜層をより
効率よく破壊することができ、より信頼性が高く感度の
良い記録・再生を行なうことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。 [第1の実施例]図5は、本発明の第1の実施例による
情報記録媒体を有する転写箔の構成例を示す断面図であ
る。
【0019】すなわち、本実施例の転写箔は、図5に示
すように、支持体としての基材11上に剥離保護層12
を、この剥離保護層12上に光熱変換層13を、この光
熱変換層13上に反射性薄膜層14を、この反射性薄膜
層14上に接着剤層15を、順次積層した構成としてい
る。
【0020】また、図1は、本発明の第1の実施例によ
る情報記録媒体の構成例を示す断面図であり、図5と同
一要素には同一符号を付して示している。本実施例の情
報記録媒体は、図5に示される転写箔を、カード等の基
体18上に転写し、支持体である基材11を剥して得ら
れる情報記録媒体である。
【0021】すなわち、本実施例の情報記録媒体は、図
1に示すように、基体18上に、接着剤層15、反射性
薄膜層14、光熱変換層13、剥離保護層12を、順次
積層した構成としている。
【0022】ここで、光熱変換層13は、剥離保護層1
2とは反対側の面にホログラム形成面を有し、このホロ
グラム形成面上に、反射性薄膜層14を蒸着、スパッタ
リング等により形成している。なお、このホログラム形
成面は、レリーフホログラムを構成する微細な凹凸パタ
ーンが形成されたニッケル製のプレス版を、光熱変化層
13上に加熱押圧することによって形成可能である。ま
た、光熱変換層13は、ホログラムパターンを層表面
(上記ホログラム形成面)または層内に有するものであ
ればよく、レリーフホログラムの他に、リップマンホロ
グラム等が適用可能である。
【0023】また、光熱変換層13は、光の回折を利用
して情報記録可能な複数の異なるホログラムエリア、す
なわち図2に示すように、第1のホログラムエリア13
a、第2のホログラムエリア13b、第3のホログラム
エリア13c、第4のホログラムエリア13dからなる
光学素子である光再生型ホログラム(レリーフホログラ
ム、あるいはリップマンホログラム等)21を有してい
る。
【0024】なお、本光再生型ホログラム21は、本実
施例では、エリアを4等分した形状になっている。さら
に、ここでは、図1等の断面図に表わされる媒体も、同
様な手法による情報の記録を行なうものであり、形状、
エリア数、面積等の限定は受けない。
【0025】ここで、基材11としては、例えば厚さ2
5μmの透明なポリエチレンテレフタレートフィルムを
使用する。なお、基材11としては、この他に、ポリ塩
化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタ
クリル酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹
脂、紙、合成紙等を、単独でまたは組合わせた複合体を
使用することが可能であり、また厚さについては、4〜
100μmまで使用可能であるが、特にこれに限定され
るものではない。
【0026】また、剥離保護層12は、光熱変換層13
をより効果的に被転写体に転写するために設けるもので
あり、以下のような配合比からなる組成物をグラビア法
により、乾燥温度摂氏110度、厚さ1.5μmで形成
している。
【0027】 アクリル樹脂 …30部 ポリエステル樹脂 … 5部 トルエン …40部 メチルエチルケトン …40部 メチルイソブチルケトン …20部 なお、剥離保護層12としては、この他に、熱可塑性ア
クリル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合樹脂、セルロース系樹脂、塩素化ポリプロピレン
樹脂、エポキシ樹脂、あるいはこれらに耐摩擦剤とし
て、テフロンパウダー、ポリエチレンパウダー、動物系
ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワックス、石油系ワ
ックス等の天然ワックス、合成炭化水素系ワックス、脂
肪族アルコールと酸系ワックス、脂肪酸エステルとグリ
セライト系ワックス、水素化ワックス、合成ケトン系ワ
ックス、アミンおよびアマイド系ワックス塩素化炭化水
素系ワックス、合成動物ロウ系ワックス、アルファーオ
レフィン系ワックス等の合成ワックス、およびステアリ
ン酸亜鉛等の高級脂肪酸の金属塩等を添加したものを使
用することが可能である。また、無機物を使用するよう
にしてもよい。
【0028】さらに、光熱変換層13は、本実施例にお
いて最も重要な層であり、レーザー光線等の入射光線を
熱に変換することによって情報を記録し、かつエンボス
成形性が良好で、プレスムラが生じ難く、明るい再生像
が得られ、剥離保護層12および反射性薄膜層14との
接着性が良好な樹脂であり、以下のような配合比からな
る組成物をグラビア法により、乾燥温度摂氏110度、
厚さ1.0μmで形成している。
【0029】 シニアン系光熱変換剤 … 5部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …25部 ポリウレタン樹脂 …10部 メチルエチルケトン …70部 トルエン …30部 なお、光熱変換剤としては、シアニン系色素の他に、メ
ロシアニン系色素、トリフェニルメタン系色素等の色素
を使用することが可能である。
【0030】また、ホログラム形成面は、このような組
成物の光熱変換層13に対し、プレス版の版面温度を摂
氏165度として形成している。なお、光熱変換層13
のバインダーとしては、この他に、ポリカーボネート樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑
性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステ
ル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレー
ト、ポリオール(メタ)アクリレート、メラミン(メ
タ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート等
の熱硬化性樹脂あるいはこれらの混合物、さらにはラジ
カル重合性不飽和基を有する熱成型性材料等を使用する
ことが可能であり、また上記以外のものでも、ホログラ
ム画像を形成可能な安定性を有する材料であれば使用す
ることが可能である。
【0031】一方、反射性薄膜層14は、レーザー光線
等の入射光線を反射する層であり、厚さ100nmのA
lを真空蒸着法により形成している。なお、反射性薄膜
層14としては、この他に、銀、金、スズ、窒化チタン
(TiNx)等を使用することが可能である。
【0032】また、反射性薄膜層14としては、光熱変
換層(屈折率n=1.3〜1.6)13よりも、屈折率
の高い透明な無機材料を使用しても、装飾性向上の点か
ら好ましく、例えば以下のような表1に示す無機材料を
使用することが可能である。
【0033】さらに、反射性薄膜層14は、複数の層を
重ね合わせて形成するようにしてもよく、互いに異なる
屈折率を有する層の組み合わせ、高屈折率の層と低屈折
率の層とを交互に積層した多層膜、透明な無機材料と金
属もしくは金属化合物とを積層した多層膜としてもよ
い。
【0034】
【表1】
【0035】また、このような反射性薄膜層14を形成
する方法としては、真空蒸着法の他に、スパッタリング
法、イオンプレーティング法等の成膜手段が適用可能で
あり、その膜厚としては、10nm〜1000nmの範
囲であることが好ましい。
【0036】また、接着剤層15は、以下のような配合
比からなる組成物をグラビア法により、乾燥温度摂氏1
10度、厚さ2.0μmで形成している。 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …30部 ポリエステル樹脂 …20部 メチルエチルケトン …50部 トルエン …50部 なお、接着剤層15としては、この他にも、通常用いら
れるものでよく、例えばアクリル系接着剤、ポリエステ
ル系ポリアミド等を使用することが可能であるが、これ
らに限定されるものではない。
【0037】さらに、基体18としては、例えば厚さ1
50μmのポリ塩化ビニル(PVC)を使用することが
できが、この厚さは、必要な強度が得られれば特に制限
されるものではない。
【0038】なお、その他の材料としては、機械的に支
持する働きをなす強さ、耐熱性を有するものであれば、
何れも使用することが可能である。例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)等の樹脂、またはエポキシ
樹脂、ポリカーボネート等の合成樹脂、芳香族ポリアミ
ド(アラミド)、ポリエステル、ガラス、合成紙、ある
いは、木等を用いることが可能である。
【0039】次に、以上のように構成した本実施例の情
報記録媒体の情報記録方法について説明する。図3は、
光熱変化層13のホログラムレリーフを破壊することに
より情報を記録する情報記録方法を説明するための模式
図である。
【0040】図3において、記録用レーザー31からレ
ーザービーム32を、破壊したいホログラムレリーフに
対応する光熱変換層13に照射すると、光熱変換によっ
て熱を発生し、発熱部分35を得ることができる。そし
て、この発熱部分35からの熱によって、光熱変換層1
3に形成されたホログラムレリーフが変形を起こし、レ
リーフ形状が破壊され、破壊されたホログラムレリーフ
33aが得られ、情報の記録が行なわれる。
【0041】この場合、記録用レーザー31としては、
例えばビーム径150μm、波長780nmの半導体レ
ーザーを使用し、200mWの強度で照射することによ
り、情報の記録を行なう。
【0042】なお、記録用レーザー31としては、半導
体レーザー、ガスレーザー、固体レーザーのような近赤
外線レーザーを使用することが可能である。また、照射
エネルギーは、光熱変換層13の光熱変換効率、光熱変
換層13の熱変形特性によって異なるが、概ね30〜4
00mW程度のエネルギーを照射することによって、情
報の記録を行なうことが可能である。
【0043】この場合、光熱変換層13は、常態では変
形を起こさないが、一定以上の熱をかけると熱変形を起
こし易い材料であることが望ましい。次に、以上のよう
にして情報を記録した本実施例の情報記録媒体の情報再
生方法について説明する。
【0044】図4は、光熱変化層13のホログラムレリ
ーフを破壊することにより記録した情報を再生する情報
再生方法を説明するための模式図である。図4におい
て、再生用レーザー51から、光再生型ホログラム21
全面に入射光52を照射すると、上記で破壊されたホロ
グラムエリア53aからは再生光が得られず、上記で破
壊されずに残ったホログラムエリア53bからは再生光
53が反射され、結像装置54に必要な再生像を結像す
ることにより、記録された情報を再生することができ
る。
【0045】この場合、再生用レーザー51としては、
例えば波長630nmの半導体レーザーを使用し、図示
しないレンズでビーム径を3cm径に広げて照射するこ
とにより、情報の再生を行なう。
【0046】なお、再生用レーザー51としては、半導
体レーザー、ガスレーザー、固体レーザーのようなレー
ザーを使用することが可能である。また、結像装置54
としては、例えば発明者等が発明した“特願平4−34
7733号”や“特願平5−65711号”に記述され
ている再生装置を使用することが可能であるが、本実施
例ではすりガラスを用いて簡便に再生像を確認してい
る。
【0047】上述したように、本実施例では、基体18
上に、接着剤層15、入射光を反射する反射性薄膜層1
4、入射光を熱に変換する光熱変換層13、光熱変換層
13をより効果的に被転写体に転写するための剥離保護
層12を、順次積層して成る情報記録媒体において、光
熱変換層13に、光の回折を利用して情報記録可能な複
数の異なる第1のホログラムエリア13a、第2のホロ
グラムエリア13b、第3のホログラムエリア13c、
第4のホログラムエリア13dからなる光再生型ホログ
ラム21を備え、情報を記録する際には、光熱変換層1
3を熱し、不必要な情報を持つホログラムエリアを破壊
して情報を記録し、さらに情報を再生する際には、ホロ
グラムエリアの全面に入射光を照射し、破壊されていな
い必要な情報を持つホログラムエリアからの反射光(再
生光)を検出再生することで、破壊されていない必要な
情報を持つホログラムエリアから情報を再生するように
したものである。
【0048】従って、光熱変換層13を熱し、不必要な
情報を持つホログラムエリアを破壊して情報を記録し、
破壊されていない必要な情報を持つホログラムエリアか
ら情報を再生するため、一度記録したホログラム情報を
読み出すだけの従来のリードオンリー型の情報記録媒体
とは異なり、光再生型ホログラムを利用した情報記録媒
体で、情報の書き込みを行なうことが可能となる。
【0049】これにより、各々の情報記録媒体にそれぞ
れ異なる固有の情報を持たせることができる。 [第2の実施例]図9は、本発明の第2の実施例による
情報記録媒体を有する転写箔の構成例を示す断面図であ
り、図1ないし図5と同一要素には同一符号を付して示
している。
【0050】すなわち、本実施例の転写箔は、図9に示
すように、支持体としての基材11上に剥離保護層12
を、この剥離保護層12上に光熱変換層(本実施例で
は、第1の光熱変換層と称する)13を、この第1の光
熱変換層13上に透過性薄膜層16を、この透過性薄膜
層16上に第2の光熱変換層17を、この第2の光熱変
換層17上に反射性薄膜層14を、この反射性薄膜層1
4上に接着剤層15を、順次積層した構成としている。
【0051】また、図6は、本発明の第1の実施例によ
る情報記録媒体の構成例を示す断面図であり、図9と同
一要素には同一符号を付して示している。本実施例の情
報記録媒体は、図9に示される転写箔を、カード等の基
体18上に転写し、支持体である基材11を剥して得ら
れる情報記録媒体である。
【0052】すなわち、本実施例の情報記録媒体は、図
6に示すように、基体18上に、接着剤層15、反射性
薄膜層14、第2の光熱変換層17、透過性薄膜層1
6、光熱変換層13、剥離保護層12を、順次積層した
構成としている。
【0053】なお、基材11、剥離保護層12、第1の
光熱変換層13、反射性薄膜層14、接着剤層15は、
前記第1の実施例の場合と同様の組成で形成している。
また、透過性薄膜層16は、レーザー光線等の入射光線
を透過する層であり、第2の光熱変換層17塗工時の溶
剤アタックによるホログラムレリーフの破壊を防止する
層であり、厚さ50nmのZnSを真空蒸着法により形
成している。
【0054】なお、透過性薄膜層16としては、前記第
1の実施例で挙げた、透明な無機材料を単層もしくは複
数の層の組み合わせ、高屈折率の層と低屈折率の層とを
交互に積層した多層膜とするようにしてもよい。
【0055】さらに、第2の光熱変換層17は、レーザ
ー光線等の入射光線を熱に変換し、ホログラムレリーフ
を、下部からも熱することによって破壊し易くし、かつ
反射性薄膜層14の熱破壊を容易にすることを目的にし
た、いわゆる感熱増感層的な役割を有し、以下のような
配合比からなる組成物をグラビア法により、乾燥温度摂
氏110度、厚さ2.0μmで形成している。
【0056】 シアニン系光熱変換剤 …10部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …25部 ポリエステル樹脂 … 5部 メチルエチルケトン …70部 トルエン …25部 酢酸エチル … 5部 なお、上記では、転写箔の場合のみ引用して説明する
が、ラベルの場合に関しても、第1の光熱変換層13、
反射性薄膜層14を順次積層した層構成を有するもので
あれば、周知の層構成が適用可能である。
【0057】次に、以上のように構成した本実施例の情
報記録媒体の情報記録方法について説明する。図7は、
第1の光熱変化層13のホログラムレリーフを破壊する
ことにより情報を記録する情報記録方法を説明するため
の模式図である。
【0058】図7において、記録用レーザー31からレ
ーザービーム32を、破壊したいホログラムレリーフに
対応する第1の光熱変換層13、および第2の光熱変換
層17に照射すると、光熱変換によって熱を発生し、発
熱部分35および36を得ることができる。そして、こ
の発熱部分35および36からの熱によって、第1の光
熱変換層13に形成されたホログラムレリーフが変形を
起こし、レリーフ形状が破壊され、破壊されたホログラ
ムレリーフ33aが得られ、情報の記録が行なわれる。
【0059】この場合、記録用レーザー31としては、
例えばビーム径150μm、波長780nmの半導体レ
ーザーを使用し、200mWの強度で照射することによ
り、情報の記録を行なう。
【0060】なお、記録用レーザー31としては、半導
体レーザー、ガスレーザー、固体レーザーのような近赤
外線レーザーを使用することが可能である。また、照射
エネルギーは、第1の光熱変換層13の光熱変換効率、
第1の光熱変換層13の熱変形特性によって異なるが、
概ね30〜400mW程度のエネルギーを照射すること
によって、情報の記録を行なうことが可能である。
【0061】この場合、第1の光熱変換層13は、常態
では変形を起こさないが、一定以上の熱をかけると熱変
形を起こし易い材料であることが望ましい。次に、以上
のようにして情報を記録した本実施例の情報記録媒体の
情報再生方法について説明する。
【0062】図8は、第1の光熱変化層13のホログラ
ムレリーフを破壊することにより記録した情報を再生す
る情報再生方法を説明するための模式図である。図8に
おいて、再生用レーザー51から、光再生型ホログラム
21全面に入射光52を照射すると、上記で破壊された
ホログラムエリア53aからは再生光が得られず、上記
で破壊されずに残ったホログラムエリア53bからは再
生光53が反射され、結像装置54に必要な再生像を結
像することにより、記録された情報を再生することがで
きる。
【0063】この場合、再生用レーザー51としては、
例えば波長630nmの半導体レーザーを使用し、図示
しないレンズでビーム径を3cm径に広げて照射するこ
とにより、情報の再生を行なう。
【0064】なお、再生用レーザー51としては、半導
体レーザー、ガスレーザー、固体レーザーのようなレー
ザーを使用することが可能である。また、結像装置54
としては、例えば発明者等が発明した“特願平4−34
7733号”や“特願平5−65711号”に記述され
ている再生装置を使用することが可能であるが、本実施
例ではすりガラスを用いて簡便に再生像を確認してい
る。
【0065】上述したように、本実施例では、基体18
上に、接着剤層15、入射光を反射する反射性薄膜層1
4、入射光を熱に変換する第2の光熱変換層17、入射
光を透過する透過性薄膜層16、入射光を熱に変換する
第1の光熱変換層13、第1の光熱変換層13をより効
果的に被転写体に転写するための剥離保護層12を、順
次積層して成る情報記録媒体において、第1の光熱変換
層13に、光の回折を利用して情報記録可能な複数の異
なる第1のホログラムエリア13a、第2のホログラム
エリア13b、第3のホログラムエリア13c、第4の
ホログラムエリア13dからなる光再生型ホログラム2
1を備え、情報を記録する際には、第1の光熱変換層1
3、および第2の光熱変換層17を熱し、不必要な情報
を持つホログラムエリアを破壊して情報を記録し、さら
に情報を再生する際には、ホログラムエリアの全面に入
射光を照射し、破壊されていない必要な情報を持つホロ
グラムエリアからの反射光(再生光)を検出再生するこ
とで、破壊されていない必要な情報を持つホログラムエ
リアから情報を再生するようにしたものである。
【0066】従って、第1の光熱変換層13を熱し、不
必要な情報を持つホログラムエリアを破壊して情報を記
録し、破壊されていない必要な情報を持つホログラムエ
リアから情報を再生するため、一度記録したホログラム
情報を読み出すだけの従来のリードオンリー型の情報記
録媒体とは異なり、光再生型ホログラムを利用した情報
記録媒体で、情報の書き込みを行なうことが可能とな
る。
【0067】これにより、各々の情報記録媒体にそれぞ
れ異なる固有の情報を持たせることができる。また、第
1の光熱変換層13の他に第2の光熱変換層17を設け
ているため、より一層の発熱効果を得ることができるた
め、ホログラムレリーフをより効率よく破壊することが
でき、より信頼性が高く感度の良い記録・再生を行なう
ことが可能となる。
【0068】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、次のようにしても同様に実施できるもので
ある。 (a)上記各実施例では、光の回折を利用して情報記録
可能な複数の異なるエリアからなる光学素子として、複
数の異なるホログラムエリアからなる光再生型ホログラ
ムを備える場合について説明したが、これに限らず、同
光学素子として、複数の異なる回折格子エリアからなる
回折格子形成体を備え、情報を記録する際には、光熱変
換層、第2の光熱変換層を熱し、不必要な情報を持つ回
折格子エリアを破壊して情報を記録し、さらに情報を再
生する際には、回折格子エリアの全面に入射光を照射
し、破壊されていない必要な情報を持つ回折格子エリア
からの反射光(再生光)を検出再生することで、破壊さ
れていない必要な情報を持つ回折格子エリアから情報を
再生するようにしても、前述の場合と同様の作用効果が
得られるものである。
【0069】(b)上記各実施例では、情報を記録する
際に、不必要な情報を持つホログラムエリア、または回
折格子エリアを破壊して情報を記録し、さらに情報を再
生する際には、ホログラムエリア、または回折格子エリ
アの全面に入射光を照射し、破壊されていない必要な情
報を持つホログラムエリア、または回折格子エリアから
の反射光(再生光)を検出再生することで、破壊されて
いない必要な情報を持つホログラムエリア、または回折
格子エリアから情報を再生する場合について説明した
が、これに限らず、情報を記録する際に、不必要な情報
を持つ反射性薄膜層を破壊して情報を記録し、さらに情
報を再生する際には、反射性薄膜層の全面に入射光を照
射し、破壊されていない必要な情報を持つ反射性薄膜層
からの反射光(再生光)を検出再生することで、破壊さ
れていない必要な情報を持つ反射性薄膜層から情報を再
生するようにしても、前述の場合と同様の作用効果が得
られるものである。
【0070】図10および図11は、反射性薄膜層を破
壊することにより情報を記録する記録方法を説明するた
めの模式図であり、図3および図7と同一要素には同一
符号を付して示している。
【0071】なお、情報記録媒体としては、前述の場合
と同様に、図5および図9に示される転写箔をカード等
の基体18に転写したものを用いる。図10および図1
1において、記録用レーザー31からレーザービーム3
2を、破壊したい反射性薄膜層14に接する第2の光熱
変換層17、第1の光熱変換層13に照射すると、光熱
変換によって熱を発生し、発熱部分35、36を得るこ
とができる。そして、この発熱部分35、36からの熱
によって、反射性薄膜層14が溶融し、ボウルアップを
起こし、反射性薄膜層14が破壊され、破壊された反射
性薄膜層46が得られ、情報の記録が行なわれる。な
お、図中46は、破壊された反射性薄膜層をそれぞれ示
している。
【0072】この場合、記録用レーザー31には、例え
ばビーム径150μm、波長780nmの半導体レーザ
ーを使用し、200mWの強度で照射することにより、
情報の記録を行なう。
【0073】なお、記録用レーザー31としては、半導
体レーザー、ガスレーザー、固体レーザーのような近赤
外線レーザーを使用することが可能である。また、照射
エネルギーは、第1の光熱変換層13の光熱変換効率、
反射性薄膜層14の融点によって異なるが、概ね30〜
400mW程度のエネルギーを照射することによって、
情報の記録を行なうことが可能である。この場合、反射
性薄膜層14は、低融点金属であることが望ましく、本
実施例ではスズを用いる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
体上に少なくとも、入射光を反射する反射性薄膜層、入
射光を熱に変換する光熱変換層を、順次積層して成る情
報記録媒体において、光熱変換層に、光の回折を利用し
て情報記録可能な複数の異なるエリアからなる光学素子
を備えるか、または基体上に少なくとも、入射光を反射
する反射性薄膜層、入射光を熱に変換する第2の光熱変
換層、入射光を透過する透過性薄膜層、入射光を熱に変
換する第1の光熱変換層を、順次積層して成る情報記録
媒体において、第1の光熱変換層に、光の回折を利用し
て情報記録可能な複数の異なるエリアからなる光学素子
を備え、情報を記録する際には、光熱変換層、第2の光
熱変換層を熱し、不必要な情報を持つエリアまたは反射
性薄膜層を破壊して情報を記録し、さらに情報を再生す
る際には、エリアまたは反射性薄膜層の全面に入射光を
照射し、破壊されていない必要な情報を持つエリアまた
は反射性薄膜層からの反射光(再生光)を検出再生する
ことで、破壊されていない必要な情報を持つエリアまた
は反射性薄膜層から情報を再生するようにしたので、光
再生型ホログラム等の光学素子を利用した情報記録媒体
において、情報を書き込み可能として、各々の媒体にそ
れぞれ異なる固有の情報を持たせることができる情報記
録媒体およびその情報記録方法ならびに情報記録・再生
方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報記録媒体の第1の実施例を示
す断面図。
【図2】同第1の実施例の情報記録媒体に使用する光再
生型ホログラムの構成例を示す模式図。
【図3】同第1の実施例の情報記録媒体における光熱変
換層のホログラムレリーフを破壊することにより情報を
記録する記録方法を説明するための模式図。
【図4】同第1の実施例の情報記録媒体における情報の
再生方法を説明するための模式図。
【図5】同第1の実施例の情報記録媒体を有する転写箔
の構成例を示す断面図。
【図6】本発明による情報記録媒体の第2の実施例を示
す断面図。
【図7】同第2の実施例の情報記録媒体における光熱変
換層のホログラムレリーフを破壊することにより情報を
記録する記録方法を説明するための模式図。
【図8】同第2の実施例の情報記録媒体における情報の
再生方法を説明するための模式図。
【図9】同第2の実施例の情報記録媒体を有する転写箔
の構成例を示す断面図。
【図10】同第1の実施例の情報記録媒体における反射
性薄膜層を破壊することにより情報を記録する記録方法
を説明するための模式図。
【図11】同第2の実施例の情報記録媒体における反射
性薄膜層を破壊することにより情報を記録する記録方法
を説明するための模式図。
【符号の説明】
11…基材、12…剥離保護層、13…(第1の)光熱
変換層、14…反射性薄膜層、15…接着剤層、16…
透過性薄膜層、17…第2の光熱変換層、18…基体、
13a…第1のホログラムエリア、13b…第2のホロ
グラムエリア、13c…第3のホログラムエリア、13
d…第4のホログラムエリア、21…光再生型ホログラ
ム、31…記録用レーザー、32…レーザービーム、3
5…発熱部分、36…発熱部分、33a…破壊されたホ
ログラムレリーフ、46…破壊された反射性薄膜層、5
1…再生用レーザー、52…入射光、53…再生光、5
4…結像装置、53a…破壊されたホログラムエリア、
53b…破壊されずに残ったホログラムエリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06K 1/12 G06K 7/12 B 7/12 B41M 5/26 Y 19/06 G06K 19/00 D 19/07 J (72)発明者 新藤 直彰 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−249873(JP,A) 特開 平6−72086(JP,A) 特開 昭59−36277(JP,A) 特開 平4−238098(JP,A) 特開 平6−305249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に少なくとも、入射光を反射する
    反射性薄膜層、入射光を熱に変換する光熱変換層を、順
    次積層して成る情報記録媒体において、 前記光熱変換層に、光の回折を利用して情報記録可能な
    複数の異なるエリアからなる光学素子を備えて成ること
    を特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 基体上に少なくとも、入射光を反射する
    反射性薄膜層、入射光を熱に変換する第2の光熱変換
    層、入射光を透過する透過性薄膜層、入射光を熱に変換
    する第1の光熱変換層を、順次積層して成る情報記録媒
    体において、 前記第1の光熱変換層に、光の回折を利用して情報記録
    可能な複数の異なるエリアからなる光学素子を備えて成
    ることを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記光学素子としては、複数の異なるホ
    ログラムエリアからなる光再生型ホログラムであること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 前記光学素子としては、複数の異なる回
    折格子エリアからなる回折格子形成体であることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記光再生型ホログラムとしては、レリ
    ーフホログラム、あるいはリップマンホログラムである
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記請求項1に記載の情報記録媒体に情
    報を記録する方法において、 破壊したいエリアに対応する光熱変換層にレーザー光を
    照射することによって当該光熱変換層により熱を発生さ
    せ、当該熱によって前記エリアを破壊することにより情
    報を記録するようにしたことを特徴とする情報記録媒体
    の情報記録方法。
  7. 【請求項7】 前記請求項2に記載の情報記録媒体に情
    報を記録する方法において、 破壊したいエリアに対応する第1の光熱変換層にレーザ
    ー光を照射することによって当該第1の光熱変換層によ
    り熱を発生させ、当該熱によって前記エリアを破壊する
    ことにより情報を記録するようにしたことを特徴とする
    情報記録媒体の情報記録方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項1に記載の情報記録媒体に情
    報を記録する方法において、 破壊したい反射性薄膜層に対応する光熱変換層にレーザ
    ー光を照射することによって当該光熱変換層により熱を
    発生させ、当該熱によって前記反射性薄膜層を破壊する
    ことにより情報を記録するようにしたことを特徴とする
    情報記録媒体の情報記録方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項2に記載の情報記録媒体に情
    報を記録する方法において、 破壊したい反射性薄膜層に対応する第2の光熱変換層お
    よび第1の光熱変換層にレーザー光を照射することによ
    って当該各光熱変換層により熱を発生させ、当該熱によ
    って前記反射性薄膜層を破壊することにより情報を記録
    するようにしたことを特徴とする情報記録媒体の情報記
    録方法。
  10. 【請求項10】 前記請求項1または請求項2に記載の
    情報記録媒体に情報を記録し、再生する方法において、 前記請求項6ないし請求項9のいずれか1項に記載の情
    報記録方法によって、不必要な情報を持つエリアまたは
    反射性薄膜層を破壊して情報を記録し、さらに前記エリ
    アまたは反射性薄膜層の全面に入射光を照射することに
    より、破壊されていない必要な情報を持つエリアまたは
    反射性薄膜層からの反射光(再生光)を検出して情報を
    再生するようにしたことを特徴とする情報記録媒体の情
    報記録・再生方法。
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